投資逍遥

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2004/10/02
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カテゴリ: 読書
この本は、世界の教科書シリーズのうちの1冊です。
国定韓国中学校国史教科書です。
つまり、韓国の中学校の歴史教科書ということです。
2001年7月の新装版なので、今でも使われている教科書であると思います。
日本と関連のある箇所を集中的に読みました。

まずは、いわゆる日帝36年(1910年~1945年)の記述ですが、最初に一読した時は衝撃的でした。
この一言に尽きます。
一例を挙げると、「日帝の民族抹殺政策」では、次のような記述になっています。
「日帝はこうした物的略奪ばかりか、韓国人を強制徴用によって鉱山や工場で苦痛に満ちた労働を強要したり、・・・・こうして、日帝はわれわれの物的・人的資源を略奪する一方、わが民族と民族文化を抹殺する政策を実施した」と。
この辺は、ちょっと読むのが辛いですね。

次に、壬唇倭乱(じんしんわらん)の記述です。
壬唇倭乱とは、秀吉が攻め込んだ1592年の文禄の役のことです。
「水軍の活躍」では、李舜臣が写真で紹介されています。
以下に記述の一部を紹介します。
「倭軍は戦意をなくし、逃亡しはじめたが、李舜臣が率いる朝鮮の水軍は逃亡する倭の船舶数百隻を露梁海上でことごとく撃破し、最後の勝利をつかんだ」と。

最後に、日韓関係が良好だったとされる徳川幕府の時代の記述です。
この辺は、誇らしげで楽しく読めます。
以下に紹介します。
「日本の徳川幕府は朝鮮の先進文化を受け入れようと、対馬島主を通じて交渉を認めるように朝鮮に求めてきた。朝鮮は、これを受け入れ、制限された範囲内で再び通行することを許したので、両国間の国交が再開された(1609)。・・・・通信使は、外交使節としてだけではなく、私たちの先進文化と技術を伝えてあげる文化使節の役割もあわせてもち、日本文化発展に大きく役立った」と。









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Last updated  2004/10/02 08:31:29 PM
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