投資逍遥

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2005/10/16
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カテゴリ: 読書
この本は2001年12月に発行されました。

この本を読もうとした理由は、荒川は人工的に造られた川であると聞いたからです。
そのことを含めて川について少し調べてみようと思いました。

以下は 【この本からの引用】 【征野の感想】 です。


【この本からの引用】
荒川の洪水から流域を守るための放水路掘削工事にあたっていたまさにその人々が、その流域住民らによって組織された自警団や、本来その身を保護すべき警察・軍隊によって、河川敷や土手などで葬り去られた。
決して忘却してはならない、血塗られた東京近代の歴史である。

【征野の感想】
1923年の関東大震災の時に朝鮮人虐殺事件が発生しましたが、今までは、なぜ多数の朝鮮人がいたのかわかりませんでした。
この本を読み、それは、放水路工事や京成電車の高架化工事、駅移転工事などの労働者として、この地域に居住していたからだとのこと。


【この本からの引用】
都市化の波は、川の洪水としての恐怖のみを際だたせ、その抑止力のために作られたカミソリ護岸が川に対する親しみを奪い、人は川から遠ざけられてしまった。

【征野の感想】
荒川は文字通り「荒ぶる川」で氾濫を繰り返していたとのこと。

実は我が家の近くにも川が流れていますが、この川もかつては洪水に悩まされたことがあったそうです。
今は護岸工事されているため災害の心配はないが、川の水からは遠いですね。
しっかりと柵でふさがれており、道路上から3~4メートル見下ろすと水面が見えます。
今では生活廃水を流すためのものという感じになっています。

この川は潮の干満の影響を受け水位が変動します。
要するに、干潮で水位が下がり満潮で水位が上がるのです。
水位が上がる過程(満潮に向かう過程)では、川の水の流れる方向が変わる時間があるのですね。
要するに、逆流することが定期的にあるわけです。
おそらく、かつては水路そして利用されていたのでしょう。

最も今では、水位や流れの変化は生活するうえでは、どうでもいいことになっています。
その代わりに洪水の恐怖から解放されたわけですので、それはそれで仕方がないことなのでしょう。










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Last updated  2005/10/16 05:05:09 PM
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