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通常、私たちは外壁材(レンガ又はサイディング)と構造材(フレーム)との間に通気スペースを取っています。そうすることで、外壁材に当った太陽の熱を建物本体に伝えにくくするという効果と、太陽の熱で徐々に温められた通気スペースの空気が上に昇っていくことによって、対流する空気が壁体内結露を防止してくれるという効果も生まれます。さて、それなら屋根はどうかというと、そうした構造になかなか出来なかったという現実がありました。私たちがよく使う30年保証の屋根材、アスファルト・シングルは軽くて地震の為にはいいのですが、アスファルトのシート材である為構造用合板のようなしっかりした下地の上に貼らないとグニャグニャで施工出来ないという問題がありました。勿論、野地合板の上に細い桟木を打って通気スペースを確保した上でその上から更に合板を張ってシングルを載せるという工法を取れば同様の施工が可能ですが、二重に屋根を作るようなものですから、材料と手間が倍掛かってしまい、実現出来ませんでした。でも、最近高密度ポリプロピレンをクシャクシャの網のようにしてシート状にした材料が出てきました。これのいいところは、シングルをそのシートに直接載せて施工出来るという点、シングルを張るのに釘を打っても、専用ビスを使えば、留めたビスから水を侵入させない仕組みになっているという点です。これなら、材料や施工手間もミニマムに抑えられるし、断熱性や防水性も確保されるのです。屋根裏を収納スペースにする程度ならへたをしたら、屋根の内側からの断熱材は必要なくなるかも知れません。今まで、小屋裏の断熱と屋根の湿気対策が大きな問題でしたがこれは画期的だと思いますよ。私たちの家づくりは、少しずつですが確実に進化していきます。「ホームメイドの資材紹介」ブログ関連記事:換気棟 ~ 大府 N邸 ~http://plaza.rakuten.co.jp/shizai/diary/201002210000/屋根裏の結露は、将来必ず問題になる! http://plaza.rakuten.co.jp/shizai/diary/200801070000/屋根裏部屋の結露対策 http://plaza.rakuten.co.jp/shizai/diary/200709010000/
2009年09月29日
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この建物は、私の会社の近くの、とある賃貸住宅。つい半年前くらいにメンテナンスの為に塗り直しをしました。大家さんもせっかく造った建物だから大事にしようとこうした手入れをしたんだと思うけど、これを見たらきっと泣きたくなるよね。だって、塗り直した直後はテカッて見える程、黒々してたんですから。皆さん、何故こんなことが起こると思いますか?そう、塗装前の洗浄作業が十分でなかったからに他なりません。私がこの仕事に携わるようになって、はや15年以上。ですから、私たちもお客さんからこうした塗り直しの依頼を頂くようになったのですが、ケレンと呼ばれる洗浄作業は一番気を付けなければいけない仕事です。(コンクリートを主材としたカラーベストは、表面に防水塗装を施してあるので、塗り直しが必要です)でないと、せっかく塗った塗装がこうして剥がれてきてしまうのです。こうなった場合の対処方法は、完全にはありません。もう1度洗って塗ればいいと思われるでしょうが、洗ってもまた剥がれてきてしまうのです。それは、再度洗った時に前に塗った塗装が全部剥がれればいいのですが、まだらに残ってしまう為、再塗装後も残った塗装が後から後から剥がれてきてしまうという問題が発生するからです。それは、残った塗装の下にある汚れが原因です。こうなると非常に厄介な状況になりますね。私たちも他人事と思わずに、これを教訓にして家づくりを進めていく必要を感じます。必要な手間・暇を惜しまず、丁寧な仕事を心掛けたいものです。
2009年09月28日
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以前お話した通り、と言っても覚えてる人も少ないでしょうが、現在私は卒業した高校の同窓会の理事をしています。まあ、ただうちの同期で人がいなかっただけなんだけど・・・。そこで、再来年の創立70周年に向けて私がOB・OGと現役生徒とのクラブ別の交流会・交流戦を企画することになった訳さ。勿論、70周年後も継続する企画です。その最初の会合、キックオフ会を今日高校の会議室で開催しました。結構、このキックオフ会はうまくいったように思います。相変わらず、部会メンバーは私と担当のK先生だけだったけどね。主要代表メンバーとなる現役1年生と卒業1年生との顔合わせも一部だったけど出来ました。(大学は授業が始まって、昭和はインフルという状況の割には集まりました)最後に、年末までに各クラブ等から交流会日程を上げるように要請し、話し合い後、流れ解散となりました。次は、予算の理事会承認とクラブの縦組織の構築です。もしかしたら、「第2の学園祭」みたいな感じになるかもよ。そうそう、ラグビー部の卒業1年目のWさんが参加してくれたのですがお父さんも私たちの同期だったんだって。ご縁だねぇ・・・。さてさて、今後どうなることやら、乞うご期待!今回は、家づくりと関係ないお話で済みません(汗)
2009年09月25日
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今日は、初めて会うレンガ職人の仕事を見に行った。勿論、彼はカナダ人。日本の職人と違って、プロの意識を持った職人だった。そういう点では、機会があれば彼にうちの仕事もやって欲しいんだけど、あまり感心出来ない部分もあった。その中で一番目立ったのは、目地の仕上げ。彼曰く、「仕事を依頼された工務店からのリクエスト」らしいのだが、レンガ積みの際に入れるモルタル目地があまりに汚い。古さを演出する為にわざとやっているんだけれど、イギリスの古い建物でもこんな汚い目地が入ったものは絶対にない。逆に、レンガが古びて欠けていても、目地がきっちり通っているのが、本物のレンガ積みなのだ。写真を見れば、一目瞭然。目地を押さえることによってレンガの表情がくっきりして美しさも引き立つし、モルタルがきれいに入っていない部分にもちゃんとモルタルが入るので、防水性や強度の向上にも大きく貢献する。(モルタル目地は、通常丸くなるように押さえるので雨は外方向に常に押し出されるように流れるのです)どんな仕事にも、ちゃんと意味がある。そういうことを知らないで、雰囲気だけを重視するのは日本の工務店の浅はかさかも知れない。当然、そういう理屈をちゃんと理解させることが出来なかったレンガ職人にも問題がある。いい仕事をする為には、お互いの意見を述べてその上で検討を重ねることが大事なんですね。
2009年09月20日
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昨日、塗料販売を担当しているスタッフと一緒に、東京 南青山にあるカナダ大使館に行ってきました。東京もドンドン変わっているので、まるで私たちはお登りさんのようにキョロキョロしてました。今回は、ティンバー・ケアの紹介と新しい色見本帳をプレゼントするのを目的に伺ったのですが、事前に私たちの塗料を塗って仕上がった大使館員の住まいやラウンジルームも見せて頂けないかという要望を出させて頂きましたので、そちらも見ることが出来ました。勿論、大使館内部やそのスタッフの住居は、立ち入り禁止区域ですから普通は見せて頂けませんが、カナダのオフィスと同じ匂いがしました。やっぱりいいですねぇ、ドライウォールは!カナダ大使館は、青山通りに面していながら、閑静な住宅街の一角にあるので非常に静かで緑も豊か。素晴らしいロケーションでした。そして、午後は木造7階建ての実物大振動実験のセミナーに参加してきました。阪神大震災くらいの大きな揺れでも、殆ど損傷しないのには驚きましたが、建物が3次元に歪むのを映像で見て、床剛性・壁剛性の大切さを実感しました。名古屋に帰るまで1時間程度ありましたので、写真にある三菱1号館に立ち寄ったのですが、復元されたレンガ積みの建物はいいですねぇ。構造的には、コンクリート造のようですが、レンガもその構造の一部とする為か、厚く重ねて積まれていました。窓まわりの様子からもその重厚さが伝わってくると思います。また、そこは最新のビル群の一角にあって、オープンカフェなども併設された中庭があります。もう少し時間があれば、ここでお茶をしたかったなぁ。また東京に行く為の口実に、このカフェは残しておきましょう。
2009年09月19日
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国産のものは、殆ど気にする必要はないと思うけど北米のドアレバーには、右勝手と左勝手が存在する。まあ、国内の輸入商社から購入している一般の輸入住宅メーカーなら、リバーシブルのKWIKSET社製のものを使っているから問題ないが、ホームメイドのように自分たちでドアノブまでローカルな北米メーカーから調達するような変わり者は、注意が必要だ。だって、左右を間違って注文したら、全く使えなくなってしまうんだから。だから、注文する際は、ドアが内開きか外開きか、そしてドアのヒンジが右か左かをちゃんと注文リストに明記する。何でリバーシブルにしないのかなぁ~、そっちの方が2種類の製品を作らなくても済むのにねぇ。こんなことで悩むのは、きっとホームメイドくらいだろうねぇ。
2009年09月12日
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ホームメイドが販売している屋外木部用の塗料 ティンバーケア。試しに、ナチュラル・クリアのWB223をヒノキの柱材に塗って1ヶ月半の間、会社の前に放置してみた。勿論、塗っている時から何の臭いもありませんよ。それだけだと比較にならないので、無塗装のヒノキとログハウスに塗るシケンズという塗料を塗ったウリンの柱材も置くことにした。ウリンは、高耐久だと言われるので最近ウッドデッキにもよく使われる木材です。放置を始めた頃は、梅雨が長引いている真っ最中。何日も雨ざらしになっていた。こんな感じで立てて置いておいたので、普通なら木口(年輪がある部分)からどんどん水分が木の中に入り込む。そして、その後の雨と蒸し暑さとが日替わりで交互にやってくる名古屋の夏を体験した。そう、名古屋の夏は、全国的にみても過酷なんです。さて、如何でしょうか?一目瞭然。100%水性アクリルの塗料ってすごいですねぇ。木の割れ、変色、防水性、塗料の剥がれ、いずれを比較してもティンバーケアが優れた性能を発揮しているのがお分かり頂けるだろうか?これなら、2度塗りで5年間の耐久性があるというのもうなずけると思います。今からでも遅くないので、ウッドデッキやパーゴラ、木製サッシの外部、木製玄関ドアなどにも塗って下さい。キシラデコールのような国産塗料(実はドイツのライセンスですが)とは、比較にならない耐久性、環境性能、安全性を誇ります。
2009年09月11日
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10年以上前、建築材料や建材会社を視察する為に単身カナダの東海岸エリアを旅したことがある。いつでもそうなんだけど、旅行中観光スポットなるところは、殆ど行ったことがない。その視察場所のひとつにプリンス・エドワード島があった。ご存知の通り、赤毛のアンの故郷なんだけど、宿泊地のシャーロットタウンは小さな港町で噂に違わず、美しい街並みでした。ホテルも古いレンガ積みの建物を改装したところで男の私が泊まっていいのかと思うくらいメルヘンでした。そんな島なんだけど、実はもうひとつ特産品がある。そう、それはじゃがいもなんだなぁ。島の殆どの丘という丘は、全てじゃがいも畑。島なのに、北海道のような広大さが感じられました。そんなところのポテトが、ひょんなことからホームメイドにやってきた。トロントの友だちが、建材の輸出以外に海産物やポテト&ベジタブルの輸出も手掛けているんだ。その彼から食品サンプルの冷凍在庫を頼まれた。うちから日本の食品会社に発送するサンプルがこのプリンス・エドワード島のフレンチ・フライって訳さ。何か不思議なご縁があるんだねぇ~。そのうち、またプリンス・エドワード島に行ってみたいなぁ。
2009年09月10日
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まだまだ手直しするところはありますが、明日、新しいホームページをアップします。中小零細工務店初の英語バージョンにもなるサイトです。乞うご期待!!手づくり輸入住宅のホームメイドのHP:http://www.homemade-co.com/
2009年09月07日
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一昨日、昨日とず~っと見積作業をしてました。経営者の勉強会では、「経営者は作業はするな」なんて言われますが、小規模零細企業はそんなこと言ってられない時もあります。サボり癖があるのか、なかなか手を付けられなかったんだけど、ようやく数量の拾いから始めました。それにしても大きなおうちです。何と、延べ床面積は、390.17平米。坪に直すと118坪。普通の一般家庭なら、40坪もあれば十分住めます。まあ、このおうちはちょっと特殊なお仕事の方で大勢の人を呼んでパーティをしたり、来客用のゲストルームも備えています。インナーガレージには車が3台。整備の為のスペースも十分確保されています。お風呂も2つ。トイレは3つ。洗面台も3つあります。当然、外壁はレンガ積み、内装はドライウォールです。いつものスケールとは違うので、何か感覚が変になりました。こういう時は、夜中ビールを片手に電卓を叩いて仕事をするんだけど、なかなか進みませんです。ようやく見積作業が終わったのは、午前3時。ジジイになると、こういう徹夜は堪えます。まあ、たまにはいいけどね。さて、これが絵に描いた餅で終わるのか、はたまた現実になってホームメイドで施工することになるのか、神のみぞ知るです。これから土地を含めて資金計画を立てるそうですから現実になるにしてもまだまだ先です。本当にやることになったら、プラン図もお見せしますね。
2009年09月05日
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北米ではまだまだツー・ハンドルの混合水栓が多いのですが日本では、ワン・レバーしかなくなってきましたね。と言っても、北米でも使いやすさという観点でワン・レバーのキッチン水栓が増えてきつつあります。でも、本当にワン・レバーが必要かというとそうでもない。それは、給湯器自体に温度コントローラーが付いているので、いちいち水栓の方で温度を調整する必要がなくなってきているからです。まあ、それはさて置き、この水栓金具は、蛇口の中にメッシュホースが内臓されたシャワー・タイプ。蛇口の頭の部分にプッシュ・ボタンが付いていて通常吐水とシャワー吐水とに切り換えが出来る。蛇口の中央部に膨らみを持たせて、握りやすさとデザイン性とを意識しいるのが特徴です。国産でもシャワー水栓が出回ってきていますがもう少し豊富なデザイン・バリエーションがあってもいいですよね。当然、こちらは半永久的なセラミック・パッキンです。
2009年09月01日
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