2020年11月08日
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テーマ: 読書(8467)
カテゴリ: 本  か行
今日の読書は、2020年、124冊目
❤音楽は数学的パズルである
❤本書の構成
第1章:脳に関する基本的なことから始まり、音楽と脳の関連性
第2章:記憶に関する様々な知見
第3章:獲得した記憶からどのように創造的な情報を生み出していくのか
第4章:これまでの先行研究に基づいて、どのようにすれば創造的な発想力を身につけられるのか
第5章:各年代で学習の仕方がどのように変わってくるのか
第6章:我々日本人が苦手とする外国語の習得法
第7章:今後の潜在記憶と創造性研究に期待する内容
❤前頭葉が他部位の機能と連携することで、ヒトらしい思考や行動を行っている
❤前頭葉と側頭葉との連携により、ヒトは複雑な言語を創造することができる
❤赤ちゃんはお腹の中にいる時から既に音楽を聞いており、出生前から音楽訓練が始まっている
❤髄鞘形成やシナプス結合が活発な若い内に、沢山の事を学んでシナプス結合や髄鞘化を行うことで、様々な情報同士を繋いだり、瞬時に情報を伝えたりすることができるようになる
❤前頭前野を活発に使うような作業や思考が、認知症予防として重要
❤音楽教育によって側頭葉が発達すると、言語能力など音楽以外の聴覚機能も相乗的に向上する
❤創造的な人は、創造的思考に重要な3種類の脳活動パターンを同時に働かせる事ができる
❤マジカルナンバー7±2:単語なら約5個、文字なら約6個、数学なら約7個まで一度に短期記憶できる
❤睡眠は脳を休めるだけでなく、学習した内容を復習し、記憶を強固にするために重要な時間
❤グラハム・ワラスによる、創造性が生まれる4段階
1.準備期:問題設定とその解決策の立案:達成するべき目標や解決すべき問題を設定する。必要な情報や知識を集め、論理的思考に基づいて問題解決に熱中する期間
2.あたため期:問題から一度離れる(しかし潜在的な試み):煮詰まった状態から一旦リフレッシュする
3.ひらめき期:新たな発想、解決策が突然降ってくる(アハ体験):探し求めてみつからなかった解決策が突然意識に上がってくる
4.検証期:明確な思想の完成:ひらめいた解決策が実際に正しいかどうか確認する
❤戦略的仮眠:紙とペンを用意し、問題を紙に書く。そして3~4時間その問題を考えた後、1時間の仮眠をとる。起きた瞬間にすぐさままた問題に取り組む
❤発想力を身につける生活習慣
1.暇な時間
考えを一度あたためる
孵化効果を最大限に利用するために、必死で考える~一旦休む~急に何かを思いつくというプロセスを意識して行う
マインドワンダリング:心ここにあらず
2.睡眠
情報の連結から新たなものを生み出す
青い馬と翼のある馬
3.クリエイティブな人の傾向
あらゆる人や事柄を受け入れる気持ち
家庭環境
繊細さ 
モチベーションの違い
4.芸術的才能、創造的思考を育成する 
まずはアイデアをなるべく沢山絞り出す(ここではアイデアの評価は後回しにする)
アイデア同士の類似性を見つけてグループ化する
既に知っているものとアイデアの類似性を活用して、連想する
絞り出したアイデアを精査し、まとめる
❤ヒトが学習をする根本的なモチベーションの一つとして、社会やグループで生き残っていくために他者と共有できる知識を獲得し、コミュニケーションすることにある
❤老年期でも、毎日のストーリーやエピソードが違うような変化のある生活を送り、その出来事を意識的に記憶するよう努めることで、海馬を鍛え、記憶力を維持出来る。印象的で強烈なものが良い
❤洋画を字幕なしで見る






芸術的創造は脳のどこから産まれるか? (光文社新書) [ 大黒達也 ]





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最終更新日  2023年07月17日 10時29分57秒
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