空を見上げていたい

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ちょめり

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2008.01.23
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カテゴリ: 検査
話が前後していますが、1/16の初専門医受診の詳細です。

(前のブログでの楽友さんへの日記はこちら)


昼頃実家の母に来てもらい、(姉のバスのお迎えの為)
主人と息子(3歳5ヶ月)と3人で隣の市の保健所に向かいました。

地域担当の保健婦さんも来てくださいました。

30分も早くに着いてしまい、まだ他の親御さんが部屋で話されていたので、
待っていると、私達を担当してくださる相談員の初老の女性が衝立の所で
先に問診(?)をして下さいました。


親から見ておかしい(こういう言い方はされてませんが)と思う行動や
嗜好などについての話をきかれました。


話の途中で、先の親御さんが終わられたので、相談室に入りました。

30畳ほどはあったと思います。
部屋の端に机と椅子。真逆に専門医。
そして中央に低い滑り台やおもちゃが並べられ、
子供が遊ぶスペースは暖房のついたカーペット。
息子はそこで、保健婦さんに見守られながらずっと遊んでいました。

私達は椅子に座り、再び息子について相談員さんと話しました。

妊娠中の事から今までの生育状態。
言語や行動、ありとあらゆることを話しました。



衝立で話し始めて1時間もした頃、専門医と話されていた親御さんが終わり、
私達は専門医の先生のところに行きました。




専門医は、40に届かない位の年齢の男性医師でした。


先生は、

「親御さんのお話を読ませて頂いたのですが、
 まず甲状腺などの異常で同じような症状が出る事がありますので、
 血液検査やCT(MRIって言ってたかも?)など受けて頂こうと思います」

「答えたくないと思う質問にはお答え頂かなくて結構ですからね」

と、まず最初に話されました。
その声は冷静だけど優しそうに聞こえました。


私は

「何も隠さずお話させていただきたいと思っています。
 子供を理解して頂くのになんでもお話するのがいいと考えていますので」

と答えました。





色々お話しする中で、

●私達は息子を自閉症だと考えていること。
●ネットや本などで自閉症の症状をある程度認識していること。

などを伝えました。



先生が、自閉症の事など色々説明される中


「お母さんの育児方法が悪いとかでは、決してありません。」

と言われました。


本やネットで読んでいたから知っていたこと。
でも先生に言ってもらって、どんなに嬉しかったでしょう。
涙が自然と滝のように流れていきました。



私はせきを切ったように、息子の姉が産まれてからの事を話しました。

●東京で主人の午前帰宅が続く中、常に泣き続ける息子の姉を悩みながら育てたこと。
●息子の姉の夜泣きに冬は夜中泣きながら、彼女を抱いて歩いた半年間。
●引っ越してからも実家は近くなく、仕事をしている実母に遠慮し頼ることをしなかった事。
●周りはお母さん方の実家が近く、頼れる環境を実は羨ましく思っていたこと。
●自殺しようとするほど重いうつ病になったこと。
●鬱が改善するまで子供達にかまってやれなかった自分を責め続けたこと。
●それにも関わらず、子供達をひどくぶってしまった事。
●そして、息子を今まできちんと診て頂かなかった事。

先生の目に涙がうっすら浮かんでいるのが見えました。


先生はおっしゃりました。


「ここまでよく頑張ってこられましたね。

 ぶってしまった事後悔しておられるんですよね?
 子供を愛してない人は後悔なんてしませんよ。

 お母さん、あなたはお子さんを愛しておられるんですよ。」



こんな風に言ってくださったように記憶しています。
私の心は洗われて行くようでした。

(それ以来、子供をぶつ気になることはありません。)




1時間、あっという間の時間でした。



そして先生は、最後にこう言われました。


「医学検査が済んで異常がなければ、極めて自閉傾向が強いといえます。」



私達は何故かほっとしたような気がしました。
自閉症と診断された親御さんは、疑っていた期間があればこういった感情になるんですね。
それがその時わかりました。

医学検査はその先生が見て頂くことになりました。
家に帰って病院のHPを見て知ったのですが、≪小児神経≫が専門の先生でした。
電話で検査の予約をしたときも、診療時間であろうに丁寧にご対応いただきました。

私は周りの方に恵まれていると思います。




【追記】
鬱病の私は朝がとても辛く、大変です。でもなんとかなっています。
薬様様。薬よ、今日もありがとう。

私の朝いつも大きく声に出す言葉です
≪今日も一日元気で≫
ちょっと元気になる気がします。





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Last updated  2008.01.23 23:12:46
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