日本版レコンキスタ宣言   旅立った孫と子孫への私の人生卒業論文

日本版レコンキスタ宣言 旅立った孫と子孫への私の人生卒業論文

2023.09.29
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北海道新聞より

大勢の旅行客が行き交う新千歳空港を記者が歩き、知られざるスポットを紹介する連載「ディープに歩こう 新千歳空港」。3回目は、ひんやりと甘い、あの大人気スイーツを巡るお話から始めます。(千歳支局 中川渚)

酪農王国・北海道の玄関口である新千歳空港で、多くの旅行客が夢中で買い求めているのが「ソフトクリーム」だ。
■30店以上が提供の“激戦区”
 空港を管理、運営する北海道エアポート(HAP)によると、テイクアウト専門店だけで30店以上、他に飲食店で提供する店も多い。種類に至っては「もはや把握しきれない」(同社)ほどの“激戦区”になっている。

戦いがひときわ熱くなるのが、人気のソフト・アイスクリームの頂点を決める「新千歳空港ソフト・アイスクリーム総選挙」。HAPが2018年から始め、今年4回目を迎えた。
 毎春、インターネットの専用サイトから投票してもらうイベントで、今年は33店がエントリー。「濃厚」「さっぱり」「個性派フレーバー」の3部門で頂点を競い合った。

さっぱり部門で1位に選ばれた雪印パーラーフードコート店の「空港ソフト」(420円)は、唯一空港内に製造工場があり、製造から販売まで「空港」にこだわる。濃厚でありながら口当たりが良く、さっぱりしているのが特徴で、原材料も全て道産だ。

今年4月には専属の製造マンを配置した。親会社の雪印メグミルクに長年勤めた松田英司さん(68)が、1日平均120キロ(1200個分)を作り、零下29度の冷凍室で貯蔵する。松田さんは「この夏は高校総体があってソフトが飛ぶように売れ、大忙しだった。これからも変わらぬ味を提供したい」と笑顔を見せる。

■2週間で牛乳が変わる店も
 原料の牛乳が2週間ごとに変わる店もある。道産牛乳の専門店「Milk Stand 北海道興農社」の牧場直送ソフトクリーム(380円)は、厳選された道内19の牧場から仕入れる。1年に1、2回しか味わえない「レア感」が好評を得ている。
 製造機は「ソフトクリーム界のフェラーリ」と称されるイタリアのカルピジャーニ製の高級マシン。原料の牛乳が変わる上、季節により細やかな温度調節も必要で、扱いが難しいことから、従業員たちは「まさに暴れ馬のよう」と口をそろえる

扱い始めて3年目という店一番のベテランスタッフ河野楓さん(26)は「最適な空気感、固さに仕上げるには設定に毎回30分くらいかかる。まだまだ慣れないです」とより最高な状態を模索する。
 もう1店、忘れてはならないのが、地元・千歳市で最も古い喫茶店「東亜珈琲館」だ。マネジャーの吉口敦子さん(54)が「制作に約1年かかった」と自信を見せる珈琲ソフトクリーム(440円)は、コーヒー専門店ならではの味が「甘すぎず、食べ飽きない」と子どもから大人まで幅広く親しまれる。個性派フレーバー部門で3位にランクインした。

じか火で豆を焙煎(ばいせん)したアイスコーヒーにソフトクリームをのせた「珈琲フロート」(570円)も人気。4席設けたイートイン席には純喫茶の雰囲気が漂い、移動の合間に一息つく憩いの場になっている。
 HAP新千歳空港事業所リテール部主任の安部倫子さん(29)は「こんなに多くのソフトクリームが集まる施設は他にはありません」と断言する。
 夏が終わっても、冷たく熱い戦いは、まだまだ続きそうだ。


 空港には多くの裏方さんがいます。続いては、定時運航を陰で支えるプロたちの技と思いを紹介します。(千歳支局 工藤さえら)

1日約400便が離着陸する新千歳空港で、過密なスケジュールを支える人たちがいる。駐機場までの誘導や航空機からの荷物の積み降ろしなど地上支援業務(グランドハンドリング)を航空会社から請け負う人たちだ。
 日本航空(JAL)の子会社JALグランドサービス札幌(千歳)で安全業務情報室担当課長を務める志萱(しがや)和孝さん(54)は、グランドハンドリング、通称「グラハン」に従事する約100人を束ねる。
 8月下旬の午後0時55分すぎ。定刻通り着陸した羽田発のJAL513(エアバスA350―900)が、駐機場の11番スポットで停止した。すぐに荷降ろしや給油作業が始まる。折り返しの羽田行きJAL512便の出発は同1時50分。残された時間は50分ほどしかない。

貨物室から荷物が出されると、志萱さんは特殊車両「ハイリフトローダー」で機体に近づき、折り返し便への荷物を詰めたコンテナを次々に積み込んでいく。そして貨物室のドアを何度も確認しながら閉めた。
■熟練の技、プッシュバック
 出発準備が整うと、飛行機をけん引する「トーイングカー」に乗り換えた。飛行機は自力でバックできないため、駐機場から誘導路まで押し出す。

この作業は「プッシュバック」と呼ばれ、200トン以上の飛行機を移動させることから、ひときわ熟練の技術が必要になる。
 実際に1人で作業できるようになるには、大型特殊などの免許や特殊車両を操作する資格を取得した上で、教官を隣に乗せての実機訓練を積む必要がある。訓練は通常半年ほどだが、千歳では冬を経験するため1年はかかる。
 「こうやって手を振った時に振り返ってもらえると、やっていて良かったなと感じます」

無事滑走路へと向かう機体を笑顔で見送った志萱さん。息つく間もなく、今度は福岡から飛んできた機体を駐機スポットに手信号で誘導する「マーシャリング」の作業に取りかかった。
■G7サミットでも活躍
 札幌市出身。1990年に入社して以来、グラハン一筋の会社生活を送ってきた。教育チーム統括も務め、若手を指導する機会が増えてきたが、要人の来日や競走馬の輸送など「絶対的な信頼」が必要な現場には、必ず志萱さんの姿がある。
 5月の先進7カ国首脳会議(G7サミット)でも広島空港で各国首脳の専用機のグラハンを任され、電撃来日となったウクライナのゼレンスキー大統領が乗ったフランス政府専用機も担当した。

グラハンで一番必要なことは「チームワークと確認」と言い切る。現場では5、6人1チームで1日4、5便の業務に当たる。遅延を防ぐため、手が空いたらすぐカバーに入れるよう常に連携を取り合う。小さなミスが時に乗員乗客の命に関わる。ミスは絶対に許されない。
 「乗客と貨物が目的地に無事到着するまでが仕事。この仕事に勇気は必要ない。徹底して確認をすることが大事です」。力強く語る言葉に、定時運航を支える自負がのぞいた。
連載「ディープに歩こう 新千歳空港」の次回は、空港内の花や観葉植物の管理に日々奔走する人たちを紹介します。

----------------------------私の意見-----------------------------

千歳空港には、温泉施設もあるし、シアターもあります。一日中入れる空港です。雪印パーラーは高校時代の胸キュンの思い出が(笑)当時付き合っていた彼女とパフェを食べによくデートしました。

雪印パーラー (snowbrand-p.co.jp)

千歳空港でのソフトクリーム、きのとやさんも美味しいですが、わかさいものソフトクリームも美味しいです。

新千歳空港店 – わかさいも本舗 (wakasaimo.com)


是非北海道にお越しくださいませ。

空港テレサ・テン



千歳空港じゃないけど、ハイ・ファイ・セット 土曜の夜は羽田に来るの




あいち交通死をなくすボランティアにじいろ会|さえりん♥ストラップ (aichinijiirokai.wixsite.com)





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最終更新日  2023.09.29 07:39:17
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