日本版レコンキスタ宣言   旅立った孫と子孫への私の人生卒業論文

日本版レコンキスタ宣言 旅立った孫と子孫への私の人生卒業論文

2023.12.05
XML
カテゴリ: 世相について
日経ビジネスより

Z世代に広がる「蛙化現象」をポジティブに捉え直す:日経ビジネス電子版 (nikkei.com)

Z世代をはじめとする若者の間で2023年に一気に流行した言葉の1つに、「蛙化現象」が挙げられます。蛙化現象とは、好きだった相手に好意を持たれた途端、嫌悪感を抱いてしまう現象のことです。一方、Z世代の間では「好きな人のささいな行動で気持ちが冷めてしまうこと」の意味合いで使われることも多く、これまでの使われ方と若干ニュアンスが異なるように感じます。

 これは、働き方や生き方から自分の将来像まで、あらゆる物事の理想がZ世代の中で具体的に想像できるようになったがために、理想と現実とのギャップが生じた際に、落胆したり嫌悪感が増したりしてしまうことが起きやすくなっていることが考えられます。

 さらに深掘りすると、Z世代は「失敗しないために深く吟味する」「自分の理想を基準として物事を判断し、理想に満たないとわかったら時間を無駄にしないように早めに切り替える」側面があるのではないかという1つの仮説にたどり着きました。今回は、Z世代の価値観で捉える蛙化現象について考えてみます。

Z世代の蛙化現象を加速させた2つの背景
 Z世代と切っても切り離せないものがSNS(交流サイト)です。SNSはZ世代の間で蛙化現象を加速させた大きな要素の1つでしょう。

 SNSは、自身の日常を気軽に発信できるプラットフォームです。基本的にSNSで見せるものはキラキラとしており、「周りに見せたい面」しか投稿しないケースも少なくないでしょう。そうした「キラキラしたSNS」に慣れ親しんだZ世代だからこそ幻想を膨らませやすく、嫌な側面がほんの少し見えただけで幻想が裏切られることが許せず、蛙化現象を加速させた可能性があります。

 Z世代を中心に盛り上がりを見せる「推し活」も、こうした状況の延長線上にあると言えます。自分の好きな対象(=推し)をつくり、SNSを通じて「推し」を崇拝する時間が増えていく中で、ますます自分の中の理想が堅固なものへと確立されていきます。ただ面白いのは、推し活ならではの特徴として、蛙化現象の対極にある「蛇化現象」と呼ばれるものが起きていることです。

 蛇化現象とは、推しがやることならネガティブなことでもOKという、相手のどんな行動でもすてきに見えてしまう現象のことです。蛇化現象は推しに対して起きやすく、逆に蛙化現象がリアルの好きな人や恋人に対して起きやすいのは、現実社会で一緒に過ごす時間や、SNSとのギャップを感じやすい瞬間の多さが関係しているのではないでしょうか。その意味で、蛙化よりも蛇化の方が、SNS文化と密接に関わっていると考えられます。

もう1つ、蛙化現象が流行した背景には、Z世代の持つ「タイパ」「コスパ」の価値観が大きく関係している可能性があります。

 Z世代は、時間・費用対効果を意識する傾向が非常に高いことでも知られています。その観点で考えると、Z世代にとって蛙化現象とは、単に異性に対して冷めてしまう体験を指すのではなく、「その人が時間とお金を投資するに値するのか」を判断する1つの指標として機能している可能性が考えられます。その基準を「理想」とし、理想よりも一定以上下がった時に「今後一緒に過ごしたくない」と判断した結果、感情の表れとして嫌悪感=蛙化が生じるのかもしれません。

 SNSでは「フィルタリング機能」も一般的です。自分の見たくない投稿を制限し、自分にとって居心地の良い投稿だけを見られるようにする使い方も広まっています。こうした機能に慣れ親しんでいることも、もしかしたらZ世代に蛙化現象を広げた一因になっている可能性があります。

 また、Z世代よりも上の世代からは、「負けをあらかじめ想定することで心の余裕を生むようにしていたのでは」「失敗するとしても軽度の傷で終わらせたいのでは」という指摘もありました。

 この点を踏まえると、Z世代の蛙化現象は、「最短でゴールにたどり着きたい」「最小限の失敗で留めたい」という思いが表出した結果とも考えられます。

転職やECでの購買行動にも蛙化現象
 蛙化現象が広い意味で使われるようになったZ世代の間では、それに伴って恋愛以外にもあらゆるシーンで蛙化現象が起きているように感じます。

 例えば、働き方やキャリアの面においてです。Z世代は転職に前向きであるとのデータがあります。一昔前は、転職というと「忍耐力がない」「飽きやすい」などのレッテルを貼られることも多かったでしょう。一方で、Z世代は転職を「キャリアアップ」「自己実現」などのポジティブなものとして捉えています。自分の理想をしっかりと持っているZ世代だからこそ、常に自分の所属する会社や働き方が理想的なものなのかを吟味しており、その理想に満たない場合は蛙化現象が生じ、別の働き方を模索するなどの行動となって表れていると考えられます。

 オンラインショッピングなどのEC(電子商取引)が主流となったZ世代の購買行動においても、蛙化現象に近い事象が起きています。

 Z世代はECでのショッピングにおいて、「商品を購入することでどんな体験ができるのか?」という点をとても重視します。そのため、Z世代はSNSやネット検索を活用して口コミをしっかりと見ており、自分が損をしない「無駄のない買い物体験」の追求に貪欲的です。これまでのように機能性や価格だけを商品購入の判断基準にしない傾向があります。

こうした行動の表れも、先ほど挙げた「最短でゴールにたどり着きたい」「最小限の失敗で留めたい」という感情が大きく関係しているからでしょう。

蛙化現象はZ世代の「前に進む力」と関係
 とはいえ、Z世代の蛙化現象は悪いことばかりではありません。転職をポジティブに捉え直しているように、蛙化現象によって生まれた良い側面や価値観もあります。

 その1つとして、自分の価値観を表現しやすくなった点があります。SNSという気軽に個性を表現できる場が物心ついた時から身近にあるZ世代だからこそ、自分の理想や価値観を当たり前のように表現できるようになっています。SNSを通じて世界中のあらゆる価値観に触れる機会が増えたことも相まって、多様性を受け入れる価値観が根付き、さらに自己表現が加速したのでしょう。

 また、Z世代は気持ちの切り替えや、PDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルの速さも、ほかの世代に比べてたけています。自分の人生やゴールに向かって一定の基準(=理想)を設け、そこにたどり着くまでの過程を、スピード感を持ってコントロールしようとする意志が強いのがZ世代ではないでしょうか。自分自身で人生を開拓し、切り開こうとする力は、ほかの世代と比べて非常に強いと感じます。

この「前に進む力」に関連するかもしれませんが、Z世代の蛙化現象は、自分の失敗体験をある種のネタとして消化することで、明るく乗り切ろうとする姿勢が表れた結果とも捉えられます。自分にとってマイナスな出来事や、期待値以下の結果に終わったことを、あえて蛙化現象という言葉を使って周囲に共有することで、身の回りに起きた「ネタ」として明るく受け止めて発散し、次のステップに進む強さに還元しているようにも私は感じます。

 多様な価値観が広がる中で、蛙化現象を通して自分なりの基準や条件を設けることは、一種の自己表現につながっているとも言えます。これは、MBTI診断などの自己診断が流行した背景とも似ており、自分自身を他者に理解してほしいというZ世代の感情に起因する事象ではないでしょうか。

 蛙化現象を、単なる若者の愚痴やわがままとして捉えるのではなく、Z世代なりに物事を良くしていこうとするスタンスや、前向きに捉えようとする“ポジティブ転換”の表れだと受け止めてみることで、それそれの異なる世代がシナジーを生みながら社会をより良くしていく原動力となると信じています。

-----------------------------私の意見-----------------------

仕事人として、絶対AIが踏み入れることができない領域があります。それはネゴシエーション能力です。

ネゴシエーションとは日本語では交渉となります。

交渉 - Wikipedia

時には人間の第六感と呼ばれるもので判断しないといけないからです。さすがにAIでも第六感を備えたAIはないでしょう。

競馬の予想もです。もし完璧なデータを打ち込んでAIに予想させて全て的中となったら、競馬そのものが成立しなくなります。最後は自身の勘で勝負となります。

私の持論は今の若者いわゆるZ世代がこの時代では一番優秀だと思ってます。彼らに足りないのは経験と挫折だけです。翻訳ソフトを使いこなし異文化をもろともしません。

私なんぞはSpeak slowlyの連発です(笑)捲し立てられたらわかるわけがない(笑)

戦後の日本人が奇跡の復興を成し遂げることができたのは、敗戦による挫折を経験したからだと思います。時には負けることも必要と思います。良く石橋を叩いてという人がいますが、石橋も叩きすぎると壊れてしまいます(笑)後30年もすればZ世代が日本の中枢を担うことになります。

失敗は成功のもとであって、失敗がなければ成功はないということになる。失敗を恐れてはいけないよなのである。

私からZ世代に送りたい言葉は「痘痕も靨」である。

「痘痕も靨」とは、自分が好きになった相手のことは、ひいき目で見てしまうため、あばたでさえ可愛らしいえくぼに見えるということから、「好きになった相手だったら短所も長所に見える」という意味のことわざです。恋愛における心理状態を表す言葉として使われます。

簡単に冷めずワクワク感を楽しんで欲しいです。好きになったら彼女のおならも香水の香りになりますから(笑)


とにかく人間は変わるという一事を忘れてはならない。

by 土光敏夫

日本初のアクション女優 志緒美悦子さん!!

みけのあんず on Twitter | 志穂美悦子, 日本美人, 映画スター

あいち交通死をなくすボランティアにじいろ会|さえりん♥ストラップ (aichinijiirokai.wixsite.com)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2023.12.05 11:46:00
コメント(0) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

プロフィール

tckyn3707

tckyn3707

カレンダー

お気に入りブログ

6月オスロ・フィヨル… New! カーク船長4761さん

女子バレー 中国戦… New! alex99さん

外部の圧力で「記者… New! 佐原さん

◆6月は美瑛町・上富… New! machiraku_hokkaidoさん

5月から大学生 New! maki5417さん

「あーいたたと ま… New! lavien10さん

映画「碁盤斬り」を… New! 七詩さん

長いおつきあいの皆… New! ばあチャルさん

また大統領が来た New! はんらさん

「笑顔道」くらさん… New! さえママ1107さん

コメント新着

tckyn3707 @ Re[1]:今の日本人が失くしたもの虎に翼より(05/30) New! さえママ1107さんへ おはようございます…
さえママ1107@ Re:今の日本人が失くしたもの虎に翼より(05/30) New! tckyn3707さんこんばんは! いつもありが…
tckyn3707 @ Re[1]:ケルンさんの記事より(05/30) alex99さんへ おはようございます。 ケ…
tckyn3707 @ Re[1]:ケルンさんの記事より(05/30) ケルンコンサートさんへ おはようござい…
alex99 @ Re:ケルンさんの記事より(05/30) 二重国籍問題 昔と違って 日本企業の海外…

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: