旅と美味と鉄道と酒と温泉と…あと何だ??

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2012年11月20日
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秋田内陸線「二週」の旅

第1回 秋田右矢印角館 はこちらです


田沢湖線の普通列車で、みちのくの小京都「角館」に到着。

秋田内陸縦貫鉄道「 あきた美人ライン 秋田内陸線 」は、秋田新幹線「 こまち号 」も発着するこの 角館駅 と、秋田県北部、奥羽本線「 つがる号 」が発着する 鷹巣駅 (JRの駅名は「鷹ノ巣駅」)とを結ぶ、およそ94kmのローカル鉄道です。
もともとは、角館~鷹ノ巣間を結び阿仁鉱山の鉱石輸送を担う「秋田県鷹ノ巣ヨリ阿仁合ヲ経テ角館ニ至ル鉄道」(いわゆる「鷹角線」)として計画され、角館側は1971年「国鉄(いまのJR)角館線」として、鷹巣側は1934年から順次「国鉄阿仁合線」として開業しました。ところが、中間の松葉~比立内間の開業を待たずに国鉄が両線の廃止を決定。廃止転換はバスではなく第三セクター鉄道として1986年転換開業し、開業から2年半遅れて、建設が進んでいた中間区間が開業して、南北がつながりました。

内陸線の旅1日目 急行 2
内陸線の旅1日目 急行 2 posted by (C)Traveler Kazu

秋田内陸線の角館駅は、JR角館駅のすぐ隣にあります。
あいにく棟続きではありませんが、JR駅舎の軒下を通り、雨天でもあまり濡れずに内陸線の駅舎へ行くことができます。内陸線は基本ワンマン運転ですが、角館駅には終日駅員がおり、きっぷを購入して乗車します。
参考情報:JR駅舎内にJR系コンビニ「NEWDAYS」があります
参考情報:内陸線駅舎の左隣にある蔵造の建物は観光案内所です。内陸線沿線の情報も得られます


内陸線の旅1日目 急行1002D
内陸線の旅1日目 急行1002D posted by (C)Traveler Kazu

3本目 1002D  急行もりよし2号  角館12:17→阿仁合13:25
秋田内陸線には普通列車のほか、急行「もりよし号」が1往復半走っています。
急行と言うだけあって表定速度(停車も含めた平均速度)は早く、ここ角館から阿仁合まで、普通列車が1時間20~30分のところ、 急行ならば1時間そこそこ で走破します。
ちなみに、 クルマだと、2時間かかります (山間の道です。制限速度を守りましょう)


予約不要の自由席で、急行料金は50km(比立内)まで160円、51km以上(阿仁合より先へ)は320円。私は「秋田わくわくパス」でしたので、角館駅で51km以上の急行券のみ買い求めました。
参考情報:急行では車内販売があります 品目はビール、飲料、菓子、グッズです
  都合が合えば「バター餅」も販売しています


内陸線の旅1日目 急行 4
内陸線の旅1日目 急行 4 posted by (C)Traveler Kazu

最近、秋田内陸線では営業に力を入れています。また、存続に取り組む大穂耕一郎さんが会社(くまのたいら企画)を立ち上げて車内広告の営業を始められ、以前は子供の写生や沿線の風景写真なんかが目立った車内に、企業広告が掲示されるようになりました(ちなみに、秋田県内の普通列車では、JRであってもグループ外の企業広告はほとんどない)。


内陸線の旅1日目 急行 5
内陸線の旅1日目 急行 5 posted by (C)Traveler Kazu

列車は角館を発車、まもなくJR田沢湖線(秋田新幹線)を別れ、秋田内陸マタギの山々に突き進んでいきます。


内陸線の旅1日目 急行 6
内陸線の旅1日目 急行 6 posted by (C)Traveler Kazu

車窓に鮮やかな銀杏の黄葉を見つけました。周囲に何もないのでかなり遠くから見えました。
角館線時代の終点「松葉」までは、このような桧木内川の田園地帯を進みます。
秋田内陸線では急行列車と一部の普通列車に「アテンダント」が乗務し、沿線の観光案内や車窓の見どころ紹介、車内販売をしています。
この景色のような風景でも、話のネタはいろいろあって、アナウンスは尽きません。
ちなみに、この辺は 日本一大きな栗「西明寺栗」 の産地です。


内陸線の旅1日目 急行 7
内陸線の旅1日目 急行 7 posted by (C)Traveler Kazu

「もりよし号」は、八津駅(やつ)を通過。
八津は、数年前までは何の変哲もない田舎の小駅でしたが、「西明寺栗」の栗の木の下に春になると一面に咲き誇る「かたくりの花」が超絶人気となり、角館の桜と並んで一躍観光地の仲間入りをしました。
「かたくりの花」が見られる栗園は、この八津駅からすぐ。また、観光案内所にもなる活性化施設(役所チック)「 かたくり館 」もこの八津駅のすぐ近くにあります(写真に写ってます)。
さらに…シーズンにもよると思いますが、臨時列車「かたくり号」「さくら号」の運転や、急行「もりよし」の臨時停車が設定される場合がありますので、来春は要チェック
参考情報:臨時列車「さくら号」は、弘前~角館 JRとの直通運転です


内陸線の旅1日目 急行 8
内陸線の旅1日目 急行 8 posted by (C)Traveler Kazu

国鉄時代の終点、松葉駅を出ると、列車は1989年に開業した新線区間に入り、一段とスピードが上がります。角館から比立内までの線路はカーブが緩く直線的で山川をトンネルと橋で貫き、橋は一部スラブ軌道、県内一長い「十二段トンネル」内はロングレールと、近代的な設備です。
けれども車窓の風景は、桧木内川の上流部に入って山々が迫り、谷あいに人々が暮らし柿の木には実がなっている田舎の情景を堪能できます。


内陸線の旅1日目 急行 9
内陸線の旅1日目 急行 9 posted by (C)Traveler Kazu


内陸線の旅1日目 急行 10
内陸線の旅1日目 急行 10 posted by (C)Traveler Kazu

仙北市側最後の急行停車駅、上桧木内駅に停車。上り普通列車と交換します。
ここは、仙北市の前身、西木村が誕生する前の「檜木内村」の中心だった集落です。
ですから、昔から駅の計画があったことでしょう。
この駅から歩いて5~10分のところでは、毎年2月、小正月行事「紙風船上げ」が行われます。幻想的だそうです(見たことはないのだ)。会場になるところには、休憩施設「紙風船の館」があって、簡単な食事もできます。

紙風船上げについてはこちら(えきねっと)


列車は上桧木内を発車、戸沢駅を通過して仙北市と北秋田市との境界、さらには秋田県「南部」と秋田県「北部」の境界ともなる「大覚野峠」を、全長5000m以上もあって通過に5分かかる(下り)県内一のトンネル「十二段トンネル」で抜けて、秋田県「北部」の「北秋田市」に入ります。

次回は、十に段トンネル~阿仁合駅までの車窓をお届けします






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最終更新日  2012年11月20日 12時31分49秒
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