turbo717's Activity　

< 新しい記事

新着記事一覧(全4356件)

過去の記事 >

Sep 10, 2013

本州最南端　串本

テーマ：暮らしを楽しむ(384596)

カテゴリ：カテゴリ未分類

串本・橋杭岩・・story(3189)2013.9.10

熊野古道・第２章　回想録（６日目　最終日　その１）

串本・橋杭岩の朝日

世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」を１２泊１３日で巡ってきました。

第２章６日目（通算１３日目　最終日）の行程　その１
橋杭岩公園→橋杭漁港→橋杭岩→橋杭海水浴場→串本駅→新大阪→自宅
昨夜遅く 橋杭岩公園 に着いたものだから海の様子はまったく分からない。電燈が岬の方角に等間隔に点灯していた。
さて、夜が明けた。うっすらと 橋杭岩 が見える。その前に漁港があった。多分電燈は漁港の防波堤の突端までを照らす明かりであったようだ。
本州最南端の串本は大島をかかえ、また潮岬という有名な燈台がある。「ここは串本向かいは大島仲を取り持つ巡航船」と唄われた大島であるが、その風情は今は無い。巨大な橋が渡されたからである。

熊野古道で言うと大辺路(田辺→熊野那智大社・・主に海沿い)にあたる場所にテントを張ったが。海岸の砂浜を越えて国道との間に緑地帯があり散策用の道やベンチが並んでいる。
まさにそういう地べたにテントを広げていたことになる。早くも犬の散歩などで人が通りだした。うかうか寝ているわけにはいかない。昨晩買ったラーメンや自前のスープで朝食を取り店じまいしないとならない。海岸側は２，３段の階段と砂浜となっており、海はいたって遠浅のように見える。
海水浴場にしてみればブイが不規則に浮いている。何か意味がありそうである。

リュックの荷物を一まとまりとしておいて、ナップザックだけの軽装スタイルで、橋杭岩まで散策をしてみよう。
紀勢線からでも昔は 橋杭岩 がよく見えたが、線路際に住宅が立ち並んだせいもあって一瞬しかみえなかった。漁港はこの橋杭岩を背にして静かに横たわっていた。橋杭岩の陸地の部分に道の駅があり、いくつかの説明版があった。

その一つに 橋杭岩 がどうしてできたかの面白い解説があった。すなわち
弘法大師と天の邪鬼が大島まで橋を架ける競争をしたものの、負けそうになった天の邪鬼が鶏の鳴きまねをして夜が明けたと思わせたため、弘法大師が橋を完成させることなく杭だけで終わったという。
真面目な所では
大島に向かって大小40程の岩が約850mにわたってそそりたっている岩群である。海の浸食により柔らかい堆積岩(熊野層群という地層)が削られて硬い火成岩(マグマからできた岩)のみが残り、その様が橋の杭のように見えることからそのように呼ばれ、国の天然記念物に指定されている。
干潮時には、干潟を歩いて近くまでいくことができる。
とあった。

橋杭漁港

写真：串本-map

大島は本土と橋で結ばれた。
「海金剛（うみこんごう)」という景勝地があるらしい。
足が痛くなければ、ひとっ走りして見に行くところである。
これは次回に宿題としよう。

写真：5時45分の海岸

大阪からやってきた車が３台ほど止まった。
なかから大勢の子供たちが湧くように海岸へ突っ走っていった。
見る間に服のまま泳ぎだした。野性味あふれる少年少女。
いったいどういうグループなのか？
この海にも クラゲ が潜んでいる。

写真：ウミガメの産卵場所

橋杭海水浴場・・・外れの方に「ウミガメが産卵した場所」の囲いがあった。
向かいの島が大島。

Picture1（sketch-direction 83°am5:28 Sketch point:Hashigui-rocks，Kushimoto town,Wakayama Pref.,Japan GPS 33.484708,135.790669(°）（33°29'4.95" N,135°47'26.41" E）標高2m
Picture2（sketch-direction 90°am7:11 Sketch point:Hashigui-fishers port,Kushimoto town,Wakayama Pref.,Japan GPS 33.485936,135.792489(°）（33°29'9.37" N,135°47'32.96" E）標高3m

Blogに掲載されている画像はすべて場所名、方位、時刻、GPS情報と標高を付けています。このうちGPS情報(ex. 35.645569,139.615544(°）など )を、Google Earthのジャンプboxに貼り付けて検索ボタンをクリックすると、スケッチした場所に飛ぶことが出来ます。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう