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Nov 16, 2013

大阪散策の巻(その１５)　淀川から　

テーマ：楽天写真館(354997)

カテゴリ：ジョグ＆スケッチ

森鷗外記念館_story(3256)2013.11.16

「漱石と鷗外」文京区文学散歩
今日は湯島からスタートして本郷から千駄木にかけて、夏目漱石や森鷗外のゆかりの場所を訪ねる文学散歩に繰り出した。総勢１６名。
サラ文（サラリーマン文化芸術振興会）に「漱石と鷗外」を研究されている方が居て、今日は氏を案内役としての文学散歩。
『吾輩は猫である』『三四郎』『雁』などの作品にでてくる場所や、漱石・鷗外が住んだ「猫の家」、鷗外の家「観潮楼（かんちょうろう）」を尋ねた。

鷗外の作品は難しいと言うが、『日蝕』により芥川賞を受賞した平野啓一郎(1975-)さんの壮麗な文体は、森鷗外作品の影響を受けているようである。主にロマンティック３部作がそれである。
諦念（道理をさとる。諦めの境地）の概念が鷗外文学にあると説き、鷗外作品で慰められるとも。なるほど。難しさの根底にあるものを汲み取らなければならなかったのかと改めて、鷗外全作品を、読んでみたくなった。

文学散歩に出発するまえに湯島にある小料理屋で昼食。おどろいた。純和風の新鮮な食材。今時の偽装事件などおかしくなるくらいすべてが手作りである。今日届いた氷見の寒ブリなどほっぺたが落ちるくらいであった。
ここお勧め。「倭旬」超美味。ミシェラン級。

大阪にて
大阪探索もなかなか楽しいものだ。コースは11/2のblog参照。

淀川河川公園から淀川大堰（おおぜき）　朝のスケッチ

淀川大堰、水道橋、奥に阪急線の橋梁、長柄大橋。

さて、環状線の「天満」駅は、２ｋｍも続く「天満橋商店街」に隣接している。新宿のハーモニカ横丁のような間口一軒の店が何十軒も列をつくるように並ぶ。
大ジョッキが350円という安さ。どの店も超満員。まさに「食い倒れ」の大阪を象徴する界隈である。

恥ずかしながら初めてこの土地を訪れたわけである。店で携帯を忘れるというおまけが付いたために、駅周辺を再訪することが出来た。
大阪駅に預けたリュックを取り出し、淀川河川公園へ。野宿に向かった。こうした苦行は、下記スケッチのためである。「葦で覆われた「淀川」に朝靄がたれ込める」と絵柄を想像して、野宿に及んだ次第である。
大峯奥駈道で使用したテントがここでも役立った。寝袋とテントで総重量は1.5kg。小さなリュックに収まってしまうのだ。この河川公園。淀川の治水に拘わる歴史的建造物を保存している場所でもありよく整備されている。
芝生でテントを張れた。

しかし甘かった。東京と違い、明治時代になっても大氾濫していた淀川は、長年の治水で、葦など生える隙間はなく、堰と護岸工事で完全にコンクリート化していたのである。
桂川、鴨川、宇治川を集めて流れる淀川は、中津川、神崎川、淀川に分かれ、北上して合流する大和川をも含んで、非常に複雑に絡み網目のような三角州の流域となっていた。
江戸時代の治水においては、新大和川を掘削して大和川とし、安治川の掘削などで淀川を流れ易くしたものの、まだ不十分で1885(明治18)には平野地域全域の洪水があり、さならる改良工事を突貫する必要に迫られた。
そこで新淀川（現淀川）が掘削され、旧淀川（現大川）に堰が作られ水量調整する施設が設置されたという。1910(明治43)年完成。これが現在史蹟になっている「毛馬洗堰（あらいぜき）」である。１０門の水門からなったという。その３つが保存されている。
現代には、近代的な、毛馬水門（毛馬閘門（こうもん）・毛馬排水機場）や、淀川大堰(1964年)にとってかわられ毛馬洗堰（あらいぜき）の役目は終わっている。それが公園に保存されているのだ。

徒然の記　森鷗外記念館

「観潮楼」は鷗外没後借家人の失火と空襲で焼失している。その跡地に、文京区立鷗外記念本郷図書館が建てられた。
2012(平成24)年、鷗外生誕150年を改築して、図書館を改築して、鉄筋コンクリの近代的な文京区立森鷗外記念館としてopen。
11/24まで、鷗外と親交のあった、画家「原田直次郎」展をやっている。

Picture1（sketch-direction 0° am6:13 Sketch point：Yodogawasuimon,Osaka-City,Osaka Pref.Japan GPS 34.720681,135.513261(°）（34°43'14.45 N,135°30'47.74 E）標高2m

Google Earthを楽しむ方法
Blogに掲載されている画像はすべて場所名、方位、時刻、GPS情報と標高を付けています。このうちGPS情報(ex. 34.652600,135.506306(°）など )を、Google Earthのジャンプboxに貼り付けて検索ボタンをクリックすると、スケッチした場所に飛ぶことが出来ます。 15544(°）など)を、Google Earthのジャンプboxに貼り付けて検索ボタンをクリックすると、スケッチした場所に飛ぶことが出来ます。

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