( 承前 )
本日(と言っても7月16日のことですが)は朝から小樽銀輪散歩です。宿泊ホテルが小樽市街から少し離れた高島岬背後の丘の上にあるので、そこからの出発となります。
ホテルから少し下った処にある展望広場から撮った写真がこれ。
何か記憶にある眺め、と思いきや、友人の岬麻呂氏から送られて来た写真と同じアングルであるのでした。同氏も此処に立たれたのかと思うと愉快な気分。
<参考>「 岬麻呂旅便り・小笠原諸島(付北海道旅行)
」 2015.6.9.
先ずは、手近な処で、眼下に見えるニシン御殿と灯台に行ってみる。と言っても直接には行けず、いったん海岸べりの道路まで下りて、そこから再び坂道を上らなければならないのであるが。
( 小樽鰊御殿
)
御殿の裏に回ると由来を記した石碑があったが、それによると、この建物は此処にあったのではなく、北海道炭鉱汽船株式会社が創立70周年記念事業の一環として、昭和33年に、泊村にあった建物を譲り受けてこの地に移築し、小樽市に寄贈したものだそうな。
( 八田尚之文学碑
)<参考> 八田尚之
・Wikipedia
御殿の敷地内には八田尚之という方の碑がありました。存じ上げぬ名でありましたが、調べると小樽出身の脚本家でありました。
御殿の前に自転車を停めて、徒歩で灯台へと向かう。
( 日和山灯台
)
灯台の赤い色は雪が降り積もっても海上からそれと分かるようにということなんでしょうが、美しい灯台です。
灯台周辺に咲いていた花たちです。
上はホテル前の花壇にカモミールなどと一緒に植えられていた花と同じでしたからハーブの1種で、在来の野草ではないようだ。花壇に植えられた園芸種の種が風に運ばれてここに咲いているのだと見ましたが、さてどうでしょう。花壇には花の名も書かれていたのですが、カタカナの名前にて思い出せません(笑)。
こちらは、野草でしょう。エノコログサの仲間かと思いますが、毛が短く端正な姿です。これでは「猫じゃらし」にはならないでしょうから、ネコジャレズと名付けて置きましょう(笑)。
そして、ナデシコの群生。ナデシコは大伴家持が愛した花。万葉の花に出会えてようやくに銀輪万葉らしくなりました(笑)。
なでしこの その花咲ける 高島の 岬の朝を ともにし行かな (偐家持)
(本歌)なでしこの その花にもが 朝な朝な 手に取り持ちて 恋ひぬ日無けむ
(大伴家持 万葉集巻3-408)
そして、アザミ。未だ蕾にて花の色は不明であるが、神威岬で見たのと同じ、白いアザミであるのだろうか。
上の写真で遠くに見えているビル街は札幌のそれでしょう。
海辺の道に戻り、小樽市街へと走る。この道は鰊街道と呼ばれているようです。鰊番屋などの建物が道沿いに残っていて趣のある景観を成している。
説明はそれぞれの説明板の記載に委ねますので、それをご参照下さい。ヤカモチには如何なる知識もありませぬ。
字数制限のようです。本日はここまでとします。( つづく )
飛鳥川銀輪散歩(下) 2024.11.11 コメント(4)
飛鳥川銀輪散歩(上) 2024.11.10 コメント(2)
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