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皆様、はじめまして!山梨でママサークル活動をしていますROMANTIC MOTHERS STYLE(通称:ロマスタ)と申します。現役ママ達が子ども達と一緒に何か楽しいことやっちゃおう!家庭や子育てを中心にしながらも、自分磨きや自分自身も楽しんじゃおう☆という、コンセプトのもと古民家を改装したサロン運営や、イベントを開催しています。ロマスタHP:http://x37.peps.jp/rmstyle/私たちの活動は、また次回ユ~ックリお話させていただくということで~(^∀^)ノ今回は、先月開催しました“全国ママサーフォーラム”についてレポートさせていただきます!ロマスタが主宰します、ママサークルをつなぐネットワーク【マザーズスタイルプロジェクト(通称:Mスタ)】は、現在全国のママサークル約30団体が所属しています。最近、親子のコミニュケーションの場・チャレンジの場としてママサークルを作る動きが活発化しています。それに伴い、ロマスタに活動のアドバイスや情報を求める声がたくさん届くようになりました。そこで、ママサークル同士が情報交換でき、互いに励ましあえるような場を作ろうと2008年にスタートしたものです。MスタHP:http://x61.peps.jp/wpro/そして先日なんと!!やまなし若者活性化プロジェクト(山梨県教育委員会さん・大学生のボランティアグループ翼プロジェクトさんなど)のバックアップをいただき第一回目となります、ママサークルについて学ぶフォーラムを開催することができました!丸の内の会場には8都道府県20サークルのサークルを運営しているママ達が集結。前半は、学習会として…我らがロマスタ&千葉のママサークルEXTRAL SHINEの活動をもとに、ママサーのノウハウをプレゼンテーション。大阪市立大学の山縣文治先生による、基調講演“みんなつながって生きている”。全参加サークルさんによる自己紹介。後半は、交流会として…ティータイムしながら、サークル同士楽しくおしゃべり&情報交換。ご当地名物を持参するというお題のもと、各地区の名産おかしが並んだテーブルはとっても華やかでワクワクしちゃいました。また、やなせたかしさんのキャラクターが楽しい『早寝・早起き・朝ごはん』の紙芝居を翼プロジェクトの大学生達が読んでくれるサプライズも(*^∀^*)視察にいらしてくれた文部科学省さんから、サークルに紙芝居のプレゼントもいただいちゃいました!参加したママ達は、自分たちの立場で今必要なことをつかんでくれたようでした。『活動の刺激になった!』、『子育てと両立しながらも、いろんなことにチャレンジしたいと思う』などの嬉しい感想をいただくことが出来ました。子育て中の楽しみのひとつとして、また地域や社会とのつながりとして、今後もサークル活動を楽しんでもらえればいいな~と思いました(*´∀`*)フォーラムの様子は、NHKさんのニュースで放送され、山梨日日新聞さんや読売新聞さんにも掲載していただいたので、若いママ達のちいさな活動を皆様に知っていただける機会になったかな~なんて思いました。今回のフォーラムは、たくさんの方の協力・ご支援をいただいての開催でした!まさに山縣先生の講演でもテーマになりました、“みんなつながり・協力し合い・助けていただきながら生きてる(活動している)”!応援してくださった、皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。これからもロマスタは頑張るママ達&ママサークル界を、どんどん盛り上げて行きたいと思っています☆どうぞ皆様ご指導よろしくお願いいたします!
April 21, 2010
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兵庫県加古川市の はりまdeあいあい のシオタニクミコと申します。お声がけいただき、飛び入りで初めて投稿させていただきます。 はりまdeあいあいは、加古川市内の個人宅で子育てひろばや自主講座を開催する団体です。また、登録メンバーによる預かりあい活動も行っており、今年秋で発足5年を迎えます。(4つ葉プロジェクトとの出会いがどんなに力になってきたことでしょうか。与えていただいた視点が折々の活動の支えとなって続けてこられたと感じています。ありがとうございます) この数年の間に、当市の子育て支援センターも2箇所になり、ひろばの数も増えたし、子どもだけ参加の幼児教室が増えました。近所の公園へ毎日出かけるスタイルではなく、曜日ごとに車で移動する親子たち。サークルはお世話役が回ってくるから面倒だという話もよく聞きます。変化を眺めていると、便利になった分、親子はお客さん化しているのかもと感じることがあります。 私たちはひろばを通して、子どもと母同士の出会いや笑いあふれるランチタイム、ちょっとしたゆったり気分や大人の会話時間、安全な遊び場を提供しようと考えてきました。しかし現在は3人のスタッフに1歳児がおり、とてもじゃないですが「お世話している」わけではありません。見分けがつかないほど参加者の方々と一緒になって子どもとの暮らしの試行錯誤を共有している感じです。 それでも時折、「あれ?参加してくれる人たちに喜んでもらおうと思って頑張っちゃうことで、参加者とスタッフとの線引きをくっきりさせてしまっているんじゃないだろうか」、とか「子育てしながらでも、お互い支えあうことが出来きるんだという気持ちが伝わっているのだろうか」と 振り返ることがありました。 こんな中、先日預かりあいの活動に加入された方から、こういうお話を聞かせていただきました。(お許しをいただき引用させて頂きます)今までは(恥ずかしながら)「行政が何をしてくれるか」「どんな助けが受けられるのだろう」というふうにしか考えていなかった。 それがいつの間にか「行政はこういうことをするんだな。じゃあ私はどうしたらいいだろう。私でも何かできることはないかな」というように考えるようになっていた。 彼女は市の次世代育成支援行動計画案に目を通していて、こういう感想をもたれたとのことでした。こちらから多くを説明することなく、活動に参加する中でこんなご自身の変化を感じてもらうことが出来て感激しました。同時に子どもを持つ女性や、集う場所の持つ可能性をもっと信じていこうと思いました。 私たちの活動は、これまでたくさんの応援を受けています。活動拠点をお貸しくださっているオーナーさん。運営に悩んでいた時に貴重なヒントを話しにきてくださった先輩方。いただいた力をどなたかに手渡したい。今後もひろばに足を運んでこられる方々とのご縁を生かして、エネルギーが循環する空間を作っていきたいと思っています。
January 9, 2010
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はじめまして(株)コマーム事務局加苅です企業内保育施設の設置から運営までのコンサルティングを行っています。特に地域に密着した中小企業さまのご相談に対応することがほとんどです。もちろん保育士ですので保育にも入り現場のお子さん、保護者の方、そして働くスタッフと最前線で関わっています。企業内保育については待機児童対策 ワークライフバランス等色々な側面から期待されていますが、それ以外に職業に対する子どもの意識を育むということ、社会全体の子育てに関する意識を育むというメリットに今注目しています。小学校、中学校での職場体験で子どもたちは「仕事」を体験したり見たりする場面もありますが、子ども(中高生も含め) が大人の働く姿を目にすることはあまりありません。大人になったら何となく仕事をするものだという意識はあるけどリアルな感覚として響いてこない。それが子どもたちの現状ではないでしょうか 企業内保育ルームでは実際大人が働いている姿を見ることも多く、ごっこ遊びの中にお仕事ごっこが沢山出現します。働くこと、お疲れ様という声でお互いをねぎらうことを乳幼児期に見ることはいつか自分も家族や社会を支えるために働くのだという意識を育むことにつながるのだと感じています。何より身近で感じる子どもの姿、子どもの笑い声は大人の側にも皆で育んでいこうという気持ちを育てていると感じます。まったく知らない子の発熱はあまり心配にならなくてもいつも見ている子が熱を出したときは自然に「早くかえってあげなよ」と思えるものです。職員の子育てを会社全体で援助していくことは社会が子育てを当たり前のよう支えていくことにつながります。こども手当てをもらうことは助かりますが何より「子どもが病気で申し訳ありません、ご迷惑をおかけします。」とびくびくしながらやすまなければならない世の中ではなく、子育て支援は当たり前、子どもたちひとりひとりの存在を社会全体で担っていくのだという風土ができれば仕事か子どもかという選択自体がなくなります。企業内保育に関する助成金は厚生労働省のもの、各自治体のものといくつかの種類があります。厚生労働省の助成金に関しては一人当たり7平方メートル以上10名以上という条件があります。自社や提携企業で保育所に入れない子どもを持つ従業員が継続して10人以上存在するというのはかなり従業員数が多くないと難しい。県や市の助成金は設置のみの助成で運営に関してはないものが多いのが現状です。また地域児童を受け入れて保育を行った場合、地域児童には所得に応じた保育料の軽減 があり、職員、施設に対する運営費の助成もありますが、企業内保育枠を利用する乳幼児には助成がないため、同施設においても保育料金の格差が生じてしまいます。企業内保育が親の利便性のための単なる託児施設ではなく、こどもの成長発達のためにより良い環境を構成し、企業が次世代育成推進という社会的責任をはたしていくため地域の児童と同様に保育料の軽減措置と運営に関する助成金交付が必要です。企業内保育は一企業の福利厚生ではなく、地域と連携し地域児童も含めて皆で育つ、育てようという想い社会で子育てを支えていこうとする新しい動きの現れであるとかんがえています。
December 25, 2009
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4つ葉ブログの書き込みは初めてです。武蔵大学武田信子と申します。公式HPでヒアリングをしていただいています。さて、先日、子育て支援拠点中級者研修の東京セミナーで第一分科会のコーディネーターを務めさせていただきました。当日の資料の中で、もう少し丁寧に一緒に検討していかないと皆さんに伝わらないなと思った部分があります。ここに転載させていただきますので、読んでみていただけませんか?<子育て支援の場はどのような場であると親子にとっていいのか?> 自分たちのひろばで下記のようなことは起きていませんか?これは子育ての支援と言えるのでしょうか。スタッフはどう動けばいいのでしょうか?自分たちの価値観を問い直してみましょう。1,子どもを他の人に見てもらうとホッとする。 やっぱり保育園に預けよう。2,うちの子は他の子より大人しくて、遅れているのかな。 幼児教室に入れて早期教育を。3,他の子を噛んじゃった。 乱暴だから、ここにはもう来られない。4,心理相談の予約しておかなかったから、今日は相談できない。 出直しだわ、どうしよう。5,今日はイベントが何もないのね。 つまらないからスーパーにでも行こう。6,外遊びで汚れないし、クーラーもきいているし、 夏はここが一番。7,キャラクターの飾り付けやおもちゃがいっぱいで、 わくわくするわね。8,ここはスタッフが充実していて、なんでも教えてくれるのよ。 9,子どもから離れちゃいけないのに、あのお母さんったら。 10,スタッフの方が子どもの扱いがうまいな。 自分は親失格みたい…。子どもは一人でもうたくさん。11,今日のイベントには随分たくさん人が来ていたけど、 知り合いがいなくてさみしかったわ。12,こっちの広場は利用者が多くて、あちらは少ないわね。ふふふ!13,立派なひろばができたし、最近は親の力も弱くて、 地域に自主サークルが少なくなったのは仕方ないわね。14,ひろばができたからスタッフと話せばいいし、 公園デビューがなくなってほっとしたわ。15,月曜はひろばの読み聞かせ、火曜は体操教室、水曜は英会話、 木曜はひろばのわらべ唄、金曜はプレーパークで泥遊び…16,毎日同じ固定メンバー。 スタッフと顔見知りで、ツーカーの中になっている。17, …他には?どうして上記の点について、考える必要があるかについては、研修用テキスト:「育つ・つながる子育て支援」子育て支援者コンピテンシー研究会編 チャイルド本社 を読んで(マンガを見て)、仲間の皆で考えてみてください。育つ・つながる子育て支援
November 25, 2009
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横浜のびーのびーの奥山です。いよいよ本日投票日ですね。横浜は、市長選もあり、ダブル選挙です。市長選といえば、このところ市長選に出馬するという方が、続けてお二人お見えになりました。お一人は、30代で関西方面の市長になりました。なんと、彼は昨年の子育てひろばセミナーで事務局を担っていただいた方でした。もう一人は、今年中に立候補するのではないかと思います。お二人ともに30代、40代、子ども・家庭支援が政策的に大切だと考えていらっしゃいました。また、30代、40代で世の中変えて行かなくてはならないと熱く語ってくれました。ちなみに、横浜市長選に立候補した、ダイエー、BMW,日産自動車販売の社長をなさっていた林文子さんは、「にっぽん子育て応援団」の企画委員です。5月9日の立ち上げセミナーでは、賛同金を集めるため、受付まわりで参加者に声掛けをしてくれていました。そのお姿は、根っからの営業ウーマン!市長選に出馬とは正直驚きましたが、何だかご縁を感じます。今回の衆議院選挙の争点である子育て支援、注目されたのはいいけれど、現場の感覚からずれているとしか思えません。目指すべき社会の姿が見えてきません。ここまで来たら、選挙のあとが大事になってくるのかもしれませんが。特に、子育て支援といえば、幼稚園・保育園、それ以外は思いつかないマスコミにうんざりしましたし、子育て支援のNPOとして、アピールが足りないと反省しきりです。もう既に皆さんは、宮台真司の「日本の難点」はお読みになったのではないかと思いますが、その中で、これからの社会、行政は「個人の自立」を支援するのではなく「社会の自立」を支援しなくてはならないといっています。経済的に失敗しても、ちょっと学校に通えなくなっても、障害があっても、家族や地域の自立的相互扶助が個人を支援してくれる社会づくりのために、行政は地域社会の自立を支援すべきだと。実際、その新しい仕組みを運営していくのは、市民やNPOなんだと思います。「人間関係に支えられた新たな生活社会」というキーワードを読みながら、ひろば事業は、まさしくこれなんだ!と思います。子どもが生まれたことで、地域を意識する。生活を取り戻す。人に支えられなくてはやっていけない。私は、本当にそうでした。「こども」が私を変えてくれたと思っています。だから、子ども・子育て支援から世の中変えられるのではないかと、ひそかに思っています。人が変われるチャンスだからです。さて、個人の自立だけではなく、社会の自立をいっている政党はどこか?どの政党が第一党になったとしても、私たちは訴え続けなくてはならないと思います。社会連帯のプラットフォームづくりをきちんとつくってほしい!と。ずっと、4つ葉で言ってきたことですね。
August 30, 2009
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いわて子育てネットの両川です。盛岡は、朝晩はかなり涼しく、タオルケットだけでは寒い感じです。皆様のところはいかがですか。いわて子育てネットでは、県委託の子育てサポートセンターや盛岡市の委託でつどいの広場KOKKOの運営など行政との協働を行っています。協働事業は、当法人のミッション達成のためにも大いに意味のあることですし、事業遂行しながら、結構自分たちも育っていると実感することがあります。一方、自主事業と委託事業との資金バランスを考えるとどうしても委託事業に偏りすぎて不健全さを常に感じていました。子どもの自立を支えながら、自分自身が自立できないジレンマです。厚労省からの委託事業の緊サポ事業廃止に伴い、今年5月に事務所を移しました。経緯は省略しますが、子どもの一時預りもできるスペースとセミナー等もできるスペースを備えています。コミュニティスペースにこにこです。当然ですが、NPOがNPOであるためにはNPOである部分とNPOを支える収益事業がないと成り立たない。NPOは未熟な制度の割りに、法律の縛りが強く感じることもないわけではなく、いかに、働く人のモチベーションを下げずにミッションを達成するか、頭の痛いところです。支援対象となる人たちはもちろん、社会が、いやなりよりも自分たちが決めた着地点で納得するしかないかなと思うこの頃です。さてさて、選挙ですね。みんな子育て支援を謳っていますが、正直言って入れたいと思う政党がありません。児童手当も、一人目に多く、二人目からは少なくなりますが、少子化対策としてその逆にしてはいかがかしら。三人、四人と子どもがある人はその分負担が大きいのですから。子育て支援は未来づくりと思って活動しています。子どもの数の分の投票権を子育て親に与えて欲しいとまで考えます。そうすればもう少しお金をばら撒くだけでない、個々の事情にあった施策を考えてくれるのではないでしょうか。
August 29, 2009
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群馬県渋川よりお便りします。金井さんちの田んぼでは青々とした稲に風が吹き渡っています。今日は久しぶりに太陽が顔を出し夏らしくなりましたが、今年の夏は日照不足で稲の花がまだ咲きません。米不足にならなければいいのにと、心配しています。NPO法人シーヤクラブでは金井さんちの畑を借りて「みんなで畑体験」が3年目になります。1年目は子どもを4時間、畑でお預かりし、お母さんに息抜きをしてもらうレスパイト事業を福祉医療機構の助成金を頂いてしました。2年目はドコモ市民活動の助成をいただき子育てスキルアップ講座を開催し、お母さんが勉強している間は子どもたちを畑でお預かりしました。収穫する喜びや異年齢の中で遊ぶ楽しさなどを体験できたと思います。3年目の今年は、「みんなで畑をしよう」ということで、赤ちゃんから60歳代までの約30人が参加してやっています。6月にジャガイモを収穫し、先日の畑では、トマト、なす、枝豆、かぼちゃなどを収穫しました。夏は草との戦いです。3チームに分かれて毎週草取りをしていても、畑の肥料がいいのか…?背丈ほどの草がはえています。そして、虫やタヌキも出てきます。なすが『てんとう虫もどき』になめられて表面が茶色く硬くなったり、赤くなっておいいしくなったトマトが食べられたりします。枝豆も色が悪く実も入っていたりいなかったり……形、色の良い市販のものは、どれだけ消毒をしているのだろうと思います。今年はお母さんたちも参加しての畑です。子どもたちよりも大人のほうが「わくわくどきどき」しながら参加しているようです。ジャガイモ掘りでは大きなお芋にみんなで歓声を上げたり、虫をつかんだ子どもにお母さんがびっくりしたり……親子で楽しくやっています。食卓に収穫した野菜をならべて親子でいろんな話をしていることでしょう。これから、9月さつまいも、10月サトイモの収穫と続きます。NPO法人シーヤクラブ 池田久子
August 12, 2009
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メリゴ園長・佐々木ですメリーゴーランド(保育園)の引越から10日経ちました。昨日、大量のゴミの処理をし、9年間子ども達と過ごしてきた園舎はすっかり空っぽになりました。「よくやってきたね~」自分への労いの言葉を自分でかけたのは初めてでしょうか。色々あったんですよ…ホントに。認可外施設で規模も小さいメリーゴーランド。それでも他園には絶対劣らない保育をしようと毎日走っていました。でも、いつまでも走り続けられるわけではないから、10年後に目標が達成できるように、とにかくそこまでは頑張ろうと。認可外といっても最低基準は厳しく、それを維持するだけでも相当の経費がかかります。それでも、スタッフと作り上げたメリーゴーランドの保育をこの先も継続していく事が私の役割であることを肝に銘じ取り組んできました。今、私は目標達成のために一つの審判を待っています。そう、メリーゴーランドは認可保育園を目指しているのです。認可許可は、秋田県が判断をし決定します。国が基金を作ろうと何をしようと、お金がない地方にとって、認可保育園一つ増やすだけでも大変なことは重々承知しています。だからといって、自力での認可保育園設立もまた厳しい。国が半分負担してくれるこの「安心こども基金」は、最後のチャンスなのです。能代市と認可申請の協議の際、やりとりの中でこんなご提案をいただきました。「佐々木さん、保育園辞めませんか?」残念ながら、その提案を受け入れるほど、佐々木も柔な人間ではなかったのであっさり却下させていただきましたが。審判待ちで、非常に不安な時間を過ごしているのですが、時に、私を必要としている人は、この能代にいるのだろうか…。秋田県がNO!といえばTHE END。その後、園の運営だけではなく支援活動も含めて頑張れるだけの気持ちを維持できるだろうか。な~んて、佐々木らしからぬ思いに駆られることも。この度の引越は、大きな夢を可能にする、そんな期待を持って実行に踏み切っただけに、崖を何度もはい上がってきた人間とはいえ、今度ばかりは…自信がないです。AH~早く決まって下され!YESか、NOか!
August 11, 2009
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こんにちは メリゴ園長・佐々木です今日はコミュニティハウス「ぶらんこ」にて非常食講座を開催しました!本日の主役は「ハイゼックスシート」この袋に、お米、水、具を入れ込んで炊くのです。当然袋にはきれいなお水を入れるのですが炊くための水は泥水でも大丈夫という優れもの。袋一枚で一合のごはんが炊けます。今日は、生姜ごはんと、カレーごはん、白飯、そして、子育て家族向けにお粥まで作ってみました。炊きあがるまでの間(約50分)今から26年前に秋田沿岸をおそった日本海中部地震の体験談としてその時の恐怖や、子どもを持つ親がとっさにとった行動やその後の生活などお話を伺いながら、いざというときのためのアドバイスをいただきました。さて、お鍋もグツグツし始めいよいよ試食タイム!出来上がりは上々!どれもおいしくいただけました。災害時に温かいごはんをみんなで囲めるってきっと、凄く幸せなことなんだろうな~って思いました。私は、日本海中部地震の時上京していたので実は、その怖さも、長く続いた不便な生活も体験していないので今日は色々と勉強になりました。おなかもいっぱいになり、大満足の講座でした。この、非常食を広める活動をしているのは能代市内の「上町すみれ会」の皆さんです。まちづくりのお仕事で知り合い、以来大変お世話になっています。上町(かみまち)という町内のコンパクトな集まりではありますが展開している活動は、全市民を引きつける魅力があります。そしてここに続けとばかり、市内にはおかみさん会がちらほらと出来てきました。「まちづくり」と「子育て支援」は切っても切れない間柄!?体験談の中で「最後は、人のつながりだからね~」の一言これが、互いの活動でいかに大切か響きました。すみれ会さんとは、妙に波長が合うので良い関係がこれからも続くと思われます。互いに、切磋琢磨しながら今後も活動を支え合っていきたいと願う佐々木です。…あれっ?何の講座だっけ?そうそう非常食!夏休みには小学生向けの講座も決定しました!
June 23, 2009
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メリゴ園長佐々木です。先週の木曜日、移動ひろばで能代市南部地区を訪れました参加者は16組。でも、手をたたいて喜んでもいられないのです。この地区を訪れるにあたり、民生児童委員に移動ひろばのことをお話ししました。そして、地域の子育て家族と一緒に楽しんで下さいとお声がけをしたにもかかわらず一人も来ない!この日は、助成金の担当者(市職員)が様子を見に来てくれていたのですが、たぶん彼女も来てくれて当然だと思っていたのだと思います。「これが現実なんですね」とポツリ。「だから、この活動は続ける意味があるんですよ」と、私は答えました。「それから、今日来てくれた人たちは、たぶんほとんどの人たちが無料で参加が出来るから足を運んだはずです。実は、有料なら行かないとはっきり言われたんです。取れませんよね」市の職員は「色々経費がかかるのに…」とまたポツリ。「参加人数を事業の成果と見るのであれば、無料にしてでも人は集めます。それは確実ですから。ただ、意識は何も変わらないでしょうね。なので、私たちは内容で意識を変えられるよう頑張ります。」と答えました。次回は18日です。次に訪れる地区ではどんな反応が見られるか楽しみです。移動ひろば初見参!の地域です。無反応は無反応で、それもまた変化が楽しめるので良いかなっ!地味な活動ですが、これがきっかけとなって地域の意識が変わるのであれば私は自信を持って続けたいと思っています。まさに、そこが問われる大切な機会ですからかなり本気モードです!それにしても、選ばれた人たちがもっと本気にならないと!それから、選ぶ人も人選が問われるようでは問題あり!(まったく、どこから改善をすればいいのやら)広報に名を連ねられて紹介されるほどのお立場の皆様方には、それなりのお役目があるのではないのでしょうか?…と、私は問いたいです。…これも現実…ではすまされないと私は思うのですが…。もちろん全員が全員名誉職に甘んじているとは思っておりません。ただ、一生懸命な人もそうでない人も肩書きだけで同等と見られるのはどうでしょうか社会において、「これが現実よ!」でスルーしてることをきちんと考えて対処したら、世の中変わるでしょうね~。ちょっと、次回のネタ探ししてみよっ
June 9, 2009
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柳川市このゆびとまれ もりいくこです。柳川のつどいの広場は、隣接の神社の森や、お堀に囲まれ、水と緑と土が身近にある場所です。そこで、生き物達のエピソードを少し。週明けの月曜日、スタッフミーティングの日。みんなで、館内外を掃除してミーティングを始めるのが、いつものスタイル。私は外掃除を担当。庭に出て、テラスを掃きながら、ふと目を側溝にやると・・・。そこには、無残な鶏の死骸が2羽・・・。側には、子猫たちが3匹ないています。野良猫のお母さんが、乳離れをした子猫たちを育てるために、捕まえて与えていたようです。無残な鶏の一生に哀れを感じ、野良猫母さんの、生きるため種を残すための狩にも思いを馳せつつ、トリさんのご遺体を片付けました。他にも駐車場の硬い砂利を掘って、ひっくり返した洗面器位の大きさの石亀がまさしく今、産卵している場面に遭遇。「ごめんごめん。びっくりしたでしょ。頑張って卵産んでね。」と声をかけつつ、足早にその場を去りました。梅雨の時期は、青大将などのヘビが鳥の巣の卵を狙っているのでしょうか、松の大木をクネクネと上っていく事もあり。ここは、人間だけでなく生き物達の子育ても見えるところ。自然豊かなこの場所がずっと続きますように。その為に私達に出来ることを考え 行動していきたいと思っています。子ども達が亀や蛙を見つけてお母さんから、「餌は?」「育て方は?」と飼育の方法を尋ねられることも多々。ここの子育て支援の幅はとっても広いです。
June 2, 2009
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子育てネットくすくす@草薙めぐみです。私たちのミッションである「障害のあるなしにかかわらず地域の中で安心して子育てができるように…」という日々の活動の中で、私たちの目の前にはいろんな個性をもった子どもたちや多様な支援を必要とする親子がいるすまいるの子どもたちと広場の子どもたちは(すまいる=児童デイサービス・日中一時支援事業を実施)日常的にふれあい、遊び、オモチャの取り合いもケンカもする共に過ごす中でお互いに何かと気を遣うところもあるけど無邪気に遊んでる子どもたちを周りの大人たちが見守りながら自然に笑みがこぼれてしまうのはきっと私だけではないはず…。ともに広場をつくりあげる利用者の親子はすまいるの親子が広場に遊びに来てくれた時「いくつなんですか?」と自然に声を掛けてくれたり抱っこをしてくれたり、笑顔で絵本を読んでくれたりおままごとで一緒に遊んでくれたりすごく自然にあたりまえのように受けいれてくれることに「ありがとう」という感謝の気持ちでいっぱいになる先日、両広場の利用会員さんにアンケートを実施したところすまいるとのかかわりについて率直な意見や感想をもらった。その殆んどが…「ともに育つことはとても大事なこと」「こういう経験は小さい頃からとても必要なこと」「広場を利用する中でいろいろと学ばせてもらっている」否定的な意見はひとつもなかった一枚一枚のアンケートを見ながら本当に嬉しくて心が温まり、涙がでたもちろん、私たちがやっている活動はすべてが上手くいくようなそんな簡単なものではない今でも目の前にはいろんな壁が立ちはばかりその壁に立ち向かいながらさて、どうやって登ろうか?!と、仲間たちと思案中!何てことしょっちゅうですっ(大汗;)若い時はただがむしゃらに壁を登ってたけど最近は必ず周りを見渡して使えるものを手に取り周りの人の知恵もかりながら依然より少しは上手く登れるようになったかもしれないただ、器用になんてまだ登れないし登りながら不安になったり、方向性を見失いそうになるけどただ、ただ、あの壁の向こう側には何があるんだろう!的なワクワク感とやる気と勇気とパワー、そして笑いのエッセンスも大事にしたい
May 31, 2009
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メリゴ園長です。今日は、我が家の人間模様から。この春、中学二年生になったうちの娘は昨年の秋頃からでしょうか、いよいよ反抗期に突入。当然と言っていいのでしょうか、父親への態度が一変しました。母が言うのも何ですが、親子でそんなにベタベタするな~と呆れるくらいの仲良しだっただけに父親は相当ガックリです。私自身の経験から、「あきらめろ、今はあきらめろ」としか言えないのですが…。なかなか、わかってもらえないのです。父VS娘の仲介役をやむを得ずしている私もいよいよ辛い。こんな時、誰か父親支援をしてくれないかしらと本気で思っている私。母:「ね~いつになったら前みたいにお父さんと仲良くなれるかな?」娘:「…大人になったら!」母:「それっていつよ?」娘:「20!?位?」母:「先が長い話だね~」主人は娘の幼稚園時代に同じクラスだったパパさんと会う機会があって、その時の話題はもっぱら「反抗期」だったようです。口を利かない、話も聞かない、同じ場所にすらいてくれないetc…Ah~悲しい悩める父親は随分いるようです。母親は自分が通ってきた道なので理解は出来るんですけど、対処は難しいですよね凹んでる父親同士集まって、それこそ親父広場でも開設したら?といったら仕事と一緒にするな~ですって。でも、案外面白かったりして乾杯日本全国色々な親育ち・親育て支援があると思いますがこんなパパ達を癒してくれる支援があったらご一報を!
May 26, 2009
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新潟のNPO法人ヒューマン・エイド22の椎谷です。7月に実施されるイベントの紹介です。「おとなの文化祭」学校や園で実施される「文化祭」は親が子どもの作品を見たり、地域によって様々ですがステージで子どもの発表、バザー、フリマなどがあります。今回は、子どもたちが親や大人のステージ、手作り品の販売などの様子を見る企画です。雑貨や洋服の手作り品を販売する方が増えているということで、子育て中の方限定で販売ブースを用意しました。子育てしながら、時間を作りながら制作販売している姿を子育て中の方にも見て欲しいと思います。そして、子どもたちが憧れる大人を増やしたい!!と思うのです。楽しんでいる姿、輝いている姿、笑顔などを伝えていくのも大人の大事な役割。ご要望があれば、いつでもマジックしますよと私も待機していますが、今だ要請はありません・・土曜日です。是非見に来ませんか、昼間は大人の文化祭を楽しみ、夜は美味しい料理にお酒を飲み大人の時間を楽しむのはいかがでしょう?法人ブログの「お知らせ」でも紹介しています。ご覧下さい。
May 25, 2009
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柳川このゆびとまれ もりいくこです。今日のつどいの広場は3歳を頭に三人の子どもを持つママや、双子のママ、お付き添いのおばあちゃんなども加わり、賑やかでした。ここを見る限り少子化なんて何処の事?と言うような感じでした。さて今日は助産師さんの相談デーでした。オッパイの事や、卒乳の事、夫婦生活、女性の体の事などが話題に出ていました。その中で、みなさんの多くが、「オッパイやっている間は排卵が起きない」と思っていたことが判明。数字やデータばかりに頼らないで、もっと自分の体のメッセージを感じましょう。という事になり、来月はさっそく「排卵を知る」のテーマで講座をしていただくことになりました。ママ達の食いつきはよく、「自分の体のことなんて習わなかった。」「基礎体温のグラフでしか高温期がわからない」など様々な声が・・・。女性の体の事なんて、学校の勉強ではなかなか習わず、妊娠期の体、生活はマタニティーセミナーで学び、出産してからは、「子どもを健やかに育てる」事にスポットを当てた子育て支援が始まり・・・。妊娠や出産の影に隠れ、女性として母として、自分の体を省みることが無かったのではないかと気がつきました。で、これから月に1度座談会形式で、毎回テーマを設定して「女性の体を知る講座」開催していきたいと思っています。
May 19, 2009
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「にっぽん子育て応援団」の盛会の様子を拝見し、あ~参加したかったと正直思っております。福島までは行ってたんですけど…残念です。何が残念かというと、立ち上げのパワーを実感したかったかな。一昨年になりますか。杉山さんに大変お世話になった協働フォーラム。私は、あの時キックオフしてもらったボールを効果的にチーム全体(秋田県内)に行き渡る為の作業に入っています。県域のネットワーク構築です。3月頃から、県子育て支援課の協力のもとネットワーク構想をたびたび話す機会をいただいてきました。おかげさまで賛同者もちらほらと出てきておりますが、問題はそこからです。賛同はするけど、立ち上げには関われない。予算的な問題もあるでしょう、それぞれの立場もあるでしょう。確実にゴールを決められるボールでなければキャッチできないってことですか…。立ち上げってすごい労力を使うし、不安がないと言えばそうでもない。この先どうなるんだろうと思いながらも、一緒に勢いづいて乗り越えられるハードルがありますよね。後になって、あの時の私たちってすごかったよね!と、あらためて振り返って無茶ぶりに気付いたり…。今は、コアメンバー4人で動いているのですが、今後一緒に熱くなれる人間をいかに捜し出すか策を練っているところです。そんなわけで、子育て応援団の勢いを持って帰りたかった!秋田の子育て関係は、各分野である程度のところで無理をせず波風の立たない活動をしているので(お叱りが来るかしら)たぶんとても居心地の良い活動相関図?みたいなのが完成されていて、何が詰まっているかわからないボールはスルーされちゃうかも~。でもそれは、子育て当事者にはどうなのかなっていつも思うんですが、関わり易い人だけが良ければそれでいいってことはないはず。明日は、ネットワーク構築の打ち合わせです。勝手に秋田版4つ葉目指してるんですけど。秋田を変えるには、子育てだけではだめなんだな~。何かを動かしたい私も、爽快感を味わいたいです。
May 13, 2009
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松戸のハーモニー石田です。ここのところ、新しいひろばのオープンで、毎日忙しくしています。やっと5/1(金)オープンすることができました。また、このひろばについては、おいおいお話しさせていただきますね。毎日毎日準備で明け暮れて・・・確かに家の事はなにもできなかったんですが・・・うちの3人娘はそのことはよ~くわかってるはずだと思っていました。いや、わかってると思っています。ただ、私が家のこと(家事、娘たちの世話、夫の世話など)をするのをあたりまえだと思っている家族なんだなということをつくづく感じてました。ず~っと専業主婦をやってきて、外で働くことはできないなと内職やったり、家でちっちゃなフランチャイズのような塾をやったり有償ボランティアのようなことをやったり保育の仕事なども週1回3時間程度のものだったり家のことをすることに支障のないようにやってきたつもりでした。が、NPOを立ち上げて、ひろばが増えて今回は、週6日あいているひろばの責任者になって本格的な仕事になったのです。(正社員のような感じではないので、一日びっしり制約されるわけではないですが)空き時間は、書類の整理やパソコンにむかってる時間ばかりで。中1の末娘から、「学校から帰ってきたときのママの印象は、いつもパソコンにむかってる」と言われたときは、ちょっとショックでした。まっ、しかたないのですが・・・でも、この新しいひろばに向けて、応募書類も一緒に考えてくれた主人でしたし受託できた時は家族みんなとても喜んでくれました。応援してもらえるんだ!とすごくうれしかったんですが。私もちょっと調子を乗りすぎたのかオープンに向けて手伝ってくれるのが当たり前のような気持ちになってオープンの前日、夕飯も食べさせないでひろばに来て雑用を頼んだり。それなのに、自分たちのことばかりべらべらしゃべってでも結局おにぎりを食べただけで帰ってしまい家に帰ればリビングはちょ~汚い! 洗濯物は外にさびしそ~に干してあるし。夜中に帰ってまた、疲れがど~っとでてしまいました。くやしいやら、なさけないやら、なんだか涙もとまらず・・・どうしても私がやっている仕事(子育てNPO事業)は、半分ボランティアのようなもので家族もそう思っているのかな。「ママは好きでやっているんでしょ!」そう言われればそれまでです。確かにとても好きでやっています。だから今の状態でも楽しんでやれます。でも・・・家に帰るとやっぱり家事の仕事がど~っとあると悩んでしまします。主人も時々、「人んちの子育て支援より自分ちの支援でしょう。」と口走る時があると、ちょっと悲しい・・・家族は私の仕事を理解しています。でも、所詮家の仕事をしながらできる仕事・・・それだけのお金しかもらってないから?!家の仕事(家事)ってやっぱり私の仕事?家を片づけるのは、主婦の仕事?掃除・・洗濯・・洗い物・・ご飯作り・・って・・・私の仕事だよね~いろいろ考えてしまう今日この頃。私の仕事ってなんだろう。ワークライフバランスってなんだろう。最近は、一日が30時間くらい欲しい石田です。こんなこと書いちゃったら、まだ子育て真っ最中のママは子育て支援事業に目を向けなくなるかしら。それも困っちゃいますね。PS.でも、今日帰ったきたらパパがカレーを作っててくれました。昨日は、長女が洗い物をしていました。なんか通じちゃったかなあ???
May 8, 2009
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子育てネットくすくす@草薙めぐみです。香川県善通寺市の小さな田舎町で8年前に障害のあるなしにかかわらず…というミッションのもと仲間たちとともに地道に活動を行っています。現在は…広場を2ヵ所(併設してコミカフェ・一時預かりも)児童デイサービス・日中一時支援事業(障害のある子どもたち)子育て支援総合コーディネーター事業をやっています。私はもともと東京出身で結婚を機に香川・善通寺で生活(16年目)現在、3児の母(3つ子じゃないけど、3人同じ誕生日ですっ!)高1年生・中2年・小5の育ち盛りの子どもを抱え、(宇治@迫さんと一緒!思春期真っ只中で葛藤中;)地縁・血縁のない中でそれなりに頑張ってやってます。今日は、障害のある子どもたちのことについてお話をさせてもらいます。「児童デイサービスすまいる」では…知的・身体の障害にかかわらず0歳児~18歳までの子どもたちを受け入れしています。クラスを2クラスに分けて午前中は未就園児(療育時には保育園児・幼稚園児もいる)午後は就学の小・中・高校の子どもたちがやってきます。すまいるの子どもたちは日常的に広場で、すまいるで、他の親子とかかわりをもちながらともに育ちあっています。すまいるの子どもたちには私たちスタッフにたくさんの教えを与えてもらいまた、広場にやってくる親子にもいろんなことを問いかけてくれています。喜びも感動も葛藤も悲しみも苦しみも素直に表現してくれるのです。言葉にあらわすことができなくても身体いっぱいで伝えてくれます。また、すまいるに通っている親御さんたちにも助けてもらったり、色々と学ばせてもらっています。「すまいる」での同じ立場のピアな関係性の中で支えあう姿は、広場の循環型支援そのものですっ!障害があってもなくても人が支えあう関係性を大事に支え育み親子の心の痛みや苦しみ、葛藤や喜びをともに共有しながら寄り添っていきたいと思います。
May 3, 2009
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こんばんは めりご園長佐々木ですかなりHAPPYな話!です。移動ひろば「きしゃぽっぽ」に市の助成金をいただくことができました。今から3年前、申し込むことすらできなかった助成金です。私たちが自主事業で広場活動に取り組んだのが平成17年。この活動の主軸となるべき子育て当事者も知らない事業を始めたわけですから関心すら示してもらえないスタートだったのです。広場の活動内容うんぬんより、広場の良さを違った形で広めることはできないか。この地域にあった活動の仕方を根本的に見直し、翌年から移動ひろばを始めたのです。民生児童委員の協力をいただきながら3年間続けることで培うことができた人のつながりや、その活動の効果を与えられた15分間でプレゼンをしました。せっかくの機会です。今まで以上の成果が出せるよう頑張ります!さて、私たちが求める子育ての環境というのは特別なことではないということをこの活動を通じてあらためて知ることができました。身近にいる人を思いやる気持ち、ほんの少し気にかけることで固く閉じた扉が開くこと、お金をかけた援助・支援も必要だけれど、笑顔がどれだけ人の気持ちを癒せるかということ。広場が「拠点施設」になることによって活動が拡充されていくと同時に、手が届かないところへの支援をどうしていくかを考えていく必要があるとおもいます。移動ひろばは、活動を地区・町内までコンパクトに狭めた活動ですが、実は子育て家族が最も安心ができる地域作りに一役かったと言えます。普段言葉を交わすこともなくすれ違っていたあの人がこんなに気さくな人だったのね!近所にお友達が結構住んでるんだ!つまらないことで悩んでいたのね!話して楽になった!などなど、帰る頃にはみんなが笑っているそんな時間を一緒に過ごしているだけなんですけどね。楽しい楽しいといっても、残念ながらまだそこにこられない人もいるのです。手も届かない、思いも届かない人がたくさんいるのです。さあ、次の作戦を考えるぞ!たくさんの笑顔と笑い声でこの能代が揺れるくらいに!(な~んて、大きな事を言っておりますが、なんだか行けそうな気がする~)
April 28, 2009
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初めまして。NPO法人ヒューマン・エイド22代表の椎谷照美です。第4月曜日を担当させて頂きます。法人の活動は、子育て支援や様々なことを行なっています。詳しくは、4月下旬にスタートするブログをご覧頂きたいと思います。(文章にすると長い長い・・・ため。)本来、私は「芸の道」に進む予定でおりました、が、結婚出産子育てをしていく中で「つ、つらい・世間が冷たい・社会から遠ざかっていく・・」という体験をし、「このままではダメだー」ということで子育て支援団体を立ち上げ法人となり現在に至っております。「なんで、芸の道?」と不思議に思われる方も多いと思いますが、演劇時代を知る人からは「何故まだ素人?」と言われています。そんなことで、不思議でマニアックな子育てブログになるかもしれませんが、よろしくお願いします。勤務している子育て支援センターのホームページで、毎月「おもちゃコラム」と「館長コラム」を掲載していますが、館長コラムのタイトルは「愛のシャワー」です。以前知り合いの男性が電車のなかで「愛のシャワー見てるよー」と大きな声で言い、乗客が一斉に私を見ました。ミステリアスな感じでもしたのでしょうか・・・・。愛のシャワーとは、愛ある言葉をシャワーのように浴びることで、お互いがとてもしあわせな気持ちになると言うことで、名付けました。 ありがとう、感謝、素敵・・・言われたら嬉しい言葉をたくさんの子どもたちに伝えていきたいです。 愛の言葉は出し惜しみせず素直に言えたらいいですねー。注意事項がひとつ「お世辞は言わない」 ちなみに、愛のシャワー番外編も人気です。 これからもよろしくお願いします。
April 27, 2009
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柳川このゆびとまれ もりです。4つ葉ちゃんお誕生日おめでとうございます。記念すべき日が月2回の約束の日と重なって光栄です。(と同時に恐縮!平凡な日常にお付き合い下さい)新緑がまぶしい季節になってきました。つどいの広場にこの春、手動開閉式の、中庭を覆うほどの大きな日よけが設置されました。そよそよと吹く風を感じながらお外遊びが賑わっています。私の中学生の娘の話です。部活の帰りに、Y高校の前で、足を怪我して動けない猫を見つけました。交通量の多い通りでしたので、ほっとけなくて、友達と二人で近くの動物病院へ運ぶ事にしました。痛がって暴れる子猫を片手に抱いて、自転車をこいで動物病院へ。「怪我をしているので診てください」とお願いすると先生が快くボランティアで診てくださる事になりました。「名前は『Y高校ノラ』としようね。」と先生。レントゲンを撮り丁寧に病状の説明もしてくださったとのこと。2週間の入院となりました。2週間経って迎えに行くと、「まだ、時間がかかりそうだから、しばらく預かるよ」と先生。娘達は今飼い主探しに一生懸命です。子どもの気持ちを大事に思ってくれる大人がいた。子どもの目線で話をしてくれる大人がいた。このことが娘達にはどんなにか大きな安心に繋がったことでしょう。損得なしに、子どもの気持ちに寄り添ってくれる大人がいた事。「世の中まだまだ捨てたもんじゃないぞ」と嬉しくなりました。私はと言うと・・・。娘の「飼ってもいいでしょう?」攻撃に返事に悩んでいるところです。(獣医さんごめんなさい。 飼い主が見つかるまでよろしくお願いしますm(_ _)m)
April 21, 2009
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はじめまして!!千葉県は松戸で子育てひろばを運営しているハーモニーの石田です。こんな場所に石田がいていいのかぁ~なんて思っていましたが思い切って、登場することにしました。ブログなんでまともに書いたこともなく、国語も苦手だったので読みづらいでしょうが、時々お付き合いください!(^^)!小さいときから子どもが好きで、ずっと幼稚園の先生にあこがれていたのですが、まったく違った進路に進み、そこでだんなに出会い、結婚し、子どもを3人産みました。子どもを産んだあとは、なぜかこどもがあまり好きになれずなのに、いつのまにかうちの家は、マンションの子たちのたまり場に。ただ、このマンションの子どもたちとお母さんたちのおかげで3人を気持ちよく育てることができたと思います。このコミュニティが、子育てには必要だ!と実感しています。その子たちも、今は高3、高1、中1になってしまい、一番上の子は、保育士になろうかなと言っています。小さい頃はガミガミよく怒っていた母ですが、子育て支援という世界に入ってなぜか、全然怒らなくなりました。(と思います。笑)それをいいことに、とても自由な娘たちで・・・最近はちょっと心配に。こんな感じで、時々登場させていただきますのでどうぞよろしくお願いします!(^^)!
April 19, 2009
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はじめまして。松田さんにお誘いいただいて、参加させていただくことになりました。福岡県柳川市つどいの広場「このゆびとまれ」もりいくこと申します。柳川は3月中旬からもう桜が咲き始め、今は桜吹雪が乱舞しています。ここはつどいの広場の全部の窓から桜が見え、今からは、新緑、秋には紅葉。落ち葉で焼き芋したり、のんびりといいところです。私は大学生 中学生 小学生の3人の母です。長男が生まれてから子育てサークル、子育て支援の活動を始めました。先週、この春大学生になる息子の引っ越し手伝いに行って来ました。久々に、子育てホルモン全開!!朝4時半出発。一家5人全員+お義母様と荷物を載せ、入学式に間に合うように一路広島へ。(ETCも1000円になり子育て応援)息子が入学式に行っている間妹達は俄然、掃除、インテリアコーディネートに頑張り、いずれ大学生になる夢を大きく膨らませたようです。(単に一人暮らしがしたいだけ?)息子と別れる時、家族全員で握手。息子曰く、「たよりないのは元気な証拠と思って」私は「頼りない・・・」と聞こえてしまって。大笑い。その夜、早速息子から便りが。「ご飯炊いたけど、硬かった!どうすればいい?」と。外食かと思いきや、初日から自炊したことを褒めたのですが・・・。勉強も大事だけど生活のスキルを教えてこなかったと反省。失敗して体験から学んでもらいましょう。(そのご飯はお湯をかけて叉炊飯して美味しくいただいたそうです。) 受験から入学金、学費、生活準備金と一万円札が「花咲かじいさん」のようにバンバン消えていき、体力も消耗しましたが、課題を克服した時のような充実感に満ちて・・・(まだまだこれからですが)これが親というものでしょうか。こんな私ですがみなさんよろしくお願いします。
April 7, 2009
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こんにちは私は、NPO法人メリーゴーランドの佐々木久美子と申します。秋田県能代市を中心に活動をしています。(なんてったってバスケット。最近は五能線も有名です)本業は保育士です。平成11年認可外保育園を立ち上げてから、園長人生もかれこれ9年目。波瀾万丈な月日を過ごしてきました(続行中!)現在、認可外保育園と広場(自主事業&市の事業かけもち)を運営。日々ヘロヘロになりながらもなんとか過ごしています。偶数週の火曜日投稿をお引き受けいたしました。次の投稿日(4/14)は、なんと県知事選の翌々日ではないですか!秋田再生をかけた知事選です。子育てに関しどのような策が出てくるのか、期待をしているところです。今週は、雪の舞う日が続いています。桜の便りはまだまだ先です。これから、数少ない東北地方情報でもお届けできればと思っています。よろしくお願いいたします。
March 26, 2009
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こんにちは。先日、松田妙子さんからお誘いをうけ、金曜日に投稿をすることになった、京都宇治に住む迫(さこ)きよみと申します。実は、誘ってもらったのが先週。それから、なんどか、たくさーん書いて投稿したつもりが、操作ミスで消える事が2回。ちょっとめげてしまったのですが、今回は、とりあえず挨拶だけして投稿してみようと再チャレンジ。うまくいけば、明日の金曜日からがんばって行きたいと思います。自己紹介もそのときに書かせていただきます。今日は、長男の小学校の卒業式です。どんな気持ちになるんだろう・・・。明日はそんなところから書かせてもらえたらと思っています。今後ともよろしくお願いします。
March 19, 2009
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青森市の子育て応援隊 ココネットあおもり 沼田ひさみです。読むだけ会員から、ちょっぴり抜けだして書くことに挑戦です。今日は「無駄なことは、一つも無い!」について思うことを書きます。3月はいろいろな卒業がありますね。私も3月末で週2日の勤めを卒業します。50歳を過ぎて専業主婦から働き始めたことが私には挑戦でした。今までの自分の思いで動いていた活動とは別で、仕事として関わることの意味を考えた、3年間だったかな?働き方と生き方について、具体的にはお金を稼ぐ仕事と思い・信念を仕事にすることについて考える機会になりました。仕事をしていく時、どのように自身のモチベーションを維持するか?では、私は仕事の目的を常に見据えて仕事をすることが必要でした。そして、共に働く人とどういう関わりをするのか?では、信頼を築くこと・伝えあうことが大切と、改めて実感しました。大きな収穫の一つは夫との関係です。「食いぶちを稼ぐ」って、夫婦の関係にも影響する!って言うことです。結婚して、稼ぎ手(夫)と家事育児等(妻)の役割分業が、少しでも妻が稼ぐと夫との家事への関わりかたが変わってきたのです。子育てが一段落して動き始めた私と違って、子育て中の方が活動するのに家族の協力と理解は絶対必要だし、家族以外にも仲間の存在が大きいと思います。これから専業主婦から働きだそうとしている方や、すでに色々な活動を始めている皆さんは、この厳しい会社社会の中でどんな風に子育てしながら頑張っているのでしょうか?思いを形にするって、本当に大変ですよね。社会に参画していくことは、いろいろなことがあると思います。今まで沢山の出会いや関わりの中で、私は辛い思いや苦しい体験をしてきました。悔しくて、1人ベットの中で声を出して泣いた事もあります。今でも顔を見るだけで、緊張が走る方もいます。それでも出会いがあるから元気をもらえて、私らしく生きていける!何より、辛い経験も居場所がある喜びを感じるための経験だと思える!!だから「無駄なことは、一つも無い!」と、仲間と話した今日この頃です。「無駄なことは、一つも無い!」から、これからも頑張りま~す!
March 12, 2009
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セレーノでインターンシップをさせて頂いている大学生ブログ三人目の長門由明です。前に書いていた友人の奥泉君、鈴木君が保育園についての感想で、保育園の感想は私も同じような感じなのでここは「保育士試験と子どもと私」といった感じのことを書きたいと思います。☆ 今月の7日、8日に行われた保育士試験・・・この日は夏真っ盛りの暑い日でした。10科目ある試験の中、社会福祉や児童福祉といった試験を受けがんばっていると、あることを途中から考えました。それは、この試験だけで保育士になっていって私たちは良いのだろうかということです。試験の会場は1部屋にだいたい20人前後。その私の教室の中に不自然な方がいらっしゃいました!その人は「試験開始!」と試験監督が言った後すぐに手を上げて「もっとこの部屋涼しくなりませんか?」と言い出し、涼しくしてもらった後、「こんな暑いんじゃできる試験もできないな」などと言い、場の空気を「えっ!?」という雰囲気にする方でした。失礼ですが私はその人みたいな人が本当に保育士に、子どもを預かったりして良いのか!?と心から思いました。つまり保育士試験ってこれで良いのかなって感じたわけです。あっ、ちなみに私の成績はノータッチで行きます。理由は悟ってください・・・。☆ 子どもたちよ・・・保育園の感想は同じと言っていても、ここはやはりボス(杉山さん)の目も通るということで私も少しは大きな木保育園の実習について簡単に語ります。子どもたちは元気ですね~あやつらには敵いません!そこで感じたのは子どもたちのお母様方についてです。子どもたちをねじ伏せるパワーと愛。それを感じました。そしてそんな方々への尊敬の念と母への感謝の気持ちを感じました。私も小さい頃よくプールやアスレティックに連れて行ってもらった記憶があるので、あの時、「あれもしたい、これもしたい」といい、疲れたら「疲れた」とふてくされていた私。母よ・・・よくそこまで付いて来てくれて、文句にはあめと鞭を上手く使ってくれていたなと実習で感動しました。つまり、言いたいことはというと「お母さんってすごい!」ってことなのです!そのエネルギーが溢れて周りにもそのエネルギーを振りまいている人がセレーノにはいるのだなと感じ、まだまだ子どもな私はボスと隊長(芦澤さん)を改めて「あの二人はすごいな」と感じました。☆ 私・・・最近の私についてというどうでもいい報告です。いや~毎日が暑くてヘロヘロでした。でも夏が私は一番好きなので海には行ったし、花火大会には行ったしと夏をエンジョイしています♪毎日バイトかインターンシップ、空いている日は友達と遊ぶというちょっとよろしくない日々を送っております。まあ、若いということでまだまだ保育園の子どもたちには負けられません! 以上「保育士試験と子どもと私」でした♪ 長門由明
August 26, 2008
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葦澤です。セレーノへインターンシップに来てくれている3人が先週は「学生ボランティア」として子育て支援グループamigoの大家さんであるおおきな木保育園へ学童夏季保育のお手伝いに行ってくれました。前回の鈴木君に引き続き、奥泉君の感想です! * * *7月30日に大きな木保育園でボランティアをしました。プールの途中から参加したから保育園の子が誰なのかわからなかったですが、自己紹介したらすぐに何人か興味を持ってくれて、一緒に遊ぶことができ、子どもたちにとても助けられました。最初はプールといっても自分の膝くらいの深さのプールなのかと思っていたのだけど、普通に深くてびっくりしました。小学校高学年も混ざっているとはいえ、低学年もいるのでこんなプールに入っているとは思っていませんでした。自分が低学年の頃は溺れるのが恐いし、入れてもらえなかったので少し羨ましかった。遊びながらも誰がどこに居るかを確認しながら遊んでいたのですが、遊び相手に必死すぎて途中わけがわからなくなってきていました。でも先生がたはちゃんと周りを見つつ遊んだりしていたので、やっぱりプロってすごいなと思いました。プールが終わったら昼ごはんだったのですが、自分は結構ぐったりしていました。しかし子どもたちは全然元気で、子どもってありえない・・・・ってあらためて思いました。場所を移して広場で3時間ほど遊びました。ここら辺から子どもたちの顔と名前が一致しだして仲良くできたと思います。しかし子どもたちのなんで?なんで?攻撃をくらってダメージが大きかったです。またここはホントに東京なのかって疑問を持つくらい虫がわんさかいてびっくりしました。こんなに自然が多くって自由に遊べるなんて子どもたちには相当良い環境なんじゃないかと思いました。自分もこんな環境で育ちたかったなと思ったし、もし子どもができたらこんなわんぱくができる場所で育ててあげたいと思った。さすがにこれだけ遊んだらみんな疲れて終わりかな?って思ったけど次はプレーパーク!?もうここら辺から子どもの体力が恐くなりました。プレーパークではもう帰りのことなんか気にせず残った体力全部消費するつもりで遊びました。全身筋肉痛と引き換えに子どもたちがいっぱい笑って、いっぱい楽しんでくれたのでホント楽しかったです。子どもってやっぱりいいなぁって実感しました。ボランティアをさせてくれた大きな木保育園の方ありがとうございました。そして一緒に遊んでくれた子どもたちありがとうです。また機会があったらボランティアさせてもらいたいと思います。
August 8, 2008
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どうもお久しぶりです!セレーノのインターンシップでお世話になっている鈴木です。7月30日と8月1日に大きな木保育園にボランティアに行ってきたのでそのことを書かせていただきたいと思います。ボランティアをさせてもらってまず何よりも感じたことは、子どもたちの底知れぬ体力のすごさです!午前中にプールで遊び、昼食をはさんで公園に移動し遊んで、それからさらにプレイパークに移動して遊ぶ。これらすべてフルパワーで動きまわっているんです…。今の子どもは外で遊ぶことが少なくて体力もたいしたことないんじゃなかったのか!?と予想外の展開でしたが、この二日間は僕の予想をはるかに上回る体力を持つ子どもたちに負けないようにと自分の体に鞭を打ってただひたすらに動いていた二日間でした。そのおかげで久しぶりに部活の後のような感じを味わい、なつかしい思いに浸ることができました。また2日目のボランティアで感動したことがありました。それは園長の作ってくれたお弁当の美味さです。困ったことにこの日のお弁当には僕の天敵であるピーマンの姿がありました。最初は一緒にボランティアに参加していた友達にあげようと思ったのですが、それでは園長に申し訳ないと思い気合いで食べたところ、あれ?苦くない…あれ??美味い…と今までにない感覚でピーマンを食べられ、これには本当に感動しました!美味しいお弁当を作っていただきありがとうございました。たったの二日間でしたがとても充実していて、子どもたちとは結構仲良くなれたと思います。自己紹介で「鈴木っていいます。」といったらそのまま鈴木と呼ばれ、「おい、鈴木!(子ども)」「なんだよ!(僕)」といったようなやりとりで普通に同い年の友達のようになっていました。この全く遠慮の無い感じがなんだか面白かったです。また機会があればぜひボランティアをさせていただきたいと思います。今回は元気な子どもたちと一緒に遊んで、まだこれだけ元気な子どもたちがいるのかと嬉しくなるような体験でした。子どもたちがこれからも元気に成長していってくれればと思います。そして僕の老後の世話をしてくれればと思います。
August 4, 2008
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杉山です。本日は、トリということで、スズキくんの感想を掲載します。3人には、セレーノならではの「特別企画」(?)ということで、わたしが委員で参加している、年金部会の傍聴を業務のひとつとしてお願いしました。相当(!)難しかったようですね。そうだよね、やっぱ、難しいよねと、やっぱり思います。そのうえ、議論しなければならないことが山積みで、しかもそれがどれもみんな大きな話で、「はー」っと思うこともあります。ことに、女性と年金の問題は、前回の議論で一応の決着を見たのか、まだまだ改正の余地があるのか、気になるところではあります。鈴木君が指摘するように、「この議論はまだまだ続けていってほしい」という旨を部会のなかでは、意見したのですが、女の人のライフスタイルや働き方の方向性と、制度が矛盾するようなのは、やっぱりなくしてほしいな、と、思うのです。で、一方、この30年余りで、女性の価値観、ライフスタイルの考え方が劇的に変化していますので、そのあたりをどう見るかということも気をつけなければならないと思っています。子育てと、女性の生き方は、切っても切れない関係だからね。というわけで、鈴木君の感想です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はじめまして!大正大学の鈴木です。今回初めて4つ葉のブログに書き込ませてもらいました。よろしくお願いします。7月2日に杉山さんに随行し、年金部会の傍聴に行ってきました。正直話が難しく、しばらく資料を追っかけるだけの退屈な時間が続きましたが、第3号被保険者制度の話になると今までの時間とは打って変わって面白くなってきました。なぜなら…杉山さんが行政にガツンと物申したからです。前に第3号被保険者制度を取り上げてくれてありがとうございますと言っていた委員の人とは反対にお礼を言う必要なし!取り上げて当然!と勇ましい姿を見せてくれました。僕自身この制度について深く考えた機会は今まで無く、大学の社会保障の講義で取り上げられた時も、第3号は楽なんだなぁ~くらいにしか感じていませんでした。しかし、この年金部会の傍聴の後は、平日の昼時に私服でベンツを乗り回しているおばちゃんが目に留まるようになりました。助手席にも私服のおばちゃんが乗って楽しそうにおしゃべり…おそらく仕事じゃないですよね。こういった光景を見ると、たいした生活してんなぁとつい思ってしまいます。僕もベンツを乗り回したい!って話じゃないですよ。確かに乗りたいですけど僕は自分で稼いで買って乗ります!!遠い将来に…。どちらか一方が稼いで二人分の保険をただ単に納めていればそれでいいのでしょうか?それでいい家庭もあると思いますが、そのような家庭ばかりではないと思います。余裕ある生活をしているということはそれなりの努力をしてきたのでしょうが、もう少し日本の社会のことも考えてもらえないでしょうか?また行政については、みんなにとって平等に住みやすい社会を創ることが行政の仕事だと思っているので、日本の社会の現状を把握し、それらのニーズにあった政策を行って欲しいと思います。
July 9, 2008
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杉山です。昨日のナガトくんに引き続き、セレーノにインターンシップできて下さっている、オクイズミくんのインターンシップの感想です。「整理が苦手と、なぜわかった??」とちょっと思ってしまいましたが、学生君もがんばってくれてますということで・・・。ごらんいただければと思います。・・・・・・・・・・・・・・初めまして、現在インターンシプでセレーノにお世話になっている奥泉です。私はセレーノの事務所まで電車を使って通っているのですが、普段電車はあまり使わないので電車通勤というだけでドキドキしました。インターンシップ初日、乗り換え案内を調べつつ何とか間違わずに明大前駅まで到着できたのですが井の頭線の混み具合に唖然としました。電車に必死に乗り込もうとしている人の群れ、その人の群れを無理やり電車に押し込んでいる駅員さんたち・・・・・・・これから自分が1駅とはいえこれに乗るのかと考えたらひきかえしたくなりました。頑張って乗ったものの汗だくでアンダーシャツも着てないYシャツ姿のおじさんのせいで触れていた腕がビショビショ泣きたくなりました。でも1駅だし我慢しようと思って乗っていたけど1駅がとても長く思えました。それもそのはずで頑張って乗り込んだ電車は急行で到着したのは下北沢・・・・・がっかりしたけど各駅電車で戻れば大丈夫だと思ってすぐ電車に乗ったが何故か東松原を無視して明大前へ・・・・・・これも急行だったなんて・・・・だんだんセレーノに行くなと言われているような気がして少しへこみました。初日だから絶対に遅刻できないと思って早めに出て正解でした。なんとか事務所に到着して業務内容などを聞きました。最初のうちはデスクワークや書類の整理をさせていただけるということでワクワクしていたのですが、整理する書類をみて驚かされました。まったく整理されてない書類・・・・・・書類というか紙で出来た山のように思えたと同時に長く厳しい戦いになると思いました。気を引き締めて整理に臨み、書類を色々確認しながら作業をしていたのですが、様々な種類の書類や資料があり、予想以上になんて幅広い活動をしているんだ杉山さんは!と驚かされました。これだけ忙しく活動をしていたら書類の整理なんてしている暇ないと思いました。必死に整理したのですが結局その日に終わったのは山の0.5合目くらいでした。ですがこうなったら書類整理する暇の無いくらいに忙しく整理が苦手なこの人たちのためにインターンシップが終わるまでに完璧に整理してやろうと決めました。そしてインターンシップが終わった後も綺麗に使わざるをえない状況にして少しでも長く整理された空間を保ってもらおうと思いました。
July 8, 2008
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こんにちは、杉山です。今、セレーノには3人の学生インターンが入れ替わりやってきてくださっています。狭い事務所がでっかな男の子でさらに狭く、あっつい~~。いろいろな体験をしてもらっているのですが、「せっかくだし、ブログ書いてよー」ということになりました。その第一弾、ナガトくんの感想文を掲載します。・・・・・・・・・・・・・・・・・・大正大学の長門由明です。 1、タウンミーティング感想・・・セレーノにインターンシップをさせていただくことになり、4つ葉プロジェクトの手伝いに参加した。最初に思ったことは本当に男性のスタッフがいないなということだった。作業はいろいろやらせていただけてとても楽しく支度できた。マジックペンを下敷きなしで書いてしまい、机が大変なことになり、共にインターンシップで参加している友達と比べて私は完全に足を引っぱってしまった。残念な感じだった。 気を取り直して話し合いに参加した。「保育について」というテーマは保育士を夢みている私には魅力的なテーマだった。保育士の技術は誰でも出来ることではなく、専門的な知識が必要でという話は聞けてとても参考になった。それに保育士の収入についての話では収入が低いということは前から知っていたが、その収入を見直してもっと上げようという考えがあるということと、そのことを一生懸命になって考えてくれている偉い人がいて嬉しかった。保育の道は暗くて閉ざされ始めているのでは?と思っていた私にはやっぱり保育士になりたいという想いを再確認できるとても充実したものだった。 2、年金部会を傍聴しての感想・・・年金部会は正直言ってタウンミーティングより話が何倍も難しかった。話が進むたびに私の頭にはクエッションマークが広がった。頭でわけがわからないと思うたびに口を大きく開くこと(あくび)になった。120分ある話の中で私は120回大きく口を開いていたと思う。もしかするとそれ以上かもしれない・・・。もちろん聞く気はあったし、聞いていたかった。ただ私の体が言うことを聞かなかった。途中でトイレにいき顔を洗いに行くくらいだった。 真面目な感想としてはとても頭の良い人たちの話し合いで議論は硬い話ばかりで何か遠回りをしているのではないだろうかという風に思った。もっと、上の空な硬いことばかりでなくどうすればしっかりと年金を分配できるのかという話や男性と女性の給料の差についての報告ばかりでどうすればいいのかについてという話し合いが薄すぎたのではという感じだった。これは一大学生には出過ぎた感想であると思うがそう思った。3、インターンシップを始めて・・・第一印象はもうちょっと整理をまめにしていれば・・・というところだった。しかし、整理をしてみるとセレーノがどんな活動をしているのか、ボス(杉山先生)がどれだけすごいのかが見えてきた。そこで私は片付けをしながらこれはセレーノとボスについて学んでもらおうと隊長(芦澤さん)とボスが企んで汚しておいてくれたのだと思うことにした・・・。まだまだ学べることがたくさんあると思う。ここで私はしっかりと将来を見つめながら片づけをしていきたいと思った。以上長門由明でした。
July 7, 2008
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こんにちは、高校生の母です。今日は、久しぶりに下北沢ぶりっじへ行ってきました。NPO法人わははねっとの中橋さんが東京にいらっしゃるので、下北沢で飲もうという企画が持ち上がり、その前にぶりっじを中橋さんにご覧いただこうということで、待ち合わせも兼ねてのひとときでした。既に杉山さんが書いていらっしゃるので、今さらながらの説明になりますが、中橋さんと杉山さんは国土交通省の「子育てタクシーマニュアルづくり」の委員会に参加、マニュアルの作成も手がけていらっしゃいます。先日、別の打ち合わせの折りに、マニュアルの途中経過を見せていただき、写真撮影現場の裏話などから、現場の雰囲気がとてもよかったんだろうなと、出来上がりを楽しみにしていたところでした。制作現場の雰囲気がとてもよいといいものが出来上がるのは映画や音楽の世界だけではなく、印刷物も同じ。今日は、さらに作業が進んだものを見せていただいて、「いいものが出来たねえ」とその場に居合わせた人たちみんなで喜び合いました。乞うご期待と、言いたいところだけれど、このマニュアルは、一般に出回るものじゃないのよね。ご覧いただけなくて残念です。中橋さんのぶりっじへのおみやげは、なんと特注品の「子育てタクシー」煎餅。もしかすると、次は「4つ葉」煎餅が登場するかも?こちらは、乞うご期待と言っておこうっと。(中橋さん、どうぞよろしく)実は構内に車椅子用昇降機しかない下北沢駅を松葉杖で利用することはとても考えられず、脚の怪我の具合が一番の気がかりでした。(ベビーカーでの利用もバリア度の高い駅だよね)なんとか脚の怪我が快方に向かい、ようやく松葉杖からは解放されたものの、まだ階段の昇り降りに不安のある私。患部にサポーター代わりの包帯を巻いて、(こうしておくと、とても楽)ちょっとしたチャレンジでした。そんな足下の不安もあって、本来の目的である飲み会はご遠慮して帰ってしまいましたが、別れ際に中橋さんにハグしていただいて……。お会い出来てよかった!とますますファンになってしまいました。今頃、みんな、どんな話で盛り上がってるかな。
February 27, 2008
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こんにちは、高校生の母です。2月に新しくオープンした子ども関連施設。連日、多くの親子が子育てひろばを訪れます。ひろばは2階にあるので、行きは1階にある私たちが常駐するコーナーを素通りする方が多いのですが、帰りに立ち寄り、掲示を眺めたり、チラシを持ち帰る方が少しずつ増えてきました。みんなで情報を書き込んでもらうご近所マップにも随分情報が集まってきたり、欲しい情報のオファーがあったりと、内容も少しずつバージョンアップしています。お隣にある男女平等推進センターへは、近隣の小学生が学校帰りに立ち寄ることがよくあると聞いていましたが、こちらのほうへは、今のところはそういうことはありません。こちらは子ども関連施設だから、来てもらっても構わないはずなんですが。来ないと言いながら、ある日、数名の小学生たちがやって来ました。恐らくコーナーに立ち寄った小学生第一号でしょう。月末に予定しているおしゃべり会の準備で、仲間と大きなテーブルで作業をしていたところ、「ここ、児童館なんですか? 」と彼女たちのほうから話しかけてきました。「ごめんなさい、違うんです」こう答えると、がっかりしていましたが、「後から来る友達がいるので、 ここで待っててもいいですか? 」と尋ねてきました。「どうぞ」安堵の表情を浮かべて、みんなテーブルを囲むように座りました。私たちが行っていた作業は、手作りおもちゃのキットづくり。フェルトを型紙にあわせて切り抜き、1セットずつ袋に詰めていく作業です。実はちょうど小さなパーツを切り抜く作業にさしかかっていて、妙齢の二人には、ちょっと辛い作業。「何つくってるんですか? 」とのお尋ねに、「そうだ、お手伝いしてくれない? 」と思わず、お願いをする形で答えてしまいました。「いいですよ」みんな、なんだか嬉しそう。こちらも思わぬ助っ人の登場で、嬉しい。手作業をしながら、彼女たちのおしゃべりが始まります。まるで、イベントの予行演習のような風景。手作業をしながらのおしゃべりが楽しいのは、おとなも子どもも同じなんでしょうね。作業の途中で、待ち合わせのお友達が到着。全員でダッシュして出迎え。でも、お手伝いは最後までやり遂げてくれました。ここではゲームが出来ないので、近隣の児童施設に行くことになったらしく「どうもお邪魔しました~! 」とお辞儀をして去っていきました。こちらこそ、お手伝い、どうもありがとう。また来てね。お当番役のスタッフと3人、耳をダンボにして彼女たちの話を聞いたり、適度にインタビューを行って、とても楽しいひとときを過ごしました。子育てひろばは、ちっちゃなお子さましか入れないけれど、ここなら、年齢制限なしでお迎え出来ます。おじさん、おばさんしかいないけど、たまには立ち寄って、楽しいおしゃべりを聞かせて欲しいな。乳幼児や小学生だけじゃなく中高生向けにも、いろいろ企画を考えて、立ち寄ってもらえるようになるといいな。なんて、勝手に書いてしまうと、ほかのみなさまに叱られるかもしれないので、ここのところは、個人的な希望ということにしておきましょう。
February 20, 2008
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こんにちは、高校生の母です。特に変わったことはしていないのに、突然右のふくらはぎに肉離れを起こしてしまいました。激痛が走るので、上手く歩けません。病院で松葉杖をお借りしました。私の背丈に合わせて看護師さんが調節、その場で使い方をレクチャーしてくださったものの、実際に公道を歩くまでは勝手が分からず、かなり面食らってしまいました。空車のタクシーが簡単に捕まる場所ではないので、路線バスで帰ることにしました。タイミングよくノンステップバスが来て、乗り降りがとても楽で助かりました。こういう日に限って、次々と友人・知人に出会ってしまいます。「どうしたの? 」なかには、経験談を語ってくれる人もいます。「座っただけなのに肉離れになったのよ。 もの凄く痛かったわ」私みたいな人が他にもいたんだと少しほっとしてしまいました。お見舞いの言葉も嬉しいけど、「私だけじゃなかったんだ」とほっと出来るのは嬉しい。娘が極小低出生体重児で生まれたとき、「僕、実は未熟児だったんだよ」という身長180センチを超える“カミングアウト”組が何人か現れて、その気遣いが有り難かった。極めつけは夫の大伯母で、明治時代か大正時代に生まれた未熟児だったとか。すでに天寿を全うしていますが、当時、まだ健在だったので、絶対大丈夫とは言えないまでも、ま、なんとかなるだろうぐらいには、どんと構えることが出来ました。肉離れくらいにポピュラーな怪我なら、似たような体験談を語ってくれる人はたくさんいそうだけれど、低出生体重児となると、そうもいかないようです。まして大往生した先輩に巡り会えるなんて滅多にあることじゃありません。娘がお世話になった大学病院の看護学科ではフォローアップのために月に1回、2歳から4歳までのNICU卒業生親子の遊びの会を行っています。娘はその第一期生。今でも、スケジュールが合えば、小さな後輩たちに会いに出かけます。元気な姿を見せ、一緒に遊ぶだけで、親御さんたちに明るい気持ちになってもらえる。産後、まだお母さんが退院する前に、病室にお邪魔することが出来れば、今よりもっとお役に立つことがあるかもしれません。いずれは、病室訪問が出来るようになるといいな。目下の急務は、脚の怪我を治すことですが。全治2週間。街のバリアフリー度を身をもって実感出来るチャンス(なんちゃって)。ちゃんと湿布を貼って、松葉杖を使うのだったら外出はOKと言われていることだし、予定変更なしで過ごしてみるつもりです。
February 13, 2008
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>勉強会の報告は、参加してくださった「高校生の母」 >さんに、バトンタッチ。はい、受け取りました。こんにちは、高校生の母です。4つ葉プロジェクト新春恒例「子育て支援に関する次年度予算勉強会」。4つ葉としては、れこが7回目の勉強会。“新春恒例”と言えるようになったところがすごいなあ。内容も、すごいです。「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」と「仕事と生活の調和推進のための行動指針」により、いよいよ働き方の見直しが現実のものになる。児童福祉法改正により子育て支援事業が法律上に位置づけされる。この二つだけでも、少し前までは考えられなかったこと。まさに大きな転換期にさしかかっている。大いに期待したいけれども、私は、家庭福祉課長の藤井康弘さんが最後におっしゃっていた「おとなを変えるのが一番難しい」というコメントに思わず、そうそう、そうなんです!とばかりに大きく頷いていました。制度を変えるのは大変。しかし、人々が変わるのはもっともっと難しい。どのくらい時間がかかるかなあ。* * * * * 勉強会の内容について、簡単に紹介しておきましょう。昨年末に発表のあった「子どもと家族を応援する日本」重点戦略のとりまとめ及び「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」と「仕事と生活の調和推進のための行動指針」、さらにそれらを反映させた平成20年度の事業予算案について、職業家庭両立課長の定塚由美子さんから、「子どもと家族を応援する日本」重点戦略などを踏まえ子育て支援に関する事業の制度上の位置づけの明確化など、地域や職場における次世代育成支援対策を推進するために検討、国会に提案される「児童福祉法等の一部を改正する法律(案)」の改正内容に沿ってそれらの概要及び、平成20年度少子化対策関係予算のポイントについて、少子化対策企画室長の朝川知昭さんから、同じく「児童福祉法等の一部を改正する法律(案)」により、現状を見直し、より充実した体制づくりが求められている 里親制度等の社会的養護体制については、家庭福祉課長の藤井康弘さんから、それぞれお話しいただきました。当日会場で配布していただいた資料は「児童福祉法等を一部改正する法律(案)」を除いて、昨年12月26日に行われた社会保障審議会第1回少子化対策特別部会で配布された資料の2と3をダウンロードすればブログをご覧のみなさんも読むことが出来ます。実際に配布されたものはお三方それぞれが、お手元の資料を元に必要な部分を抜粋、編集して、そろえてくださったもの。とは言え、かなりのボリュームでしたよ。それぞれ質疑応答等も活発に行われ、予定時間をオーバーして終了。終了後もお話しくださった方々のところに列が出来る等、これまでになく熱気のこもった勉強会でした。* * * * *出産前後で就労継続している女性の割合はここ20年間変わっていません。何故なんだろう。育児介護休業法施行前に雑誌の特集で先行的に育児休業を取り入れていた企業を取材して回ったことは、以前ここで書かせていただきました。そのちょうど10年後、2000年には、今度は大田区男女平等推進室発行の広報誌のために、大田区内の企業の育児休業制度の現状について取材する機会を得ました。取材先がいずれも大企業であったこともあり、「育児休業は女性が働き続ける制度として すっかり定着している」と答えた企業ばかり。女性の取得率も高かった。ところが、男性の取得となるとほぼゼロ。介護休業取得は男女とも数としては少ないものの同じくらい取得しているにも拘らず、「男性が育児休業を取得するのは、 本当に大変なケースだけ」と惨憺たる有り様。企業社会は、男性の介護には理解を示しても、育児は女性が担うものという考え方がまだまだ根強いことを痛感しました。ただし、個人ベースでは変化の兆し。「子どもの入園式出席のために年休を取りました」と教えてくださった若い企業広報担当者に出会うなど、子どもとの暮らしを楽しもうと考える男性が増えて来ていることも実感出来ました。日本経済の屋台骨を支えている中小企業。大田区でもそのほとんどが中小企業で、2000年当時といえども、育児介護休業を取り入れている企業はゼロに近かった。でも、実際に経営者にお会いしてみると、「事務職の女性が結婚したので、 いずれは赤ちゃんを産むだろうから、それに備えて 育児休業制度の導入を検討しています」という声が聞こえて来て、なんだか嬉しい気持ちで聞いていたことを覚えています。その一方で、「ベテラン技術者が、もし妻のために 育児休業を取得したいと言い出したら、 実際の話、非常に悩みます。 彼らの代わりを担える人材はいないから、 いいよ、と安請け合いなんて出来ない。 いや、むしろ言い出さないように祈っている」と打ち明けられ、一緒になってうなだれたりもしました。制度は出来たけれど、使えないのは何故か。それも問題だけれど、もっと大きく立ちはだかるのが取得しても復帰せずに辞めたり、復帰しても、しばらくして辞めてしまう女性が多いのは何故か。あれから8年。育児休業に限らず、さまざまな両立支援策が登場しています。それでも、出産を機に7割の女性が仕事を辞めています。この数字は、前述のようにここ20年間変わっていません。勉強会で久しぶりにお会いした萩原久美子さんの著書「迷走する両立支援─いま、子どもを持って働くということ」(太郎次郎社エディタス・刊)では、何故、変わらないのか、阻むものは何かについて、詳細な取材を元に考察しています。法律上に位置づけられ、義務化された制度であってもそれを現実に機能させて行くのは人であること。逆に、本当にそれを必要としていたり、実現させたければ、法律や制度のような後押しがなくても、法的解釈や弾力運用などで実現させてしまうのも人。「おとなを変える難しさ」について、もっと身近な例についても書くつもりでいましたが、長くなったので、今日はこの辺で。
February 6, 2008
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こんにちは、高校生の母です。娘を身ごもったとき、高校時代からの親友がこう言ってお祝いしてくれました。「自分が50歳になったとき、 わが子が17歳になっているなんて素敵じゃない! 」彼女は京都で画廊を経営する傍ら、大学で講座を受け持ち、国際的な芸術プロジェクトにも参加しています。自分でも作品を作っていたのだけれど、いつの間にか、若い才能を応援する側に立っていました。独身なので、子どもはいません。その代わり、たくさんの若い才能に囲まれ、育てています。17年前に彼女が贈ってくれた言葉は今年、現実のこととなります。さて、どんな50歳、17歳になっていることやら。妊娠中、罰当たりなことに「高校生ぐらいに成長して生まれて来てくれないかな」と考えていましたが、手術室でちっちゃなちっちゃな姿を見せてもらって以来、一緒に過ごして来られて、実に楽しく面白かった。子どもは、ある時期からの自分が生きて来た軌跡のような側面がありますね。彼らの中には、親と暮らした日々の記憶がぎゅっと詰まっている。いまだに寝顔が小さい頃と変わらないので、こっそり眺めるのも、親ならではの楽しみ。けれども、話すことも行動することもかなりまともになってきて。今では、それを頼もしく感じる反面、なんだかつまらないとさえ思うことがあります。* * * * *杉山さんから「わたしのものがたりを書いて」と言われ、抵抗したのですが、屈してしまい(笑)、この8年間を振り返ってみました。ちょうど現在の杉山さんと同じ年齢から、ものがたりは始まります。ということは40代の総括みたいな感じ?公表を前提として私事を書こうとすると、書けないことがたくさんあることに気づきます。もう、すねはキズだらけだし、内緒にしていることは山ほどあるし、誰かを傷つける可能性のあることも出て来る。なかなか難しい。自分自身のことなのに、前後関係が分からなくなってしまうこともあります。何で確認したかと言えば、関わっている公的機関の年間報告書や同じく関わった広報誌など。夫と「もう何年スキーに行ってないかなあ」なんていう雑談をしているときでさえ、年間報告書を持ち出して確認しますからね、私。そこに書かれていることを読めば思い出せる。備忘録みたいに使えるんです。やっぱり何ごとも記録しておくのが一番だなあ。とは言え、いちいち確認しすぎ?職業病かもしれない。「わたしのものがたり」には、もちろん娘のことも出てきます。ことの次第を本人に確かめたら面白いことが判明して、随分前に立てた仮説を裏付けるような結果となりました。それについては、ここでは書きません。* * * * *NPOの皆さんも、年度末は報告書の作成に追われていらっしゃるはず。今年も、そろそろ始まりますね。「どうして、こんなややこしいものを 作らなくちゃいけないんだ」という悲鳴が聞こえてきそうだけれど、それは後に貴重な記録、財産になるでしょう。税金の申告書も書かなくちゃ、でした。これだって、昨年一年間を振り返るよいきっかけになるでしょ?そうそう、ご家族が医療を受けたときの領収書は年ごとにまとめて保管しておいてくださいね。役に立つ時が来るかもしれません。(と、いきなり社会保障関係の豆知識)
January 30, 2008
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こんにちは、高校生の母です。天気予報で「今度こそ、雪が降ります」と告げていた通り、都心にもうっすらと雪が積もりましたね。ちょうど一年前は、娘が本命の高校入試(私立高校の推薦入試)受検でした。無事に合格し、今年は学校がお休みのため、クッキーを焼くなど、至って暢気に過ごしていますが昨年はかなり緊張していました。今年も同じ日程で入試が行われています。受験生の皆さんは、無事に会場へ到着することが出来たでしょうか。恭子さんに先を越されてしまったけど、「Bloom」、私も観に行きました。見終わったあと、恭子さんとお会いしたのでした。映画に限ったことではありませんが、人によって頭をよぎることは様々ですね。さすが恭子さん、母となった方々への慈愛に満ちた感想だな、と思いました。事前に、子育てコンビニの小林さんから「観たあとに、みんな何かを語りたくなるのよね」と言われていた通り、一人で観に来るんじゃなかった、とちょっぴり後悔。見終わったあとに、映画の感想も含めて自分自身の経験を誰かと語ってシェアしたくなる、そんな映画でした。インタビューの中でもいくつか出て来るのですが、妊娠もお産も、当事者にとっては命がけ。妊娠を継続出来なくなったり、お産が始まってからトラブルに見舞われたり、産後、ハプニングが生じてしまったり……。誰もがハッピーな結末を享受出来る訳ではない、命がけの現場なんだと感じています。別にお産を経験していなくても、あなた自身が、今ここに生きているということは、かつて、あなた自身もお産の当事者だった訳で。一人一人、この映画で語られているようなドラマを経て今があるんだ。命をありがとう。映画を観ながら、頭をよぎったのはそんな単純な思いだけではありませんが、改めて、今自分が生きていることに心から感謝したくなったのも事実です。そうね、娘が無事に産声を上げてくれて、元気に育っていることにもありがとうを言っておこうかな。「親になったら、一生子どものことが気がかりなのよ。 もう、親になんてなるんじゃなかった! 」わが子のことで何か心配事が起こるたびに、今でもこんな文句を言っている私の母にも、千の風になって見守ってくれているはずの父にも、もちろん、こう言います。ありがとう。
January 23, 2008
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こんにちは、高校生の母です。とうきょう子育てねっとのみなさんと一緒に東京都福祉保健局少子化対策部長の吉岡さん以下、担当職員の方々との意見交換会に参加させていただきました。とうきょう子育てねっとからは世田谷区、新宿区、品川区、豊島区、三鷹市、そして大田区で活動する子育て支援NPOのメンバーが参加。NPOメンバーの活動紹介などのあと、昨年6月に都庁内の関連局で構成、設置された「子育て応援戦略会議」が12月にまとめた「子育て応援都市東京・重点戦略~社会全体で子育てを応援する東京の実現に向けて~」」の説明を受け、NPOとの恊働で何が出来るのかについて意見交換がなされました。重点戦略の詳細をご覧いただくとお分かりのように課題として取り上げられる骨子に目新しいものはありません。・働き方の見直しの推進・子育て支援サービスの改革・子育てに優しい環境づくりただし、具体的な中身を読んでいくと、かなり環境は変化しているなあと感じます。「10年というスパンで振り返ると、 確実に変化は起きている」と吉岡部長がおっしゃったようにまだまだ道半ばとは言え、着実に前進している。何より、NPO関係者と都の担当職員とが同じテーブルに並んで意見交換を行っているという状況そのものが、少し前までは想像も出来なかったことです。実は12月に行われた次世代育成支援恊働フォーラムで分科会の事前打ち合わせの折りに出された意見が、早くも現場に反映されつつあることを今日の意見交換会での都の担当職員からの発言で実感。意見交換会で出された提案も、確実に形になっていくであろうことが期待出来ました。(期待するだけじゃなくて、実現のために、 私たちNPOも頑張るべきところは頑張らないとダメだけど)地元での活動でも、情報誌の取材を行いながら児童館職員や子育て関連部署の職員とお話ししていったことが後に具体的な施策となってスタートしたという経験をしています。なるほど、場を与えていただいて、きちんと提案を行うことができれば、行政にも伝わる。彼らは決して聞く耳を持っていない訳ではなく、必要とあらば、ちゃんと受け止め施策に反映させていってくれるんだ。少子化対策=子育て支援に対して、行政は本気で取り組もうとしているんだな。せっかく汗を流してくださっている行政職員の皆さんに申し訳ないような表現ですが、でも、ここ数年の行政とのやり取りの中で、彼らの本気に触れたという実感はあります。恊働というスタンスのもと、お互いを尊重し合いながら、物事を進めていこうとした努力の賜物かもしれません。が、たまに全く逆の場に居合わせてしまうことがあります。10年ほど前、地元の子育て関連団体で毎月行われている定例会に一度だけ参加したときのことです。恐らく現在も行われているであろうその定例会では、毎回その時々のテーマに合わせて区の担当者をお招きし、行政の取り組みについて直接お聞きしています。私が参加したときは教育長がゲストでした。教育行政について、ざっくばらんにお話が聞けるよい機会だったのにいつの間にやら、一方的な要望を突きつける吊るし上げのような場になっていました。労働組合の団体交渉だって、お互いの立場を尊重してもう少し普通に会話をしているでしょうに、なんだ、この人たちの態度は?いつも吊るし上げ大会とは限らないのでしょうが、あまりのことに、発言権のない飛び入り参加にも関わらず気がついたら手を挙げて教育長の援護射撃をしていました。相手に対して、意見提案を行うためには私たちもきちんと情報を集め、状況を把握、分析し戦略を持って望むことが必要でしょう。編集者時代に経験したクライアントへのプレゼンと何も変わることはないよなって、思います。相手を納得させるだけのものを準備しておかなくては。何より、お互いを尊重して“紳士的に”話し合える場をつくることが大事。最後に。今日の意見交換会には、12月に生まれたばかりの小原さんのお子さまも同席していました。午前中はすやすやタイムということもあり、とてもよい子でいてくれました。なごやかなムードで話し合いが進んだのは、赤ちゃん効果もあったかもしれませんね。
January 16, 2008
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こんにちは高校生の母です。今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。年末年始は実家のある関西で過ごしました。どういうわけだか東京よりもずっと寒く、夫と私の母が元旦から熱を出してしまいました。どうも私もうつされたみたいで、東京に戻った2日後、あれよという間に38℃を超えてしまいました。家族はみんな食事くらいは作れるので、私が寝込んでいても誰一人困る訳じゃありません。起き上がるのにもいちいち覚悟を決めないとダメな状態の人が家の中でうろうろしていても迷惑なだけなので、安心して寝込んでおりましたが、10年前はこうはいかなかったよなあと、改めて、わが子との日々を思いました。たとえ仕事はお休みでも、小さな子どもの親は寝込んでなんていられない。育児に忙殺されているだけでも、かなり気が張っていたのか、わが子から風邪をうつされたりすることはあまりありませんでした。夫や私が病気になったら、子どもの面倒は誰が見るのよ。そんな感じで突っ走って来たような。ただ、私の場合は、どうやら一区切りごとに気が抜けて疲れが発熱という形で出るらしく、お正月休み明けなどに案外寝込んでいたりします。年末ぎりぎりまで突っ走って、いきなり急ブレーキをかけて休みに突入、休みモードに慣れた辺りでようやく体が「あ、休んでいいの? 」と反応してしまうというか。これは休み方にも原因がありそうですね。寝込むたびに、夫がいれば夫が、夫が出張中なら車で15分のところに住む夫の両親に娘を託していましたが、今ならファミリー・サポートも娘の預け先の一つになっていたかもしれません。せっかくの休暇を寝込んで過ごすのはもったいない。今回、先に寝込んだ夫は、休暇の最後をのんびりと犬の散歩や趣味(内緒)、たまに妻の看病で過ごしました。娘は、友人とショッピングや映画。元旦早々高熱を発して、家族全員に心配をかけた幼少時の面影や何処という感じ。それだけで、隔世の感あり。丈夫になってくれただけで、親としては充分。安心して寝込んでいたと書きましたが、久しぶりの高い熱で、かなり辛かった。寒さに向かって、みなさまもどうかご自愛ください。そうそう、蛇足ながらいざというときに助けていただく方々のリストアップや手順のシミュレーションもお忘れなく。
January 9, 2008
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こんにちは、高校生の母です。娘が生まれて、地元の公園に日参していた頃、いつも一緒に過ごす仲間の何人かが、地域の文化センターで開かれている保育付き連続講座に参加してきました。自治体主催なので、保育料も受講料も無料。「タダで子どもを預かってくれて 勉強させてもらえるなんて ありがたいよね~」極めて暢気な感想ですが、それが公民館保育との最初の出会いでした。もちろん、本当にタダなんじゃなくて、「公費で子どもを預かってもらえて、 学ばせてもらえるなんてありがたいよね」と、本来なら表現すべきところ。残念ながら、私には保育付き講座を受講した経験はありません。単に受けたい講座がなかった、受ける時間がなかったのがその理由です。さらに数年後、出会った何人かの人々が育児に忙殺されていた頃に保育付きの講座を受け、それが縁で、講座保育の保育者になったという経歴の持ち主だったことから、公民館保育という言葉に本格的に出会ったのでした。社会教育という言葉があります。これは社会教育法に基づきその詳細が定められています。「学校教育法(昭和22年法律第26号)に基き、 学校の教育課程として行われる教育活動を除き、 主として青少年及び成人に対して行われる 組織的な教育活動 (体育及びレクリエーションの活動を含む。)」(社会教育法第1章第2条 社会教育の定義)さらに、第1章第3条では、国及び地方公共団体の任務について、次のように定められています。「社会教育の奨励に必要な施設の設置及び運営、 集会の開催、資料の作製、頒布その他の方法により、 すべての国民があらゆる機会、あらゆる場所を利用して、 自ら実際生活に即する文化的教養を高め得るような環境を 醸成するように努めなければならない。」公民館保育については社会教育法にその存在意義がきちんと明記されていると聞き、早速法律の原文に当たったとき、この第3条に書かれていることなんだろうなと察しがつきました。育児中であっても、当然のように学ぶ権利がある。それを望む人が権利を行使するために必要な環境を整えるのは、国や地方公共団体の務めである。育児中の人に必要なのは、親が学習に集中出来るよう子どもたちの保育環境を整えること。さらに、保育を受ける子どもたちにもその年齢にふさわしい“学びの”場が提供されるべきだ。集団生活の第一歩にふさわしい環境を提供しよう。これもまた、学ぶ権利を側面から支える仕事。理由を問わず受け入れる一時保育ではなく、親が学習に臨むために用意された保育。公民館保育に携わる人たちにはかなりのこだわりがあります。自治体によっては、自治体や公民館主催の講座以外にも、公民館を利用して活動する人たちに向けて、保育室を提供しているところがいくつもあります。杉山さんが講座を行った西東京市の公民館でも、実施しているようですよ。娘が公園で遊んでいた頃、地元の文化センターでも、それぞれが独自に保育室を持ち、専用の保育者が活動していました。それが現在ではすっかり衰退し、ある文化センターの保育室は物置代わりに使用されていて、その存在すら忘れ去られている事実を知って驚いたことがあります。保育付きの講座を受ける方々は、初めてお子さんを他人に託すという場合も多く、その経験が大きな学びをもたらしてくれます。といっても、「泣かれてしまう」ことからのスタート。学びと言うときれいだけれど、そんなものじゃなかったわ!という方も多いでしょうね。ただ、講座を運営していたときにある受講者から「私は泣かない子どもを育てたかったのか?と自問した」という話をお聞きして、その気づきの鋭さに感動してしまったことがあるんです。どんなに子どもが泣いたって、保育者は止めたりしません。ただ受け止めるだけ。誰にだって泣きたいときはあるよね。保育室は、泣いていても構わない場所なんです。親子がそれぞれ独立した存在として社会に踏み出して行く第一歩。それは例えば「人は人の中にあって育つ」というような言葉で表現されたりします。(ちょっと硬い表現だけれど、 かの保育者のみなさまとお話ししていると、 どうしてもこんな感じになってしまう)講座で学び、保育を利用することでさらに親子ともども大きな学びを得る。現在の男女共同参画推進の施策が女性運動、さらにさかのぼって婦人運動と称せられていた頃から、公民館保育は親子の学びの場を提供するために不可欠な存在でした。時間と手間はかかるけれど確実な親子支援というのは、講座はもとより、保育についても丁寧に考えられた保育付き講座のようなものにこそあるんじゃないのかな。そこには子どもにもきちんと目が向けられています。これらについては、深い共感を覚えたコラムがあるので、ご紹介しておきます。公民館保育に携わる人々と保育付き講座を運営しながら、様々な親子との出会いがあり、そこから私自身も前述のように多くを学ばせていただいたのですが、それについては、いずれまた。
December 26, 2007
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こんにちは、高校生の母です。先日の次世代育成恊働フォーラムでは、たくさんの方々とお会い出来、とても嬉しかったです。ご参加くださったみなさま、ご登壇くださったみなさま、本当にありがとうございました。スタッフのみなさま、お疲れさまでした!改めてお礼と感謝を申し上げます。今回は、初めて主催者側の一員として参加させていただきました。15日の第一分科会のコーディネーターのお一人、小原さんの出産予定日がフォーラム終了後すぐとお聞きして、急遽お手伝いさせていただくことになったためです。分科会が終わった後に、もう一人のコーディネーターである西郷先生がとても感慨深い感想をおっしゃっていました。「なにより、小原さんの赤ちゃん(まだ胎児)と一緒に、 運営が出来て嬉しかったです。 子どもはわれわれの『希望』ですから」第一分科会のテーマは「虐待の早期発見と早期対応 ─NPOと行政の得意分野を活かすには」児童相談所職員、ひろばや保育、その他子育て支援に関わるNPO関係者、行政担当者、医療関係者、法律関係者、学生……。子どもの命を守りたいと活動する人々が一堂に会し、それぞれの役割を確認し合いながら、有効な連携の具体的な方策について議論し合う場。たくさんの課題が提示されたものの、時間切れで、各自持ち帰りの印象で終わりましたが、クリアすべきことが明らかになり、様々な立場の人たちの間で共有、確認することは出来ました。この先は、それぞれが責任を持って、日々の活動の中で答えを求め続けることが宿題です。そういう場に、胎内で命をはぐくむコーディネーターがいて、これから生まれようとしている命が同席していたという、このすごい巡り合わせ!ここで話し合われたことは、必ず次へつなげるんだ、だって、ちっちゃな命も同席していたのだからと、密かな決意表明として勝手に名付けてしまいました。「大正大学10号館の誓い」さあ、次に踏み出そう!* * * * *実は、そこに命が息づいている、妊婦さんのお腹をなでさせていただくのが、密やかな私の楽しみの一つ。自分自身の妊娠は、8カ月突入とともに終了したので、臨月の妊婦さんのことはよく分かっておりません。ただ、あのまあるくて大きなお腹の中に、未来への希望が息づいていると思うと、愛しくて愛しくて……。講座やイベントで出会うたびに思わず、「なでさせてください」とお願いしてしまうんです。今回のお手伝いは、そんな私が今年10月、久しぶりにお会いした小原さんのお腹をなでさせていただいたのが、きっかけでした。「たくさんの人になでてもらったから、 きっと元気に生まれてくると思うの」フォーラム終了後、大役を果たした小原さんはそう言って、にこやかに帰っていきました。途中からではあるけれど、お会いするたびに大きくなっていくお腹をなでさせていただいて、私も幸せでしたよ。お子さんが生まれた後も、どうかその成長を見守らせてくださいね。* * * * *(ここから追記)先ほど、「無事に男子出産」のメールが小原さんご本人から届きました。よかった~!まずはご報告まで。
December 19, 2007
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こんにちは、高校生の母です。税金や社会保険料って、支払うときには不機嫌になるけれど、助成金や手当金、現物給付で受け取るときには、それが税金や保険料から賄われていることに、案外無頓着だったりしませんか?サラリーマン家庭だと、年に二回、税金のことに思いを馳せる時期がありますね。今も、ちょうどそんな時期。トピックとしては配偶者特別控除が廃止されたことかな。もともと夫婦共に働いて収入を得ていれば税金の控除対象にはならないので、縁のない制度ですけれど、例えば、育児・子育てに専念しようと妻が職を離れた場合、ありがたみを感じる制度ではあった訳で……。その代わり、(になるのかどうかは不明だけれど)子どもの医療費の自己負担分を自治体からの助成により払わずに済むようになったり、児童手当が増額されたり、幼稚園の保育料などへの補助や助成があるなど、ルートを変えて、“税金が戻って”来ている。そんな諺あったよね。「金は天下の回りもの」ある自治体では、中学3年生までの児童の医療費自己負担分を全額助成するために、保育所の保育料を値上げすることでその財源を賄うことにしたという話を聞きました。市民に向けた説明会では、保育所に子どもを通わせる世帯は、自治体住民における子育て世帯の一部であり、公平性を考慮して、保育料を一部値上げすると説明したとのこと。医療費助成については、ひと言も触れなかったそうです。地方自治体の財政状況が厳しいことはつとに知られています。育児・子育ての分野で新たな支援策を講じるためには、いろいろやりくりしないと財源を確保出来ません。先の自治体の話は、その一例と言えるでしょう。それにしても、どうして医療費助成金捻出のために保育料を値上げすると説明しなかったんでしょうね。ストレートに説明してもらったほうが、市民にも判りやすく、また納得も得られやすかったんじゃないかしら。生活がかかってるから、かえって紛糾してしまうのかな。確かに、行政のみなさまが、何よりも公平性を大切にしていることはよく判ってはいるのですけれどね。もともと医療費については、国民皆保険と言われるように、全国民のほとんどが、某かの健康保険制度に加入しています。自営業なら国民健康保険。これは、地方自治体の窓口に毎月保険料を納めます。定年などでリタイアなさった方々も、国民健康保険=国保に移行していきます。サラリーマンは雇用者である企業が設立、あるいは加入している健康保険組合、もしくは政府管掌健康保険。教職員や公務員などは共済組合。これらはお給料から天引きなので、支払っている実感はあまりないかもしれない。健康保険制度は、その制度に加入する人同士がお金を出し合い、いざというときに備える相互扶助の仕組みのひとつ。もう少し詳しく言うと、保険者=国や雇用者(企業)などと、被保険者とが折半でお金を出し合い、病気やけがのときに医療機関にかかった場合の医療費などを賄う仕組みになっています。医療費を賄うと言っても、健康保険で全額を賄う訳ではなく、みなさんご存知のように医療を受けた際には自己負担金が生じます。医療機関にかかったときの医療費を賄う場合は、医療を受けたということで現物給付という言葉が使われます。この他に、出産の場合に出産手当金が支給されるなど、現金で支給される場合は現金給付。いずれも、あらかじめ保険料を支払っているからこそ受け取ることが出来るものなので、決して“タダ”だったり、安くなっていたり、特別にご褒美をいただいたりする訳ではありません。さらに、お住まいの自治体から児童医療費助成券が届き、受診のたびに提示して一見、医療費を払わずに済んだように感じても、本来ならば支払うべき自己負担分は地方自治体の財源=税金から助成されている。という訳で、医療費は決してタダになってはいない。みんなが払った税金や社会保険料が回り回って使われている。ほら、「金は天下の回りもの」なんです。お金だけじゃなく、気持ちでもつながっていたいけど、この世知辛い世の中では、どうだろう。おお、よい諺が見つかったぞ。「袖振り合うも多生の縁」偶然の出会いも、前世からのご縁によるもの。このご縁を、人と人との絆を、大切にしましょう。ちょっと重苦しいかしら?こういう話はどうも固くなってしまいますね。出版社時代は、このような原稿をよく書いていました。久しぶりにトライするにあたり、わざと諺を入れてみたけれど、効果のほどや如何に?
December 12, 2007
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こんにちは、高校生の母です。地元のどこかの施設に「困りごと相談」という看板が掲げられていて、「困りごと」とは言い得て妙だなあと感心してしまいました。よくある「悩みごと相談」よりもリアルな感じ?対応してもらえそうな問題内容も幅広いようだし。いいや、それだけじゃない。ひろばや保育の場でよく言われる「気がかりな子」、「気になる親」も、見方を変えて、何かで困っているんだと捉えてみると、いろいろなことが見えてくることがよくあります。彼らは、いったいどういうことで困っているのか。それは自分の力で解決出来ることなのか、それとも何かの助けが必要なのか。助けが必要だとしたら、どういう助けが必要なのか……。いろいろ分析しているうちに、実は困っているのは、「気になる」と言っている自分たちのほうだった、なんてこともあるかもしれない。そりゃあ、まずいな。まあ、「気になる」センサーでぴぴっときた後は、何故気になるのかぐらいは、それなりに分析、評価しておいたほうがいいということでしょうか。知り合いの主任児童委員さんとお話ししていたら、「なんとなく気になって注意して見守っているうちに 時が経って、 なんだかいい感じに大過なく過ぎていくことって 案外多いですよね」という話になって。今、直面する問題を何とかせねば!と目くじら立てずとも、様子を見ている間に何となく解決していくことのほうが明らかに多い。「偏見や思い込みにとらわれず、 あるがままを見ようとしていくのにも、 それなりの修養が必要なのよ」ベテランの主任児童委員さんは朗らかにおっしゃいました。今では丈夫で元気な娘が生まれたときは、在胎週数29週で、体重が1105グラム。NICUでの手厚い医療が必要で、しかもそれには大変なお金がかかる。というので、養育医療のお世話になりました。その後も入院していた病院や保健所での健診などで、随分フォローをしていただきました。ただし、本人(私)にあまり自覚がなかったので、後に発達支援センターの方とお話ししていて、こういうことを言われて、はっとしたことがあります。「支援される側であると受け入れることは かなり抵抗のあること」なるほど、抵抗を感じることもなくいられたほどにその後の経過が順調だったということなんだろうな。「気がかりだから」というふうに人に接せられて、嫌な思いをしたこともなく、「お困りでしょう? 」と声をかけられることもなかった。あくまでも暢気な受け止め方ではありますが、「抵抗あるよね」と言われて、実はそれまで出会った方々に、とても感謝してしまいました。「困りごと」の中にも、適切な情報提供などで、無事に解決に向かうことは少なくありません。そのために、いろんな社会保障制度や福祉のしくみがあるということなんでしょう。ところで、あなたの気になるあの人の、「困りごと」は何でしょう?
December 6, 2007
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こんにちは、高校生の母です。恭子さんの記事を読んでいて、思い出したのが「地域や集団から受け入れられる、愛される経験から 自尊感情や自己肯定感が生まれてくる」という誰から聞いたのか忘れてしまった言葉。同時にこんな思い出も……。小学3年生に進級する春、家庭の都合で生まれてからずっと住み慣れた街から、電車で1時間半ほど離れた他県へ引っ越しました。それまで住んでいたところは、新しい家が建ち並ぶ一方で、昔から続いて来た商店や市場もあり、辺り一帯顔なじみ。外出するときは、バス停まで歩く間に、必ず近所の誰かに声をかけられるほどでした。それが完全な住宅街への転居で、学校にもご近所にも知り合いがいなくて子ども心にも、かなり心細かった。ちょっぴり親のことを恨めしく思ったりしました。小学5年になった頃、週に1回図書館へ通うようになりました。受付の方とすっかり顔なじみになって、毎回、ちょっとしたおしゃべりをすることも楽しみの一つになっていました。さすがに中学生になってからは、社会科の研究発表でもない限り図書館へは足が向かなくなっていきました。必需品だった本の貸し出しカードもいつの間にか、どこかへ行ってしまいました。どういう用件でだったかは覚えていませんが、高校生になって、久しぶりに友人と一緒に図書館へ向かいました。お目当ての本を探し出し、借りる手続きのために受付へ出向いたら、もちろん貸し出しカードは持っていないし、新規に作るために必要な学生証も忘れているじゃありませんか。取り敢えず、貸し出しカードを作るための書類に必要事項を書き込んで受付に差し出したものの、本人確認に必要なものはないし、「どうしよう」とかなり焦ってうつむいていた私に、書類に目を通していた受付の方が、こうおっしゃったんです。「このお名前ならよく覚えているから、 学生証がなくても大丈夫。 貸し出しカードを作ってあげますよ」声の主のほうを見ると、そこには懐かしい顔がありました。小学生のときに、毎週お世話になっていたあの方。高校生の頃は、かなりひねくれていて、とても小学生の頃のような真面目な生徒じゃなかったのですけれど、当時の私を見ていてくださった方が、昔と変わらぬ笑顔で手を差し伸べてくださったんです。心の底から「ありがとうございます」と頭を下げて、なんだか温かい気持ちになって図書館を出ました。地域のおとなから温かい言葉をかけてもらったのは、何年ぶりだったでしょう。たくさんのご近所に声をかけられて過ごした、幼かった頃のことを思い出していました。高校生の娘は、小さいときから誰彼構わず挨拶をして回る子で、住んでいるマンションはもとより、ご近所にたくさん顔見知りのおとながいます。街を歩くと、たまに小さな頃からの顔見知りから声をかけられて、照れながらも、嬉しそうに挨拶しています。ちょっと遠くの高校へ進学した今は、駅までの道中で、卒業した中学の先生とすれ違い様にご挨拶が出来るのも、楽しみな様子。留守がちな我が家は、こうやって娘を見守ってくださる地域の方々に支えられて今日まで来れたような気がしています。* * * * * * *いくつになっても変わらず、声をかけてもらえることが、子どもにとって(おとなになっても)心強い支えになることがある。地域のどこかで、ずっとその子どものことを見守ってくださっている存在ってとても大切なんじゃないかな。学校や幼稚園、保育園の行き帰りに、必ず子どもたちに声をかけてくださる商店のおじさんやおばさん。交番や児童館、図書館などの公的機関も、その役割を担っている。監視じゃなくてね、見守り。* * * * * * *12月15日の次世代育成支援恊働フォーラムinとうきょうでは、第一分科会でお手伝いをさせていただいています。テーマは児童虐待。なかなかデリケートなテーマではありますが、地域で活動する人たちに熱いエールを送る専門機関の方があれば、常に行政をリードする形で活動を行っているNPOの人たちがいて、手をつなげば、よい連帯が生まれそうな予感。日々の地道な積み重ねあってのことで、機能していくには時間もかかりそうだけれど、じわじわと効いてくるような支援のあり方を来場くださる方々と一緒に考えていければと準備を進めています。
November 28, 2007
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こんにちは、高校生の母です。12月15、16日に行われる次世代育成支援協働フォーラムinとうきょう。HPでの受付も始まりましたのでみなさま、どうかご参加くださいね。とうきょう子育てねっとのサイトはこちら。申し込みもこちらからできます。15日の第二分科会は、杉山さんのコーディネートによる「とうきょう子育て情報誌をつくろう! ~東京の子育て支援の全体像を把握する~」です。東京中から、子育てマップや情報誌を携えてお集りいただけると盛り上がるのではないでしょうか。どういうものがあるのか、見てみたい!という方も、どうぞ気軽にご参加を。* * * * * * * *さて、子ども関連施設の広報誌を、地域限定の子育て情報誌を兼ねる形で立ち上げた頃に、「初めてのお出かけ」と題して子どものお出かけを特集しました。初代メンバー2人のうち1人が欠け、新たに6人が参加、新体制で臨んだ初めての号でした。区内の駅のバリアフリー状況を編集メンバー全員で手分けして調べたり、乳児期から始まる子連れのお出かけの苦労話などを編集会議で披露し合い、座談会形式でまとめたり。内容的には乳児期から学齢期までをカバー、コラム用に区内の小学校や航空会社へも取材を行いました。区内の小学校では遠足=校外学習のときに、グループで電車を利用して出かけるプログラムが盛り組まれています。初めは歩いて行ける場所、次は乗り換えなし。徐々に距離が伸びて乗り換えも複雑化。切符はその都度自分たちで購入し、電車内では、他の乗客に混じって過ごします。先生方の見守りはあるけれど、徐々にハードルの上がる電車利用の遠足は、小学生にとって、ちょっとした冒険旅行です。航空会社への取材については、羽田空港が近いという地理的なこともありますが、妊婦さんから赤ちゃん連れ、車椅子での利用など、最もバリアフリー度が高い交通機関であることが表立った理由。本当の狙いは、お子さま1人旅のサービスにありました。国際的には5歳児から1人旅が可能です。国内ではご存知のように6歳。ちょうど学齢期に当たります。航空会社にお話をお聞きした後に発達心理学者にも取材をしました。すると、次のようなコメントが返ってきました。「6歳前後になると、 自分が感じたことなどを言葉だけで、 相手に理解出来るように説明出来るようになる。 相手の言わんとすることや気持ちも理解出来るから、 必要な指示に従うことが出来るようになる」そうか、だから学校という環境で学習出来るんだ。先に取材した航空会社からは、「就学年齢ともなれば、自分で食事も排泄も出来るし、 酸素マスクや救命具の装着も出来る。 自分で自分の面倒がみられない場合は、 おとなといえども付添人がいなければ搭乗出来ない」とお聞きしていました。6歳って、なんだかすごいぞ。もうお分かりのように、特集タイトルの「初めてのお出かけ」には二重の意味が込められていたんです。一つは赤ちゃんを連れての、もうひとつは子ども1人もしくは子どもたちだけでの「初めてのお出かけ」。航空会社への取材のあと、担当の方から思いがけないことを教えていただきました。子育て関連施設に関わる前に、区の広報誌の編集委員をしていました。そのときの区の担当職員と航空会社の担当者が学生時代からの親しい友人同士だったそうです。「取材依頼書を拝見したときに、 彼(区の担当職員)のことを思い出し、 問い合わせてみたんです」知名度も全くなく地域限定の手作り情報誌の取材依頼にもかかわらず、一般誌の取材と同じ対応をしてくださったのは、私のことを保証してくださる存在があったから。ちょっと身の程知らずなお願いだったのかも。ただ、地域限定情報誌であってもベースとなるのは普遍的な知識であったり世の中全般で起きていることだったりします。その道のプロフェッショナルにお話をお聞きしつつ、そこに地域限定情報を添えて行くことで、単なる手作り情報誌以上のことを伝えて行きたい。生意気だけれど、そんなことを編集方針に掲げて、頑張っていました。現在ではメンバーがすべて交代し、子ども関連施設の広報誌として発行が継続されています。
November 21, 2007
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こんにちは、高校生の母です。住んでいる街にあまり思い入れのない私ですが、そこで働いていたり、住んでいる人には、かなり思い入れが強いです。少し前に、子育て関連施設の広報誌の特集で、区内の児童館すべてを取材しました。小学校区に1カ所とまではいかないけれど、児童館の数は区内に51カ所。いずれも放課後児童健全育成事業(学童保育)を行っており、午前は乳幼児中心、午後は小学生中心に利用されています。取材の前に、児童館事業の沿革について知りたいと区の担当職員の方にお願いをしたら、担当部署でまとめた資料を提供してくださいました。ご参考までに概略を書いてみますね。昭和30年代後半に、まずは放課後の児童の保護を目的として子どもの家第一号が設置され、その数年後に児童館が開設されました。以降、児童館が次々と開設され、学童保育事業も児童館が担うようになります。施設(ハード)が増えていくとともにプログラム(ソフト)にも工夫が凝らされていきます。児童館に付随した母親クラブが誕生したのが昭和50年代。幼児の母親向け母親教室や小中学生の父母対象の父母学級なども開設されました。これらを整理し直して乳幼児親子を意識した子育て支援事業へと本格的に流れを変えたのは平成10年代に入ってからでした。児童館と学童保育の歴史は、そのまま私が生きて来た時間と重なる部分が多く、時代の流れを直に知る者としては、大変興味深いものでした。児童館の歴史を頭に入れて地図を片手に各児童館を訪ね、区内を歩いて見ると……。もともと起伏に富んだ地域が多い区内ではありますが、地域によって街の造りそのものが違うことにかなり面食らってしまいます。区画整理がきちんとなされたところもあれば、まだまだ未整備なところもある。そこに、その地域の歴史、住む人々の意識などが垣間見えてきます。それらをより具体的に知らしめてくれるのが児童館での取材。直にお話をお聞きしていくと、地域ごとの問題点がさらに具体的に見えてきます。同じ自治体内で、日本の縮図と言っていいほどに、地区ごとに地域性や文化が違うことはあらかじめ想像していましたが、実際に目の当たりにすると、抱える問題点などを考えただけで一つの区に収まっていることに無理があるんじゃないかと、思ってしまうことも。取材への道すがら、編集メンバーのNさんと区の分割案について討議していたこともありました。取材が進むにつれ、児童館の建物自体にも変遷があることがわかります。保育園併設が続いた時期があれば、高齢者施設併設の時期がある。これもまた、その時代を反映してのことでしょう。取材先ではNさんとともに、館長さんや職員さんと、どうしたらもっと地域の人々の協力が得られるようになるのかなどなど、児童館の未来について語り合ったり、乳幼児プログラムで来館者とともに体操や工作をしたり……。全館回って頭の中にリアルな地図が出来上がったところで、思い入れがなかったはずの街に、親しみを感じていることに気づきました。冒頭で書いたように、街に、というよりは、そこで働く、あるいは住む人々に対して、共感と好感を持っている、と言ったほうが近いかな。51館すべて回るような物好きは私たちくらいだろうって?いいえ、先に“偉業”を成し遂げた人がいたんです。児童館の図書室に置かれている漫画の種類が少しずつ違うことに気づいたある小学生が、漫画を求めて児童館行脚、全館制覇してしまったとのこと。取材の間に会えるといいなと思っていましたが、手がかりすら得られず、残念。何かと問題の多いところではありますが、縄文時代から人が住み続けて来ただけあって、暮らしやすいという点ではお勧め出来ると思います。どうです、ここで一緒に何かやりませんか?
November 14, 2007
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こんにちは、高校生の母です。恭子さんがご案内を書いていらした「健やかの産褥期のためにできること」、私も受講しています。16年前のたった一度の経験だけに、個人的にもいろいろと振り返ることがあり、なかなか刺激的です。最終日もとても楽しみにしています。利用したい人が施設に出向く形でしか利用する術がない行政サービスが多いなかで、育児・子育てにも、かつては当たり前のように利用していた往診のように、必要に応じて訪問してくれるサービスが欲しいなとずっと考えてきました。「こんにちは赤ちゃん事業」のように、国が方針を打ち出してくださると、それを後押しに一気に広がっていきそうで、とても期待しているんです。地元の公的子ども関連施設と関わり始めて5年。関わり始めた当初は、公設公営でありながら、区民の意見をも反映しようと行政担当職員と区民による運営委員会が設置されていました。区内で初めての子育てに関わる総合的な施設だったので、作業部会では、事業内容などによっては、担当職員と担当委員が一緒に協議する場面もありました。(現在は、立ち上げ当初の役割を終え、 新たな役割を担うべく陣容を変えて活動しています)あるとき、行政担当職員から、東北の大学から取材にみえる学生さんに向け、施設の立ち上げ理念などについて、区と一緒に子育て支援に携わる区民の立場から話をして欲しいと依頼がありました。社会学を学ぶ学生さん3人は、みんな女性でした。対応したのは、一緒にカナダに行った仲間と私の区民委員2人。マスコミなどでは子育て困難な現状が報道されているけれど、現場ではどのような対策なり対応をしているんだろう。大まかに言えば、取材の目的はそのようなことでしたが、施設の立ち上げ趣旨や事業概要などをお話ししていくうちに、なぜ、相談やファミリー・サポート・センター機能を備えた子育て関連施設が必要なのか、今ひとつ、腑に落ちないように感じられました。「みなさんは、今現在お住まいのところで、 生まれ育ったのですか? 」そう尋ねると、3人とも頷きます。なるほど、と納得したところで、次にこう質問してみました。「結婚して、知らない土地に引っ越し、 そこで赤ちゃんを生み育てることになったら、 どうしますか? 」一人の学生さんの顔が上がり、「地縁も何もないところでは、確かに不安です。 きっと、この施設のようなところに、 いろんなことを教えてもらいに行くだろうと思います」微笑みながら答えてくれました。もしかしたら、慣れ親しんだ土地で、ご近所で子どもを生み、育てていらっしゃる様子を間近に見て、育ってきた方々だったかも知れません。「私も、同じように地域の知り合いに囲まれて、 子どもを育てていくのだ」というイメージを持っているなら、確かに、子どもを育てるにあたって、相談相手にも子どもの預け先にも困らないはずなのに、「なぜ? 」と考えても不思議はありません。けれども、将来どんな仕事に就いて、どのような人生を歩むか、実のところは、まったくわからない。これから社会に出て、いずれは子どもを生み育てることになる彼女たち。どのような人生を歩もうとも、そして、どこに住むことになろうとも、安心して子どもを生み育てられる環境であって欲しいな。取材はそんな思いを共有したところで終了しました。杉山さんや奥山さんたちが参加し協議を進めている「子どもと家族を応援する日本」重点戦略検討会議は、まさしく、こうした願いを実現させるのが目的の、大切な会議だと受け止めています。もちろん、仕事と子育ての両立は働き方の見直しという労働や雇用の問題、ひいては産業や経済の問題とも密接に関わっています。労働問題の歴史一つ振り返ってみても、とんでもなく困難な道かもしれない、と思います。ただ、全国どこに住んでいても、医療機関に行きさえすれば、誰もが医療を受けられる制度があるように、誰もが安心して子どもを生み育てるのに充分なサポートが受けられる制度があるといいな、と、強く願っています。そのためのメニューが、残念ながら足りないというのが、地元の現状です。メニューを整えていくことが、この先の私たちの課題。運営委員会を離れた後も、こだわり続けていきたい宿題です。
November 7, 2007
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こんにちは、高校生の母です。杉山ゼミの卒業レポート代わりに記事を書かせていただいて以来、すっかりご無沙汰しています。6年前の10月、子育て支援を学ぼうと、某生協の仲間たちとカナダへ視察旅行に出かけました。6年前と言えば、9・11のあのテロのあったひと月後。トロントに着いた翌日にアフガニスタン空爆が始まるという冷や汗もののスケジュール。さすがはハロウィンの本場、家々の玄関先にハロウィンの飾り付けが施され、たまに見かける星条旗が(テロと闘うアメリカを応援するためにと 市民が家の壁等に掲げていた)戦争が始まったことを思い起こさせる程度でした。このとき、団長を務めていたのがYさんで、現在は立川市で子育て支援を中心に精力的な活動をなさっています。ツアー後も、いろんなご縁があって、彼女が着実に活動の幅を広げていくのを驚きの目で見ていた私ですが、今日は、そういう話ではなく彼女が参加している子育てNPO「子育ていれかわりたちかわり」が主催するイベントを紹介させてください。小さなお子さん連れで映画を楽しんでもらおうという、素敵なイベントです。詳細は、子育ていれかわりたちかわりのHPでご確認ください。http://iretachi.group-info.com/* * * * * * * * * * *シネマのたまてばこ ~子連れで映画を観よう!~●上映作品:近日発表♪ 大人向けにこの秋公開中のものを予定●開催日時:平成19年11月26日(月)10時上映開始●開催場所:シネマシティ(立川高島屋右隣 シネマ・ツーでは ありません。JR立川駅より徒歩5分・多摩モノ レール立川北駅より徒歩3分)●定 員 :77席 <全席自由席>→98席(好評につき会場変更)●前売り :1席1,000円。*平成19年11月1日より、 子育て推進課窓口と子ども家庭支援センターで発売開始。*土日の窓口販売はありません。*子ども料金に関しては、ママのひざ上で鑑賞する赤ちゃん 〔座席なし〕は無料。 子ども用の席を確保される場合は同料金がかかります。*会場にはサポートスタッフが数名待機しております。 困ったことがあったら声をかけてください。*オムツ変えコーナーを会場外に設定します。*お問合せ先電話番号 090ー8340ー9494(総合) 042-525-1237(会場)主催:子育ていれかわりたちかわり 協力:立川シネマシティ・ミニトマの木共催:立川市(子ども家庭部)子育て推進課* * * * * * * * * * *30年近く前、まだ学生だった私に、先輩が「暗いから、おっぱいあげるのも恥ずかしくないのよ」と、おすすめの赤ちゃん連れのお出かけ先として教えてくれたのは映画館でした。それを思うと、今はなかなか難しい時代でもあるなと、時勢の違いを感じてしまいます。でも、みんなでアイデアを出し合えば、きっとよい方法が見つかるはず。今回のイベントも、企画立案から実現まで3年越しだそう。何事も地道にじっくりが、大切なのかな。
October 31, 2007
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山口の井出崎です。山口協働フォーラムのサイトはこちら。http://forum.soreccha.jp/チラシを5000枚まき、マスコミへの告知も終わりました。山口県内で、最初の申し込みの方は、なんと2歳の子どもをもつママです。山口市内の方ですが、私は全く知らない名前。新しい出会いがこんな風に始まるのは何だかとっても楽しみです。でも、喜んでばかりはいられません。ひとりでも多くの人と同じ想いを共有したい、そんな気持でみんなで毎日、チラシを持ってひとりひとりにお誘いをする日々です。そして、日々のご挨拶を欠きながら、こんな時だけ甘えていく私にチラシの配布やお友達へのお誘いだけでなく当日のお手伝いまでも快く引き受けて下さる方もいて、うちの事務局がブログにも書いているように、本当にたくさんの人に支えていただきながら、このフォーラムは作られていくのだということを実感し感謝する日々です。さて、以前にもお話ししたかと思いますが山口のフォーラムを行うにあたって実行委員のいる各市で子育ての課題についてアンケート調査を行いました。そのことを当日資料で紹介するのに、アンケート結果から多かった課題について、実際にどうなっているのだろうと生々しい生活の日々を今度は数字で確認してみることにしました。医療のへの不安が広がっているけど、実際、一人の産科医が抱える妊産婦はどれだけいるのだろう?夜間の救急医療の体制って、山口県はどうしてるのかな?子どもを連れて安心していける場所がないって、実際、支援センターや広場がカバーしないといけない面積や、世帯数ってどれだけなんだろう?思いつきはいいけど、どこにどんな数字があって、どこが管轄しているのかもわかりません。右往左往しているうちに県庁の中に統計分析課っていうのがあるということを知ったり私達の生活の中のありとあらゆることが、数値で示されているのだということを知ったり、県庁の中に、統計書類ばかりがある部屋があることを知ったりそこでは、親切にいろんなことを一緒に調べて下さる職員がいることを知ったり・・・。各市町別にも毎年街の姿が様々な数値で表されていることも知りました。防府市の実行委員が「山口市って毎日3組結婚して1組別れてるよ。」って笑うので防府市を調べたら毎日1.6組結婚して0.7組別れていたりして。山口県でも一番小さな和木町が、出生率や、年少人口の割合が一番高くて何故なんだろう?とそのことが知りたくなったり。いつも行政が出してくる資料は全国で上位の取り組みばかりだけど(戦時中みたいですね)例えば農業就業人口一人当たりの算出額が全国一低かったり、死亡率がすごく高かったり、そういう山口県の姿も見えてきました。次々に湧き起こってくる疑問まで調べることはできなかったのですが、各市町の数字を見比べながら、数字の裏に隠れたその地域の人たちの生活を想像し、ひとつひとつの何故なんだろうを考えていくきっかけにしてもらえたら嬉しいなと思っています。
October 18, 2007
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