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たいへんご無沙汰しております。子育て支援グループamigo 事務局 市川望美です。先週から、世田谷で盛り上がっていた話題について是非この場をお借りしてお伝えしたいなと思い、久々ながら登場してみました。世田谷の子育て界隈で何で盛り上がっていたのか・・・間近に迫った幼稚園入園情報などではなく、世田谷らしく「子育てバリアフリー」「子連れのお出かけ」についてでした。発端は取材。先日、降車時にベビーカーをはさんだまま電車が走り出した、という事件を受けてか、私も理事の一人である、NPO法人せたがや子育てネットあてに、某ニュース番組より『電車での相次ぐベビーカー事故について報道したい』という依頼が来たので、NPOが運営する子育てメーリングリスト「せたがや子育てほっとネット」宛に、体験の投稿をお願いしたところ、続々と意見が届けられたのでした。せたがや子育てネットの代表理事のまつだたえこさん(前amigo代表)は、「子育てバリアフリー」などには立ち上げ当初より、なんらか形でかかわり続けてきましたし、私も思い返してみれば、第二子妊娠中に杉山さんや八藤後先生たちと小田急線梅丘駅周辺を「子育てバリアフリー調査」で歩いた記憶があります。なので、過去色々なメディアでも意見を求められたりして、子育て中の母であり、子育て『相互』支援に取り組むひととして声を発信してきました。この問題は、「子育て当事者のマナー」などといつもセットで議論されることが多いのですが、自分たちも声を上げていこう、伝えていこう、ということで、今回体験談の募集をしたのでした。 *よびかけ文はNPOのHPで読めますご自分の体験をML上でつたえて下さった方もいますし、直接せたがや子育てネット宛に詳細なメールを下さった方もいました。いつも疑問に思っていたので、せっかくだから色々伝えたい、という方もいましたし、海外での様子や、私たちを取り巻く社会環境についての考察を加えて何が問題かを整理してくださった方もいますハード面の問題についても、駅のレイアウトの問題や、移動に関するバリアフリー設備、ベビーカーの規格の問題。ソフト面についても、お互いのマナーや、意識の違いの認識、子育て環境の変化、住環境や労働環境の変化、、時代の変化の兆しを感じているので、いま声を上げなくては、という力強い声もあります。国交省や鉄道会社、育児用品メーカーへの提案はもちろん自分たちが声をきちんと上げてこなかったこと、どうしたいか考えてこなかったのではないかということをしっかりと受け止めなくてはいけない、ということも。色々な声が集まってきました。また、「投稿数の多さにびっくり」(みんなそんなに悩んでいるの?)とか「私は毎回手伝ってくださーいというし、誰も手伝ってくれなくても気に しないようにしている」というような声もありました。世田谷の子育て支援は、当事者発信型、循環型、というのがウリ(笑)ですが、"子育て支援"と大げさに構えなくても、投げかける。声を集める。集めるときにも、メッセージをこめる。集めた声からみつけたものを、みんなに戻していく。そんな風に、ミクロからメゾ、そしてマクロと、物事を循環させる仕組みをつくることが私たちグループやNPO,そして私個人の立ち位置なのだな、、、そんな風に感じた出来事でした。ただ文句を言ったり、何かをしてほしいと陳情をするのではない。「ノイズ」ではなく「ボイス」。これは、最近まつだたえこさんがよく使うフレーズでありますが、自分たちの「声」の力を知り、その力を上手に使うこと。それを是非、せたがやで実践していきたいと思っています。今年は、「世田谷子育て宣言」でもやろうかと、そんなアイデアも出ています。子育ての社会化のためには、自分たちが暮らす社会のことを知り、「こんなまちで、こんな子育てがしたい」と、自分たちが選ばないと・・・微力ながら、ミクロな世界からの声が、どんどん集まり、波となって伝わっていくような仕組みや仕掛けをつくりたい。「どうして?」という疑問がもてるすこやかさや、それを突き詰めていくという明晰さ。行動していく楽しさ、現実化していく勇気、達成感。言いたいことがふつうに言えて、みんなで共有され、みんなの知恵となり力となるように。そしてわたしも、そこから声を発信していきたいとあらためて思ったりしています。子育て支援に大きな力を与えるものは、私たち当事者からの信頼と、声なのだな、とも。関連資料★過去のベビーカーでの外出、バリアフリー関連の記事(byまつだたえこ)◆平成19年5月25日4つ葉プロジェクトのブログhttp://plaza.rakuten.co.jp/yotubaproject/diary/200705250000/◆平成19年9月29日東京新聞http://www.chunichi.co.jp/article/living/life/CK2007092902052438.html◆平成19年4月24日読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/komachi/childcare/baby/20070424ok01.htm◆平成18年5月23日読売新聞http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/rensai/20060523ok03.htm
October 16, 2007
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すっかりご無沙汰してしまいました。せたがやの子育て支援グループamigo の事務局、市川望美です。TVでであったことばについてかいておきたくて、登場しました。大津にある「月心寺」の庵主さま、村瀬明道さんのおことば。「不自由さを嘆くよりも、 自由を得ていく喜びを知る。 それこそが、道を明るく照らす光」(きちんとメモ取らなかったので、言い回しは違うかも・・)明道さんは、NHKドラマ「ほんまもん」の庵主さまのモデルとなった方らしく、私はまったく知らなかったのですが、こないだTVの特集で始めてその存在を知りました。事故で右半身不随になって、自分ひとりで何にもできなくなって、赤子にもどった。人の助けを借りなくては生きられなくなり、絶望もしたけれどそこからひとつひとつ、自分でできるようになって、自由を得ていった。そんなお話に、子どもを生み、母となった私のここ数年の思いも重なりました。子ども持つこと、子育てはそう悪くない。子どもを持つことによって得た新しい感覚で、自分の人生をあらためて歩いていくことは楽しい。子育てに関する不安をあおるような報道が多いかと思えば「少子化対策」が盛り上がっている事実もあり。(内容はさておき・・)育児雑誌以外の有名な雑誌でも特集として取り上げられるようになってきた子育ての話題や、出産や子育てが新しい売り、個性になる芸能界のこと。そんな大げさなことじゃなくて、そんなまぶしいモンを見せつけて無理やり目を開かせようとするのではなくもっと普通に、もっと当たり前のこととして、子どもをもつこと、持った後のことを、それぞれが創造力を働かせて考えていく楽しみが伝えられるんだろうなーと思っていたのだけど、やっぱり、子どもがいてもいろんなことにチャレンジしたり、楽しんだりできるんだ。子どもを持ったことを喜んで、楽しんで、自分の人生を創っていく楽しさがあるんだ。子どもを持って、不自由さを感じることもあるけど、それをただ嘆くのではなく、そこから本当の自由を得ていく喜びを見つけていっている人たちがふえれば、それが社会を明るく照らす光になるんじゃないかなと、そんな風に思いました。不自由を嘆くよりも、自由を得ていく喜びを知ろう。これからの時代はやはり、母こそが自由にならねば!
June 18, 2006
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定員を増やしていただき、可能な限りお受けしてきた保育ですが、ついにいっぱいとなりました~メールにてお申し込みをいただいている方の中でも、もうお断りをさせていただいている方もいらっしゃいます。保育定員が増えたことで、思い切ってお申し込みをしてくださった方もいらっしゃったので、枠を増やしてくださったコマームさんにはほんとに感謝感謝です!締め切りは過ぎましたが、フリーでのご参加はまだお受けできます。ついにあさってに迫ってまいりましたタウンミーティング。どうぞご参加くださいませ!
May 25, 2006
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4つ葉タウンミーティング事務局の、amigo市川です。今週土曜日の4つ葉タウンミーティングの保育枠が増えました!保育協力の、こまーむさん(いっつも本当にすばらしい保育をありがとうございます)のご尽力で、もうちょっとお預かりできるようになりました。保育定員がいっぱいじゃないかしら・・・と思って断念されていた方。保育がまだ大丈夫なら、行こうかなーと思った方。どうぞ、お申し込みください!さあ、メール送信! 申し込みはこちら。以下必要事項をご連絡ください! お名前、ご所属(あれば)、保育希望の有無、保育希望の方は子どもの お名前と年齢、性別をご連絡ください。今即決はできかったり、ぎりぎりのタイミングで調整がつきそうな方も、「保育ももういっぱいかもしれないし、縁がなかったのかな」などと思わず、ぜひ思い立ったときに事務局に問い合わせてみてください。みなさんの想いは、通じます!!4つ葉は、選ばれた人たちがぐーんと100歩進むためのプロジェクトではなく、みんなの一歩を100歩にするためのプロジェクトです。ぜひ、参加して、感じて、一緒にあたらしい1歩を踏み出しましょう☆お会いできるのを楽しみにしています。保育が不要な、単身参加の方もまだまだ大歓迎です! 少子化が止まらない日本で、ようやく「子どもを産み育てにくい」現状を変えようという機運が広がってきました。地方自治体がそれぞれの次世代育成施策を作り、各地で子育て支援のNPOやグループによるユニークな活動が生まれています。その活動の原動力、元気でオシャレな子育て世代&子育てサポーターたちは、地域を変える力にもなりつつあります。とはいえ、社会保障のなかで高齢者向けの「年金・医療・介護」に全体の7割(約58兆円)が使われる一方、子ども向けはわずか4%弱(約3兆円)。日本は、子育てに対する社会的投資(税や社会保障費の配分)の貧弱さにおいて、いまも先進各国のなかで際立っています。 私たちは子育ての当事者&子育て支援の担い手として、次代の子どもたちの将来に責任を持つ大人世代として、こうした現状を変えよう!という思いで子育てのネットワーク『4つ葉プロジェクト』を発足させました。その誕生一年を記念し、それぞれの思いをぶつけ合い発信し合う機会にとタウンミーティングを開きます。合言葉は「つくろう、みんなで子育てする社会」。出産や子育てに悩み孤立する人をつくらない、全ての世代が子どもたちの豊かな育ちを支え合う、そんな社会を目指して、猪口・少子化担当大臣や大日向雅美・恵泉女学園教授、樋口美雄・慶大教授らゲストを囲んでワイワイと楽しい集まりにしたいと思います。子育てにかかわる人もそうでない人も、あなたの「子育て」「次世代」に対する思いを発信しに来てください! 日時 2006年5月27日(土)13:00~15:30 ゲスト 少子化担当大臣・猪口邦子、恵泉女学園大教授・大日向雅美、慶大教授・樋口美雄、漫画家・高野優 会場 日本アムウェイ(株)本社ビル地下ホール(渋谷区宇田川町7-1)JR渋谷駅から徒歩10分。NHK放送センター前 参加費 500円(保育利用は1人1000円、2人目からは1人500円) 申し込み 4つ葉プロジェクト事務局E-mail:yotsuba@na-ka-ma.comFAX:03-3328-9832 締め切り 5月20日(土)以下の企業・団体様から協賛いただいております サラヤ株式会社|株式会社シマヤ|江崎グリコ株式会社株式会社DHC| 理研ビタミン株式会社|キユーピー株式会社花王株式会社|大塚製薬株式会社| トライポッド・デザイン株式会社NPO法人こどもプロジェクト| 日本アムウェイ株式会社|塩尻市ホクソンベビー|わらべうた株式会社 (順不同)
May 23, 2006
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すっかりご無沙汰してしまいました、世田谷の子育て支援グループamigo事務局、市川望美です。なんどか書きかけてはまとまらず、それでもいろいろなことを考えていました。この4月から子どもたち二人ともフルタイムで保育園に通うようになり、ありがたくも仕事に集中できるような環境は整い始めています。そして、ほんとうにその状況をありがたく思います。地域のNPOやamigo、自宅での子育て支援の活動や、個人事業主としてのカラーセラピーの仕事。まだまだしっかりと税金納めて貢献するにはいたっていないけれど、少しづつ軸をつくって、前に進んで来れたかなと思っています。amigoやNPOを通して地域や公共性について肌で感じることができているし4つ葉の活動を通して、「子育てを支える社会の仕組み」という大きな視点を持つことができるようになってきました。保育園に入れてラッキー!一時保育に週二日行ってたときと変んない値段で毎日みてもらえるし幼稚園と違って給食だし、ほんとよかった!トクだよねー♪で終わっていたかもしれないとこですが、4つ葉に出会った私は保育料が二人でこのくらいってことは、ここに補助金が多額投入されてるってことで、、、、保育園など施設利用の人は手当てを受けられているわけだからまだいいけれど、在宅子育ての人の支援が一番薄いって本当なんだなあ、、。という風な実感になったりします。世田谷や医療費がタダでほんとうれしい。小学校3年まで延長されたし☆ということも、ってことは、そこにも多額の税金が投入されてたり小児科医の過酷な労働に拍車がかかっているのだな・・・念のため、薬出してもらおうっと。念のため、お医者さん連れて行こうっと。みたいなことしておきながら「ホントに子ども育てづらい世の中だよねー。」なんて気軽に愚痴こぼせないよなあとか、そんな風に思うようになりました。習い事もけっこうお金かかるんだなー。兄弟そろっていくつかやってたら、月数万だよ。その脇で、給食費だとか修学旅行費用だとかを払えない家庭が急増しているって、、ホントに格差が広がっているってことなのかなあ、、、とか。ニュースを見て思います。世田谷は、そういう支援を受けている家庭は少ないらしいけど、それってイコール、そだてやすさなのかなあとか.少子化社会の対策って華々しく盛り上がってきているけど、でも、つかうおかねないわけだし・・・日本は借金だらけだしね。そのために増税ってできるのかしら・・それよりも、無駄なことにお金使いすぎなんじゃないの!どうやったらそれを減らせるようにできるんだろう。何ができるのかなあ。うちの子たちが、今作った借金返すことになるのかなあ。みんな海外に移住とかしちゃうんじゃない?特に高額納税者は・・・・・とかフツーに考えるようになりました。子育て中の人みんながみんな税金を納められるような社会がくるべきだ!とは思っていないけれど、ゼロかイチかしか選べない、選んでしまったらなかなか行き来できない。何かしたいという思いがあるのに実現するには状況は厳しい。そういう社会は淋しいと思うし、一人ひとりがいろいろな視点で立体的に物事を見たり、そこから自分なりに感じるなにかを持つべきだよなあ、とは思っています。まだまだ足りないことはいっぱいあるけれど、それでも少しづつ、私たち当事者がいろいろ考え、行動できるようになれば、シャカイはかえられるんじゃないか。そんな風な希望と意思を持っているので、私は4つ葉に参加しています。5月27日のタウンミーティング、ぜひいろんな立場の方に来ていただきたいと思っています。どうぞみなさん、等身大のままでいらしてください。そして、どんなことを感じていらっしゃるのか、教えてください。当日は、受付隊長として会場におります。各地から、いろいろな方がいらしてくれるようでとても楽しみです。多くの方とお会いできますように。
May 15, 2006
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こんばんは。世田谷の子育て支援グループamigo 事務局の市川望美です。ご無沙汰してしまってすみません。前回は、幼稚園入園直前にして保育園の内定が出た混乱期(笑)にブログ書かせていただきましたが、その後無事保育園入園にむけて息子とも話し合いが終了し(つーか、あっさり"ほーくえん!いく!になりました)、その後なんとムスメまで二次募集で内定を頂き、2人別々の園ではあるものの、気がつけば4月からは毎日子どもたちは保育園。私は私で仕事をできる環境になりました。うーん。すばらしい。こんな日がこんなに早く来るとは予想していなかったので、とてもうれしいです。これから4年間。2人が小学校に行くまでの間に出来ることが、保育園と幼稚園ではまた違った趣になりますねぇ。長男出産後丸4年。そして、「緩やかな起業」を始めて1年半くらいで、「緩やかに」という状況から大きな変化のときをむかえたようです。「緩やかに起業」というフレーズは時にとても口当たりのいいものだけど、フルタイムで何かに取り組むことができるようになるってことは、そういったものとはすこし違うエネルギーの使い方になる、ってことかなあと、いまそんな風に考えています。私は「緩やかに起業」して「緩やかに仕事」をし続けたかったのではなく、始まりは緩やかかもしれないけれど、自分の信じる道ややりたいことへつながる道を今歩き始めたい、と思っていたのだなあ・・と。この3年くらいで、少し自分に対する信頼も強まりました。また新たなる場への離陸のときなのかなーとも、思います。緩やかな起業には、「こどもとの生活を大切にしながら論争」(そんな名前、論争はありませんが)がつき物ですが(笑)一緒にいる時間の多さ=子どもとの生活を大切にしている度 ではないわけだし、色々な方に共感いただいた「緩やかな起業」ということばも、フルタイムで保育園に行くからにはそんなこといってらんないなーとも思います。今までは全て混沌としていて、常に何かをやりながら何かをしていたり、その時どきの状況に合わせて動かざるを得ない状況も多かった。子ども達と規則的なリズムで生活できないことに苛立つこともあったし、それをとても申し訳なく思うこともありました。その混沌が強まると、しんどくなった。でも、自分の仕事をする時間、子どもがいる時間。その二つを分けることができるって言うのは、本当にうれしいです。今までみたいになあなあに出来ないので、責任も増しますが、それが一番うれしい。「緩やか」な生活とはまた違う日々になりますが、今まで自分の周りにあった「緩やかさ」のおかげで色々なことを、自分にゆっくりと浸透させることができました。(中途半端に思えた時代もあったけど・・・)あのまま仕事に復帰していたらきっと得られなかった時間や出会いがあり、ゆったりとした時間があったおかげで、じっくりと自分の思いを見つめたり、自分の思いを形にしたり、そういったこれからの長い人生でとても大切なことを考えられました。「子どもを産んでしまったらなにもできない」ということがうそだということもわかったし、逆に、子どもを産むというタイミングは、大きな大きな、自分にとっていい転換期なのだということも感じました。子どもがいなかったときのようには出来ないのは当たり前だけど、こどもと一緒に出来ることを探そうと思えたことが、私には意味のあることだったなあ、、としみじみ思っています。さあ。4月からどうしていこう。徐々に、空に向かっていこうかな。
March 26, 2006
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こんにちは、子育て支援グループamigoの市川望美です。私事で恐縮ですが、来週幼稚園の体験入園を控えた息子に、今日保育園入園内定のお知らせが届きました・・・・・・うわーーん!保育園入園申請を出し続けていたのですが、今の私の働き方では待機児童も多いこの世田谷ではむつかしーということで、色々悩んだりしたけれど、結果彼の選択によって幼稚園入園をきめたという経緯があり・・・(ここらのことはわたしが前に書いたブログ"これからのワークライフバランス”にあります)幼稚園入園決定は、11月。タイミングのずれをのろっておりましたが、ま、まさにこのタイミングでの入園内定通知に激しくハハの心は揺れております・・・確かに、3歳児って幼稚園に転園する子も多く、枠は少なくなるけれど入れるとしたらこのタイミングかなあとも思っていたのですが、やはりこのタイミングでしたか!一応、息子に相談してみようかと思いますが幼稚園に行くことをたのしみにしているし、体験入園のときに制服をもらうこともたのしみにしている息子なので、断腸の思いですが辞退になるのかなあ・・・つーか、代わりに娘を入れてほしい気持ちです。正直に言うならば、息子は結構お勉強っぽいことが好きだし、彼が選んだ幼稚園は、彼の大好きな造作系やお絵かきに力を入れているところ。正式の幼稚園ではありませんが、(類似施設として認定されているので助成金などは同じように区から受けることができます)、ここならいいな、と思って見学にいって決めたところ。ハハとしても、納得の選択ではありました。保育園に入れないなら仕方ない、という前提があるものの、それでもここなら彼もとても気に入っているし、私も気に入った。時間のこと葉なんとかやりくりして、今までのように仕事はしよう。と決心したのです。ただ、冷静に振り返れば、ここの幼稚園は3歳になっていれば随時入園を受け付けてくれている弾力性のある園なので、ぎりぎりまで待ってダメならあらためて入園申請をすればよかった、ということもあって、娘ちゃんはそのように「待ち戦法」を用いるつもりではいたのです。幼稚園もにいにいと同じところのつもりだし、あと一年の間に私の仕事ももう少し大きなまとまりに出来るかもしれないし、そうしたら保育園入園できるかも。息子は転園まではさせたくないからそのままあと2年は幼稚園児と保育園児のハハとして調整しながら、やってみよう。と思っていたのに、息子が内定・・・今一時保育で通っている園ではないのですが、実はうちから一番近い私立保育園に決定してしまいました。」うぅぅぅ・・・・正直、保育園に行ってもらいたい というハハの都合がうずきます。でも、彼が楽しみにしてる幼稚園だから。課外の愉しみとしてのサッカーも始めたし、行かせてあげたい というハハもいます。返答は3月3日が期限。さあ、どうしよう!?
February 25, 2006
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こんばんは、世田谷の子育て支援グループamigo事務局 市川望美です。土曜日担当ですが更新遅くてすみません・・・さて、週末2日間は下北沢にて「子育て情報メッセンジャー」の活動を行ってまいりました。この活動は、わたしも理事をつとめる「NPO法人せたがや子育てネット」のものでして、一番わかりやすい内容としては、子連れに優しいお店を掲載した「子連れおでかけマップ」です。梅が丘、三軒茶屋、下北沢、そしていま作成中が成城学園前、平行して祖師谷大蔵と、「わがまち」を選んで、実際に歩いたりクチコミ情報を集めたりして作っています。そのほかには、ベビーカーツアーと称して、子連れ目線でのまちのバリアフリーチェックを行ってみたりもしています。また、先日は北海道からNPO法人子育てネットワークとかちの正村紀美子さんをお迎えして「伝える」(情報を)ということについてみんなで考えてみたり、いろいろな発見や気づきが得られる活動です。「いいクチコミ情報をもっている」としても、それをどう伝えるかとか、ひつようとしている人に届けるにはどんな方法があるかとか、どんなツールならみんなの興味をひくだろうかとか。また、マップを作成したり、お店に置かせてもらっただけではわからないこととしてどうしたら、相手が情報を受け取りやすいかとか も考えます。そもそもどんな人にお渡しするかとか、どんなタイミングで声をかけたらいいのかとか、自分たちのことをどこまで名乗ればいいのだろうかとか。ただ発信するのではなく、知ってほしい人に、上手に伝えるにはどんなことができるのか、ってこと、考えました。土日2日間、下北沢は天狗祭りという毎年恒例のお祭りだったので配り先がいっぱいあるであろうとおもい、メッセンジャーのみんなでマップ配りにでかけてみたのですが、行ってみたら意外に配れない。お祭りには、歩けるくらいの子たちが多くて私たちが配りたいひとり目0歳の子はあんまりいませんでした。。。また、平日だとのんびり(ポツンと?)ひとりであるいていたり、お友達同士とあるいていることが多くて、そんなときはマップを渡すのも渡しやすいし、受け取るほうも結構笑顔で受け取ってくれる。だけど、土日だと旦那さんとご一緒のパターンや、おばあちゃまと一緒など、家族連れが多くって、このパターンって意外と避けられちゃうのでした。特に、渡したいお母さんご本人ではなく、一緒にいられるご家族の方に警戒感を感じます。もちろん、「ありがとうございます」なんていってくれる人もたくさんいるんだけどね。警戒されてしまうのは、私の風貌のせいもあるかもしれませんが(子連れじゃなかったし 笑)、「手配りの女王」まつだたえこさんのすごさを実感してしまいます。するりと押し付けがましくもなくお渡しすることができ、さらりと一言二言お誘いしたりできるのです。彼女のかもし出す雰囲気はキャラも違うしだせないけど、自分たちなりに考えないといけないですね。情報があふれる時代だし。マップ作りも楽しいし、これからは情報メッセンジャー隊長としてNPOの活動では主力になることにしたのですが、伝えるということ。情報メッセンジャーを通して色々な角度から考えたり、実証したりできそうです。ご興味ある方は、ぜひどうぞ一緒にやってみませんか。それぞれのスタンス、得意なことで参加してくださいませ。ぜひこちらにコンタクトを!
January 30, 2006
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ご無沙汰してしまいました。世田谷の子育て支援グループamigo 事務局の市川望美です。本年もよろしくお願いいたします。先日(日記の日付は今日。14日土曜日の話です)、「あつまろ!ねっと」という、子育て支援団体のネットワークの活動報告会に、ファシリテーターとしてお邪魔してまいりました。 <あつまろ!ねっと>三鷹にある NPO法人子育てコンビニさんが立ち上げたネットワーク。子育て支援活動をしている団体が手をつないで色々やってみよう。という目的で、ネットを利用した活動をされています。(参加資格にもブログを持っていること、ということがあります)インターネット・ブログというツールを使って、地域で子育て支援の活動をしている人たちをつなげる のが趣旨のネットワークですが、やはり顔の見える関係であるという事もとても必要なので、こういう風にリアルな場で集まって一緒に何かやるというのはいいですよね。ネット上ではつながっている実感があまりなかったのですが、顔が見えるところで実際にあうと、つながっている空気が感じられます。前半は、武蔵大学の武田信子先生の講演会。楽しく子育てできるジモティーになろう、というテーマでのお話。武田先生のカナダでのお話や、お子さんが過ごした埼玉のステキな保育園のお話しなど、エピソードもとても楽しかった。いまさらながら、子育ては多くの人と出会いながらやっていくと豊かだよなあということ。そして、こどもの育ち、子ども目線も決して忘れちゃいけない、とあらためて思う。(先生のお子さんが通われていた保育園のステキなこと・・・!)後半は、私もファシリテータのひとりをつとめた分科会。6人のファシリテータが各テーブルを仕切って、ネットワークに参加しているみんなで、実際にはどんな協力・協働の仕方ができるか、ということを考える会。私はファシリテートの技術は全然ないので、ホントにただ進行をさせていただいた、、という感じ。そんな技術的な力不足は痛感しつつも、やはり顔の見える場で出会うということの意味深さは、シンプルに響く。一口に「子育て支援」といっても、活動内容は多種多彩。短い時間の中、それぞれの活動について色々お話したり、自分達の思いを確認する。せっかくであった人たちに、疑問を投げかける。それだけでも楽しいし、顔がみえた、空気を共有できた。ということは、とってもいい。もっともっと話したい。一時間じゃあたりないわ!という空気が会場中に流れていました。出会えてよかった。今日をいいきっかけにしてお互い手をつなげるところ、探してみましょうね。やっぱり、つながることって大事ね。顔が見えるところで。と、みんながココロに刻んだと思います。具体的な活動を考案したグループもあるし、それぞれの強みを図にしてつながれるポイントを視覚化してくれたグループもあるし。この機会をどう発展させていってくださるのか、子育てコンビニさんにも期待です。***色々な方と出会い、お話し、いろんなヒントをいただいたのですが、その中で一番わたしの心に響いたのは、武田先生のことば「それは本当にあたりまえのことだろうか」と考える視点を忘れてはいけない。ということ。子育てはなるべく多くの人が関わったほうがいい。ということに間違いはないと思うけれど、「昔は地域で子どもをほおって置いても誰かが見ていてくれた。そんな暖かいコミュニティをもう一度!」といったところで、確かに今は時代が違う。住環境や家族構成。時代背景。だから、人工的なもの(=地域コミュニティを作ると言うのも作為だし)になるのは仕方がないことだし、昔と違うから、色々と変化せざるを得ないことも沢山あるけれど、時代が違うんだから。今の時代は、こうなんだから。と、ほんらい「今の時代だったら当たり前」で流してはいけないことも沢山あるのではないかということは、本当に忘れちゃいけないと思った。色々なレベルでいえることです。子どもが安心して遊べる時代じゃないから、子どもが防犯ブザーを持ち歩いたり、監視カメラを設置したり、校門を部外者が入らないようにするのは、危機管理として必要だし、ある意味当たり前のことかもしれない。そうやって、もしものときに備えたり、それを予防するために、地域コミュニティで色々なことを考えるのだけど、でも、子どもが安心して歩けないのが当たり前でいいのだろうか。今の時代はこうだから、こうすることは仕方ない。こうすることは当たり前。それは、ほんとうにあたりまえのことだろうか。ついつい、甘えだったり面倒くさかったりして、そうごまかしていないか。あきらめてしまっていないか。あたりまえって、なに?どうしてあたりまえなの?そういう感性を忘れて知った風な大人になってはいかん。と、心に刻み込みました。●●父ちゃんは、どうして夜帰ってこないの?もっと、とうちゃんと遊びたい・・・と息子に泣かれて、「だってしょうがないじゃん。お仕事忙しいんだから~」と、「とうちゃんが遅いことは当たり前の事実」として伝えている自分にイタイ思いをした今日の私。確かに、我が家ではあたりまえのことなんだけど、父親が平日不在なのも、あたりまえじゃいけないんですけどねー。
January 14, 2006
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こんにちは。世田谷区で活動する子育て支援グループamigo事務局の市川望美です。amigoスタッフとして一緒に活動してくれている「mikakoさん」が主体となって、世田谷区が実施する「産前・産後サポート事業」について、みんなで考えるプロジェクトをスタートさせることとなりました。自分達が暮らす街には、実は色々な受けられるサービスがあるのですが、それをよく知らないがゆえに利用していなかったり、面倒くさくて利用しなかったりってこと、ありませんか?また、サービスや制度に「ん?これって、、?」とか「もうちょっとこうだったらもっといいのになあ」と思っても、それをつたえることってなかなか難しくて、仲間内の愚痴やひとりごとで終わったり。それとか、「ふーん」で終わらせちゃっていたけれど、疑問を投げかけられてみると、意外に色々な意見が自分の中で思い浮かんだりってこともありますよね。そういったみんなの思いを引き出し、受け取り、みんなでたたいてもんで、とするような場にしたいと思っております。★本題に入る前に、この事業について★この、世田谷区の「さんさんサポート」(通称)は、「世田谷区子ども条例」の推進計画である「世田谷区子ども計画」の一環として進められているものです。「世田谷区子ども条例」とは、現在子育て中の人やこれから子育てをしようとする人たちが、安心して子どもを生み、子育てに夢や喜びを感じることができ、また子どもが心身ともに健やかに成長できる地域社会の実現を目指して制定されたもので、「こども計画」は、その実現に向けた具体的な行動計画です。この計画は、次世代育成支援対策推進法における行動計画とも整合性をとりつつ、平成17年度から平成26年度までの10年間実施されるものです。私は、世田谷区子ども計画策定にあたってNPO法人せたがや子育てネットが開催した"地域の子育て支援者、関心のある当事者による意見交換会"で初めて内容を知りました。計画をみてあらためて、「子育て」がなんと幅広いものであるかを知り、この中で自分ができることは何かなあ、、と考えたいいきっかけでありました。自分が住むまちのこと、自分が関わっている身近な事柄から理解して、積極的に関わっていくのもいいと思うようになったきっかけでもあるし、多くの当事者の声をとても必要としていることでもあります。ご興味のある方、ぜひ一緒にやりましょう!*********世田谷区では、平成17年4月1日以降に生まれた子どものいる人を対象に、10月より、「産前・産後・サポート事業(子育て支援ヘルパー事業)」という事業が実施されることになりました。 ★産前・産後・サポート事業の取り組みについては こちら ★具体的な事業の内容については こちらそこでっ!突然ですが、この事業について、利用者のわたしたちが、あーだこーだ言うブログを設けたいと思います。最終的な目的はもちろん、行政に対し、事業についての意見・評価を表明すること。こんなふうだったらいいのにな~、とか、この点はよくできた制度だわ、とか、いろいろあると思いますが、できたばかりの事業ですから、「こんなふうにしてほしい!」という希望もたくさんあることでしょう。 ふつう、役所の施策について、不満なり、希望なりをいだいても、ひとりの市民がとりあえずできることといったら、役所に電話をかけてそう言ってみる、ぐらい。でも、「検討させていただきます」と言われても、ほんとに役所を動かせる気はまったくしない。といって、議員に頼むとかってでかいハナシはやだし、集団で運動?もどやってやるのか見当もつかないし。いや、そもそも電話をかけるのだって面倒すぎて考えたこともない、という人が多いかな。 役所相手に個人がいきなり意見を表明するのは、実はシンドイことですよね。しかもばらばらにやっても効き目があるのかなって思っちゃう。ならば、みんなで気兼ねなく意見交換できる場をつくって、役所の人にも見てもらったらどうかな?と思ったわけです。もちろん、気持ちはいつも「希望を持って」。気兼ねなく言いたいことは言いつつも、単にたたっ切ったり、~してくださ~いと要望をあげるだけではなく、最終的な目的は「わたしたちの希望をかたちにしていこう!」というところにおきたいと思ってます。これから立ち上げるブログは、「期限付きの単発プロジェクトブログ」にしようかなと、今考えてるところです。ブログを立ち上げたらまたお知らせしますので、世田谷区のこの事業の利用者のみなさんはもちろん、ほかの方もふるってご意見、コメント、ご要望などお寄せください。利用してみた事業者についてでも大歓迎です。mikako******先行して、子育てサロン ふらっとサロンでみなさんの意見を聞いてみたところ、、、◎何をお願いすればいいのかわからない→預かりをしてくれれば、ちょっと息抜きとか銀行に用事とか美容院とかいけるのに~! →検診に同行とか、助かるのに~。特に上の子連れとかは大変! (預かりは不可。在宅での利用が必須条件)→上の子と遊んでくれたら助かるのに~(在宅必須、該当児以外はNG)→2時間を2回までではなく、つづけて4時間にしてくれればいいのに~。 2回分まとめて使ってもいいし、延長料金自腹でもいいから! (延長は不可)→家事援助と育児援助、2時間の間で両方うまくやってほしいのに~ (家事援助と育児補助の同時利用は不可)→2週間前までの申込って実はけっこう困るかも。 産後すぐって事務手続き結構できないのよね。ポストの投函も意外と大変。◎どの業者がいいのかわからない→名前からすると介護業者さんみたいだけど、子育てって大丈夫なのかしら。みたいなご意見が出ました。口コミの利用情報とか、具体的な利用方法があればいいなとか、やっぱり、気の利いたコーディネーターさんは必要だよねとか、そういう意見もでました。あとは「産後3,4ヶ月たった今となっては、一日2時間でお願いすることがみあたらない」(在宅じゃなくてもいいならいろいろある)といった意見もありました。こんな風にして「もし自分が利用するとしたらどうかなあ」「なにが一番助かるかなあ」というような視点で、みなさんの等身大の意見を伺えたらと思います。このブログに対してコメントつけてくださったり、TBも大歓迎です。具体的な質問などあれば、私書箱もしくは子育て支援グループamigo amigo@na-ka-ma.com あてにお願いいたします。
December 4, 2005
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子育て支援グループamigoの市川望美です。先日、「4つ葉ジュニア」(?)の会合がありました。メンバーは、マコさん、松田さん、吉森さん、欠席でしたが岡本さん、そして私。理想の子育て支援策 や 子育てしやすい環境とはどういうものかということについてアイデアを出してまとめる、という使命を果たすために集っております。「子育て」と一口に言っても切り口は色々あり、●子育てしやすい環境(こどもの育ちという視点も必要)●仕事と育児、そして第3の活動("両立"ではなくバランスの時代ですね)●直接的な支援策ではないけれど長い目でみた教育や啓蒙、基盤整備などとか、話し出すと枚挙に暇がないって感じです。大きく広げずに「今」の「リアル」な状況を踏まえて、●理想的かつ具体的な支援メニューや居場所の提案というのもアリかもしれないし、●社会に向けた発信(4つ葉でやっておりますが)●企業へむけた提案・提言っていうこともありでしょう。●あたらしい価値観やモデルの提示●次世代へのメッセージ (近い将来に親になるであろう人たちや、まさに次の世代である「いまの子ども達」)もできるでしょう。 子育てには家庭ごとの状況や価値観もありますし、本当に幅広く考えられることがありますが、どんな着地点にしようかと迷いながらも、みんなで案を色々考えてみています。具体的なメニューなんかはもちろんここにいるみんなで考えればきっといいものが浮かぶと思いますが、(私は参加していてとても楽しいです。勉強になるし、立ち位置や視点もそれぞれ明確だし、なんか、エネルギーが"濃い"人たちなので☆)私としては、専業主婦と父親達のこれから についてとても強い思いがあります。最近でこそ私は色々なものに「自営業」と書くようになりましたが、やはりワーキングマザーよりは主婦の方が感覚が近いです。きちんとした形で仕事を動かし始めてからまだ日も浅いので、扶養の範囲の収入ですし、保育園にフルタイムで通えるような働き方でもありません。なので、専業主婦がせめれらる事が増えてきている昨今、仲間としてちょっと胸が痛むのです。私の周りにいる専業主婦の人たちは、よく言われる所の「夫に食わせてもらって税金も払わずにいいたいことだけいう」ような人たちはほとんどいなくて、みなそれぞれに生活を楽しんでいたり、自分でもなにかしたい、なにかできるのではと思っている人たちがほとんどだからです。もちろん、状況がシビアになってきている時代なので「善良」なだけではおっとりしすぎているとは思います。子育て期を家庭メインで過ごしている人たちが今後どんな人生を選択していくのかによって、色々な分岐となるのではないかと思っています。わたし達の世代(という言い方が適切かわかりませんが)が、先輩達から受け継いだものを受け取りつつ当事者としてどういう道を選び、後輩達になにを伝えていけるのか、そういうつながりをしっかり意識することが大切なのだとおもう。だって、国だってどうなるかわからない重要な過渡期にいるわけですから、それを「そんなの大変~」とかいっていられるのんきな場合ではないのです。それぞれの世代が担うべきものがあるわけなので、今子育てをしているわたし達は、子育てすることについてしっかりと引き継いでいく責務があると思っていますし、特に私としては「専業主婦」と呼ばれている(いた)人たちがどういう人生を歩んでいくかはおおきな鍵になると思う。専業主婦たちが、どういう意識をもてるかによって、未来はずいぶん違うはず!いちばん変われる余白があるのが、専業主婦層の人たちだと、希望を持って言いたい私です。私個人は、専業主婦は選択した職業ではなく、ある「状態」でしかないと思うし・・・ということで、「100匹目の猿」ではないですが、わたし達専業主婦という「状態」にある人たちが、自分の人生をしっかり受け止めて創意工夫していけば、ある瞬間で大きな変化がぶわっと広がるのではないかと思っているし、いまこうやって4つ葉のブログを読んでくださっている方たちは間違いなくその仲間であると思っています。そして、専業主婦たちと同様に、その夫たち・パートナーたちがどう代わっていくかも大きなポイントになると思います。「家庭に夫を戻すこと」は子育て環境をいい状態にするため、その基本となる家族の間のコミュニケーションを円滑にするために必要だと思うのですが、しょせんお父さん達が「もっと家庭にいたい」「もどりたい」と思ってもらわねば、どんな策を打っても響かないですよね。うちの旦那さんに「どうやったら家庭にお父さんを戻せるのかしら」ときいてみたのだけど、どうもぴんときませんでした。100人目の・・・ は、お父さん達にも必要なことですね~今日はなんか、所信表明みたいに終わってしまいますが、これからも私のいる場所から、色々と考えてつたえていければと思いますのでヨロシクお願いいたします。
November 19, 2005
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こんばんは。世田谷の子育て支援グループamigoの事務局、市川望美です。11月3日は、今年が立ち上げ5周年となるamigoの同窓会を開催しました。同窓会は世田谷のど真ん中の古民家「松陰コモンズ」でしっとりと開催されました。必要としていた人が(私もそう)、必要な思いを手にして帰って行ったようなそんな感じの。 特に私はそんな風に感じて帰ってきたのでした。母となった私が歩んできた道のりを感じることができて、すごくいい日になりました。同窓会の様子は私のブログにてのぞけます。●●●仕事をやめてamigoを手伝おう、と思うに至った経緯は自分のブログやそのほかでもちょこちょこと書いたのだけど、当時は「地域での子育て支援をやろう」とか「緩やかな起業を目指そう」とかそう思っていたわけではなく、まずあったのは、amigo云々ではなくもうちょっとこどもと一緒にすごしたいなという思いでした。当時私がつとめていた会社は育児休業は一年間。息子は4月9日生まれだったので、ほんの少しだけ復帰を早めて4月1日から復帰する予定でした。組織変更に間に合うし、保育園も入りやすいようだし。働くことがとても好きだったし、自分の人生からそれは切り離せないなと思っていたので戻るつもりではいた、、、のだけど、こどもを育てながら今までの会社で仕事をすることについての自信が少々もてていなかったので、迷っていました。あれから4年経ち、子どもも二人になった私がもし復職したら、自信をもって前とは違う働き方を構築できたと思いますが、あの当時の私だったら「どうやったら今までのクオリティを下げずに仕事ができるだろうか」と悩んでいたかもしれません。残業もいとわず、自分が納得のいく仕事をしたい、対価に見合った仕事がしたい(ずばり高給だった)と思っていたので、そのペースとどう折り合いをつけるのかの自信というか、心積もりができていなかったのでした。(私の当時の仕事のスタイルとしては、業務上多少無駄な手順や過度の完璧さ・細かさも”その後そぎ落とすためには一度無駄を自分で体感すべき”と思っていたので、仕事の効率は決してよくなかったと、思う。)そして、仕事の内容的にも少し行き詰まりを感じていたし、会社の後輩であっただんなと今後キャリアの面で差がついていくことは必然とも思っていたので、そういう状況の中、心安らかに満足いくように働けるとは思えなかった。いろいろな恨みを抱えてしまいそうな自分が、怖かった。そんな状況もあり、、、という中、こどもと一緒の生活が楽しくなってしまい、こどもとの体験で垣間見えたこの世界がとても魅力的にうつったのです。その扉を開いたのが、たまたまなのか必然なのか、amigoだったということです。当時は「子連れでもできることがある。私にもなにかできることがあるかもしれない。子育て中だからこそできることを、できる範囲のやり方でできるかもしれない。」という想いだけで飛び込んでみたのでした。なんか、まつださんを、amigoを、お手伝いしてみたいなーという直感。妊娠する数年前から、人の生活にかかわる仕事がしたいなあとか、カウンセリングの勉強をしたりしていたので、今私がやっていることに続いていく道筋はあったのですが、それでも「amigoを手伝うこと」は、私の人生にとって今後どんな影響があるのかまったく見えない変数でした。でも、なんとなく「変わるならいまだ!」という変化の潮流を感じたりもしていました。こどもを産んで、育てて、価値観が変わり、自分の感性がやわらかくなっているのを感じていました。だからこそ、直感を信じてなにかやってみよう、と思えたのかもしれないですね。何かしてやろう!とか、大きな夢があってはじまった道のりではないけれど、気がつけば着実な歩みを重ねられてきた気がします。最初にあったのは「私にも何かできることがあるかも」という想い。それだけ。ちょっと心細いような不安なような、それでいていろいろなことを覚えていく楽しみや無知であることから成長することを感じる喜びやら、そんなものに支えられて3年が経ちます。私がこうやって、4つ葉のブログで名前を出して日記を書くことができているのも、「私みたいに思っている人がいたら、勇気がでるのでは」とか「なにかしてみようと思ってくれる人が増えるのでは」ということもあって。あえて、物怖じせずに個人的な思いを書き綴ろうと思っているしだいです。意外なタイミングで妊娠したり、年子を産むことになったり、ちょっとamigoを手伝ってみようと思ったら、意外にもそれが広がっていたり、第二子妊娠中に出会ったカラーセラピー オーラソーマが 天職だわ!と思えて順調に歩みを進めていたり、保育園に入れたいと思っていたのに、気がつけば延長保育もない幼稚園に通わせることになっていたり、いろいろな意外な事に出会いつつも、その中でしっかり自分で方向を見定め、自分の足で歩けてきているかな、、と、自分を心強く思えたりもしています。はじめに目標有りき、で動き始めたのではなく、振り返れば導かれ、いい道を選べてきているなあという感慨のほうが多いのですが、「自分らしい人生とはなにか」という深いテーマを考えるいい機会、いいきっかけとして「今」を生きています。みなさんは、いかがですか?何かできるかも、、という予感だけで、動き出すのは十分です。そして、どんな道を選ぶのかが重要なのではなく、選んだ道でどう生きるのかが大切なのだから、その時その時を大切に積み重ねればいいのだと思います。amigo同窓会から、なんかひとつ区切りがついた気がしている私でした。地域で5年間「子育て当事者」が活動することって、実はとても大変なことですよね。団体の活動を続けていくことに縛られる必要はなく、役割を地域で引き継いでいければいいのだということをとある勉強会で知り、そっか!悲壮感をただよわせなくてもいいんだあ~っと心が少し軽くなったのですが、やはり地域で活動を積み重ねていくことはとても大切で評価できることでもあるのだとも思います。amigoは、本当に多くの人たちに支えられ、気にかけていただき、いいグループだよなあ・・・と深い感謝の気持ちを味わうとともに、われらがamigoの代表の松田さんに対する敬愛の念もさらに増すわけですが、amigoはこれからも変にいろいろ背負わずに、仲間たちと一緒に自分たちらしい活動をしていければいいなあ、と思います。amigoをこれからも宜しくお願いいたします♪
November 5, 2005
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こんばんは、世田谷区の子育て支援グループamigoの市川望美です。突然ですが、あたらしきことを一つはじめました。3歳半のムスコと1歳9ヶ月のムスメがいる33歳ですが、そんな今時分に、先週からだんなとサーフィンを始めてみたのです!5月に家族4人でオーストラリアへ旅行し、ずっとひそかに抱いていた「サーフィンやりたい」という気持ちに火がつき、絶対はじめるわ!と宣言したのは夏前のこと。秋になり、やっと行くタイミングが来たようです!ふたりともまったくの初心者なので、いきなり二人で始めるのは無理だから、ネットで調べた湘南のスクールに通うことにしました。前の日に実家に泊まり、子どもたちがまだ寝ているうちにおきだして5時台の小田急線に乗り込み、7時からクラスが始まります。初回はあいにくの雨。しとしとどころか結構雨つぶが落ちる中のクラス。そして、寒い。でも、雨の中、かさもささずにはだしで砂の上を歩くことだけでもなんだかわくわく・・・雨は降っているけれど、やはり海はいい!雨だからこそ、なんか余計によかった感もあります。雨のビーチなんて、めったに行かないから。私は海が、っていうか水が大好きなんです。雨も水だし、なんかココロが潤いました。陸トレのあと実際ボードにのって海にでると、海水は外にいるよりも暖かい。暖かくてやわらかい海の水につかり、憧れの?波待ちポーズでボードにまたがってぷかぷか浮いていると、ものすごいくつろいだ気分になりました。腕前としては、初回なのでまだコツもわからずたいしたことできませんでしたが、でも数回はボードに立て、そのうち1回は数秒波に乗ることができ、ほんとーーーに楽しかったです。クラスを終え、冷えた体を温めるべく、コンビニで肉まんとホットコーヒーを買い、小田急線に乗り込み、家に帰り着いてもまだ午前11時。うーん、効率いい。旦那ともどもすっかり楽しくなり、2週間後にまた予約です。日常において私よりも楽しいことがすくない旦那さんは(笑)、私の数倍海に行く日を心待ちにしているようです。小さい子どももいるので、身軽な夫婦二人、独身時代みたいには出来ないこともたくさんあると思うけど、時間をやりくりして二人で海に行こうと思います。夫婦のコミュニケーションを図るとか、子育てもちょっと落ち着いたし(いやいや、まだまだですけど)共通の趣味を持つとか、そういう話ではなく、ただやりたいから、楽しいからやるんですけどね。もちろん、共有するものが子どもだけじゃないほうが、夫婦の歩みはより軽やかです☆世間では子どもが生まれたら自由が失われるように言われますが、私は子どもを産んでからのほうが、やりたいことがやれています。だって、自分の時間がすくないんだもの。つまんないことやってるなんて、もったいない。:::ここでちょっと話は飛びますが・・・杉山さんの「わたしものがたり」を読んで色々考えてみたのです。私だったらどういうかな、、と。何をしてきたか、と聞かれて何が言えるかしら。私はあまりそう思わないけど、結構「自分の話なんてだれもきいても面白くないだろう」みたいなコトってあるかもしれない。だから当たり障りのない事実だけを伝えてさらりと終わるとか。狙ってはずすのもなんだし、変に自分のこと主張するのも気恥ずかしいし、アツイ人と思われたくないとか。「別にそんな、人様に取り立てて言うほどのことしてきてないです」という方も多くいそうだ。謙虚なのか、ぼんやりしているのか。何かの理想モデルがあって、それに比べると「わたしものがたりなんて取るに足らない」ことなのかな。みんなが(というより自分自身が)納得する素敵な人生って、どんなものなんだろうな。で、私だったらなんていうかしら。私は今まで何をしてきたか。なにを体験して、なにを感じて、なにを学んで、いまなにをたずさえているのだろう。高校時代は、素敵な友達に恵まれて、本当の意味で「人を信頼すること」をまなんだなあ。恋愛を通して、友情を通して、はじめて他人との深い人間的なつながりを感じることができた。人と思い出を共有するというすばらしさをココロのそこから感じた。本当にいい仲間たちに出会って楽しかった。そして、素敵な友達のおかげで、自分を信頼することもできた。大学時代は、いちばん自分に正直にわがままにいきていたかな。未熟なままの自分。自分の好奇心、"ワタシ"を一番に優先してきた。おかげで、ずいぶん人を傷つけたと思う。私は鈍感だったので傷つけなかった。本当に思いやりに欠けていたけど、ある意味他人の評価をまったく気にせず自己表現できたのは大きなことだったかも。オトナじゃないぶん、おもうままに出来たなあ。会社員になってからは、達成感とむなしさという、大きな表裏を経験した。仕事を通して、恋愛を通して。一般職で入った会社、ことのほか仕事が面白くて、すごーく一生懸命はたららいた。物事を習得していくこと、新しい仕組みを理解していくこと、幅広い人たちとかかわって仕事をすることが楽しかったし、自分という存在をいかせてそれを認めてもらえる場所があるということは本当にすばらしい、と思えたのはこの時期があったからこそ。会社で第一号で総合職へ転換し(そもそもそんな道自体なかった)、私でもできるのだ、と自信をもてたし、「一生懸命打ち込むこと」を学んだ。知りたいから、必要だから、色々勉強もした。恋愛では、とにかく好きで好きでたまらない彼と5年チョイ付き合ったのだけど、その彼にはなかなか想いが通じなくて、ほんとうにつらい思いをしたもんだ・・・「もっと大事にしてくれる人がぜーーったいいるよ!」「うん、わかってる。そうかもしれない。でも好きなんだよね。」という会話を友人となんどしたことか・・・(若い!甘酸っぱい!)仕事では認めてもらえる喜びを感じ、私生活では完全には受け入れられていない心もとなさを抱えてた。努力してできることの喜び、努力すればいいという問題ではないということがあることをイタイほど学んだなあ。あとは、誰かに大切にされたいのではなく、自分の思いを大切にしたいのだ、ということを明確に感じた。(やさしくて大切にしてくれるいい人と付き合いたかったのではなく、自分が大好きな人と付き合いたかったのです)そして、妊娠、出産、子育て。これはもう、「越えること」を体感している真っ最中。自分のおなかに人がいるという驚くべきこと。心臓が二つあるということに感動した・・・おなかの中から蹴られるという想像を超える出来事・・・予想を越える痛みの出産。子どもを産み落とすという、経験したことのない喜びに満ちた達成感。(実際はヘロヘロなんでそんなキラキラできませんが、こう書いていてもあの感覚はよみがえる。すばらしい。)自分の思い通りになんていくわけがないということを知り、かっこつけてる場合じゃないということを知り、(気取ってると楽しいことを逃してしまいそうだ)過去の自分の縛りから自由になる気楽さを知り、新しいことを経験して、よりふわりと軽やかになる感覚をしる。自分の内側に抱えていた基準が、大きく変わった。そして、地に足が着くと同時に、想いを自由に描くことができつつある、、、のかも。既存の発想の枠から、色々ひらりと超えられるようになって来ました。というより、もともとそんな枠なんてなかったんじゃないかって発想に切り替わった感じ。そういう「わたしものがたり」を通した思いが、今の私を支える体幹部となっていると思う。わたしが幸せなのは、私は自分の人生を肯定できるということ。すべてがパーフェクトという意味ではないし、今思えばもっとやり方があっただろうとか、もっとああやってればああいう道もあったかなあとか、そういう程度には過去を思うことはありますが、それでも自分が選んできた道のりを、好意を持って今肯定できています。時間は、直線方向に流れるのではなく、今の自分の立ち位置から放射状に放たれている、と聞いてすごいピンときたのだけど、そういう意味で、過去の未熟さも今の私は肯定できているのです。縛られるべきずーっと引き継いできた、2次元的な「過去の自分」なんてものは、そもそもいない。今の自分から見たその時の自分はいるけれど。過去のある瞬間の自分のまま、その時の自分の気持ちのままい続けなくちゃいけないってことはない。そういう意味もあり、「今を生きる」ことって、私にとってはとても大切です。なんだかそんなことをつらつら考えたのでした。「わたしものがたり」は、自分こそがその展開を楽しまねば。まとまりませんが、この辺で。。☆ブログやっています☆ ふわり~軽やかに、はればれと~ Rainbow☆Worker Cherryの日記
October 15, 2005
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世田谷区の子育て支援グループamigo事務局 市川 望美です。今日は子育てバリアフリーのご案内です☆子どもと一緒に街をあるいてみて、子連れに優しいまちってどんなのか。どんなものがやさしくないのか。そんな子育てバリアフリーの検証を行う「ベビーカーツアー」を開催します。ぜひご一緒にまち歩きしませんか。検証といっても難しいことはなんにもなくて、いつものように子どもと一緒にあるいて、子連れ目線でまちをチェックし、それを意見としてまとめるのです。私も去年、世田谷区の梅丘のまち歩きに参加しました。梅丘は福祉施設があるので、まちとしてもバリアフリーに取り組んでいるし、小田急線もどんどん駅が新しくなり、エレベータやユニバーサルデザインのトイレの設置なんかもすすんでいます。(私は京王線ユーザー。京王線はまだまだのところも多くて、、)なので、子連れにだって優しいだろうと思いきや、やっぱりまた違う目線なのだなということもよくわかりました。たて看板だって、ベビーカーの子ども目線だとちょっと怖い。看板をくくりつけている「ワイヤー」が飛び出していることもよくあります。少し前に事件になった、「ガードレールに差し込まれた鋭利な金属片」なんかも、ぞっとしました。ちょうど、こどもの目の高さあたりなのでは・・他にも、ちょっとした段差・ちょっとしたでこぼこだけど、ベビーカー連れにはつらかったり、スーパーの陳列も意外と難関になったりしますよね。普通の光景も、子連れ目線では意外な発見がたくさん。また、視覚障害のある方には絶対必要な点字ブロックも、ベビーカーで歩くとがたがたして赤ちゃんに振動が与えられてしまったり、子ども乗せて自転車のると、雨のときは滑って怖かったり・・・最近は「ユニバーサルデザイン」という言葉も浸透しているけれど、必要なものが上手に「共存」して、みんなが暮らしやすいまちってどんなものか、子育て目線で考えませんか。また、ハードだけじゃなく、ソフトが影響するバリア・バリアフリーもたくさんあると思います。別に子連れに優しいつくりじゃないんだけど、定員さんが子連れに暖かな配慮をしてくれるお店は、「子育てバリアフリー」だろうし、ちょっとした段差もひょいっと手伝ってくれるお店の人がいるところも同じ。京王線千歳烏山の駅は階段しかないのですが、子育て中の人たちの要望で、車椅子用のスロープをベビーカーの方もつかっていいことになったそうです!これもひとつのバリアフリー。(といいつつ、実際使ってみたら、スンゲーーーいやな顔されて、駅員さんに嫌味言われました。すごいバリアです・・)キモチの上での子育てバリアフリーも、当事者ならではの意見がでてくるのだと思います。今回あるく街は、子連れにハードルが高い?下北沢です!かわいいお店もたくさんあるし、すごく行きたい町なのだけど、なにせお店が小さくてわかりづらかったり、駅構内を歩くのが大変です。私も二人目の妊娠後期、1歳の息子をベビーカーに乗せたまま階段を担ぎ、小田急線から井の頭線に乗り継ぐのがほんとーーーに大変でした。(親切なおばさんと、以外にも地味な学生君が助けてくれたことが過去2回だけあります)今は改札の外にはエレベーターができたので多少楽になりましたが、そんなまち「下北沢」を「子育て情報メッセンジャー」が作った子連れのお出かけ情報誌を片手に歩いて子育てバリアフリーを検証し、その後みんなでお茶しながら意見交換です。みなさんのご参加、お待ちしています!子育てバリアフリー in下北沢<内容>○ベビーカーを押して街を点検し、実際にバリアやバリアフリーを体験する○撮ってきた写真を元にマップ上に情報をおとしこみ、街の課題を共有する○情報の提供の仕方を考える(マップ、ウェブ、報告会など)<ベビーカーツアー>日程:10月11日(火) 10月18日(火)時間:1時半~3時半集合:1時半に北沢タウンホール1階のロビー参加費:無料 (ツアー後のカフェでのお茶は各自お支払いください。)持ち物:(できれば) カメラ(デジカメがベストですが画素数の高い携帯もOK)タイムスケジュール:1時半~ 集合、主旨説明、ルートチェック2時半~ カフェ集合、ルート別に報告、20日作戦会議3時半 随時解散<ツアー報告、マップづくり作戦会議>日程:10月20日(木)時間:10時~12時タイムスケジュール:10:00 あいさつ 10:15 ビデオ上映10:20 マップひろげてワーク11:20 ルートごとに発表11:30 今後の予定、11:40 講評12:00 全員退出☆☆ 参加お申し込み ☆☆以下を子育て支援グループamigoまでご連絡ください。TEL&FAX:03-3328-9832メール:amigo@na-ka-ma.comamigoのブログサイト私書箱あてでもOK 【ブログ版amigoはこちら】お名前ご住所お電話TEL&FAX:緊急の連絡(携帯など)お子さんと一緒に参加される場合はお子さんの人数と年齢参加可能日(どれか一日でもOKです)○参考○子育て環境研究所「子育てバリアフリーとは」
October 1, 2005
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世田谷の子育て支援グループamigo 事務局の市川望美です。すでに新聞などで報道されているのでご存知の方もいるかと思いますが、世田谷区の保育ママさんが虐待で逮捕された、というショックな出来事がありました。私は、世田谷で子育てをしている人、子育てに興味がある人のメーリングリスト「せたがや子育てほっとネット」の投稿で知り、記事を調べに行ったら、その保育ママさんはなんと私も知っている、私の居住地域の方でした。本当に、ショックです。烏山地域では昨年から、保育の質を向上するために保育関係者でネットワークをつくっていて、私も子育てサロン レインボーカフェの主催者として声をかけていただき、事務局としてお手伝いをさせていただいています。公立・私立の認可保育園だけではなく、認証保育所、そして保育ママさんたちも全員参加され、みんなで地域で子育てを支えるため、地域で安心して子供を育てていけるために何が出来るのかを考えています。保育ママさんたちは、家庭らしいこじんまりとした雰囲気の中でお子さんをお預かりしているのですが、お子さんのお預かりは毎日のことであり、自分が休むと代わりがいないという状態でありながら、そうやって忙しくばかりしていてはいけないということで、保育の質の向上のため、他の施設との連携のために、ネットワークに参加していただいているだけに、、、、。保育ママさんたちが孤立しないよう、今月初めにおこなった避難訓練では、他の保育施設との連携をとる訓練を行ったりもしていました。もちろん、してはいけないことであることは間違いありませし、被害をうけた赤ちゃん、ご家族の方の気持ちを考えると本当に痛ましいことです。ですが一方で、働くお母さん達を助けてあげたい、少しでも安心してもらえるように努力したい、という熱意を持って保育ママさんをしてくださっている皆さんのことを考えると、本当に胸が痛みます。安心してこどもを産み育て働くために私が出来ることはなんなのだろうと、本当に考えてしまいます。◎◎それに関連して、、というわけではないのですが、我が家のこどもたちの「保育園、幼稚園問題」(つーか勝手に悩んでいるだけですが)も少し心境の変化がありました。こどもたちを保育園にフルタイムで通わせてあげられるよう、今月保育園の入園申請をだしたのですが、最近ちょっと「幼稚園でもいいのかもしれない・・・」と思うようにもなってきたのです。仕事もしたいし、他の子どもたちとまさに「寝食を共にする」という保育園は、私達夫婦としてのぞましいと思ったのです。でも、待機児がおおい世田谷では、フルタイム勤務ではない私の働き方だと保育園入園はかなり厳しいのは事実。入園できるのを待っている間に、ムスコは4月に幼稚園の年少さんになる時期が来てしまう。実際は、4月入園に向けて、もうすぐに手続きを取る必要がでてきます。だから、実はのんびりしている暇はない・・・4月生まれの息子に、保育園に入れるまで私と一緒に過ごさせるのはちょっと辛い。私がもっとこどもとの生活を中心にすえられればいいのだけど、それも難しい。緩やかであってもいまや私の仕事は、私にとってとてもとても大切なものであって、それをなんとか続けていきたいとおもっています。週に2日保育園にいっているのでとても助かっておりますが、それをもう一年続けるのもなあ・・・4月で4歳になる子を、サロンとか打ち合わせの場に連れて行くのはどうか・・・いつ入れるか解らない、しかも確率的に厳しい今の状態で待ち続けているよりは、いっそもう幼稚園にきめて、その時間の中でやっていけばいいのではないか、と思うようになっています。こども達と過ごしながらできること。そういう働き方が家庭の状況として許されているのだから、それをもっと満喫したり、それこそ新しい働き方を具体化するための取り組みを、自分自身のニーズを通して取り組んでいくべきじゃないかとか、そう思っています。保育園or幼稚園 というのはある意味ゼロイチの価値基準でとらえていました。保育園の代替としてではなく、幼稚園での生活を主体に考えてみるのも1つのテかなあと思ったりする瞬間が増えてきています。実際に、上の子が幼稚園児となったら、それこそamigoのお当番仕事、サロンの担当ですら出来なくなってしまいそうだし、うまく時間を使っていけるか不安なこともありますが、そうやってみたい、という気持ちもでてきて・・・「正直な自分サイズのライフスタイルで選べることをするべきではないのか」という思いがあるのです。小さなことなのだと思いますが、「保育園に入るために」「幼稚園児だから」ということではない発想でできたらいいなあ、、と思い始めています。なにより私自身が、仕事もとっても大切だけど、こどもたちとの生活時間をやっぱり大切にしたい、というのが正直なところなのですけどね。もちろん、そうはいっても現実にこども達は日々成長し、いくべき場所が必要になってきます。でも、まあ、きっとどちらになろうと子どもたちはそれぞれに個性を伸ばしながら育っていくでしょう。私も、こどもたちのように、その場その場にあわせて「個性を伸ばしながら」育っていけたらいいなあ。・・といっていながら、来週くらいから、幼稚園入園に向けて色々動く必要がでてくるので、正直あせっております。さあ、どんな決断を下すことか。もう、日々どきどきしております。。。
September 24, 2005
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世田谷の子育て支援グループamigo 事務局 市川望美です。最近、周りに「実名」「顔写真公開」の人が増えてきていて、なんだか新しい流れを感じます。私も今まで"イチカワノゾミ"とカタカナを使っていたのですが、屋号をかえるので名刺を新しく創る予定もあり、そのタイミング「市川 望美」と、漢字に戻そうかしら・・・と思ってます。カタカナで活動してきて2年半。じゃあなんで最初にカタカナを選んだのかしら。と考えてみたとこ・・・・一種の抵抗だったような。それまで仕事で使っていた名刺は、会社員だったので当然ながら本名だし結婚後も旧姓のままでした。結婚して苗字が変わることは抵抗はなく、むしろ自然なこととして受け止めていたのですが、やはり長年連れ添った苗字への愛着もあり、そのままにしてたのです。自分の生活時間の大半を占めるシゴトをしていた時は旧姓で呼ばれるし、もともとの友達は結婚したからといって名前の呼び方を変える訳もなく、旧姓もしくは下の名前「のぞみ」やあだなの「のんちゃん」と呼んでた。でも、産後に知り合った人たちからすればそりゃ当然私は「市川さん」であり、名刺を持つことになったとしても「市川」です。結婚後というより、子どもを産んでやっと「ああ、わたしって市川さんなのね」ということを痛感したわけです。それが、なんとなく、収まりが悪かった。。。今までの私の生活が、終わってしまったような・・・・ある種の産後の喪失感みたいなものかも。育児休業後に戻るつもりだったので、「それも仮のすがた」のように思ってもいたんだけど、結局仕事には戻らず、amigoを手伝いながらなにか探そう、ということになり、、、、「とりあえずはじめよう」ってことで、カタカナを選びました。まだ、本名では・・みたいな自信のなさもあったのかなー・・・。フリーな世界もはじめてて、新卒採用されて持った名刺が生まれて初めての名刺。会社が用意してくれた肩書きや部署名での名刺だったけど、自分で名乗ってつくるなんて・・・そ、そんなあ~おこがましいのでは・・・みたいな。匿名性を保持したいとかそういうわけではなく、なんか、ま、、まだ自分の看板だなんて!どれだけやれるかもわからないのに・・っていう感じですね。会社員時代に当たり前のように持っていた名刺と捉え方がぜんぜん違うのだなあ・・・といいつつも、そういうちょい弱気な面だけではなく、「新しい自分のいる場所をつくっていきたい。自分の力で」というポジティブな意味合いもあって。当時の私にとって妻、母の名前の象徴としての記号であった"市川望美"でもない、個としての「イチカワノゾミ」、っていうニュアンスです。ですが、ずいぶん活動も私の生活に根付いてきたし、堂々と自分の名前を使うのもいいのかもしれないと思うようになりました。妻であり、母でありということも今の私にとっては「あったりまえすぎる事実」であって、あえてその部分を排除する気もなく、それがあってこそのわたし。私自身が、今の自分の生活、仕事をしっかりと肯定できている証なのかもしれません。新しい屋号も決まったし、新しい名刺など創るにあたっては、実名でいこうと思います。これもひとつの、決心の表明ですね。☆楽天の個人ブログは変わらず"cherry"でいきます。あそこはある種キャラですから・・・さて、前置きが長くなりましたが本題に。そんなこんなで、ここ数ヶ月、シゴトに対する思いに変化もあって、(シゴトとカタカナ表記するにもきっと想いがある。"従来の仕事観とは違う新しいもの"としてかな)「ワークライフバランス」というものをまた考え始めています。振り返ってみれば、この言葉を目の前で提示してくれたのは杉山さんで、第二子の出産直前、杉山さんとamigoまつださんが開催した「ワークライフバランスを考える」という会に参加した時に出会ったことばです。長男出産後、amigoを手伝いながらなにか発見したいと思っていたけれど、意外にもすぐに二人目を妊娠。長男の1歳のお誕生日の二週間後くらいに発覚しました。もともと私は姉と年子だし,年の近いきょうだいがいいなあーと思ってたから「年子もいいな」と公言していたものの、産後の新しい世界がたのしくて、もうちょっとムスコと2人で色々やるのもいいかも・・・と思ってたから、ちょっとだけ残念な気持ちもありました。こどもが2人になったら、いったいどうなるのか。小さい子ども2人連れての活動は、ひょっとしてものすごい負担となるのではないか。amigoの活動についての気持ちも変わっちゃったりしたらどうしよう。いろいろ不安もあったのだけど、今考えたってどうしようもないし、産んでから考えればいいや。とにかく妊婦生活を楽しもう。と、色々活動した最後の締めくくりが、前述「ワークライフバランスを考える会」でした。出産予定日の数日前の開催だったのですが、参加後は行って見て本当によかった・・・・と思いました。産休(?)に入る前に、なぜ自分がココにいるのかということを考えるいいきっかけにもなったし、色々な人とワークを通して話すことにより、あの場で確認した思いを抱えつつ出産に向かうことができたから、です。その時、「最後に立ち返れるような、自分のよりどころとなるような軸を持っていきたい」と言ったのですが、いいながら「そうかあ、自分はそうやって"軸"を持ちたいんだな、、とあらためて確認を。外側の変化(生活面)に影響されることなく、しっかりの自分の人生を歩みたいという明確な意思はこのときに認識しました。出産後も無事に気持ちは変わることなく、○産後2ヶ月くらいからamigoにぼちぼち復帰し、○まつださんの「居場所作り勉強会」を継続開催することになって色々な人と出会い、○「わたしが創る場所」ということを考えるようになり、○自宅での子育てサロンをスタートすることを決め、○昨年5月からはムスコが一時保育に通い始め、○カラーセラピーの開業資格をとり緩やかに開業し、○春からはムスメも週2日保育園児となり、フリーで動ける時間を確保できるようになり今に至ります。すこしづつながらも、自分の行動にたいして対価を得られるようになってきて、ますます「仕事をすること」喜びを感じています。今のワークライフバランスは、週に3日か4日。そのうちの半分は子連れでのamigoの活動など、直接報酬に結びつくものではないけれど、自分を支える大切な社会活動。でも、もっと広げたいと欲がでてきて、ついに保育園にフルタイムで通うべく申請を出してみました。会社勤めではなく、自営、居宅内の仕事がメインで、しかも小さな仕事を3つやりくりしての申請なので、きっと入園は難しいかもしれません。保育激戦の世田谷区だし、ポイントが高くて本当に必要なのに入れない人もいるし、入りやすくするために、自営の父に雇ってもらっているように書類を出してもらおうかとか、いろいろな「裏技」も検討しました。だけどやっぱり、とりあえずは今のままで申請を出すことに。保育園は「保育にかける」子が行くべき場所であり、今とりあえず成り立っている状況なので、真っ正直にいうならば、「かけてない」のかも。子どもの発育だとか、育ちのためには、親の仕事につきあわせたり、自宅で仕事をしている間、家で遊んでいてもらうって言うのは果たしてどうなの?っていう想いがあります。それでも、自分たちなりに一生懸命取り組んでいるし、生まれてすぐから多くの人たちやお友達と会う機会を持てたうちの子ども達は、「つき合わされて可哀想」という次元の話しではないものを得られているとも思っているし、親が一生懸命自分の人生に向きあっている姿をみせるというのは、親の果たすべき大きなシゴトだとも思っています。上の子はこのままいくと来年春幼稚園の年少さん。年子なのでムスメもあと一年半たったら、幼稚園。保育園よりは入りやすいし、保育園に入らないまま4月を迎えるよりも、幼稚園の入園手続きをすすめておいて、あと数年は「幼稚園児の母」が持てる時間での「ワークライフバランス」をとるべきなのかとも思う。お兄ちゃんが幼稚園に行っている時間&妹ちゃんが保育園にいっている間の時間でできることを一年間積み重ねて、ムスメも幼稚園にあがったら、お昼過ぎまででできることをやる。(延長保育を前提としてのシゴトは、、、やはりやめようかと思いはじめてきました)私たち夫婦としては、保育園での生活っていうほうがいいのですが、入れない限りはしょうがない。かといって、入れるのをただ待っていても、こどももシゴトもそだっていく。どうやったら、ちょうどいいバランスをとっていけるのか。ワークライフバランスの試行錯誤は続くのでした・・・ああ、保育園に入れるといいのだけど!入れる場合は、26日に回答が電話できて、入れなかったらそのまま。半年間は選考の場に上げてもらえるけど、半年後にはまた出しなおし。半年後の選考とは「4月入園」という一番大きな動きがあるとき。せめてそこで入れればいいのだけど、その前に幼稚園入園手続きってあるんですよね~自分だけのことじゃなく、子どもたちにかかわることだし、なかなかすっきりは行かないものです。○保育園と幼稚園 どっちにしよう、、、と悩むブログ その1○保育園と幼稚園 どっちにしよう ブログ その2
September 18, 2005
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土曜日担当、世田谷区で活動する子育て支援グループamigoの事務局担当、イチカワノゾミです。先週ブログ担当だったんだけど、書きたいことが色々ごちゃごちゃしていたもので、書いては書き直し、他の人のブログを見に行ってはまた書きたいことが変わり、、、ということを繰り返しているうちに週があけてしまい、ついに1週サボってしまいました~書きたいと思って書いた内容は、●子育てと働き方●仕事選び●キャリアの中断などなどで、乳幼児を育てながら働くこと。について色々書いていたのですが、どうもすっきりせず。この日記も、もう2時間もいじくっているのですが、未完の今現在。でも、自分が何を伝えたいのかを探りつつ、言葉をひねり出しています。自分の中にあるものは、なんだかまだ混沌としているので、ちょっと視点を変えてみます。よく人に聞かれる「私のこと」です。●●最近、私の日常に強い興味を持ってくださる人がたまに出てくるのですがどの部分かというと「年子を育てながら自宅開業したり地域の子育て支援したり勉強したりしている」ことについて興味を持ってくださるようです。特に、◎出産前とぜんぜん違う内容のことを今している◎自宅を開放してサロンをしている◎第二子の妊娠中に「カラーセラピー」の開業資格を取った◎「週に二日だけ」子どもたちが保育園に行っている◎ボランティアだったり、お金をもらっていたり◎スピリチャル系で不思議なことも色々している◎幼稚園か保育園かで悩んでいる◎地域のつながりにも興味を持って活動している◎今なおやりたいことを模索中◎そもそもなんでそんなことしてるのか(結構忙しそうだし)◎どうやって時間をつくってるのか そんなようなことに興味があるようです。へぇ~ 子どもがいてもそういうのって、ありなんだー年子でも、できるんだあやろうと思えば、できるんだあって感じで不思議なのか、よく「色々お話聞かせてください」といわれます。未婚女性や子どもを持つことにちょっと恐怖をいだいている既婚女性は、ちょっとほっとするようです。妊娠したり、出産したりすると、女性はどうしても「変化」を強いられてしまい、今まで作り上げてきたものをぱっと取り上げられてしまうように感じたり、他の荷物を持たざるを得なくなったために、手を空けるために捨てざるを得なかったように思えたりすることも多いと思うのだけど、でも実際は「大切に抱えてきたもの」ではなくて、「なんとなくかばんに入り続けているもの」が多いのではないかと思ってます。なんとなく手持ち無沙汰だからかばんにずっと入っている文庫本。読むたびに内容を忘れていて何度も読み返したり、なんとなく買った化粧品とか雑貨だったり。なんとなく誰かからもらって捨てられずにまあいっか、と持ち歩いてるものだったり。もしくは、捨てるにはちょっと惜しいけど、絶対今年は着ない洋服だったり、思いいれはあまりないけど、捨てづらい写真やぬいぐるみとか。意外と人間って余計なもんを沢山持ち続けているものだと思います。執着がある場合だけじゃなく、執着ないのにありつづけるもの。もしくは、今まで作り上げてきた自分のキャラの不自由なところとか、直したいと思いつつ直せない悪い癖とか。でも、なんかきっかけがつかめなくて、捨てられない。妊娠や出産や育児って、そういうことを整理するとてもいい機会になると思っています。私は、そうだった。だから、後ろ向きに変化を受け取るのではなく、積極的に変化を楽しめるようにみんながなればいいなあ、、、と思っていて、その為には「自分が何が必要なのか」「ナニが必要じゃないのか」を見極めることが大切だし、それにはきっと、カラーセラピーが役に立つはず!と思っているし、産後は日常におわれやすく自分のことが後回しになっちゃいがちだけど、情報があったり、仲間がいれば、はやく「じぶんのこと」を考える余裕ができるし、そもそも安心してくつろげる人間関係があれば人間は前向きなはず、とおもっているので、子育て相互支援をしたりしています。私がこういうことをやりはじめた2年前は、そうはいっても「子どもを保育園にフルタイムで預けてる」(認可、無認可でも)人たちだったり、すでにお子さんがだいぶ大きくなってきている人たちだったり、幼稚園に行っている間だったり、子連れでできる範囲で一緒にやられている人たちだったりとにかく日常的に何かをやろうと思えばできるひとたちが多かった。でも私は、フルタイムで保育園に通わせられるほど仕事もないし、でも幼稚園や小学校に行くまでは待てないし、子連れで、、、っていうのも精神的に負担。そういう中で私はどうすればいいんだろう、、、って思って悩んだり、結局中途半端に終わるのではないか。と悩んだりもしたのだけど「一時保育に週何日か通い、その時間でやってみて発展させてみる」というような「緩やかな仕事へのスタート」を選択しました。おかげで去年の春からムスコが週に二日かよいはじめ、ムスメもこの春から一緒に保育園に通い始めました。週に二日は、自分が自由に動ける時間が確保され、それによって、仕事に対するモチベーションもあがったし、子どもたちと一緒にいる時間に対する感覚も少し変わってきた。今は回りに沢山の起業仲間のママさんたちがいます。「リビング起業」(自宅のリビングで開業)や「数日起業」(週か月に何日かだけ)、「予約制起業」(予約が入ったら、サロンをオープンとか)みたいに、緩やかに開業している人たちが沢山で、心強いです。「プチ起業」みたいにくくられちゃうとグーッと軽くなっちゃうけど、思いは本当に真剣!彼女たちはみんな「自分がやりたい」と思っていることを「自分なりのやり方」「自分ができるペース」で必死でやろうとしています。そして、「中途半端なことなんじゃないか」「こどもともっと向き合うべきじゃないか」「家庭のことをやってこそじゃないか」という悩みに翻弄されつつも、信じたもののために創意工夫できる素敵な人たちです。中にはエース級の大活躍で、きちんと仕事として成り立ってきている人もいますけど、多くは本当に、「ちょっとした報酬」だけど「限りない喜び」を感じている人たちなのではなかろうか。かく言う私も、会社員時代は特に考えずに仕事をしていても、けっこうな額もらえていたけど、仕事を辞めて、子育てをしながら自分でやりたいことをやってみて、はじめていただいた「300円」は、生まれてはじめて感じる喜びをもたらしてくれた。いまでもあの感覚は、はっきり覚えています。つたない私の施術(最初はアロマとかやってて、ハンドマッサージとかしてた)に対してお金を払っていただき、小さな小さなお金だけれどほんとーーーにうれしかったのです。多様な働き方、、、といっても、ワークシェアリング的な発想が多い。そして、就労支援っていっても、「職業斡旋」「技術習得」がメインで、もっと深いとこから「働くこと」や「やりたいこと」をじっくり考えて引き出してくれるようなところって、あるのかしら。書かれたリスト、条件の中から探していくのではなく、本当にその人の「個」に向き合って探していくような支援。そんなのがあれば私もぜひ利用したいのに!って思うし、実は将来、そういうことができればいいなって思ったりもしているのだ。「安心して子育てしやすい社会」って、別に月にあといくらあげるからっていうものではないと思う。子育てを通して自分も成長していくことができる社会。私は、子育てをしながらも、自分のやりがいを持って自分の人生をしっかり歩もうとしているお母さんたちを応援してくれる社会であってほしいと思うし、その為の具体的な支援があれば、みんなが安心して子どもを産んで育てて、そしてまた自分という人間を社会の役にたてようじゃないかとか思うようになると思うんだけどな。だんなさんの稼ぎだけで生活できるんだから気楽でいいわよねとか所詮趣味程度のものなんでしょなんて意地悪な発言はせずに、自分たちがやりたいことを実現するためにいろいろなことにバランスをとり試行錯誤し、前向きに取り組んでいる人たちを世の中に増やすことは、日本人のひくーーーい「自己肯定感」を押し上げてくれることになるのではなかろうか。親がそうやって自分らしいライフスタイル、ワークスタイルを模索していればこどもにも伝わるだろうし、そういう中にいれば、こどもたちも自分なりに考え始めるのではなかろうか。なにも「自分なりのペースで働くこと」「週に何日か」ということがいいことだといっているわけではなくて、子育て中っていう時期だからこそ、自分を大切にしたい、できることをやりたい、っていう風に捕らえることができる人たちの存在を、もっともっと社会が認めていってほしいなって思うのです。子どもが小さいうちだけで終わるかもしれないし、子どもがもっと大きくなったら、普通に会社勤めを再開するかもしれないけれど、この時期にこうやって自分で仕事を作り出せたことは絶対に無駄にならないはずだもの。そして、その中からはしっかりしたビジネスとして継続していく人も出てくるだろうしね。主婦層の起業、個人事業主としての活動をぜひもっと支援してもらいたいなー。主婦に限った話ではなく、最近問題の若者の自立支援も同じことだと思うけど、母親層は次世代育成の担い手なんだし、一番潜在的な意識が高い人たちだとおもってる。活用しない手は、ないと思うんだけどなー・・私も、自分の日々を通してつたえていきたいと思っているし、先にはじめたものとして伝えられることもあるはず。ゆくゆくは、そういう人たちを具体的に支援する人間になりたい、というのが目標でもあります。。。自分が楽しく努力できる環境を作るって、大事。人それぞれ働き方はあると思うし、みんな働くべきとも思っていないけど、やろうと思えばいろいろなやり方があるんだよ、っていうリアルなモデルが増えていくような活動がしたいなー仲間のみんなで、楽しみながら実現していきたいものです。
September 3, 2005
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実家二件に帰省したり、スクール通いをしていたりしたために更新がすっかり遅くなってしまいましたが、土曜日担当、amigoのイチカワノゾミです。4つ葉における私の役割って、「巷の現役ハハ」のサンプリングとしてだったり、一般的なハハたちが身近に感じる存在だということなのだろう、と思っています。一番広く伝えたい親世代の当事者仲間として「一緒にどうですか」が言いやすい立場の人間だってことですね。4つ葉にはほんとーーにスゴイ人たちが多くかかわってくださっていて、ほんとに私なんて何も知らないわけなんだけど、そんなことは今どうやったって補えるものではないので、私がもつ特性を活かせばそれでいいんだということですよね。支援者のコンピテンシーでも、「完璧な支援者が1人いるだけよりも、多様な支援者の組み合わせによって、有機的なコミュニティが形成されているほうが現実的であり大切」とあったけれど、それは別に子育て支援者だけに求められているものではなくすべての関係においていえること。私にもできることがあるのだということを理解して信じる勇気が必要ですよね。で、この週末。そんな私にできたことがひとつありました。金曜日から日曜日にかけての3日間、とあるセミナーに参加していたのですが、そこで出会った人たちに「4つ葉」のことを普通の流れで伝えられたということ。そして、まだ未婚、まだ子どもがいない女性たちに「そっちの世界も楽しそう!」「子どもがいても生き生き毎日楽しめるんですね!」って言ってもらえたこと。この二つ。どちらも別に、私はいまこんな活動をしているのです!というプレゼンの場であったわけではないし、子育て支援について興味のある人たちの集まりだったわけでもない。ただ同じことに興味があって(カラーセラピーですけどね)勉強しに集まってきた人たち。住む場所もばらばらだし、年齢層も20代から50代まで。その人たちと3日間18時間を共有して、色々なおしゃべりをしている間に、なんとなくそんな話しをしていただけ。でも、そのうちの一人は、独身女性なんだけど、帰宅後自分のお母さんに「子育てしながらこんなことをしている人がいるんだよ~」と話しちゃうほど興味を持ってもらえました。小さい子どもがいるのに、学校に行ったり、積極的に活動したり、やりたいことを探したり、それだけでもすごいと思うけど、さらに社会のことまで目を向けるなんて!!具体的になにか活動してるなんて!と、おもに4つ葉のことについて感心を持ってもらえたようです。みんなに「選挙へ行こうなんて、そんなすばらしいことをしている人たちがいたんだ!考えたこともなかった・・・」と、ランチ時に驚かれました。「それだけですごいと思う」っていうのは、やはり子どもがいる生活の過酷さだけが大きく伝わっているから余計にだと思いますが、それでも「こどもを持つこと」に大してヘンな恐れはいらないのだなーとか、「そっち」に行っちゃったら世界が狭くなるような気がしていたけどそんなことないんだなって思ってもらえたことは、素直にうれしい。草の根の草の根、っていう活動ですが、自分の生活や体験を通してつたえていくっていうのは大切だと思ったなー・・・身軽な人にそういってもらえると、自己肯定、自己信頼にもなります。へへへ。あとは、まだまだうら若き女性たちに「のぞみさんをみていて、なんだか将来の不安が軽くなりました」といってもらえたのもうれしい。私自身は、子どもを持ってからのほうが人生を主体的に生きてる気がします。こどもが足かせでも制限でもないと思えていられるのはシアワセなことだし、そう思えていることの根底を支えるのは、地域での子育てをする楽しみを知っていること、ってのは大きい。ほんとに。知らないで通り過ぎなくて、よかったと思うのです。どんなに支援を充実させたところで、やっぱ「そっちは楽しそう」「そっちも悪くないな」って思ってもらえないとどうにもならないものね。現役ハハにできることは、日々を楽しみ、自分を通して地道に伝えていくことだけなのかもしれないし、それこそが私の持つ最大のインパクトなのだと思います。現役ハハたちや、これからくる人たちに、楽しんでいる姿をみてもらうことで、ナニカを伝えられればいいな~
August 13, 2005
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こんばんは。amigoのイチカワです。今日は、私もメンバーの「NPO法人せたがや子育てネット」が、日本世代間交流協会、世田谷区、世田谷区教育委員会、世田谷区社会福祉協議会 と共同で開催した「多世代子育てシンポジウム」に家族総出で行ってまいりました。今回のイベントは、基調講演、シンポジウムという午前午後2本立ての講演と、フリーマーケット、地域のこどもたちによるお手玉ショー、団体の活動紹介 ということで、朝から1日のイベント。私は今回、シンポジウムにパネリストとして参加するという大仕事があり、さりげなく緊張しておりました。(旦那さんと子ども達はフリマで店主)なんたって、NPOメンバーとして地域で活動しているとはいえ、こんな大舞台は初めて!いつもなら代表の松田さんがやる内容なのに、今回は色々あって私にお鉢が回ってまいりました。パネリストは、私のほか評論家の樋口恵子さん、初代内閣府男女共同参画局長であり現昭和女子大学女性文化研究所長の坂東眞理子さん、江戸川区にある高齢者福祉施設&保育園という幼老同居の施設「江東園」の事務局長 杉啓以子さん、信州大学教授であり日本世代間交流協会会長の草野篤子さん、そして世田谷区の子ども関連の仕事をとりまとめている「こども部」の部長さん。わわわ、わたしなぞでは、や、役不足でござると逃げ腰になりそうな豪華メンバーです。(★ここらの心の内は、自分の楽天ブログにて"Backstage(笑)"として書いてあります。よかったらどうぞのぞいてみてください。)今回のテーマは「多世代子育て支援が地域を変える」でした。私は普段「子育て相互支援」という活動をしていますが、正直「多世代」という交流はあまり身近に感じたことがないのですが、みなさんは「多世代の交流による子育て支援」は具体的に体験されていますか?amigoの活動の一環で過去に一度、すぐ近くのデイホームに子連れで遊びに行って交流をしたことがある程度でしたが、1回限りの交流だったので「おばあちゃんたちが喜んでくれてよかった~」という感想がある程度。地域ぐるみでの多世代交流が、どんなにいいことがあるのか。どうやったらそういう取り組みが具体的にできるのか。うまく機能するのか。なかなか具体的なイメージがありませんでした。唯一思ったのは、自然な形で地域や多世代に関わっていけるような場所があればいいんじゃなかろうか。ということでした。さあ、世代間交流しようじゃないか!と気負わなくても、足を運びたくなるような場所だったりしたらいいなあ。ひろーい一軒屋を改造した和風カフェで、あがりかまちでちょっと話したり、あっちのお部屋では囲碁だの将棋だのやってたり、こっちではおいしいご飯が食べられたりして、雑貨とかも売ってたりして(それぞれの世代の人の1坪ショップとかでもいいね。店番はお互いやるとか)、もちろん庭では子供達があそべて、目的はひとそれぞれ色々ありなんだけど、結果的に多世代交流ができるとか、時にはもう少し積極的にお互いの存在にふれられるようなイベントがあったり、感性のゆたか(これがポイント)なコーディネーターさんが橋を架けてくれたりして。そういう場所だったら、普通に行きたいかも。そして、自然な形で多世代交流の恩恵を感じることができそう。こどもが大きくなってくれば、学校経由、子ども会経由とかで地域に関わっていったりすることができるんだろうけど、未就園児の在宅子育て中の家庭なんて、なかなかそういう場に出会えないし。在宅子育て支援と、地域の多世代交流を一緒に図れるような場所があればいいなあ。と思ったのでした。4つ葉の視点で考えるとするならば、「こども関係にもっと資源をください!」ということを、直接おじいちゃん、おばあちゃんたちと話せるようになるかもしれないし、4つ葉多世代交流もアリなのかもしれない。お互いの存在を自然な形で理解できる場所であったり、それぞれの思いを引き継ぐことができる場であったり、そういうことが大切なのかもしれないですね。いいことばかりではなく、年を重ねることの意味だったり、人の命がなくなっていくということを目の当たりにして、命を身近に感じるためにも、多世代の交流はいいことなんだろうなと思う。旦那方のおばあちゃんは先日米寿のお祝いをしたのですが、ずいぶん記憶なんかはあいまいになっていて、とても可愛がっていた孫(同居)で親代わりとなって育てていたくらいのうちの旦那さんのことでさえ、もう名前は思い出せず、いつも自分の息子の名前で呼びます。うちのこどもたち、つまりひ孫達も、1~2ヶ月に1回はあっているのですが、その度「この子たちはなんてったっけね?どこの子だい?」と聞かれたりしています。うちの子どもたちはまだ小さいので、この状況がわからないのだけど、もう少し年を取っていったら、おばあちゃんはどうして父ちゃんのことを叔父さんの名前でよぶんだろうとか、どうして何度名前を言っても覚えてくれないんだろうとか、いろいろなことに気がついていくのでしょう。そうやって、色々なことを知っていくんだろうな~もともとは、普通に生活をしていればそういうものにであえるのだろうし、たとえば旦那方の千葉の家では4世代の交流が家の中にあるから、わざわざそんな場所をつくる必要があるんだねえ、、、なんて不思議がられてしまいそうですが、無いところには仕方ないですもんね。樋口先生も、「本来自然にあるべきものをわざわざ用意するのだから、必ずなんらかの仕掛けは必要です」というようなことをおっしゃっていました。不自然なことかもしれないけれど、その中からなるべく日常性をみつけたり、逆にイベント性を強めたりする仕掛けが必要なんですね。それから、多世代交流で必要なこととして、「引き継いでいくこと」「渡していくこと」があるそうです。今の60台後半から80台くらいの人たちは、戦争で上の世代をなくし、西洋化にむけた流れをまともに受けているので、上の世代から受け取る、守ってきた物を渡していくという行為がすくなかったので、下へ渡していく方法がよくわからない、ということもあるそうです。よく政治家とかに「なんでこんなおじいちゃんがいつまでも現役で居座っているのかしら!」なんて怒りを感じたりするのですが、彼らは何もなくなってしまった中から自分達が手探りでやってきた自負のようなものもあるし、引き継いできた経験がないから、渡し方がわからないのですかね。(利権にしがみついているひともいるだろうけど)でも、うまく出会える場所、継続的に触れられる場所が地域の中にあれば、お互いの存在が身近に感じられるようになっていくだろうし、そうすれば下の世代に引き継いでいこう、役割をになっていこう、と思ってもらえるようになるのかも。この子たちのためになんかしてやろうじゃないか、、、と。そして、私たち自身も、もっと回りを見渡して、知りたいことがあれば教えて欲しいというべきだし、自分たちのこともどんどん発信して、社会に関わっていこうと思えるようになるのかもしれないな。なんだか、まだ頭の中でうまく整理が付いていないので、とても書くのに時間が掛かってしまっていて、なおかつなんとなく着地点もみえないのですが、もし、多世代の子育て支援に取り組まれている方、地域、団体なんかの方がいらっしゃれば、例を教えていただけると嬉しいです。最後までお読み頂き、ありがとうございます。
July 30, 2005
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★こんばんは。amigoです!土曜日担当、子育て支援グループamigoのスタッフ、ノゾミと申します。代表のまつださんと一緒に事務局をやらせていただいています。私達amigoは、世田谷区を拠点に産前産後の支援(主にお母さんの支援)をしている民間のグループです。スタッフ一同、乳幼児の子育て中という当事者性の高いグループでして、だからこそ「子育て相互支援」と言っております。(つまり、一緒に子育て楽しくしようよ、ということですね) ★amigoと、4つ葉プロジェクト私達amigoの4つ葉プロジェクトにおける役割は、「ひろげる」担当です。私達の活動や、私達という人間を媒体として出会う地域の方たちに「4つ葉プロジェクトって言うのがあるんだけど・・・」と広げていったり、地域の子育て支援仲間に「なんか一緒にやらない?」と広げていったり、そういうことです。当事者であり、子育て支援者である「現場の人間」ですから、それだからこそ出来ることはあるとおもうし、特に私は「イチ利用者からスタッフになったふつうの人(笑)」なので、子育て支援者としての経験もまだまだだし、子育て業界の社会的な見方、捉え方などもわかりません。社会的な制度や仕組みについても知識がないです。でも、そんな私でも4つ葉を通して色々勉強できるだろうし、そういうリアルな体験を発信していくことによって、「ふつうのお母さんたち」に4つ葉がやろうとしていることが伝えていけるかなあと思っています。土曜日は、私やまつださん、もしくは他のスタッフなどなどが交代で書いていくこととなりますし、時には二人が書いていくことになるかも。今後とも、宜しくお願い致します。 ★子育て支援者のコンピテンシーさて、今日の話題を少しだけ。今日は、4つ葉の呼びかけ人であり、「社会保障の4つ葉のクローバー」の提唱者である 淑徳大学教授 柏女霊峰先生もコメンテーターとして登場された「地域子育て支援における支援者のコンピテンシーに関する研究」報告会に、スタッフ一同(4名)参加してまいりました。コンピテンシーとは、ある目的を適切に達成・遂行する「力量」のことで、今回の研究内容はつまり、子育て支援者に望まれるものとは具体的にどういうものなのか、子育て支援者は支援のためにいったい何を身につければいいのか、その「コンピテンシー要素」を具体化して明らかにし、支援者の質を向上させる、というようなものでした。amigoスタッフとして活動して2年半。だいぶセタガヤの子育て事情や自分の住む地域の事情はわかってきたものの、もともと体系だって子育て支援というものを勉強したこともないし、「自分の体験を通して」得た物ばかりで、正直すこし心もとないトコロもあります。区の支援者向け講座に参加したり、まつださんを通して学んでいることもたくさんありますが、今回みたいに「どういう"力量"が具体的に必要なのか」を勉強する機会は、本当に望んでいたこと。そして、とてもとても参考になりました。細かい内容はまた別の機会に書きたいと思いますが、一番私が安心感を得られた言葉は 「完璧な支援者が1人いるだけよりも、多様な支援者の組み合わせによって、有機的なコミュニティが形成されているほうが現実的であり大切」ということでした。支援者として必要なこと、力量は具体的に色々あるけれど、一人一人が全て獲得しなければいけないわけではなく、それぞれの個性や特長を活かして、その「場」を支える人たちがチームとして補い合い、引き出しあい、学び会えばいいんだー・・・と、とても前向きに安心ができました。今回のコンピテンシーは、子育て支援者を専門職化するために具体化したのではなく、あくまでも支援者の質を向上させるために行っていることで、どれも必要な要素だけど、それがすべて揃っていればいいというようなものでもないということですね(いや、もちろん揃っているほうがいいのですが。コンピテンシーの獲得はしていきたいけれど、その獲得に大変な労力をさくよりも、その前に伸ばせるコンピテンシーもあるわけだし、スタッフみんなでそのコンピテンシーを分け合えれば、その方がいいのですね・・・これからamigoのスタッフとして何か出来ることあるかも、と思って今日参加していたIさんも、今回のお話はとても勇気を与えてもらったようでした。それから、わかってはいても今一度肝にめいじたことは、柏女先生のお言葉で 「対人援助職として陥りがちなこと」です。 相手にのめりこむ、相手が合わないときに攻撃などをしてしまう、自分が癒されたいがために援助を行う などです。そして、なによりも大切なのは、こういった状態におちいってしまったことに自ら気がつくこと、なのです。産業カウンセラーの養成講座を受講していたときにも、カウンセラーとしての注意もこのようなことを勉強しました。最近、私生活でも「自分が人を変えられる、助けてあげられると思うのはごう慢なこと」という教訓を得たところでしたので、あわせてしっかり胸に刻んでおこうと思います。他にもたくさんたくさん、シェアしたいことがあるのですが、今日はこの辺で。**By イチカワノゾミ**02年4月生まれの男の子と03年12月生まれの女の子の母親。2歳年下の旦那さんとの4人暮らし。長男の育児休業中にたまたまamigoのベビーマッサージクラスを友人に誘われて受講し、「こういう世界があったのかあ」と驚き。どうせ育児休業終わったら会社に戻るし、地域に仲間なんて特にいらないかも、と思っていたけれど、amigoの活動を知れば知るほど(まつださんを知れば知るほど?)、こういうことって必要だよなあ、私もなにか出来ないかなあ、と思うように。もともと会社での今後のキャリアに悩んでいたことや、感覚的に自分の生活に近いところで仕事がしたいと思っていたこともあり、子育て中の今出来ることを今出来るやり方でやりたいと思い退職を決意。退職と同時にamigoのスタッフとしてお手伝いを開始、今に至っています。03年秋からは、カラーセラピスト(オーラソーマ)としての活動も開始。子育て、親育ちの真っ最中です。
July 9, 2005
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