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品川の武田です。上記で本のお知らせがありますが、その名も「育つ・つながる子育て支援」 だそうです。昨夜はまさに「つながる」を体感してきました。わたしの所属するNPO法人ふれあいの家ーおばちゃんちを描いた「品川で100人のおばちゃん見~っけ!」の出版記念会が著者の丹羽洋子さんと文中に登場する方々とで行われました。新しいチラシもでき、そこには4つ葉でおなじみの方々からもご推薦いただき、まことにありがとうございました。子育てを通してつながっていることを実感した瞬間です。振り返ると、今につづくきっかけとなったのは、もう5年も前のSKIPの制作講座のこと。だれに頼まれたわけでなく、「楽しそう!」だから自分で望んで入れてもらいました。年々楽しさに拍車がかかり、それに応じて活動もひろがり、仲間も増えました。仲間がいたからできたことも沢山あります。そして、そのことによってさらに仲間の輪が広がりました。活動していることの目的の達成、もちろんそれもとても大切。しかし、何より作り上げていく工程のコミュニケーションとわかりあえる楽しさ、積み上げられる信頼がつぎのやりがいの原動力になる。その信頼にすこしでも近づきたく、自分も育ちたいと思って本を手にする機会と動機がグンとめばえました。その動機に、あの人の顔もこの人もあんなことも、こんなことも次々浮かぶことが今は何より楽しい日々。こうしたつながりに喜びがあるから、この場にいたいと思う。そして何かできたら、と思う。そしてそして、私もつながれたご縁だから、きっと誰だってつながれるよ、なにか出来るよ、と思っている。もしかしたら、もうあなたにつながっているかもしれない。ただ今みえてないだけ・・・・かな。僭越ですが、文中に登場した本はこちらです。品川に100人のおばちゃん見~っけ!
February 28, 2009
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品川の武田です。毎月21日は4つ葉の日ということで、今年度は昨年4月21日から公式HPの更新に力を注いできました。今月も昨日、『わたしのものがたり』を更新させていただきました。ちなみに、今月は4つ葉事務局スタッフでもあり、こちらのブログでもおなじみのいしやまきょうこさんです。4月から、今月までの11人の『わたしのものがたり』。ひとりひとりの2000年からの2007年のストーリーを拝見して感じたことを『わたしのものがたり』の9月で紹介させていただいた小原聖子さんの言葉を借りて言えば「ほかのNPOのリーダーの方々との交流が、本当にたくさんのヒントとパワーを与えてくれた。特に、もう10年近くそんな道を通ってきたような大先輩方の言葉は一つ一つ貴重なアドバイスとなった。 」まさに、そうです!11人のみなさんのことばをあつめてみました。・・・・・・・役割、天命、語り部、やりがい、環境づくり、システムを変えよう、周りを巻き込みながら、還元、しくみを作る、活かされて生きる、力を尽くす、地域に貢献、地域を変えていく。・・・・・・・先日の杉山さんのブログであがっていたキーワード「自立」。自分の今、やれることは何か。それをどれくらいの思いでやるのか。一度問いきったところがスタート地点なのだ。11人の『わたしのものがたり』はあなたのものがたりときっとどこかで並走したり、交差してることでしょう。
February 22, 2009
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今日の読売新聞生活欄に、こちら4つ葉のブログでもおなじみのせたがや子育てネットの松田さんのコメントが紹介されていました。オンラインライトの掲示板に寄せられた反響の大きかった話題「飲食店で授乳 平気ですか」に包括してコメントされていました。話題の内容はおいといて(2月15日の読売新聞朝刊17面をどうぞ)、そのコメントを拝借させていただくと「社会での子育てのマナーについて、まだ議論が十分されていない。どんなときにどうすればよいか、親も周囲も主体的に考え、アドバイスし合えるような空気をつくりたい」とありました。(松田さーん、新聞から転載させていただきましたー。)私は現在、NPO法人ふれあいの家ーおばちゃんちにて保育サポータ養成講座を修了した方々の活動の場である子育て中のお母さんの自主活動中の保育を出張してサポートする出張保育「えくぼ」の一員としてスケジュール管理やときに現場に出向いたりしております。この週末も土曜日は月1回の保育の振り返りや伝達事項を行う連絡会があり通称:おばちゃんの熱い思いや、子育てに距離をもったからこそできる配慮や視点からの考察をうかがいました。また日曜日は0歳から9歳の20名近いお子さんを見守る保育サポーターの一員として活動しました。昨年6月から「えくぼ」に入り、子育て当事者から子育て支援者の顔も持つようになりました。しかししかし、実はまだまだバリバリの子育て当事者でありましてときどき自身の中で混沌し、葛藤もあったりするわけでして。今日も20人のお子さんのなかに、私の担当部屋とは別室でうちの4人も見守り保育のお世話になっている(おいおい2割じゃん)状況で、それを仕事と呼べるのか支援と呼べるのか今も心にしっかり線引きができないでいますが「それもあり」を受容してもらえる場に感謝しながら一日一日を乗り越えている毎日です。そんなふうに悶々とウツウツな思いを抱えながら、子育て支援は子育て支援者と子育て当事者、栗饅頭の断面みたいに、餡と皮が分離されているのではなくパイやミルフィーユのように幾重にも層になって重なり合ったところに味わいがあるなーと思いました。「おかあさん、がんばってー」でなくてこの世に生を受けた子どもと、その瞬間から母(父)になった女性(男性)が近くにいる誰かに出会ったところからはじまり、その誰かから誰かにまたその先の誰かに・・・と、連綿とつながる先に先日の3姉妹さん(苦笑)がいてそしてひとつのリーフパイになっているのが4つ葉だと思います。お砂糖のついたところもオーブンの底板で焼かれた部分も中間のふくらんだり、真ん中のその一層一層がメッセージを寄せてくださる先生方や、HPの「わたしのものがたり」の方々、行政マンさんだったり、NPOさんだったり・・・。このリーフパイのこの辺がわたし、この辺があなた。ちゃんと一つの層をつくっている。だから、まずこの薄い薄い1枚の層からわたしたちははじめよう。議論したり、主体的に考えたり。そしてその薄い層もきっとだれかに支えられて、きっと誰かの支えになっている・・・。また混沌としてきたら、リーフパイを見つめて、そしてさくっと食べることにしようー。
February 15, 2009
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おはようございます。品川の武田です。神出鬼没ですみません。こちらのブログにお邪魔しはじめて、もうすぐ1年になります。大した量でもないので読み返してみると、同じことを繰り返し、そしてあまり進歩のない内容に愕然としますがいつもいつも「痛い」と終始愚痴ったブログになってました。さて、遅ればせながら、杉山さんの新刊を読ませていただきました。タイトルが『はじめよう!子育て支援・次世代育成支援』。出版社も前著『子育て支援でシャカイが変わる」と同様の日本評論社さん。一見ネーミングが、堅い堅いー。「おかあさん♪」、と呼ばれる子育て当事者で、いったい何人が書店でこの本と巡り合えるのだろうと想い馳せるとつたないながらも「わたしたちおかあさん」に、この本を伝えずにはいられない。・・・まったく、いつもながらのおせっかいの思い先行型です・・・。タイトルで、内容を堅い専門書のように思い正直杉山フリーク?なので、新刊は楽しみでありながらも、弱い脳的には課すように読みはじめました。PC画像ではわかりにくいかもしれませんが、バスケットにあふれる4つ葉をもった4つ葉ちゃんがちょっこり4つ葉にのっているのがほほえましい表紙です。4つ葉のはっぱの色がひとつ違うのは、もう杉山門下おかあさんたちなら何を示しているかわかるよねー。はじめに、の最初の5行は想定内。4つ葉のブログではよく目にするものの、決して決して身近ではない、会の名前のオンパレート。やっぱな・・・の思いと覚悟で読み進めようとすると、早くもそのページの最後の行で、電流が走りました。勢いだけで、素手で穴を掘るように読み進め、ときおり幾度も幾度も痛みを感じながら正直こみ上げてくる波を乗り越えて読破させていただきました。わたしにとって読み終えた読後感は、専門書というよりドキュメンタリー。あの部分ではあの人の顔を浮かべ、この部分ではこの人の後姿をかんじてやまない1冊。そして自身のここ数年を振り返った痛くて重くて、でも自分の前にたくさんの先輩が踏み歩いた道を感じた1冊でした。わけもわからず飛び込んだ杉山ゼミから2年。もう2年です。この2年は決して無駄ではなかったとは思いますが、要領という意味では無駄の多い2年でした。でもやっぱり、子育てが大事だっていってくことは誰に頼む・頼まれるでもなく、今子育てしている自分たちがいいたい。本のあとがきにもかかれているのですが『「子育てを通して人は成長することができるし、そんな人たちが集まれば、社会はもっとよくなる」ことを確信するようになりました。』と。『「子育て」って、やっぱり大事。それぐらい価値あることだと、思います。』そう、これをいま子育てしているあたしたちが、いわなくちゃ!これがいいたかった。(時には自信喪失するときもありますが・・・)先月22日に、千葉の知人のお招きで4つ葉を語る、囲む小さな会を催していただきました。(Lさんありがとう~!)たしかにわたしたちは多くの場合「ママ」と総称で呼ばれ、シャカイを語ることより流行を語ることを、らしさ、として多くを選択してきたかもしれません。しかし、実はそうしながらも、それが必ずしも居心地がよかったりするわけでなく子どもの成長に連れて次の新しい居場所が降ってくるまで、なんかモゾモゾしながらやむを得ず居座ってる、そんなウツウツとした時間を過ごしている。しかししかし、いまや時が過ぎて解決していくのを待つのではなく、自身からこんなことしてみよう!と動きはじめるおかあさんたちにわたしのまわりにも、とくに4つ葉に入ったここ2年、沢山出会うことができました。先日お招きくださった方も、そんなお一人です。わたしはそのようなおかあさん仲間にこそ是非この本を届けたいのです。自分もそんなおかあさんの一人と思っていました。だけどだけど、本を読み進めていくうちに自分の子育て支援の現在地?をこの本でいえば何ページと置き換えたことでまたまた痛さをみてとってしまったー・・・。(今やってること(「第2回品川子育てメッセ2009」7月3日開催の実行委員長をしています)として、本の後半部分まで達していたいところだったが・・・・)あの人はわたしの苦手なこういうことができそうだ、この人が目指しているのはこういうことだ、応援したいな、・・・とまわりのおかあさんたちがただのママ友でない心の高まりを今感じています。その手法などをこの本で学ぶ。足りないところを補う。「思い」だけじゃ、ダメ。確かにダメなんだけど、でも、「子育てを通して人は成長し、社会はもっとよくなる」と「おかあさんのそこぢから」を信じてくれているから転んでも立ち止まっても幾度も立ち上がって歩けます。そしてその信じて与えてくださった力をお世話になった方たちにはお返しができなくてもわたしたちの次の世代と子どものためにちゃんと届けたい。とっても痛かったけど、なんだか、なんだかちょっとうれしくって、頑張ろう!と思えた読後感でした。
February 10, 2009
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武田@品川です、担当曜日外で失礼いたします。品川では先日平成21年度4月保育園入園申し込みが終了しました。我が家も保育園待機児童を抱えておりましたが、この4月からは幼稚園に入園することになりました。待機児童だった末娘は不定期ながら勤務するときは、民間の一時預かり、自主活動のときは公立の一時預かりに託して活動しています。去年まで待機児童の二女は幼稚園に入園。一時保育と幼稚園の並行利用を重ねるごとに、保育園と幼稚園の違いを肌で感じています。両者の違いは私がここに述べるまでもなく、読者のみなさんのほうがお詳しいでしょう。漠然とした思いを昨年一度「園を選ぶ」として過去にこちらのブログで綴らせていただいていました。あれから、さらに利用を重ねることで、どうも働いているから、働いていないからだけで、こどもの預け先として保育園・幼稚園をふるいわけることは自身の中で大きな違和感を覚えるようになりました。その違和感をここで述べるにはまだまだ勉強と力量が足りず言葉にできるまでまだ時間がかかりそうですが、園の果たす機能が、定員や費用に左右されることなく、ニーズで選べる環境がほしいと思っています。いま、両者は機能が拡充されつつあります。保育園の在宅子育て支援、幼稚園の延長保育、幼保一体施設。一見どこも選べる状況は、本来のニーズにあいまいに応えただけの現状にみえる。これから、だ。保育園の民営化の中村美香子さんからあがるご報告の中での取り組みには毎回頭がさがる思いです。幼稚園の中でも、行事ごとに保護者が企画し、運営して行うものも多々あります。だけどやはり何か、大きな違いを感じてなりません。母親が働いているから??幼稚園にもいないことはないが・・・。昨日も幼稚園のお迎えでは得られない、安堵感を一時預かりのお迎えに感じていました。親支援・・・・?・・・ああ、今日もわたしは誰かに確実に支えられている。ありがとうございます。追伸 毎月21日は4つ葉プロジェクト 公式HPの更新日です。今日21日もすでに更新していただきました。ブログTOPのチアガールの4つ葉ちゃん「毎月21日は4つ葉の日」の大きなバナーをクリックしていただければ http://yotuba-project.net/ こちらにリンクで飛んでいただけます。
January 20, 2009
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品川の武田です。年末ブログをお休みいただきました、当番曜日ではありませんがちょっと今日お邪魔します。4つ葉は大事、大切なこと。パンフレットをこうして手にとってみて、まったくだー、その通りだー、と思う。だけど・・・、目の前のあふれかえる雑事や損得に気がかたむき一日が暮れていく。当事者としての目の前の子どもと、当事者性をもってみつめたい子どもたちのことで心があふれかえり、あふれていく。思いは底の底に沈み、いつ引き出すあてもないまま、水面ばかりをジャバジャバかき回している日々。時には気がつくと考えることも手放し強力なリーダーシップにぶらさがらんばかりだ。そしてぶらさがりながら、あーでもない、こーでもない、というのだ。ダメだなぁ・・・。と、自己嫌悪に思いながら子どもたちに目をやるとキャッキャ、キャッキャと実に楽しそう。『子どもには自らの力で人生を切り開いていく力があります。』(4つ葉パンフレットのことば)・・・そうだよなぁーっ!『親をはじめ、周囲の大人にできることは、子どもたちみんなに、【この世界は安心で安全で、君たちは愛されているのだよ】と伝えること、子どもの持つ力を引き出し、成長段階において必要な「経験」と「知識」を与えること、その力を発揮できる環境を整備することです』『そのために【自分は何ができるか】を考え、具体的なアクションにつなげていこう。』自分は何ができるか。大きい、小さいでなく。自分は何ができるか。子どもと子どもたちに。自分は何ができるか。・・・できるか、自分。
January 6, 2009
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おはようございます、品川の武田です。毎月21日は、当4つ葉プロジェクト 公式HPの定期更新日です。主に東京組が取材・編集を、アップは兵庫の綾部さんが担当しています。(綾部さん、今月もありがとうございました)私の主な担当は「行政マンリレーエッセイ」。国や地方自治体の子育て支援などの取り組みについて4つ葉のためにエッセイを書き下ろしていただきご紹介しています。地方で子育て支援に取り組んだ・取り組んでいる行政マン・行政ウーマンの方々の現場からの生の声を日頃黒子に徹しているみなさんに、毎回ご無理を承知?!でお引き受けいただき子育て支援施策に対する思いを書いていただております。現在私も品川にて、協働事業の計画を進めています。協働とは程遠い位置からの、ズブの素人に近い子育て当事者集団で動いていることもあり、時につまづきを起こしたりもします。そんなとき、このページを訪れ、閉塞した考えから脱却するヒントを得ています。先日も連載vol.02からーーーーーーーーーーーーーーーーーーひとつは、「やらされ感」を起こさないこと。(中略)もう一つは市町村と協働で事業ができる団体に育ってもらうことーーーーーーーーーーーーーーーーーーそう、育たねば・・・と、気持ちを引き締めました。今回のvol.04の最後にもーーーーーーーーーーーーーーーーーー「市民協働は、行政の肩代わりではない。市民団体やNPOは行政の下請けではなく、行政だけではできないことを実現するためのパートナーだから・・・」ーーーーーーーーーーーーーーーーーー果たして「パートナー」と呼べるべき存在になり得ているか?協働事業をする自覚が未だ「おかあさん」のままでいないか?時に訪れる自身の中でのユレとブレ。当事者と当事者性の隔たり。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー「子育てって大変なこともあるけど楽しい」と思える人が増え、子育ての当事者が次の支援者になれるようになり、地域のみんなで子育てを支えていける社会の実現を目指して日々努力していきたい・・・ーーーーーーーーーーーーーーーーーーvol.04の最後にある言葉は、まさに私も同じ思い。「日々努力」・・・しかし自身に『実際どんな?』と問いかけ、身につまされて、痛い、です。正月目前、来年も「絵に描いた餅」で終わりたくないっ!
December 21, 2008
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品川の武田です。先週末は忘年会の今年一番のピークだったのではないでしょうか?ご他聞にもれず、品川の仲間ともそんな宴席がこの週末繰り広げられました。上は60代の子育て、孫育て中の保育サポーターさんから下はお母さんと一緒に出席の1歳児。年齢順に自己紹介しよう、となり探り合うように「次はわたし?」と60代、50代、40代、30代、20代、・・・そして同行の一桁代。(残念ながらこの日は10代はいなかったです)老い?も若きも、今年のよかったことを語りあいいろいろあったが、いい年だったと盛り上がったひとときでした。(幹事さん、準備の方々お疲れ様でした)印象的だったのは、その席にいたメンバーが仲間意識や連帯感はあるものの個々のコアな活動場所が重複しながらも微妙に異なり、異なった部分でまた誰かと重複している。縦横無尽にネットワークが広がり形成されていることでした。子育て当事者も支援者もグループもすっかり旧知の仲であるようなこのような姿は実はまだまだ日が浅く、ようやくはじまったばかり。自分ひとりではできないことをここのみんなとならできる気がする、それも楽しく。そしてここで生きることが楽しいことと伝わったら、きっと誰かが誰かに伝えてくれる。上の世代の方から降るがごとくの学びの数々に日々導かれる、来年もあの場で、またみんなと会いたいな。
December 14, 2008
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12月になりました。2日遅れの更新の品川の武田です。先週1週間の4つ葉のブログ、はっとさせられる言葉が満載でした。特に11月24日の杉山さんの「・・・それで落ち込むなら、どん底の底まで落ち込んだらいい・・・」には息をのみました。子育て支援者とは、「ともに生きる人」。その後それを受けて11月25日のいしやまさんからも「子育て支援の活動を通じて学んだことは私の子育てにとても役立っていますし、その上で私の子育てを子育て支援の場に役立てることもしていける・・・」には、うなずきながら読ませていただきました。自身もすこしは、子育て支援者のはしくれでありながらどうも当事者間丸出しで、当事者性の意味さえ判りかねながら目先の支援に手を出しては自分の当事者都合のたびにひっこめていた。・・・が、とうとう最近では出した手をひっこめられなくなってきているこのごろに、ようやく「当事者性」の意味と重さが判り始めてきた、というよりいやがおうにも感じざる得ないような場面に遭遇しています。現在3歳児を在宅子育てしながら、ときにはわが子を人に託して、他のお子さんを見守り、お母さん方の活動支援や自主活動を行っています。まだまだ自主活動がまわりでいう仕事の域に達しないため、保育園入園もままならずと、いいながら他の仕事を得てでも保育園にいれようという気概が足りず、・・・こんな軟弱な経験は果たして誰かの役に立てるのかどうか、いや自分こそもっと「自らの底」に恐れず向き合うべきだと感じています。當間さんの「長くて重い人生の話」を楽しみでありながらもまた気がつかない何を知らされるのか、楽しみのようであり、怖いようでもあります。いよいよ今年も終わりに近づきながらもまだまだ「当事者性」の「性」がはるかに遠いことに気付いて気持ちの上ではなんにも終わらない、いや始まってないことに愕然してる家の中も心の中もしっちゃかめっちゃかのわたしなのでした・・・・。
November 30, 2008
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立冬も通り過ぎ、先日コタツを出した品川の武田です。昨日は、地元品川でお産に関するイベントが開かれ、一日お手伝いとして参加してまいりました。いつも4つ葉のタウンミーティングでスタッフを買って出てくださる「マドレボニータ」さんや前回担当日のブログでご紹介した「おおたde子育て」さん、私の品川での所属「ふれあいの家ーおばちゃんち」やかつての所属「SKIP」も含まれた『品川産前産後ネットワーク』が出展しておりました。これからはじめてご出産される初々しい方々や二人目を妊娠中のお子さんをあやしながらの、前者よりちょっと肩の力が抜けたママさん、子育てに手のかかる時期をひと段落した、自主活動や運営を紹介する先輩ママさん、企業、行政・・・といろとりどりの一日でした。沢山の方々とお話する機会に恵まれ、(途中、ロッテンマイヤーさんにゲキをいただき♪)いま話題になっている医療体制の話、今まさに産みと直面している渦中の不安ととまどい、産んだ後の職場復帰の保育園確保または、幼稚園入園(今年度の港区・品川区の隣接するエリアは、私の知る過去10年弱で一番の門戸狭き年だった)・・・など胸を痛めながら子育てに直面している、不安でいっぱいのお顔が印象的でした。反面、その時期を乗り越えて、今まさに自らの活動にまい進しているお母さん方の元気なこと、輝いていること!この二つを対比しながら「私は何ができるのだろう、何をしたらいいのだろう、何をしたいのだろう」と再度自分に問いかける機会となりました。そのような中で、個人的に4つ葉をご紹介させていただくのですが、高野優さんが描いて下さった、あんなにかわいい「4つ葉ちゃん」をもってでさえパンフを読み終えて「硬いわねー!」をいわしめる、4つ葉とはいったいなんぞや??ここのところ、あちこちで、4つ葉の武田とご紹介させていただくたびに「硬い」の言葉に出くわしこの軟弱な軟派の武田でさえも、「硬い」といわしめる「4つ葉」とはなんぞやー!と、ひとり悩み叫ぶこのごろです。ほんとに、「硬い」のかなぁ?「難しい」のかなぁ?変な言い方すればわたし、ちゃんと大学を出てないし、パンフのデータをソラでいえるほど、その社会背景を2時間語れるほど勉強が足りているかっていわれたら、小さくならせていただきますし、正直、いまも「4つ葉です!」っていっちゃっていいのーっていうキャラなんだけどパンフに書いていることって、ほんと「切実」。4人の子どもに恵まれて、この子達の明日や未来を思うといてもたってもいられなくなる。自分の今晩のおかずを心配する(ちなみに今夜はキムチ鍋にもう決めました)のと同じにその横で明日とその先の未来の幸せを祈る。いや祈るだけじゃなくて、絶対そうしなくちゃいけないといてもたってもいられなくなる。だからってわたし一人で不安がっていても、一人で自分だけの不安をぬぐいさっても根っこは何にも変わらない。恐れ多くも「4つ葉さま」にわたしなんぞができることなんて・・・(とは、いわれないけどw、すみません(汗))・・・・ほんとにできないかな?自分たちの子のために。なんにもできないかな?わたしは、できるよ。パンフにあった「私たちが始める10のアクション」の(1)自分たちの暮らしと子どもたちの将来を考える・・・子どもが生まれたときからできたじゃん!・・・あ、みんなもそうだよね。(2)「4つ葉プロジェクト」の考え方をあちこちで宣伝する・・・いま、すこしづつ楽しんでます。ご縁が広がって、逆にみなさんから元気をもらってます。(多くのみなさんが個人ブログにバナーを貼ってくれてますね!ありがとう!!貼り方は、横のフリーページの中に書いてあります♪)・・・・・・・・・・・・・・・・・ちょっと、途中はあやしくなるけど、最後、(10)「自分たちにできることは何か?」できることを始めてみる。・・・このブログで今自分のできることを自分の身の丈でご紹介させていただきました。・・・「4つ葉」って硬いですか?もし硬いとしたら、子どもの未来を思う「決意」が堅いんだ、そうだ、そうなんだ。(それは、周りからビンビン感じます~!!間違いないっ!)わたしも今日から「硬い」を「堅い」と受け止めますね!
November 16, 2008
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おはようございます、品川の武田です。先日、當間さんの縄張り?の大田区で行われた区民大学の講座に出席してきました。講師は、杉山さん。『「生きる力」をはぐくむ。~あなたの想いが子どものエネルギー~』実は、私が杉山さんの中規模の講座を受講するのは初めてで昨年3月に開講された杉山ゼミが初対面、初受講という無謀さで飛び込み、それからタウンミーティングやシンポジウムのコーディネーターとして話を伺う機会はあったが、自分レベル?のかみくだいた講座ははじめてで品川から無理やりねじ入れて込ませていただきました。(主催の大田区教育委員会さま、ありがとうございます)情報とは?とはじまり、その後、4つ葉のパンフを手に、ミクロ、メゾ、マクロの考え方を説き、各ポイントをより掘り下げ、時には「出たーっ!杉山節っ!」の毒霧殺法がポロッとこぼれーの、4つ葉ブログの音源バージョン、ヒットパレード!でも実はその毒気は、「時々は怒りなさい」。「堂々と怒れるためには、裏付けの勉強も必要になる」と受講生にもピリリと効いて最後は圧倒され、シビレっぱなしの私たち受講生たちでした。(よね?みなさん)いまや「品川の武田です」と名乗っておりますが、5年前は、大田区の武田でした。まさにちょうど5年前、私は講座を受講しながら「おおたde子育て」という冊子づくりを行い、そこから今につながっているのです。当時も今もあいかわらず才覚には恵まれていませんが、人とのご縁は、水滴が輪を描くようにひろがり、いまや近隣では「ああ、あの武田さんね・・・」と子育てへの想いを自分の言葉をもって語り、想いを形にしていく場を少しづついただけるようになりました。杉山さんの話を聞きながら、5年前とまったく変わっていない教室で、5年前、共に同じグループで受講した、杉山さんの1週前に講師を務めた「おおたde子育て」代表の高橋陽子さんの横顔をみつめて、この日に至る道のスタートラインはまさにこの場所だった、と思うと胸があふれてきました。特に当時は「社会を変えよう!」という気概もなく楽しそうだから、と入ってきて創ること、情報を発信することの醍醐味を知り品川に転居してからも、その場に恵まれ、情報とは?と、感じ・・・・・・今に至ります。杉山さんが、最後に「この講座、最終なんでしょ?しっかり住所交換しておきなさいねー!」なんて呼びかけてのちに「私はスイッチを入れにきたの」とお茶目におっしゃっていました。そう、わたしも勝手な「ママらしさ」のイメージを作り上げて、社会に対して「思考停止」になっていました。子ども達に『安全で安心で愛される環境をつくる』、これがあれば『いい子』に育つの。じゃあ、『いい子』って何よ?・・・・・スイッチON!受講生のみなさんのスイッチはいかがですか?そして、あなたの5年後を思い描いて、書き留めてみてください。きっと、想像の枠をこえる未来が子どもにも、あなたにも、あるでしょう・・・・・追伸、先日、所属するNPO法人「ふれあいの家ーおばちゃんち」を描いた本『品川に100人のおばちゃん見~っけ!ーーみんなで子育てまちづくり』丹羽洋子著(ひとなる書房)が発刊されました。武田が品川でどんなことしているかも、95ページに紹介されています。「子育てを支援する人、される人」と括らないのびやかな関係を描いています。もしよろしかったら、お手にとっていただければ幸いです。
November 3, 2008
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ご無沙汰していた、品川の武田です。秋は行事が目白押し、イベントてんこ盛り。講座も講演も各地で開催され、またたく間にスケジュールはいっぱいになっています。インプット、インプットでこんがらがってアウトプットは子どもへの怒声じゃ、しょーがないですな、もぉ!この秋、我が家で大きな決断が下されました。「末っ子は(も)、幼稚園に行く」。待機児童だの、託児貧乏だの、好き勝手なことを言い放ってきて公立・認可保育園に入るための近道の無認可保育園に入れて働きはじめる、という選択にふんぎりをつけられないままタイムアップした形での最後の選択になりました。一時保育で何十回となく保育園を利用して思うのは、保育園と幼稚園の大きな違い。4つ葉を読むみなさんは、そのあたりの専門的な知識は私以上なので、そのあたりは省略しますが、肌で感じる、親子への心身サポートの度合いが異なります。地域によって、保育園児と幼稚園児の比率は異なると思いますが、品川では4:6、もしくは3:7の割合で幼稚園に通う児童の比率が高いのです。近年は幼稚園でも延長保育が行われていますが、都市部の母子密着、M字曲線、少子高齢化によっての女性の労働力確保・・・などの文言を前にして、「なんか違うよなー」と感じながらも、「なんか」がよくよく分かっていない自分自身の歯がゆさを感じつつ、当時2歳の娘が「兄姉とおんなじところにいきたい!」のヒトコトに安堵して「おんなじ」、「いっしょ」、「娘が決断したから」・・・と、私自身の生き方を考えることから答えを導き出せなかった・・・・逃げた結果になりました。(逃げたのか?・・・)「(幼稚)園を選ぶことは、親自身がどのような生き方をするのかといった選択(何を大切にするか)」(「いま、幼稚園を選ぶ」赤ちゃんとママ社 より)は、4つ葉公式HPでメッセージをいただいた大豆生田先生の言葉。この歳になって「生き方」なんて、と思いながらどう生きていくのか、など描くこともなくでも、このままじゃ・・・の思いで4つ葉にしがみついています。そろそろ、しがみつくだけじゃなく、支えるひとりになりたいな。
October 27, 2008
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品川の武田です。先にアップしてくださった、葦澤さんが運動会の時、我が家では学校公開(授業参観)でした。・・・来週は幼稚園の運動会。秋はホントに行事が目白押しです。公開日の二日間、すべての授業が参観OKとなっています。我が家は学校からほど近いので、ちょこちょこ覗きに行けば、そのつど教科書を忘れているじゃない!体育の帽子をかぶってないじゃない!はぁーーーーー?イライライラ・・・・通りすがりの知人が「私、算数と書写の授業は観ないことにしてるの。算数は習熟度クラス別で痛々しいし、書写は真っ黒に手を汚してるのが許せなくって。腹立ってくるんだもん。」それもそうだ!それらは観なければ、いいのだ。英語で元気に手を上げている姿、明るく澄んだ歌声、真剣なまなざしで取り組む図工・・・ここをみればいい。そういえば子どもが事前に「お母さん何時間目にくる?この時間、来れる?」と、やんわり見てほしい部分を提示していたっけ。・・・そうだよねー、誰だっていいとこ、みてほしいよね。本当に時に親は親というだけで、身勝手になると思う。 勝手に期待して、 勝手に打ち砕かれて、 勝手に責め立てる。子育てのフレームの上辺だけなめてさらって、とりあえずよしとし、それで足りないとわかれば、焦り、その気持ちに耐えられず、金銭の痛みをもって解決する方向に手をのばしていく。私たちは、いや私は、何を焦っているのだろう。朝夕の仕度では子ども達を蹴散らし、やらなきゃいけないことで身も心もキャパシティは大洪水。外に出れば、子どもと家事に後ろ髪。自己嫌悪になっても不思議ではないが、自己嫌悪で終われない、終わりたくないのが、私なりの4つ葉への思い。明日も誰かのブログの言葉に出会いがあって、ふとしたときに公式サイトの言葉が浮かぶ。そのような中で、この一年、抱えている焦燥感も、少しは立ち位置が変わってきている気がしています。・・・・あーーー、でも、・・・・・まだまだだぁ!
October 5, 2008
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品川の武田です。毎月21日は、公式HPの更新日です。今月は2段階に分けて更新させていただきますので、どうぞこまめにブログ同様、アクセスしていただけると幸いです。 ------前々回に書かせていただいた蝶の幼虫たちも、無事旅立つことができました。5匹の蛹がまだ手元におりますが、灰色の微動だにしない蛹は、果たして越冬なのか、蜂に寄生されたのかは、息子と調査中です。 ------このところ、かなり悶々としています。夏休みの始まりに、児童センター(児童館)などで子ども向けのプログラムの申し込みが一斉に開始され、申し込みにいきました。例年かなり人気が高く、先着順となれば、初日の朝一番に申し込まないと一瞬で定員を超えてしまうことも珍しくありません。去年、一昨年同様、朝一番に「私」が申し込みに行きました。「忙しい最中」をかいまぬって。もちろん申し込みセーフ!・・・嬉々として申し込み書に記入して、安堵の余韻に浸って一安心。ついでに一息、あれ?いつもよりクールな職員の先生と、ちょっと立ち話。私が雑談と思っていたその時間は、「気づき」を導かれた時間。子育て支援のはしくれを齧っているのに、子どもの土俵に平気でズケズケ昇ってしまっていました。自分では「頑張っている親」なーんて、誉れ高きことでもしていたかのように・・・。 ------先日、長女が2年続けたピアノに引導を渡しました。「ピアノやりたい? ○○ちゃんもやってるよ。」「やりたい!」「やりたい!」「じゃあ、習おうか」「うん」練習しないと、時に怒声をあげる私。自尊心は高く、自分より幼い子に進度を越されて悔しがり、しかし簡単な練習くらいでは思うように指は動いてくれない、興味は薄らいだ娘。・・・嬉々として通っていたのは、私。そう、私がずーーーーーーーーっと幼年から、習いたかったのでした。 ------前に「自戒」なんて文章を書きました。その後、進歩があったようにはないけれど、あのときのぞみさんがつけてくれたコメントの>私たちはきっと、いまある子育て支援の恩恵を>最大に受けられている幸せな家族だと思います。が、ジワジワジワジワ、体中に染み入っています。こうして4つ葉のそばにいて、まだまだ4つ葉のお役に立てない私です。こうしたブログをはじめ、公式HPの毎月のメッセージ、エッセイ、ものがたりなどに溢れんばかりの親と子どもたちへ真剣な言葉はかんちがいしてしまって、穴があったら入りたい私の足を逃げずに歩み直すよう見届けてくれる芯の強さがあります。是非とも、お読みくださいね。
September 21, 2008
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品川の武田です。昨日の松田さんの「チカラ」からの脱却を読んで、ああ、とわが身で思い当たることが次々浮かんだ。母だから、こうあらねばならない。2歳ならば、こうあらねばならない。これを学んでいるのだから、こうあらねばならない。ああしたいなら、こうあらねばならない。日々の生活を邁進したいと思えば思うほどこじ開けるように、また押し絞り出すように、圧力をかけてなかったか。 ・・・・・・・子育て当事者だって、なにか出来るはず。だから意見発信しなければならない。 ・・・・・・・手本になればと旗振り掲げても息を切らした船頭の船に誰も身をまかせるはずがない。「この指とまれ!」指にとまってもらうには、どうしたらいいのだろう。「チカラ」でないことは自明である。
September 7, 2008
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武田です。蝶の幼虫を育てています。地元では「蝶の道プロジェクト」が行われております。【生き物たちと共生できる環境づくり】がテーマのプロジェクトです。昨年まで区民環境記者であった私がそんなアバウトな表記じゃいけませんね。ただしくは、ナミアゲハの幼虫です。ナミアゲハは柑橘類を食草としています。一昨年、知人が蝶を羽化させたのに大いに刺激を受け昨年探しに探して手ごろな丈のレモンの木を購入し、この夏、新芽が芽吹き、次々と産卵、孵化するようになりました。歓喜の声も、そこまで。最初はその苗木上で観察していたものの、あっという間に成長し、最初の数匹が大きくなるにつれ、新芽が芽吹くのが需要に追いつかずレモンの木はたちまち丸裸に。私たちにとって「蝶のために」と買った苗木でも半年間、水をあげていた「レモンに情がある」母にとっては単なる害虫。やれやれ、こうも見方が違ってしまう、蝶にとって人家の中で生きるには、卵の産み場所ひとつも難しいようです。ごめんよ。。。。。あわてて虫かごに入れ、近所の他の木から枝を持ってくるもそこは知識不足で最初は硬い緑の葉を入れてしまい干からびていく青虫に「食べない、食べない」と悩んでみたり、試行錯誤の繰り返し。やがて黄緑色のやわらかい新芽しか食べないことに気がついたもののそうそう新芽は見当たらず、近所から町内、町内から区内と出かけるごとに目を凝らし、柑橘類の新芽を見つけてはこっそりへし折っては与える!?この頃です。先日は最初に足した新芽に卵がついていたようで、当初の5匹が12匹になり、いよいよますます食べ盛りになってしまいました。とほほ。「すみません、幼虫のエサにお宅の枝をわけてください」こう、すっきり言えればいいのですが、ちょっといいづらい門構え。そして、たった枝一本だし、と甘んじて、こっそり拝借。ああ、泥棒家業で後ろめたく生育。・・・でもまず、エサは絶やしちゃならない、命を預かるものの、それが使命だ???と、変な自己暗示で給餌に徹する。こんな感じでちょっと後ろめたさと、苦心もしてるので、最初盛り上がった子どもたちもいまじゃなんか付き合い程度で、テンション低っ!(正直な反応だ) ・・・・・・・よーし、明日こそ菓子折り持って、枝を分けて貰いに行こう!堂々と餌をもらおうよ、あげようよ。そして来年までに苗木もどーんと増やしていこう。ここで安心して、産んで育てておくれよ。そうできる力をつける、うん。そして、最初の5匹が蛹になった。蛹からかえる姿を母と子どもたちと見守りたい。「お母さーん、蝶もまんざら悪くないでしょ」ってね。 ------走りつづける。正しいか、正しくないかも分からないのに。だったら立ち止まって考えればいいんだけれど、だけど立ち止まることが、なんだか怖い。こうして揉みくちゃに時が毎日過ぎていきます。長いようだった夏休みも、もうすぐ終わりにきています。
August 23, 2008
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武田@保育士受験2年生です。今年も8月7・8日に保育士試験を受験してきました。私の受験会場は、4つ葉ではおなじみの大正大学。なんだかほのかに運命感じたりしました。ご存知のない方のために書きますと保育士試験とは試験によって保育士の資格を取得するもので、そのほかに保育士資格が取得できる学校・施設を卒業し、資格取得する方法があります。現在の多くは後者の学校・施設を卒業して取得する場合が多く、それでも平成19年には全国で38032人も受験されたそうです。(その中のひとりです)さて、その保育士試験、どのような問題が出されるかというと、社会福祉、児童福祉、発達心理学、精神保健、小児保健、小児栄養、保育原理、教育原理、養護原理、保育実習理論の10科目、出題数はおおむね160問になっています。それらの全科合格を経て、実技試験(音楽、絵画制作、言語のうち2分野選択し、受験)合格後、晴れて「保育士」の独占名称を名乗れるのです。(資格が無くても、保育業務に携わることはできる)なぜ、私は保育士試験を受験しようと思ったのか?・・・「親でない者が子どもの保育を職業(プロ)として行う」姿に、子育てに閉塞した親(自分)からみたら、それはそれは子育てへのすごい技術と能力を持ち合わせたようにみえたからです。子どもを所有物扱いし、時には叱責し、追い詰め、時は手も出る自分の子育てに、現状打破したい思いから、その知識にすがりたい一心が受験のきっかけでした。そう「専門性」。ちょうど昨年願書を出した頃に、杉山ゼミに参加し、松田さんも受験していたことを知ると、ますます自分の中で、自分の子育て上での必要性と、生き甲斐としての子育て当事者活動の上でも関わりがあることに気付き、今年の4つ葉のタウンミーティングのテーマも「保育」ということで、関心はスパイラル状に高まり、今日に至っている訳です。まだ自分の中で答えの出ない「当事者」と「当事者性」の違いもこの道を歩めば見出せると思っています。さて、その試験といいますと、社会福祉からは問1 B「平成9年に、児童の自立を支援するという理念に基づき児童福祉法が改正され、児童福祉施設の名称が変更された」というくだりがあって、・・・へー、ブログにも児童福祉法の一部改正の話題が何度もあがっていたなぁ・・・と、試験中によぎりました。また、児童福祉からは、問6 A「平成15年に改正された児童福祉法において、市町村における子育て支援事業の実施が法定化された。」同じくB「平成15年には、次世代育成支援対策について、基本理念を定めるとともに、国による行動計画策定指針の策定等を推進しるために必要な措置を講ずる次世代育成対策推進法が制定された。」同じくC「少子化対策プラスワンで示されている取組の一つに、『男性を含めた働き方の見直し』がある。」と、いう文言がありました。そしてなんと教育原理からの出題では、問7「『幼稚園教育要項』の中に、『健康』、『人間関係』、『環境』、『言葉』、『表現』の5領域が初めて設定された年を選びなさい。」と、あり、先日4つ葉公式HPでアップされた大豆生田先生のメッセージの中に実は答えがありました!試験中にインタビュー中の様子が目に浮かび、神の啓示とばかりにマークシートをグリグリ塗りつぶしましたよ。・・・と、こんな感じで無事滞りなく受験が終了いたしました。来年も頑張りますーっ!!(おいおい・・・そんなオチかい)
August 10, 2008
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「親育ち」、という言葉に、初めて聞いたとき、正直「なにをっ!」とムカっとした。「子育て」でしょ、って。その言葉にあって、1年。なんて親(自分)とは傲慢なんだろう、と思う日々。子どもと24時間向かい合う日々の中、帰省の可否を問う連絡が。実はワケあって、ここ数年、ほとんど私の実家には帰省をしていない。ちょっとだけ親のキモチも分かりながらまだまだ子どもである自分を知る。未熟であり、未完である。親として、人間として。もしかして、子どもとしても。今日もこうして、考える機会をいただいた。私が足元にも及ばない多くの方が読んでいる、この4つ葉で。こんな人間が4人の子どもとどう暮らしていくか、何が幸せか。わたしは、まだ、わかっていない。
July 26, 2008
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都合の悪いときだけ、『お母さん』を名乗る、武田です・・・。・・・自戒です。子育て支援をしたい。場所が欲しい! 機会が欲しい! お金が欲しい!、と声を上げたら、「では、あげましょう。その責任とれますか?」の声で踏み出した足を引き戻す・・・。(実際ではそんな話は私には降ってきませんが(苦笑))「やっぱり無理かな、大変だもん・・・」と、さっきまでの威勢はどこへやら。外したがっていた『お母さん』のお面をかぶり直しはじめる。「だって子どもがいるんだもん」をいうのは、誰でもない、この私だ、きっと。子育て支援の自主地域活動をしながら、同時に子育てしていると、時折、思いの板ばさみになり身動きが出来なる時がある。最初の動機は「自身と子どものために」よかれと思ってはじめたものの、能力も時間もお金も費やし、責任を求められ、期待もされはじめて応えようと邁進していると、ついうっかり自身の家庭とその子育てこそが手薄になる。「子育て支援者なのにそんな子育てー?」・・・一番聞きたくないのが、その台詞。今している自主活動が、どんなに子どものことに関係してなかったら、子どもへうしろめたさを感じずにできることであろうと、思うことがある。「それじゃあ、本末転倒じゃない!」(爆)そう、自身の子育てがあるから、今がある。声が出る。さあ声を上げたら、またどうする?そう、こんな悪循環はひとりひとりの「小さな決意」で断ち切っていくしか他はない!!
July 12, 2008
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先週ブログをサボってしまったタケダです。幼稚園のバザー、タウンミーティング(ふつつかながら司会を務めさせていただきました)、所属するNPO法人ふれあいの家ーおばちゃんち5周年パーティーと怒涛のごとく行事が立て込みました。どこも、子育てに関わる場所で、それぞれの場でいろんな思いが過ぎります。活気あふれる幼稚園のバザー、お母さんたちの企画力、行動力には、6年間目にしても、さらに感動が呼び起こされるものです。タウンミーティングで特に印象に残ったのが、高山先生の私たちが今できることとして「ねぎらいの言葉は、現場で疲弊している保育士さんにはなによりの支え」ということでした。正直、いま出来ることとして「えー、こんなモン?!」と、タウンミーティングという仰々しい(と、自分で思い込んでいました)場で、こんなシンプルなこと???とあっけなくも思いました。だけどすでに、先週小1と年少の母さんが行動されているように、わたしも幼稚園の送迎の際には、今まで以上に意識的に「ありがとうございました」と感謝や承認メッセージを伝えてみますと、なんだかいままでよりももっとALL RIGHTな空気に包まれてきたように思えます。シンプルであり、誰でもできる一番の特効薬を提示された、高山先生に一層の奥深さをいまさらながらに感じています。(ブログを読んでいるお母さんたち、みなさんもご一緒にはじめませんか!)品川のおばちゃんちの5周年では、お世話になっている方々はじめ、区内(品川)で子育てを応援している方々が集い、ひとことメッセージを頂戴しました。今後も親子を支えて下さる揺るがぬ姿勢に、すっかり、一当事者として熱いものがこみ上げてきた次第です。じゃあ、子育て当事者はどうしましょう?子どもの両手を自分の両手でしっかり持って、向き合って、息苦しいとか、荷が重いとか、もしそういっているなら、勇気を出してその片手を離し、空いたその手を社会とつないでみてはいいのではないでしょうか?わが子を間近で直視しているその視線を、すこし距離を置いて背景である社会も視界にいれてみてはいいのではいいのではないでしょうか?・・・そりゃ、急にはできない、けど。「晩のおかずを考えるように、社会に思いを馳せられたら・・・」は、新しい4つ葉にパンフにある、わたしの大好きなことば、です。そりゃ、晩のおかずを考えるだけでも、たしかにヘロヘロなときもありますよね。でもそんなとき、もう一度去年のタウンミーティングのテーマを思い出したい。そして、「私たち、やっぱ何かできるよね」と思い直したい、たとえ、一・二度、空振っても・・・。かわいい4つ葉ちゃんが表紙のパンフレット、是非お手に取ってみてくださいね!品川界隈でご希望の方は、タケダがお届けいたしますよ。いよいよ夏休み。「子ども」のいる暮らしってなんだろう?と身をもって日々考える40日が、もうすぐそこに、はじまります・・・・・
July 6, 2008
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武田@品川 です。この2週間もいろいろありました。救急車に乗ったり、学校に幼稚園にお詫びしたり、お願いしたり、PTA広報委員に自主活動、大豆生田先生のインタビューの同行と飛ぶように時間が過ぎていきます。子どもを送り出し、幼稚園の送迎、買い物、習い事の送迎、まあ玄関を出たり入ったり。近所で一番出入りの激しい家だと自負しています(爆)そんなワケで煩さもまた格別。さすがに他では威張る私も、ご近所では平身低頭、「毎度煩くてごめんなさい(・・・子ども達じゃなくて、私の怒声がw)」はもはや挨拶代わりです。そんなおバカな母にみかねて、ご近所さんは「いい子たちだ」と顔をみるたび言ってくださるものだから本人たちは町内限定ですが、すっかり挨拶上手の子に育ちました。この街に住んで5年目。3番目と4番目の子はこの街で生まれました。慣れない3世代同居の閉塞感、居場所のなさ。世代間のギャップ。ままならない多子子育てなのに、それさえ自分の思い通りにできない煩わしさ・・・。そう、ほんと煩わしい。子育てっていうか家族というか近所というか、しっかり生きていくって、しち面倒くさい。でも、「お礼が大変だから、いただきものはしません」って思ってもみないことを面といわれたときの、あの寂しさ・・・。私も沢山いただきものをするのでわからなくもないけど、自分の存在を他で思い浮かべて、気にかけてくれる、それがありがたいと、歳を重ねるごとに思う。社会で子どもの育ちを見守り、見守られるってもしや今の時代、うっとうしいことなのかもしれない。「ウザ」いってやつ?昨日締め切りではありましたが、4つ葉プロジェクトのタウンミーティング、まだまだ受付OKです。2歳児では保育所に通っている子のほうが少ないくらい、在宅育児に対しての保育所の地域子育て支援の役割は?そもそも保育所への入所は保育に欠ける・・・とあるけれど、保育に欠ける、って?母親とプロの保育士さんの違いは?・・・と、保育所には通所していなくても(一時預かりをときどき)聞いてみたいことは次々浮かびます。中村さんが保育士さんに必要なこととして「受容」をあげられていました。私たちも受容される立場ばかりでなく、受容してほしいものです。近所のおじいちゃん・おばあちゃんを。中高生を。学校の先生を。友人・知人、そして子ども達を。本当に日々忙しいし、しち面倒くさいけれど、今日も頭を下げるか、子ども達のために。それで子ども達が健やかに育つのなら、案外苦労も安いものだ。
June 14, 2008
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武田@品川です。ここ一年、常に頭の隅にあるのが、「当事者性」という言葉。昨年3~4月に受講した杉山ゼミにて、その言葉と初めて出会った。そのときも、子育て「当事者感」丸出しで、「当事者と当事者性は決して同じものではない」と教えられた。子育て支援者は、そこに本人の背景を挟むのはありえないと。わたしにとって、かなり衝撃的だったのを、いまでも鮮明に覚えている。自分の子育てでなんらかしらの閉塞感や焦燥感を感じて、情報を発信したり、場を作ったりしていたのだから、そこに、本人の背景を挟むなといわれても・・・と、非常に理解に苦しみ、それならば自分にはとても無理だと暗澹たる思いで過ごしていたときがあった。あれから、1年。無理だとおもっていた、子育て支援の場に、まだ、いる!(苦笑)能力がついたとかいう以前に、自身の子どもが確実に手から離れていってる実感から見出せつつある心の余裕がすこーしだけ、子育てを客観的にみる目を持たせ、人の話に耳と心を傾けさせていっただけかもしれないが。午前中の街に、おんぶしながら、ベビーカーを押し歯を食いしばるように歩く、買い物帰りの若いおかあさんに、児童センター、いってる?オアシス(品川区の一時預かり)、使ったことある?SKIPは読んだ?・・・・・って、声をかけたいけど、抱えているモノの大きさに躊躇して、横を自転車で走り抜ける。でも、そして、振り返る。「こんちはー、暑いねー、まいっちゃうよねー」この先につづく言葉を、22日の4つ葉プロジェクトタウンミーティングでみつけたい。わたしの子育て支援は、はじまったばかりだ。
June 1, 2008
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「社会派」を謳う4つ葉の中で、ちょい軟派な 武田@品川 です(笑)ちょっとワケありで、このたび自宅を数日間留守する際に、下の子ども達、2、3歳児に「緊急一時保育」を利用しようと思いました。Skip(現役子育て中の親による、しながわ子育てガイドブック編集)にいたので、区内の子育て支援サービスはバッチリ頭に入っており、「この事例には、アレが使える」と、すぐさま思い浮かぶんです。……もっと不在度合いが高ければ、「ショートスティ」もあるな、といった具合に。けれど今回、結局は「緊急一時保育」を利用しませんでした。その理由は、高血圧と糖尿病の持病を抱えながらも、(夫の)母が、「終日私が見る」と決断したことにあります。もともと同居で、子ども達の特質もよくわかっており、心配するは72歳の母の体力のみといったところでした。チビたちの保育の他、小学生の子ども達の世話に、諸々の家族六人分の家事。少しでも日中に体力の温存をと、提案したものの、しかし、母は体を休ませられる時間を作れるだろう「緊急一時保育」のメリットよりもその際の、預けて迎えに行くことのほうが労力と考えたようでした。ですから、その体制に応え、頭を切り替え、留守中、特にお世話になるだろう方々に頭を下げて回る中、そんな経緯を話したら、「そんなの昔は、当たり前だった」と、一笑に付されました。家族に何かあった時、今でこそ数々の保育サービスがあるけれど、昔は、学校休ませてでも親類に預けたりしたことも、あったもんだ、と。そういえば、3日ほど前に隣に住む70代のおじさんが「いやー、週末、夜中に自宅で倒れましてね。 一人暮らしはいざというとき、情けないもんですなぁ」なんて語るものだからこの地に越して五年、ようやく、でも突然!その方に我が家の電話番号を告げることができました。私たちの世代って、こういうコミュニケーションを「面倒」と、徐々に遠巻きにして、今日に至ってしまったのではないでしょうか……つい、「ねぇ、ホントにそれで、いまの世の中このままでいいの?」と声を出さすにはいられない、キ・モ・チ。少し前に「託児貧乏」のタイトルで書かせていただきました。貧乏と例えた(私にとって)膨大な出費は、決して一時保育の単価が高いからではなく(我区で実施されている公立保育園の一時保育は、他と比較し、逆に安価な位だ)、今になって一回一回の利用を改めて振り返れば、どこかそんなおざなりに、子どもを誰かに託すことで生じる頭の上げ下げを「面倒」と、安価なサービスがあるんだもん、と「お金で解決してしまった」こともなくはなかったように思えます。そのことは、保育中の最優先すべき課題にもっとかけられただろう人員と費用を同じ子育て中の親ながら、安易に貪ってしまった、といえるのではないでしょうか。……あぁ。「子育ては社会でするもの」いつもいつのときでも、そのことを見つめて自らの立場の中で、少し心を配ることでできることを当たり前として身につけたいものです。そして、子どもたちの前で体現していく、それこそが親として、数少ない日々子どもにできることなのだから。さて、その母、なんとかうまくやっているようで、日中義姉を呼んでは、お茶を飲みつつの見守り自由保育のオリジナルスタイルを確立したようです(笑)反面、夫は、朝・夕の一斉保育に悪戦苦闘中(爆)…でも…、切羽詰まっての、一時的なことだからと、文句も言わず、進んで乗り切ってくれているけど、果たして、私が仕事を持って、その仕事を理由に、上記のようなことを望んだらよくある固定観念の二人がここまで心よく引き受けてくれるだろうか……。ありがたい思いも抱えながら、少し悶々としてなんだかやるせない。今はただ、珍しく得られた自分だけの時間の中で、今年二回目になる保育士試験の合格を目指して、事あるごとに本を開く日々です。そのような私も、6月22日のタウンミーティングを、とても楽しみにしています。保育を専門とする方々のご参加はもちろんのこと(若い保育士さんもどんどん参加して欲しい!)、保育園児の親御さんも、そうでない私のような幼稚園児の親御さんも、また保育園入園を検討段階の方々も「現代で生きていく子どもたちが、幸せになる、 ……であるための育ち」って何だろう、と、みなさんでじっくり考えてみませんか?会場でみなさんにお会いできることを楽しみにしています!
May 17, 2008
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昨日のGW後半初日、SKIPのメンバーと約6時間に渡る宴席を繰り広げていた。アルコールもなしで、まぁぁー語るのなんのって、つくづく自分は青い。本能的な弱いところも、ずるいところも既に知られてる周知の仲で、だから安心して己がさらけ出せる貴重な場。今後もそうでありたいと願っているし、自分もいつでもそうでありたい。昼間、映画を観にいった、家族7人で。新聞販売店からのサービス券の「プリキュア5」を、そもそも家族全員でみるはずだったが、息子が異議を唱え、急遽「相棒」との2班に分かれてみることに。それならと、72歳の母も同行。三世代での映画鑑賞もまんざら悪くない。NHK総合午前3時過ぎから、「SONGS」という番組を放映していた。歌手が自分の曲の解説や語りを入れた歌番組。昨夜は水谷豊。そう、いまやあの「相棒」の右京さんだ。その彼が、相変わらず上手いとはいえない調子で「カルフォルニア・コレクション」を歌う姿に、涙がドッと溢れた。私にとっての彼は、あの「熱中時代」の北野先生だ。先日の杉山さんのブログにもあったが、息子は現在8歳。そして、ちょうどそれを放映していた1978年、私も8歳だった。・・・こんな先生いたらいいのに、でもいるわけない、って、電気を消した暗い部屋で、布団の中からうつろにTVを見ていたことを、周りの家具とともに、8歳の頃が思い出された。息子よ、今、幸せかい?毎日が楽しいかい?こんな親で、よかった・・・かい?いまや小・中学生の合唱曲の定番ソング「Believe」。昨年息子が歌うことで、この曲の存在をはじめて知ったが、最近はめっきり涙腺が弱く、ホントよく泣ける。旋律で泣かされているフシも無くはないだろうが、やっぱり子どもに「I believe in future 信じてる」なんていわれると、正直堪える・・・。彼らに果たしてどれだけの信じてもらえるほどの未来を用意できているのか、ということを。日中、女児たちと見た映画、「Yes!プリキュア5 鏡の国のミラクル大冒険」で、偽の自分と戦い、昨日までの自分を越えていけるのは仲間の存在があるからだ!と、主人公の女の子がいった時、小学生の長女の横顔が、真剣だった。6歳、彼女には既に裏切れない友人がいる。「何にでも洗脳されちゃってー」なんーて、杉山さんの声が今にも聞こえてきそう。あはは。今まであまりに知らなかったことが多すぎて、すべての情報に意味や価値を置いてしまう。でも今、私が子育て支援に関わる意義は実にシンプル。自分が体験した育てと育ちの中での「あったらいいな」が増えていき、「なければいい」が減っていく、それをこの目で見て、体感したい。その「なければいい」体験の原因を知るために、いまは片っ端から本を読むしか、ない。そして喜びと、特に痛みを声に言葉にしたい。過大せず、過小せず、ありのままに。だって「I believe in future 信じてる」から、さ。私もね!
May 4, 2008
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PCまわりの、本当に雪崩が起きそうなくらい積み重なった去年の資料をどんどん捨てるべし!と片付けていたら、見たくないものが出てきてしまった。昨年度一年間の区立保育園の一時預かり保育利用状況を記帳した紙だ。利用した未就学児の数だけあるので、3枚。長女は幼稚園に通っていたので、それ以外の時間や休暇日に利用することが多く、1年間で利用回数は10回ほど、一回の利用時間はそのつどまちまちで合計70時間ほどであった。未就園児の下の2児のうち、上の子は週1回の未就園児クラスに籍があったものの大半は在宅育児である。自主活動や講座受講でやむを得ず子どもを同行できない場合、この一時預かり保育に依頼してきた。我が品川区は区立保育園で一時預かりを実施しているので、民間の一時預かりと比較したら、はるかに低価格。これは、本当にありがたい。・・・で、利用回数、40回。利用時間は170時間。・・・の、×2児。正直いえば、「あちゃー、使いすぎちまったー」。もう、子どもの心身に負担をかけてしまった、とか以前に、つい真っ先に財布に気が回る。旦那さんが働いてこその道楽だ。子どもだって、親の勝手で預けられて、可哀想ー。これだけ持ち出しできるんだから、大したもんだよ。社会参加?ボランティア?偉いわぁぁぁ。そんなことして、何の得があるっていうんだ。そーじゃないんだってばっ!!あたしが朝夕、子どもの命も学力もしつけの責任も背負って、すっごーく家事育児してるからこそ、旦那だって仕事帰りに一杯飲んで、ナイター競馬にいってるし、それも道楽やん。稼げばいいのか、稼がないものは小っちゃくなってるしかないの?親の勝手で預けてる、・・・そうだね。そうだよ。そう可哀想なの、なら可哀想じゃなく、しておくれよ。でもね、プロに託したの。お祖母ちゃんでもなく、ママ友でもなく。それがそのとき一番気兼ねも負担も少ない選択だったのよ。持ち出し?ああ、お金をたくさんつかってしまったよ。入ってくるのはわずかだったけど。大したもんなんかじゃないよ、住宅ローンもあと31年残ってるし。教育費だってこれからが一段とかかるんだから。社会参加?そんな立派な動機だってないよ!ただ、今自分の閉塞感が書いたり・作ったり・興したりすることで癒えていく、その味を知ってしまった。その味が忘れられないんだ。得したこと?こうして、あたしと子どもたちが今日も無事生きてること・・・。4つ葉でおなじみの大日向雅美先生のご著書に『子育てと出会うとき』(NHKブックス)がある。そう、あたし、「子育てに出会」ってしまった。学校卒業して、就職して、結婚して、出産して、それでも働き続けていたらまた違った出会いがあったかもしれない。ロクに勉強もしないで、就職して、辞めたくなったから辞めて、結婚して、出産して。産んでみたら日々息苦しくて「こんなはずじゃなかった」のに。でも数年辛抱したら、子どもも手を離れ、そしたらパートにでも出ればいいや。その人生設計(笑)を狂わせる出会いをしてしまった。先の本、215ページにある一文。『・・・また社会参加に意欲を燃やす母親たちに、なぜ子育て中にそれほど焦るのかという批判もあります。しかし、社会参加をめざす母親たちの真意は、「私探し」なのです。「私」が職場で懸命に働き、業績の評価を得て生き甲斐を見つけたり、「私」が社会に働きかけ、社会の仕組みや行政を少しでも考えようと努めたりして、自分のアイデンティティを得ようとしているのではないでしょうか。・・・』まさにそう・・・だった。だから、どうしても自主活動しているとき、「あなたのため」とはいえなかった。「自分のため」といえば、上の批判もなんとか深追いされずに交わせてた。だけど、もうそろそろいいんじゃない?「あなたのため」といいはじめるのも。そんな声が自分に湧いた。それをいうには、相当な勇気がいる。人の子育てに同じ子育てしているモノがとやかくいうのはヘタしたら「あんたはどうなのよー」っていわれかねない。怖いよー。気づいていたから、逃げていた。でも、あたしはこの1年、身銭切るたび、自分の心に問いてきた。「これで、いいのか」「どうをしたいのか」そして、答えをだしたのだ、「やる」って。要領の悪さもあるし、手本も少ないことから余分なまわり道と出費もあった。端からみたらきっともどかしいことだ。もちろんすべての活動に子連れ不可というわけでもなかったし、その場の都合で、主婦でーす♪スタンスを出したり引っ込めたり自分の軸の弱さもある。今年は、プロになる。当事者から支援者に。「じゃ、いまはプロの無職」だ、と、そんなふうに語れる場所が身近にあるのがなによりうれしい。少なくても、幼稚園のママ友の間では語れない、喜びがそこにはあった。・・・逃げるなよ、自分。
April 20, 2008
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武田です。ただの武田ですw私事ですが、3月いっぱいを持ちまして品川SKIP編集委員会(通称「SKIP」)を卒業しました。「SKIP」は品川区内拠点に子育て情報誌を発行する活動5年目の「ゆるーく」をモットーとした小さな自主グループです。お陰様で4つ葉を通してご縁をいただき、昨年は次世代フォーラムにも登壇するなど乳幼児子育て当事者ができる活動として、その可能性を少しづつですが広げつつあるこのごろです。私は2代目の代表で、2期、務めさせていただきました。もともとNPO法人 ふれあいの家ーおばちゃんち 主催で品川区社会教育委託学級として「パパ・ママ視点の子育てガイドブック作成講座」が開かれ、その修了生でSKIPは創刊されました。次年度以降は、その有志と一読者から制作側に志願して集った仲間とで発行を繰り返し、先月4回目の発行を迎えられました。 ***********メンバーの15人全員が10歳以下の子がおり、うち多くのメンバーが乳幼児を抱えての制作。今回発行の2号を制作するにあたり、製作期間およそ半年、会合日数 28回(個人での取材・打合せ活動含まず)いまも販売について意見交換が活発なメーリングリスト、年度内の31日付けでは、その数1981通。持ち帰り作業で進行することがほとんどで、子どもが寝静まってからの深夜型と、朝型タイプがバトンタッチするように24時間メールは飛び交い続けた。時には家事よりも子育てよりも優先しなければならない、発行の責任の重さを背負い、きっと幾度も内面で葛藤があったに違いない。そんな彼女たちに報えているものは、「すっごくよかった」の読者の声だけ。そう、それで十分。そう思っている。だけど私は代表として、いくら好きでやってる活動にしてもその点、なす術はなかったのか・・・と、不甲斐なく、悔いてやまない。 ***********もちろん完成・販売に至るまでには、メンバーだけの力に及ばず区役所・商店街・観光協会・NPO・区内自主グループ・メンバーの身近な各方面からのご支援・ご協力あってこそのことであり、その感謝の言葉を重ねながら、作るたびごとに形成されていくネットワークに子育てをし始めた頃から内に覆った霧が薄らいでいく手ごたえを感じています。今回、「SKIP」を卒業しようと思ったのは、まさに、その手ごたえを次の誰かに手渡したかったから。今こうして4つ葉のブログを書いていることもまだまだ不思議でなりませんが、まさか、まさか、自分が「SKIP」を辞めるとは1ヶ月前には思いもよりませんでした。あるとき「あぁ、今『SKIP』にいい風吹いてるなー」としみじみ思ったとき、「今だ!」と気づいてしまった・・・。これからが楽しい時でもあったけど、だけど楽しい時も含めて次に渡さなければたとえ小さい看板でも、とても背負うに重たいものでもあります、代表とは。かえって、楽しい時から始めたほうが、辛苦が倍に感じるかもしれません。私も「熱いだけの女」で(誰、笑ってるのは!)、才覚にかける部分が多々あり、引き継ぎの段になって焦って過去の書類をまとめてる次第でありますが、こういう一つ一つの小さな作業でも育ててもらったんだなーとしみじみ感じ入り、ちょっと切なくなったりしています・・・。 ***********そして、照準を合わせ直す。霧が薄らいで、見えてきたものがある。・・・・・壁というのか、夢というのか、はたまた野望か?そう、これからはその壁の切り崩しに挑んでいきたい。不甲斐なさへの、リベンジ。違う形で、報える形を生み出していきたい。 ***********最後にこの場をお借りして、あるたった一人へ、お礼を言わせてください。わたしを確実にこの道に引き入れてくださった、Yさん、何にもご恩返しはできませんが、せめていただいたものを次に渡すことが、今私にできる精一杯の表しです。あなたの「4児の母は十分看板なんだよ」、っていってくださった、その言葉ひとつでこの3年、どんなときでも凌いでこられました。(都合よくも使ってきたケド、(爆))だから、どんなときも最後はこの看板1枚あれば、いい。その決意で次に挑みます、本当にありがとうございました。(一部修正しました)
April 6, 2008
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品川の武田です。不覚にも体調を崩し、一日遅れの更新でございます。4つ葉に入るきっかけとなる、杉山ゼミ以前からずーっと考えていることがあります。「いま、この活動は、誰のためのアクションか?」・・・と、いうこと。杉山ゼミでは、ミクロ・メゾ・マクロからの視点を持ち、「当事者性」をもつことの意味や重要性を知らされながらも、結局この一年、意識が「当事者」どまりだったことに地団太踏みながら、そして途方に暮れている・・・。*****************私は、2000年に大田区で第1子、01年に長女、04年に品川に転居して二女、05年に三女を出産した4児の母である。中小企業に勤める会社員の夫と年金を受ける義母との7人家族。長男は区内小学校2年、公立の無料の義務教育を受け、さらに多子家庭への給食費の助成、放課後は放課後対策事業の中で過ごし、また区立児童センターのクラブに通い、さらに小学校体育館を利用したスポーツにも週一回通っている。長女はこの春卒園、二女は入園する私立幼稚園へ通園する費用へも助成金を受ける。保育園待機児童である三女を含めて未就園児3人、区で行われる無料講座の託児ではおやつ代の実費はかかるくらいで講座代も託児代も区の予算。自身は自活というには程遠く、だからとてボランティアと呼ばれるのは抵抗あり。今年度、自主活動で30日ほど使った「理由を問わない一時預かり」も、@500円という価格は私設保育施設では考えられない価格である。それでもよぎるのは自嘲気味の「託児貧乏」というコトバ。その自主活動も、公共施設を利用し、一部助成金をもらう。長男同様、児童センターに足しげく通い、図書館ではボランティアの方々に絵本を読んでもらい(長男も学校で同様である)、公園で遊び、NPOや区内自主グループからの子育て支援を今も現役バリバリ享受してる。地域からもPTAをはじめ、地域パトロールカーの犯罪予防巡回、町内会祭事などを通じて恩恵を受け、公費では無料妊婦検診を受けて出産、現在は医療費助成(品川では中学3年生まで医療費無料)、児童手当を受けている。・・・・・・・・*****************偶然にも先日葦沢さんと公教育にかかるコストの雑談をさせてもらったのですが、一昨年、品川で初めての子育てメッセを開催する際、個人的な意見として上記のような始まりの文章(一部改変)で終着点は「自分のため」と記したことを思い出しました。とてもエゴに感じるかもしれません。でも、「あなたのために」といえるほど今の私には上記がリアルに重すぎていえる自信を持ち合わせていないのが現実。自分自身が揺れにゆれ、情報に左右され、いま何か自分の中で大切なものを見失ってはしないか、ドキドキハラハラ子育て、いや、生きてるのが精いっぱいなのです。だけどここには、希望があります。広い見地から、子育てを取り巻く環境を改善してくれようとする人々がいます。当事者性をもって、寄り添ってくれる人々がいます。おんぶに抱っこの子育て支援、なんて言葉はいわせたくない。確かに今、自分は支援をたくさん受けている、しかしその支援は使いながらも、もっとニーズが聞こえる方向へ複利を付けて手送りしたいし、最重要課題には、自分たちへの支援も差し出す覚悟もいとわない。だから私は自助・共助という小さな小さなキーワードですが、誇り高き当事者になりたく、邁進するしだいです。わたしの持っているもの、居場所を手放すことくらいなんでもない。みんなそこから芽吹いていって!わたしはまた新しい土地を開墾していこう!ついその覚悟をきめたら、数年を共にしたあちらこちらの仲間の笑顔がやけに眩しくて、立て続けに弾む会話で飲食行為が暴走、内蔵に多大な負担をかけてダウンしてしまいました。違う意味で内臓を「自助」しろよ、とつっこんでいただきたい反省の日々でもありました・・・とほほwww
March 23, 2008
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4つ葉プロジェクトのブログの更新を毎日心待ちにしている皆様、はじめまして!品川で「おやこであそぶ、しながわ子育てガイド」を発行している、SKIPの武田ひろみと申します。今月より隔週で土曜日を担当させていただくことになりました。どうぞよろしくお願いします!まず、申し上げておきますと、私はぜんぜん特別な存在ではありません。去年の今日は、4つ葉ブログを毎日読むことが楽しみでならない読むことで元気をもらってる、まだひとりの大ファンでしかありませんでした。「この、いつも痛いところをついてくるけど、放って置かれているワケでも見限られているワケでもない。怒られているような、でも、ここだけが本気で叱ってくれてそしてわかってくれる!!」そんな魅力にひきつけられて、いったい杉山さんってどんな人?の一念で、無謀にもブログで告知されていた「杉山ゼミ」に申し込みしてしまいました(爆)はるばる飛行機や新幹線でやってくる子育て支援者の方々、子育て支援といえばこの方、のみなさまが集うゼミ。想像していた火を噴くが如くの女傑はまだおみえではないようで「杉山さんは・・・まだ・・・?」と聞いたときにルンルン♪でスープを注文する、おしゃれで華奢で柔和な目の前の女性が、まさにそうだったと知ったときほど自分の想像力の乏しさを痛感したことはありません。そんなこんなで、ふとした拍子でいただいたご縁ではじまった今年度。終わってみれば、6月のタウンミーティングでは朗読劇をさせていただき、12月の次世代フォーラムでは「SKIP」として登壇し、そのとき席を並べた方とのご縁をきっかけに、応募したマイタウンマップ・コンクールで厚生労働大臣賞を受賞するなどいままでにないほどの実りの多い一年を過ごさせていただきました。しかし、私が、「SKIP」が特別な存在とは思ってはいません。恵まれているとは日々感じています。しかし、SKIPそのものは、無敵の精鋭集団なんかではなく、ひとりひとりが子育てに幾度も悩み、そのつどつまづき、情報という救いの手に引かれて、支えられ、居場所を模索し、活路を求めようやくたどり着いた場所が「SKIP」だったわけです。どこにでもいそうな、子育て仲間。だけどその「仲間」が、実はそんなに簡単にできない現代の子育て。メールでつながっているだけ、返事が来ないくらいでドキドキハラハラ気兼ねして何にも頼めない、助けを求められないなんて「仲間」と呼べるのかな・・・・?同じ方向をみて、自分のできることを出し合いできないことに助けられ、お互いを認め、認められる。「社会全体で子育てする」ってこういうことなのかな?とようやく気づき始めたじだいです。本当に特別なことでなく、子育ての「こうであったらいいな、が、叶いそうな場所」、それを真面目に叶えるのが4つ葉。もう一度読んでみてください。「具体的になにをすればいいの?」を。そして、来年の今日に思い描いてください。なんだか、何かできるような気がしませんか?子育て支援者ばかりに頑張ってもらうなんて子育て当事者として、どうでしょうか?去年のタウンミーティングのタイトルを思い出してください、「今こそ見せてよ、おかあさんのそこぢから」。おかあさんを信じてくれて、ありがとう!4つ葉ちゃん、おかあさんたちも、がんばるからね!!どうぞ、これからよろしくお願いいたします。
March 8, 2008
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