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シンガポールに「エリザベス2世」が訪れたことで有名な中国茶のお店「Tea Chapter(茶渕)」があります。来星してすぐ「有名なお店だから一度は行くべき」と薦められ数回行きましたが「崩御」のニュースの後、長い間行ってないことに気が付き久し振りに本格的な中国茶を「クィーンズ・ルーム」で飲もうと昨日行ってみました。 チャイナタウンの近く「Tanjong Pargar MRT駅」から徒歩10分くらいの「Niel Road(二―ル・ロード)」の一画にあります。3~4軒隣に日本のガイドブックにも載っている水餃子が美味しい中華料理店「京華」もありますが、昔ながらの雰囲気そのままで気を付けていないとうっかり通り過ごしてしまいそうになるほど間口の狭いお店です。 一階がお茶や茶器を販売する店舗で「ティー・マスター」に淹れてもらうお茶を飲むには右にある階段でまずは2階に上がります。やはり考える事は皆同じなのかなと思うほど土曜の5時頃なのにかなりのお客さんで、クィーンズ・ルームどころかスタッフから「只今全席満席です」と言われてしまいました。 折角来たので気になっていた女王が座ったテーブル席「クイーンズ・ルーム」で今もお茶が飲めるのか聞いたところ「席料10ドル」で誰でも使用可ということでした(但し予約は平日のみ)流石に伝統あるお店のスタッフは違うなぁと思ったのは「女王が来たのはいつ?」と尋ねると「1989年10月で今から33年前」と即答で、クイーンズ・ルームは今はお客さんがいるけれどこの窓辺りから写真を撮って良いですよと親切な対応でした。 その時の女王の写真が壁に飾ってあります。 ネットの画像から。 女王が来星した1989年と言えばイギリスの植民地「東インド会社」で書記官をしていた「トーマス・ラッフルズ」が初めてシンガポールに上陸した1819年からちょうど170年後で、何か特別なイベントがあったのかもしれません。シンガポールはラッフルズの上陸から10年後ぐらいに当時のマレーシア王国の承認の下イギリスの植民地となり、日本が第二次世界大戦中に占領(1942年)するまで100年以上イギリスによる統治が続きました。 イギリスの統治時代はシンガポールの「土地の利」を活用した貿易の中継地的な役割が大きく、植民地と言ってもそれほど隷属的な関係では無かったというのを以前に本で読みました。そのためかイギリスという国に対してはこういう表現が正しいかどうか分かりませんが好意的な印象もあります。シンガポールの英語は「クイーンズ・イングリッシュ(たとえシングリッシュであっても・・)と話す時には何かプライドのようなものを感じます(あっ、でもこれからはキングズ・イングリッシュです) 話はクイーンズ・ルームに戻ってネットからの画像はほぼ昨日見た通りですが、思った以上に狭い空間で何か庶民的な面や開かれた王室を心掛けた女王の人柄が偲ばれるような気がしました。因みに女王が飲んだお茶は「御用黄金桂(高級烏龍茶)」と「ジャスミン茶」だそうです。 お店は2階が中国式のテーブル席、韓国式の掘りごたつ席で3階が和式の畳席です。私が最後に来た時にどの席でどのお茶を飲んだのか全く記憶にないのですが、少し落ち着いた時期にゆっくりとクイーンズ・ルームで中国茶を満喫し植民地時代のことやその後の事について思いを馳せようと思っています。
2022.09.18
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今年の「中秋の名月」は9月10日(土)で晴れていれば満月が見られるようです。「15夜」というと満月と何となく思っていましたが、以下の理由で「名月は必ずしも満月ならず」だそうです。①中秋の名月は新月からの日数で決まるが、満月は太陽、地球、月の位置関係で決まる。②月の公転軌道が楕円形であり、新月から満月までにかかる日数が13.9日から15.6日と変化する。 説明は何だか難しいですが、そう言えばここ2~3年は「名月イコール満月」ではなかったと記憶しているので今年は「名月の満月」に期待大です(因みに2024年も1日違いになるそうです) シンガポールでは「中秋の名月」をお祝いする「Moon Festival」は旧正月に次ぐ大事なイベントで8月になると店頭に「月餅(ムーンケーキ)」が並び、場所によっては買い求める人達の行列がありこの時期の風物詩になっています。 そして以前は「チャイニーズ・ガーデン」で開催されていた「ランタン・フェスティバル」の会場は「マリーナ・ベイサンズホテル」と同じ敷地内にある「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」に移っています。中国宮廷の「月見」の様子 BGMの中国の楽曲が幻想的な雰囲気を醸し出していました。 2020年コロナ禍で暇を持て余し、夜の散歩がてらに行った「ランタンフェスティバル」はその美しさと雰囲気に圧倒されました。確かこの年の「名月」の日は小雨が降っていて月はあまり見えませんでした。 昨年は機会を逃したので、今年は満月が見られることに期待を込めて、10日に行ってじっくりランタンを見ようと思っていますが、まずは下見で昨日の夜様子を見に行きました。 「Bay Front MRT(地下鉄)」を出て屋外の会場になっている場所に向かうと明かりのついた提灯を持って歩いているグループや家族連れの人達で結構混み合っていました。2~3分歩くと「ベイサンズ」を背景に今年の干支「寅」のオブジェが出迎えてくれました。昨日はここまでで当日どんなランタンに魅了されるのか楽しみを残すことにしました(開催期間は8月27日から9月11日まで)ショッピングモールでもさりげない兎のオブジェやランタンがか飾られていてほっこりします。 余談ですが、アメリカNASAのSLSロケットの打ち上げがまた延期になりましたが、3年後の2025年の半世紀を超えての2回目の人類月面着陸成功に大いに期待するところです。無事成功となった後で名月を見上げる気持ちに変化が起こるのか私自身はとても楽しみです。
2022.09.04
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日本ではしばらく1日20万人ほどの感染者のニュースが続いていますが、シンガポールも先月は1日の感染者が1万人以上の日が続きました。日本の人口はシンガポールの約22倍なので、日本とほぼ同じ割合の感染者数ということになります(8月に入って1日3千人ほどに落ち着いています) シンガポール政府による無料の「抗原検査キット」の宅配は昨年の9月に1回目があり(最初は3回分x2)、2回目は5回分x2の配布でした。 そして今年7月の感染者数増大にタイミングを合わせて5回分x2のキットが郵便受けに入っていました。前回は韓国製で、今回は中国製です。 シンガポールでは今年1月からクリニックでのPCR検査は海外旅行に出かける人のみの受付で(書類発行の必要があるため)、高熱や咳などの症状があっても海外に出ない場合はクリニックでも宅配されるのと同じ抗原検査キットで検査となります。キットが無くなった場合はショッピングモール内の自動販売機で購入出来、無くて困ったという話は聞いていません。 どうして抗原検査キットが全家庭に(勿論外国人も含めて)「Singapore Post(シンガポール郵便局)」で郵送可能かと考えると、人口が5百万人ほどで国土が東京23区とほぼ同じ広さであること以上に住所不定者がいないことが挙げられるかと思います。 初代首相のリー・クアンユーが57年前にマレーシアから独立する際に「全ての人が屋根のある家に住む」ということを目標の1つに掲げ、現在に至っています。また日本の「マイナンバー」に当たるIDカード等の番号によって政府がシンガポールに住む全ての人の情報を把握しているというのも大きいと思います。来星当時は政府に「個人情報が流れている・・」というのは正直怖いところもありましたが、普通に生活していれば害が及ぶこともなく、特にコロナ禍の危機の際には番号で管理してもらっていることで特にワクチン接種の際は手間が省けてとても助かりました。紙面でのやり取りは無く、番号を携帯電話に入力、希望接種会場と日時を選んで送信するだけなので混み合って繋がらないという事もありませんでした。 日本の「抗原検査キット」自体が不足で入手が難しいとか(慢性的に不足している感がありますが)検査の信憑性とか使い方の説明をきちんとしなければというニュースを見るともどかしい気持ちになります。シンガポールは多民族国家なので検査キットの説明書は中国語、英語など4か国語になりますが、図解入りで理解しやすく、どこの国でも同じかなと思います。宅配の検査キットからは「自分でしっかり検査して自分の体を守ってください。国はあなたを信頼していますよ」というメッセージが聞こえてきそうです。
2022.08.22
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友人からフランス産「Echire(エシレ)」のバターが「日本では250gがアマゾンでは3700円で売られているけれど、フランス食材店So Franceでは11ドル(1000円くらい)で売られているのを見つけて早速購入」と情報があってずっと気になっていました。特にバターに拘りがないのと消費量が少ないので、やっとドイツ産のバター(5ドルぐらい)を使い切ったタイミングで見に行こうと思っていました。 So Franceへ行く前にスーパーの「Cold Storage(コールド・ストレージ)」に立ち寄ると、何と同じ値段でエシレが売られていて早速購入しました。3700円であれば絶対に諦めているところです。 木箱に入っていてやっぱり高級感があります。 まずはトーストに縫って食べてみたのですが、何とも言えないコクと旨味、ちょっと甘味もあるようで確かに絶品バターに間違いありません。調べてみると、フランス、ボルドーのちょっと北にあるエシレ村で作っているバターで、村の人口は3千人弱です。大西洋に面した穏やかな気候のため素晴らしい牧草を育む地方だそうで「この牧草をゆっくりと食べ、くつろぐ牛たちは乳脂肪の多い、バター作りには最高のお乳を出してくれる」と説明があります。 また1894年創業から受け継いだ製法を守り、特に現代ではステンレス産の「チャーン(撹拌機)」を使用するのがほとんどの中、木製の撹拌機を使っているそうです。 バターとしては数少ないA.O.P(原産地名称保護)認定であることも頷けます、そして創業から6年後の1900年の「パリ万国博覧会」で一等賞を受賞したバターでもあるようです。 ワイン、チーズだけでなく農業国フランスの伝統を見る思いです。トーストに塗るだけではもったいないので今日はハンバーグを焼く時に使ってみようと思っています。友人からは「パスタを炒める時に使うと香がまるで違う!」と情報をもらっているので、これも試そうと思っています。「たかがバター、されどバター」でバターもまた「奥が深い」です。
2022.08.17
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来週の火曜日(8月9日)はシンガポールのマレーシアからの独立記念日で「National Day(ナショナル・デー)」と呼ばれ今年で57回目となります。ナショナル・デーの祝日を祝う航空ショーや花火などのリハーサルは7月第1週から今週の土曜までの6回行われます。 フリーペーパー「SingLife」から。 「SingaLife」には1965年に独立を決めたリー・クアンユー元首相(1923-2015)が全身全霊で国造りに邁進したこと、そして現在世界でも有数の富裕国家となるための当初の舵取りは困難を極めた事が書かれています。 日本と同じように資源が少ない状況の中、あるのは「人的資源のみ」の強みを全て生かし「商業ハブ」「金融センター」「グローバルハブセンター」の地位を確保して行きました。勿論きれい事ばかりの采配ではなく反対派の投獄等の凄まじい話も聞いています。 そしてリー・クアンユー氏と言えば思い出すのは「国葬」です。今、日本で安倍元首相の「国葬問題」が色々取り沙汰されていますが、私が初めて国葬を体験したのは7年前の2015年3月です。1959年のマレーシアとの合併中から31年間という長きに渡ってシンガポール首相を1990年まで務めた「国葬」はシンガポールで長く語り継がれ、そして私の記憶にも残るものだと思っています。 首相官邸から国会議事堂に遺体が移され、一般の市民も午前10時から8時までほぼ一週間弔問が許可されました。その時国会議事堂への弔問の行列がもの凄い長さで知り合いのシンガポール人も3時間暑い中並びましたと言っていたのが印象的でした。私はたまたまタクシーで友人とその近くを通り過ぎたのですが、日本人の友人が行列を見て「ここから黙禱して」と私に言うほど国が悲しみに包まれた日でもありました。確か葬儀が全て終了した時に号砲が鳴ったのですが、私でもシンガポールで1つの歴史が終わり、新たな歴史が始まるのだとしみじみ思ったほどです。 2003年に来星した時は政府の強権性について様々な噂がまだ飛び交っていて「政府を批判するような事を軽々しく人前で言ってはいけない」とか「政府ににらまれた日系企業にスパイが付けられた」とか少し不安になるところもありましたが、長く住んでいるうちにそのような事よりも「国の安全性」「国の将来」特にコロナ禍「政府の対策に従っていれば安心」と多くの国民が思っていること等の大切さを実感しています。 1人の政治家が夢みた国の実現のために少なからずの人達が協力して今の国を造り上げたのだと思うと、政治にいかに「人」が関わっているのかを痛感させられます。 下記は1965年8月9日のリー・クアンユー元首相がマレーシアからの独立に際してのスピーチの一部です。国として先が全く読めない不安の中涙を流した場面もあったそうです。「私にとって、今は苦渋の時です。生涯、私は2つの領域(シンガポールとマレーシア)の合併と統一を信じてきました。自由と正義の原則、多くの人々の福祉と幸福の探求、平等な社会を築くことに基づき、本日1965年8月9日にシンガポールが永久に主権民主主義、並びに独立国家であることを宣言いたします」
2022.08.03
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現在住んでいるコンドミニアムに引っ越して6年ほどですが、我が家の小さなベランダにもそれなりの物語があります。 4月初旬に「バニーカクタス」の鉢の片隅から緑の芽が突然出て来て、何だろうと思っているうちに黄色の小さな花が次々に咲き、ひょろひょろとまるで「ジャックと豆の木」のように伸び始めました。サボテンが小さく見えてしまうので、違う鉢に植え替えると緑の実が2つ出現して、それから1ヶ月後に赤い実となりました。 5月26日に赤色に。 4月26日に緑の実が。 4月20日に黄色の花が。 どこからか我が家のベランダに舞い降りて来てくれて、先週ネットで調べてみると紛れもなく「ミニトマト」でした。1つの実はもう落ちてしまったので残り1つが気丈に頑張っている感じです。受粉とかをしっかりしてあげればもっと実を付けたのかと思うのですが、後の祭りのようです。食べるのももったいなく落ちるまで毎日声掛けをしようと思っています。 調てみると、ミニトマトの原産は中南米で比較的冷涼で昼夜の温度差が大きい乾燥地域の物で日本の高温多湿な梅雨や夏の時期の栽培は不適だとあります。シンガポールは梅雨ほどでなくても湿度は80%になることもあり1年の平均気温が30度以上なので良く育ってくれたと感謝です。 観葉植物は比較的綺麗に咲かせていると思うのですが、ハーブなどの食べられる物はあまり得意ではないですが、一度「植物園のギフトショップ」で買った「バジル」は結構食卓に上りました。 「植物の力」は日本にいた時よりも感じていて、大きな癒しとなっています。 北海道「北竜町」のひまわり 2021年 左の写真にある四角い鉢に入れていたバニーカクタスは増えて丸い鉢に入れ替え、そこにミニトマトの種が舞い降りて来てバニーカクタスもびっくりだったと思います(汗)
2022.06.23
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昨年、今年と手先が器用な姉の手作り品が何点か届き、お出かけ用グッヅとして重宝しています。 右が文庫本用「ブックカーバー(栞も同じ生地)」で表と裏の下半分はポケットになっていて付箋やペンが差し込めるようになっています。来星当時は日本語の本をMRT(地下鉄)の中で読んでいると「日本人?」と声を掛けられる事もありましたが、最近はみんなスマホで忙しくそんな事もほとんどなくなりました。そして変わらず本を読んでいる人は少数派です。 左はMRTのカード「Easy Link Card」を入れるケースで、長く使っていた物が擦り切れてしまったのでお願いして作ってもらいました。このプリペイドカードは島内全てのMRT、バスで利用でき、車種は限られますがタクシー料金の支払いも出来ます。因みにシンガポールの公共交通機関の料金は大体日本の1/3ぐらいです。 細かい箇所に心配りのあるカードケースで裏側に釦が付いていて開けると別のカードが入れられるようになっています。紐が付いているのでしっかりバックに付けるとうっかり落とす心配もありません。 同じ柄で「バッグ イン バッグ」を送ってもらいましたが、ちょっとした買い物の時に持っていくバッグとして外に出して使いたくて、硬めのリボンのような物を買って、こちらのお直し屋さんで取り付けてもらいました。ここまで考えるのにちょっと時間がかかりました。日本と違ってシンガポールのお直しの技術はあまり高くなく心配でしたが、上々の出来で早速近所への買い物の時に使っています。 バッグの内側の布使いもなかなかお洒落で、3点が同じ生地の柄ということもあって布の持つ温かみをしみじみ感じています。
2022.05.30
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シンガポールの伝統的な朝食に「カヤトーストセット」があります。「Kaya(カヤ)」は卵、ココナッツミルク、砂糖とパダンリーフを原料にしたジャムで結構甘味があります。因みにカヤはマレー語で「豊か」という意味です。 トーストしたパンにカヤジャムと厚めに切ったバターをのせ、半熟ゆで卵2個(お好みで濃口醤油と白コショウをかけて)に「Kopi(コピ)」と呼ばれる甘い味のコーヒーで1セットです。家庭でというより老舗店の「Yak Kun Kaya Toast」や「Killiney Kopitian」やホーカー、フードコートのショップで食べるのが定番です。 特に朝ごはんに甘い物はちょっと・・という私でも来星当時はカヤジャムの絶妙な甘さに虜になり出勤途中のホーカーのショップで一ヶ月ぐらい食べ続けました。ただ要注意はココナッツミルクのためカロリーが高いことです。 このカヤジャムは少数派ですが、日本からの出張者で(そのご家族も含めて)虜になる人がいて、いろんなカヤジャムを探してお土産に手渡した時期がありました。 「Yak~」店の瓶入りカヤジャムは小さいサイズもあってお土産にはぴったりですが、やはりゴージャス感ではラッフルズホテルのカヤジャムには適わないです。値段は「Yak~」の2倍ほど(それでも10ドルぐらい)ですが、ホテルのロゴ入りの麻袋も素敵なお土産になります。 コロナ禍になって来星出来ないため、郵便で送ろうとしましたが郵便ではジャムやクリームは送れないと言われてしまいました。 そこでふと「Yak~」の「ハンドメイド・カヤバタークッキー(写真左)」はどうだろうと思い、送ってみたところ予想以上に好評でした。シンプルなチョコも付いていないクッキーですが、カヤジャムの豊かさが十分味わえる一品です。そして最近「カヤピスタチオクッキー(写真右)」を見つけて、試しに買ってみました。私にはピスタチオの味が際立っているとは思えずほぼ同じ味わいですが、やはり豊かさを味わえる極上のスイーツです。 調べてみるとこのクッキーは値段の手頃さもあってシンガポールのお土産の第2位でした!日本製の品質が素晴らし過ぎることもあってシンガポールのお土産というと「悩む」ことが多いのですが、これはちょっと力強い味方をつけた感じです。
2022.05.26
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今年の8月に生まれた雄のジャイアントパンダの赤ちゃんの最新情報が届きました。来月発表予定の名前は昨日前倒しで「Le Le(ルゥルゥ)」と発表がありました。一般公募で決定した名前ですが、Leというのは昔々シンガポールが貿易港となった時の「Shi Le Po」というシンガポールの中国語読みの一字だそうです。 ウェブサイトの情報では、ガラス板越しの見学になるようですが、今日(30日)から「リバーワンダーズ(旧リバーサファリ)」で毎日10時半から3時半の間で母親の「Jia Jia(ジャジャ)」との餌タイムや日課を邪魔しない時間帯で1回につき20分から30分の公開のようです。 パンダに関しては日本とは随分温度差のあるシンガポールですが、それにしても最初はそれなりに混んでいると思うので少し様子を見てからと思っていたら、何とLe Leが2歳になったら中国に帰さなければならないという記事も見つけました。期間限定という感じで、やっぱり1日でも早い可愛い赤ちゃん状態のパンダを見てみたいので年明け早々には行こうかなと思っています。
2021.12.30
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先週の金曜に「抗原測定キット」2パック(3回分/パック)が郵便受けに入っていました。シンガポールでは最近大きなショッピングモールでクラスターが発生して感染者が増えていますが、まさか郵便受けに入っているとは思いませんでした。自宅で15分で検査結果が分かること、検査方法、そして陽性の結果が出ればすぐ病院へと書かれているだけです。 パッケージの裏に「SD Biosensor社製」とあるのでネットで調べてみると韓国製でした。勿論友人にも届いていると思ったので、翌日3人にメールを送りテストをしたのかどうか聞くと1人から「それは具合が悪くなった時用でしょう」とすぐ返信があったので、少し安心して未だにテストはしていません。説明は英語、中国語、マレー語、バハサ語で勿論日本語はなく英語を読みながらと思うだけでストレスになりです。ネットで調べると大塚製薬が販売している製品と似ているので、こちらをよく見てからもしテストの必要がある時はしようと思います。 その友人から近々に会社で一週間に一度義務付けらるPCR検査が始まりそうと追伸がありました。まずは大手(従業員数)の会社のみで中小規模の会社は免除のようですが、会社の担当者は検査キットを受け取りに行ったり講習を受けたり報告したりと煩雑な作業が増えるようです。 エッセンシャルワーカーと呼ばれる人と接する仕事をしている場合は以前は2週間に1回の検査義務で、それを受けなかったりごまかしたりすると「刑務所行きです」と聞き、流石強権国家シンガポールとちょっとビビりました。 9月11日付けでワクチン2回接種率が81%と順調にワクチン接種が進んでいますが、日本でも「ブレークスルー」という言葉が使われている空気感染が一番の懸念材料になっています。近々では若者が集まるBugis(ブギス)のショッピングモールのクラスターが316名、先週はチャイナタウンで59名の感染者が出ています。 感染者はワクチンの2回接種が終わっている60歳以上の高齢者の割合が多いようで、やはりワクチンは完璧な物ではない証明です。ただワクチンのおかげで重症化が防げているのが何よりです。 感染者のトータルは71,687人で日本の人口がシンガポールの約22倍と考えると同じくらいの感染者率ですが、死亡事例は何とか2桁台に押さえられ近隣のマレーシアやインドネシアのような爆発的な感染やロックダウンにはなっていません。 ただ今まで以上の政府による徹底的な封じ込め作戦を行ってもゼロにするのはもう不可能であるということも強く感じます。 でもどんな状況でも何か小さい楽しみを・・・政府からの無料の検査キットだけでなくいろんな物をもらったなぁと眺めたりします。 マーライオンのマークが付いたマスクはシンガポールン人だけに配布されたので知り合いに頼んで一個譲ってもらいました。左のマスクは最新の技術を使ったもので一週間洗わなくても大丈夫というもので、自販機で受け取りました。このマスクが好評のせいかこの後無料のマスクは一時中断です。合計で6個ぐらいもらったと思います。左上の酸素濃度計は近所のコンビニで受け取り、マーライオンのマーク付き殺菌スプレーは先月「シンガポール独立記念のお祝い会場」近くを歩いていて受け取りました。実は一番気に入っている物で上についているボタンを押すとシューっと霧状に出てきて匂いも柑橘系の優れものです。 いつか「こんな物を使っていた時代もあったんだなぁ・・」と笑い話に出来る日がくることを願って。
2021.09.14
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先月「スポーツカーを自販機で?」というタイトルで書きましたが、それはたまたまお世話になっているA氏とお店の外にあるテーブル席で外食中に近くを何台かスポーツカーが通り(結構な爆音も立てて)A氏が「自販機でスポーツカーが買えるらしいけど、知ってる?」ということから話が始まり一体値段はいくらでどのように支払いをするのかで盛り上がりました。 翌日ネットで調べてみると確かに3年前に自販機ビルが完成していました。 新車であることを仮定して一台1億円以上でしょうと話をしていましたが、昨日何とNHK「所さん!大変ですよ」でその自販機が紹介されていて、正直驚きでした。 現地での取材のような形でその販売の仕組みを詳細に伝えていました。気に入った車のボタンを押して選び、支払い方法はアプリを使ってというのは前にブログに書いた通りです。纏めて全額支払いかと思いましたが、最初の支払いは売り値の80%でいいようです。車の値段が高いシンガポールで一体いくらで売るのだろうと思っていましたが、実際に販売しているのは中古のスポーツカーで日本円で2千万円ぐらいからということでした。流石にクラシックカーになると一億円を超えるようです。 中古車のメリットは車のナンバーが既に登録されていて新たにナンバーを取得する必要がなく(ナンバー取得の料金もまた高いそうです)2分後に車が購入者の前に現れれるとすぐその車に乗って車道に出ることが出来るようです。シンガポールのルールということで放送の中でも購入した車を運転して数分後にどこかにさぁ~と消えて行きました。 コロナ禍で経営危機が危惧されたけれども順調に月10台以上は売れているということで、いつの世も世界がどんな状態になっていても凄いお金持ちはいるのだなぁと番組の中では「うめき」のような声もありました。 因みに一番安い物を売っている自販機は日本の一缶10円の飲み物でした。消費期限がかなり近づいていることを消費者に納得してもらい販売しているということでした。 廃棄するのに一缶20円かかることを考えれば赤字でも人に喜んでもらえたり少しでも収入になるのは有難いことだとその販売を考案した人がインタヴューに答えていました。 そしてこのように安価で自販機で売る動きが日本全国で広がっているということで、こういう情報の方が何だか温かくてホッとします。
2021.09.10
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10月の衆議院議員の任期満了に向け、自民党は勝利を勝ち取るため「二世議員」が続々立候補を考えているという記事を見ました。そして以前に東京大学を卒業した人達で政治家を目指す人は年々減っているという記事も見ました。こういう記事を見るとシンガポールでの政治家の育て方というのに益々興味が湧いてきます。 今から18年前の来星当時まず驚いたのは、シンガポールが「教育競争」の激しい国で義務教育終了時の12歳で受ける共通テストによってその子の将来が既に決定付けられること(この制度は廃止の予定ですが)、高校卒業時の共通テストで上位10名の名前が新聞に載るということでした。 何故上位10名の名前が公表されるかと言うとその10名は今ではアジアで一位のランクになっている国立大学「NUS(ナショナル・ユニバーシティ・シンガポール)」に入学が出来るだけでなく将来は政治家への道が約束されているというのを知り合いから聞き、「えっ、政治家ってそんなに凄いの?」と思ったのを今でも覚えています。 さらにシンガポールで政治家になる条件としては国内、海外の大学を問わず(ランクもさほど重視されないそうです)そこを主席で卒業することというのも聞きました。 現在首相である「リー・シェンロン」は建国の父である「リー・カンユ―」の息子(所謂二世)ですが、ケンブリッジ(トリニティ・カレッジ)とハーバード(ケネディ・スクール)を卒業していて主席という噂もありますが、真偽のほどは私には分かりません。そして報酬は世界一と言われる年俸220万シンガポールドル(1億7600万円ほど)です。 就任したばかりの大臣でも首相の半分の110万シンガポールドルらしく、年間給与額が高額である理由は2点「アジアにはびこる汚職を防ぐこと」「有能な人材を引き付けるため」とあります。 資源のない国シンガポールがいかに豊かな国になり引いては国民の生活を豊かにしていくかは有能な政治家にかかっているという信条を貫いているようです。 政治家がいかに魅力的で夢のある仕事なのかということをもう一度原点に戻って考え直した時に、格差を出来るだけ抑えた「この国に生まれて良かった」という国に出来るのかなとかいろいろ考えてしまいます。
2021.07.22
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「ガーデン・バイ・ザ・ベイ」で開催中のガラス彫刻家の「チフリ―展」の情報と共に、ちょっとユニークなカフェ発見という情報を友人からもらい、昨日の午前中に仕事でその界隈に行く用事があったのでコーヒーを飲みに立ち寄ってみました。 店内に入るとすぐ額に入ったお店のロゴに目が留まります。店名の「UTU」は主に東アフリカで話されているスワヒリ語で「人間らしさ」という意味のようです。左手と掌に描かれた文様が何だか神秘的に見えてきます。 メニューにある「Filter Coffee」5種類の中から、エチオピア原産のコーヒー豆を使った「Halo Beriti」とこちらでは人気のあるキャロットケーキを注文しました。 木製のトレイにマグカップのようなガラス容器に入ったコーヒーと小ぶりのグラスが置かれ、コーヒ―の説明が書かれた紙も添えられています。色は薄めですがガラス容器の効果もあるのか香しいい香が立ち込めます。説明には白桃、パイナップルやマンゴの香りと書かれています。 そして説明の中に「Heirloom(エアルーム)」という初めて見る言葉がありました。後で調べてみると「品種改良せずに3世代以上に渡ってその農家で生産を続けている」という意味のようです。 コーヒーの故郷だと考えられているエチオピアには数多くの野生のコーヒーの木が存在していて、今回飲んだ「Halo Beriti」もそのエアルーム・コーヒーでした。 コーヒーの値段は7ドルから15ドルで「Halo Beriti」は9ドルでした。スターバックスのコーヒーと比べても値段ではそんなに差はないです。 「KAFE(カフェ)」と言ってもフランスのカフェのようにアルコール類も提供しています。お店一押しのカクテルや南アフリカ産のワインにも惹かれますが、サイドメニューの中に「Halloumi Cheese(ハルーミチーズ)」なるものを見つけました。これも後で調べると面白そうなチーズなので次回はこのチーズと南アフリカの赤ワインのために行こうと思っています。お店の前にいろなん種類の植物が飾られていました。すぐ後ろのテラス席でも飲食できます。
2021.05.15
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昨日の朝「「Marina South Pier(マリーナ・サウス・ピア)MRT駅に直結しているフェリー乗り場から「シンガポールの南の島々」へ向かうフェリーに乗り込みました。目的は「セント・ジョーンズ島」から徒歩で「ラザロー島」へ渡ることです。 カウンターでネット予約のコードを提示して本券を受け取る際に「十分な食べ物と飲み物は持参していますね」としっかり念を押されました。島内は飲食のお店どころか自動販売機もないので全て持参が原則です。 観光スポットの「セントーサ島」より南にある「セント・ジョーンズ島」へは30分ほどで到着ですが、乗って10分ぐらいすると左手にベイサンズが見えてきました。このルートで島へ向かうのは初めてで前回「セント・ジョーンズ島」へ行ったのは15年前くらいなので勿論ベイサンズはその時はありませんでした。 実はベイサンズよりもフェリーの波しぶきの方に感動してしまいました・・ 「セント・ジョーンズ島」で下船せずにさらに30分ほど乗って「クス(亀)島」へ行き、亀や仏教寺院を見て「セント・ジョーンズ島」へ戻って来るというのが一般的なルートのようですが、私は今回の目的のために「セントジョーンズ島」で下船しました。 ほぼ無人島の島は下船した辺りは15年前と全く変わっていない様子です。島と島を繋ぐ「Causeway(歩道)」がいつ出来たのかは分かりませんが、歩道に向かう道は綺麗に舗装されている感じです。そしてシンガポール島内にいる時には嗅いだことがない「磯の香り」が強くすることに驚きました。日本の漁村を訪れた時のことを思い出します。 右側がセント・ジョーンズ島で「歩道」を歩いて左の「ラザロー島」へと渡ることができます。ラザロー島ではキャンプが出来るようで6か所青色で場所が示されています。 旅行案内にあった15分で「ラザロー島へ」というのは「歩道」の入り口からという意味で下船した場所から北へ同じくらい歩かなければならないことに表示板を見て気が付きました。 ジャングルのように大きな木が生い茂っている所は比較的涼しく歩きやすいのですが、木の覆いがないとやはりこの季節は熱く(4月~5月が一年で一番熱いという感じです)そしてうっかり、虫除けスプレーをバッグに入れ忘れたことに気が付きました!既に腕にかゆみが出てきています・・・それでもひたすら「歩道」の入り口を目指します。 途中、ピクニックをするため大きなクーラーボックスを引いて歩いているグループや木陰で早めのランチを始めている人やのんびり魚釣りをしている人を見かけました。島内はレンタルの自転車や清掃車以外の車は走っていないので鳥の鳴き声も気持ち良く響き渡り、「これが自然だ!」と大声をあげながら歩いている女性の気持ちが良く分かります。 そして痒みを気にしながら歩き続けているうちに「歩道の入り口」の表示板も見えなくなってしまい、一休みで屋根付きでテーブルとベンチがある場所に座り持参したおにぎりとポカリスエットでエネルギー補給です。 エネルギー補給の後、また歩き始めると穏やかなビーチの景色が現れました、この写真を撮った後、すっかりこの景色に癒されて今日はここまでで良いかなぁとあっさり断念を決意。 4時間ほどの小旅行がしめて千円ほど。贅沢な疑似海外旅行気分が味わえました。リベンジは気候が涼しくなる10月以降かなぁと・・その時は虫除けスプレーは絶対に忘れないように持参します。
2021.05.01
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島全体がテーマパークとなっているセントーサ島より少し南にあるほぼ無人島の「セントジョーンズ島」と「クス島」について先月のブログに書きました。その時はまだまだ海外旅行が出来ない今、船で疑似海外旅行気分を味わってみたいと思いながらも「無人島」へという気持ちにはなれないなぁと思っていました。 ところが先日、ローカルの銀行系のフリーペーパーが郵便受けに入っていてその中の「憩いの南の島々へ是非!」のページに見入ってしまいました。 左がセントジョーンズ島で右がLAZARUS ISLAND(ラザロ―島)です。ラザロ―島は実は名前すら知らなかったのですが、島の様子を見る限り南の方に山のような物もあるようです(シンガポールは山や湖という自然が皆無の国です)そして面白いと思ったのは説明にセントジョーンズ島からCauseway(コーズウェイ)を15分ほど歩くとラザロー島に到着すると書いてあります。左右のインド洋の景色を堪能しながらラザロ―島へと想像すると旅心が刺激されます。 ということで早速来週30日(金)のフェリーのチケットをネットで購入しました。往復で14ドルぐらい(1200円)です。特にツアーでもないのでまた食べ物や飲み物は持参なのかなと思いますが、何をどんな風に持って行くかを考えるのが今から楽しみです。因みにフェリーはセントーサ島へ向かうHarbour Front(ハーバー・フロント)からではなくあの有名なマーライオンがあるマリーナベイ発着となっています。 シンガポール南端のセントーサ島(赤色で囲った島)の右下に左からセントジョーンズ島、ラザロ―島、クス島とほぼ横一直線に並んでいます。
2021.04.23
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2021年、新年の日本の友人からのサプライズプレゼントの中に原田マハ氏著の「ハグとナガラ(女ふたり泣き笑いの旅物語」が入っていて、添えられていた年賀状に「本を読みながら一緒に旅行した数々の場所を思い出し・・そう言えばセントジョーンズ島にも行きましたね」と書かれていました。 何故か私もシンガポール南端のセントーサ島よりさらに南にある船で30分ほどの離島というよりは「無人島」に近い島に彼女ともう1人の同僚と行ったことを最近になって懐かしく思い出していました。 2003年に来星して数か月後にローカルのTVで「セントジョーンズ島」の映像を見ました。ほぼ無人島のような島で学校の宿泊授業用の施設やバーベキューキットはあるようですが、島にはお店どころか自動販売機もないので全て持参する必要があると番組で紹介していました。 この話をすると「行ってみよう!」と2人の同僚から即答があり、その1人が本を送ってくれた彼女です。昼ご飯やらビール(時間を計算して袋に入れる氷の量も考えました)をバックパックに詰めてセントーサ島へ向かうハーバーフロントの港から「セントジョーンズ島」への船に乗り込みました。中型のボート船のような感じです。 島にはお昼前に無事到着してお昼ご飯を食べるための場所を散策しながら探していると、そこはもうTVで見た通りの「必要の無い物は何にも無い」自然そのまんまの景色でした。バーベキューキットがある海沿いのテーブルを見つけ、無事持参のお昼ご飯とビールを「自然を肴に」美味しく頂きました。 お昼ごはんの後はあちこち島を探検しながら最後の船が出る時間までおしゃべりにも興じました。今となってはそこで何を熱く話し続けたのかも覚えていないのですが・・ それから3年後に当時一緒に行った元同僚と2人で(「ハグとナガラ」の元同僚は既に日本へ本帰国していました)「また島へ行こう」ということになり、その時は前回上陸しなかった「クス島」を観光してから「セントジョーンズ島」へのルートにしました。 「クス」とはマレー語で「亀」の意味で、伝説では荒れ狂った海から島を救ったという伝説に基づいてクス島と名付けられたようです。立派な仏教寺院もあります。生きた亀だけでなく亀の像もいくつか置かれていて、浦島太郎の気分になって乗り記念の写真も何枚か撮りました。 何故かシンガポールの高層ビル群を遠く裏側から眺めている感じで、シンガポールがとても小さく感じました。 シンガポールは東京23区の広さで飛行機での国内旅行はあり得ない国ですが、船で海外旅行気分を味わえるかなと・・でも今は船に乗れても「無人島へ」という気持ちにはなれないなぁと。やっぱりコロナ禍で「人恋しい」気分なのかなとしみじみ考えてしまいました。
2021.03.09
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金曜の夜にお世話になっているA氏とB氏と我が家で久々の「お家ご飯」となりました。A氏は中国出身でPR(永住権)保持者で日本の大学に留学経験があります。B氏は長野県出身で同じくPR保持者でお2人ともシンガポールで起業されています。 A氏のお嬢さんのお婿さんがシンガポールのダイソン社勤務のため、いきなりダイソンの社長(ジェームズ・ダイソン氏 73歳)が昨年6月にTanjong Pargar MRTに直結したコンドミニアム「Wallich Residence(ワリッチ・レジデンス)」のペントハウス(最上階3階分)を購入したものの今年10月にすぐ売却したという話を始めました。 一年中扇風機が必要なシンガポールでは羽のないダイソン社の扇風機や吸引力の強い掃除機はとても人気があります。昨年本社をイギリスからシンガポールに移し、電気自動車への参入を公表した後、一旦プロジェクトを停止といろいろ話題を提供している企業です。 コンドミニアムの話は私には初耳で、その金額があまりに高いため話しているA氏も「7000ドルで購入」とか言い間違えてしまうくらいです。購入価格は7380万ドル(57億円くらい)だったそうです。 日本のバブル崩壊以前のようにシンガポールでは持ち家の値段が下がることはないと言われていたので、売却というと利益を得るためにと思ったのですが、A氏によると「ダイソン氏婦人」があまりお気に召さなかったかららしいです。売却価格は6200万ドルなので9億円ほどの損失です。「ある所にはあるんだなぁ」とため息をつきながらテーブルワインをぐいぐいと飲み続けました。 話を聞いていた時は「まるで世界が違う話」に「へぇ~、そうなんだぁ」程度にしか思っていなかったのですが、翌朝起きてシンガポールで今は一番高い建物になっているらしい64階建て「ワリッチ・レジデンス」を見てみたくなり、買い物がてらに行って来ました。 あまりに高くて写真がうまく撮れずネットからの画像です。手前の低い建物がソフィテルホテルで後方が「ワリッチ・レジデンス」で最上階の3階分(ペントハウス)の値段が現在6200万ドルです。 Tanjong Pargarはほぼシンガポールの中心に位置していて、アクセスも良いのですが少し賑やかすぎるという感じもあります。年々お洒落なレストランやお店が増え人通りも多いので「ダイソン氏婦人」はそういう環境がお気に召さなかったのかなぁと思いながら近くを散策しました。 その後、野次馬根性でダイソン社長ご夫婦がどこにお住まいか気になって検索してみると「シンガポール植物園」の近くのバンガロー(一軒屋)を5000万ドルで購入しているとありました。シンガポールは国土が狭いため一軒屋に住むというのは「大金持ち」の証です。 バンガローの住所も名前もネット上にあるので、今度「物見遊山」で写真を撮りに行ってみようと思っています。NHKの「カネオ君」のように「お金の匂いが~」が漂っているかもしれません・・・。
2020.11.29
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シンガポールのホテルと言うと最近は最上階が船の形になった庭園とプールがある「ベイ・サンズ」が有名になっていますが、格式、伝統で言えばやはり「ラッフルズホテル」が一番だと思います。 ホテル中庭にある「ラッフルズ卿の胸像」 マーライオンの真正面にベイ・サンズ ラッフルズホテルが設立されたのは1887年でホテル名はシンガポール創始者であるスタンフォード・ラッフルズ卿に因んで名付けられました。当初は10室のバンガローのみでしたが、20年後には素晴らしい外観を持つ本館が建設され、また1989年からは2年半かけて1915年当時の栄光ある外観を復元する改築工事が行われました。 そして2017年から2年ほどかけて再度改修工事が行われ、2019年8月にリニュアルオープンしています。改修工事が少し始まった頃に「ラッフルズホテル内ツアー」が企画され、泊り客でも見ることが出来ないという所にも入りガイドさんの説明が聞けるということで友人と参加しました。 「マイケル・ジャクソン」が宿泊したというスィートルームも見ることが出来ました。部屋以外の回廊のようなところも全て個人用で宿泊費用を聞いただけでも驚き、正直それがいくらだったのかはっきり覚えていないくらいです。 また、イギリス人作家「サマセット・モーム」が「月と6ペンス」を執筆したホテルとしても有名で、1919年に出版された31年後にシンガポールを再訪してラッフルズホテルに滞在しています。写真の下に「Somerset Maugham(サマセット・モーム 写真右側 1950年」76歳の時の写真です。 「月と6ペンス」がサマセット・モームの作品であることは知っていても、内容が画家ゴーギャンをモデルに描いたものであることも知らなかったので、早速紀伊国屋書店で文庫本も購入し後日、最初の1ページを開くためにラッフルズホテルへ向かいました。
2020.10.29
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2014年に訪問したランスの町ではバカラ工房までは足を伸ばせず、バカラのグラスを売っているお店は見つけたもののやはり高価なのと飛行機で持って帰ってくるのに若干不安もあり購入は諦めました。その後、運良くシンガポールのフリーマーケット「お役たちサイト」で2客で2千円ほどでバカラのワイングラスを手に入れました。 国土の狭いシンガポールでは大きな家具や電気製品以外はほとんど受け取りは直接会って品物をチェックしてその場で現金で支払いをします。受け取り当日、実物を見るとサイトの写真で見たよりも小ぶりでしたが「未使用なんです」と説明があり、即購入しました。多分気の持ちようなのか最初にこのグラスでワインを飲んだ時ワインが普段以上に美味しく感じました。「Baccarat」の刻印があって流石高級感があります。 電球タイプのアロマポットです。購入した時は普通の電球が入っていたのですが、LEDライトしか購入できなくなり、明るさや蒸発量に多少不満はありますが問題なく使えています。こちらは通常の1/3ぐらいの値段で購入しました。 シンガポールでカラフルな鉄瓶を見たのは日本から出店している「カフェ・マ・メゾン」でした。ケーキとコーヒーを頼んだところコーヒーが鉄瓶で出されて、意外な取り合わせに驚きましたが、もともと鉄瓶には興味があったので素敵だと思っていました。その後フランスに旅行した際に何軒かお店でカラフルな鉄瓶が部屋のディスプレー用としてだと思うのですが、売られているのを見てずっと気になっていました。 運良くお役たちサイトで鉄瓶を見つけ、MRT(地下鉄)の駅で受けった際、出品者の方から六本木ヒルズ内のお店で購入してシンガポールに持って来たこと、本帰国になったので日本でまた新しいのを購入予定であると説明がありました。こちらも破格の値段で譲ってくれました。 日本茶だけでなく、中国茶、紅茶、コーヒーを飲む時にも使っていて「お家ご飯」の時この鉄瓶で飲み物を出すとかなり受けます。 国土の小さい国ならではのちょっとした楽しみ&息抜きです。
2020.06.20
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