広島カープ考察

広島カープ考察

PR

コメント新着

X youhei00002 フォローしてください@ Re:広島情報(06/06) X youhei00002 フォローしてください
X youhei00002 フォローしてください@ Re:51戦目(06/06) X youhei00002 フォローしてください
うし48 @ Re[1]:広島 正念場選手3(01/09) 通りすがりのカープファンさんへ  コメ…
うし48 @ Re[3]:広島選手情報(12/20)  カープ好きさんへ  コメントありがと…
通りすがりのカープファン@ Re:広島 正念場選手3(01/09) 羽月のバッティングに関して、三遊間に転…

プロフィール

うし48

うし48

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

2024.01.31
XML
カテゴリ: 海外リーグ野球
『ドイツと同じ環境』

 本日はBS朝日にて放送された『栗山英樹 WBCアナザーズストーリー チェコで出会った野球愛』についての感想を書いていきたいと思います。
ちなみに​ youtube ​でも公開されたので是非ご覧いただければと思います(ちなみにWBCの試合映像はyoutubeではカットされていますのでご注意ください)。

 まず率直に思ったのは現状チェコ野球の環境は決して恵まれたものではなく、以前に元千葉ロッテ・阪神・横浜の久保投手がドイツ野球の環境について語っていた事とほぼ同じような環境にあるという印象を受けました。
栗山氏もハジム監督や様々なWBC選手らの話を聞いて「思った以上に環境は厳しいな」と話しています。
しかしながらそんな中でもフルタイムの仕事をこなしつつ、私生活を削って野球に繋がる練習や試合をこなす姿には感服しました。
ただでさえ仕事で疲れているのに仕事終わりから野球の練習を行い、金曜日はナイトゲーム、土曜日や日曜日はデーゲーム、そして翌週からまた仕事というのはかなり過酷です。
ましてやエクストラリーガはプロではなくアマチュアなので給与もなく、それでも野球を続けるのは相当な野球好きなのだろうと感じ、これも久保投手がドイツ人選手に語った事と同じ印象を受けました。

 もし日本の野球環境がチェコと同じような環境だった場合、果たして今プロ野球選手としてプレーしている選手の何割が野球を継続しているでしょうか?
如何に日本の野球環境が恵まれているかを感じさせられるところ、現在人的補償に関して「そもそも人的補償がおかしい」という論点のすり替えを行い、かと言ってMLBのような自動FAや贅沢税、ドラフト指名権譲渡といった代案も出さずに権利ばかり主張している昨今の選手会ですが、如何に自分達が恵まれているかを感じてもらいたいなと思いました。

 また、チェコではクラブチームのよる年齢毎の選手育成を本格的に取り組んでおり、近年はその成果が出ているといった話も出てきました。
その中で興味深かったのは10歳までの子供にはあまりとやかく言わずにとにかく野球を楽しんでもらうという方針を敷いており、栗山氏が「野球さえ楽しければ自ずと一生懸命努力するという事ですか?」と尋ねた際、施設の運営・管理責任者のトーマス・オベズニー氏は「好きになってもらわないと、どうしようもないですから」と回答しました。
この方針は日本の野球指導者もしっかりと学ぶべきなのではないかな?と感じており、お盆でお墓参りをする際にグラウンドを見かけるのですが、小学生相手に監督かコーチがよく怒鳴ったりしているのを目撃しており、日本では未だに旧態依然としたところがありますね。
日本にも「好きこそ物の上手なれ」ということわざがあるように今一度「野球を楽しむ」という原点に立ち返っても良いのではないでしょうか。

 最後にチェコ野球の未来ですが、正直言わせてもらうと現状の環境だと中々大きく発展していく事は難しいのかな?と感じるところです。
これは以前の​ 記事 ​でも触れたのですが、筋金の入りの野球好きの人々が欧州で野球をプレーし続けているという点は凄いと思うのですが、客観的に見てこの環境を魅力的に思う人はやはり少ないだろうなというのが個人的な印象で、やはり更なる発展をさせていくならばこの部分を変えていかねばならないと改めて思いました。
現にチェコの若手有望株であるフルプ外野手やプロコップ内野手、パディサック投手らはそれぞれアメリカ独立リーグ(アメリカの大学でもプレー)やBC神奈川、アメリカの大学でプレーしています。
やはり彼らもプロ野球選手になりたいという思いがある のだろうと思います。

 しかしながら現在はパナソニックや協和ホールディングスなどが千葉ロッテとチェコ野球協会のベースボールブリッジプログラムのスポンサーとなり、政府からの強化支援種目にも指定されて援助を受けられるようになるなど依然と比べると劇的に改善されつつあります。
これはハジム監督を始めとした方々が「チェコで野球を普及させる事が我々の使命だ」という信念から厳しい環境でも地道に草の根活動を行ってチェコ野球の底上げをし続けてきたからという事に加え、しっかりとWBC予選、本選の大舞台で結果を残したからに他ならないと思います。
まだまだ野球強豪国と比べると厳しいかもしれませんが、地道に草の根活動を続ける事と結果を残し続ける事でチェコ国内で存在感を高めていって欲しいですね。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2024.02.01 00:29:25
コメント(0) | コメントを書く
[海外リーグ野球] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: