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こんばんは、ほうとうです。兵庫県立芸術文化センターで行われた、ヤノフスキ指揮ベルリン放送交響楽団の演奏会に行って来ました。曲目は、ブルックナーの交響曲第8番ハ短調(ノヴァーク版第2稿)。第1から第3楽章までは、テンポが緩まない様に、第4楽章では、第一主題に付随する伴奏の短前打音を意識してか、速くならない様にコントロールしていました。これは、指揮者の「曲の統合」という意図の表れでしょう。こうした指揮者のこだわりは多く感じられたのですが、何と言っても「ブル8」ですから、もっとオケが頑張って音の出だしをキメていかないと、盛り上がりの効果が出ませんね。何とも歯がゆさを感じたのでした。
2015.03.21
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こんばんは、ほうとうです。福岡シンフォニーホールで行われた、インバル指揮東京都響の創立50周年記念演奏会に行って来ました。曲目は、ワーグナーの楽劇トリスタンとイゾルデより前奏曲と愛の死、ブルックナーの交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」(ノヴァーク版1878/80)。この指揮者とオケのマーラーチクルスは有名で、第2交響曲でははまり込んでしまったのですが、ブルックナーもなかなかと聞いていました。「トリスタン」は、前プロと言うこともあってか、あまり作り込まず、比較的あっさりとした演奏でした。ブルックナーは、テンポを大きく動かさないで、かつ、パートのバランスに神経を使って、曲の構造を透き通る如く表現していました。終楽章のコーダ(終結部)に入った所では、刻んでいる弦パートで、8分音符で音階が動いているのを強調するなど、工夫が見られました。それが効果的で、見頃な大団円になりました。インバルのブルックナーも良いねぇ。
2015.03.15
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