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こんばんは、ほうとうです。奈良県文化会館国際ホールで行われた、ムジークフェストなら2015 ファイナル公演、M.プレトニョフ指揮ロシア・ナショナル管弦楽団の演奏会に行ってきました。 このホール、キャパが1313席でフル・オケが演奏するには少し狭いです。 JR奈良駅西口に100年会館という1500近いキャパの新しいホールがあるのに、なぜこちらで開催したのでしょうか。オクトーバーフェスタという別の飲食イベントとの相乗効果や、飲食店への経済効果を期待したのでしょうか? さて、曲目は、チャイコフスキーの弦楽セレナーデ第2楽章(奈良県立ジュニアオーケストラとの共演)、アルチュニアンのトランペット協奏曲変イ長調(独奏:S.ナカリャコフ、アンコール:バッハのG線上のアリア,フリューゲル・ホルンで)、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番変ロ短調(独奏:牛田智大、アンコール:プーランクの即興曲第15番E.ピアフを讃えて)、チャイコフスキーの交響曲第5番ホ短調(アンコール:チャイコフスキーの雪娘より道化師の踊り)と盛り沢山! ナカリャコフは流石だった(アンコールでは循環呼吸も披露)し、牛田君はモスクワの音楽高校で修行中ながら、立派に弾いていました。 オケは、ロシアらしくパワフルですが、以前CDで聴いたほど鮮やかではなく、粗さが感じられました。(ちょっと残念。コストパフォーマンスは抜群ですが。)
2015.06.28
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こんばんは、ほうとうです。 今朝、起きたら雨が止んでいました。それなら、山にでも行かなくちゃ、と思い、ガイドブックを開いて、近くの山を探しました。時間的にとっくに朝なので、電車だけで行ける、河内長野市の岩湧山(標高897m)にしました。 南海紀見峠駅で下車し、電車のトンネルの上まで戻り、国定公園の看板から根古川沿いの舗装林道を遡り、鉄塔を過ぎると、滑り止めのある右上の坂を登り、ダイヤモンドトレールの走る稜線に向かって山道を登り詰めます。ダイトレに出た所が3合目で、ベンチがいくつもあって、休憩に便利。後はダイトレを西に山頂を目指します。根古峰、五ツ辻を経て、森を抜け、カヤトの山頂です。 ササユリが咲いていましたが、既にしおれ始めていて、見頃過ぎ。オカトラノオが咲き始めていました。 天気が良ければ、ハルカスや六甲山も見えたのでしょうが、金剛山頂に雲が掛かるほどで、関空の向こうに淡路島を見るのがやっとでした。 東峰から急坂道(兼松新道)を下って、標高500mの所にある古寺岩湧寺へ。 多宝塔が杉の大木等に囲まれなかなか美しかったです。渓流沿いの石畳道を下りながら、行者滝を見て(迫力はイマイチ)、その渓流を渡って、行者道を登り返し五ツ辻付近のダイトレに戻り、3合目を直進し、急坂を下って砥石谷林道に出、流谷集落ののどかさを見ながら、南海天見駅に戻り、約16キロの歩きを終えました。
2015.06.27
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こんばんは、ほうとうです。 石川県立音楽堂で行われた、オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)第364回定期に行ってきました。指揮は音楽監督の井上道義。曲目は、ロッシーニの「シンデレラ」序曲、シューマンのヴァイオリン協奏曲ニ短調、ブラームスの交響曲第2番ニ長調。ヴァイオリン独奏が五嶋みどり。だから金沢まで行ったのです。 このホールには初めて来ましたが、キャパ1560でカマボコ天井のシューボックス型のなかなかいいホールと感じました。2管編成のやや小さめのこのオケのホームグラウンドに合っているのではないでしょうか。 さて、臨時追加席まで出た満席の終演後、道義さんが「今日はこれだけ沢山来て頂いたが、定期会員の数を増やしたいので、よろしく。」と言っていましたが、企画も勿論大事ですが、演奏の質も上げて欲しいと感じました。音をしっかり練り上げ、アインザッツがもっと決まるようになると、小ぶりな編成の良さが行きて、オーケストラの隅々まで動きがスッキリ見えて来るのではないかと思うのです。ロッシーニは、もう少し洒脱感があっても良かったし、ブラームスはもっと和声を楽しめたのでは、と感じました。 コンチェルトはオケも頑張っていました。みどりさんも、この曲を演奏することは多くなく、どちらかと言えば大変だったのではないでしょうか。でも、良い演奏で、この佳曲の魅力は分かりましたし、長らく陽の目を見なかったのが惜しくもあります。ただ、2楽章と3楽章は作曲者が連続でと指示していますが、3楽章が三拍子なので、アタッカにせず、独立させた方が自然だと思いました。 でも、なぜシューマンの妻クララと友人の名ヴァイオリニスト、ヨアヒムはこの曲をお蔵入りにしたのでしょうか。この曲を作曲した頃には、シューマンは既に精神に変調を来していたのですが、それだけでは説得力がありません。ライトモチーフのような短くて、装飾音が付けられた少しわかりにくい、口ずさみにくい主旋律ではあることは確かです。9年前の1844年、メンデルスゾーンがあのヴァイオリン協奏曲を、もっと前の1806年にはベートーヴェンがヴァイオリン協奏曲を書いています。この2曲は3大ヴァイオリン協奏曲の中に含まれ、クララはこれらに匹敵する名曲を期待したのではないかと勘繰ってしまいます。それまでに、ピアノ曲や歌曲集、4つの交響曲を書いていて、期待が大きかったのでしょうか。シューマンと同じ頃、ヴユータンやヴィエニャフスキがヴァイオリン協奏曲を作曲しており、これらとあえて競り合うことを避けたのではないでしょうか。色々と思い巡らせてしまいます。
2015.06.22
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こんにちは、ほうとうです。 大峰奥駈道の稜線上にある、大天井ヶ岳(標高1439m)に登って来ました。 当初、行者還岳を考えていたのですが、雷のことも考慮して少し低く、山頂に樹が生えている大天井ヶ岳にしました。 さて、五番関トンネルの登山口に駐車し、登り始めましたが、まっすぐ大天井ヶ岳に向かうと距離が近すぎるので、五番関の女人結界門から山上ヶ岳方向に少し行ってみることにしました。地図上の「鍋カツギ行者」まで行きます。途中、白装束の修験者とすれ違い、ヤマアジサイの仲間が咲いていました。 さて、約30分後、鍋カツギ行者に着いてみると、祠の前の樹に大きな中華鍋が掛けられて(奉納されて)います。分かりやすい(笑)。祠には「鍋冠行者」と書かれていました。(そう書くんだ!) 「鍋カツギ」が少し分かったところで、五番関に引き返し、大天井ヶ岳に向かいました。 稜線と言っても、木が生えているし、霧が立ち込めて見晴らしは効きません。 日陰に幽霊チックなギョリンソウが咲いています。 さほど時間は掛からず山頂に着きました。腰を下ろして休憩していると、雷が鳴り雨が降り始めたので、レインウェアを着てそそくさと下山しました。 帰路途中、御所市で「沙羅の寺」という看板を見かけたので、この時期なら咲いているはず、と思って立ち寄りました。 シャラの白い花は、清潔感・涼感があっていいですね。
2015.06.21
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こんばんは、ほうとうです。 13・14日の土日、11か月ぶりに四国の百名山の一つ、剣山(標高1955m)に登ってきました。でも今回は、りゅうびを伴っての山頂山小屋泊です。りゅうびが、剣山山頂から次郎笈(じろうぎゅう)までの笹の吊尾根を味わいたい、朝の山頂の眺め(あわよくばご来光)を楽しみたい、と欲張りなことを申すので、そのように計画しました。 コメツツジの花は終わり、キレンゲショウマの花には早過ぎますが、今年も上の写真の深山万年草は、小さな花が沢山咲き誇り、瞬く星空のようでした。 剣山頂上ヒュッテの本館は、現在全面改装中で使用できず、別館の雲海荘のみの営業です。でも、梅雨時なので客が少なく、角部屋に泊まることができました。(山頂の小屋なのに、お風呂に入れるのはありがたい。) さて、ご来光は無理そうでしたが、日の出の時間に起床してみました。 西の三嶺のずっと向こうに、石鎚山系が見えます。 うっすらと朝焼けの雲の下、雲海が広がっていきます。 雲海がすぐ北西の塔丸(標高1713m)の尾根を越えていく様は、ジブリ映画「風の谷のナウシカ」の巨神兵が砂丘を越えて現れるシーンを思わせます。 この後、朝食時には雨になり、朝ならではの風景は薄れてしまいました。 雲海の景色にりゅうびは満足してくれたようです。
2015.06.15
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こんばんは、ほうとうです。 昨7日、JRふれあいハイク「かくれ里、ササユリ・トキソウの魅力と甲賀武士ゆかりの城跡を巡る」に参加して、滋賀県甲賀市(甲賀町)を歩いてきました。 トキソウは、5月の高い気温で見頃が過ぎ去っていました。 ご存知の通り、甲賀は忍者の里ですから、甲賀駅は忍者のイラストなどでいっぱいです。マンホールの蓋も、上の写真の通り忍者が描かれています。蓋が突然開いて、足元から忍者が手裏剣を投げてくる、なんて手荒い歓迎はありませんでした。(笑) 甲賀駅を出発して、5か所の城跡などを回って油日駅で解散する、約12キロのなだらかな丘陵ハイキングでした。 甲賀は、約200の城跡が確認されていて、中世に強大な権力が生まれず、土豪たちが、郡中惣という自治組織で協力し合っていたことから、小規模な城館が沢山築かれたそうです。もう至るところに城跡がある感じです。そして、ここの城郭は単郭方形が基本で、しっかり土塁が残っています。しかし、少し強力だった上野氏の上野城跡は、帯曲輪や枡形、堀切や(駐屯地としての)削平地を有し、城跡マニアも納得できるかもしれません。 さて、梅垣城跡や上野城跡には、市の花であるササユリが大切に育てられていました。 日光の少ない場所を好み、淡いピンクの花を咲かせ、近づくと甘い香りをさせています。清楚でいいですなあ。(オジサン好み?)
2015.06.08
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こんにちは、ほうとうです。 2週間振りに山に登ってきました。どの山にするか考えた結果、天気や時期から京都市の愛宕山(標高924m)にしました。高い山は、登っても雲の中という可能性があるし(結果はイマイチでした。)、433年前の6月2日(旧暦)、本能寺の変があったのですが、その直前、明智光秀がこの山に戦勝祈願に詣で、連歌の会を催し、その冒頭の発句で「ときは今あめが下しる五月かな」と詠んだ(この句には秀吉による偽造説もありますが。)のですが、その時期と一致するからです。 さて、京都バス終点の清滝で下車し、表参道を登って山頂の愛宕神社へ詣で、月輪寺・空也滝を経て下山することにしました。 5合目の上、大杉大神付近は南側の展望が開け、上の写真の通り、保津峡や京都市街が望めました。ところが、水尾分岐が近づくと霧が立ち込め、ポツポツ雨が降り始めました。まさに、「雨が下しる」です。 この山は、杉や桧の大木が多く、這う根っこや盛り上がる樹皮が印象的で、何だか哲学的思考に入り込んでしまいそうです。 立派な愛宕神社に詣でた後、古刹月輪寺を経て、等覚院という寺の奥にある空也滝に行ってみました。 落差20mほどの滝ですが、岩肌がいい感じで、滝行する人も多そうです。(八大龍王、不動明王、役行者が祀られていて、南無遍照金剛と刻まれた石碑があります。) 歴史を絡ませた山歩きでした。
2015.06.06
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こんばんは、ほうとうです。 5月30日、春日大社に参詣しましたが、ついでに山の辺の道のまだ歩いていない所を踏破しておこうと、春日大社から南に歩きました。 山の辺の道は、桜井―天理間を歩くのが一般的ですが、実はその北、春日大社まで続いています。5月10日に桜井―柳本間を歩いたので、その残りを歩きました。(でも、春日大社―白毫寺間はかつて歩いたことがありますが、省略する理由もなく、もう一度歩いてもいいなと思ったので、また歩きました。) 新薬師寺の十二神将立像には改めて圧倒され、のどかさの僅かに残る道を歩き、八阪神社の先では、田植えと大和棟の風景がいい感じでした。 名阪国道を潜り、天理市の中心部に向け緩やかに下り始めると、小さな沢沿いに天理高校の菖蒲畑がありました。 立派に育てていますね。同校はスポーツやブラバンが有名ですが、園芸もやるなあと感心しました。 石上神宮は回廊が修理中で、建物の写真は撮れませんでしたが、鶏を撮って南下、長岳寺から柳本駅に下って、約23キロの歩きを終えました。 春日大社造替にまつわるいくつかの神社や、夜都伎神社、大和(おおやまと)神社お旅所という古社、立派な本堂の弘仁寺、といった見どころも発見出来ました。
2015.06.02
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