ちゃむのバレエとオペラと海外TVドラマの日々

ちゃむのバレエとオペラと海外TVドラマの日々

2012.08.25
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はっと目が覚めたら結構遅い時間で、すでに朝一の予定はキャンセル。
疲れてます。。。


DVDレコーダーのHDDを空にしなくちゃ、と思ってせっせとダビングか消去をしていたら、この映像が見つかりました。6月にクラシカ・ジャパンから録画したまま、HDDに眠っていました。
シュトゥットガルト・バレエのマライン・ラドメイカーがチューリヒ・バレエに客演した作品です。



ペール・ギュント



『ペール・ギュント』はそのストーリーもグリーグの作だとばかり思っていました。
イプセンの詩劇なんですね。どちらかと言うと、イプセンが自分の戯曲に付随する音楽をグリーグに依頼した、ということらしいです。

そして、もちろん私はストーリーの内容を知りませんでした。
・・・ひどい話です。

誇大妄想癖のイケメン(マラインが主役だからそう思うのか・・・)が、花嫁を略奪したり、魔王の娘と懇ろになったり、預言者になったり・・・老人になってやっと故郷で自分を待つ恋人の元に帰りますが、その恋人の腕の中で息絶える。
なんだか、釈然としない(?)話です。


ペールを演じるマラインが美しいです。
外見が絵のような美貌であるというだけでなく、踊る姿の優美さと、つま先まで神経が行き届いた繊細さに、ほうーっとため息が出ました。先般のバレエ・フェスで踊ったのは短い時間でしたから、そんなにマラインを堪能できませんでした。私にとって、初マラインと言っていいくらい。


作品は、場面転換が多く、ストーリーはあるようでいてあまりないと言うか、流れのないオムニバス形式のようなものでした。バレエとして楽しめたかと言うと、マラインじゃなかったら微妙なところです。
歌はいいんですが、セリフはちょっと邪魔。ストーリーが荒唐無稽で細切れなので、セリフで流れをカバーする意図もあったのでしょうか?


振付には新味もあり、舞台上で砂を使うところなどは面白かったと思います。



[出演]マライン・ラドメイカー、フィリップ・シェプマン、イェン・ハン、アナ・カロリーナ・クヮレスマ、チューリヒ・バレエ団 他
[原案・振付・演出]ハインツ・シュペルリ
[原作]ヘンリック・イプセンの詩劇『ペール・ギュント』
[音楽]エドヴァルド・グリーグ:劇音楽『ペール・ギュント』Op.23
[装置]フロリアン・エッティ
[指揮]エイヴィン・グルベルグ・イェンセン
[演奏]チューリヒ歌劇場管弦楽団及び同合唱団、
クリスティアーネ・コール(ソルヴェイグ/ソプラノ)
ボグスラフ・ビジンスキ(ペール・ギュント/テノール)
アニエスカ・アダムチャク(ソプラノ)
フイリン・チュウ(ソプラノ)
アンジェリカ・ビョーイェ(メゾ・ソプラノ)
[収録]2008年11月23日、12月5日&7日チューリヒ歌劇場


DVD↓も出ています。

【送料無料】 『ペール・ギュント』 シュペルリ振付、ラドメイカー、イェン・ハン、チューリヒ・バレエ(2008) 【DVD】





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Last updated  2012.08.26 00:57:41
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