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赤ちゃんの痒みは、自分ではわからないだけに辛いものがあります。痒いから掻かせたいけど、掻くと皮膚が悪化するので、掻くのを必死にやめさせるために、親がむきになってしまうことも少なくありません。今回は、その痒みを少しでもやわらげるためのポイントを紹介したいと思います。皮膚を保護するためには掻かせないことが重要ですが、なかなかうまくいきません。アトピー性皮膚炎では痒みが強いそうなので、どうしても掻いてしまいます。そして、掻きはじめると、痒みは増し、さらに一層掻くということを繰り返し、ますます悪循環を招くことは間違いなく、皮膚に傷を作るまで掻いてしまうことがほとんどです。また痒い時は、手を押さえても、布団や親の衣類などに、顔をこすりつけて、首を振って掻きはじめたりもします。皮膚が傷つくと、正常な皮膚のバリアーが壊れ、かつ細菌やカビ、ウイルスなどが感染して、傷口を悪化させる原因ともなります。さらに悪化すると、とびひや、アレルゲン(食べこぼした食事アレルゲン、ダニ・ハウスダスト・カビなどの環境アレルゲンなど)の侵入する可能性も高くなります。逆に、掻くことが減ると、傷の悪化が抑えられ、感染も軽快します。ただ、掻きはじめると、気持ちが良くて夢中になることが多いので、他に楽しいことや気が紛れるような遊びをして、痒みを少しでも忘れさせる必要性があります。また、就寝時、入浴時、身につけるものなど注意をすることはたくさんあると思いますが、以下に簡潔に痒みと皮膚保護の対策をまとめたいと思います。★掻くことをやめさせるために、親が爪を立てずに、やさしく掻いてあげること。ただ、月齢や年齢が上がるにつれて、子ども自身の精神的影響も考慮して、傷がひどくならない程度なら掻かせてあげることも必要になる場合もあります。★皮膚をなるべく傷つけないために、爪を短く切ること★痒みの強そうな部位には、冷やした木綿のさらし、もしくは保冷剤をさらしなどに包んだものなどを当ててあげること★寝はじめの痒みは皮膚温の上昇が原因なので、敷布団の上に冷やした濡れタオルなどを入れたビニル袋を置き、その上に1枚肌に優しいものを敷いて寝させること。もしくは扇風機やうちわなどで少し風を送って、からだを冷やしてあげること★冬場でも、室内温を高めに設定しないこと。★目の周囲などデリケートな部位を掻かせないために、例えば、肘関節周辺の衣類と腰周辺の衣類を大きな安全ピンなどでとめてしまうこと。手は固定されず、自由に動くけど、顔まで届かない位置が理想。これは赤ちゃんには有効だとは思います。★夜や昼寝時、痒みがひどい場合は、ミトンをすること★痒みの強い部分はチュビファースト(包帯型)を検討してもよいかもしれません。★香辛料など痒みを増進させる食事、アレルギーがある場合はアレルゲンとなる食品および加工品を避けること。リノール酸などの油脂類を多く摂取しないこと。授乳中の場合は、母親も避けること★環境要因が痒みの原因となっていることもあるので、環境整備をすること★髪の毛が首筋に当たらないようにすること。特に夏場は汗などと重なり、ちくちくしたり、痒みを増大させる原因となります。★入浴は最低でも1回入り、体の汚れを落としてあげること★お湯は38度くらいのぬるま湯で、短時間が理想。それでも痒みを起こす場合は、シャワーにすること★基本的に低刺激性の石鹸で洗うが、石鹸自体が刺激になる部位は、お湯だけで洗うこと★タオルなどで体を洗うのではなく、手で洗ってあげること★刺激の少ない衣類にすること★洗濯時、石鹸などの刺激性が低い洗剤に変更し、すすぎの回数を多くすること、柔軟剤や糊付けをしないこと★夏場の汗は衣類をこまめにかえたり、外出時などは、刺激が少ないコットンなどを塗らして持ち歩き、こまめに拭き取ること★肌にやさしい衣類の着用★ほっぺや口周囲は授乳後、離乳食後、よだれが多いとき、遊んだあとなど、こまめにふきとること★皮膚の乾燥がひどい時は、普段以上に、保湿剤をこまめに塗るなどのスキンケアを怠らないこと。入浴後すぐの保湿剤の塗布が効果的だそうです。★痒みがひどい場合は、抗アレルギー剤や抗ヒスタミン剤などの利用も検討すること(医師処方)今回は簡単に箇条書きをしましたが、次回は上記をもう少し詳しく書いてみようと思っています。
January 22, 2005
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つなまよさんから希望があったので、緊急作製しました(笑)。内容が平凡すぎたら、ごめんなさい!天然ゴムは、ゴムの木の幹から採取した樹液を加工して作ったものです。最近、このゴム(ラテックス)アレルギー、またはこれに関連した果物によるアレルギー(ラテックスアレルギー・フルーツ症候群)が急増しています。ラテックスアレルギーは、天然ゴム製品に含まれるラテックスタンパクに感作されておきる即時型症状を示すアレルギー疾患です。天然ゴム製品に含まれる化学物質(加硫促進剤、硬化剤など)により感作された場合は、接触性皮膚炎が多いようです。このアレルギーの原因となるラテックスタンパクは、植物が自ずから保護するためにもっている生体防御タンパクだそうです。現在14種類ほど単離・同定されています。ゴムの生産量を高めるために、ゴムの木を傷つけ、ストレスを高めて得られた樹液に入っている、これらの生体防御タンパクが、他の多くの植物に種を越えて含まれていることは不思議なことではありません。多くの植物も自分を保護する必要性があるのですから… そのため、ラテックスアレルギーに感作されると、多くの植物に対してもアレルギーを起こしてしまう可能性が高くなります。ラテックスアレルギーの発症は、日本より欧米での発症率が高いようですが、最も多いのは、ゴム手袋を使う医療従事者のようです(特に、歯科医)。このアレルギーは医療従事者に限らず、下記に示すように、多くのケースで発症しています。★医療従事者 ゴム手袋および手袋用パウダー、ラテックスカテーテル(導尿チューブ・点滴チューブなど)、採血時の駆血チューブ、絆創膏、手動の血圧計、呼吸器バッグ、歯科用デンタルダム、バリウム浣腸用のカフなど ★患者(尿道破裂・二分脊椎症・頻回に手術を受けている・継続的なケアの実施中など) ラテックスカテーテルや施術者のゴム手袋などと長期に接触するため★ゴム製造業に従事する方 ★乳幼児 ゴム風船、ゴム製のおもちゃ、ゴムボール、ゴム人形、おしゃぶり、チューイングガム、ゴムの付いた衣類など★大人 炊事用手袋、コンドーム、ゴムの付いた衣類、輪ゴムなどのゴム製品を含む一般的日用品・育児用品、観賞用のゴムの木、チューイングガムなど★特定の食物アレルギーを有する場合 バナナ、アボガド、キウイ、栗、イチジク、パパイヤ、メロン、モモ、ピーナッツ、クルミ、カラシ、コショウ、ジャガイモ、トマト、パイナップル、ソバ、タケノコなどラテックスアレルギーによる症状は接触性皮膚炎や接触部位の痒みが最も多いのですが、鼻症状、結膜の浮腫、アナフィラキシーも珍しいことではありません。そのため、欧米では、医療従事者が喘息・アナフィラキシーショックの症状を起こすため、職業を変更せざるをえなくなり、訴訟問題となっている例があるようです。また、果物などはラテックスと交叉抗原性をもつことがすでに知られ、ラテックスに感作された人が上記のような果物を食べると、蕁麻疹、アナフィラキシーのような強い症状を誘発することがあり、これをラテックスアレルギー・フルーツ症候群と呼びます。この場合、ラテックスアレルギーが先に発症して、果物などの特定の食物アレルギーを合併する場合が多いのですが、中には、果物などの食物アレルギーからラテックスアレルギーを誘発することもあるようです。いずれにしても、症状が強い場合が多いので、ラテックスアレルギーの方は体調不良時、疲れ気味などのときは、これらの食品をとらない方が安心だと思いますし、逆に、これらの食品に対するアレルギーの方も体調不良時や疲れ気味のときは、ゴム製品にあまり接触しない方が良いと思います。果物では、特にバナナ、アボガド、キウイ、栗がラテックスとの交叉抗原性が高いようで、いずれもアナフィラのような強い症状として出る場合が多い食品です。もちろん、上記でリストアップした食品のほとんどは、単独でも強い症状を誘発することが多いものばかりだと気づくでしょうが… しっかりと加熱をすれば、抗原性が低下するものもあるのですが、中には耐熱性のものがあり、果実によって異なるので、注意が必要だそうです。例えば、アボガドは加熱で抗原性が消失するようですが、モモは耐熱性だそうです。参考までに、果物ですが、これらは花粉などと交叉するものが多く、これは口腔アレルギー症候群(OAS)と関連しますので、また別の機会に書く予定です。<妊娠・出産・育児中の注意点>ゴムアレルギーの可能性がある場合、もしくはゴム手袋をして家事をしているのに主婦湿疹がひどい場合などは、ラテックスのアレルギー検査(血液検査:RAST)を1度受けてみると良いと思います。その際、最低でも、上記のバナナ、アボガド、キウイを同時に検査しておくと、フルーツとの関連性を検討できるので良いと思います。そして、万が一、軽度でもラテックスアレルギーが判明した場合、普段の生活に支障がない状態でも、できる限り、ゴム製品を排除します。<対策>★医療機関受診の際は必ずラテックスアレルギーであることを伝えること★アレルギーが判明した場合、妊婦検診・分娩の際は、絶対にゴム製品の使用を避けてもらうこと。分娩中のアナフィラキシーの例があります。★アレルギーが判明した場合、家事の手袋・衣類などゴム製品を避け、他の原材料からできた製品にすること★アレルギー・アトピーっ子育児中の方は、なるべくゴム製品を子どもにしゃぶらせないことが感作予防となります。ゴム製品から溶け出すことが感作の原因となるようです。赤ちゃん用の乳首はほとんど溶け出さないように製造されているようですが、おしゃぶりは若干溶け出すようです。そのため、ゴム(ラテックス)ではない製品の使用をおすすめします。また、アレルギーっ子が輪ゴムや風船などゴム製品をなめることも多いので、できるだけ避けた方が良いと思います。★ゴムの木の鑑賞用植物を室内に置かないこと。この葉を触って遊んで、アレルギーを起こした例があるそうです。★バナナ、アボガド、キウイなど、特に南国系の果物の摂取を控えること。これらは通常でも抗原性が高く、アナフィラキシーを起こしやすい食品なので、ラテックスアレルギーで今まで大丈夫であっても、体調が悪い時に摂取すると、アナフィラキシーを起こす可能性があります。★チューイングガムをおやつに与えないこと<ラテックスアレルギーにやさしい生活をめざして…(笑)>★使い捨て N-DEX グローブ 100枚セット★ニトリルタイプ超薄ゴム手袋★ディスポ手袋 S 50枚入 ディスポ手袋 M 50枚入 ディスポ手袋 L 50枚入 ★ラテックスアレルギーの相談可能な施設はこちら!<参考文献>◇最新食物アレルギー◇アレルギーっ子の生活百科第3版
January 21, 2005
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アレルギーっ子用の絵本の紹介、第2弾です。第1弾は「食べられるものと食べられないものがあること」を教えるための絵本、むっちゃんのしょくどうしゃでした。今回は子どもにアレルギーという病気を説明するための絵本です。アレルギーってなあにこれは喘息、アトピー性皮膚炎、花粉症がどのようにおこるかを、「からだぼうえいぐん」(=免疫)で説明しています。「からだぼうえいぐん」がパトロール中にアレルゲンを発見して、メンバーの1人が過剰に反応して暴れだしたために、アレルギーが起こるというものです。喘息は4-5歳の男の子、アトピー性皮膚炎は2歳の女の子、花粉症は大人が主人公になっています。4歳の子どもに読み聞かせをしてみました。やはり、少し難しいようです。そのため、対象は早くても年長~小学校くらいが良いのかなと思ったりしました。ただ、本人も少しは理解したいと希望したので、大好きなアンパンマンのキャラクターに置き換えてみました。アンパンマンの中で、「カビるんるん」というバイキンマンが、アンパンマンの顔を作ってくれるジャムおじさんのパン工場にまくのですが、それにちなんで、「ほこりるんるん」、「花粉るんるん」、「卵るんるん」、「牛乳るんるん」と名づけてみました。そして、風邪ウイルスは「風邪バイキンマン」、「からだぼうえいぐん」が「アンパンマン」に…すると、「からだぼうえいぐん」が戦いすぎて、パワーがなくなったところなどは、アンパンマンの顔が水に濡れたり、ちぎられて、「力がでないよ~」に言い換えると、多少はわかったみたいです。それでも、まだまだ数回(もっと?)読まないと理解は難しそうです。幼稚園・保育園では難しいかもしれませんが、小学校入学前に、自分の病気がなぜ起こるのかを説明する時、またはクラスのお友達に理解をしてもらいたいときなど、先生を通して、是非読んでもらいたいなと思いました。先生にも理解をして欲しいので…これはげんきがいちばんという、子どもに生活の基本などを教えるためのシリーズ絵本で、現在全10冊出版されているようです。その中で、★おくすりちゃんとのめるかな?★どうしてむしばになるの?★どうしておなかはなるのかな?が役に立ちそうかなと思います。
January 20, 2005
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少し早いですが、2月3日の節分といえば、「鬼は外!福は内!」と豆まきをした幼少の頃の想い出が懐かしいです。この豆まきのあと、畳の上に転がった炒り大豆を拾って、歳の数だけ食べると縁起が良いというので、数えて食べていました。歳の数だけ、もしくは歳の数+1(数え歳)を食べると、「無病息災のいわれ」があるようです。関西出身の私は、豆まきは「大豆」と思っていたのですが、ピーナッツの産地である千葉県やその周辺、もしくは東北や北海道など関東より北の地域では、落花生(ピーナッツ)を殻付で巻いているところが多いそうです。最近では、地区に関係なく、都市部などで落花生まきをするところが増えてきているようです。これは衛生上、殻をむけば、中身を食べることができるからだそうです。ここで、困ったのは先日の日記で書いたナッツアレルギーの方です。先日も書いたように、ナッツは直接口にしなくても、殻の微粉が飛んでいるだけでも発症します。ナッツは抗原性が強いため、「湿疹が出たわ」という程度ではなく、喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、ひどい場合は呼吸困難を招くアナフィラキシーと強い症状を起こす可能性が高いのです。例えば、数時間前に、ナッツバターを食べた男の子とキスにより、女の子がアナフィラキシーを起こした可能性が高いことも報告されており(参考)、そのくらい怖いアレルゲンです。特に、国民的な代表行事であるため、保育園・幼稚園・小学校などで行うことも多く、さらには乳幼児のサークルや親子教室でもナッツまきが行われているようです。そのため、入園・入学中のお子さんをもつ方、サークルや親子教室に通っているお子さんをもつ方は、あらかじめ先生に節分行事の予定と豆が大豆なのか落花生なのかを尋ねてみることをおすすめします。特に、親子教室などでは予告なしにやる場合もあるそうです。対策はその行事をお休みするか、別室待機ということになりますが、殻の微粉は掃除後も数日浮遊しているという例も多いので、特にナッツで過敏症もしくはアナフィラキシー体質のある方の場合は、数日教室内に入れないことになりかねないので、先生と相談の上、大豆に変更してもらうなどの必要性があると思います。参考までに、この節分行事での落花生による発症例は、こちらです。また、上記の詳細はこちらにあるので、ぜひ一読下さい。食物アレルギーではあるけれども、ナッツアレルギーは関係ないからと思わないで下さい。先日も書いたように、感作性が高いものです。今まで検査項目になかった場合は、もしかしたら、アレルゲンである可能性も否定できません。また、今までに食べていたことがあるからといっても、体調が悪かったり、アレルゲン許容量を越した時に、一気にアナフィラキシーとして発症する危険性がないともいえません。もちろん、自分には関係のないことかもしれませんが、こういう思いをしているお子さんや親御さんが身の回りにいるかもしれないということを、同じ食物アレルギーをもつ親が注意を喚起していかないと、園側・学校側およびアレルギーに関係のない他の方はなかなか理解をしてくれないと思います。上記ではナッツのことを書きましたが、大豆なら大豆アレルギーの方、米を代用するなら米アレルギーの方は嫌だろうし、なかなか食物アレルギーのある各個人に対応するのは難しいことではありますが…やはり、園や学校・親子教室・サークルなどでは、お面作りや豆まきの絵を書く程度がもっとも理想的なのでしょうね。おうちでは豆まきのかわりに、「恵方をむいて、アレルゲンが入っていない太巻きをかじって…」というのが良さそうです。ちなみに、太巻きはキュウリを青鬼、ニンジンや生姜を赤鬼に見立てて、「節分に鬼をやっつけてしまう」ということだそうです。恵方はその年の歳徳神(吉神)が鎮座する方向らしいです。今年(2005年)は西南西(庚:申酉の間)だそうです。この他に、ナッツアレルギーが注意すべき場所☆ナッツ類は飛行機でもよく出るおつまみです。最近はナッツフリーのフライト便も多くなっているようです。上記でも書いたように、微粉末の浮遊があると困るので、重度のナッツアレルギーがある方の予約便の場合は、その便だけではなく、その飛行機を使う前便からナッツフリーとして、掃除なども念入りにしているところもあるそうです。本当は専用機があった方が良いのかもしれませんね。現状はわかりませんが…☆落花生売り場など公共の場所いろいろ例を考え出したら、きりがありませんでした…
January 15, 2005
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お酒のつまみにおいしいピーナッツ(落花生)。身近な料理によく使われる食材でもあります。そんなピーナッツですが、アレルゲンとしては、そばと同様、強い抗原性をもち、恐るべき食品の1つです。しかし、国内では、そばほど怖いアレルゲンとしては周知されておらず、アレルギーのある人にとってはびくびくすることが多いのも事実です。これに関しては、次回書く予定です。今回は、ピーナッツの基礎知識に関する情報を書きたいと思います。ピーナッツアレルギーは食べることのみならず、接触・吸入により症状が強く誘発される食物として有名です。このアレルギーは5歳頃までの幼児期に発症することが多いようです。ピーナッツの症状は激しく、鼻炎、蕁麻疹、喘息、嘔吐や下痢、意識喪失、呼吸器困難などアナフィラキシーショックを起こしやすいのが特徴的です。ピーナッツはゴマやソバなどと同様、寛界が遅いもしくは寛界しない可能性が高いアレルゲンとして有名です。アメリカでは、ナッツが周知の代表的なアレルゲンであり、ナッツアレルギーのある方は万が一のアナフィラキシーショック対策のために、エピペン(携帯型自己注エピネフリン)を持ち歩くほどです。日本でも、このエピペンが蜂アレルギー以外にも、ようやく食物アレルギーで持ち歩くことが許可されました(2005年春)。話はそれましたが、 ピーナッツはローストしたものを食べたり、クッキーやケーキ、エスニック料理やドレッシング、ソース、バタースプレッド、香料などに、その原型をとどめず、含有されているかどうかわからない状態で利用されていることが多いそうです。精製ピーナッツオイルでも症状が出ている例が多いので、この油脂を含んだ食品も注意しないといけません。また、ローストしたピーナッツと、生のピーナッツでは、ローストした方が生の90倍もの抗原性を示したようです。中国でピーナッツの消費量が多いのに、アメリカと比べ、アレルギーの頻度が少ないのは調理法だそうです。アメリカではロースト、中国ではフライやボイルが多いからだそうです。ローストはフライやボイルより高温で処理されるために、抗原性が増加するともありました。フライやボイルでは、生より抗原となるタンパク量が減っているそうです。普通は、加熱処理でタンパクが変性して、抗原性が弱まりそうなのに、さらに高温になると、抗原性が高まるのは不思議です。また、砂糖を加えて煎ると、抗原性が増し、砂糖を加えないで、高温処理すると低下するそうです。ピーナッツはカシュナッツやビスタチオなどに交差抗原が存在し、他のナッツ類でも症状が出る可能性が高いそうです。また、シラカバ花粉との交差性もあります。いわゆる、口腔アレルギー症候群です。そのため、注意をするナッツ類はアーモンド、マカデミアナッツ、くるみ、カシューナッツ、ブラジルナッツ、ビスタチオ、ヘーゼルナッツ、ベカンなどで、即時型を起こしやすいようです。これらナッツ類は上記で記したように「隠れた抗原」(型をとどめず、含有されているかどうかわからない状態)であることが多いため、市販品・外食ともかなり注意が必要となります(ピーナッツの表示義務はありますが…)。アレルギー対応レシピ集をみても、ナッツ類がよく利用されていますが、それも要注意です。また、ナッツ類には多くのニッケルを含むそうで、金属アレルギーがある場合も注意をしないといけない食品の1つだそうです。特に、他のアレルゲンで症状が重い場合やアナフィラキシーショックを起こした経緯がある場合は、ナッツ類は与えない方が良いそうです。それは、ナッツ類はあえて食べないといけない必須の食品ではないため、極力避ける方が新たな感作予防になるからだそうです。このナッツ類の感作性は強いため、ゴマと同様、できれば妊娠中から授乳中の間は頻回摂取、1度に食べすぎには注意をして、できる限り、避けた方が良い食品の1つではないかと思います。もちろん、乳幼児に直接食べさせることも消化機能がかなりしっかりとする頃までは避けた方が良いと思います。最近は入園前の乳幼児も食べているそうですが、アレルギー・アトピー体質がある場合には極力避けて下さいね。
January 10, 2005
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