寝言は寝て語れ (旧analyzer的独白)

寝言は寝て語れ (旧analyzer的独白)

2012.06.24
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テーマ: ニュース(99678)
カテゴリ: 時事&立腹
裁判員制度:市民感覚、被害者の力に…施行3年
毎日新聞

 「息子の遺体の傷口からにじむ血は、まるで彼が流している血の涙のようでした」。昨年9月、福岡地裁の法廷。山本美也子さんの震える声が響いた。「ただただもう一度、息子に会いたい」。静まり返る法廷で、裁判員の目に涙が浮かんだ。

 昨年2月、飲酒運転の男の乗用車が、高校1年だった長男寛大さん(当時16歳)ら2人の命を奪った。被告は危険運転致死罪に問われた。

 弁護人の質問に「普段は代行運転を利用していた」と答えた被告。飲酒運転を「たまたま」と強調する姿に怒りを覚えた。「代行運転の代金はいくらですか」。裁判員は自分の疑問と同じ質問を聞いてくれた。被告はあいまいな答えしかできず、裁判員を心強いと感じた。

 それでも判決は求刑を1年下回る懲役14年。「2人の命の重さがたった14年なのか」と悔しさがこみあげたが、翌日の新聞で裁判員が「危険運転は殺人も同然」「法律の厳罰化も必要」と苦悩を明かしているのを知り、気持ちが少し落ち着いた。

 「市民感情を持った人が判決に魂と涙を入れてくれた」。今はそう感じている。

     ◇

 埼玉県熊谷市で飲酒運転して衝突事故を起こし、9人を死傷させた男の同乗者2人が危険運転致死傷ほう助罪に問われた事件。義理の父母を亡くした小沢樹里さんは被害者参加制度を利用し、昨年1~2月にさいたま地裁で開かれた裁判員裁判を経験した。

 遺族が知りたいのは事件の法律的な解釈ではなく「なぜ家族が死ななければならなかったのか」ということ。飲酒運転に至る経緯や加害者らの上下関係について被告に繰り返し問う裁判員を「裁判官より被害者の感覚に近い」と感じた。

 一方で被害者に対する配慮が足りないとも思った。被害者参加人は審理内容に応じ、被告人質問を行い量刑意見を述べる。初公判から判決までの約1カ月間のうち9日間開かれた公判の準備のため徹夜することもあった。「市民感覚を導入するというなら、被害者にもっと配慮してほしい」

 小沢さんは昨年11月、裁判員候補者に選ばれたとの通知を受けた。5月14日には殺人事件の裁判員候補者としてさいたま地裁に呼び出された。選任からは漏れたが、候補者の辞退は申し出なかった。機会があれば、今度は自分が裁判員として被害者の気持ちをすくい取りたいと感じている。


 ◆わたしは裁判員制度には反対です。なぜシロウトが人を裁かなければいけないんでしょう。なぜそれを辞退する権利すら与えられず強制されなきゃいけないんでしょう。わたしは裁判員候補でお呼びがかかっても絶対に行きません。

 裁判に市民感覚を持ち込むというなら裁判官に市民感覚を勉強する研修でもさせりゃいいだけのこと。裁判官が足りなくて裁判が長期化するのが問題なら裁判官を増やせばいいだけのこと。この一般人には負担の大きすぎる制度が早く廃止されることを祈ります。


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最終更新日  2012.06.24 23:54:38
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