寝言は寝て語れ (旧analyzer的独白)

寝言は寝て語れ (旧analyzer的独白)

2023.04.24
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テーマ: ニュース(99559)
カテゴリ: 時事&立腹
策におぼれて2連敗、むせび泣きも 今井瑠々氏の引き抜き「裏目」に


 統一地方選をめぐる「多治見の戦い」は、自民党陣営の完敗に終わった。岐阜県議選、同県多治見市長選で本命候補が相次いで落選。立憲民主党からの今井瑠々氏の引き抜きが、「裏目」に出た形だ。

 23日夜。自民、公明両党が推す山本勝敏・前県議=無所属新顔=の事務所は静まりかえっていた。山本氏が「本当に申し訳ございません」と約7秒間、頭を下げると、支援者たちのむせび泣く声が響いた。

 「これだけ苦労したのに、2連敗。古屋氏は策におぼれた」。陣営幹部はそういって、古屋圭司・元国家公安委員長をやり玉に挙げた。

 多治見市は、古屋氏の地盤である衆院岐阜5区(多治見、中津川、瑞浪、恵那、土岐の5市)で唯一、非自民系の市長が続いてきた。市長奪取は、古屋氏ら自民陣営にとって「長年の悲願」(同市支部幹部)でもあった。

 そこで古屋氏が仕掛けたのが、立憲の岐阜5区総支部長で古屋氏のライバルだった今井氏の引き抜きだった。今井氏を県議選に擁立し、本命候補と2議席を独占。そのうえで「本番」の市長選で勝利する――。それが古屋氏の描いた戦略だった。自らの競合相手を消し去る利点もあった。

 だが、前哨戦の県議選多治見市選挙区(定数2)で早速誤算が生じた。非自民系の判治康信氏にトップ当選を許し、推薦の今井氏にはじき出される形で、本命だった公認の友江惇氏が落選の憂き目にあった。

 陣営内に動揺が走り、批判する声が出ても、古屋氏は強気だった。今井、友江両氏の合計得票数は約2万7千票。判治氏の得票を1万票以上も上回っており、周囲には「市長選に勝利できれば目的は成し遂げられたことになる」と語った。

 「非自民の票を持っている今井氏に賭けるしかない」(陣営幹部)。追い込まれた自民陣営は、続く市長選で今井氏を前面に出す戦術を選んだ。市長選7日間のうち6日間、山本氏と行動をともにし、選挙カーに乗ったり街頭演説に参加したりして支持を呼びかけた。個人演説会では14回中11回、山本氏の横でマイクを握り「4年間、わたしが県政で仕事をするには山本さんが欠かせない」と訴えた。

 だが山本氏は、非自民の高木貴行・前県議=無所属新顔=に約6千票差で敗北した。「できることはすべてやったが及ばなかった。悔しい思いでいっぱい」とあいさつした今井氏を横目に、友江氏や山本氏に近い支部幹部は「客寄せパンダになれるほど、今井氏は人気でなかったということだ」と吐き捨てた。

 「一丁目一番地」として掲げた市役所本庁舎の移転と建設を中止する公約も、敗因の一つと指摘する声がある。市議会で賛成した自民系市議から反発が生じ、陣営の足並みが乱れたためだ。ある陣営幹部は「全てが裏目に出た結果だ」と話した。

 県議の2議席と市長の「総取り」を狙った自民陣営だったが、結局、得たのは今井氏の県議1議席のみ。今後、今井氏は同市支部をまとめていく立場となるが、別の陣営幹部は、今井氏の行動が予測しがたいとして憂慮する。「残ったのは今井氏という爆弾だけ。もう知らない」

【朝日新聞デジタル;元記事は こちら へ】


 ◆「ざまあみろ」と思う。他人の気持ちを踏み躙るような事をした(させた)ヤツはには必ず報いがあるものだ。最も罪深いのは古屋氏なんだろうが今井氏も背中に大きな重い十字架を背負っていつまで政治家が続けられるか。

 この自民党にとって情けない選挙結果が古屋氏の責任論に発展することになるかどうか。政治家とはこういう生き物。利己のためなら容易く他人の気持ちを踏み躙るし裏切る。そうしなければ生き残れない稼業なんだな。





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最終更新日  2023.05.22 19:44:57
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