寝言は寝て語れ (旧analyzer的独白)

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2023.05.22
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テーマ: ニュース(99558)
カテゴリ: 時事&立腹
元広島市長「岸田首相、ヒロシマを利用するな」 核抑止力維持に憤り
朝日新聞デジタル 2023年5月21日 20時30分




 岸田首相が、ヒロシマの願いを踏みにじった。そんなサミットだったと考えます。

 サミットでは、米英仏という核保有国と日本をはじめとする米国の「核の傘」の下にある国々が、広島という地に集まり、核軍縮や不拡散といった軍事面が主に議論されました。

 しかし、本来は核が人間に与えた悲惨さを考えるべきです。核を全否定し、平和構築に向けた議論をすべきでした。

 加えて、 19日に合意された「広島ビジョン」では、核抑止力維持の重要性が強調されました。

 戦後一貫して核と戦争を否定してきた広島が、その舞台として利用された形です。

 核兵器禁止条約に署名・批准した国と地域に「広島が核を許容した」と思われてしまう。こうした国々は広島を見ているのです。今後、広島が信用されなくなり、ものを言えなくなります。

 だからこそ、議長国である日本の岸田首相は、とても罪深いと言わざるを得ません。


 ウクライナのゼレンスキー大統領が招かれました。これは、いかにも政治的なパフォーマンスです。中国とロシアに対して、西側諸国の結束をアピールしたいという狙いが透けて見えます。

 さらに、G7首脳との間では、軍事的な支援の強化が約束されました。「広島選出」を強調する岸田首相は、戦争を是認し、激化させることを広島の地で許したことになります。

 核を否定し、平和を訴えてきたヒロシマを、これ以上利用するなと言いたいです。

 広島を舞台にしてウクライナ戦争を議論するならば、一日も早い停戦と戦後復興について話し合われるべきでした。

 中国とロシアを非難するだけでは、緊張が高まるだけです。いかに対話をするか、和解のシグナルを発信する必要があります。

 戦争の種をなくし、平和を構築する。それが、岸田首相をはじめとするG7首脳たちに求められていることです。

【朝日新聞デジタル;元記事は こちら へ】




 「広島ビジョン」が予定より1日早く発表されたのも白けた原因だ。首脳たちが集合して1日そこそこで合意って事前に準備してました感満載です。さほど議論する時間を取らなくても合意できる内容であったということなんだろう。原爆資料館に首脳たちを連れて行ったがその内容は明らかにしていない。詳細を明かさない約束で岸田首相の顔を立ててあげた政治的パフォーマンスかな。

 核廃絶は簡単な道のりではなかろうが被爆地ヒロシマで行われた国際会議で核の抑止力を容認してしまっては意味がない。「ヒロシマを利用するな」という嘆きはもっともだと思う。岸田氏にとって念願のサミット広島開催の夢は叶った。G7開催で内閣支持率が上がれば次の焦点は衆院解散はいつなのかってところかな。





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最終更新日  2023.05.22 20:27:40
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