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にゃあにゃの癌は、大きくはぜて、部屋の中は、血膿の臭いで充満していました。季節は夏。朝、目覚めると、毎日、トイレに駆け込んで、嘔吐していました。にゃあにゃが倒れ込むようにして、寝たカーペットや布団は、血膿で汚れ、掃除と洗濯に追われる毎日でした。・・・暑いはずでしたが、その年の夏は、暑さを感じなかったように思います。膿の臭いに混じる、ひやっとした嫌な臭い。死臭? 完全に死ぬ前に、徐々に、癌は、にゃあにゃの体を蝕み、死の臭いを漂わせていました。にゃあにゃは、よろよろとずっと歩き回っていました。四肢で踏ん張れずに、足を四方に開いて、悲しげにもがく姿。涙を浮かべて、そんな姿を見るのは、辛いものでしたが、愛猫の苦しむ姿から目をそらすことは出来ませんでした。にゃあにゃが元気だった時には、飛びかかって噛みついて遊んでいたむうむが、にゃあにゃに近づこうとしなくなっていました。最長でも2ヶ月はもたないと動物病院で言われてから、4ヶ月・・・。頑張ったね、にゃあにゃ。もう、十分だよ。辛い思いをして、ここにとどまっていなくていいよ。この小さなおうちは、全部、にゃあにゃのテリトリーで、家の外を知らないにゃあにゃ。たった一度、家を出てしまって、お隣の庭の物陰に一日、隠れていたことがあったけれど、にゃあにゃは覚えているかな?ママは、泣きながら、にゃあにゃを抱っこして連れて帰って、ドアを開けるなり、トイレに駆け込んで、長々と小の音をさせていたにゃあにゃに、涙を拭きながら、笑ったっけ。小さなにゃあにゃ。ティッシュペーパーの箱から、ペーパーを掻き出して遊んだにゃあにゃ。リボンにじゃれついたにゃあにゃ。呼吸器の病気で倒れたにゃあにゃ。もうすぐ、にゃあにゃとのお別れの日が来る。
2016/08/24