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テンガロンハットに馬に荒くれども…でも…なかなか西部劇特有の銃も殺し合いも出てこない…こういう西部劇ってあるのかなぁ…と思っていたら話し中盤近く、銃を取るイーストウッドに身悶えしちゃいます。ストーリーはカリフォルニア、時はゴールドラッシュ時代。周りの峡谷が鉱山会社を経営するラフッド(リチャード・ダイサート)一家に牛耳られている中、カーボン峡谷は唯一抵抗していたが、度重なる嫌がらせに出て行く住民たち、陥落も寸前だった。 その日もラフッド一味に嫌がらせに遭い村はめちゃくちゃ。修復のために材料の調達に出たハル・バレット(マイケル・モリアーティ)は町でまたラフッド一味たちに絡まれるが、そこに町にやってきた一人の男(クリント・イーストウッド)がラフッド一味を蹴散らしハル助けてくれた。ハルはお礼に自分の村に招待するが、婚約者のサラ(キャリー・スノッドグレス)はならず者といい顔をしなかったが…。イーストウッドの背中の銃創がまるで北斗の拳に出てくるケンシロウの七つの傷みたい!!つうか心臓に当たってない?!砂金の採掘場を巡って渦巻く町の権力者と小さな村の村人たちの戦い。懸命に生きる村人たちに新しい風を吹き込む謎の牧師(イーストウッドね) サラの娘15歳のメガン(シドニー・ペニー)の愛の告白に鼻でせせら笑ってしまった。だいたいこんなしょんべん臭い娘に言い寄られるとはイーストウッドも思って無かったろうに挙句にふられた腹いせに「地獄に落ちてしまえ」っていっちょ前に女だよ…。そしてかーさんまでもイーストウッドを色目で見てましたよ、この色情親子!! 砂金ってよく粒よりも小さいのが見つかったのは見たことあるけど、あんな石ころみたいなゴロゴロするのが見つかるもんなんですか?! デカい金塊を当てた鉱夫スパイダー(ダグラス・マクグラス)がストックバーン(ジョン・ラッセル)率いる部下たちに無残に殺されるシーンは異常なほどの緊迫感に息を呑む。部下たちを倒しストックバーンと対峙するイーストウッドの圧倒的存在感にクギヅケ。 ストックバーンとの経緯も牧師の過去も因縁も分からず終わっちまったよ。それどころか名前もわかんねーでやんの ラフッドの息子ジョッシュがすげ~若い頃のクリス・ペン(クリストファー・ペン)でビックリ。気がつかなかったよ。細いから ラストのハルはおいしいじゃないか。
2008年03月18日
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ハリソン・フォード…老けたなぁ…寄る年波には勝てないっつ~けど、皺もたるみも髪の毛も寂しいことになってるなぁ。頭を濡らさないであげて~!宇宙海賊で大統領で冒険野郎だったのにねぁ…しんみりストーリーはシアトル、ランドロック・パシフィック銀行で勤めているジャック・スタンフィールド(ハリソン・フォード)はコンピューターセキュリティの専門家。日夜ハッカーの攻撃から金融資産を守っているスペシャリスト。郊外の海に面した美しい家に住み、誰もが羨む暮らしをしていた。だが、ある日、ジャックの留守中、暴漢が入ってきて妻のベス(バージニア・マドセン)と2人の子供サラ(カーリー・シュローダー)とアンディ(ジミー・ベネット)が人質にとられ…。犯人達に家族を人質に取られ、常に脅迫され続けるのに…なんか緊迫感がないのは気のせい?本格サスペンスなんだろうけどまったりしすぎかな。 おうちは警備システムが万全なのに車は防弾ガラスとかじゃないのね、爪が甘いわよ、ハリソン。 それにしても痛々しいのはハリソン。人を殴るのも精一杯って感じでアクションをしてても辛そうで…涙が出ちゃう、チーン←鼻をかむ音。 秘書のジャネット(メアリー・リン・ライスカブ)がおいしい役回り。ジャックをサポートし家族奪還の協力をしてくれる。犯人のアジトを発見した時にジャックは「ありがとう、クビは撤回だ」って言っていたが…お前の方がクビになんね? 犯人役のビルを演じたポール・ベタニーがいいね、爬虫類顔、最高!
2008年03月17日
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有名なBGMのピアノにのせて物悲しい雰囲気と映像で綴ってゆくラブストーリーの名作。なにせ原題自体が「LOVE STORY」って言うんだから。ストーリーは大学の図書館で出会ったオリバー(ライアン・オニール)と館員のジェニー(アリ・マッグロー)は口げんかをしながらも次第に惹かれあってゆく。生意気ながらもジェニーと恋に落ちたオリバーだった。だが、オリバーは名家バーレット家の4世でありジェニーはイタリア移民の娘であった。 この恋の終わりがあることを悟ったジェニーはオリバーにフランスへ行くことを告げる。身分を問題としないオリバーは彼女にプロポーズをし両親に合わせるが…。最初はヒロインのジェニーがすげえ強気で生意気で自信家。頭が良くて聡明なんだろうけど口が減らないって感じが強い。まさに高慢ちき。私が男だったら絶対むかつく女だと思うんだけどと、思っていたら次第に芯が強く、気丈で一途な子へと変貌。 雪の中、背中からダイブとか走って転げまわったりって有名なシーンらしいですね。知らなかった。 オリバーが金持ちという設定だったけど2人で両親がいる実家に行った瞬間、ジェニーじゃないけど「すげー金持ち!」とビビッた。門から家が見えませーん。 若い2人の情熱的な愛は将来や家、親とのぶつかり、早い結婚、苦楽を共にやっと掴みかけた小さな幸せと忍び寄る悲劇的未来。雪景色がどこまでも悲しみを積もらせる最高の演出となってる。ラストは泣かせようという過剰演出はないが、音楽が盛り上げ余韻をもたらす。「愛とは決して後悔しないこと」名文句でもあり意味は深く重い。オリバーが言うほど父さんオリバー・バーレット3世(レイ・ミランド)は悪い人には感じなかったけど…若さってやつですかね?
2008年03月14日
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メグ・ライアンの若かりし姿よりもビリー・クリスタルの若い姿に吹き出しちゃった。今、どうしてあ~なっちゃったわけ? ストーリーは1977年、シカゴ。大学を卒業したサリー(メグ・ライアン)は親友アマンダ(ミシェル・ニカストロ)の恋人ハリー(ビリー・クリスタル)もニューヨークへ行くと知り経費を浮かせるため相乗りして行くことに。だが、なにかと衝突する2人の第一印象はお互い最悪だった。それから5年後、ニューヨークのケネディ空港でサリーが恋人とキスをしてるところにハリーと再会。飛行機の中、席を替わって貰い隣同士になるもまたも口論となり…。 ニューヨークに一緒に行く時に初めて出会い、2度目は5年後偶然に空港で、3度目はまたまた5年後で本屋で再会。10年を経てやっと友達として付き合い始める。ストーリーの間に登場するいろいろな老夫婦の恋愛体験談と2人の恋の行方が重なってゆく。 男と女の間に友情はあるか?これって永遠のテーマだよね。ちなみに私もハリーと同じ考え、理由も一緒かなぁ?男女に友情が存在するなら分かれても友達になれるだろうし、第三者(例えば新しい彼女とか彼氏)が介入しても(文句や合わないでと苦言を言われても)友情が続けれるだろうし、でも多分そんなのは私の観点で言えば、めったに存在しないと思う。そんな関係、個人的には羨ましいですけどね。 友達としての立ち位置がしっくりしてきた頃に船上でのチークダンスと新年のキスで2人の表情に変化が現れるのが見物。徐々に関係が微妙になり、何気ないきっかけで寝てしまう。 メグ・ライアンの可愛さ全開。でもこんなに細かく注文する女がいたら「なんでもいーだろ!」と怒鳴りつけるかも食堂で感じている演技は絶品です。ビリー・クリスタルは本作で初めて見たんですけど、アカデミー賞のお馬鹿な司会っぷりしか見たことなかったからかちょっとクールな彼にビックリ。レイア姫ことキャリー・フィッシャーもメグ・ライアンの友人マリー役として登場。
2008年03月07日
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スナイプスが出演しているアクション映画なのでとりあえず視聴。なかなか楽しめました。ストーリーはFBI捜査官のピート(ウェズリー・スナイプス)は有罪となったハッカーのリーディ(マイケル・ジェッター)を刑務所に護送するためアトランタ行きのボーイング747機に弟のテリー(マルコム・ジャマル・ワーナー)と乗り込んだ。 離陸後、謎の集団に襲われリーディを奪い上空5000メートル飛んでいる機体から飛び降りた。機体はなんとか不時着するものの犠牲者を多く出しテリーも亡くなった。ピートはリーディ目当てのテロ襲撃と推測するのだが…。 犯人の移送やハイジャックなどありがちな設定のオープニングをテンポ良く見せ、事件のタネでもあるスカイダイビングまで持っていく展開がスピード感があってよし。 体育座りのままジェシーに上空の飛行機から落とさ騙されたとは言え…女をグーで殴るなよ、スナイプス。 事あるごとにジャンパーはジャンプ仲間としか話さないって言うが…ただたんに嫌な奴らじゃん(笑)チーム組んで空でフォーメーションをしてる時もスナイプスは輪の中に入れてもらえません ジャンプ中、セリー(コリン・ネメック)の異常に気づいてパラシュートを切り離して弾丸のように飛んで近づくスウープがかっこいい。大勢でのフォーメーションもすごい。アクションや銃撃戦はあまりないかな。その代わり元彼女(ジェシー)VS元彼女(犯人一味の女)やトイレ因縁対決(スゥープと一味)、リーディ逃亡阻止など民間人も捜査官を私怨で援護。 ドロップ・ゾーンとは降下地点の意味。
2008年03月04日
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あらすじを軽く見て興味が湧いた作品なんですが…ひっさびさの大当たり作品だー!!ストーリーは西暦2027年。人類は生殖能力を失ってから18年が経ち世界は暴力と無秩序で混沌とし滅亡の道を辿っていた。そんな中、英国だけは奇跡的に秩序を保っていた。 人類最後の子供が刺殺され嘆き悲しんでいたその日も爆破テロが勃発。次の日、エネルギー省官僚セオ(クライヴ・オーウェン)は何者かに拉致される。それは元妻ジュリアン(ジュリアン・ムーア)がリーダーとなる反政府グループ「FISH」だった。目的はある少女をヒューマン・プロジェクト〈人類救済組織〉に引渡すため通行証を手に入れて欲しいというものだった…。 絶望的な未来、人間、実際生殖能力が無くなるとどうなるんですかね?脱力感に襲われるのか映画のように絶望して自殺したくなるのか。どちらにせよ世界は映画のように混沌とした世界にはなるだろうね。 主役のセオ役の人が頼りなさげな感じなんだが元活動家のせいか行動力があり魅力的なキャラかも。セオとジュリアンのゆで卵のお口パスがすごい!!キャッチも難しそうだけど口で投げるほうが難しそう、できねーよ(笑) 似てるなぁ~と思ったらやっぱりジュリアン・ムーアだったな。結構最初のほうでいなくなるし雰囲気違って見えたから違う人かと思った。まるでヒッピーがごときお姿ジャスパー役のマイケル・ケインが素敵~。粋で茶目っ気たっぷりのじい様。だからこそ最期は切なくなった。 特筆すべきはそのリアリティと長回し映像。特に車の中での銃撃シーン、クライマックスの市街地の戦闘シーンはまるで現場にいるような錯覚させ起こす。ド迫力の映像にただただ圧巻。ビルの中の銃弾の嵐は見ているこっちが身を屈みたくなるほど。畳み掛ける緊張感、臨場感に息を呑み映像にのめり込み、ストーリーでのめり込み、想像できないラストにのめり込む。 イギリスって国、殺伐とした映像を撮るの旨いなぁ。曇り空が多かったり古い建物が多かったりグレーのイメージが強いせい? ■ここから先はネタバレあり。未見の方はやめておいた方がよいかも■クライマックス、テロリストが占拠したビルから脱出を図ったセオとキー(クレア・ホープ・アシティー)。赤ん坊の泣き声でビル内の不法入国者たちやビルに入ろうとした軍隊の人たちが奇跡を見るように驚愕し、崇めるシーンは感動的。赤ん坊が希望というテーマはなかなか良いかも。ただ生まれた赤ん坊がなかなかリアルで本物くさかったんですが…本物?出産シーンはもっとあっても良かったような…。ぜひ見て欲しい作品…DVD欲しいなぁ。
2008年03月04日
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ハーモニカの音がするところチャールズ・ブロンソンが現れる。名前がなかなか出て来ないなぁと思ったら…ハーモニカの男だった(笑) ストーリーは西部に鉄道が敷かれ始めた頃、アイルランドから移住してきたマクベイン(フランク・ウォルフ)は何も無い荒野で婚約者ジル(クラウディア・カルディナーレ)を呼ぶ準備をしていたが、鉄道局のモートン(ガブリエル・フェルゼッティ)と冷酷なガンマン、フランク(ヘンリー・フォンダ)がマクベインとその子供たちまで皆殺しにする。 やがて駅にやってきたジルだったが迎えの者がいなく馬車でマクベインの家まで行こうとするが、途中、酒場でハモニカを吹く謎の男(チャールズ・ブロンソン)と脱走してきたシャイアン(ジェイソン・ロバーズ)と出会い…。 荒涼の西部を舞台に土地の利権を巡る鉄道会社の陰謀と兄を殺された男の復讐劇に纏わる人間模様。冒頭のシーンから始まる緊迫感溢れる対峙シーンに惹きこまれ一家惨殺事件のカラクリと謎の男ハモニカの正体と野望。男臭さ漂うしぶ~いセルジオ・レオーネの珠玉の一品。 大勢のエキストラを使った鉄道工事は圧巻だが、やはりなんと言っても見どころは銃撃戦が迫力満点。終始、緊張感を保っており、殺気を感じ死ぬか生きるか一瞬で決まる早撃ちがイカス!隠れて看板に穴を開けそこからライフルで狙うも見計らって打ち返すハモニカがかっちょいい~。ヘンリー・フォンダの悪役、冷酷っぷりが板についていて素晴らしい。アクの強いチャールズ・ブロンソンの影が薄くなるほどの魅力のキャラクターに仕上がっている。 物悲しい音楽は兄をフランクに殺された辛い過去を持つハモニカにピッタリ。マカロニウエスタン最高!個人的には大物だろうにマヌケなシャイアンが大好きっす。
2008年02月28日
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日本全国の小中学生を虜にしたキョンシー。その先駆け的作品はサザエ的に本家本元「霊幻道士」よりもこのパクリの「幽幻道士」だと思ってます。私が見た時は中学生くらいだったかな? ストーリーは親方の沙師匠(フアン・ツォンイー)はチビクロ(チェン・ツーチャン)、スイカ頭(リュウ・ツーハン)デッパ(ホァン・グオシュー)チビトラ(チャン・タイスン)の4人の孤児たちと一緒に大道芸をしながら旅を続けていた。 ある夜、野宿をしていた時、長三道士が連れているキョンシーたちに出くわす。興味本位でキョンシーに近づき札を剥がしてしまう。お札を取られたキョンシーは突如、凶暴化し孤児たちに襲い掛かってきた。事態に気づいた親方は子供たちを助け出すが、襲い掛かったキョンシーたちに影を踏まれ動けなくなってしまう。長三道士が場を収めてくれたがキョンシーに影を踏まれることは不吉の前触れだと言い…。 ゾンビ好きの私が中国版(映画は台湾制作だけど)キョンシーを気に入らないわけがない。血色の悪い顔にパンダ目、中国の正装のような物を着た死体が額に札を貼られ両腕を前に出し跳ねるように移動する。札の効力で道士がキョンシーを操れるが剥がされたら血を求め凶暴化する。 お札のアイテムや人の息で場所を察知したり影をキョンシーに踏まれると動けなくなるなど設定が細かく強いのに強くないゾンビ系は珍しく好感が持てるゾンビです 映画で人気者はやはり可愛くて強くしっかり者で愛らしいテンテン(リュウ・ツーイー)ちゃんでしょう。お目々が大きくて本当可愛い。男の子たちの中ではスイカ頭がやはり印象強いかも。 見所は拳法が使える師匠とキョンシーの戦いも面白いが亡くなった師匠を諦めきれない子供たちがキョンシーの格好と化粧をし法術により霊体となってキョンシーと戦うシーンでしょう。小さいながらに強い!白塗りに赤丸のほっぺというキテレツな化粧も笑える。 なにが素敵って酔っ払い道士(リン・グァンロン)がグデングデンなくせに札が取れたキョンシーを軽くあしらってつええでやんの!
2008年02月26日
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H・G・ウェルズ原作「タイム・マシン」の映画化。と言っても2002年のガイ・ピアース版ではなく1960年のロッド・テイラー版であります。 ストーリーは1899年、大晦日のロンドン。発明家のジョージ(ロッド・テイラー)は、親しい友人達を招き、ミニチュアのタイム・マシンを披露。あまりにも突拍子も無い機械と話に友人達は本気にせず帰っていった。 だが、実はジョージは実物大のタイム・マシンを完成しており戦争の無い平和な未来を夢見て乗り込みレバーを引いた。どんどんと時間を進め未来のロンドンを垣間見るが建物や車、街並みが変貌し素晴らしく人類は発達をしているのにどの未来にも戦争があり挙句の果ては原子爆弾攻撃を受け、錯乱したジョージは…。 花が一気に咲いたり星の軌道が動いてゆく定点カメラはこの頃の映画では画期的で脅威の映像だっただろうなぁ。今見てもワクワクするもん。 タイムトラベルで未来に進むと家の目の前のマネキンのファッションがどんどん変るのは分かるけど…さすがに60年近くも使わんだろ(笑)物持ち良すぎ ファッションやビル、車も発明され高層ビルも建てられ主人公にとっては想像以上の素晴らしい未来、だがそこでもジョージが嫌っている戦争があり逃げられない。未来に絶望したジョージがさらに80万年後に到達。そこは戦いもなければ本も無い悩みも苦しみも無い感情が欠落した未来人イーロックの姿だった。そしてもう片方の地底人モーロックの化け物のような進…退化?地底に移り住んだモーロックの方がイーロックよりも言葉も忘れたのに支配者となってるってのはなんて皮肉なんだろう。 特撮はちゃっちいですがね、ぶっちゃけリメイク版よりも全然面白いです失望的な未来なのにラストのイーロック人たちの感情の芽生えがかすかに希望の光を照らしてくれている。ジョージってば川の中に入って濡れても髪の毛はセットされたまま…すごいっす。
2008年02月25日
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映画の存在自体は昔から知ってたんですけど、昔はラブコメとか全然見なかったのでやっと見たのは存在を知ってから…これまた10年以上経ってから?(笑) ストーリーは小児精神科医のサミュエル(ヒュー・グラント)には愛する長年の恋人レベッカ(ジュリアン・ムーア)がいて気ままな独身貴族を楽しんでいた。ある日、親友で売れない画家のショーン(ジェフ・ゴールドブラム)の家に招待をされ、行く途中、車内で妊娠したことを告白されサミュエルは愕然。実は彼は大勢の子供のカウンセリングをしているため心理を知り尽くしていたので子供は欲しいと思ったことがなかった…。 オープニングで出会ったマーティ(トム・アーノルド)家族。勝手に人んちのランチを食う娘たちに犬。しつけがなってねぇ!つうかキャビア持ってくな!(笑)まるで窃盗団みてぇ 子供なんて冗談じゃない派、のサミュエルとショーンは子供は可愛くて欲しい派のマーティ夫婦とレベッカ…どちらの意見も分かるけど…マーティ一家はさすがにずうずうしくてムカつくかも! 赤ちゃんは可愛いってのは分かるけど貯金してやっと3ヶ月前に買った2人乗りのポルシェを4人乗りの車に変えようとか16年飼ってた猫をどうにかしてとか妊娠を急に聞かされた男としては割り切れないよな~。私、どっちの味方だ?(笑)でもさすがに彼女が雌カマキリに見えるのは失礼だと思うが ロシアから来た変人コソヴィッチ先生役のロヴィン・ウィリアムズは笑わせてくれます。特に出産予定日を計算しサミュエルの子供じゃないと分かった時の3人の慌てようは吹き出した。 複雑な思いのままレベッカを失い、超音波ビデオを見て実感が湧き涙を浮かべるサミュエル。でも実際の男の人って実感湧くのは子供そのものを見てからじゃないのかな?いや、映画で出産後だったらもうレベッカのお許しは遅いだろうけどね(笑) この映画、独身の男の人に見て欲しい映画で取り上げられてたけど実際独身男が見たらどういう感想なんだろう? エンディングに流れる赤ちゃんの写真の数々は出演者達の赤ん坊の写真。ロビン・ウィリアムズはめっちゃ可愛いがジェフ・ゴールドブラム顔の赤ん坊に大笑いしましたラストはかなりのドタバタコメディかと
2008年02月23日
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タイトルに惹かれ、あらすじを見て視聴決定。436人しかいられない村ってなに~? ストーリーは小さな町ロックウェル・フォールズ。そこに人口調査のために国勢調査員のスティーヴ(ジェレミー・シスト)はやってきた。が、町の入口で車がパンク。立ち往生で困っていたところに保安官助手のボビー(フレッド・ダースト)がやってきた。 余所者があまり来ない村だが、静かで平和そうな町だった。早速人口調査をはじめたスティーヴだったが過去のデータを調べてゆくと436人という人口のままだった…。 美しくも閉鎖された町、よそよそしい様で愛想の良い不可解な住人達。まったりとしたストーリーだが徐々に町全体に異常を感じてゆく。 ボビーがいい奴だったのにね~。スティーヴったらコートニー(シャーロット・サリヴァン)に対するボビーの気持ち知ってるくせに手を出しちゃ駄目だよ~。最後の最後までいい奴だったよ。 なにがなんでも436人に調整しようとする町民たち。事故に合わせ、子供の頃から洗脳し、祭を開く。その祭もくじで1人選ばれ村民の前で華々しく?首吊りするってんだから狂ってる。■ここから先はネタバレあり■ 村を出たスティーヴとアマンダ。これでもう安全なのか?2人が共通で見続けた夢は?と思ったら正夢となって現実に起こる。…って~ことは…人の故意的行為がなくても村から出たり436人を越えると自然に運命に殺されるって感じなのか? ある意味グリーバー博士(デヴィッド・フォックス)は熱病と偽って病院に監禁してたが殺されないように助けていたって事だろうか?だけど、ロボトミーはやりすぎだと思います。コートニーが痛々しいよ。ボビーは幸せそうだったからボビーももう狂ってたのかも。期待しなかった分、楽しめました。
2008年02月19日
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オープニングでタキシードを着たスパイが殺されるシーンで「007」スタイルはもう古いと野次ってるあたり挑戦的ですな。ちなみに悪役のスタイルも今風。 ストーリーは命を懸けるエクストリーム・スポーツ〈Xゲーム〉でカリスマ的な存在のザンダー・ケイジ(ヴィン・ディーゼル)。ヒップホップはクソだと言った上院議員のホチキス(トム・エヴェレット)の車を盗み谷底に突き落とすなどビデオに収めてネットで販売し若者達に熱狂的な支持を得ていた。 その夜、自宅でパーティが開かれている時、突然数人の男たちが部屋に乱入。ザンダーは気を失う銃を撃たれ…。 谷底でコルベットごとダイビング。コロンビアの麻薬畑でアクロバティックバイク。ジャンプで人を蹴倒し屋根も越え建物を大爆発。いくらなんでもジャンプしすぎだ!これまたスパイアクションには欠かせない兵器道具の説明。麻酔弾、尾行弾が撃てる銃もいいけど、透視が出来る双眼鏡、いいね…透けすぎて骨になってるけど。 ガタいがいい体に入れ墨を入れ首にはトリプルX、男臭さのフェロモンを出し、若者のカリスマ的キャラがヴィン・ディーゼルにピッタリですな。 城にやって来たザンダーが部屋に入ったらいきなり女が下着姿で踊っていたシーンで大笑いした奴は私だけですか。あれってお笑いシーンだよね?ね?ね?侵入にロッククライミングにスノボ、そして必殺技はお盆でスノボ!いっつ・あ・みらくーる。 イレーナ(アーシア・アルジェント)ちゃんが可愛いんだ~。役柄がスレた感じななんだけど笑った顔がキュート。 エンドロールのCGがかなりかっこいい。バラにピストルに翼がかっちょい~。車もイカス。
2008年02月18日
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予告で作品は知っていたんだけど内容が重そう…と思い、しばらくしてから見た作品です。うん、重かった(笑) ストーリーは1927年、ロシアの貧しい村に父(オレグ・ヤンコフスキー)と祖母と暮らしている少女フィゲレ(クローディア・ランダー=デューク)。教会で賛美歌を歌っていた父はフィゲレに子守唄をよく歌っていた。 徐々にユダヤ人迫害が激しくなり、父はフィゲレをあとで呼び寄せることを考え、1人で渡米を決意。 だが、ある日、村は襲撃され祖母はアメリカに行こうとしていた青年達にフィゲレを託すが青年達と引き離され乗った客船はイギリス行きで…。第二次大戦最中、ナチのユダヤ人狩りが激しくなる激動の時代をユダヤ人の親子の別れから再会までを描いたヒューマンドラマ。 父を失い、家を失い、故郷を失い、名前を失った過酷な運命に翻弄される少女をクリスティーナ・リッチが演じてますが…過去に辛い体験をし影のある役がまた似合っております。根暗とも言うけどね(笑) 今回の目玉は野心家でしたたかなハスッパのロシア娘ローラを演じたケイト・ブランシェットでしょう!笑い方も豪快で華やかなオーラが良く出ている。今まで演じた上品なお嬢様からはほぼ遠く、けれど人間的な魅力ある演技が垣間見れた。 イタリアの尊大なオペラ歌手ダンテを演じたジョン・タトゥーロもジプシーのチェーザーを演じたジョニー・デップも役に嵌っていました。ジョニデとクリスティーナ・リッチってば、プライペートでは仲のいい友人同士なのに!そっ、そんな!そんな破廉恥なことしていいの?!ハァハァ(にやけ顔で興奮中)だけど人の事、言えないがクリスティーナ・リッチ確かに足が太め…つうか足首ないかも。父親との再会に涙がうるうる。さらにクリスティーナの静かな歌にまたうるる。ただ、ナチの侵攻から後半、ストーリーが駆け足気味。前半同様じっくりした脚本ならば感動は倍だったかも。↓ジョニデ狙いで見ると外すかも
2008年02月17日
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タイトルを見て内容も知らずにチャレンジ。私、結構そういうの多いよ(笑)ストーリーは問題児の少女へザー(アグネス・ブルックナー)に手を焼いた両親は彼女を深い森に囲まれた全寮制の高校、ファルバーン学院に転入させた。厳しい規律に転入早々のサマンサ(レイチェル・ニコルズ)のイジメ、学院から逃げ出そうとするが失敗。母親のアリス(エマ・キャンベル)に助けの電話をするが突き放され悲しみに陥るへザー。そんな中、先生たちは怪しい行動を取り、そして生徒達は姿を消してゆき…。 わざとそういう作りの雰囲気にしてるのか、お国柄の設定なのか古臭いなぁ…と思ったら1965年の設定だった。音楽をほとんど使ってないせいかまったりした重苦しい作品。 鬱蒼とした森の中の寄宿学校、井戸、何か秘密を隠している教師達、意味不明な囁き声や周囲の不可解な環境と共にシンクロしてゆく主人公。ベタベタな展開なんだけど不気味な環境はよし。 いじめっ子のサマンサが実はへザーを庇うために追い出そうといじめをしていたと分かってちょっと感動!と、思ったら死んじゃった!車で迎えに来た両親と森の中、横転した車内で冷たかった母親がしきりにへザーの心配をした瞬間ちょっと感動!でも殺されちゃった!! 大きな井戸が何か怖いことになるのかなぁと思ったらなぁーんもなし(笑) 雰囲気は悪くないけどこれといって目新しいものはなし。ホラーってジャンルよりはオカルト色が強いかな?
2008年02月14日
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最近よほどの大作じゃなけりゃ「2」を見る気にならないのだが…クリスチャン・スレイターが出ていると知り、急遽、食指が動く(笑)ストーリーはライズナー研究所で殺人事件が発生。捜査に当たった刑事課のフランク(ピーター・ファシナリ)とリサ(サラ・ディーキンス)は現場に現れた国防総省たちによって追い出される。その代わり元ライズナー研究所の科学者で命を狙われる可能性のあるマギー(ローラ・レーガン)の護衛を命じられる。 警護に行く2人だったが、事件のことについては何も語ろうとはないマギー。そんな時、見えない敵に襲われて…。 オープニングの殺人は別としてもマギー警護のシーンでは軍を混乱までさせてスレイターまるでエイリアンみてぇ。いや、姿が見えないからプレデター? 最初から姿が見えないせいか悪意ある殺意がビシバシ伝わってくるが…さすがにチラリとも犯人の姿を見せないのでなんだかしらけ気味。45分経ってからやっと悪役のマイケル役、クリスチャン・スレイターが登場。その後も全然映らずなんなんですか?この扱い?しかも次に出たのは終わり掛け、変色して登場。 前作に比べると下らなさとかがなくなり一変シリアスムードが漂うのだが…前作の透明人間になる過程の映像とかがすごかったし科学者が天狗になりどんどんおかしくなってゆく設定も面白かったが…今回はなぁんか、緊張感がないし話も面白くない…ようはつまんないって事 自分も透明人間になって対抗して戦うってのは「お?」と思ったが…映像的にはなんにも映ってないからつまんねぇ~~ とりあえずパッケージを見てスレイター狙いでレンタルした人には怒号の作品だったかもしれん。
2008年02月05日
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映画公開時はまさに一世を風靡した「ゴーストバスターズ」。レイ・パーカーJrの主題かもヒットしキャラグッズも売れロゴマークも有名になった…が、私が見たのは10年以上経ってからだった…波に乗れない女…(笑) ストーリーはニューヨーク、コロンビア大学で3人の教授ピーター(ビル・マーレイ)レイモンド(ダン・エイクロイド)、イーガン(ハロルド・レイミス)が超常現象の研究をしていた。そこへニューヨーク市立図書館から足のない女性の幽霊が現れたと聞き嬉々として駆けつけるが脅されて逃げ帰ってくる。問題児の3人に大学もクビを宣告。そこへピーターが幽霊退治の会社を設立しようとレイモンドの自宅を抵当に金を借り、ゴーストバスターズを開業するのだが…。 足のない透明な老女に犬の化け物、マシュマロマンに食いしん坊の緑の幽霊アグリー・リトル・スパッドと可愛らしい物から怖いお化けまで個性豊かにゴーストたちが勢ぞろい。デイナ役のシガニー・“エイリアン”ウィーバーが普通の女の人の役を見ると違和感を感じるが…この人、普通にしてると美人さんだよね? 仕事場が元消防署なので仕事が来るとベルが鳴り消防隊よろしくポールから降り、着替えて出動。つなぎと背中の機会のファッションがまた嵌ってる。 取り憑かれたデイナが声が変ったり体が宙に浮くのはやはり「エクソシスト」のパロディでしょうか? 軽いノリとコミカルな会話。女好きのピーターに幽霊オタクなレイと機械を駆使するスペンブラー、ゴーストバスターズ3人組の絶妙な博士トリオがなにより一番の見どころ。 ラストはゴーザ(スラビトザ・ジャバン)よりもセーラー服とセーラー帽を被ったマシュマロマンがインパクト大。ニューヨークの街を闊歩するその姿はもう名場面と言える。怒ってる顔もまたキュート。「パーティーに来ないかい?」と薦めるルイス(リック・モラニス)がなんとも間抜けていて笑える。いつみてもほのぼのと楽しめる娯楽作品。↓ダン・エイクロイドは脚本も担当
2008年02月04日
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昨今のCGとは比べ物にならない重量感と存在感。動きも荒くなくでも機敏。この頃のCGの方がリアルなのはなぜ?ストーリーは少女ジル(ミカ・ブーレムのちにシャーリーズ・セロン)は母親で動物学者のルース(リンダ・パール)とアフリカの奥地で暮らしていた。ある日、密猟者に母親を殺されたジルは、彼女を守ってくれたゴリラのジョーと一緒に育ち暮らすようになる。12年後、カルフォルニア野生動物保護センターで働く動物学者のグレッグ(ビル・パクストン)がやってきて5メートルはある巨大ゴリラを発見。実はそのゴリラはジルと一緒に育ったジョーだった…。シャーリーズ・セロン、若っ!!ムチムチした健康そうな体でじゃじゃ馬風な役だが、うつくし~~。大自然の中で育った巨大なゴリラ、ジョーとジルはまさに美女と野獣。深い絆で結ばれている2人はとても微笑ましい。過去のトラウマ、密猟者達から逃れるためにカリフォルニア保護センターにきたジルとジョー。だが安住の地と思われた場所にかつての母親の敵が現れロスの街もとんでもない状態。うん、普通なら速攻射殺命令が出るね名作「キングコング」がNYのエンパイアステートビルならこちらはロスのチャイニーズシアターなんすね…でもハリウッドの看板まで行くの早すぎね?センターは脱出するわ、街はむちゃくちゃ、遊園地はぐちゃぐちゃ…もしかしてラストは…悲劇?と思ったけど制作会社がディズニーなのを思い出した。無理矢理だが…まぁ、ハッピーエンドって事で
2008年01月30日
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日本でも最近報道過熱合戦が酷いなぁと思う時があるが…ハリウッドの比じゃないね。 ストーリーはアクション映画「アドレナリン・フォース」が大ヒットして一夜にしてスターとなったボー・ララミー(コール・ハウザー)。愛する妻アビー(ロビン・タニー)と息子のザック(ブレイク・ブライアン)と郊外に新居を構え新しい生活が始まろうとしていた。 ある日、ザックのサッカー練習中にパパラッチが息子の写真を撮っている姿を発見、注意するが性懲りもなく撮る上、パパラッチは挑発しボーは彼を殴りつける。その瞬間後ろに停まっていたバンの中で数人のパパラッチたちが一斉にフラッシュを焚いてボーの暴行シーンを撮影していた…。 下世話な写真であればあるほど高額な金額で取引され大金を手に入れるパパラッチ。追い掛け回し事故らせるシーンはダイアナ妃の事故を思い出さずにはいられなかった。そしてその事故車に群がるパパラッチがゴキブリのように蠢き近づく行動や事故で気を失ってもまだ写真を撮り続ける行動に背筋が寒くなり嫌悪感が湧きました。 異常行動な描写は本作、製作者でもあるメル・ギブソンのパパラッチに対する嫌悪感などをありありと糾弾してますな。この映画にはセラピー病院の待合室で登場してます。パパラッチを叩く作品と知りいろいろなスターが応援したらしいですよ。 撮られた写真は脚色されてゆき、家族も好き勝手に書かれ事故の写真も掲載した奴等にキレたボー。1人目の偶然の事故を引き金に牙を研ぎ始める主人公。2人目は足つきやすいことしたなぁ~と思ったが3人目と4人目の追い込み方は最高だった!特に一番憎らしかったレックス(トム・サイズモア)をただ殺すだけではなくこれからはカメラを向けられるという自分と同じ目に合わせる復讐というのがよし。 バートン刑事(デニス・ファリナ)がすべてを分かっていて飲み込んでくれたラストがいい。最後までどっちかに転ぶか微妙に分からなかった。 もっと現実的な映画かと思ったけど、復讐劇があるし、そんなバカな!という展開はB級映画ですが…個人的にはスッキリしました!
2008年01月27日
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ハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフ君が綺麗な男に成長したなぁとしみじみ思っていたら…ダ、ダ、ダ、ダドリ~~!!(ハリー・メリング)でかくなっててエライびっくり!いじめっ子という役が板に付いてきたね! ストーリーはホグワーツ魔法学校5年生になったハリーはある日、人間界でダドリーを助けるため魔法をやむなく使ってしまう。そのことが魔法省にばれてしまい、ハリーは裁判にかけられる。だがダンブルドア校長(マイケル・ガンボン)が弁護に立ちすべてはヴォルデモート卿(レイフ・ファインズ)の復活が原因とし処罰はなくなった。だが恐怖の余りヴォルデモードの復活を信じたくない魔法大臣ファッジ(ロバート・ハーディ)は魔法大臣の地位を横取りするためにダンブルドアが嘘の証言をしたのではと訝しげ、ダンブルドアとホグワーツの生徒を監視させるため「闇の魔術に対する防衛術」の女教師ドローレス・アンブリッジ(イメルダ・スタウントン)を送り込む…。 今回のハリーはマグル界での自己防衛のための魔法使用なのに魔法省から退学勧告をされ裁判をかけられ、ダンブルドアには無視、友達達との疎外感、魔法省アンブリッジの度を超えたイビリ。ハグリットの不在と辛いことだらけ。だからこそ大好きな名付け親、シリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)とルーピン(デヴィッド・シューリス)との再会には「うん、うん、良かったね」とまるで近所のおばちゃん状態マッドアイ・ムーディ(ブレンダン・グリーソン)もシリウス側の人間と知り嬉しくなってしまった。 目玉はなんと言っても魔法合戦、ダンブルドア軍団VS闇の軍団、元騎士団VS闇の軍団にヴォルデモートVSダンブルドアと目白押し。ダイナミックな映像に惹き込まれること間違いなし。 閉心術を習っていたハリーが逆にスネイプの過去に潜り込んでしまったのだが、若かりし頃のスネイプ(アレック・ホプキンス)に大笑いしてしまったのは私だけ?暗そうだし苛められてたしこりゃひねくれるな…しかも父さんのジェームス・ポッター(ロビー・ジャーヴィス)悪そうな顔してたわ~(笑) キモとも言える魔法省からやってきたピンクおばさん事、林家パー子…じゃなかったアンブリッジむかつくわ~~!!やり口が嫁をいびる姑そのもの!演技が上手いからムカつきも倍!ケンタウロスたちに囲まれ胸がスッキリしました! 孤独と悪夢に陥れようとするヴォルデモートにかつてない苦しみも味わわされるハリー。救いはロンとハーマイオニー(エマ・ワトソン)そしてシリウス…あああ!!なのに…なのに~~~!!!!!ベラトリックス(ヘレナ・ボナム=カーター)許さん!! 今回は上映時間が138分でいつもよりも短いんですが、どうせなら20分くらいで「え?」って思ったことを付け足したり説明して欲しかった。何かというと…ハリー、ケイティ(チャウ・チャン)と仲直りしなくてええの?まったくそこらへんはどうなったのか描かれてませんでした。あとは死んだ人間を見た人間にしか見えない黒い羽の生えた馬セストラルにハリーとルーナ以外どうやって乗ったんだろう?それと…ロンの兄の双子フレッド(ジェームズ・フェルプス)とジョージ(オリバー・フェルプス)…無茶してたけど…退学になってないかしら?(笑)やっぱ小説版読まなきゃ駄目か?↓実は嫌いじゃないヴォルデモート卿
2008年01月24日
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人間VS元人間というコピーに胸鷲づかみ!ああ、でも外しそうなB級臭さプンプン!でも見たい!そして外した!(笑)ストーリーはルーマニアカルパティア山脈で巨大な洞窟が発見された。ニコライ博士(マーセル・ユーレス)によると洞窟は145キロにわたる水流がある巨大洞窟の発見だという。 洞窟内部の調査とサンプル採取にその道のプロの精鋭チーム、ジャック(コール・ハウザー)が呼ばれ早速調査を開始した。だが爆発が生じ、落ちた岩石で入口は塞がれ…。女冒険家チャーリー(パイパー・ペラーボ)がかっこよすぎ!ロッククライミングの後はロープを使って化け物と対決。そして隣の崖にダイブ。火炎銃を使って自らと引き換えに対峙。惚れるね。寄生されたジャックが黒目が十字架になっても着いていくタイラー(エディ・シブリアン)とトップ(モリス・チェスナット)。あからさまに怪しいですって!何故着いて行ける?!元人間という美味しい設定だし、いろいろな展開や期待が膨らんだんだけど、そこが大々的に分かるシーンとか別になく…地下水路や地底という設定なので仕方がないが暗い上にゴーグルや酸素マスクをつけているので誰か分かりづらい。コテコテな展開だったけど意外だったのは感染したジャックが最後まで自分を見失わなかったってことかな?それとラストのヒロイン…だね。
2008年01月22日
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映画紹介で軽く内容は知っていたんだけど、タイトルを見ててっきり過去を変えられる内容かと思えば未来を弄る内容でした。ストーリーは建築士のマイケル(アダム・サンドラー)は妻のドナ(ケイト・ベッキンセイル)と息子のベン(ジョセフ・キャスタノン)と娘のサマンサ(テイタム・マッキャン)を愛してるのだが仕事が忙しく幸せな生活をと頑張りすぎて家庭を顧みなくなってしまい子供たちのツリーハウスも造らずキャンプも中止にしてしまう始末。 忙しいマイケルは家のリモコン操作も煩わしくなり1台のリモコンですべての家電製品が操作できる万能リモコンを買いに出かける。ホームセンターで探すが見つからず、そんな時、奥に怪しい部屋を見つけ…。 確かにうちも家電が多いせいかリモコンがたくさんある。今のところまだ把握してるけど映画のように車庫やファンライトなどのリモコンまであったら悩むかも。 メニューボタンで過去の人生を垣間見れるってのは面白い。ただメイキングメニューってので親が自分の子作り最中を見てしまうってのは最悪だ。父親が「尻も叩いて」なんて言ってるよ。悪い出来事、めんどくさい事、すべてを早送りするマイケル。飛ばした内容を学習し同じことにはオート機能となり早送り状態となる。「妻との口論」「通勤の渋滞」「朝のシャワー」たった数十分のことなのに積み重ねていくと莫大な時間が早送りとなり失ってゆく。軽い気持ちの早送り、それは「家族より仕事」ベースのマイケルが偏った人生を送ることとなる「仕事よりも家族を」人生の終わりかけでやっと大切なことに気づきそれを大人になったベン(ジェイク・ホフマン)を追って雨の中、追いかけるシーンにウルウル。ベンが倒れたマイケルに気づき駆け寄るシーンに号泣。大きくなったサマンサ(ロレイン・ニコルソン)も見守り涙がピークになった時、離婚相手ビル(ショーン・アスティン)に震える手で「F○CK YOU」で大爆笑…私の涙を返せそれにしても子供が可愛い!小さい時は純粋で愛らしい。大きくなってマイケルがあんなだからすれちゃったかなぁと思ったらパパを支えるパパ思いの子になってんだもん、ん~~~いい子じゃ。ちなみに多くなった息子役を演じていたジェイク・ホフマンは俳優ダスティン・ホフマンの息子で大きくなった娘役を演じていたロレイン・ニコルソンは名優ジャック・ニコルソンの娘だそうです。蛙の子は蛙じゃ~
2008年01月20日
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アクション映画の金字塔「ダイ・ハード」の次に見てしまったせいか、どうしてもそのイメージを拭えず引き摺ったままの鑑賞、当時見た時はかなりガックリした記憶がありますが…しばらくしてから見てみると…面白いじゃんかやっぱり映画って見るタイミングだよな~ストーリーは世紀の大怪盗ハドソン・ホークことエディ(ブルース・ウィリス)がシンシン刑務所から出所した。さっそく保釈の担当ゲイツが仕事を持ってきたがカタギになるホークは取り合わない。出迎えに来てくれた相棒のトミー(ダニー・アイエロ)と共同出資した自分達の店に行くが様変わりに驚くホーク。そんな店の中にマフィアのマリオブラザースことシーザー(フランク・スタローン)とアントニー(カーマイン・ゾーラ)は仕事を請けろと脅迫。 渋々エディとトミーはオークション会場に侵入するが…。親指手錠を8秒で外し、盗みの際に音楽を掛け、曲の合間に美術品を掻っ攫う設定がイカす!時計よりも自分の体内時計が性格ってのがプロですな、素敵。 軽いノリながらも仕事にプライドを持ち、キッチリこなす。カプチーノが大好きなのだがなかなかあり付けない茶目っ気たっぷりなキャラはとっても魅力的。コミカルなところや女に弱いところなんかまんまルパン三世みたい。この映画の最高のアクションシーンは間違いなく移動ベッドの高速道路暴走シーンでしょう。料金所で金を投げ入れゲートバーをあげる器用さに拍手。利用されなめられ続けるホークにちょっとイライラしちゃうけど最後はもちろんやってくれます。悪役にはCIA捜査官ジョージ・キャプラン役としてジェームズ・コバーンの大物も出演。メイフラワー夫婦ことダーウィン(リチャード・E・グラント)とミネルバ(サンドラ・バーンハード)のキレた演技やイカレっぷり。キットカット(デヴィッド・カルーソー)のホークやアンディ、彫刻の物まねなども見どころ。ダ・ヴィンチの美術品や発明品を軸に世界を股に掛けてコミカルに活躍するホークが痛快。この映画の一番の魅力はやっぱり個性豊かなキャラクター。マリオ・ブラザーズの1人フランク・スタローンはシルベスタ・スタローンの弟さんです。クリスタルの組み立てが簡単そうに見えたのは気のせいですよね、きっと。
2008年01月16日
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天才数学者ジョン・フォーブス・ナッシュ博士の数奇で過酷な運命の半生を描いた実話。どこが天才かっつーと…ゲーム理論だかを構築して幾何学、解析学にも精通し後のノーベル経済学賞を受賞したらしい…つうかよく分かってません。幾何学ってなんですか?ストーリーは米ソ冷戦下の時代1947年、9月。ブリンストン大学に入学したナッシュ(ラッセル・クロウ)は、見る物すべてを方程式に当て嵌め、「この世を支配する真理を見つけ出す」事に夢中になり、やがてクラスメイト達から好奇な目で見られるようになる。そんな中、ルームメイトのチャールズ(ポール・ベタニー)はナッシュの心の拠り所だった。 やがてナッシュの元に国防省の諜報員でパーチャー(エド・ハリス)と名乗る男が現れソ連の暗号解読を依頼される。アリシア(ジェニファー・コネリー)という美しい人と出会い2人は結婚するがスパイ活動の任務は続き、やがてプレッシャーにより命の危険を感じ始め…。とにかくナッシュ先生は碁でもスポーツでも動物の動きでもすべてを方程式に当て嵌めて解読しようとします。まず私は友達になれないタイプです秘密任務を依頼に来た謎の国防諜報員パーチャーによりナッシュは徐々に精神を蝕んでゆく。そして腕に縫いこまれたと思っていたチップを抉り出そうとするシーン、そしてどんでん返しのシーンはまさに見る者は絶句するしかない。パーチャーにメイのマーシー(ヴィヴィエン・カーダン)はともかく大学時代のルームメイトだったチャールズまで?!見てはいけない人の精神世界の奥を見てしまった気分になり罪悪感を感じるかも。その後、アリシアが研究室を見に行くと壁一面に雑誌の切抜きが埋め尽くされている部屋に薄ら寒さを覚えた。例の3人は本当にこんなふうに見えたのか、そんなにリアルなヴィジョンなのか?と思ったが周りがどんなに言っても納得しなかったのに姪のマーシーの成長度でやっと理解したくらいなんだから本当なんだなぁと思わざるを得ない。チャールズ役のポール・ベタニーはなかなか良かった。とにかく痛々しいくらい泣かせるのは妻のアリシアの献身的で気丈な支え。ナッシュ博士の苦悩よりもアリシアの日々の一途な愛情の方がはっきり言って感動します。Hをしてくれなくて洗面所のガラスを割り付け叫んだ時はいろいろ溜まってるね、と見に行ったみんなで同情しました←いらぬお世話病魔を2人で乗り越えた夫婦愛を美しく描いた作品…なのに現実は、バイセクシャルのナッシュ博士が実は男性と浮気してて離婚して、その後、夫婦ではないのにアリシアは闘病を支えたらしい。バイやゲイに偏見はないが…2人の夫婦の絆に感動したので、実態を知ってたら感動は半減だったから先に見て正解だった。
2008年01月10日
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ティム・バートン製作の映画って事で存在は知ってたんだけどストーリーがモモが旅をするんだとアナーキーなあらすじを言われ「どんな映画よ!」と思ったら確かに桃が旅してるね!(笑)ストーリーはイギリス、9歳の少年ジェームズ(ポール・テリー)は優しかった両親が巨大なサイに襲われ亡くなってから意地悪な叔母スパイカー(ジョアンナ・ラムリー)とスポンジ(ミリアム・マーゴリーズ)にこき使われる毎日。お父さんが「夢が叶う場所」と言っていたニューヨークを夢見て叔母達の冷たい仕打ちと仕事を耐える毎日だった。 そんなる日、ジェームズの前に不思議な老人(ピート・ポスルスウェイト)が現れ緑色に輝く不思議なものを貰うのだが、転んで桃のならない木の根にこぼしてしまう。だが木には桃がなりどんどんと大きくなり遂には木よりも大きい巨大な桃となるが…。想像力溢れる情緒豊かな少年が不思議な老人に貰ったもの(私には虫以外の何物にも見えなかったが)大きな桃でニューヨークを目指す、そのトリッキーでシュールなストーリーがティム・バートンワールドにピッタリ。純真な少年と魔女のような意地悪叔母2人。桃の中の虫たちなど個性の強烈な面々がお話に彩りを添えています。特に美人グモ(声:スーザン・サランドン)が嫌われ者のクモのせいか影があってクールでかっこいいですよ!ただ真ん中にジェームズを置いて巣を作ってるシーンを見た瞬間、「食うのか?!」と思い、足を糸でぐるぐる巻きつけている時は「食う気だ!絶対食う気だ!」と思いました。陽気なムカデ(声:リチャード・ドレイファス)が沈没船に羅針盤を取りに行くシーンでは「ナイトメアー~」のジャック(多分)も登場。叔母2人がキモち悪ーい!特にガリガリのスパイカーの方はまんま骸骨のようなキモさ。「ナイトメアー~」のようなブラックさは薄い物の、その溢れ出る突飛な空想の世界にどっぷり浸かれる1本。
2008年01月08日
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かつての「スピード」カップルが再共演。多分、顔合わせの時にキアヌはサンドラに「なんであんた「スピード2」断ったのよ!」と言われたはず(未確認予想)ストーリーはお気に入りの借りていた湖の一軒家を離れシカゴに引っ越すことにした医師のケイト・フォレスター(サンドラ・ブロック)は、発つ日に郵便受けに次の住人宛に自分宛の郵便物が来たら転送して欲しい、そして玄関についている犬の足跡は私が住む前から付いていたと手紙を残す。次の住人のアレックス(キアヌ・リーヴス)は手紙を見つけるが、その家は長いこと空き家になっていたはず、しかも犬の足跡も見当たらない。辻褄の合わない手紙だったが、家のペンキ塗りをしている時に野良犬がどこからともなくやってきて玄関の方向へペンキの足跡が付いていき、アレックスは手紙の内容を思い出す…。 元は韓国映画のラブストーリーのリメイクだそうですが…日本映画のリメイクといい、本当にハリウッドって映画脚本に困ってるのかしら?2004年にいるアレックスと2006年にいるケイト。過ごしている時間が違う2人が湖の家のポストに入れた手紙を通じ人生が交差していく。 建築家のアレックスが過去から地図をケイトに渡し、シカゴの街の建築デートシーンは一緒に歩いてるわけではないのに美しい街と相まって切なくてロマンティック。 ケイトの上司の女医のアンナ(ショーレ・アグダシュルー)ってば声がハスキーでバーが似合っていて…ゲイバーのママみたい!誰よりも心を分かち合えるのに会いたいのに会えない、会いたい気持ちが強くなり賭けとも言えるレストラン「イルマーレ」での約束。心変りはしないと言ったのに来なかったアレックス。ストーリーの進行と共に切なさも増してゆく。 ストーリー的には破綻していてツッコミどころ、おかしいところが盛りだくさんだけど、それらをひっくるめて納得させる言葉が一つだけあります。ファンタジー映画だからファンタジーだから「え?あの時、もう顔を知ってたんじゃ?」とか「木を勝手に植えちゃって生やしていいのかよ?!未来変えまくりじゃん!」「タイムパラドックスが!」とかってののもノープロブレム!ファンタジーだから随所随所の伏線が面白かった。ケイトが駅で忘れたオースティンの「説得」をキアヌが拾って追いかける初対面はドキドキ。ただその「説得」の本をいつか渡すと言っていたキアヌがケイトの住んでた床下から出て来たのは、やっぱりマンションを建築したのはキアヌだったから?それともファンタジーだから?(笑)せっかくの映画のオチを最初の段階で旦那に「こうじゃない?」と言われ、実際そうだったので大喧嘩。肝心のラストの逢瀬はほとんど見逃した(笑)勘の鋭い旦那ってのも困る…
2007年12月29日
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この映画をテレビ映画紹介で知った時、泣かせる気満々の映画だなぁ…と思って避けてたんだけど、いざ見てみたらぜーんぜん泣かせるどころかとっても明るく前向きな映画だった。ストーリーは建築事務所に勤めるジョージ(ケヴィン・クライン)は建築デザイナー。好き勝手に生きていたジョージ。妻のロビン(クリスティン・スコット・トーマス)は息子のサム(ヘイデン・クリステンセン)を連れて出て行き再婚をしていた。 ある日、古いスタイルの仕事をすることに不満な上司と諍いを起こしクビになる。会社の前で倒れたジョージは病院に運ばれ余命4ヶ月と宣告される。 残り少ない自分の時間を知ったジョージは初めて自分の人生を省み、そして自分を憎んでいるサムと失われた父子の絆を取り戻そうとジョージが住んでいる家の建て直しを計画するが…。 離婚しておいて自分はさっさと再婚したくせに反抗期の息子サムを持て余し新しい旦那ピーター(ジェイミー・シェルダン)に愚痴られジョージに当たるロビンにムカ~。ジオラマの仕事は古いとリストラしておいて、今まで作ったジオラマをいくつかくれというジョージにしぶる上司にムカ~。ジオラマを豪快にぶっ壊すシーンで胸がスッキリ!でもジオラマ好きとしてはもったいなーい! 嫌っていた父親から譲り受けた大嫌いな家。今までの自分や人生そして息子との確執を家と照らし合わせ破壊し再生していく。 最初は自分勝手なロビンにムカムカしていたけどジョジョにジョージと和解しまた恋をしてゆく様を暖かい目で見てました。夕焼けの海をバックに作りかけの家の中でダンスをする2人がロマンティック。また2人並んでそれを揃って見ているおちびちゃんたちが可愛い!しっとり感動作だろうなと思ったらアリッサ(ジェナ・マローン)の恋人を寝取る母親コリーン(メアリー・スティーンバージェン)とか友人に乗せられて男に体を売るサムとか体が動かないジョージにキスをするアリッサとか…なんなんだろ?と思うエピソードがチラホラあるんだけど…あれかな?今時の難しい子供ってのを盛り込みたかったのかな? 主人公ジョージと息子サムの確執、家との再生に合わせた親子の絆の再生なんだろうけど、サムは最初からいい子ってのが滲み出てたかな。無理して悪ぶっててでも本当は傷つきやすくて臆病な子って感じだったので父親との和解もあんまり感動しなかったかな。もっともっと難しくて手の掛かる子の方が面白かったかな?それでもガンをサムに告知したジョージが「愛されたかった」と言い「良かったな、成功したよ」と家を出てゆくシーンにはうるうるした。 ジョージが最後に幸せを感じたサムが6歳の時に海で抱きついてた思い出。ビデオカメラに写ってるというロビンに死ぬ前に見せるんだろうなぁ~と思って見ていたら、とうとうその場面になるもののジョージが全然見てなくてなんでだよ!思い出のシーンなんでしょ、見てよ!と思っていたら実はもうその時、既にお亡くなりになっていると知り涙がぶわっ!!健気に亡くなった旦那ジョージの傍らでビデオカメラを回し語りかけていたロビンにやられました。重いテーマの割りには泣かせようという押し売り演出がなく、爽やかにコミカルに見れる好感が持てる作品でした。
2007年12月27日
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この映画を見終わった瞬間、思ったことはティム・バートンに礼を言いたいってことでした。タイトルだけだったら多分一生見なさそうなタイトルだし古い映画だったので話題のリメイク作品のオリジナルって映画じゃなければ見なかった作品だったなぁと。それくらい嵌った作品でした。 ストーリーは世界中の子供たちに愛されているワンカのチョコレート。だがワンカのチョコレート工場は動いているのにひっそりとしていて謎だらけ、そんな工場を不思議そうに見つめる少年チャーリー(ピーター・オストラム)。実は以前にワンカはスパイにアイデアを盗まれたことがあり我慢できなくなったウィリー・ワンカ(ジーン・ワイルダー)は工場から人を追い出し閉じてしまったのだ。 しかし、数年後のある日、世界中に販売されているワンカのチョコの中の5枚分だけ「金の券」が入っていてそれを手にしたものは工場に招待され一生分のチョコも貰えるという。チケットが欲しいチャーリーだったがチョコを買えるほど裕福ではなく…。ウンパ♪ルンパ♪ドゥパディ♪ドゥ♪はっ!また歌ってしまったそれぐらいにウンパルンパの曲とキャラ、強烈で最高です。ベルーカ(ジュリー・ドーン・コール)じゃないけど1匹欲しいです。本作のリメイク作品「チャーリーとチョコレート工場」が話題になっていた時にたまたまスカパーでやっていて、どれ、ちょっと見てみるかと思ったら…見事に嵌った。童話のようなストーリーと映像。本当にテーマパークに来たようなワクワクするような工場の中。怪しい社長ウィリー・ワンカを演じるジーン・ワイルダーの嵌りようがすごい。ミュージカルが苦手な私でも思わず聞きほれてしまう出演者達の歌声。特にジョーお爺さん(ジャック・アルバートソン)やワンカ、チャーリーのお母さん、ムカつくけどベルーカの歌なんてかなり聞き惚れちゃった。素晴らしいのは工場内のセット。見るものすべてが食べられると言う設定だけあって棒キャンディの木やグミの木、チョコレートの滝、キャンディの花、きのこのクリームなどもう色鮮やかなお菓子たちがまさに夢のように盛り込まれている。舐めると絵通りの果物の味がする壁紙や体が宙に浮くサイダー、舐めるとフルコースが味わえるキャンディとまるで子供が想像するお菓子がたくさん出てくる。乗り物もこれまた素敵なデザイン。ウンパルンパが手漕ぎをしている船やソーダを入れて走らせる泡だらけになってしまう車など。その他にお菓子を作る機械やアイデアなどとにかくすべてが奇抜で斬新なユーモア溢れているのだ。だが楽しいだけではない、昨今の子供たちの問題でもある「テレビの見すぎ」や「食べすぎ」「約束を守らない」「なんでも欲しがる」などの戒め的話も盛り込んである。まさに童話的戒めだよね。だが、それは子供たちだけじゃなく、そういう風に育ててしまったのは親の責任ってのもズバッっと言っていますしかしこの映画に出てくる子供たちはエグイ!そのエグサが最高です。だって現実的にこんな子供ゴロゴロいるからね。周りの子供がエグイ分、チャーリーの素直で純朴なところがより目立ち最後のワンカのプレゼントも納得。子供たちの退場の仕方がこれまたブラックみたいだけど…童話的な戒めならこれくらいは普通かな?ぶっちゃけ「チャーリー~」と比べると私はジーン・ワイルダーのワンカの方が好き。雰囲気が色気があって好きかも。
2007年12月22日
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楽天さん、ローマ数字使えるようにしてください(笑)ストーリーはIMFのスパイを現役引退したイーサン・ハント(トム・クルーズ)は教官となり若い優秀なスパイを育て、私生活では看護師のジュリア(ミシェル・モナハン)と婚約し幸せな日々を過ごしていた。だが、婚約パーティー中にIMFから連絡があり、教え子のエージェント、リンジー(ケリー・ラッセル)がとある組織に拘束されたことが判明。 現場復帰したイーサンは盟友ルーサー(ヴィング・レイムス)たちとリンジー救出に向う。作戦は成功したと思われたがリンジーは頭の中に埋め込まれた爆弾により絶命し…。あれ?任務にまで支障をきたした「2」の彼女は?(笑)「2」がアレだったからあまり期待してなかったんだけど結構スパイ映画に戻ってない?派手だけど。「2」の時の私の愚痴を聞いてくれたのかな?(そんなわけあるか!)「2」の時の私の愚痴 今回は仲間のリンジー奪還シーンも良いが潜入としてはバチカンへの侵入やデイヴィアン(フィリップ・シーモア・ホフマン)誘拐作戦への仕事の方が面白い。トム・クルの神父の格好はどうかと思うけどね!かと思えば上海でのカーチェイスはダイナミック。畳み掛けるストーリーとアクションは飽きさせず二転三転のどんでん返しと意外な真犯人も意表をついていて面白い。 今回の素敵な人はもちろんフィリップ・シーモア・ホフマンでしょう!素敵なほど残酷で冷酷。薄ら笑いがとってもキュート。のっけから惹き込まれる迫力に不気味な存在感が役に嵌ってる。いや~、好きだな、ホフマン。ただやられ方が地味っちゅうかあっさり。今回はシリーズに良く出るマスクの製作過程も見れる。データで作ってんのか、欲しいなこの機械←なにに使う気だ!「2」もこれくらいのランク作品だったらコレクターズボックス買ったのになぁ…あ~惜しい。
2007年12月04日
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バミューダ海域での失踪事件を中心にしたあらすじと書いてあり冒険物かSF物かとワクワクしていたら…まさか海賊物だとは思わなかったあ、ユアン・マクレガーの「アイランド」じゃなくてマイケル・ケインの「アイランド」です ストーリーはフロリダ沖、バハマ諸島。ヨットで釣りを楽しんでいた男たちが、近づいてきた一隻のカヌーによりあっという間に皆殺しにされた。 大量の船の失踪事件に興味を持ったイギリス出身の記者メイナード(マイケル・ケイン)は会社を説き伏せてこの事件を追うことにする。息子を連れバハマ諸島へと飛ぶ。フロリダのディズニーに行けれると聞いていたジャスティン(ジェフリー・フランク)は膨れている。 釣りをしようかとボートを借りるメイナードだったが…。話は進むうちに捕まった息子のジャスティンが海賊達に洗脳され人まで殺すように。この子役がまた上手い。徐々に海賊のような態度をとり父親に無情な顔を見せる演技が絶品。ベス(アンジェラ・パンチ=マグレガー)がね~、なんかいい女なんだよ、何度も何度もチャーリーに逃げて裏切られるのにその都度、危険になると助けて。いじらしい!最初の登場した時はやばい人だと思ったけどね。大きな帆船を襲撃するシーンでは残虐なことをダイナミックにやっているのに爽やかな音楽なのは何故?沿岸警備隊ドーントレス号の船を襲ってる時も爽やかな…音楽の使い方間違ってるだろ!?ジャスティンを海に引き摺り込む少女がめっちゃ怖いです。顔がすんごく怖い。 バミューダ海域ってもんだから超常現象やSFちっくな展開にわくわくしていたんだけど…海賊かぁ…とちとガックリ。展開も話もまったりしていて起伏がなくクライマックスの銃撃戦までちょっと退屈でした。
2007年12月02日
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ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)といいスコット(ジェームズ・マースデン)といい微妙に老けた?!変らないのはプロフェッサー(パトリック・スチュワート)とマグニートー(イアンマッケラン)だけだね。まぁもう老いも止まるような年齢だしねストーリーはジーン(ファムケ・ヤンセン)の死から立ち直れないX-MENたち。ある日、天才科学者によりミュータントの能力を消す新薬キュアが開発される。その投薬第一号に科学者の息子(ベン・フォスター)が実験台となるが逡巡した結果、新薬を拒否し逃げ出す。 ミュータントとして生きるか人間になるか迫られる選択の中、マグニートー率いる軍団ブラザーフッドはキュア根絶を狙いキュア開発に関係しているリーチ(キャメロン・ブライト)強奪を狙う…。 道路の真ん中でヘルメットを被って立っていたマグニートーを見て笑ったのは私だけですか?だって~似合わないんだもん、ヘルメット。3作目なんだからもう見慣れてもいいはずなんだけどね■いきなりですがネタバレだらけです。だってネタバレ以外書くことないんだもーん(笑)■見る予定の人は見ないでください■ファイナルとだけあって「え”――――――――?!」という展開がいっぱいですね。プロフェッサーが粉々になってミスティーク(レベッカ・ローミン)が人間になっちゃったりスコットが死んじゃったり…って、スコット~~!!生きてると思ってたのにあんだけ!?あれだけ!?最後にひょっこり生きていたという展開だと思ったのに仮にもコミックスでは主人公なのに…ラストはすごいですよ~まさかSF超能力版キャリーが見れるとは思いませんでした。ジーンの黒目顔めっちゃ怖いです。ジーンを殺してしまったことでまた一つウルヴァリンに黒い過去が増えてしまいましたな。マグニートーがちょっとあっさりだった気がします。まぁ、思いの外、みんなあっさりだったけどエネルギーを吸い取るローグ(アンナ・パキン)はなにかやってくれるとワクワクしていたら何もしなかった…がふアイスマン(ショーン・アシュモア)との恋の行方も微妙なまま終わった気が…。1作、2作と監督をしたブライアン・シンガーからブレット・ラトナーに変ったから映画自体も変った?原作ファンというか…1作目から見ているファンたちはどう思ったのかしら?ラスト、エンドテロップが流れた後にサプライズなオチあり。
2007年11月26日
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アニメやコミックが好きでフィギュアも大好き。ゲームも好きな40歳の経験なしってのはちょっとリアルだなぁ。現実はもっとオタッキーぽいのかな? ストーリーは部屋にたくさんのコミックとフィギュアを並べているオタクなアンディ(スティーヴ・カレル)は40歳で電器屋で働いている。車は乗らず自転車で通勤する生真面目な性格に店の同僚達からは退屈な男と思われていた。 ある日、同僚たちからポーカーを誘われたアンディ。ゲーム最中に話は下ネタになり、そのうち自分達の体験話を話す事に。アンディの番になるが話が進むうちに同僚のデビッド(ポール・ラッド)ジェイ(ロマニー・マルコ)キャル(セス・ローゲン)たちに童貞だとばれてしまい…。タイトルがタイトルだけにテンションが高いアホ映画と思うかもしれませんが、どちらかというとクスッと笑いです。下品ネタばかりだけどね。うわっ!胸毛がすごい!!キモッ!って思ったら脱毛シーンが!しかもワックスですかー?!しかも本気で抜いてるよね?!これ演技じゃなくてマジギレだよね?帰ってる途中本気で柵を蹴ってたよおせっかいな友人が余計な世話をやき、話がこじれるってのは男も女も一緒ですな。特にジェイが一番酷いからかいなんだが憎めない。あの手この手で女性と知り合おうとしたり切っ掛けを作ろうとするが、そんないきなり上手くなるわけが無い。女性に憧れと幻影を見続けた主人公が風呂場でベス(エリザベス・バンクス)が見せたおぞましい行為で神聖化していた女性像が崩れていくシーンが印象的。現実を見せた見事な荒療治ってやつだね「この年になるまで経験がないなんて僕はどこかおかしいのかと思ってたけど君を待ってたんだ」って40歳の童貞君しか言えない殺し文句ですなラストの体験終了後、心情をミュージカル風に歌ってるシーンは笑えますが素晴らしいです(笑)
2007年11月21日
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いろいろな気象のパニック映画は見たが、霧がメインでしかもホラーってのは珍しい。でも濃霧だと視界は見えず恐怖感はあるな。ストーリーは小さな港町、オレゴン州アントニオ島。島の生誕百年祭の前にしてチャーター船シーグラス号の船長ニック(トム・ウェリング)と航海士のスープナー(デレイ・デイヴィス)は下ろした錨を何かに引っ掛けた。 島に戻ったニックは突然島を飛び出したかつての恋人エリザベス(マギー・グレイス)と再会する。エリザベスは疎遠になっていた母キャシーに会いに来たのだがやはり馬が合わずケンカをする。いまだエリザベスを思っているニック。 そんな時、スプーナーは友人と女の子を連れてシーグラス号で酒盛りパーティをしていた。だが突然クルーズは濃霧に覆われ、不気味な気配を感じ…。ヒロインのエリザベスさんったら街と合わなくてニューヨークに行ったのはいいとしてメモも残さずニックから消えるって酷すぎねえか?つうか状態としては別れてるんじゃないでしょうか?私だったら子持ちでもパーソナリティのスティーヴィー(セルマ・ブレア)だな。 大体は霧に襲われる前、覆いつくして叫び声というパターンの襲われ方だが、アンディのばあさんが停電中、皿洗いをしている時に排水口から出てきた腐った手にドキリ。しかも払いのけたと思ったら触ったところから腐ってきましたよ。ばーさん、新しいやられ方だよ!原因不明の濃霧と事故とは救えない死体たち、次第に解明してゆく今と過去の因果関係。ホラーにありがちな頭を使わなくていい映画ではなく過去の因縁をキッチリ把握しないと見ていて辛くなる。ただ映画全体テンポが悪くここぞという見せ場もなければ雰囲気もなし。しかもラストは復讐すべき人たち残して帰っちゃいましたよ!いんすか?それが目的だったのに?尾を引かないラストになんだか納得いかないままエンドロールでした
2007年11月01日
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「ファイナル・デスティネーション」のシリーズ2作目で「デッドコースター」なんて日本版タイトルを勝手につけちゃうから3作目が本当にジェットコースターが舞台だと知って日本版タイトルつける人、焦ったんじゃねんですかい?ぷっ ストーリーはマッキンレー、ハイスクールの卒業イベントがアミューズメント・パークで行われ卒業生たちは大はしゃぎ。そんな中、不吉な文字が目に入り言いようのない不安に襲われていたウェンディ(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)は、彼氏のジェイや友達カップルと行動を共にしていた。その4人がジェットコースターに並び乗り込んだ。その瞬間、凄惨な予知夢を見たウェンディは恐怖の余りパニックを起こし係員に下ろされる友人ケヴィン(ライアン・メリマン)を始め一緒に10人下ろされた。 そんな中、ジェイとケヴィンの恋人、キャリーを乗せたジェットコースターは出発するが脱輪しジェットコースターは乗客ごと地面に叩きつけられ…最近この手の映画って主人公カップルでも恋人が死んでしまうことがあるが…流行?直感や霊的な物が強い主人公のウェンディ。なんだか傍から見りゃ、ほとんどの事故死に立ち会っていて彼女の方が死神みたいなんですけどジェットコースターでの脱線事故に日サロの事故、ドライブするー事故、トレーニングジム事故、ホームセンター事故、お祭事故にそして列車事故。すべて嫌な死に方だが一番はドライブスルーか?いや日サロか?壮絶なのはイアン(クリス・レムシュ)のクレーン事故かな?死に方は各々凄惨で目を背けたくなるほど生々しいが、事故が起きるまでの運命の作用がN○Kのピタゴ○装置か?無理な感じで事故へと繋がっている。シリーズ3作目ともなると「1」「2」に続けて今作もストーリーはワンパタだけどいんじゃない?シリーズ物で「3」でここまでそこそこ楽しめるホラーの続編ってあまりないだろうし、逆に変なアイデアを入れ込んだら外す可能性も高いしね。部屋を暗くして友達達とワイワイ見るにはお薦めの映画かもね。ナレーションは「キャンディマン」のトニー・トッド。
2007年10月24日
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オリジナルの「オープン・ユア・アイズ」を見てお気に入りの作品になり、ハリウッドでトム・クルーズがリメイクってんで楽しみに映画館に見に行きました。比べちゃ悪いがやっぱり比べちゃうよね~。 ストーリーはアメリカ、ニューヨーク。デヴィッド・エイムス(トム・クルーズ)は出版界の若き実力者。豪邸に住み、高級車に乗り、ハンサムで金持ちでプレイボーイ。だがデヴィッドは友人で美人のジュリー(キャメロン・ディアス)と寝てもどこか満たされない。 そんなある日、友人の作家ブライアン(ジェイソン・リー)がパーティーに連れてきたガールフレンドのソフィア(ペネロペ・クルス)に一目惚れをする。積極的に彼女にアプローチし、恋を知ったデヴィッドは幸福感に包まれるが、心変わりに感づいたジュリーはデヴィッドをドライブに誘い、嫉妬から無理心中をはかるが…。 「オープン・ユア・アイズ」に惚れ込んだトム・クルがリメイク権を勝ち取り「ザ・エージェント」のキャメロン・クロウがリメイクした作品。ハリウッドリメイクのせいか「オープン~」と比べて明るめな作品になってます。オリジナル同様出演しているのは主人公が恋をする女性役のペネロペ・クルス。この後、妻のキッドマンと別れてペネロペと付き合いだしたのでトム・クルが作品に惚れたのかペネロペに惚れてのリメイクなのかは不明(笑) この映画で一番いい演技を見せてくれたのは愛するがゆえ狂気に走ったジュリー役を演じたキャメロン・ディアスです。ほんの短時間の出演なのにすごいインパクト。いつもの彼女のバカっぽさは消え軽そうな女が実は本気で彼を愛していて、車中ヒステリックに彼を責めるシーンなど絶品です!キャメロンの演技力にびっくりした瞬間でした。こんなシーンを見ちゃってるもんだからベッドでペネロペだと思っていたらシーツからキャメロン・ディアスが出てきた時はトム・クル以上に私がびっくりしたわい! それにしてもトム・クルーズってすごいね。なにがすごいってさぁ仮面を被っていても「俺、トム・クル」ってオーラが溢れ出てんの仮面を被って演技しててもトム・クルにしか見えないってすごい。微妙だったのはもうちょっとデヴィッドの切な過ぎる絶望感を出して欲しかったかな?そういや、余談だけど私はポスターのトム・クルが太って見えてデヴィッド・アークエット(「スクリーム」のホモ臭い警官)に見えちゃった デヴィッドの過去話を聞く精神科医マッケイブにカート・ラッセルがいた時、笑ってしまったのは私だけですか?だって精神科医に見えねーんだもん ラストのオチの映像は美しい。特にビルの屋上に立っていたペネロペのバックの空はまるで幻想的。そしてトム・クルの切なくロマンティックな告白。 これまた大勢の友人と見に行ったんだけど(「オープン~」を見ていたのは私だけ)鑑賞後、みなさん「?」私は「オープン~」で内容を知っていたので分かっていたけど…「バニラ・スカイ」は分かりづらかったのかな?まぁ、とっぴょーしもないラストと言えばラストだもんね。 結論的に言えばやっぱり雰囲気も演出も「オープン・ユア・アイズ」の方が好きです。↓バニラ・スカイ…このタイトルにセンスを感じる
2007年10月19日
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黒スーツに身を包み女性をはべらせ悪魔の笑みで人を騙す冷酷なトラヴォルタにゾクゾク!それ以上にお前の髪型にゾクゾク!(笑)ストーリーはロサンゼルス空港。1人の世界的ハッカーが入国審査で捕まった。弁護士を立てて黙秘していたがサイバー犯罪取締官ロバーツ(ドン・チードル)の尋問に口を開きかけたが肝心なことを言わない。ロバーツが席を外した不意を衝かれ弁護士共々殺されてしまう。 一方、同じ世界一のハッカーで引退したスタンリー(ヒュー・ジャックマン)のもとにジンジャー(ハル・ベリー)が現れ仕事を持ちかける。刑務所に入っていたスタンリーは妻に娘ホリー(カムリン・グライムズ)の親権を奪われ会うことさえも許されず、次に犯罪を起こすと一生刑務所から出て来れないので断るが…。 やはりこの映画のキモであり美味しかったのはトラちゃんでしょう。大胆不敵な犯行に緻密な作戦を行う悪のカリスマで死を司る大天使の名前をも皮肉って付けたガブリエル(ジョン・トラヴォルタ)は「錯覚」「思い込み」を巧みに使いハッカーのスタンリー、警察のロバーツ、そして周囲を取り込んで手玉に取り騙す天才。また、似合うんだよ、トラが!髪型は笑っちゃうけどね! トラの印象が強く、ハル・ベリーもヒュー・ジャックマンも存在感はあったのだが食われ気味でこれと言った印象なし。ああ、でもヒュー・ジャックマンの国防省のハッキングしながら下半身がとんでもないことされていたシーン顔がエロくてたまらんです!!(鼻息)友人は「ハッカーにしては筋肉ムキムキ」と言っていたんだけどアクションも組み込まれている役な以上、ヒョロ男くんでは使えないだろうなぁ。ハル・ベリーが引き締まった美しい肢体はとてもスタイルがよく、今回は下着姿も披露!だけどエロさを感じなかったのは何故?何故?見どころはもちろんオープニングに始まる30秒の大爆発シーン。人も車も吹っ飛び火は燃え盛り地獄絵図と化したその場面をワンシーンで見せたまさに圧巻としか言いようのない映像。アクションもてんこ盛りで車に乗りながらサブマシンガンをぶっ放しヘリコプターでバスをジャック。そして息もつかせぬクライマックスへの銃撃戦となる。でもこの映画はクライムサスペンス。二転、三転のどんでん返しだけではなく「ガブリエル」という謎に満ちたカリスマに相応しい正体も見事。ただ残念なのは説明なしでラストなので1回見ただけでは分かりづらいところかな?DVD特典には「別のエンディング」もあり。まったく真逆なエンディングですが私は本編で良かったと思ってます。■ネタバレにつき未見の方、注意■映画館で見に行ったときはトラの死体シーンでクローンかと思ったんですが数回の鑑賞で最も簡単な本人に「なりすます」だと判明。映画に4人で見に行ったのに1人もトラがやってることに1回で分からなかった。↓トラヴォルタの髪型はそれで正しいんですか
2007年10月17日
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バグダッド・カフェ(DVD) ◆20%OFF!テーマ曲で名曲の「コーリング・ユー」がなんともベガスの乾いた風景と合っていて素敵だ。殺伐とした荒野に雨のように染みるようなしっとりした曲なんだよ。ストーリーはラスベガスとロスのハイウェイ途中にあるモハーベ砂漠の中にひっそりとたたずむ「バクダッド・カフェ」に旅行中、夫と喧嘩別れをしたドイツ女のジャスミン(マリアンネ・ゼーゲブレヒト)がやって来た。 カフェの女主人ブレンダ(CCH・パウンダー)は手荷物一つ、車なしで現れたジャスミンを訝しむ。 しかし無口だが綺麗好きで心優しいジャスミンに住民たちは好感を持っていく。 だが、旦那のサル(G・スモーカー・キャンベル)に逃げられ自分の居場所がなくなった気分にさせられたブレンダはジャスミンにあたるが…。 日々の生活に疲れているブレンダとジャスミンの育んでいく友情をサラリと描きあげているのに胸に染みてくるね。不満や退屈を抱いている住人たちがジャスミンを中心に生き生きとしていく姿は心温まる。特にジャスミンとトレーラーハウスに住んでいるコックス(ジャック・パランス)の静かな愛は奇妙ながらも微笑ましい。 しかしなぁ…なんでコックスは絵のモデルのジャスミンに絵を書くたんびに違う果物を持たせているんでしょ? 無口だが心優しく周りを明るくさせるジャスミンをマリアンネ・ゼーゲブレヒトが熱演している。かなりボリュームのある体とインパクトある顔。 ジャスミンの綺麗好きは羨ましいなぁ~。私の部屋も掃除してくれよ。 心が乾いている人にこそ見て欲しい作品だ。鑑賞後は本当に爽やかに見れれる。まあ、人によってはこののんびりした雰囲気がダメな人もいるだろうけどね。↓溜め息が増えた人、ささくれ立ってる人、疲れてる人…癒されますよ
2007年10月15日
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DVD ザ・ロイヤル・テネンバウムズ天才一家のちょっとおかしく切ない悲喜こもごもな家族の崩壊と再生の話。評判が良かったので前々から興味があってやっと見ました。ストーリーは天才ファミリーのテネンバウム家。その家長でもあるロイヤル・テネンバウム(ジーン・ハックマン)は3人の天才少年少女を持つ父親で有能な法律家だったが、浪費家で浮気癖がある放蕩オヤジで妻子を捨てて家を出てしまう。10代で不動産業、金融業で活躍した長男チャス(ベン・スティラー)、12歳で不条理劇を脚本し成功した養女で長女のマーゴ(グウィネス・パルトロウ)、17歳でテニス界の頂点に立った次男のリッチー(ルーク・ウィルソン)、3人は天才を捨てるも非凡な人間に育っていく、そんな3人を女手ひとつで育てた母のエセル(アンジェリカ・ヒューストン)。 ある日、エセルは旧知の間柄、会計士のヘンリー(ダニー・グローヴァー)から求婚される。数々の求婚を断ってきたエセルはヘンリーにOKの返事を出し、それを知ったロイヤルは22年ぶりに家に戻ってくるが…。 なんと言っていいか、いろんなところが妙に魅力的な作品。なんと言っても目を見張るのは癖があるのに味がある一人一人のキャラクター。天才ってだけあって紙一重におかしいやつらばかり。長男のチャスは妻を飛行機事故で亡くしてから異常に危険に敏感になり防災訓練が趣味となる。アディダスのジャージを常に着用、2人の子供!次女のマーゴは物語を書くのが好きだが、好きが高じて失踪し世界を旅してヒッピーになり、先住民族の仲間になり、男性経験が豊富どころかレズビアン体験もしと自由気まま。次男のリッチーは一番まともそうに見えて義姉のマーゴを密かに愛している。 この作品では役者が実にみな嵌っていて生き生きしている。特にロイヤル役のジーン・ハックマンとマーゴ役のグウィネス・パルトロウ。ジーン・ハックマンは最低でわがままな父親を見事に演じていた。自分勝手で見ていてもムカつくのになぜか憎めず。こういう父親ってそこらへんにいるよね~、やることなすこと最低で家族の中で浮いていて煙たがられている父親、なのに縁が切れない。ロイヤルもそうだけどもう家族縁というよりはくされ縁に近いものがあるかも そして、今回新しい魅力を見せてくれたグウィネス・パルトロウ!いつもの儚げで薄幸美人役ではなく、メイクもファッションもイカれているアンニュイなマーゴ役を意外な演技力で見せてくれた。グウィネスには似たり寄ったりな美人役ではなくどんどんこういう役をやって欲しいな。また子供たちが父親を嫌う細かいシーンもちゃんと描かれている。チャスは兄弟と父親と遊んでいた時に自分の味方のはずの父親にライフルで手の甲にBB弾を撃たれる「味方なのに何故?」と言っても「冗談さ」と面白がって笑う父。ちょっとした父親の悪戯は手の傷以上に子供に深く心の傷を負わせた。マーゴは自信のあった劇を家族に披露するが父の何気ない一言に憤慨これまた些細な一言で父親が思っている以上に少女の心を傷つける。ロイヤルの父親として最低な行いなのだが、子供と大人という理解し得ない者同士これまた多かれ少なかれ誰かしら経験しているのでは?特に映画の彼らは凡人な大人の父親と天才の子供たちなのだから理解しあう方が難しい テネンバウム家の面々だけではなく、周りの人間も一癖、二癖ある奴らばっかり。ロイヤルと手を組んではスパイのような仕事をするテネンバウム家の執事パゴダ(クマール・パラーナ)、マーゴの旦那で神経学者のラレイ(ビル・マーレイ)、テネンバウム家に憧れる隣人イーライ(オーウェイン・ウィルソン)そしてラレイの研究対象のダドリー(スティーブン・リー・シェパード)お前は何者だ!!(笑)ラレイといつも一緒にいて、リッチーが自殺した時も待合室で一緒に待っていたり、家の中にも普通に入ってきたり、挙句の果てには葬式にまで!!謎だ…マーゴ以上に謎だ…。 家族を取り戻すために奮闘する父親だが画策し空回りするロイヤルは逆にどんどん家族との不調和を増すばかり。けれども彼が家族を手放し他人となることで初めて家族との繋がりを持つというのがなんとも皮肉だが…これまた実際にありそうな家族だ…別れてから家族がうまくいくって話たまに聞くよねそう、この映画の家族達はハチャメチャであり得ない一家なのに細かい家族描写がどこかの家にかならずありそうなのだ ロイヤルとマーゴとの最後まで理解し得ない親子関係や一番毛嫌いしていたはずのチャスがロイヤルを看取るところなど、やっぱりどこかの家族にあり得る話なのだ。ちなみにチャスとロイヤルの救急車シーン、さらりと描かれていましたが結構キタ。長々と描かれていたら多分号泣したと思う。 家族ひとつに…と願ったロイヤルが自分の死により家族全員が集まった墓場シーンもまた皮肉で滑稽。自分勝手でわがまま、見栄っ張りだったロイヤルには最高の墓碑文が書かれていましたな。なんともドライな家族話なのにどこかここかで家族愛を感じてしまう作品だった。家の中の奇抜で派手なのにうるさくない配色は一見の価値あり。まぁ、もっと見て欲しいのはイーライの部屋の2枚の壁画だけどね!
2007年10月12日
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多分一生見ることはないなと思っていた映画だったが子供がディズニー映画が見れるようになり見ることに…どれどれ?と見たら…オモチャ好きな私にはたまらない映画でしたストーリーはカウボーイ人形のウッディ(トム・ハンクス)は古いトーキング人形で持ち主のアンディのお気に入り。アンディはウッディと毎日他のおもちゃと一緒にカウボーイごっこで遊ぶ。アンディ一家の引越しも近いある日、誕生日パーティーが開かれた。新しいおもちゃに自分達はお払い箱ではとおもちゃたちは戦々恐々であり興味津々。そこにやってきたのは最新のアクション人形、バズ・ライトイヤー(声:ティム・アレン)。バズはあっという間におもちゃたちの心どころか、たちまちアンディのお気に入りとなってしまい…。プラスチックのサルつなぎやおもちゃの兵隊。たまごのマトリョーシカなど懐かしいおもちゃが勢ぞろい。初めてのフルCG映画ってことで話題になったアニメだったので覚えてはいたんだけどやはりリアルな質感が甘い頃ですね。それでも何個かリアルシーン見つけましたよ。雨に濡れた窓はかなりリアル(ウッディとバズがシドの部屋に捕まって雨が降るシーンのところね)ワンシーンなので見逃すな。あと、ワックスの掛かった廊下とかも質感あったかな。話は童謡の「おもちゃのチャチャチャ」を思い出した。だけど映画の中のおもちゃたちはお祭騒ぎなんて悠長なことしません。いつ捨てられるか飽きられるかハラハラしながらウディとバズの熾烈なトップ争い。隣の悪ガキ、シドのおもちゃイジメ。悩みながらも懸命に生きているおもちゃたちが実に生き生きとスクリーンの中を飛び駆け回る。犬のスリンキーこそバネが伸びて新居に着いたら捨てられませんかね?私、そればっかり気にしてましたよ! それにしても隣のシドはエグい!妹の人形を奪っては人形実験をしてバラバラにして他のおもちゃと合体。母ちゃん、ちょっと奔放にしすぎじゃないですか?「ピザプラネット」のゲームセンターはかなり羨ましい。こんなところあったら子供は夢中だろうなぁ~。この映画は小さい子には楽しめるけど、大きな子やお母さんには耳の痛い話だよね~、ただでさえ遊ばなくなったおもちゃをどーにかしたいのにこんなの見たらマックのハッピーセットも買いづらく捨てられなくなっちゃったよ…(笑)
2007年10月10日
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さすがにこの事件はリアルタイムでは見てないですよ。なにせ当時1歳でしたから。でも親は見てたと思う。何故って…人質事件としては視聴率テレビ史上最高の約89%を叩き出しましたからストーリーは数々のテロ行為を繰り返してきた連合赤軍の兵士達は軽井沢の別荘地に出現。「さつき山荘」で休息していたが長野県の機動隊たちに察知し銃撃戦となる。そして河合楽器の保養地の「あさま山荘」に管理人の妻を人質に取り立て籠もる。1972年2月19日のことだった。 その日の午後、警視庁長官室に呼ばれた佐々淳行(役所広司)は後藤田正晴長官に「君、ちょっと軽井沢行って指揮してこいや」と告げられる。そして「人質を必ず救出し、犯人は全員生け捕りにせよ」と命を受けるが…。完璧に警察目線の作品である。なので本当に犯人は最後の最後しか現れないし(それが結構不気味だった)まるで事件を機動隊の人たちと混ざって見ているようなそんな臨場感が伝わってくる。映画館で見てましたが零下15度の寒さや犯人との膠着状態の緊張感などかなり伝ってきました。まったく使えね~と叫びたい口は挟むけど手は出さないという上層部と警視庁の連中、長野県警本部との縄張り争い、警察機構という特殊なカラクリと警視庁対県警の情けない意地の張り合い。つめ掛け言いたい放題に煽る報道陣など…その中でひたすら体を張って任務を真っ当しようとする役所がかっこええです。実話ベースの作品のせいか華はまったくなく、ひたすら男の世界である。当時を知らないせいか私的には楽しめました。ただ、よく特番などで見る「鉄球クレーン」シーンがこの映画の最大のクライマックスだと思ったんだけどまったく印象に残ってないのは何故?それならばよっぽど現場に現れ人質志願をしたアル中の男(高橋和也)のシーンの方が強烈に印象に残ってます。だって…射殺されるんだもん。あと、犯人中野の母親役のもたいまさこね。母親の泣き落としも通用しません。むしろ逆に撃たれて威嚇されてるし…話の途中のダラダラ感は否めません。臨場感が良かったのでもうちょっとテンポ良く編集していたら見やすかったかな。配役は実力者揃いの俳優人です。有名なカップラーメンシーンも入ってましたな(極寒の長期戦となり手配された弁当はすべて凍ってしまったのでカップヌードルが隊員に支給。食べているとところがテレビ中継に流れ視聴者に多大な興味と知名度をあげることになる)ただ、この事件をリアルタイムで知っている人はどういう感想なんだろう?■注意■ここからネタバレとなります■注意■犯人が捕まった瞬間あれ???犯人って…武田真治?!しかも人質の奥さんって…篠原涼子?!最後の最後に出てきた犯人と人質にぼー然。まさにチョイ役並みの出演時間。けれどもそれこそがいかに警察目線に拘って作ったという作品だということが伺いしれる。
2007年10月02日
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懐かしい80年代ナンバーをバックに頭空っぽな男性モデル、ズーランダー(ベン・スティラー)がこれまたお馬鹿なライバルモデルハンセル(オーウェン・ウィルソン)といがみ合いながらバカバカしい陰謀に巻き込まれるなんともマヌケな映画。ストーリーはデレク・ズーランダーは今をときめくスーパーモデル。年間最優秀モデルに3年連続受賞。4年目の今回は新人ハンセルに分があり気が気ではない。案の定、賞はハンセルの物になり、落ち込んでいるところへ仲の良い友人たちと気分転換に出かけたが事故に合い友達も失う嵌めに。立て続けの災難にズーランダーは落ち込み引退を決意して家族の下へ帰る。炭鉱で働いている父と弟達の手伝いをするがまったく役に立たず歓迎もしてくれない。そんな中、大物デザイナー、ムガトゥ(ウェル・フェレル)の仕事依頼があり…。男モデルをこれでもかと皮肉った全編が最高。特にみどころはズーランダーとハンセルのウォーキングバトル、審判にはデヴィッド・ボウイが本人役で登場。ズーランダーが歩いた後、同じ格好でハンセルが踊るのだがどんどん、それ、モデル歩きじゃないよな?とツッコミたくなるアクションが。そしてハンセルのズボン履いたままのパンツ脱ぎってどうやるんですかー!!!実はハンセルがいい奴だったってのはありがちなパターンだけどホロリとしちゃった。ムガトゥの悪事を探そうとアップル社のパソコンのスイッチが分からず、ズーランダーとハンセルがパソコンに向って格闘し、「2001年宇宙の旅」のBGM「ツァラトゥストラはかく語りき」がかかると2人がどんどん行動が猿に!そしてハンセルがテーブルに飾ってある骨を手に持ったシーンで苦笑しちゃいました。豪華カメオ出演者たちもすごいです。クリスチャン・スレイターにナタリー・ポートマン、ウィノナ・ライダーにスティーブン・ドーフ。「タイタニック」の嫌な婚約者役ビリー・ゼーン。デヴィッド・ドゥカブニー、キューバ・グッティングJr、ヴィンス・ボーン、パリス・ヒルトンなどなど、これでもかと大物俳優達を数分間で使うだけ。贅沢の極みです。ズーランダーの友人たちがガソリンスタンドでふざけて爆発事故を起こした瞬間、スタバのカップのどアップが一瞬写ったり、その友人達を最後、ズーランダーが建てた学校の前の噴水で事故前のシーンを銅像にしちゃったりブラックシーンも満載。おバカ映画なのでその手の作品が好きな人にはおすすめ。もうベン・スティラーが男性スーパーモデルって自体ありえない設定なんですがね。 ズーランダーのキメ顔「マグナム」他のキメ顔とどこがちがうんでしょうか?!ちなみにタイム誌記者のマチルダ役のクリスチャン・テイラーはベン・スティラーの奥様。
2007年09月30日
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「仄暗い水の底から」をハリウッドリメイク?しかも主演はジェニファー・コネリー?ティム・ロスにジョン・C・ライリー?しかもピート・ポスルスウェイトまで?豪華出演人じゃん!私的に(笑)ストーリーはニューヨーク、離婚調停中のダリア(ジェニファー・コネリー)は娘セシリア(アリエル・ゲイド)の親権をめぐり夫カイル(ダグレイ・スコット)と争っていた。仕事もなく住むところもまだないダリアはセシリアを連れて雨の中、ルーズベルト島の物件を見に行く。不動産屋のマレー(ジョン・C・ライリー)が案内したのは巨大で古いマンションの9階だった。ふと気づくと部屋にいたはずのセシリアがいなく急いで捜し屋上に向うとピンクのバックを見つけたセシリアの姿が。管理人ヴェック(ピート・ポスルスウェイト)にバックを預けると中には人形が入っていて1週間経っても持ち主が現れなければ自分の物になると聞いたセシリアは嫌がっていたマンションに住もうとダリアに強請る。マンションに不気味さを感じるダリアは戸惑いながらも契約をするが…。作品自体は公開後あたりから「全然怖くなくて、むしろホラーというよりは親子愛のヒューマンドラマ」と噂を聞き、そうかそうかと鑑賞。オープニングの過去シーンから雨、現在も毎日雨、アパートの近くには川があり上の階もびしょ濡れ湿度90%以上のうっとうしいさ満載映画ジェニファー・コネリー相変らずの美しさです。しかも神経質で偏頭痛持ちという役がまた合っている。乱れた髪も潤む瞳もこれまた美しさに拍車をかけてます。劇中、若い男の子達がジェニファー・コネリーに性的な言葉のちょっかいをかけますが「おいおい、ババアだぞ」って普通は思うがジェニファーだと納得しちゃうもん。天井に広がっていく不気味な黒いシミ。園ではセシリアが周りに友達がいるのに想像上の友達と遊んでいると忠告され、水道の蛇口からは髪の毛が出てきたりと不気味さが静かに静かに忍び寄ってくる。オリジナル版と違い「驚かそう」という演出はないです。ただダリアの周りの人間達が不安さを倍増してます!間違いなく。天井の修繕を頼んでもことごとく断る無愛想な管理人ヴェックに、口だけで頼りにならない不動産屋のマレー、冷やかすようにちょっかいをかける若者2人組。そして嫌がらせをしているのかどうか分からないが自分を非難する夫のカイル。そんな中、自分の言うことを信じ調べたり力になってくれた弁護士のプラッツァー役ティム・ロスは最高!ただ、妻がいると言っていたがだいたい1人でいたけど…あれはなんでだろ?神経質なダリアにこいつと恋愛関係になるのはやばい!と嘘ついたのかしら?個人的にはまったく怖くなかったですが…出来としては悪くはなかったんだけど…ラストはあかんだろ!。なんで幽霊女の子に目をつけられたとか、どうしてダリアが連れて行かれたのかとか…ダリアが同意の上で連れて行かれたとかオリジナルよりは分かりやすい展開ではあったんだよね。ダリアの過去のトラウマも描かれていたし。ただ3週間くらいでおかーちゃんが自分を守って命を落としたのに、そんなエレベーターで会った位でセシリアちゃん晴れやかな顔で納得しちゃうのかよ!母ちゃんはもういいのかよ!もっと母ちゃんを連れて行ったナターシャを憎むとかダリアに縋りつくとか悲しくて寂しくて納得できない!って演技をして欲しかったなぁ…母ちゃん報われねーよ日本風陰湿でハラハラドキドキを期待しているホラー好きな人にはお薦めしません
2007年09月28日
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「ジュマンジ」がジャングル編ならば「ザスーラ」はスペース版。これって「ジュマンジ」のパクリじゃ…と思ったあなた、それもそのはずこの原作は「ジュマンジ」も書いたクリス・ヴァン・オールズバーグですから。ストーリーはケンカが耐えないウォルター(ジョシュ・ハッチャーソン)と弟のダニー(ジョナ・ボボ)。ウォルターは仕事が忙しく遊んでくれないパパ(ティム・ロビンス)に不満を抱き遊んでも楽しくないダニーが疎ましい。些細な切っ掛けでウォルターを怒らせ地下室に閉じ込められてしまったダニーはそこで「ザスーラ」という盤ゲームを見つける。リビングに持ち帰りしきりにウォルターにやろうと誘うダニー。構ってくれないウォルターに字の読めないダニーは勝手にゲームを始めるとカードが飛び出したかと思えば、いきなり家の中なのに流星群に襲われ…。流星群や異常なロボット、冷凍保存などいろいろな宇宙的災厄が兄弟を襲う。兄弟仲の悪さがめちゃくちゃリアルっぽい。愚鈍と弟をバカにする兄、意地悪だと愚痴る弟、だからこそいざって時に手に手を取る姿が可愛らしくいじらしい。扉を開けたら目の前は木星だったり窓の外は壮大な宇宙空間、チャイムを鳴らしてやってくる宇宙飛行士(ダックス・シェパード)、オープニングの平凡な日常が描かれていたせいか何から何までアバンギャルドな発想の構図がこれでもかと押し寄せてくる。 「ジュマンジ」のスペース版だから最初からゲームの範疇は軽く超えるだろうと思ってたがトカゲマンの攻撃は、あれ下手したら死にませんか?過去に死傷者を出したことはないんだろうか?宇宙飛行士が思ったよりもしぶとく話しに食い込むのが謎だったんだが実はラストにその謎解きが。2人の兄弟の姉、リサ(クリスティン・スチュワート)も弟の話を聞けよ!と思わずにはいられなかったんですが最後に非常にいた~い思いをするから、まっ、いっか。ちなみにこのねーちゃん、「パニック・ルーム」のあの子役の子ですCGは素晴らしく迫力満点。ストーリーは…まぁ、なかなか親子愛も織り交ぜていた「ジュマンジ」よりは劣る。世の中の兄弟仲の悪い方たち…これを見てはいかがでしょうか?
2007年09月26日
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ワイルドな魅力満載のヴァン・ヘルシングを色気たっぷりなヒュー・ジャックマンがコミカルに熱演。と、言っても私は最初シリアスな映画だと思っていた。この軽快なキャラクターはインディ・ジョーンズに近いかも。ストーリーは19世紀のヨーロッパ。凶暴なハイドに変わったジキル博士を倒したヴァン・ヘルシング(ヒュー・ジャックマン)はバチカンの闇の組織に身を置き不死身のモンスターハンターとして世界各地を回っている。新たな指令はトランジルバニアでドラキュラ伯爵に怯えている麓の村人たちを救うこと。そこには彼が失った過去の手がかりもあるかもしれないという。すぐにトランシルバニアに向ったヴァン・ヘルシングと相棒カール(デヴィッド・ウェンハム)は、この地にやってきて代々吸血鬼と戦っているヴァレリアス一族最後の1人、アナ王女(ケイト・ベッキンセイル)と出会うと同時に吸血鬼たちが襲ってきて…。格好はね~ロン毛で黒尽くめのコートに大きめのツバの帽子で馬に乗って…「バンパイアハンターD」?!出発の前に新開発した武器を披露して揃えるところなんて…「007」のパロ?!バンパイア3人組が目をむき出しアゴが外れるくらいの大口を開けておよそ人間離れした(いや、人間じゃないんだけどさ)顔で怪演しています。この人たち、自分を捨ててるよ、偉いね。ちょっと動きが山海塾。ドラキュラ伯爵演じるリチャード・ロクスバーグも板についてるんですけどね、見れば見るほど川崎麻世そっくりで真面目に見れませんでしたドラキュラが壁を伝うのはまだ分かるが、狼男が壁を登るのってなんか違うような…。馬車襲撃シーンはド迫力。橋が切れている場所での馬のジャンプシーンはやり過ぎかと思うが闇夜を駆ける馬車は雰囲気あります。化け物退治に自分の過去探しと冒険映画と楽しめるのだが…荒っぽいCGの使い方に謎だらけのままのはっきりしないヘルシングの過去。そして最後がな~~~…昇天シーンがどうしても心霊写真にしか見えません!一族共々天国へ旅立っている画なんだろうが不気味なことこの上なし。キャラクターや設定が面白かったけど…ちょっと詰め込みすぎかなぁ。なんか続編ありそうな感じの作りだったけど…なさそうね。
2007年09月20日
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恋して笑ってフラれて泣いてそれでもバレーボールが大好きなタイのオカマちゃんたちが国体を目指す。見なきゃもったいない本当にあった実話です。ストーリーはタイのランバーン県の市場で働くジュン(チャイチャーン・ニムプーンサワット)とモン(サハーパープ・ウィーラカーミン)はバレーボールの実力はあるがオカマゆえチームに入れてはもられない。そんなある日、県代表のバレーボールチームに新任監督ビー(シリタナー・ホンソーポン)がやって来た。ビー監督は見た目は女性だったが男そのもので選手達は「オナベ」と馬鹿にしていた。だがビー監督は選手の選抜をやり直し実力ある選手を募集した。そこでジュンとモンが県代表の選手に選ばれるが、チームの人間は「オカマとやれるか」とチャイ以外全員止めてしまい…。 オカマにニューハーフ、隠れゲイにおなべの監督にチーム唯一のストレートとチームすべてがオカマではないらしい(ニューハーフとの違いがいまいち分からないが…)まぁ、一緒にするなってことなんでしょう オカマということでタダでさえ差別される彼女達は嫌なこと、辛いことがあって挫けて落ち込んでもそれをバネにひたむきにポジティブな彼女達の強さに微笑ましかったり羨ましかったり憧れさえしてしまう。 なんといっても際立つのはキャラクター、笑顔が素敵で元気なジュンに骨太でゴツく眉毛が素敵なモン。出演者唯一の“本物”、美しいピア(ゴッゴーン・ベンジャーティグーン)特に可愛いのはキャーキャー女子高生のような三つ子のエイプリル(プロマシット・シッティジャムロゥンクン)、メイ(シッティポン・シッティジャムロゥンクン)、ジューン(アヌチャー・ジャッゲーオ)。そしてチームただ1人のストレート、チャイ(ジェッダーポーン・ポンディー)がアクセントとなってることは言うまでもない。オカマたちの凄まじいパワーに圧倒されるチャイは間違いなく観客が同じ目線で見るはず。親にゲイを隠しているウィット(アピチェート・ウォンカウィー)が微妙に痩せた松坂大輔に見えたり皆から水牛と呼ばれている軍人モン(サハーパープ・ウィーラカーミン)も彫りの深さが平井堅に似ていて笑えますでもそんなに楽しいことばかりではない。ピアの彼氏が新しい彼女を連れて試合に来るシーンはとても切ない。勝ち進む彼女達を快く思わない人たちもたくさんいる。でもそんな辛いことも彼女達のパワーの前では掻き消されしまうのだ。オカマさんってのは万国共通なのか元気で豪快でちょっと下品。でも心は乙女なのでマニキュアや化粧に余念はない。好きな男の前では乙女。元気になりたい人、楽しんで満足した人はぜひ!エンドロールに本人達が登場するのも必見。
2007年09月18日
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愛犬を名誉あるコンテストで優勝させることに情熱を注いだ飼い主達の悲喜こもごもの群集劇。「ドッグ・ショウ」というタイトルですが間違いなく人間達のショウになっている映画ですストーリーはペンシルバニア州で開催される全米で名高いドッグ・ショウ「メイフラワー・ドッグ・ショウ」。愛犬と一緒にセラピーを受けるハミルトン(マイケル・ヒッチコック)とメグ(パーカー・ポージー)の夫婦やフロリダの派手で男遊びが激しかったクッキー(キャサリン・オハラ)とその妻の過去や男たちに気が気じゃない夫ジェリー(ユージン・レヴィ)。フライ・フィッシング店のオーナーのハーラン(クリストファー・ゲスト)、ニューヨークのゲイカップル、スコット(ジョン・マイケル・ヒギンズ)とステファン(マイケル・マッキーン)などなど出場する飼い主たちは我が犬こそは一番と思い誰もが自分達が優勝と信じて疑わない。そして人々は会場に集まり始め最大のドッグ・ショウは始まるのだった…。犬の品評会の映画のはずが群集劇のせいかまるで人間達の品評会に。犬に振り回される人間達がおかしくて哀れで笑えます。その人間達を例に挙げると何百人と寝ているクッキーの前に次から次と昔の男たちが現れ、そして誘っているような声の掛けられ方にジェリーの心配ごとは増えていく。そのジェリー役にはおバカ青春映画「アメリカン・パイ」でマヌケ父親を演じたユージン・レヴィがまたまた情けない夫役を演じてます。メグとハミルトン夫妻はお互いが神経質ですぐに金切り声で喚く。犬のベアトリスが元気がないのも人に絡むのもこのヒステリー夫婦が原因だと思うんだけどな。ドック・ショウの解説者バック・ラーフリン(フレッド・ウィラード)が下品で低レベル批評で笑わせます。億万長者のレスリー(パトリック・クランショー)が雇っている調教師のクリスティー(ジェイン・リンチ)の衣装をテレビで見てバカにしていたスコットとステファンだがスコットの2度目の出場の衣装で「ホテルのドアマンのようだ」とさらに解説者は小馬鹿にしている。今回の映画でこの解説者が一番面白かったかも。クリスティーとレスリーの妻、シェリー(ジェニファー・クーリッジ)が仲がいいなぁ…女同士なのに…と思っていたら会場での大胆熱烈キスでレズと判明。最後にはちゃんとカミング・アウト。どうぞ、お幸せに。ドッグ・ショウなんだからちゃんと犬だって出ています。ノーリッチ・テリアにスタンダード・プードル、ブラッド・ハウンド、ワイマラナー、ポメラニアンとその他にもたくさん出演。ただ、しつこく書いてますがこの映画人間の群集劇をメインで描いていて犬は二の次。あまりスポットライト浴びてませんなので純粋な犬映画、可愛い犬映画を見たい人には薦めません出場者達のインタビューシーンがドキュメンタリー風に作られておりまるでひとつの番組を見せられているような錯覚になってしまう。コメディジャンルだが大爆笑そこはしないが苦笑に近い笑いを誘う。釣具屋のハーランが犬を使って腹話術をしていたんだが「上手いなぁ~」と思っていたら本物の人形を使って腹話術してました。ちなみにこのハーラン、本作の監督でもあります。
2007年09月16日
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まずはオープニングの「2001年宇宙の旅」をパクったような映像に少林寺の坊主の頭が地球の次に出てきて大笑い。とにかく映画館で観客が心をひとつになって笑ったのはこの映画が初めてでしたストーリーは20年前、かつて黄金の右脚と呼ばれたファン(ン・マンタ)は格下のチームメイト、ハン(パトリック・ツェー)に八百長試合を持ち掛けれ加担するも観客にばれて怒りを買い右脚を折られてしまう。今となってはハンはサッカー界の首領、ファンは雑用係に落ちぶれていた。 ある日、自棄を起こしていたファンは不思議な青年シン(チャウ・シンチー)に出会う。シンは少林寺を世に広めようとする少林使いでファンに少林寺拳法の素晴らしさを語っていたが荒唐無稽過ぎるシンの話に去ってしまうのだが…。背景がいきなり炎で燃えたり、キックしたボールが炎の虎のような模様になってキャプテン翼のようになったりと漫画チックな表現方法は漫画大国の日本人には受け入れやすいかも。マイケル・ジャクソンの「スリラー」や「ジュラシック・パーク」「グリーン・デスティニー」「マトリックス」四兄(チャン・クォックワン)なんてモロブルース・リー…など随所に散りばめられた映画のパロディがウケる。そもそもシンはなかなかのツラ構えだがそれ以外の兄弟子達は全員素敵なほどおっさん顔。なのにサッカーをやると全員シンの住み家の屋上に集まった時、ムダにかっこいい!テンポ、展開は途中だれたりするところもあるが基本スムーズ。何よりコメディの雰囲気と突飛な映像だけで飽きさせない作りになっている。ただ、練習試合の反則シーンは長すぎてちょっとだけげんなりしたがそれも後には痛快な展開に。特に笑ったシーンはシンが生卵を割らずに蹴る練習をするが卵が割れた瞬間、食欲旺盛の六弟子(ラム・チーチョン)が泣いて走って地べたに這ってでも卵を啜る。それが次にはシンの股間に割れた時に危機を感じたシンが三兄(ティン・カイマン)の口に卵を放り投げ六弟子がその卵を食べようとキスをして三兄の手と足が処女がシーツを掴むように草を掴み足をピーンとさせるシーンに大笑い。ムイが厚化粧でボディコン服を着てオカマのようになっていた時は私は笑いを抑えるのに必死でした。うちの旦那が吹きだしたのは「地球は危ない、火星へ帰れ」でした
2007年09月11日
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名作「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイク映画ってんでかなり期待しちゃいました。ただ、気になったのは映画が終る頃に面白かっただのすごかっただのなんの噂も聞かなかったこと…。ストーリーは大晦日の夜、北大西洋を公開中の豪華客船ポセイドン号。新年を迎える華やかなパーティーが開催されていた。元ニューヨーク市長ラムジー(カート・ラッセル)は娘のジェニファー(エミー・ロッサム)といちゃつく彼氏のクリスチャン(マイク・ヴォーゲル)を忌々しく見つめていた。ネルソン(リチャード・ドレイファス)は別れた彼から連絡がまったく来ず甲板に出た彼は海に飛び込もうとするが目の前には見たこともない高波が迫ってきており…。津波(高波)がぶつかり船が横転転覆するシーンはまさに一瞬の大迫力。ディスコの鉄骨が襲ってくるキャリー的死に方も嫌だがガラス張りのエレベーターが外れ突き破って落ちるのも嫌。でも一番嫌なのは通路を炎が襲うシーンかも。まさに瞬間の地獄絵図。家具やシャンデリア、調理台などがひっくり返りところどころ火炎になっている地獄とはまさにこのこと。ダクトの中ではみな奮闘。特に最後のディランが頑張りますが耳に水が掛かりまくり!中耳炎になっちゃう!中耳炎に!!子役のコナー(ジミー・ベネット)がキングコングの梶原そっくり!ディランかっこよすぎ!炎の海をホースを持って飛び込み泳ぎきったり皆を連れて導いたり子供を助けたりボンベをプロペラに投げつけて止めようとしたりぶっちゃけラムジーよりも元レスキューっぽいんですけど!ネルソンがエレベーター空間でバレンタイン(フレディ・ロドリゲス)を蹴って下に落としたシーンは緊急避難が適用されるだろうけど100%トラウマに残りますね。多分毎度足に人が絡みつく悪夢に苛まれることでしょう。カートパパがプロペラを止めに行くときに娘の恋人クリスとどっちか行くかで揉めて曲ジェニファーとクリスを出し抜いてカートパパが行ってしまった…これって「アルマゲドン」?VFXが凄すぎて…人間関係は希薄な仕上がりになったのは気のせい?「ポセイドン・アドベンチャー」だと思って見ないで1本の映画としてでいいかと。
2007年09月04日
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タイトルなげーよ!!(怒)映画版なので香港を舞台にして大掛かりな設定にしてはいるがやはり元は子供番組だから30分ちょっとの上映時間なのでお話が猛スピードで進んでました。ストーリーはゲキレンジャー、漢堂ジャン(鈴木裕樹)深見レツ(高木万平)宇崎ラン(福井未菜)と獣人メレ(平田裕香)たちが戦っている最中突如光が発生し彼らは消えた。そして臨獣殿にいた理央(荒木宏文)さえもその光と共に消える。転送された先は香港。そして続々と世界の格闘家たちも転送されてきた。そこに現れた怪しげな女ミランダ(インリン・オブ・ジョイトイ)。彼女が言うには香港のメディア王、ヤン(石橋雅史)がヤン主催の「乾坤一擲武術会」を開催するので参加しろという。だが実はその大会には裏があり…。あれだよね?格闘家たちが一箇所に集められて武術大会を開くってブルース・リーの「燃えよドラゴン」だよね?そうじゃなければ「天下一武道大会」じゃ いつもはいがみあっている臨獣拳のメレと理央がゲキレンジャーたちと呉越同舟となるさまが面白い。インリンはやってくれますねまさか子供向け映画でM字開脚をやってくれるとは思いませんでした。しかも1度ならず2度も3度もインリンがお笑いのツボを分かっていてやったのか監督の申し出だったのかは分かりません~。ただ思ったよりもインリン出なかったな(笑)いつかはジャッキー映画でよくやる両壁に両手両足をつけて上に上っていくシーンがあって、いつか「ゲキレンジャー」で見るだろうなと思っていたらまさかゲキトージャの格好でやるとは思っていませんでした!!感想は駆け足映画だったけど…まぁ、子供映画なので子供が楽しんでいればいいんではないかと。ちなみエンディングでかかる水木一郎の「道」がかかった瞬間、うちの坊主は一緒に歌いだししかも身振り手振りで踊ってました旦那が周りの子を見たら誰も反応がなくゲキレンジャーを楽しんでいたのはうちの息子だけだったみたい(笑)
2007年09月03日
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黒帽子に黒装束に黒マント、サラサラヘアのオカッパ頭に笑っているヒゲのガイ・フォークス仮面を被っているV様、かっこいい~~!!エプロン姿で台所に立つ姿も1人鎧とフェッシングを本気でやっている姿もどちらも愛らしい!ドミノだってお手の物、薔薇を育てるのも得意なほどロマンティストなんです、V様はストーリーは近未来、第三次世界大戦後。独裁国家となったイギリスは、思想家や、同性愛者、少しの異端者でもみな、強制収容所に送られていた。そんな中、夜間外出禁止となっていた街中を歩いていたイヴィー(ナタリー・ポートマン)は秘密警察に捕まりそうなところを、仮面をつけた黒装束の怪しい男Vによって救われた。彼の隠れ家に連れてこられたイヴィーは実は彼はテロリストで、1605年に起きた国家転覆を図った男、ガイ・フォークスの火薬陰謀未遂事件をなぞって政府転覆を狙っているのだった…。ジャンル的には社会派サスペンスなんだろうけど楽しめて見れたのは近未来の設定だったからか、それとも「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟の脚本だったからか、それともV様効果?とにかくV様がかっこいい、蹴りもすごけりゃ、力持ち!しかもナイフ使いが半端じゃなくすげえ!軌道を描いたナイフ使いにうっとり見惚れてました。「V」って名前も実はいろいろと意味があるのでそれは映画を見てのお楽しみ。捕まったイヴィーが牢屋の中で見つけたトイレットペーパーに書かれたヴァレリー(ナターシャ・ワイトマン)の手紙が過去の社会や強制収容所の話などいろいろな話を繋ぎ合わせて見事な伏線となっている。しかも絶望を感じさせながら希望を託す文にちょっと感動。平和を掲げた独裁的政府と正義をかざしたテロ行為を繰り返すV。どちらが正しいのかは見ている人間の気持ち次第だろう極限状態で髪を丸坊主にに剃られ自分自身を見つけ出す気丈夫なナタリー・ポートマンは本当にはまり役。シャンプーの「ラックス」CM中だった時期の丸坊主だったので「いいのか?!」と驚いたのは私です。でもそれ以上に素晴らしいのはVを演じるヒューゴ・ウィービング。仮面を1度も外さず細かい演技で見事、雰囲気と細かい感情演技を表現。ヒューゴの底知れない演技力には賞賛に値するわ。とにかくこの人、「マトリックス」とか「ロード・オブ・ザ・リング」とか普通じゃない役、多いよね…珍しく人間役だと思ったら人体実験でめちゃくちゃ強くなってんだもんラスト、V様仮面を付けた民衆がワサワサ来るシーンを見て「ルパン三世」を思い出したのは私だけですかね?爆発シーンではチャイコフスキーの序曲「1812年」が使われているがナイス!ちなみにV様が被っていたお面は冒頭で出てきた11月5日に本当にあった火薬陰謀事件の実行責任者のガイ・フォークスの顔をモデルにしたガイお面です。イングランドで11月5日になるとガイお面をつけてみんなお祭やるみたい。確かに映画も最後はお祭騒ぎだったよね。↓これを着て、あなたもV様↓フィギュアからもなにやら妖しげなオーラがプンプンです
2007年09月02日
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ストーリーは好きなのになぜか好きになれないカーズのキャラクター。理由は多分ライトニング・マックイーンの顔!口角を上げたにやけた口に目を細めた流し目にムカつくのは私だけ?大人気ない?(笑)ストーリーはカーレースの最高峰ピストン・カップ、王者キング(声:リチャード・ペッティ)といつも2番手のチック・ヒックス(声:マイケル・キートン)そしてルーキーのライトニング・マックイーン(オーウェン・ウイルソン)の三つ巴の戦いの末、3台同着という結果になり、1週間後カリフォルニアで決勝となった。先に到着してスポンサーの「ダイナコ」と親密になりたいマックイーンは移動トレーラーマック(声:ジョン・ラッツェンバーガー)に無理をさせ一晩中走らせる、そんな時、トラブルが起こりマックイーンはマックからいつの間にか下ろされルート66に迷い込み…。最初のマックイーンがクラッシュの中、車体をジャンプさせてファンの女の子2人にベロを出しウインクをしているスローモーションで「アホか!」と突っ込みながらゲラゲラ笑ってましたディズニーのフルCGアニメの質もどんどんリアルさがすんばらしくなってきたね。夜にテリ光る車体や朝日、カーズとサリーのドライブ中の林や渓谷、水たまりに湖にドロに至るまでまるで本物のよう!映像と言えばレースの迫力あるローアングル(カーチェイス映画で一番好きなアングルです!)のスピード感溢れるシーンは見応えアリ。自己中心で身勝手な主人公が大切なものに気づいていくありがちなストーリーだけかと思ったら廃線に近いルート66近くの寂れた田舎町ラジエーター・スプリングスを中心として高速が出来たことにより忘れられた街と景色の哀愁漂う話が軸。サリーの「昔、道路っていうのは地形を切り開くんじゃなくて地形に沿って作られて、車は目的地に急ぐことよりも楽しみながら走ってた」というセリフが胸を打つキャラクターがやっぱりディズニー、とってもいい!とにかくドック・ハドソン(声:ポール・ニューマン)の役がとても美味しいね~。くたびれた爺さんかと思えばピストンカップ初代チャンピオンでクラッシュが原因で新人レーサー嫌い。バック走が早くて上手い、そしてウザい(笑)メーター(声:ラリー・ザ・ケーブル・ガイ)やタイヤ交換が早い小エビちゃんことグイド(声:グロード・カローニ)イタリアかぶれのフェラーリ愛のルイジ(声:トニー・シャルーブ)など脇キャラもまたいい味。とにかく観客もアナウンサーもすべてが車!小さな羽根虫さえも車の形をしてるんだから大笑い。エンドロールを見るとお車で見る映画館みたいなところ上映してるのは車版「トイ・ストーリー」と「モンスターズ・インク」もちろんサリーもバズも車!なんとF1レーサーの有名人ミハエル・シューマッハも本人役として登場。マックイーンの「カチャオ、カチャオ」がうざいと思ったら他のみんなもまね初めて最後は笑ってしまった。大好きなシーンはマックがマックイーンを乗せてカリフォルニアに向う景色の素晴らしいこと!朝焼けの景色に薄紫の空、垂れ下がっている電線、影が伸びたり縮んだりしたり、キャベツ畑がひたすら真っ直ぐに見えたり、小さい頃車の中でずっと見ていた車外の忘れていた景色を思い出させてくれました。サントラのナンバーも最高。好きなのは「ライフ・イズ・ア・ハイウェイ」「ルート66」車好きの旦那や友人に聞いたところ、「ホワイトウォールタイヤ」ネタやサリーの「ピンストライプ」ネタ、ラモーンの車体を下げて道路で火花を散らすネタなど車好きにしか分からないネタがあり子供が分かるのか?と話していた多分、子供連れの父さん狙いだよ(笑)
2007年08月27日
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