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う~~~~~ん。ま、題名通り、不良たちが洗脳されて良い子になっちゃうわけですな。劇場未公開だけあって…面白くね~ストーリーは兄が自殺したスティーブ(ジェームズ・マースデン)は家族と静かな町に引っ越してくるが通いだした高校には〈ブルー・リボン〉というエリート生徒のグループがあった。 表向きは優等生だが自分達に逆らう者は命も奪ってしまう危険なグループだったのだが・・・。 話は・・・・大した事ないし、あっ!!と、言わせる展開も無し、せいぜいギャビン(ニック・スタール)が仲間になったときくらいかな?ラスト、洗脳グループ〈ブルー・リボン〉がゾンビの如く集団で追ってきたシーンはちょっとだけハラハラしたが・・・あまり、お薦めしたくないなぁ。トム・クルーズとこの度、結婚し子供を出産したケイティ・ホームズが出ています。
2006年09月30日
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長い…。おまけに登場人物がめちゃくちゃ多い…。その上ヘルメットを被っているので俳優を知ってる私も辛い映画だった。誰が誰か分からなくなるんだよ。それと、詩のような語りも苦手な人にはお薦め出来ん。ストーリーは1942年、11月。アメリカ軍と日本軍の最初の決戦地となったガナルカナル島。大隊の指揮官トール中佐(ニック・ノルティ)の日本軍が死守する210高地への侵攻という無謀な命令をスタロス大尉(エリアス・コーティアス)に命ずるが草原を進軍する中隊たちは地雷に吹き飛ばされ日本軍の一斉砲火を浴びて…。 でも、面白かったです。 見どころは何といっても見ている側にも最前線にいるかのように思わせる臨場感溢れるカメラワーク。トーチカ(連射砲弾みたいなもん)の砲弾がカメラすれすれを通った時はマジにアブねーって思ったよ。 もう一つの見どころは辛辣で冷徹なウェルシュ曹長(ショーン・ペン)と無許可離隊の常習者ウィット二等兵(ジム・カビーゼル)の微妙な関係。ウェルシュはウィットに辛くあたりながらも実は一番ウィットのことを誰よりも理解している。ラストのウィットニの弔いがその関係を深いものにしている。 ショーン・ペンといえば部下を助けようと神風のように銃弾をかわし突っ込む姿は・・・・見惚れたね。 しかし、豪華だわ~。キャストが。だって手榴弾で足が吹っ飛ぶ三流役者がやりそうな間抜け役をケック軍曹扮するウディ・ハレルソンがやってんのよ。 サザエの好きなガフ大尉扮するジョン・キューザックなんていつ出るかいつ出るか待ちわびたわよ!!! その他、ジョージ・クルーニー、ジョン・C・ライリー、ジョン・トラボルタ、エイドリアン・ブロディも出てるが、ジョージ・クルーニーなんぞ、わずか1~2分だよ!!そう、実はこの映画の監督テレンス・マリックは「地獄の逃避行」、「天国の日々」という名作を残し突如映画界からいなくなってしまって伝説の監督となっていたのだがこの映画が20年ぶりのメガホンとなったのです。 そんなもんでこの監督のファンは多く、ジョージ・クルーニーが「荷物持ちでもいいから出演させてくれ」と言ったのは有名な話 ニック・ノルティ!出世したけりゃてめえが最前線に出やがれ。ベル(ベン・チャップリン)の妻マーティ(ミランダ・オットー)!地獄に落ちやがれ。↓相変らず息を飲むような映像美を魅せてくれる
2006年09月29日
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ほとんどノリは「裸の銃を持つ男」。鈍感でおとぼけなウォレスが次々にやってくる殺し屋を飄々と相手に切り抜ける様は見ていて痛快。ストーリーは弟のジェームス(ピーター・ギャラガー)の家を訪ねてロンドンに来たウォレス(ビル・マーレー)はその日が誕生日。しかし、ジェームスは会社の上役たちを相手にホームパーティーのホストを務めなければならないためウォレスの相手が出来きない。そこでジェームスは2~3時間、時間を潰せる参加型演劇ゲームをウォレスに勧める。 しかし本当のスパイ戦に巻き込まれてしまう嵌めに…。 ウォレスは俳優に憧れていたビデオショップ店員、変に殺し屋の演技が上手く笑いを誘う。ヒッチコックのノリで巻き込まれていく男を描いているが徹底した隅々までのコメディは大笑いまではいかなくても始終顔がにやけるぞ。 また、どう見てもてめーら兄弟じゃねぇよ。という弟役ピーター・ギャラガーもビル・マーレーといいコンビ。 見どころはパトカーに追われているウォレスと女スパイ、ローリー(ジョアン・ウォーリー・キルマー)の逃走劇。スタントマンさん本当に運転上手いね。 そして、爆弾が入っているロシア人形を持っていることに気付かず大勢の前でロシア舞踏をしているウォレスにハラハラ笑う事間違いなし。
2006年09月29日
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とりあえず観たのは当時、大大大好きだったデビッド・ボウイが出ていたから。内容はですね、ん~と、よく分からんかった、馬鹿だから。小説『影の獄にて』を買った。それでも分からなかった。ストーリーは第二次世界大戦下のジャワ島の日本俘虜収容所、朝鮮人軍属カネモト(ジョニー大倉)がオランダの白人兵を犯す事件が起こり軍曹のハラ(ビートたけし)は所長のヨノイ大尉(坂本龍一)に無断で切腹をさせようとしイギリス軍将校ロレンス(トム・コンティ)を証人にさせる。だが、偶然現れたヨノイによって切腹は中止。そのままヨノイは軍律会議に出席するためにバビヤダに向う。 法廷でヨノイは軍律会議に掛けられる英国陸軍少佐ジャック・セリアズ(デヴィッド・ボウイ)に目を奪われて…。 今回目に付いたのは教授(坂本龍一)のアイシャドウの濃さと当時40近いボウイを高校生に持ってきたことです無理があるぞ、大島監督。 印象的なシーンはやはりラストの立場が逆転してしまい処刑前夜のハラのもとにロレンスが面会にくる。別れ際ビートたけしの「ローレンス」と声を荒げた後に「メリークリスマスミスターロレンス」の一言ですな。この頃のたけしは役者のイメージはぜんぜんなく。なんでこんなでかい映画に漫才師のたけしが?と思ったもんなんですけど(ぶっちゃけ教授もね)見たら出演時間に関係なくものすごい存在感。ちなみにクリスマスの日にハラが酔っ払って上機嫌でセリアズとロレンスを牢屋から出す話も好き。 もうひとつ印象的なシーンはそれこそ40歳のボウイが学生服を着て(笑)過去を語るシーンです。内向的で体がせむしの弟が新人歓迎会で衣類を脱がされそれでも歌を歌う場面があるのですが、弟を助けなかった暗く負い目のあるシーンのはずなのに哀しくなるほど美しい映像なのです。ボウイと言えば、ヒゲを剃り、タバコを吸うパントマイムが上手かった…やってたことだけはある。 あとドキドキしたのはヒックスリ俘虜長(ジャック・トンプソン)を切り捨てようとした時、セリアズがクローズアップされ、歩き出した場面です。もうなんか知らないけどドキドキして息を止めて見ちゃいました。そしてなんかヨノイとセリアズの関係が色めきあってるような雰囲気だったのは気のせいですかね?ただの憧憬だったのかしら? 音楽は教授担当、今でも知らない人はいない有名な曲ですな。レコード借りてテープで録音したよ。 他にも内田裕也、三上寛などが出ているのでチェックチェック。小説ではロレンスがセリアズがヨノイに種を蒔いたと言っていたが…やっぱり意味が分からない…。なにかしら感情の揺さぶりのことかな?カンヌ映画祭で話題作となってグランプリ有力作品だったが、今村昌平の「楢山節考」が受賞したのは有名な話。↓今見たら少しは内容がわかるのだろうか?
2006年09月28日
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何かの同時上映で劇場に見に行ったんだよぉ…それも中学生の頃。白い目に怖ろしい顔、不気味な声が大画面いっぱいに写っていてしかも動きが早い!!ショッキングな映像にスクリーンを直視できませんでしたストーリーはテネシー州のひっそりとした森の奥にある別荘に男女5人の若者が休暇を楽しもうと訪れた。建物は不気味でみんな不信感を抱く。スコット(ハル・デルリック)は薄気味悪い地下室に見つけ中に入っていった、そこでテープレコーダーと死者の書という本を見つける。アッシュ(ブルース・キャンベル)達は興味半分で再生すると不気味な呪文が流れ出し…。 見どころは悪霊に取り付かれた仲間のこの世のものとは思えない顔。「エクソシスト」のリーガン並に顔が緑色になり目が白目にひん剥き口からどす黒い血が…オーマイガッッッ!!!ゾンビ以来の怖さ・・・というか気持ち悪さだった。 おまけに細切れになった肉片がピクピク動くんだよぉ!!蛆のような虫も湧いてくるわ、たぶん今見ても具合悪くなる…と思っていたんだが数年前に見直すと肉片は粘土で作られそれをコマ撮りしていたのが丸分かり…当時だったからこそ怖かったんだなぁと実感。ホラー映画を見すぎたせいかそれとも年を取ったせいか(笑) 低予算ながら大ヒットしたのと、わずか20歳くらいの青年が監督をしたことは有名なエピソード。その監督こそ今では「スパイダーマンシリーズ」や「クィック&デッド」などで有名なサム・ライミ監督 サザエが印象に残っているシーンは本当のラスト悪霊が林を抜けるようなカメラワークにガキながら感心したのを覚えている。
2006年09月28日
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あ~~~、なんちゅうか、やられちゃったね。B級ホラーより質悪いかも・・・。ストーリーは小学生教師ジリアン(シャーリズ・セロン)の夫スペンサー(ジョニー・デップ)は宇宙飛行士。 ある日、宇宙船が事故に遭い2分間交信が途絶えた。なんとか無事に生還したものの、「死ぬまで飛行士」と言っていたスペンサーが飛行士をやめると言い出し人が変わったようになってゆき…。 宇宙から帰ってきた旦那は別人だったいう設定はよかったのだが、すべてが消化不良。リースはどうなったんだ!!ラジオのノイズの意味あったんかい!!そんなアナコンダみたいなCGですべてを終わらせる根性が許せん!! もっとさぁ・・・サスペンス風に始まったんならラストもそのままでいけよ。 スペンサーの同僚アレックス(ニック・カサベテス)の不可解な死やその妻ナタリー(ドナ・マーフィ)の狂気の自殺などせっかく最初がいいんだからさぁ!! 見どころ?見どころは金髪&短髪のジョニーのかっこよさとジョニーのSEXのつきあげはサイコーす↑最低…↓ジョニデとセロンという旬な2人を使ったのにこの出来じゃ…ねぇ
2006年09月27日
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おいおい、子役のガキども!!その年で最早ベロチューかい!!しかも、エステラ(ラクエル・ボーデン)のほうから!!やられたらやり返せ!フィル(ジェレミー・ジェームズ・キスナー)!押し倒すんだ!!ストーリーはフロリダの小さな田舎町。10歳の少年フィル(のちにイーサン・ホーク)は脱獄犯、ラスティグ(ロバート・デ・ニーロ)に出会い、食べ物を与え逃亡の手助けをする。フィンの姉の恋人ジョー(クリス・クーパー)と庭師の手伝いに大富豪の夫人ディンズムア(アン・バンクロフト)の館に訪れた際、美しい少女エステラ(のちにグウィネス・パルトロウ)に出会うが・・・。 ま、それはさておき古い屋敷が緑色で統一され荒みきっているのに美しくとても幻想的。誰もが持っている子供の頃の美しい思い出を観ているような映像。その屋敷に住んでいるババアのアン・バンクロフト自体、三輪明宏のような格好で怪しくまさに魔女。 見どころはフィルが体験する数奇な運命。そして、デ・ニーロ。あなたやはり最高ないぶし銀のジジィだぜ。計算すると3~40分ぐらいしか出ていないのだがその強烈なインパクトはまさに見事。美味しい所を持っていく役者としての心得を分かってらっしゃる。 まさにこの題名のサブ・タイトルは~デ・ニーロおじちゃんサンタになる~でしょうな。特に地下鉄のラスティグの告白は胸に染み入ること間違いなし。朝日がまぶしいよ、デ・ニーロ。 しかし、サザエはふとした疑問がこの映画に残りました。結局ディンズムアの企みとは男を翻弄するエステラを育てた事?それともフィンを陥れること?エステラの結婚はエステラ自身決めた事?それともそれこそディンズムアの計算?そこら辺がいまいち理解できんかった。↓アン・バンクロフトとデ・ニーロだったらどっちが存在感あったかな
2006年09月27日
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この作品を見て、やっぱりヨーロッパのヒューマン物って私にはわかんねぇ~とがっくり。銀熊賞ですか…そんな賞を取ったのにやはり私にはわからんちんです。私は馬鹿ちん?ストーリーは社会から疎外されたロベルト(ロベルト・ベニーニ)は、幼稚園で働き始める。最初は我がまま勝手な子供たちに悪戦苦闘をする毎日。しかし、子供は小さい頃の大切なものを失っていって大人になるという考えをもっていた。 そんなある日、教え子のミケーラの母親イザベラ(ドミニク・ラフェ)と出会い、恋に落ちやがて妊娠をするが…。 ま、私としてはロベルト・ベニーニが出てるんだもん。だから当然「ライフ・イズ・ビューティフル」とは言わんがそれなりに楽しめるものなんじゃと思っていたが何が事件があるわけでもなし、取り立てて大きな盛り上がりがわるわけでもない。いや、見ている人には分るのかもしれんが私にはさっぱり。 きっとフランス映画とかが好きな人には叙情的な本作品が良かったと思うのだろうが、感情欠落女の私には良さがさっぱり分らん。 ラストのアコーディオンをロベルトが弾きながら夕陽に沈む海は絵になったし、家庭の事情で口を利かなかった子供が言葉を喋ったのはそれなりに良かったが…。 子供たちとの絡みが中途半端だったような気がするような…もうちょっと絡みが多ければ…うーん
2006年09月26日
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こんな店で働いてみたいわ。一言で言えばお前ら仕事しろよ(笑)めちゃくちゃ若い店員達の陽気でまさにヤング・アメリカンの集まりと雰囲気は見ているこっちも楽しくなる。ストーリーは深夜12時まで営業している「エンパイア・レコード」には個性的な店員達が集まっている。店が買収の危機と知り、売上金9000ドルをベガスのカジノに突っ込んでしまったルーカス(ローリー・コックレイン)その事態に怒り心頭の店長ジョー(アンソニー・ラパグリア)。周囲と孤立しているデブラ(ロビン・トゥニー)は出勤そうそう頭を丸めて坊主。画家志望のAJはコリー(リヴ・タイラー)に告白しようとするが・・・。 まあ、そんな彼らにも色々な悩みはあるのだが、その悩みも一日で解決するんだよ。しかも店の買収騒ぎまで みどころはキャラクターの個性。一人一人指摘すれば、まず、金髪頭のマーク(イーサン・ランドウェル)あんた、前髪、変!!でも、笑顔は可愛いんだわ、こいつ。歌手のレックス(マックスウェル・コーンフィールド)君、モミアゲ変↑髪のことばっかりかよ! そしてリヴ・タイラー。あんたのカッコ見て変に興奮した野郎もいるだろう。(へその辺りがチラリズム)。そして、一番の曲者でポーカーフェイスのルーカス!!あんた、結構味ありすぎて好きかも・・・。無表情のまま踊るなよ、でもその踊り方も魅入ってしまったんですけど。顔はAJの方が好きなのに。 んで、万引き小僧ウォートン(ブレンダン・セクストン)こいつは・・・本当に途中までめちゃくちゃムカついて殺してやろうと思ったが、実はエンパイアの店員に憧れていたって事で許してやらぁ。 全編にわたるロックが楽しさ倍増じゃ。選曲にもセンスあり。話というよりも雰囲気を味わえる映画。↓学祭みたいなノリが味わえる
2006年09月25日
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ヒッチコックお得意のスパイ映画。話自体は二部構成になっており一部はスパイの苦悩や悲哀を、二部はタイトルに使っている二重スパイ〈トパーズ〉の犯人探し。ストーリーは1962年、キューバ危機で緊迫する東西両陣営。そんな時にソ連の情報局員のクゼノフ一家がアメリカに亡命した。ソ連とキューバの間に競艇書類が交わされ、アメリカ在住のフランス人スパイ、アンドレ(フレデリック・スタンフォード)はキューバに飛び現地のスパイ仲間ホアニタ(カリン・ドール)と接触しキューバ軍人リコ(ジョン・ヴァーノン)に接近。しかし、その動きがリコにばれ、スパイチームは囚われ殺されアンドレは命からがら逃げてきた。 さらにアンドレは亡命者クゼノフから自分の所属するフランス情報局の中にソ連のスパイ組織〈トパーズ〉という二重スパイが潜入していると聞きつけるが…。 キューバに潜入しているスパイチームが最高です。パンのバケットにでかい望遠鏡カメラ!!鶏まるごと一匹の中にもカメラ!!ばれちゃうばれちゃう!でも私もやりたい!しかしパンを鳥に啄ばまれてキューバ軍にばれちゃった。なんて間抜けなばれ方だ…。 話自体はシリアスなサスペンスなので重厚なストーリー。スパイの悲しき運命がドラマティックに描かれているんだけど、やはり世代が違うのかハラハラ感は伝わってくるのだがどれくらい危険で辛苦な仕事か想像がつかない(当時の人だったらもっと伝わったんだろうな。私の年代のスパイって言ったらジェームス・ボンドだし) はっきり言ってしまえばトパーズ探しよりも前編のスパイ達の悲劇の方が面白かったよ。■この先犯人バレのため未見の方注意■ まあ、トパーズの正体がアンドレの妻ニコル(ダニー・ロバン)の浮気相手というのは皮肉だったけど。
2006年09月25日
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3時間ちょいの話とは思えないほどスマートでスッキリしているので話が長いとは感じない。話にも入り込みやすかった。冒頭に出てくる「偶然」をキーワードにして、12人の人間をじっくり描いてある力作。人間が好きなんだなぁ・・・この監督、としみじみ思えた作品。ストーリーはLA郊外、マグノリア通りに住む12人の人々の1日。女をモノにするテクニックを講義するSEXのカリスマ、フランク(トム・クルーズ)。死にかけている大物プロデューサーのアール(ジェイソン・ロバーズ)。その尻軽な妻リンダ(ジュリアン・ムーア)。ガンを宣告された人気クイズ番組の司会者ジミー(フィリップ・ベイカー・ホール)はジャンキーの実の娘クローディア(メローラ・ウォーターズ)と仲たがい。ジミーの司会している番組に出演している天才少年スタンリー(ジェレミー・ブラックマン)そしてその息子を金の木と思っている父リック(マイケル・ボウエン)他・・・悩み苦しんでいる人々が交差してゆく・・・。 何が驚いたって、元クイズ王で天才の子供と言われたが今はトロ臭そうな唯の人ドニー(ウィリアム・H・メイシー)がホモ役だったのには驚いた。バーで「気分が悪いのは君を愛してるからだ」というセリフをウェイターにいうのだが、いきなりな展開に映画館で飲みかけのジュースを吹き出しそうになった。 フランクが放送禁止用語をガンガン喋り捲っているのだが、なにせ翻訳が「戸田なっちゃん」だからちょっと上品なんだよなぁ。後にいた外人はゲラゲラ大笑いしてすげぇ羨ましかったもん。なんて言ってるのぉ?と、聞きたかった。「誘惑してねじ伏せろ!」という言葉は大笑いするほど面白かったが。ところでブリーフ姿のトムの一物・・・・あれ半起ちしてるがモノホンか?当時は何か入れてるんじゃないか?という噂が立ったなぁ そしてアールとの再会で「死なないでくれ、くそったれ」で、ジ~~~~~ン。口が悪くてつっぱってる人にしかこの重みのあるセリフは似合わんよ。トム、ナイス!!(でもロン毛はやめておけ) そしてリンダの調剤薬局でのキレ方最高!!胸がスッとした。でも、その後もキレまくっていて、あれじゃあ唯のヒステリー女だよ、ジュリアン。ドン臭い警官役ジム(ジョン・C・ライリー)も役に嵌まってたわぁ。 ラストの「偶然」は確かに予測不可能!!私それが起こった瞬間一瞬「は?・・・え?えええええええええ~~~!!!???」と思ったが現象が酷くなるたびゲラゲラ笑いが止まらんかった。人間って自分の想像のキャパが越えると笑う動物なんですね特にスタンリーの部屋でそれのシルエットが壁に写ったときスローモーションになって形がハッキリ。さらに大爆笑。 人によっては好き嫌いある作品だが、私的にはOKでした。 アレが嫌いな人にはラスト、ご愁傷様とした言いようがない。↓予想不可能なアレはこのポストカードにも写ってます
2006年09月22日
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無表情な顔の下に静かな怒りの復讐を秘めていている表情と演技が上手い!渋いです、テレンス・スタンプは。地味なタイトルなのに設定はとんでもなくサスペンス。ストーリーは出版社編集長で偽造の達人でもあるエドワード(テレンス・スタンプ)は30年来の友人で作家のニコラ(ダニエル・メズギッシュ)の私小説「チュニジアの恋」を読んで愕然とする。それは30年前エドワードの恋人ファリダ(アミラ・カサール)がレイプされ自殺を遂げた真相が記されていたのだ。 怒りに震えたエドワードはジョン(フランク・フィンレイ)に頼まれた偽造本とともにニコラの私小説とそっくりの贋作を作り復讐を企て始める…。 本の偽造シーンが面白いんだがもうちょっと映して欲しかったなぁ。偽造道具もチロリとしか見えず残念! まったりとした雰囲気と悲哀たっぷりな音楽が美しいパリの風景に調和されている。決して明るい話ではないが1人の男の復讐劇がなかなかの凄みのある作品として出来上がっている。 クライマックスのニコラの狂気交じりの本探しと対照に列車の中で復讐を遂げた静かなるテレンス・スタンプの顔がゾクゾクするほど盛り上がります。 エスプレッソの香り漂う大人のサスペンスですわい。
2006年09月21日
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ああん、ユアンってばきゃわゆ~~~いい。今回は内気なエンジニア、ビリー(ユアン・マクレガー)というわけで出ているんだけど、あまりにも見事な七三には笑ったが、ロミオとジュリエットのように2階の部屋のLVに声を張り上げて呼びかけたりクレーン車に乗って挨拶したり。まあ・・・なんて純粋なのぉ。ただ鳩を可愛がっているという設定で「鳩好き芸能人新沼謙二」を思い出したのはやはり私だけか?ストーリーはほとんど口を利かないためLV=リトル・ヴォイスと呼ばれている自閉的な少女、ローラ(ジェイン・ホロックス)。彼女の楽しみは亡き父が集めた古いレコード。 口うるさい母、マリー(ブレンダ・ブレッシン)が、付き合っている音楽プロモーター、レイ・セイ(マイケル・ケイン)が彼女の見事なモノまねの歌声を聞き一発儲ける事を画策するが・・・。 そして下品で自己中の塊母親マリーは嫌悪しながらもその圧倒的な肉体と乳と性格に見てしまうのは間違いなし。 見どころはステージに立ち上がり亡き父のために名曲を熱唱するLVをご覧下さい。腰を振るわ、笑顔は出るわ、踊りだすわ、何かに取り憑かれたようだ。心を閉ざせば閉ざすほど父への愛を深く感じてジーンとさせられる。 ビリーとLVとの密かな恋に暖かい目で見れるはず。 レイを演じるマイケル・ケインの落ちぶれたプロモーター役がすげぇ絶品の演技。↓イキイキと踊り歌うLVが見ていて壮快
2006年09月21日
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ん~~~、なんちゅうか、体を使ったコメディかと思いきや結構アメリカンジョークみたいなものが多いので分からず、外してしまった。あまり吹き出し笑いもニヤニヤ笑いもしなかった。ストーリーは1967年ロンドンの人気ファッション写真家のオースティン・パワーズ(マイク・マイヤーズ)。実は女王陛下のスパイ。 宿敵ドクター・イーブル(マイク・マイヤーズ2役)が冷凍冬眠ロケットに乗り世界征服を30年後に企む。それを知ったオースティンも冷凍冬眠装置に入り…。 多分私が駄目だったのは元ネタになっている「007」シリーズを全然見ていなかったことに問題があったかと。逆に「007」シリーズのファンはこの映画はたまらなかったのかな?確か「カジノロワイヤル」だかがベースなんだよね? 確かにお馬鹿でノー天気映画なのだが、友達と見ていたせいもあって白い目で見てました。1時間30分が辛かったもん。ファンの人ごめんね。 マイク・マイヤーズのティンティンが見えそうで見えないシーンは笑った。洋服などのファッションもおしゃれ。だけどギャグがさっぱり分からず…。↓でもイギリスでは大ヒット。日本でもコアなファンがいるんだよね
2006年09月20日
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ジェット・リー飛び過ぎー!!でもね!かっこいいよ!やはり格闘技の基本を知っている人間は動きが美しい。魅了される。例え小さ過ぎても。例え顔が整った岡村隆史でも。ストーリーはオークランド。抗争を続ける黒人系ギャングとアジア系ギャング。ある夜、黒人系ギャング経営のクラブでアジア系ギャングのトップ、チュウ(ヘンリー・オー)の息子ポウ(ジョン・キット・リー)が騒動を起こし次の日首吊り死体で殺されていた。 ポウの死は香港のシンカン刑務所に服役中の兄ハン(ジェット・リー)のもとにまで届いた。激怒したハンは刑務所を脱獄しアメリカに戻ってポウを殺した犯人を突き止めようとするが…。 お話は古典のシェイクスピアの名作「ロミオ&ジュリエット」を現代風に解釈した設定だが、本当に設定のみって感じ。 空中で6人ぐらい蹴り上げるシーンは確かにスゲーけど個人的には走ってスッポリ鉄網カゴに跳んで入るアクションがすごい!更にホースを使ってまるで自分の手足のように操るシーンは目を奪われる素晴らしさ。ああ、中国雑技団(違) でもハンと黒人系ギャングのボスアイザック(デルロイ・リンドウ)の娘、トリッシュ(アリーヤ)のラブラブ合体アクションはとっても馬鹿くさくて笑いました。ハン…セクハラや。 ハンの蹴り技が決まった時、骨が折れる音に加え視覚効果でレントゲン写真の映像が写るんだが、思い出したのは必殺仕事人!カイロプラクティック。 ま、でもB級くさい事は否めない。アフロで空手をやらしてもなぁ。苦笑いしちゃうぜ、一昔前のブルース・リー?ジェット・リーのアクションだけで満足できます。ええ。 この映画、兄とビデオで見たんだが私はチュウの側近カイ(ラッセル・ウォン)がどうしても阿部寛に見えると言うと兄はデルロイ・リンドウの方がいかりや長介にそっくりだと言っていた。劇中で「ロミオ・マスト・ダイ」と言うセリフは「色男は死ね」と使っていました。↓この時のジェット・リーはどっち方面にいっちゃうのかドキドキしてました
2006年09月13日
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「2」と言えばよく前作のキャスティング通りに行かないのが常で、脇が違う人になったり話は続編なのに主人公が変わっちゃったりするもんだが、まさか脇どころか悪役までも変わらない映画は初めて見たよ。ストーリーは1933年。ハムナプトラから帰還して8年後、リック(ブレンダン・フレイザー)とエヴリン(レイチェル・ワイズ)は幸せに恵まれ子供アレックス(フレディ・ボース)は8歳となっていた。 そんなある日、リック夫妻は黄金のブレスレットを見つける。実はそのブレスレットは誰かが嵌めると幻の地アム・シェアーにあるという黄金のピラミッドを知らせるアイテムだった。 時同じくしてその頃、英国博物館ではとある集団があのイムホテップ(アーノルド・ヴォスルー)を復活させていて…。 今回もCGIがすごいです。いや本当に。目が追いつけないほどの細かさのCGIに驚嘆。特にスコーピオン・キング(ドゥエイン・“ザ・ロック”・ジョンソン)率いるアヌビス神の軍隊は「ムーラン」の馬兵よりもおぞましい数と気色悪い綿密な動き!いやぁ~!!!虫みたい!虫といえばスカラベも健在!「2」ということもあり数も倍増。魅せてくれるわい。 「1」の時が砂嵐でリック家族を襲うとなるならば「2」は水でした。川です。だけど砂よりもチャッチかったのは否めまへん。いかにもCGだったな 今回目立っていたのはイムホテップ。何せ永遠の恋人アナクスナムン(パトリシア・ヴェラスケス)が甦りましたから。そのわりにゃーラストはあっさり捨てられるけどよ。ぷっ。スコーピオンを倒して世界を我が物にとかイキがってるわりにはスコーピオンが復活したらその力にビビッて「私はあなたの僕です」なんてやってるからだよ!え!イム・山本太郎・ホテップ!(似てるよね?!山本太郎に!) CGは確かにすごいんだけど、水のシーンとスコーピオンのCGがチャッチかったなぁ~。 それと、人間描写が薄っぺらになっちゃった。特にエヴリンの兄ジョナサン(ジョン・ハナ)がいてもいなくてもいい存在になってしまったのは悲しい~!!あれだけ美味しいキャラだったのに。 でも前回よりも素敵な渋さを持った秘密結社のアーデス(オデッド・フェール)は今回もス・テ・キー!!師団に入りて~!!アヌビス神との戦いで無数に丘陵から現れたアヌビスたちを見た瞬間の絶望の顔とそれでも死ぬまで戦ってやるという男達の意地が腰砕け!嫁にして欲しいたい! 前世話と現在の話が交差して話がちょっと慌しかったのは残念。 子供から大人まで楽しめる冒険活劇。
2006年09月12日
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「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」の監督ガイ・リッチーの2作目の作品として「映画館で見たいー!」と、叫んではいたもののタイミングが合わずにビデオになってしまった作品。 ストーリーはベルギーのとある宝石業者に強盗一味が強奪に入り86カラットの大粒ダイヤを盗まれる。一味の1人フランキー(ベニチオ・デル・トロ)はダイヤをニューヨークのボス、アビー(デニス・ファリーナ)に届けようとしたが他の盗品を捌くためにロンドンに寄るがその後何何者かに襲われる。 一方、非合法ボクシングのプロモーター、ターキッシュ(ジェイソン・ステイサム)と相方のトミー(スティーヴン・グレアム)は裏社会にコネを作ろうと大物のブリック・トップ(アラン・フォード)に近寄り八百長試合をすることに。そこで流浪民パイキーのミッキー(ブラッド・ピット)に声を掛けるが…。 「ロック、ストック~」を見たことがある人にしてみれば「あれ?また『ロック、ストック~」みたいな話?と思うはず。事実、設定と人物、ストーリーは違うものの、展開はとても似ている。ただ、「スナッチ」が初めてで「ロック~」は見てないって人は楽しめるかも。私は「ロック、ストック~」も見たけど「スナッチ」も面白かった。 総勢14人+1匹(犬)の悪事と思惑が交差する。最後には一つの線へと繋がる話は相変らず見事。オープニングからテンポがいいストーリー展開、音楽もノリがよく、グイグイ引っ張られる出だしとなっている。監督的には誰かが主役とかではなく多分全員が主役と思ってるような撮り方、だからほとんどが主役っぽいので感情移入はしにくいかも。あくまで見る時は第三者的に見るのがいいと思います。 ■ネタバレあり■ 最初、主役は誰かなと見ているとキャストの最初はベニチオ・デル・トロだったので、「ああ、このおっちゃんが主役か…」と思っていたらさっさとベニちゃん、死んでやんの。もう、ええええええええ??とショックを通り越して漏らしちゃいそうだったよ。 で、話を見ていくとパイキーのミッキー役、ブラッド・ピットとプロモーターのターキッシュのジェイソン・ステイサム…この2人のどちらかが主役くさいかと。ミッキーの喋るパイキー語は発音的に面白いが何を喋っているのかはさっぱり??役柄としては大好きなやさぐれ系の流浪民、きっと楽しみながらイキイキとやっていだろう、間違いない。 カメラワークもやはり洒落ており、ストーリーのスピード感とテンポの良さに一役買っている。もちろんお気に入りのシーンはボクシングでブラピが殴られ吹っ飛んだ時に水の中に潜るシーン。意識が吹っ飛んだ時の表現が海に潜ったような抽象的なシーンでした。それとアビーの話で飛行機のパスポートスタンプを押され酒をかっくらいパスポートスタンプをまた押されてという場所移動のシーンをテンポ良くコミカルに仕上げていた キャラクター的に気に入っていたのはパイキーのミッキーでもターキッシュでも不気味な男ブレット(ビニージョーンズ)でもなくデカイメガネのブリック・トップが個人的に目に付いた。なかなかいい高圧的なオーラを出しながら熱演。冷酷なボス役がとても嵌っていた。ある意味アビーのセンスの悪趣味さも気に入っていたんだけどねぇ↓女っ気0のクライムサスペンス。なのにスタイリッシュでかっこいい。
2006年09月11日
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狙撃手になりたーい!!あの美しく憂いな顔のジュード・ロウが実在の伝説スナイパーヴァシリ・ザイツェフってだけでも涎が出たのに。敵役はこれまた軍服を着せれば右に出るものはいない哀愁が背中と頭から滲み出てくる男、エド・ハリスがドイツ軍のケーニッヒ少佐を演じてるんだよ!ライフルを覗くその哀しみと殺意を込めた瞳に私はズッキュン、バッキュン!あふん。(アホ)ストーリーは1942年9月12日。ドイツ軍のソ連侵攻の猛攻をなんとか食い止めようとしている激戦地スターリングラードにウラルの羊飼いヴァシリ(ジュード・ロウ)が降り立った。闇雲に若者たちを追突させる上官達は、逃げようとすれば容赦なく殺していく。 ドイツ軍にやられた味方の死体の山に反旗を狙って身を潜めていたヴァシリはエリートの青年政治将校ダニロフ(ジョセフ・ファインズ)と出会う。そんな二人の前に数人のドイツ軍が目の前に現れた。ヴァシリはダニロフからライフルを貰い5人をあっという間に倒してしまう…。 それにしても冒頭のスターリングラードの戦火は凄まじかった!カメラワークが上手い所為かまるで本当の戦地で撮ったような臨場感。迫力あるリアルさに拍手もの。 ヴァシリとターニャ(レイチェル・ワイズ)のラブストーリーが土台なんだが、私はやはりプロ同士のスナイパーヴァシリとケーニッヒの対立の方が溜まりません。お互いに相手の行動に予測を立て戦地で虫一匹見逃さずに見据えるその洞察力。凄まじく息詰まるスナイパー達の戦いがみっちりと描かれている。いや~、あの目で私は殺されたね。 ベテランスナイパーで同僚のクリコフ(ロン・パールマン)もいい味してましたわ。つうか、顔が…。電話線一本をライフルで撃っちゃうんだよ。ああ、職人ってこの人達の事を言うんだね(職人って…)でもやはりエド!!一回目に飛んだクリコフを撃つとは恐ろしき男ばい! 美しい娘ターニャを巡るヴァシリとダニロフの関係も見逃せませんわ。特に名場面になりそうな防空壕の兵士達の寝床でこっそりターニャとのSEXシーンは私にやついてしまいました。またターニャがええケツしてるんだって!本当に!またターニャがヴァシリのズボンに手を入れるシーンなんてねぇ!私の涎は滝のように流れましたよ。 羊飼いの祖父によって仕込まれた射撃の腕を政治人民委員のフルシチョフ(ボブ・ホスキンス)に目をつけられ英雄として祭り上げられ虚像の自分に戸惑っていくヴァシリは見物。 エド~!!素敵なその瞳に反してガキ、サーシャ(ガブリエル・マーシャル・トムソン)を殺すなんて!恐ろしい人や!私にもチョコレートくれ!ぎぶみいちょこれいと。 ラスト、プライドを賭けたヴァシリとケーニッヒの対峙シーンは必見!虚を突かれたケーニッヒの潔さは男を見たね。 飛行機や戦車などは軍事マニアの知り合いによるとかなり忠実に描かれていてたまらないらしいです。まぁ、究極のリアリズム主義ジャン=ジャック・アノーが監督だしね。戦争によって引き裂かれたそれぞれの愛を哀しみとともに描かれた戦争映画。↓女が割り込む隙がない職人のお話
2006年09月09日
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最初のキャスト紹介でレスリー・ニールセンを見つけた瞬間お笑いコメディ?と思っちゃったが、しっかりホラー。とは言え、映画が90分のうち60分まで殺人が起こらない。なんじゃそりゃ!ストーリーはキム(ジェイミー・リー・カーティス)の妹ロビンがある日、死体で見つかる。実はキムの同級生ジュード(ジョイ・トンプソン)ニック(ケイシー・スティーブンス)ケリー(メアリーベス・ルーベンズ)ウェンディ(エディー・ベントン)に苛められ事故死したのだ。 6年後ロビンの命日、ハミルトン高等学校で年に一度のプロムナイト(学年末パーティー)の開催中、ロピンを死に追い詰めた4人が1人また1人殺されてゆき…。 犯人を想像しながら観れるところは「スクリーム」を彷彿させる(実際ラスト犯人が明かされるまで分からなかった) 学校を舞台とした殺人劇が見どころだが、何と言っても大笑いしたところは、てめぇら全員高校生に見えねぇよ!!!そしてニック扮するケイシー・スティーブンスが萩原流行そっくり!!!シャレにならないくらい似ているぞ!!! そしてジェイミー・リー・カーチスがプロムで踊るのだがはっきり言って「トゥルー・ライズ」と比べ物にならないくらい変な踊りに腹筋が痙攣! 殺され方にそんなにインパクトはないがラストの被害者の首チョンパは強烈。 大笑いも出来る、ある意味お薦めのホラー。
2006年09月08日
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最初に断っておきますが飛行機映画ですが間違ってもスカイパニックやスカイサスペンスではございません。管制官のコメディです。ストーリーはニューヨーク、飛行場に離着陸する何千もの飛行機を誘導する航空交通管制塔の管制官たち。その中でも一番忙しいアーク・レーダースコープを担当しているニック(ジョン・キューザック)は自分はトップクラスだと信じていた。 そんな時、チームに新入りラッセル(ビリー・ボブ・ソーントン)が加入。最高の腕を持ちいろいろな噂を聞くラッセルにニックは強烈なライバル心を燃やさせるが…。 まぁ、簡単に言えば池の中の蛙男の話です。小さな世界で自分は一番と思っていた男が本当の天才に会って嫉妬する。そういう人間に限ってプライドは高いものだから相手を認められず憎しみと妬みは募る一方。 蛙男でもあるニック役をジョン・キューザックが、野性味たっぷりで天才ラッセルをビリー・ボブ・ソーントンが演じてますが、二人ともなかなかの嵌り役。なにせジョン・キューザックは童顔で世間知らずのボンボン役がとってもお似合い。対する野性味あふれるラッセル役には見た目もはや野人のようなビリー・ボブ・ソーントン。ニックの妻役コニーは上品な役がぴったりのケイト・ブランシェット。野人ラッセルの妻には美人だがこれまた癖のありそうなアンジェリーナ・ジョリーと、キャスティングを考えた人間に拍手を送りたくなるような嵌り役ばかりのメンバーです。 出来る男への嫉妬がその相手の妻との浮気に、その浮気の罪悪感に仕事もミスが出てニック君はボロボロになっていっちゃうのですねぇ。なにせラッセルが何でも出来る人なのよ。数々のすごい噂話は流れてるわ、仕事は出来るわ、妻は美人で若いわ、歌はうまいわ。こりゃニックじゃなくても同じ男としてムッとしちゃうかもね。 映像的にこれって実際死なないのか?と思ったのが飛行機の後ろに立っていて離陸が巻き起こす気流の中にボーンと飛ばされる映像があるんだが…あれって、どうなんでしょう?↓元夫婦のビリーとアンジェ…これで知り合ったのかしら?
2006年09月08日
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映像と雰囲気が美しく絵画のような映像美を撮り続けているラッセ監督の作品。題名どおりチョコレートを中心とした話なんですけど、大人の童話って印象ですな。曲者ぞろいのキャストでよくぞここまで爽やかな映画が撮れた者だとある意味感心はしていますけどね。ストーリーは伝統と規律が根付いているフランスの小さな村。そんな村に赤いコートを着た母娘がやってきた。ヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)と娘のアヌーク(ヴィクトワール・デヴィソル)は北風に導かれるまま世界を転々と旅をしていた。 この村でチョコレート・ショップを開店した二人だが断食期間中に店を開いたり、よそ者という理由で町の人たちに奇異な目で見られる。 しかし客の好みにピッタリとあったチョコレートを出すというヴィアンヌの不思議な力によって村は開放的な空気が流れていった。だが村を統治しているレノ伯爵(アルフレッド・モリーナ)はヴィアンヌ親子を快く思っておらず…。 だって~、こんな村にたどり着いたジプシーでヴィアンヌと恋仲になるルー役に「シザーハンズ」のジョニデでしょ。ヴィアンヌに店を貸してくれた老婆アルマンドは「エリザベス」や「007」のMを演ったジョディ・デンチ。そのアルマンドと絶縁中の娘でレノ伯爵に恋心を抱くカロリーヌには「マトリックス」のキャリー・アン・モス。どうしようもない男をセルジュは「ファーゴ」で壮絶な役をやったピーター・ストーメア。そして村にやってきた若い神父のアンリ役には「グレアム・ヤング毒殺日記」のヒュー・オコナー君と、もうヒューマンファンタジーをやるような役者ばかりじゃないだろうといいたくなるメンツですわ。 この映画、見たらチョコレートが食べたくなると聞いたんだけどそんなにそれは思わなかったかな。見ながらもうチョコを食っていたからか?(おい) ただ、題名「ショコラ」というだけあってチョコレートの種類は豊富です。ホットチョコやガトー・ショコラ、はたまた15年間セックスレス夫婦を燃え上がらせるバイアグラが入っているのかと言いたくなる媚薬チョコまで出てくる。ただ、ジョニデが食べていたスパイスの効いた辛いチョコとか、普通の食べ物になんでもかんでもチョコソースをかけるのはどうかと思われます。いくら、甘党でチョコ好きの私でもあれだけは…げふ。 心温まる寓話のようなドラマかと思いきやかなり人間同士の私欲や強欲、偏見や苛めなど苦味のある話でもありますわ。 主演のジュリエット・ビノシュの老け具合にちょっとショックを受けたのは隠しきれません。↓ラッセ・ハルストレム監督の絵本のような映像美がたまりません
2006年09月07日
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親子愛を描いたそこそこのヒューマンファンタジーかと思いきや冒頭の火災シーンの迫力あるアクションや30年前に起きた「ナイチンゲール殺人」のサスペンスを絡めています。 ストーリーは1969年ニューヨーク。消防士フランク(デニス・クエイド)の家族は幸せに暮らしていた。しかしとある火災でフランクは帰らぬ人となる。 30年後、1999年オーロラが空に出現していた日、刑事となったフランクの息子ジョン(ジム・カヴィーゼル)は家の物置でたまたま見つけた無線機を懐かしく思いながら操作した。偶然交信に成功した男と会話をするが違和感を覚え交信が途絶える最後にフランクが自分に呼んでいた「隊長」という名前を聞く。 実は交信相手は30年前の父親フランクだったのだが…。 今で言えば無線ってチャットみたいな感じだなぁ~。無線機ってところが味がありますわぁ。だって味気のない文字ではなく声だもんね声。 ジョン役のジム・カヴィーゼルが泣かせます!お互い相手を確認、理解しあえた後のあの顔!あの表情!「2度と父さんを失いたくないんだ」というセリフが、くあ~~目頭が熱くなるぜ! テーブルにコテでメッセージをつけるシーンなど胸が熱くなります。■ネタばれ犯人バレありなのでこれから先は注意してください■ 少々無理のある展開もあるが、そこはファンタジーというジャンルで揉み消してください。 結構ラスト近くまでエンディングの想像が出来ないストーリーはお見事。特に警察に捕まったり無線機が壊れたり犯人が刑事で自分を殺しに来たりと畳み掛けるほどに追い詰められるフランクにハラハラすること間違いなし。 ラストはミッキー・マウスもびっくりファンタジア。犯人ジャック(ショーン・ドイル)の手がなくなれば部屋も変わるパパも生きててジョンもびっくり。でも「まだ生きてるぞ、隊長」というフランクの一言におろろ~んと涙を浮かべました。↓ここらへんからデニス・クエイドの復活劇が始まりますな
2006年09月07日
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まったくも~!日本の予告は下手なんだろうストーリー流し過ぎだよ、どんどん見せるもんだから映画鑑賞をする時には面白さが半減する。この映画もそうだった。ストーリーは素敵な旦那ニック(ブルース・グリーンウッド)と4歳の息子マティ(ベンジャミン・ウェアー)に囲まれリビー(アシュレイ・ジャド)は幸せな生活を送っていた。 ある日、ホームパーティーを開いた際、ニックはリビーにヨット「モーニング・スター号」をプレゼント。気に入れば買おうと約束。息子マティをニックの友人アンジー(アナベス・ギッシュ)に預け1日試乗することに。 夢心地にリビーだったが、その夜、ふと目覚めたリビーは自分の手やバスローブが血だらけになっていた。夫を探すが見つからず、甲板には血まみれのナイフがあった。拾い上げた所を海上警備隊に見つかり…。↑予告はこれでいいと思わない?これ以上予告でやるもんだから無実のリビーが服役し、一番美味しい事件のからくり(実はニックは生きていて息子の養母にしたアンジーとつるんでいた)の所まで流すんだもん。ここが一番観客をあっと言わせるところだろうが!!つうわけで、私的には結構好きです。 ま、脱獄してからは、ありがちな話だが、(それこそ映画「逃亡者」の如く)夫の行方を追いながら保護監察官レーマン(トミー・リー・ジョーンズ)の追っ手を振り切り、話は進んでいくんだわ。 この監督のカメラ割り大好きだ。夫の陰謀を知った瞬間、スローでカメラをグラグラさせ遠くなっていく音がとてもリビーの心境を表現している。巧い! 逃亡中、警察が指名手配のビラをばら撒くのだが、一息ついているリビーが入ったバーの親父ももちろん気づくのだが、素敵なほど渋く見逃してくれる。 花婿オークションの時のリビーを見たニックの顔はざまぁ見さらせ!って感じだったが翌日、リビーを気絶させ棺桶に入れた時、なんて根性腐ってる奴だ!と腸煮えくりまくりで激怒そう、女の人はかなり共感できる映画。 アシュレイ・ジャドの子供のためなら力強い奮闘振りが拝める肝っ玉母ちゃん強いぞ映画。 ダブル・ジョパディーとは殺人罪で有罪になった人間が同じ人間を殺しても裁けない法律のこと。↓トミーのおっちゃんは「逃亡者」の保安官そのままのキャラだったので印象薄い
2006年09月06日
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実際に1922年、ドイツで公開されたサイレント・ムービー「吸血鬼ノスフェラトゥ」の監督F・W・ムルナウの撮影話をベースにその時の主演マックス・シュレックを本物の吸血鬼にしたと大胆な設定のホラー映画。ストーリーは1921年、ドイツの映画監督F・W・ムルナウ(ジョン・マルコヴィッチ)は吸血鬼映画の新作に取り掛かっていた。クルーたちは吸血鬼オルロック伯爵役に役になりきるという俳優マックス(ウィレム・デフォー)がやるということで興味津々。 かくてムルナウ、プロデューサー兼美術担当アルビン(ウド・キアー)カメラマンミュラー(ローナン・バート)そして主演女優グレタ(キャサリン・マコーマック)達はチェコの古城に到着。 撮影初日、姿を現したマックスの姿と演技にクルーたちは圧倒され…。 昔の監督さんたちは白衣を着て撮影していたんですねぇ。科学者みたいだ。しかもカメラは手動でくるくる回す。大変そぉ~。 この作品でアカデミー助演男優賞にノミネートされたウィレム・デフォー。確かに異様で迫力があり存在感あります。ただウィレム・デフォーを知っているからなのか笑ってしまうのは何故?古城の外でアルビンと脚本家ヘンリク(ジョン・アーデン・ジレット)で「役」について熱く語るシーンがあるのだが鳥を素手で捕まえてチユ~チユ~吸っている姿がお似合いすぎです。板間のすき間から目を見開いたウィレム・デフォー、普通だったら私は飛び上がるシーンになるはずだが吹き出してしまった…まさにウィレムマジック。 心底、怖いと思ったのはマルコヴィッチの方で、ラストの惨劇を瞬きもせずにひたすらカメラを回しつづけている姿にゾッとした。のめり込む人間って取り憑かれているようで怖いです。人のことは言えんが…。 当時の雰囲気がとても出ている映画だったがかなりまったりとしたスローテンポな映画なので眠くならないようご用心。↓お互い一歩も引かない実力派俳優
2006年09月06日
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甘く見てました、イギリス映画を。またちょっとブラックだがコメディっぽい映画だろうとナメていた。ちくしょ~!久しぶりに目に涙がたまったぜ!いや、マジで。ストーリーは1984年、イングランド北東部ダーラム炭鉱町に住むビリー(ジェイミー・ベル)。母親を亡くしストライキ中の炭鉱労働者パパ(ゲアリー・ルイス)と兄のトニー(ジェイミー・ドレイブン)。そしてボケたおばちゃん(ジーン・ヘイウッド)の4人で暮らしていた。 男らしく育てたいパパはビリーにボクシング教室に通わせるが、ある日、隣の教室でウィルキンソン(ジュリー・ウォルターズ)先生が教えるバレエ教室が移ってきた。ビリーは興味津々で覗いていたがいつの間にか一緒に踊ることに。そしてウィルキンソンはビリーにバレエの才能を見抜いたのだが…。 パパ~!あんたいいよ!いい味だよ!ストライキで失業中でそれでも必死に家族を守ろうとするパパ!昔ながらの父親像だからバレエ=女のするものと決め付けていたのだが、ビリーの踊りを目の当たりにしあんなに見下していたスト中の炭鉱作業で働いてまで金を稼いでビリーに夢を叶えさせたいというシーンは号泣モノ。特に兄のトニーに泣き崩れながら「ビリーはまだたった11歳なんだ!夢を叶えさせてやりたい」と叫ぶところは目頭が熱くなるよ! そして兄のトニー!この人も泣かせるんだよ!ビリーを馬鹿にして父親以上にバレエをすることに反対していたのにビリーとの別れ際に「さみしいよ」の一言!あああ!ちくしょー!!!!私が「にいさーん!」と言って抱きつきてぇよ!別れを堪える表情が上手い! この主人公のビリー役、ジェイミー・ベルはすごいねぇ。踊りがもうかなり上手い!でもクラシックよりもタップの方がすごくないですか?バレエを踊りたいがいろいろなことに抑圧され苦しんでいる演技は絶妙。 ナイスなキャラはビリーの親友マイケル(スチュアート・ウェルズ)だね!まさか、本当にそっち系の子だとは露知らず!(怪しいとは思ってはいたが)恋心も交えたビリーへの応援が妙に微笑ましいんだよ。それにしてもイギリス映画は必ずホモがいるのは気のせいですか?イギリス映画はホモのキャラを1人は入れないといけない条例でもあるんでしょうか?(笑) ウィンキンソンのキャラもいい!厳しくやさぐれている中年女だが暖かい目でビリーを見つめバックアップをするよき理解者。 本当は家族の者みんなが家族を愛しているのに働きがなくギスギスした関係になり当り散らしたりケンカをしたりする前半シーンは切なくなる。その分後半は家族の愛の深さに怒涛の感動。 季節場面の移り変わりはさりげなくてハッっとさせられ非常に好きでした。 ラストの成長したビリーを演じたアダム・クーパーは本当のイギリストップダンサー。↓この映画もかなりお気に入り
2006年09月05日
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先日「さよなら銀河鉄道999」を見終わった旦那に一言サ「パパが野沢雅子の声を聞いて思い出すキャラクターってやっぱり「ドラゴンボール」の孫悟空?」旦那「いや、そうでもないかな」サ「じゃあやっぱり(999の)鉄郎?それともガンバの冒険のガンバ?」旦那「あ~~~~そうかも」サ「それともヒロシ?(ど根性ガエルの)」旦那「あ~~~~~」(ありかも的な声で)ちなみに私は記事で書くほど小さい頃アニメを見ておらず(詳しくなったのは旦那と付き合い始め旦那が契約したスカパーのアニマックスを見るようになってから)私的には野沢雅子はドラゴンボールの孫悟空の声のイメージが強いですあ、でもゲゲゲの鬼太郎の鬼太郎のイメージも強いかな他にもいなかっぺ大将や怪物くんなど
2006年09月04日
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「キューバ危機」を題材にした実話ベースのサスペンス映画。キューバ危機って言っても学校の先生の説明によっては20分くらいで終わらせられるてしまう程なんだが、実は第3次世界大戦勃発の危機まで直面した大事件なんですなぁ~。アメリカとソ連が戦争をおっぱじめりゃ日本なんて中間にあるんだから一発でお陀仏じゃ。お~怖。ストーリーは1962年、10月16日。ジョン・F・ケネディ(ブルース・グリーンウッド)の元にある知らせが届いた。2日前のキューバ偵察機がキューバの上空の写真を撮影したところ、ソ連型の弾道ミサイルが配備されているのを発見。アメリカからわずか140km広島型の60倍のミサイルにホワイトハウスは震撼した。 大統領補佐官のケネス・オドネル(ケビン・コスナー)とロバート・F・ケネディ(スティーブン・カルプ)司法長官はすぐに対処する為、緊急召集を開いた。アメリカの悪夢に近い13日間が始まった…。 ま~、とにかく国防長官などの軍関係の奴らは「空爆」「空爆」うるせ~の。ま、自分の株をあげるいいチャンスだしね、前に乗り出したくなる気持ちは分るけどよ、後々のことを考えてほしい。と、なるとケネディは立派だね。さすが大統領。と、いうよりは大統領を支えた弟ロバート(愛称ボビー)とケネス(愛称ケニー)の影の力がなければラストの危機回避は無理ではなかったのではと思うほど男同士の絆が熱い映画だ。 まるで校舎の裏で話をする中学生のように大統領、司法長官、大統領補佐官がホワイトハウスの裏で重要な密談をしているシーンがおかしかったのは私だけっすか? 腹をさぐる米ソ心理戦、一触即発の海上封鎖とスリルある展開は、朝日を見ることの出来るエンディングの幸福感や平和を増長させている。見応えある政治話と共にケネディ兄弟の人物描写を細かくで描いた力作。↓落ち目の(笑)ケビン・コスナーの映画では久々に面白かった
2006年09月04日
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オープニングの腐乱死体と虫の気色悪さが嫌悪感をかきたてなかなかの切り出し口!登場人物が多いのだがキャラクターがしっかりと出来上がっている所為か一人一人見分けがちゃんとつきます。 山の氷河の映像がなかなかの迫力。圧巻ですわ。氷の洞窟も冴え冴えとして美しい。まさに自然の脅威が映像から伝わってくる。そんな所に残虐死体が発見される対比がまた映画を釘付けにさせますな。ストーリーはフランス、アルプス山脈で死体が発見された。胎児のような格好で裸で縛られ、無数の裂傷と骨折の上、崖から50mの所に吊るされていた。パリから来たニーマンス(ジャン・レノ)警視は殺された被害者が地元のゲルマン大学図書館の司書だったことから麓の大学街へ赴き調査を開始する。 一方その頃、100キロほど離れた街でマックス(ヴァンサン・カッセル)警部補は墓荒らしと小学校の不法侵入の事件を調べていた。一見、無関係そうなこの二つの事件が次第に一つの事件に結びつく…。 何故かしらね~?舞台が山に川に雪にしなびた建物のせいか?日本のしなびた温泉場を彷彿させるのは。私だけか? 別々の事件を追いかけていたニーマンスとマックスのヤマが重なった瞬間は、とても面白く最初から途中までは楽しめた…のだが、もう少し犯人の動機や謎が解けた時のインパクトや山場の盛り上がりが唐突過ぎて呆気なかった。物足りなかったのが残念だぁ。もうすこしラストをしっかりと描いて説明して欲しかったなぁ。というか無理矢理終わらせた感じの強引さが目立った でもフランス映画なのにハリウッドのような作りをしていたので個人的には好きな部類。 そしてヴァンサン・カッセル~!!めちゃカッコいい~!渋い~!たまらん~!悪ガキ?どもにまわし蹴りシーンが最高!私も蹴って!(本当に1回蹴られちまえ!)↓チョイ悪親父風のヴァンサン・カッセル
2006年09月03日
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やはりハーレイ君は上手いと実感させられたなぁ、この映画。マーティンと一緒にプールに落ちた時もロボットの演技を続けながら呼吸をしていないところや目がまったくシパシパしていないところも感心したが一番上手い!と思ったのはモニカに「感情」をインプットされ今まではロボット的だったのが心を持ったロボットになった表情の微妙な変化が非常に上手かった。気付きましたか?このガキ、瞬きをしてないんですよ。ストーリーは近未来。地球温暖化により都市は次々と水没。地球は産児制限がしかれていた。子供を恵まれない夫婦に「代理子」となる人工知能(AI)を備えた少年型ロボットを試験的に実験してみることに。そこで選ばれた夫婦はその会社サイバートロニクス・マニファクチャリング社の従業員ヘンリー(サム・ロバーズ)とモニカ(フランシス・オーコナー)だった。この夫婦は子供マーティン(ジェイク・トーマス)が事故で植物人間状態となり冷凍保存状態で絶望視していたのだ。 夫が連れてきた少年ロボット、デイビッド(ハーレイ・ジョエル・オスメント)に最初は怒り戸惑うモニカだったが…。 ちなみに私がウルウルしたシーンはやはり愛されようと思うデイビッドと愛し始めているのにどうしてもロボットという考えが拭えないモニカの確執ですな。一緒に住めないが廃棄にしたくない、生きていて欲しいと思いながらも姥捨て山の如く森の中でデイビッドを捨てるシーンもかなり涙腺にきたが、私的にきたのはプールの事件後、部屋に1人で黙々と「ママに愛されたい」とか「マーティンと仲良くなりたい」と画用紙に願いを書いたものをモニカが見つけ涙ぐませるシーンにウルウルしましたー!そうそう、あとは人間になれるという噂のマンハッタンに辿り着き生みの親で玩具会社のホビー教授(ウイリアム・ハート)に突きつけられた現実にショックなデイビッドもきたね。 だが、そんな涙も吹き飛ばしてくれたのはセックスロボット、ジゴロのジョー!(ジュード・ロウ)。顔のUP登場でかなりビビらせられたが毛穴がなーい!顔を傾ければBGMが流れ頭を振れば髪の色は変り、その細身でスタイリッシュな体と整った顔立ちはまさにロボット!女好き調子がいい設定もまさに見た目嵌り役。カッコいんだけど挙動不審さが笑えまふ。デイビッドと一緒に旅をしてジョーにも変化が出てくるところにも注目ね。進んでいる額の後退は見なかったことにしたいと思います。 総合的に私はいい映画と思いますぜ。ロボット映画には欠かせない人間との共存や迫害もちゃんと描かれていたし愛を求めるロボットの悲哀も充分描いていた。 ただ万人受けするか?と言われりゃ人によっては泣くツボが違うからね。親子愛に弱い人は涙が止まらんかったろうに。私の座席の周りでも鼻をすする音が良く聞こえた。 元々スタンリー・キューブリック原案っちゅうことで絶対に理解不能な映画だろうなと思っていたので(笑)そういう意味であまり期待して観に行かなかったのが良かったかもしれん。 ただ一つ惜しむべきところは人間にしてもらおうとティンカーベル探しに行き潜水ポッドで洗剤“ファーファ”のCMに出てきそうなクマ、テディ(ジャック・エンジェル)と一緒に閉じ込められたまま願いつづけるデイビッド。あれで終わりで良かったと思うんですよ。その方がラストまで寓話的なお話で終わったのに。何も親子の対面をさせなくてもさぁ、無理矢理泣かせようとするところや感動的に終わらせようとしなくてもええやん。ズルズル引っ張った感が否めない。そんな金のモヤシみたいな宇宙人出さなくても「E.T.」じゃないんだから!絶対に潜水ポッド以降の話はスピルバーグの付け足しだと思うんですけど。 映像は圧巻だ!冒頭の会社会議中、ノーカットでロボットの顔が割れるシーンなど目が見張る場面がてんこもり。妥協のない映像、そういう意味ではキューブリックの意思を継いでるなぁとは思った。宇宙人が乗っていたUFOも斬新なデザインだったな。金もやしは許さんが ナレーターはベン・キングスレーが担当。物知り博士ノウ博士にはロビン・ウィリアムズも声の参加をしている。↓話題だった割には評価がいまいち?
2006年09月01日
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38年のチャールトン・へストン主演のあまりにも有名な「猿の惑星」のリメイク。やはりティム・バートン風味が利いている所為か背景は童話のようなセット。ストーリーは2029年。スペース・ステーション、オベロン号には訓練されたチンパンジー、ペリクリーズが乗り込み人間の代わりに惑星の偵察を行っていた。 そんな時、宇宙空間に非常事態が起こり、ペリクリーズは偵察ポッドに乗り調査へ向かうが交信不能となり消息不明となる。宇宙飛行士レオ(マーク・ウォルバーグ)はチンパンジーのせいで宇宙に出れない嫉妬により上官の忠告を無視してペリクリーズの後を追うが…。 しっかしメーキャップ懲りすぎてる所為か誰が誰だかわかんねぇ~。聡明なチンパンジー、アリを演じるヘレナ・ボナム・カーターくらいなら顔半分人間だからまだ分るようなもののエイプ軍隊の将軍セード(ティム・ロス)とセードの部下ゴリラのアター(マイケル・クラーク・ダンカン)までいっちゃうとわけ分りませんでした。とにかく知能を持って話が出来ても猿は癇癪起こすと暴れまわるのが判明。しかもヅラを使ってましたぜ!猿のなのに!↑動物差別? レオのキャラが尊大であんまり好きになれなかったのが残念。それならアリの執事でアターと敵対しているクラル(ケリー・ヒロユキ・タガワ)の方がカッチョええ…猿だけど。←動物差別発言2 話中盤が面白くても大したこと無くてもよかったんです。とにかく前作のショッキングなラストを上回る終わり方をしてくれれば!フタを開ければ一瞬「へ?」と考えさせられる展開の終わり方だったなぁ。ラストは慌しく終わりすぎ。なので終わった後に話を整理して理解できました←馬鹿?まぁ、前作とは違うショッキングさだったけどやはり越えれなかったなぁと残念。 猿と人間が戦うシーンがあるが惑星に落ちていたオベロン号のエネルギーの噴射を使った際…もうちょっと死人…じゃなくて死猿が出るほどパワフルかとワクワクしていたのに…。そういやなんでマーク・ウォルバーグは猿側じゃないのかしら?ノーメイクでもいけるのにね↓やはり大作リメイクなだけに期待しすぎてしまったか
2006年08月31日
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かなりまったりしたオープニングなのでイギリス系のノリの良さを期待しちゃあいけません。あることはあるけどノリを感じられたのはイングランド随一の金持ち女の披露宴に乗り込んだシーンや強奪を繰り返すシーンくらいかなぁ?逃げる場面が豪快でかっちょええ!カメラ割も上手い!ストーリーは1748年、ロンドン。強盗プランケット(ロバート・カーライル)は兵士たちに追い詰められ相棒を殺され命からがら逃げてきた。その様子を見ていた聖職者の息子だが金のないマクレーン(ジョニー・リー・ミラー)は相棒が飲み込んだ盗品のルビーを手に入れようとするが墓場でプランケットと出会う。そこをチャンス(ケン・スコット)率いる兵士たちに見つけられ2人とも逮捕され投獄される。 貴族たちに顔が通るプランケットは看守にも受けがよくそこに目をつけたプランケットは例のルビーでお互いシャバに出ることを提案。出所したプランケットはマクレーンにさらに2人で組んで主人と従者に見せかけ上流階級の奴らから金を強奪する計画を立てるが…。 飄々としてボンボンのマクレーンに荒くれもののプランケットのコンビが実にいい。紅一点のレベッカ(リヴ・タイラー)ですか?う~ん、私にしてみりゃどうでもいい(酷い!) いつでもケンカ別れしそうな2人に逮捕されるよりもハラハラしてみてしまった私。だがそれもラスト、絞首刑にされそうになったマクレーンに白煙とともに現れるプランケットの場面を盛り上げてくれた。今までの2人の危うい関係だけにぐっと来ちゃいましたな。思わず口に出して「かっこいい!」と言っちゃいましたよ。金をほとんど使っちまったマクレーンなのに!なんて男気溢れる奴なんだ!プランケット!地味にチャンスとプランケットの決闘も気に入ってます。 で、キャラ的にお気に入りはマクレーンの旧友でゲイのロチェスター卿演じるアラン・カミング。こういうおいしい奴、大好きなんだよね!この頃から怪しい男、アラン・カミングが目に付き。チェックチェック。 ちなみに監督はリドリー・スコットの息子ジェイク・スコットです。これが劇場映画デビューだそうで。↓実在した義賊?とは言いがたい強盗団
2006年08月31日
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中世の魔女狩りを舞台に人妻に心奪われた大審問の破滅を描いたエドガー・アラン・ポー原作のゴシック・ホラー。ストーリーは15世紀、スペイン、ローマ教皇の拷問禁止令を無視して魔女狩りを行っていた大審問トルケマダ(ランス・ヘンリクセン)。 ある日、パン屋の夫婦マリア(ローナ・デ・リッチ)とアントニオ(ジョナサン・フラー)は、魔女の処刑場に人がたくさん集まるのでパンを売りに行く。気が進まなかった心優しきマリアだったが人の波に流され処刑現場を見る嵌めに。 魔女扱いをされた罪人の子供が折檻されているのを見てアントニオを振り切り止めに入るがトルケマダの目に留まり逆に魔女扱いをされ牢獄へ…。 低予算の所為かそれほど舞台美術は凝ってはいなかったが殺伐とした中性時代の雰囲気はうまいこと醸し出していた。神経質そうで残忍な大審問役のランス・ヘンリクセンがまたいい味出してたんだわ。マリアのお色気ショットも入ってます。このねーちゃんスタイルがめっちゃいいんだわ! 冒頭の棺から骨の遺体を取り出し子孫の前で鞭打ちをして骨を砕き粉末にして砂時計にするシーンやマリアが舌を切られたり、中世の拷問器具の大きな刃の振り子など残酷な所はあるが目を覆うまではいかない。なので、雰囲気がホラーというよりはファンタジーに近い。 マリアが牢獄で一緒になったヤマンバばあさんエスメラルダ(フランセス・ベイ)が魔女処刑される時に口に火薬を含み、磔のまま自爆するのだが…ビジンダー!と思ったのは私だけですか?
2006年08月31日
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劇場上映の約1年前から劇場予告していましたなぁ~。もちろん私は零戦の美しい編隊飛行を見た瞬間に虜となり劇場で見る~見る~とギャーギャー1人で騒いでおりましたがな。ストーリーは兄弟同然に育ったレイフ(ジェシー・ジェームズのちにベン・アフレック)とダニー(レイリー・マクレンドンのちにジョッシュ・ハートネット)はパイロットを夢見て友情に結ばれていた。 やがてアメリカ軍航空隊に志願した2人だったが字が読めないレイフは視力検査で看護婦のイブリン(ケイト・ベッキンセール)に指摘される。パイロットの夢を断ち切られそうになったレイフはイブリンを説得。熱意に折れたイブリン。そのまま2人は激しく恋に落ちる。 ある日、上司であるドゥーリトル中佐(アレック・ボールドウィン)からイギリスのイーグル飛行隊参加への要請を告げられレイフは自ら志願しイギリスへ旅立ってしまうのだが…。 で、運命の1941年12月7日。物語の中盤ともいえる日本軍の奇襲攻撃シーン。スゲえ迫力!!零戦が母艦から出撃するシーンもカッコい~。弾頭の落ち方もええが、やはり合い間を潜り抜ける零戦の神風ぶりがたまらんです。これぞエンターテイメントってやつですな。迫力、リアルさ、スピード感、文句無し。 しかし相変らず日本人は滑稽に描かれていますなぁ。ハワイなのに!暑いのに!カッチリ軍服、ふんどし、プールで軍事作戦!しかも口と日本語が合ってねぇ~って日本人じゃないじゃん!東条みたいな奴がいたのは笑っちまったが。 さてさて軸となるラブストーリーですが、イブリンを許せないのは私だけですか?亡くなったショックは分かるが3ヶ月くらいですぐ様レイフからダニーってどう思います?!確かにダニーは魅力的だ!身長は高いし顔も整ってるし誠実そうだしウブ!(←ここがポイント)私もダニーとレイフなら断然ダニー!(ダニーの方から願い下げだろうが)でもレイフとイブリンの出会いと数週間のラブロマンスがあまりにもロマンティックだったためイブリンに対する勝手な憎しみも倍増。しかもダニーの棺を確認してからレイフに手をやるシーンを見た日にゃ節操ねーのかと怒りまくり。それにしてもこの当時の看護婦たちは皆ああいう感じの化粧ケバケバのお水系だったんですかねぇ? キャラクターは魅力あるんだけどねぇ~、特に当時の大統領ルーズベルト役をやったジョン・ボイトなんてかなりの存在感。またレイフやダニーとは絡まないが戦艦ウエスト・バージニアの乗組員で射撃兵に憧れていたドリス(キューバ・グッディングJr)の別ストーリーも面白い!(一緒に見に行った友達の中の1人顔なしくんはこのドリスとバージニア艦長の話のほうが気になっていたようだ) また日本人とは違った神風魂を見せてくれるアレック・ボールドウィンがいい上司ぶりなんだよ。懐のデカさとパイロットの腕の良さをチラリと見せるところがまたイカす!めずらしく嵌ったいい役かも。 そうですね~、この映画のポイントは娯楽性!あくまでも真面目な戦争映画として見ないほうがよろしいかも。↓男の友情よりも女の節操のなさに怒りまくった映画だった(笑)
2006年08月30日
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子供が突然大人に!!という漫画ではよくある設定だが映画では初めて。しかも只今ヒューマン映画をやらせたら毎回アカデミーノミネートされるトム・ハンクス主演(実際、この映画も主演男優賞ノミネートされていた) ストーリーは13歳の少年ジョッシュ(デヴィッド・モスコー)は小さい事が悩みの種。 カーニバルの夜、憧れのシンシア(キンバリー・M・デヴィース)の前で身長のことで恥かしい思いをし、ゲーム機“ゾルダー・マシーン”の前で「大きくなりたい」と願掛けをした。 翌朝、目を覚ませば突然大きくなってしまい母親(ジョッシュ・クラーク)に家を追い出された。 一番の親友ビリー(ジャレッド・ラシュトン)に打ち明け理解をしてくれた。ビリーと共にゲーム機を探しながらNYにやって来たのだが…。 大きな体で心は子供、しかも純真で素直で天真爛漫な少年のままの心を持つジョッシュに周りの人間にだけじゃなく見ている観客にも暖かい目でみてしまうハートフルコメディ。 またゲーム機探しのために玩具会社に就職、さらに子供だから子供視点のアイデアを出して行くその経過と伏線がなんともたまりません。 思春期な子供と大人の微妙なバランスを上手く表現しているトム・ハンクス。玩具屋で社長のマクミラン(ロバート・ロジア)と一緒に大きなキーボードを足で曲を弾くシーンは、ジョッシュに感化され過ぎ去った日の少年時代の楽しさを思い出す名場面だ。 会社の同僚スーザン(エリザベス・パーキンス)との恋も微笑ましいんだが…あれは…やっちゃったんですか?!(下世話)誰か教えてくださーい!ジョッシュの野郎浮かれてましたぜ! ラストは元に戻ってしまうんだけど十数年後またスーザンと再会して欲しいなぁっと思ったのは私だけだろうな。 ファミリーでも見れるが大人に見て欲しいファンタジックコメディ。↓この時のトム・ハンクス。当たり前だけど若い
2006年08月29日
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ヒッチコックの名作1954年に作られた「ダイヤルMを廻せ!」のリメイク。 ストーリーは実業家スティーヴン(マイケル・ダグラス)は会社の経営危機に陥っていた今日にも破産寸前の彼は冷え切ってしまった妻エミリー(グウィネス・パルトロウ)の不倫を知り愛人で画家のデビッド(ヴィゴ・モーテンセン)の弱みを握り、デビッドに50万でエミリー殺害の計画を持ちかける。 自分のアリバイを作り作戦は上手くいくように思われたがエミリーは覆面強盗を殺してしまう。しかも強盗はスティーヴンの知らない男だった…。 ま、元祖も見ましたけど、マイケル・ダグラスはキャラ的にOKだと思う。敵意剥き出しのやり手の実業家。特に作戦失敗し焦る顔などリアルな演技はやはり上手い。ただねぇ、本作はキャラクターで観客が好きになったり同情したりする登場人物が一人もいなかったのが痛手ですかな?スティーヴンは闘争心剥き出しで冷血漢、会社が一番のイメージがあるし頼みの綱のエミリーはしたたかすぎて元祖のグレース・ケリーとは違い追い詰められても哀れな同情心を掻き立てられない。愛人デビッドに関しても同様。つまりはみんな勝手過ぎて腹黒すぎて話にのめり込めないのだ。 スリル感は確かにこちらの方があった。強盗シーンやデビッドがスティーヴンを恐喝するシーン、ラストのテープのシーンなど。だが、誰も好ましく思えないのでそれも半減。勿体無い。 ダグラスの蛇のような執念さは良かったけどね。 ラストも最近の終わり方ですな。元祖のあの華麗なラストの方が私は好きだ。↓ヒッチコックのリメイク作品の中では良いほうかと
2006年08月28日
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オープニングからして「は?」という出だし。メッセージ性がありそうな映像展開なんだが私はまったく理解できず、ワンカットワンカットは強烈な印象を残してるんだけどね。 ストーリーはフィラデルフィア工業地帯。冴えない男ヘンリー(ジョン・ナンス)はラペル工場で働く印刷工。 ある日、ガールフレンドのメアリーX(シャーロット・スチュアート)の家へ食事に招かれる。そしてメアリーが妊娠をしていたことを告げられる。 2人は結婚をしてメアリーXは出産をしたのだが、薄気味悪い姿に毎夜異様な声でなく赤ん坊にメアリーXはとうとう実家に帰ってしまい…。 メアリーの家族ってアダムス・ファミリーよりも怪しくて気持ちわりぃな。なんなんだ、こいつら。特に父ビル(アレン・ジョセフ)よ。キャラクター全員イカれてます。 あ、食事で出てきた気色悪い鶏肉を見ても私は肉が食えます(えへん) ヘンリーの夢はかなり病的ですな。一度、夢診断をしてあげたいくらいです。なにか悩みでもあるのでしょう。子供がE.T.みたい。無頭児か?!ラブリー(え?)未熟児って前に奇形児じゃないんでしょうかね?←外道? 赤ん坊の身体は包帯で巻かれていて「あら?怪我?」と思っていたが、あれ自体、体かい!やられたね。擦れたような白黒フィルムに独特な味と世界観が生まれ異世界を思わせるビジュアル。映像面は抜群ですな。ストーリーがわかんねぇけど(笑)↓映像は強烈なのに内容はまったく理解できません
2006年08月26日
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映画を見た事はなくてもポスターは見た事があるだろうと思われるくらい有名な作品で、熱狂的なファンもいることでしょうな。ストーリーはシシリー島。子供の頃から素潜りに長けていたジャック(ジャン・マルク・バール)とエンゾ(ジャン・レノ)はライバルでもあり親友だった。やがてエンゾはたくましい海の男に、ジャックは父を海で亡くし物静かなイルカを愛する青年となった。 そんな折、ジャックはアメリカからやってきた保険調査のジョアンナ(ロザンナ・アークエット)と出会う。 一方、エンゾはジャックにスキューバ道具を一切使わず深海100m近くまで潜水するフリーダイビングの世界選手権への参加を持ちかけるが…。 とにかく映像が美しい。太陽がふりそそぐシシリー島の街並み、月が海面に美しく反射する海。静寂な深海など叙情的な雰囲気がたっぷりと味わえる。情景だけでも見る価値が充分にある映画だ。 ジョアンなとジャックとエンゾの三角関係のロマンス部分も面白いが、やはり見どころはジャックとエンゾのライバル関係ですな。記録に関係なくフリーダイビングの才能を持ち、海の神から愛されているような男ジャックとそういう男で敵わないと知っていながら挑まずに入られないエンゾ。嫉妬と羨望を混ぜながら男のプライドを捨てきれないエンゾに男の美学を感じるねぇ。 だけど、駄目だよ!エンゾ~!!目の前で父親が死んだトラウマがあるジャックにさらにトラウマを残すような死に方しちゃぁよぉ。 地味に気に入ってるのはエンゾが死んだあとジャックがベットで寝ていて天井から海面が逆さに迫ってくるシーン。いや~、この構図、海への畏怖の念が上手く表現してあってよく考えついたなぁと思う。 ラストは死にに行ったのか海に還っていったのかどっちでも取れる終わり方ですなぁ。男と女は永遠に分かり合えないのね、とも思ったね。それでもジャックの肩を後押ししたジョアンナ。あなたは愛する人が死にに行くと分かっていて背中を押せますか?女は強いよ…本当に。 映像と話はとても繊細に出来ている映画です。 相変らず日本人描写は受けちゃうほど怪しかったですな。↓この映画を思い出すととにかく切ない気持ちになります
2006年08月25日
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前々から見たいとは思っていたんだがテーマが「人肉」なので鬱に入るかとちょっと敬遠していたのだが、実際食べたり切り刻んでいるシーンどころか連想させるシーンもほとんどなく、変な爽やかさまで味わえる作品だ。 ストーリーは最終戦争後のパリ。草木も生えず人々は食べもの争いをしていた。しかし郊外に立つ店主クラペ(ジャン・クロード・ドレフュス)が経営する精肉店「デリカテッセン」にはいつも肉が並んでいる。 このあやしい店に求人広告を見てやってきた青年ルイゾン(ドミニク・ピノン)が住み込むことになり、やがてクラペの娘ジュリー(マリー・ロール・ドゥニャ)と恋仲になるのだが…。 ただひたすらブラックで先の読めない展開は最後まで見てしまうね。ストーリーもそうだがキャラクターも魅力ありますわ。凝った仕掛けをして自殺しようとするが失敗ばかりしているアンテリガトワール夫人(シルヴィ・オルテガ)、いたずらっ子のガキ2人。クラペと肉体関係を持ち、セックスで肉をただでもらうプリュス(カラン・ヴィアル)。そのプリュスとクラペのベッドの軋み音で住民みんなリズムを取っている所も笑える。ただ、カタツムリと一緒に暮らしてるおっさんポタン(ハワード・ヴァーノン)はいや~!!ここだけ正視出来んかった!間抜けすぎる地底人のメンバーにちょっと入りたかったです。自分のところの婆さん(エディット・ケール)が殺されて肉を売られてるのに泣きながらもその肉を買っているタピオカの妻(アンヌ・マリー・ピザニ)が素敵。最後なんてキレちゃうしね。 主人公のルイゾンがとぼけた男なんだよね。妙に手先が器用だし元ピエロということもあってマジックや踊りが上手いこと。パッケージにもなっている首チョンパマジックなんてやるなよ、そのアパートではシャレになんねって。あ、武器でもある三ツ又ブーメランはいいねぇ。ちょっとおばちゃん欲しいよ。 ラスト近くのクラペとルイゾンのサバイバルは必見。食べる者と食べられる者というダークな設定なのに緊張感もあるのだがやはりコミカルタッチ。 童話のようなセットと世界観が完璧なほど出来上がってますな。暗めの映像なのだが何故か美しいのだ。↓SFブラックコメディ。なのにSFを感じないレトロチックな味わい
2006年08月24日
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2人のカップリングと彼らを取り巻く友人達のキャラに味がある一風代わったラブコメディ。 ストーリーはイギリス、ブラッドフォード。田舎で稼業を継いでいる葬儀屋のリチャード(デヴィッド・テナント)はアメリカから旅行に来た女優の卵バーバラ(ヴァネッサ・ショウ)に一目惚れ。帰ってしまっても恋心が消えることもなく一念発起したリチャードは仕事も婚約者ジョイ(サスキア・リーヴス)も捨ててバーバラを追いロサンゼルスへ。 しかしやっと見つけたバーバラには冷たくあしらわれ都会にも馴染めない。 そんな時にギタリスト、モス(ヴィンセント・ギャロ)に出会い面倒を見てもうらことになるのだが…。 バーバラがその気にさせたりそっぽを向いたりまさに小悪魔的猫のような女。そうか、こうすれば男はメロメロ?勉強になるぜ!バーバラ!また、彼女がウェイトレスとして働く「ヤマシロ」という日本料亭が出ますが、どうしてあんなに怪しげなんだろう?所詮東洋のことは西洋には理解されないのか? いいね~ヴィンセント。まったりしていてそれでいて気まま自堕落という言葉がピッタリ。でもギターを弾く姿はクール。またこの出演で渋谷系若者どもの心をガッチリキャッチしましたな。 この映画の教訓は典型的なイギリスの顔をしている人はどんなにはじけてもL.A.には染まれないっていうことを悟りました。それともリチャードの顔に問題あり? ただバーバラを純粋に愛して頑張っているが空回りしてしまうリチャードに哀れの涙。それでもラストは爽やかに締めてくれる。ライトなタッチで見れる映画ですな。 ポスターのデッドマンのジョニデが動いてリチャードを導くのが面白い。しかも後半ジョニー本人役で特別出演。ファンにはたまらない演出ですな。↓この頃のギャロはまだアーティスト風だったのに…
2006年08月24日
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誰を信じていいのか分らない疑心暗鬼なストーリーと美しい映像美を見せてくれる掘り出しモンSFホラー。ヴィン・ディーゼルの声を聞いた瞬間、「あれ?この人鼻が詰まってるよ?」と思ったのは私だけ? ストーリーは殺人犯リディック(ヴィン・ディーゼル)と彼を護送していた刑事ジョンズ(コール・ハウザー)他、客たちを冷凍睡眠したまま運ぶ定期旅客宇宙船が隕石群にぶつかり惑星に不時着。多数の旅客は死亡し、リディックは逃亡。 生き残った9名のうちリーダー恪になった副操縦士フライ(ラダ・ミッチェル)は三つの太陽のまわりを巡る常に昼の砂漠の惑星で脱出方法を探るが…。 主役3人がとにかく曲者。目に細工をして夜でも周りが見えるため頼りになるが殺人犯のイメージが拭えないリディックに不時着の際に乗客を見殺しにしようとしたフライ。親切な優男に見えていたが実は刑事じゃなくて賞金稼ぎで麻薬も常習していたジョンズ。頼りになる奴らがこんな奴らだからそりゃ乗客たちも気が気じゃねーよ。 22年に一度の皆既日食と共に訪れる未知の生命体達がナイスです。やはりエイリアンなどと比べると造形がチャッチィですが、テーマでもある闇を効果的に使いあまり姿をはっきりと見せないため上手いこと不気味さを増していますがな。 この皆既日食のシーンはめちゃくちゃ綺麗で壮大でした!このシーンだけでも映画館で見たかった。それぐらい引き込まれる幻想的な映像だったのだ。 キャラはリディックが最高だ!スイマーがつけるようなゴーグル型サングラスをつけ素敵な筋肉を披露しながらみんなを誘導しながらおもた~いエネルギータンク?のようなものを運ぶタフな姿にうっとり。ニヒルな男ってこういう人を言うんだね? 家出少年ジャック(リアナ・グリフィス)が実は女の子だったというのは意外だがヒロインであるフライが殺されてしまうのはもっと意外。惑星の闇と人間の心の闇を見事に演出した作品。 ピッチブラックとは「真の暗闇」や「漆黒の闇」という意味。↓これで私はヴィン・ディーゼルを認識しました
2006年08月23日
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ルイル・キャロルの名作童話のアニメ版。私は初めて「ふしぎの国のアリス」を全編通して見たんだけど、オチが夢オチってのは知っていたんですが、摩訶不思議な世界観、そして不気味なキャラクターたちのつじつまの合わないセリフ、この抽象表現は今で言えばドラック・ムービーだなと思うんですけど!!イカれてやがる。 ストーリーは家の庭で本を読んでいたアリス(キャスリーン・ボーモント)は、言葉を喋る白ウサギ(ビル・トンプソン)を追いかけて木の根の穴に入る。そこは不思議な空間でやがて底についたアリスは小さなドアを見つけるが体が大きくて入らない。 そこでドア(ジョセフ・カーンズ)がクッキーを食べさせアリスの体を小さくしてしまい…。 歌が大好きなドードー鳥(ビル・トンプソン二役)やアリスをからかうチェシャ猫(スターリング・ホロウェイ)、イカれた帽子屋(エド・ウィン)ワガママなハートの女王様(ヴァーナ・フェルトン)、トランプの兵士たちと有名なキャラクターが一斉に出てくるんだが…やはり皆イカれていて不気味で自己中心的だ(笑) 花畑に迷い込んだアリスに花たちは歌い続けるが、歌の題名が「きらめく昼下がり」?なんて、アダルトなタイトルなんだ。花に戯れる蝶の羽がパン!しかも固まって止まると角食に!顔の付いたパンジーがめっちゃ自信ありげな顔でムカつきます。 この表現力は嫌いじゃないけど…駄目な人にはまったく駄目な話だな。 この作品には出なかったんですが卵に気色の悪い顔がついたハンプティ・ダンプティってのもアリスのキャラじゃなかったでしたっけ?↓題名しか知らない名作だったがまさかこういう話とは
2006年08月23日
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予告でボディスーツを作ったり、顔を作ったりしているシーンで(このシーンだけ)おもしれぇ~と思ったんだが、この場面は早送りで残念だったな。 ストーリーは変装名人のFBI捜査官マルコム(マーティン・ローレンス)と相棒ジョン(ポール・ジャマッティ)は名コンビ。 ある日、凶悪犯のレスター(テレンス・ハワード)が脱獄。元愛人でレスターの金200万を持ち逃げしたのではないかと推測されているシェリー(ニア・ロング)も同時に消えた。 マルコムとジョンはシェリーが逃げると思われるビックママ(エラ・ミッチェル)の家を張り込み盗聴を仕掛ける。そんな折、ビッグママがしばらく家を空けえることを知り…。 サスペンスっつよりはラブコメ色が強くヒューマンも入っている映画。 とりあえず、ラストでビッグママとビッグママに変装したマルコムが並ぶんだが全然顔も体型も違うじゃん!とツッコミを入れたくなりました。まぁ、私はしょうがない。冒頭そんなにビッグママの顔が出てこなかったし(←お前も分らなかったんじゃんか!)シェリーも久しぶりに会ったし許そう。問題は近所の奴等だよ!しょっちゅう会ってるだろ、お前ら! ストーリーは変装したビッグママにトレント(ジャーシャ・ワシントン)が時間がかかりながらも懐いたりシェリーとマルコムのラブストーリーと見どころもあったんだけど、コメディのわりにはテンポが悪かったかな?本当の事件の軸となったレスターなんてラストしか出てこなかったし。 一番の名シーンはお産をするリタ(ティチナ・アーノルド)ですな!ジム・キャリーを越える顔芸をしてます。こええ!こええ!迫力のお産力み顔にあなたも自然と力みます。 ついでに劇場公開では「ビッグ・ママス・ハウス」ビデオでは「ビッグママ・ハウス」とタイトルが変ってます。↓肉襦袢とかリアルで重そうだった
2006年08月22日
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現代的な「電話だけの絆」の家族をテーマにしてコミカルタッチで描くハートフルファミリードラマ。 ストーリーは一流雑誌の編集長を勤めている長女ジョージア(ダイアン・キートン)。家庭とイベント会社の経営を両立させている次女のイヴ(メグ・ライアン)。三十路にしてやっとドラマのレギュラーを獲得した“とりあえず”女優の三女マディ(リサ・クードロー)。 三姉妹の老父ルウ(ウォルター・マッソー)がボケてしまい老年精神医学科に入院。電話だけで繋がっていた家族をまとめようとするイヴだったが…。 我が侭な姉と妹に挟まれボケた父の面倒を押し付けられるイヴ。しかも父のルウを愛してはいるのだがちょっとした確執がありストレスが溜まる毎日。ああ…本当に痴呆にかかっている家族を持つって大変だわ。ただしボケた家族を持っているにしてはそんなに暗い展開にならないのでリアリティには欠けているが、過去の哀切なシーンやメグの堪えた後の涙でカバーされている。 それにしても長女のジョージアいいねぇ!垂れ幕といい雑誌といい自分大好き!だな?特に葉巻を咥えた「ジョージア」の表紙にえらく大ウケしてしまいました。 昨今のメールや携帯だけの人の繋がりというものを考えさせられる映画。 ラストがちょっとあっさりしすぎてるかなぁ? この映画でコメディの名優ウォルター・マッソーは本当にお亡くなりになったそうで…合掌。↓実際もかしましそうな3人だ…
2006年08月21日
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「クラリス、いまも羊たちの悲鳴が聞こえるか…?」初めて上映予告が流れた瞬間、興奮して脳血管が1本切れました。ああん、また博士に会えるのね。↑頭の弱い子みたいストーリーはバッファロー・ビル事件から10年。手柄をたてたFBIのクラリス(ジュリアン・ムーア)はベテラン捜査官となるが麻薬密売人逮捕で犯人を射殺してしまいニュースで放映され糾弾されてしまう。 そんな頃、レクター(アンソニー・ホプキンス)の4番目の被害者で唯一の生き残り、大富豪のメイスン(ゲイリー・オールドマン)はレクターへの復讐を企みクラリスに目をつける。 一方レクターはイタリアのフィレンツェで名を変えカッポーニ宮の司書となっていた。クラリスの動向を見つめていたレクターはクラリスに手紙を送り…。 アカデミー作品賞を始めオスカーを総なめにした「羊たちの沈黙」の続編…という設定なのだが見た感じでは羊たちの沈黙…その後という感じ。サスペンスミステリーという部分はほとんど無くなり、人物像をくっきりと描いたヒューマンストーリーなってます。 やはり見どころは圧巻させるホプキンスの存在感だな。心のドス黒さを奥深く隠している知的で天才的な殺人鬼という難しい役柄を雰囲気だけで表現できるとは!さすがイギリスでナイトの称号を得ただけありますな、ホプキンス。そういう役だと思って見ている所為かもしれんがレクター役は前作よりも更に凄みを増していたね。そのダンディズムさにサザエは何度口元を涎で濡らした事か。 今回はレクターが何かをするというわけではなくレクターを付け狙う悪漢たちが動き回るのだが、その悪漢たちも味がある俳優ばかり。 レクターの元患者で麻薬を処方され自分の顔を犬に食わすよう仕向けられたメイスンは悪役でお馴染みのゲイリー・オールドマンが演じてます。ほとんど顔は全然見せず崩れたメイクなんだが、車椅子と振る舞いで不気味さがよりパワーアップ。心を病んだ精神異常者役が相変わらず上手いな。予告や映画紹介の雑誌で一切その名を出さないところは狙いだったのか? 贅沢好きな妻を満足させるためレクターにかけられている賞金目当てに彼を付け狙うリナルド刑事(ジャンガルロ・ジャンニーニ)の愚かさが観客側にスリルを与えてましたな。早く手を引けって!あんたに扱える人じゃないんだから!だからお仕置きを食らっちゃうんだって!と何度思ったことか。 野望を持ちメイスンと裏で通じた悪徳警官のポール(レイ・リオッタ)に関してはクラリスを苛めすぎちゃってレクターの怒りを買い最後は食材にされちゃっていたね。いやぁ~レイ・リオッタいままでパッとしなかったけど今回はなかなか嵌り役だったよ。特に愚かしい所がね(ひでぇ) そうそう私脳味噌焼きを見てベストタイミングで腹を鳴らしました。友達に引かれちゃったよぉ。ハハハ(笑い事じゃねーだろ) ここまで来たらレクターという人物は無慈悲で残酷な悪魔となっているんだが、その悪魔がクラリスのみに見せる優しさが観客に畏敬の念を抱かせるキャラクターとなっている。 そう!この優しさが見ているこっちはツボなんだよ!一切の人間に心を見せないレクターがクラリスだけには愛にも似た感情を与える!ツボですツボ! っていうわけで私のレクターがクラリスに対するツボリストを作ってみました。(やだなぁ) ツボ1.仕事に失敗し落ち込んでいるクラリスには励ましの手紙(しかも香りをつけ自分の居場所をさりげなくアピール) ツボ2.クラリスとコンタクトを取った時、いとおしそうに髪の毛を触る ツボ3.クラリスの敵は俺の敵 ツボ4.クラリスが弱ったら付き添って看病 ツボ5.クラリスのためなら手首1本惜しまないいかがですか?もうレクターはクラリスにゾッコンラブと私は受け取れたんですが!!(拳で力説) 美しいフィレンツェの映像を舞台に血生臭い雰囲気でよりグロさを強調していましたな。 確かに前作よりはグロ映像満載。ただ、個人的にはショッキング映像を見せずに不気味さを醸し出していた「羊たちの沈黙」の方が手法としては好きですな。 ラストは原作と違う作りになっているそうです。原作バージョンも見たかった…。 主演を演じたジュリアン・ムーアだったが私的には違和感は無かったものの強烈なインパクトも無く添物になってしまったのは残念だったかな?ま、アンソニー相手だったらしょうがないね。 そうそう、メイスンが頼んだ暗殺集団が飼っていた人喰い豚が私「もののけ姫」に出てきた巨大な猪神(ナゴの守)かと思ってしまいました。↓博士だったら私…噛まれてもいいよ←死ぬぞ
2006年08月20日
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「シックス・センス」の次の作品ってことでラストに大きな謎解きがあるのかと思いきや(いや、あるんだけどね)ブルース・ウィリスの謎はすぐ解けちゃいます。相変らず日本の宣伝は下手というかなんというか。つうか「シックス・センス」のようなオチがあるような宣伝に激怒あんな謎がメインな風に作ってない映画じゃん(怒) ストーリーはフィラデルフィアで列車事故発生。死亡者131人という大惨事だった。しかし、この事故でただ1人の生存者がいた。その男デビッド(ブルース・ウィリス)はかすり傷一つ負わなかったのだ。 マスコミや周囲の好奇心から逃げるように病院を後にしたデビッド。 そんな彼の前にコミック原画の画商イライジャ(サミュエル・L・ジャクソン)と名乗る男がコンタクトを取ってきた…。 では何がこの映画が怖いって不滅な肉体をもつデヴッドと骨形成不完全症という難病に冒され、生まれた時には両手両足が骨折してたというイライジャこの神のいたずらで生まれた男2人の存在自体だ。そして「俺の親父はスーパーマンなんだぜ~」とベンチプレスの重りをどんどん増やすデビッドの息子ジョセフ(スペンサー・トリート・クラーク)も純真すぎておっかい。 上下逆転させているシーンや必要以上に使われている鏡そして目覚める者デビッドと導く者イライジャの「陽と陰」のような存在理由も不安感とアンバランスさを観客に与えている。ただ観客がそこまで深く考えるかな~という映画の作りにはなっているかな? 目覚めてしまったデビッドがイライジャの別の正体を知った瞬間は悪寒と共に深く切ない絶望的な感情も湧きあがりましたわ。 ただ、サミュエルよ、無理な髪型は止めてください。初めて予告を見た時パンチョ伊藤以上の髪の違和感に大笑いしてしまいました。 ラスト近くのジョセフに自分の武勇伝が載った新聞を見せ「これパパなんだぜ」デビッドに笑ったのは私だけですかね? 現代のヒーロー像はすごくリアルだった。目覚めていくシーンもアメコミや映画のように楽観的ではない性格も。↓宣伝なしで見たら面白かったのかなぁ?
2006年08月18日
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素晴らしい冒頭の戦場シーンでしたな。迫力満点。最近戦闘シーンがリアルで壮絶に映されている映画が多いがこの映画も負けちゃいまへん。またコロシアムでは車輪に武器が飛び出す馬車が大迫力。臨場感の出し方はさすがに名匠リドリー・スコット!ストーリーは西暦180年、大ローマ帝国。その支配力と勢力は壮絶なものだった。だが、時の皇帝アウレリウス(リチャード・ハリス)は平和を望み、絶大な信頼を委ねている将軍マキシマス(ラッセル・クロウ)に時期皇帝の座を託すことを告げる。 しかし、長い戦いで愛する妻と子に会えないでいたマキシマスは困惑していた。 その夜、自分こそは次期皇帝と疑わなかった皇帝の息子コモドゥス(フォアキン・フェニックス)はその真実を告げられ愛憎と野心を込めた腕で父親でもある皇帝を殺してしまう…。 まず、この作品主役のマキシマスがヒーローの定石に見事に嵌っています。皆(皇帝にまでも)から愛され信頼されていることや例え奴隷に落ちぶれても味方がついたり民衆が望んだり喝采を浴びたりとカリスマ性を発揮。まるで週間少年ジャンプに出てくるケンカ漫画の主人公みたいだ。仮面を取った勇ましい復讐の顔など胸が熱くなりますわ。 脇でお気に入りはコモドゥス役のホアキン・フェニックス!!冷淡で我がままな新皇帝役だが中世の皇族の衣装がめっちゃ似合う!ホアキンの雰囲気自体が冷たいイメージを持っているのでまさに嵌り役。頭に掲げた銀の月桂冠も眩しいよ。その冷酷さで自分に背を向け逃げ出したマキシマスの家族を無残に殺すなどアカデミー助演男優賞にノミネートされただけありますなぁ~、そら、マキシマスも鼻水垂らしながら泣いちゃうって!↑熱演だとは思うが汚かった… 奴隷商人で元剣闘士(グラディエーター)というプロキシモ役を演じたオリバー・リードも渋っ~!残念ながら本作撮影中に他界しちゃいましたな。お悔やみ申します。 ただ、残念なのがCGが…。ローマの街の上のアングルはすごい繊細だったんだが、マキシマス達がコロシアムを見上げるシーンの建物がチャッチっぽく見えたのは何故?セットっぽく見えたのは何故? 弟の傍若無人さに悩みマキシマスを密かに想う皇帝の娘ルシラをコニー・ニールセンが華麗に好演。 久々に見た大型スペクタクル映画。アカデミー主演男優賞、作品賞おめでと~!↓名実共にラッセル・クロウの名が知れ渡った作品
2006年08月12日
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ヒッチコックの名作「サイコ」のリメイク。話、人物設定、音楽、カメラアングル、果ては新聞紙にくるめる金の置き方まで一緒とは、ちょっと工夫が欲しかったな。本当に新鮮味がまるでなし。設定は現代になったんだからもうちょっと脚本変えて今風に作ればよかったのに。女の服は今時の物だが、私立探偵役のアーボガスト(ウィリアム・H・メイシー)のその帽子はねーだろ。ストーリーはアリゾナ州、フェリックス。1998年12月11日金曜日。恋人サム(ヴィゴ・モーテンセン)と幸せになるため会社の金40万ドルを横領したマリアン(アン・ヘッシュ)は街を飛び出し恋人の元へと車で向かう。 大雨の中1人の青年ノーマン(ヴィンス・ヴォーン)が管理するベイツモーテルへ宿泊する。しかし、そこでマリオンは何者かに無残に殺されてしまう。 姉の行方不明ということで妹ライラ(ジュリアン・ムーア)は捜索をするのだが…。 役者たちも現代風の設定と昔のままの脚本が混ざり合って役に打ち込めづらかったんじゃないのか?ちょっと入り込めてない感がする。 でもマリオン役のアン・ヘッシュは体の線が細く顔が小さいからベリーショートも似合ってめちゃかわいー。ジュリアン・ムーアがアン・ヘッシュの妹役??反対じゃねーのか? ノーマン役のヴィンス・ヴォーンも犯人だったという意外性がアンソニー・パーキンスほどない。 なんとなく監督の自己満足に作られた気がしなくもない作品。でも、元の「サイコ」を知らない人は面白く感じれるかもしれんな…。↓私的にはつまらなーいリメイクでした
2006年08月11日
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寄生生命体やDNA遺伝子をテーマにした化け物パニックホラーB級映画。いやいや、でもこういう映画好きなんだよ、私は。ストーリーは南米アマゾンの原住民の伝説、レリックの調査に行ったホィットニー博士(ルイス・ヴァン・バーゲン)からシカゴ自然史博物館の進化生物博士マーゴ(ペネロープ・アン・ミラー)の元に葉が送られてきた。 一方、シカゴの港では船員全員が惨殺された船が到着。ダガスタ警部補(トム・サイズモア)が捜査を猟奇殺人として開始。 その次の日、博物館の警備員が惨殺死体で見つかり…。 話、前半は刑事たちが乗り出し、犯人は猟奇殺人犯として捜査をするというサスペンス風味。ま、当然だよな。いくら死体が山ほど出てきたからっていきなり化け物だ!なんていう刑事がいたら反対に嫌だ。船の中の死体の山がなかなかグロくてOK。 この手の映画は全般的に新鮮味というものを出すのが難しいのでこの映画もありがちな展開になってしまったがパーティーのパニック状態などは臨場感があり迫力がある。退路を断たれるところも更に主役たちを追い詰めまずまずの緊迫感。 全体的に博物館という建物を生かしているので画面を暗くしてあるが、不安感はちゃんと伝わってくるし化け物もラストまでは本当の姿が見えにくく、のめり込ませて見せるのは上手かった。化け物の姿を一言で言うならばゲーム「ファイナル・ファンタジー」に出てきたキング・ヘビーモスだね。 ここまでべた褒めだがあくまでもB級映画としてということをお忘れなくぅ~。話は凡作だよ。↓同時期に「ミミック」という作品もありごっちゃになりました
2006年08月10日
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手と首の部分に刺青を入れていいですか?つうか、マクナマス兄弟セットで欲しいです!(目がマジ)黒ジャケットに黒皮手袋姿でよだれが出るほどいい男2人が「父と子と精霊の御名において…」と言いながら悪党どもを処刑しまくり。ああ~ん、私も処刑してぇ~↑この人可哀想 ストーリーはサウスボストン、聖パトリックの祭日。精肉工場で働く敬虔なクリスチャンのコナー(ショーン・パトリック・フラナリー)とマーフィー・マクナマス(ノーマン・リーダス)兄弟は教会で祈りを済ませ、バーで仲間と飲んでいた。そこに店を買収しようと目論むロシアンマフィアのイワン(スコット・グリフィス)が部下数人を引き連れ騒動を起すがマクナマス兄弟はマフィアたちを逆に痛めつける。 しかし、翌日兄弟の自宅にイワン達が襲撃。マーフィが殺されそうなところを便器に手錠で繋がれたコナーは力任せに便器ごと取り外し屋上からイワン目掛けて投げ落とし殺すのだが…。 もともと弟役のノーマン・リーダスはプラダのモデルさんだそうでスタイルも顔もええ!だけど私は兄のショーンが好きいん(いっちゃってますな、この人) バイオレンスたっぷりで殺しまくるんだが実際面白いのは捜査を指揮するFBI捜査官のポール(ウリレム・デフォー)のパフォーマンス・プロファイリング(オペラ付き)だ。この映画は「さぁ殺すぞ」という次のシーンにはもう処刑は済んでいてすぐポールのプロファイリングが始まる。その時に犯行映像が一緒に流れるんだよ。特にカッコいいのが犯行映像とポールが一緒に写り行動を推測、行動をコピーするシーンだ。やはりいくらカッコよい2人でもウィレム・デフォーの演技と存在感の前では霞んでしまうのが現状。女装までやってディープキスまでかまして、すっかりこの映画で羽目を外したなオヤジ。 神父に懺悔をし吹っ切れたポールがマクナマス兄弟と秘密の結託関係を築くのはたまりません。 話は浅いです。だから好き嫌いが分かれる映画かなぁ~?とにかくカッコいいバイオレンス映画が好きな人には見て欲しいね。 兄弟の友だちのイタリアマフィアのパシリ、ロッコ(デビッド・デラ・ロッコ)にイライラしちゃったのは私だけ?ま、憎めないんだけどね。あまりの好きっぷりに結婚指輪を処刑人風にしちゃいました(笑)こちらです↓こーんなかっこいい兄弟が仲が良くて殺し屋…殺されたい…
2006年08月09日
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え~と、まず私はジャンヌ・ダルクって人を全く知りませんでした(何ぃ?!)何をした人で聖女やら英雄と呼ばれていたのも知りませんでしたわ。せいぜい火あぶりにされたことくらいでその原因も知らんかった。だからこの映画を見てやっと把握したんですな。ストーリーは1420年、フランスはイギリスの占領下だった。暗黒の戦乱時代に生まれた少女ジャンヌ(ジェーン・ヴァレンタイン)は英国軍に家族を殺され姉カトリーヌ(ジョアンヌ・グリーンウッド)がレイプされ殺される現場を目撃する。絶望の悲しみの中、神の声を聞く。 数年後、お告げ通りにジャンヌ(ミラ・ジョヴォヴィッチ)はロレーヌの乙女と名乗りシャルル陛下(ジョン・マルコヴィッチ)と接見。オルレアン解放を目指そうとするが…。 知っている人が見たらこんなのジャンヌ・ダルクじゃないとブーイングがあったそうで、そういう意味では知らんくて良かったかな?と思いやす。 ともあれ波乱万丈な一生の設定ですなこのジャンヌさんは。姉の死姦されているシーンを目撃しちゃうなんてトラウマに残るぜ。そりゃ目がイっちゃうって。教会での怒りの告解は幼い役者ながらジーンとさせられた。 感嘆すべきはミラ・ジョヴォヴィッチ。思い甲冑に風で翻る旗を片手に持ち乗馬してんだもん。精力と根性入ってます。ただヒステリックに喚くシーンが目に付きすぎたかな?誰かに似ているなぁ~と思ったら「ボーイズ・ドント・クライ」のヒラリー・スワンクだ。 静かに熱い視線でジャンヌを見守る弓兵ジャン(デズモンド・ハリントン)がいいです。うっとり!でも、それ以上に乙女心に火をつけやがったのがジル(ヴァンサン・カッセル)!サイコ~!めちゃかっけ~!矢からジャンヌを助けたシーンなどやさぐれてるのにめちゃ渋い行動!抱いてくれ! ところでカルヴァン破(でかい鉄球)に当たっている人…死んでいないか?戦シーンはド迫力。かなりのエキストラを上手い具合にカメラに収めている。 驚いたのはマルコヴィッチ。髪の毛が!つうかヅラが違和感ありまくり。他にシャルルの義母役ヨランダにフェイ・ダナウェイが魔女のような存在感で出演。ジャンヌと彼女の良心(ダスティン・ホフマン)との葛藤のような対話が見物だ。↓この映画でのジャンヌ・ダルクは確かに聖女からは程遠いかも
2006年08月09日
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