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親の思い通りに子供を育てないことこそ最良の子育てカエルの子はカエルで、親にできなかったことは子供にもできません。自分ができないことを、子供にやらせようというのはとんでもないことです。でも、自分はカエルなのに、サラブレッドにしようとか、鷹にしようと思う親が多く、そこに子供の不安や悲劇がおきます。「お父さんを見習ってはダメよ」と子供に言うお母さんもいるが、あなたはお父さんを選んで結婚し、お父さんの子供も産んだはずです。そんなお父さんを何時も否定しているようでは、あなた自身も失敗人生で楽しくないし、子供もお父さんを尊敬するはずがありません。自分たちのできなかった夢を託された子供もいい迷惑です。カエルの子はカエルで、自分のできなかったことが自分の子供にできるわけがないと思って、その子のあるがままに育てることです。そうすれば、子供はもっとノビノビし、家庭も明るくなること受け合いです。
2015.06.30
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人生は 努力するものではなく 楽しむためのものAさんは、他人の何倍も働き、努力してきたお陰で、会社も大きくし、商工会の役員もやり、財産も名誉や地位も充分に手に入れ、「人より頑張り、努力もした。胸を張って成功したと言える人生だ」と満足していました。そのAさんが亡くなって三途の川の畔まで来ると、番人に「あなたの人生について聞くがいいか」と聞かれ、社長は「沢山のことをやり、自慢できることが多い人生だった」と誇らしい気持ちで質問を待ちました。すると、「それでは聞く。人生を、どれほど楽しんできたか」と聞かれ、彼は絶句して答えられませんでした。 人生を楽しもうと思ったことはなかったし、楽しんだこともなかったからです。彼は自分に厳しく生きてきた分、周りの人にも常に厳しく当たってきました。従業員をどなりつけ、家族に対しても厳しかった。「楽しむ」という概念は、彼の人生にはありませんでした。
2015.06.29
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人は皆 変えられないもので悩んでいる変えられるものは自分だけ 悩むのではなく自分を変えよ例え相手の過ちが90%で自分の過ちが10%としても、相手を変えようとしたところで思うようにはなりません。ところが、自分自身の10%からは、とても大事なことを学ぶことができます。ビジネスの世界でも、成功要因の90%は自分たちのコントロール外です。他人のせいにしている限り、自分は何も変えなくても良いから楽です。だが、人には人の考えや価値観があり、あなたの思うようには変わってくれません。悩んでいるときや他人とうまくいかない時の現実的な解決方法は、今までの自分をガラリと変えるとか、全く新しいことに挑戦して、自ら活路を開いていくしかありません。自分を変えるには、いいと思ったことを一つだけでいいから、今日、只今から、徹底的にやってみることです。「明日から」と思ったら、まず実行されることはありません。なぜなら、「明日」と言う日は永遠にあるからです。
2015.06.28
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成功の反対は何もしないこと成功者と失敗者の違いは、人生には過去も未来もなく「いま、ここに」しかないのだと思って、いまをどれだけ本気に生きてきたか否かの違いだけだと思います。過去の苦労経験を思い出して躊躇したり、失敗経験に懲りて「今度も失敗するかもしれない」と恐れて、何事にも消極的で踏み出せない人がいます。まだ来もしない未来のことをあれこれと考えて取り越し苦労をし、つい消極的になってしまう人もいます。この両者とも、いまを100%真剣に生きているとはいえません。それでは、失敗もない代わりに成功するチャンスもありません。いくら素晴らしいことを思いついたとしても、一歩を踏み出さなければどうにもなりません。「毎日やること」を決めて、それを「きちんとやる」ことでしか道は拓けません。何かをすれば失敗することも成功することもあるが、何もしなかったら成功もありません。
2015.06.27
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死んで天国に行くのではなくいま生きているこのときが天国なんだよ太陽の恵みの下、働いて、日々の糧に感謝する。 聖フランチェスコの教え私たちの住んでいるこの世は、お釈迦様が四苦八苦の世界であると言ったように、辛いことがいっぱいあります。そこで、せめてあの世に逝ったら極楽に行きたいと願います。でも、あるかどうか分からないあの世に期待するのではなく、現世こそ天国にすることが大切です。こんな例え話があります。大きさも、入浴している人数も同じ二つの風呂場があります。一方では、一人ひとりが勝手気ままに湯をかけ、タオルを使い、やれ湯がかかったの、手が当たったのともめ事が絶えません。もう一方では、皆が輪になって和気あいあいと前の人の背中を流しています。自分のことしか考えない人ばかりで喧嘩や言い争いが絶えない前者が地獄で、他人のことを思いやり楽しく過ごしている後者が極楽という訳です。この世こそ、誰もが明るく、楽しく、自分らしく、助け合って共存共栄していける極楽にしたいものです。
2015.06.26
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やって見せて 言って聞かせて やらせて見てほめてやらねば 人は動かず 「山本五十六語録」 B・ハイマン博士が学習効果を調べた結果、「聞いたこと」は10%、「見たこと」は20%、「見て聴いたこと」は50%、「実際にやったこと」は70%の効果がありました。また、ミネソタ大学リサーチセンターの調査によれば、ビジュアルによる説明は、そうでない場合よりも43%も説得力が高まるというデータもあります。いくら口で言って聞かせても、最大4分の1しか伝わらないうえに、1時間たてば50%、1日たてば70%、1カ月間たてば90%は忘れてしまうのが人間です。昔から、「やってみせ、やらせてみて、ほめてやる」ことが大切だというように、相手の視覚に訴え、一緒にやりながら教えることの大切さがよくわかります。もう一つ大切なことは、やり方だけでなく、「なぜ」そのようなことをする必要があるのかという理由(目的)を教えることです。すると、応用が利くようになります。
2015.06.25
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メモしないでも覚えているような思いつきは大したものではないメモしないと忘れてしまうような着想こそが貴重なのです 福井謙一 日本マグドナルドの藤田田さんはメモ魔で、何時でも何処でも、割り箸の袋だろうがマッチの箱だろうが手近な物にメモし、そのメモを毎日見直す。さらに、一週間分をまとめて整理して見直し点検するそうです。天才的発明家だったトーマス・エジソンは、読書家であると同時にメモ魔だった。読んだ本の要点はもちろん、見聞したことを、その場でポケットに入れた黄表紙のノートに書き付けた。彼が亡くなったとき、びっしりとメモで埋まった3400冊のノートが発見されました。飽くことのない情報収集で絶えず頭脳を刺激し続けたこの偉大な発明家は、「天才は、1%の閃きと99%の汗から成り立っている」という名句を遺しました。メモしないと忘れてしまうような何気ない情報を体系的に眺め直し、そこから深く考えてみると、人が気づかなかった独創的な着想が生まれる可能性が高まります。
2015.06.23
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変えるにはリスクが伴う変えなければより大きなリスクが伴う ジョン・ヤング(宇宙飛行士)1982年当時シチズン常務だった榊原忠幸さんは、「時代の変化は早い。今のままでは、当社の主力である中低価格品は在庫の山になってしまう。完成品にこだわらずに、生産技術力を生かしてモジュールを大量生産して外販し、コストを下げなければ生き残れない」と主張したが、役員会では「お前はシチズン・ブランドを潰す気か。いや、会社そのものが危なくなるかもしれない。敵に塩を送ろうとする奴は会社の敵だ」とまで言われ、針の筵に座る思いだった。だが、他社に先行したお陰でモジュールも完成品も高収益を確保できるようになった。あらゆる業界で大変な構造変革の波が起きているが、亀のように首を縮めて行動を起こさなければ衰退する一方です。変革の時代には、何もせずにじっと我慢することは相対的衰退を意味し、下りのエスカレーターに立ち止まっているようなもので、最大のリスクになります。
2015.06.23
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学問を知っている人は学問を愛する人に及ばない学問を愛する人は学問を楽しむ人に及ばない 江崎玲於奈 「よく知る人も、好きな人にはかなわない。好きな人も、それを楽しむ人にはかなわない」と昔から言われるが、これは何事にも当てはまります。趣味は楽しいが仕事は苦痛だと言う人が多いが、両者が一致して初めて本当によい仕事ができるように思います。どんな世界でも、本当に優秀な人は両者が一致し、厳しい中にもそのことを自ら楽しんでいます。仕事や学問を楽しむためには、基礎技術をマスターすることが前提です。ゴルフでいえば、イメージ通りにボールを飛ばすことができ、思ったようにボールを止めることができて初めてプレーの快感が生まれます。本当に仕事を楽しむためには、単なる素質だけではダメで、その前に人の何倍もの努力と鍛錬が必要です。それを嫌った人は真のプレーヤー(楽しむ人)にはなれず、仕事を苦痛だと感じるワーカーに甘んじるしかありません。
2015.06.22
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この世で成功する人とは立ち上がって、自分が望むような状況を探し回りもし見つからなければ、それをつくり出す人だ。バーナード・ショー渡辺和子さんは結婚して渡欧し、夫が「女も外に出なければ」と言うので、お稽古感覚で帽子の学校に通い始めたところ、感覚がいいと褒められた。次にウイーン工芸大学舞台衣装科の学生になったが、そこでも認められてザルツブルク音楽祭で実習の機会が与えられた。そのとき、ドイツの著名な女性舞台衣装家の目にとまり、熱心に誘われてベルリンに出た。舞台衣装で独り立ちした後、「衣装だけでは高額なギャラが払えないから、舞台美術もお願いしたい」と言われ、舞台美術も手掛けることになった。彼女の舞台空間は、お茶やお花の影響からか簡素で評判になったが、ドイツの役者たちはシンプル過ぎて戸惑った。演出家の横に座って説明しているうちに、自分でやった方が早いと演出家も兼ねるようになった。言葉も分からずに渡欧して30年、場を得て自分でも気づかなかった才能が花開いて著名な演出家になった。
2015.06.21
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創造的プロセスとは引き算である。選択し、フィルターをかけ、編集すること。大理石から引き算して作品にする彫刻のように不必要なものを取り去り本質に焦点を当て、重要なものだけを残す。捨てるものと残すもののバランスが大切 アレクサンダー・ゲルマン素晴らしい木彫を見ているとよくわかるが、その木の持つ良さを最大限に引き出したとき、素晴らしい彫刻になります。情報の扱いやアイデアも同じです。思考には情報が大切だが、膨大なデータを集めて自己満足をしているだけでは意味がありません。データ処理で大切なことは、勇気を持って捨てることです。本当に大切な情報だけを残して統合し、「なぜ」を深く追究していくと、極めて簡潔かつ的確な本質が見えてきます。野村監督は「僕が収集している情報は膨大で大変難しいが、その情報と格闘しながら分析し統合していくと、その向こうにズバリこれだという易しいものが出てくる。そうやって簡潔なデータにして徹底的に頭にたたき込む作業をし終えたら、今度はスパッと捨てる。後はあれこれ考えない。感性を鋭くして、感じたままに行動する。その結果の積み重ねが勝利につながっていく」と言う。
2015.06.20
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フォローもアゲインストも同じ風風が自分が向かう方向に吹くときは順風と呼んで喜び、自分が向かおうとする方向から吹いてくるときは逆風と言って不利を嘆くのが私たちです。風自身に順風、逆風があるのではなく、同じ風なのに、自分の都合で、順風にも逆風にもなります。運、不運も同じです。でも、風向きは全く予測が付かないものではありません。三国志赤壁の戦いのように、よく気象を調べ、自分にとって有利な風をつかまえる見込みを立てた上で(時を読む)行動を起こせば、孫権・劉備軍のように風を見方につけることができます。逆に時を逸すれば、曹操のように敗れます。運、不運も同じで、偶然の巡り合わせを必然に変える準備を怠ってはなりません。目の前のことに一生懸命に取り組んでスキルを磨いていると、自然と福の神が近寄ってきます。自然に任せ、なるに任せ、運命にゆだねるだけでは、道は拓けては来ません。
2015.06.19
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喜びを人に分かつと喜びは二倍になり苦しみを人に分かつと苦しみは半分になる ティートゲ(ドイツの詩人)マラソンの増田明美さんが駅伝に出場して優勝したとき、インタビューで「マラソンに比べて、今日の優勝は?」と問われ、「はい、9人で走りましたので、喜びも9倍です」と答えていました。人と共有の目標を達成できれば、喜びが喜びを呼び、喜びは一人の時よりも何倍も大きなものになります。苦しい時に傍にいてくれる人がいれば辛さも緩和され、人に悩みを聞いてもらうだけ気持ちが楽になります。人と問題を共有し、協力し合えば負担は軽くなります幸せを分けあえる相手がいる人は幸せです。苦しみを共にしてくれる人がいる人もまた幸せです。幸せな時には、人に幸せを分けることを考えてみる。身近に不幸な人がいる時には、共に苦しんであげることを考えてみる。このようなことができるようになれたら、あなたの人生は何倍も素適なものになるはずです。
2015.06.18
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失敗したって生きていられる安定に慣れると、チャレンジして失敗することを恐れるようになります。動物は失敗すると直ちに死につながることが多いが、私たちは失敗しても命を失うことはありません。だから、失敗を恐れて何もせずに後悔するよりも、自分を信じてやってみることです。失敗したとしても、悔し涙の中から何かを掴み、再チャレンジすればいいのです。見栄とかプライドなどから自由でありさえすれば、何度でも自分の人生に立ち向かっていけます。100回試みて99回失敗したとしても、例え1%でも成功したということは、成功確率を高めていく可能性があるということだし、それが大ホームランということもあります。こう考えれば勇気が湧くし、希望も生まれます。99回の失敗に力を落として再挑戦を止めてしまえば、それは完全な失敗となります。チャレンジすることを止めれば、後は衰退への道を転がり落ちるだけです。やれなかったことを後悔するよりも、やらなかったことを後悔したいものです。
2015.06.17
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今の自分の状況は良くも悪くもすべて自分自身が引き寄せた結果にすぎない離婚して子供を抱えて働いている女性が、「なぜ私がこんな目にあうの」と憎しみや悲しみで一杯で、落ちこんだ日には日記に「自分はいかに不幸か」を書き綴ってストレス発散の場にしていました。そして、それを読み返して、またブルーな気持になるという悪循環にはまっていました。あるとき、心機一転、些細なことで良いから、楽しかったこと、嬉しかったことだけを書くことにしました。それを1年ほどたって読み返してみると、どれほど多くの幸せに囲まれているかに気づいたそうです。それを読めば、自然と笑顔にもなり善の循環も起きます。ある人は「許し、過去に生きるのを止め、人生で得られる最良の結果を期待しよう。望みは必ず叶うから」と言う。過去を振り返らず、今という瞬間を精一杯生きることです。人生を創るのは自分自身なのだから、「良いこと日記」をつけて、善の循環を引き起こし輝くことです。
2015.06.16
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世界を変えることができると 本気で信じている人たちこそが 本当に世界を変えているのです ハリウッドに「一流の人間は、一流と言われる前からすでに一流である」という格言があるが、彼らは有名になったから一流になったわけではありません。ずっと以前の無名な時代から、“自分にはできる”と信じて毎日を生きてきたからです。人生の大きな分かれ道での決断から、毎日の思考レベルに至るまでの無数の決断の積み重ねがそこにはあります。そんな毎日の積み重ねが、世界を変えることができるほどの大きな力をもたらします。 今から一流の振る舞いをする決意をするか、自分にはできないと思うかどうかの判断をする権利はあなたにあります。もしもあなたが、仕事や家庭やコミュニティなどでリーダーになりたければ、このことを忘れないでください。自分自身を導けず、会社や他人を導くことは不可能です。自分自身の人生のリーダーにすらなれずに、他人のリーダーになれるはずがありません。
2015.06.15
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日本老年学会での報告によれば、現在の高齢者は10~20年前に比べて5~10歳は若がえっているという。高齢になり歩行速度や握力が低下すると、認知症や脳卒中リスクが上昇する――そんな研究結果が、米国神経学会の公式サイトに発表された。(65歳以下は変化なし) また、『高齢者の歩行速度によってその後の生存の予測が可能である』と、米ピッツバーグ大学などのグループが発表した。地域在住の65歳以上の高齢者を対象とした、平均年齢73.5歳の集団(35000人)のデータを用いて歩行速 度と生存との関係を調べた。参加者(平均年齢73.5歳)の平均歩行速度は0.92m/秒(時速3.3km相当)であった。追跡期間は6〜21年間で1万7,528例が死亡。全体の5年生存率は84.8%,10年生存率は59.7%であった。解析の結果、すべての研究で歩行速度は生存率と有意な関係を示し,歩行速度が0.1m/秒(時速360m相当)速くなるごとに死亡リスクは12%低下した。2010年、海外で発表されたある研究結果30~55歳 (研究開始時) の女性1万3535人に対して、調査開始時と9年後に歩行速度を調査し、その時の歩行速度と70歳になった時の健康状態の関連(「サクセスフルエイジング達成率」=がんや糖尿病、心臓疾患や脳疾患などの大きな病気にかからずに、認知障害もなく健康な状態でいられる率を調べた。歩行速度が時速3.2km未満のゆっくり歩きの人を「1」とした場合、時速3.2~4.8kmの普通のスピードで歩く人は「1.9」倍、時速4.8km以上のやや早歩きで歩くことができる人に至っては「2.68」倍つまり、速く歩くことができる人は、健康寿命が長いといえるのです。共同生活をしている65歳以上の男女3万4485名を6~21年間追跡調査した海外のデータでも65歳の男性を例にとると、秒速1.6m (時速5.76km) で歩行する人の平均寿命は95歳以上秒速0.8m (時速2.88km) の人は約80歳秒速0.2m (時速0.72km) の人の平均寿命は約74歳この傾向は男女ともに共通しており、歩行速度と平均寿命は比例しているという結果が導き出されている。「運動不足」のグループの大腸がんのリスクは、「平均運動量」のグループと比べると2倍以上、「積極的に運動」をするグループと比べると、リスクは約4倍になるという。歩くことで便秘状態が改善され、老廃物が腸内にとどまらないため大腸がんのリスクが低くなるということが、理由として考えられています。1日30分以上、1週間合計2時間以上の早歩きを行うと、善玉コレステロールが増えるという調査結果もある。1週間に3~5時間歩く人は、1時間未満しか歩かない人に比べて、乳がんによる死亡率が50%低くなる。長時間の早歩きをすることは、健康で長生きをするために必要なものなのです。◆どんな歩き方がいいのでしょうか。有酸素運動特有の効果が得られる「早歩き」です。ゆっくりと歩いているだけでは、足を引き上げるのに必要な太ももの筋肉や体幹部が使われていないからです。中高年を過ぎてこれらの筋力が低下してしまうと、足が上がらなくなって転倒しやすくなります。そのため、若いうちから早歩きをする習慣を作ることが重要です。早歩きをするときの理想的な歩幅は、身長×0.45といわれています。身長150cmの人の理想的歩幅は約67cm、155cmの人は約70cm、160cmの人は約72cm、170cmの人は約76cmです。普段の歩幅にあと10~15cm広げるつもりの、「やや大股」で歩くのがいいでしょう。一回につき30分以上の持続性の運動を週に3 回以上おこなうのがよいと考えられています。 持続性運動としては、速歩、ジョギング、水泳、自転車などがあげられます。30分連続して歩いても、10分を3回に分けて歩いても、体脂肪量の減少率に関しては変わらないという結果が出ています。運動は連続して行っても小分けにしても、体脂肪量を減らすのには影響がないということです。歩く速さや歩幅をチェックするには、通勤や買い物などでいつも同じ場所に行くときに、歩数と時間を確認するのがわかりやすい方法です。数年前に比べて時間がかかっているようなら、筋肉量がダウンしたりするなどの理由で歩行速度が落ちていることが考えられます。また、所要時間があまり変わらなくても、歩数が増えている場合には注意が必要です。もちろん、歩幅が狭くなっているから歩数が増えてしまっているのです。歩く速さも歩幅も、意識するだけで改善できるので、今日からスタートしましょう。全部を早歩きにするのではなく、途中に大股の早歩きを数分間入れるなど、体に無理のない程度からスタートするのが長続きのコツです。
2015.06.14
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学校の成績と社会に出てからの成功度とは別物人はナットやボルトのような規格品であってはつまらない 南部陽一郎学校の成績は暗記力が中心で、考える力とは別物です。ノーベル賞学者下村脩さんは、「オワンクラゲの発光の秘密の解明について自信があったわけでもなく、学位を取ろうと思ったわけでもなく、やれるところまでやるという考えだった。僕はチャンとした型にはまった有機化学の教育を受けていないアマチュア化学者だが、そこが強みでもある。ほとんどが独創で、自分で考え出した。先生から教えられていないから、先入観も最小限なので良かった。一番、信頼でき安心できるのは自分で考えること。人の意見を聞くと、それが間違っていても、考慮しないわけにはいかない。だから、学会に行くのが大嫌いだった。学会では、誰かがアドバイスをしてくれる。親切だけど、あまり良いアドバイスをもらったことはない。“もうこれ以上のことはない”と納得するまで、最善を求めてトコトン考え抜くことが大切です」と言う。
2015.06.14
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余命が限られるなら自宅で最期を迎えたいという人は約8割いるが(自宅で亡くなった人の割合は地域差も大きいが、全国平均はここ数年13%以下)、在宅療養が実現可能と考える人は2割にすぎません。それは、家族の負担や、病状が急変した時の不安を考えるからです。◆ところで、病院から家に帰ると、なぜか人は穏やかな顔になります。それは、病院はストレス空間だからです。何故かといえば、医者も看護師も忙しくて、患者一人ひとりとゆっくり話をできないから心が通わない。すると、ストレスがたまるから、夜も眠れず、痛みもとれない。治療して治るならそれも辛抱できるが、治らないとわかれば病院は地獄です。家に帰ると顔が穏やかになるのは、ストレスが消えるからです。精神科医香山リカさんは、お父さん(82歳)が外科処置を受けたがうまくいかず、命の期限が見えているのに延命処置を繰り返すことに疑問を抱き、自宅に連れ帰った。その状態での医療行為の中止と退院は死を意味するが、無理に何日か延命するよりも、住み慣れた我が家で自然の経過でその時を迎えたほうがいいのではと考えたからだ。家に帰って、管や機械からすべて解放すると、こわばっていた表情が一瞬のうちに穏やかになり、点滴などで水膨れしていた顔や手もすっきりしてきた。「家のベッドよ」と声を掛けると涙をスッと流したお父さんは、それから半日家族のおしゃべりや調理の音などを聞きながら眠り、その夜本当に静かに息を止めたという。岐阜市内で在宅診療をしている小笠原文雄さんは、「安気に元気に最後まで元気に生きる」をモットーに、「在宅で死に逝く人は、安らか・大らかは当たり前。さらに朗らかでなければならない」と宣言する。元々は市民病院の内科長だったが、過労とストレスで網膜剥離になり、退職して開業した。ボチボチを信条に診察は月水金だけで、往診は半径1キロ以内に限って仕方なく引き受けた。あるとき、癌で在宅療養していた患者を看取ったことから、「人間とはこんなに穏やかに死ねるものなのか」とカルチャーショックを受け、在宅はいいのかもしれないと思った。それが、今では確信に変わったという。◆在宅に対する誤った先入観1.在宅診療医は医療技術が低いから末期がんの痛みは在宅では取れない在宅緩和ケアの場合の緩和とは、痛みや苦しみを和らげることだが、看護師が手や足のマッサージをし、医者は手を握って気を送るだけで痛みが取れ笑顔になるという。笑顔になればモルヒネが減る。小笠原医師は、「人と人とが関わることで暖かいものが生まれ、生きる希望が湧いてくるのが本当のケア。それには、介護する者が自ら癒やされないといけない。疲れた顔では駄目です。そんな心が通うケアは大きな病院では期待できない」という。実際、病院では何時も不安そうにしていた患者が、3日間の試験外泊をして帰ってきたら、患者が落ち着いて笑顔で話すだけでなく、痛みもなく薬の量も減って、看護師はまるで奇跡を見るようにビックリしたと言う。2.容態が急変したら在宅で対処できるか不安だ東京都世田谷区では、ケアコールと言う端末機が貸し出され、ボタンを押すだけで何時でも介護事業所のオペレーターと話しができ、必要に応じてヘルパーを派遣してもらうことのできる仕組みがある。利用者は高齢者夫婦と独居で全体の7割を占めるという。利用者は、「何かあったらどうしようと、何時も不安だったが、呼べば何時でも来てくれるので、精神的にすごく楽になりました」と言い、「このサービスがなかったら施設に入るしかなかった」とか「これなら家族に迷惑を掛けなくて済む」と喜ばれている。まだ完全でなく試行錯誤の段階だが、これが普及すれば不安も解消するだろう。3.単身者には無理だ小笠原医師が現在訪問介護を引き受けている患者は約160名で、そのうち単身者が23名もいるという。6名の看護師が交代で待機しているが、それほど大変ではないそうです。容態の予測がコツだともいう。在宅とは、自分の死に際くらいは自由でありたいと願う人にとって、その思いを実現する手段であり、住み慣れた我が家は最後まで人間らしく生を全うできる場所なのです。東京圏では病院や介護施設が足りなくなるので、地方移住を促進すべきだという「現代版姥捨て山」提案がなされたが、もっと在宅療養の不安を解消する仕組みつくりこそ大切なのではないでしょうか?◇この項は、これで終わります。
2015.06.13
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狂った物差しに縛られる生き方はもうやめて自分なりのきっちりとした物差しを一人ひとりが持つ必要がある生きる意味とか生き甲斐というようなモノには、これが正解という答えはありません。ところが、世間の物差しは、お金持ちが良いとか、健康が良いとか言います。だが、お金持ちになるのが成功で立派な生き方というのであれば、名もなく貧しく美しいだけの生き方は不幸せということになります。健康で長生きが幸せだとすれば、病気の人や早死にした人は、それだけで不幸ということになります。何が幸せかは、自分の価値観できめればいいことで、他人がとやかく言うことではありません。ひろさちやさんは、「船が航海するときには羅針盤が欠かせない。この先どう進んで良いかわからない今こそ、自分で価値判断をしていくための羅針盤が必要だが、その一つが仏教書である。仏の物差しは寸分も狂いのない物差しかというと、それはちょっと違う。むしろ、目盛りのない、測らない物差しというのが相応しい」と言う。
2015.06.13
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糖尿病と癌について◆糖尿病 成人男性の16.2%、女性の9.2%が糖尿病に罹り予備軍となれば2千万人を越える糖尿病で最も恐ろしいのが合併症で、神経障害、網膜障害、腎障害が三大合併症です。・血糖値を上げるのは炭水化物だけ カロリーコントロールは神話で、ご飯を抜くだけで劇的に下がる。・アルコールは血糖値を下げ低血糖になる恐れがある ビール・日本酒は横ばい;その他は低下する・血糖値の上昇を抑えるには食後すぐに15分間程度ウオーキングをするだけで十分◆癌は遺伝しない 癌で遺伝するのは家族性乳がんや特殊な癌家系などごく一部で、生活習慣が代々引き継がれる結果(EX塩分を多くとる家系では胃癌になりやすい)と考えたほうが良い、と坪野吉孝東北大大学院教授は言う。・神経質な人ほど癌になりやすいも嘘で、最近の研究では性格と癌の関連性はありません。・「何を食べるか」よりも、「どれだけ食べるか」が大切で、カロリーの取りすぎによる肥満ががんのリスクを高め(特に、子宮体部癌・食道癌・膵臓癌・大腸癌・閉経後の乳房癌・腎臓癌)、カロリーを消費する運動が癌予防につながる(結腸癌・閉経後乳癌・子宮体部癌)ことが明らかになってきている。・野菜や果物は癌予防の万能薬と信じられていたが、予防効果が「おそらく確実なもの」なものとして野菜は口腔・咽頭・喉頭・食道・胃癌、果物は口腔・咽頭・喉頭・食道・肺・胃癌があげられています。・アルコールは、口腔・咽頭・喉頭・食道・大腸(男)・乳房(女)癌などが「確実」、肝臓・大腸(女)・癌が「おそらく確実」にリスクが高まる。・ベーターカロテンは癌の切り札のように言われていたが、近年では肺癌のリスクを「確実」に高めることもわかってきたので、多量のベーターカロテンのサプリを飲むとかえって肺癌リスクが増えてしまいます。世界がん研究基金・米国がん研究機関が推奨している10項目1.痩せにならない範囲で、できるだけ体重を減らす。2.毎日30分以上の運動(早歩き程度で十分)をする。3.高カロリーの食品を控えめにし、糖分を加えた飲料を避ける。4.色々な野菜・果物・全粒穀類・豆類などをバランスよく食べる。(野菜と果物は1日400グラム以上)5.肉類(鶏肉を除いた)を控えめ(週5百ℊ)にし、加工肉(ハム・ベーコン・ソーセージ等)は避ける。6.アルコール飲料は男2杯(日本酒約半合)、女1杯までにする。7.塩分の多い食品を控える8.癌予防の目的でサプリメントを使わない9.生後6か月までは母乳で育てる(母親の乳癌予防と子供の肥満防止の効果がある)10.治療後の癌体験者は、以上のことを継続実践する。
2015.06.12
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危機意識は憶病な人ほど持つ だから考える自分で憶病だと認めるのはなかなか難しいが、本当は憶病と緻密な考えとは背中合わせにあって、怖いからこそ有効な防衛策を真剣に考えるという側面があります。矢沢永吉さんは「芸能界で当たり前のように人が準じているルールに対しても、変だとレーダーが働く。それはキッと僕自身が臆病であるからだ。これからもずっと矢沢らしく歌って生きていきたいと願うから、それを拒むものに反応する。だから何時でも自分に質問を投げかけてきた。後悔はしていないか。今の僕は間違っていないか。その質問に、頭で理屈を考え、自分を納得させることが大事だ」と言うが、憶病自体は決して恥ずかしいことではありません。弱気になったとき、壁にぶつかったとき、どう対処するかが問題です。今の状況に対して絶えず恐れを持っている人の方が、精進に励み、素晴らしい境地を開いていくように思われます。
2015.06.12
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これからの残る人生を毎日寝巻で、病院食のようなものを食べて味気なく過ごすのか。残り少ない人生だけど、残存能力を生かしながら、楽しく毎日を送れるか。その違いは、終の棲家選びにあるように思います。だが、老人施設にもいろんな問題があるようです。 入居一時金一千万円以下、月利用料20万円以下の老人ホームに共通する実態は次のようなものだそうです。◆介護施設は終の棲家にはならない「ウチは看取りまで大丈夫です」と言われようと、それはセールストークに過ぎない。老人ホームで最後を迎えられる人は、積極的に取り組んでいる施設でも2割くらいがせいぜいという。夜中に突然心肺停止で亡くなるというケースを除けば、病院で死亡する人がほとんどです。終末ケアは非常に難しく、点滴(医者がその場にいないと看護師独自では違法)や疼痛緩和などの医療行為が伴う。自宅なら家族でもできるたん吸引さえままならないのが現状です。病院に入院しても、一か月以上入院していると施設側から退所を迫られることも多い。これは、入院すると介護保険法では介護報酬がゼロになるからです。そのまま部屋を空けておくと、その分ホームの収入が減ってしまうので、早く退所させて次の人を入れたいわけです。(入所の場合には、施設側は絶対に言わない)でも、一度出てしまうと次の施設を探すのは大変です。こんな場合には、「絶対に出ていかない。これ以上退所を迫るなら都道府県の福祉課に訴える」といえばいいそうです。介護保険法では、利用者の意思に反して退所を強制することは許されていません。(実際、私の姉も退所させられ、次の施設を探すのに甥が大変苦労した)◆施設に入っても家族には迷惑をかける「家族に迷惑を掛けたくないから」と言って施設に入る人もいるが、要介護状態になれば家族に迷惑を掛けないことなどありえません。必ず身元引受人として家族の関与が求められるし、通院や入院でも家族の協力や承諾が求められます。それだけでなく、衣類や物品の購入や、面会して入居者を元気づけるなど、その役割は大きい。とくに、認知症が悪化して徘徊や暴力、他人の部屋の物を持ってくる収集癖、被害妄想などの問題が起きると、病院受診や本人の説得など、家族の関与が求められます。私の姉を看取った甥も、何かあると電話がかかってきて、京都長岡京から三重の四日市まで車で毎週のように駆け付けていました。◆ホームの生活は禁固刑と同じ上げ膳下げ膳で食事の支度や家事をしなくてもいい、自由に気ままに暮らせると思うのは甘すぎます。当初は至れり尽くせりのサービスに感激するかもしれないが、入居して1カ月もたてば毎日が退屈で覇気も無くなってくる。いろんなレクレーションにしても、子供のすることのようなことばかりで興も乗らない。友達を作ろうにも、半数以上は認知症で、なかなか見つからない。すると、何もすることもなく部屋に籠るようになり、やがて食事量も減り、入浴もしなくなり、「生きていても仕方がない」とつぶやき始める人も多い。将来の安全・安心のために施設に入ったつもりが、いつしか自分の存在価値を失ってしまい、生き甲斐を失ってしまうのです。人間にとって、何もしなくていい自由は、生きる意味を失うことでもあり、死んだのも同然です。死ぬのを待つだけの終身禁固刑を我慢できるか否かは、あなたの価値観次第です。◆鋳型にはめたがる福祉関係者には非常に独善的な価値観を持っている人が少なくなく、自分の価値観を押し付けて鋳型にはめたがるということも、知っておくことです。例えば、髭を強制的に剃らされたり、食事量は人によって違うのに全部食べさせようとしたりと、入居者の違いや個性など尊重してもらえないと思ったほうが良いでしょう。それでは、生きている存在価値もありません。◇有料老人ホームを巡るトラブルで最も多いのが、『説明とサービス内容が違う』『そんな話は聞いていない』といった契約を巡るトラブルです。『言った・言わない』の話ではなく、契約書にどのように書かれているのかが基礎になります。 契約書等の重要書類については、何度もしっかり読み返し、わからないところには、印をつけるなどして、何度も確認することが必要です。読まずに契約し、後で大きなトラブルになっても、それはご家族やご本人の責任です。
2015.06.11
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渡水復渡水(水を渡りまた水を渡り)看花環看花(花を看てまた花を看て)春風紅上路(春風紅上の路)不覚到君家(覚えずして君が家に到る)中国明代の高啓が友人を訪ねたときに詠んだ詩だが、この詩をこよなく愛した永平寺七六世貫主秦恵玉禅師は「君というのは、実は阿弥陀様のことで、君家というのは阿弥陀様の膝の上、来世のこと。渡水看花とは、来世へと行く路の風景。死出の旅路の様子を詠ったもの」と言われたが、臨死体験者も言うように、死出の旅路は決して恐ろしくも寂しくもなく、この詩のようにウキウキしたものだと信ずることです。「死を恐れるな。恐れるのは死ではなくて、死の準備のないことだ」と松下幸之助さんも言われたが、死を考えるとは、実は生を考えることだということを忘れないでください。青春に胸ふくらます若人が、来るべき人生に備えていろいろと計画するのも、また死への準備にほかなりません。若人の生の謳歌は、無意識のうちによりよく死ぬために、よりよく生きようとする本能の表れともいえます。
2015.06.11
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介護施設不足が懸念される東京圏の高齢者の地方移住をなどという現代版姥捨て山的提言も出される今日、終の棲家選びも慎重を期す必要があります。「子供に負担を掛けたくない」と、住み慣れた自宅から、食事や見守りなどがついた高齢者住宅への住み替えを検討するシニアも増えているようだが、「こんなはずではなかった」と悔やむケースも増えています。 ◆有料老人ホームには、「介護付き」と「住宅型」があります。介護付きは、一定の設備や職員の配置(入居者3人に対して介護・介護職員を1人以上配置し、24時間体制で介護サービスを提供)を満たし、都道府県から「特定施設入居者生活介護」の受けた施設で、要介護者専用のホームが多い。このところ、自治体が介護費用を抑えるために新設を抑制している。住宅型は、介護が必要になったら、訪問介護やデイサービスなどの事業所と契約し、必要なサービスを自由に組み合わせて利用できるのが特徴です。このところ、自治体の規制のない住宅型が増え、玉石混合といえます。 ◆もう一つ、近年注目されているのが、高齢者専用賃貸住宅です。60歳以上のシニアのみを対象とし、原則25平方以上でトイレや洗面所などの設備を備える。食事や緊急時対応、介護などのサービスを提供する物件も増えています。入居時に高額な一時金が不要で、月額7万円程度が平均です。サービス付きで12,3万円程度です。普通の住宅と同じように、自由に暮らせるのも元気な人には魅力といえます。思わぬ落とし穴もあり、入居者募集のパンフレットに「要介護者向け」と書いてあっても、認知症による徘徊などの症状が出ると、「他の入居者に迷惑がかかる」という理由で退去を迫られる例が少なからず発生している。また、介護度が重度化すると、介護保険だけでは賄いきれず、介護費用が思いのほか高くつくこともある。実際、月30万円以上かかるケースもあります。この点は、住宅型有料老人ホームでも同じです。費用や外観だけでなく、風邪などで体調を崩した時の対応や、認知症など心身の変化にどの程度まで対応してくれるのか、それらに応じた職員体制が実際にあるのか・・・、などを見極める眼力も要求されます。胃ろうなどの手術を受けると、受け入れてくれる介護施設を見つけることも難しくなります。 ◆住宅を売って住み替えるには覚悟がいる住宅を売って、高額な一時金を払って有料老人ホームに入居したはいいが、事業主体の経営の悪化でホームの運営が成り立たなくなり、閉鎖されたり事業主体が替わったホームも沢山あります。事業主体が替わって、「サービス内容が低下した」「月額費用が値上げされた」という声も聞きます。そもそも、老人ホームのサービスは入居してみないとわからない面も多く、時間の経過とともに変わることも多いので注意が必要です。「思うようなサービスを受けられない」「他の入居者とそりがあわない」などと、退去せざるをえない例もあります。でも、新たな資金となると大変です。いざというときに戻れる家があれば、精神的なゆとりも違います。自宅の売却は慎重にすべきといえます。◆住宅を売却しないで住み替え資金を確保する方法に、銀行から持家を担保に銀行から資金を借り、死亡後に自宅を売却して返却するリバースモーゲージがあります。ところが、銀行は担保物件の評価を定期的に行い、評価が下がった場合には融資限度額を引き下げられ、その時点で差額の返済を求められます。この頃では、土地や家の相場が下落傾向にあり要注意といえます。また、融資年齢に年齢制限があり(80歳位までが多い)、これより長生きした場合は、その時点で借金を返済しなければなりません。元気なシニアの住み替え動機は様々だが、在宅サービスも充実しつつあるので、友達もいる住み慣れた環境に住むのが一番かもしれません。家の近くで、どんなサービスが受けられるのか情報収集を普段から心がけておくことです。
2015.06.10
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先生、聞いて下さい、僕らの悩みと焦りを。先生、話して下さい、あなたの青春の夢と希望を。先生、笑って下さい、教室の悪さを吹き飛ばして。先生、叱って下さい、僕らのサボリと不平を。先生、教えて下さい、人生の果てしない辛さと厳しさを。北海道のある中学生が卒業文集に書き残した詩若者たちが「勉強の意味・学校の意味・働く意味・生きる意味」などさまざまな人生の問題に悩んでいても、先生や大人のほとんどが的確に応えられないのが現状だと思います。いや、その前に耳を貸そうともしません。現代では、大人も子供も何らかの悩みを持っている人が多く、誰もが「聞いて」と訴えているのに、あなたは直ぐに忠告したり説教を始めたりしていませんか。私たちは、どうしても説教調、詰問調になりがちです。すると、子供(大人も同じだが)は反発します。人は、聞いてもらうだけで安心し、落ち着いてきます。まずは、相手が話しやすい環境を作り、相槌を打ちながら相手の話に耳を傾けることです。話しを聞いてもらっているうちに、ボヤッとしていたものがハッキリしてくることもあります。話をよく聞いてやり、その裏にある気持ちや努力を認めてやれば、子供は素直に育ちます。
2015.06.10
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老後の1か月にかかる二人の生活費は約27万円、それから受取年金額を引いた分が持ち出しになります。自分が生きると仮定した年齢との差を掛ければ、それが通常の場合の必要最低限の額になります。もしそれが2000万円とすれば、退職金や預貯金などの合計が4000万円あるとすれば、(病気や介護施設などに入る費用を考慮しなければ)2000万円は何かに使ってもよいことになります。◆さて、必要な額に満たない人が、手元の足りない額を資金にして投資などで増やそうとしがちです。しかし、現在では増えるよりも減るリスクが残念ながら高いといえます。例えば、ゆうちょ銀行が扱う投資信託でも、買った時よりも値下がりしているものがかなりあります。投資信託のセールストークに「長期的な視点で投資をすれbリスクは少ない」があるが、運用を任されるプロたちは三カ月から半年ごとに成績を査定されるので、先行き不透明な今日、長い目で考えて運用しているプロなどいません。特に気を付けて欲しいのは、退職金を持って金融機関や証券会社などの窓口に行くことです。これは、カモがネギを背負っていくようなものです。窓口の彼らは営業マンで、彼らにもノルマがあり、最も高い手数料が入る商品を売りつけられる危険性があります。自ら運用するにしても、今の時代の投資は博打のようなもので、基礎知識や情報も少ない素人が勝てる(儲かる)はずがありません。株に投資して下落するだけならまだしも、倒産に見舞われて紙くずと化す危険性も高い時代です。短期的に儲かることがあっても、長い目で観れば減る確率のほうが高いといえます。 ◆「マンションオーナーになれば高利回りで安定収入が得られる」などという宣伝文句があるが、税金対策が必要な資産家以外が手を出すべきものではありません。つい家賃という毎月の安定収入に魅力を感じがちだが、下手すれば毎月の持ち出しで青息吐息になる可能性が高いといえます。今日は、少子高齢化による人口減少もあり、土地余り、家余りの時代で、マンションなどがいつも満室などということはまずあり得ません。むしろ、これからは借り手がつかずに維持管理費の持ち出しだけでなく、昔と違って資産価値も年々下落する時代です。ローンを組んで買えば、ローンの返済金に追われるのがオチです。◆もしもの時のために保険に入る人も多いが、これも良く考える必要があります。 医療保障型 公的な健康保険で足りない分だけを補えばいい 健康保険に加入していれば、高額医療費制度で、半年入院しても医療費は40万円程度です。 不安なら、入院1日につき1万円くらいの掛け捨ての医療保険がお勧め。 癌など特定保障ではなく、終身保険の終身払いで、全ての入院をカバーするタイプが安い。 死亡保障型 自分が死んだら誰が経済的に困るのか、そのために幾らの保障が必要かを考えて入ること。 住宅ローンは団体保険に加入しているので考えなくてもよいし、遺族厚生年金が15万位入る。 まだ子供の教育資金が必要な場合のみでいいのではと思われます。 貯蓄保障型 運用利回りが低く、保険で貯蓄するメリットはない。◆年金受給を遅らせるのも一つの手です。基礎年金は65歳から支給されるが、60歳から70歳までの間なら、1年刻みで受給開始できます。前倒しで60歳から受給する場合は通常より30%減額になるが、70歳からにすると42%増額される。損益分岐点は、77歳までに亡くなれば60歳受給が有利、82歳以上生きそうなら70歳受給が有利です。自分が短命と思えば前倒しもいいが、長寿の家系なら後ろ倒しを考慮するのもいいですね。人の寿命は予測不可能だが、健康で働ける間は働き、受給は先延ばしした方が生き甲斐も高まるのでは?投資や運用でキリキリするよりも、好きなことをしてノンビリと生きるほうが豊かな老後だと思いませんか?変な欲気を出して老後資金を奪い取られる人もいるが、欲がなければ詐欺などに引っかかることもありません。少欲知足で、今を楽しむことです。
2015.06.09
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人は無力だから群れるのではなく 群れるから無力なのだメダカや鰯のようにたんに群れるだけのチームは弱いが、優秀なリーダーの下に強い個性の持ち主が集い、しのぎを削る果たし合いの場のような雰囲気のチームは強い。リーダーが誰よりも汗を流し、弱音を漏らさず、自己犠牲を厭わぬことがチームの方向性を導き出します。孤独を怖がらないことです。人間は、ある意味では孤独な存在で、生まれるときも死ぬときも独りだし、大きな決断をする時も最後は自分独りの責任です。地位や責任が重くなればなるほど、自分の意思決定が多くの人に影響を及ぼすことになるので、責任の重さがズッシリと肩にのしかかり、孤独感も深まります。孤独になって自己を見つめていると、さまざまな疑念や不安がわいてきます。自己の能力に対する疑問や、理想と現実のギャップの大きさに、絶望感に打ちひしがれることもあります。だが、それに耐えなければひと角の人物にはなれません。
2015.06.09
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先週、病院の兄と在宅独り住まいの友を見舞って帰り、気になることを思いつくままに調べ、綴ってみました。その1 財産が少ないほど相続でもめることが多い 相続争いの7割以上は遺産5千万円以下のケースで起き、遺産額1千万以下の調停事件が平成20年で全体の27%もあり、その約10%は調停が成立せずに裁判(家事審判官による強制的解決)になっています。調停や審判になるのは、実際のごく一部で、その何倍ものもめ事が起きているはずです。遺言書を書くほどの財産もいないと思っている方も、遺言書を作成しておいたほうが後で遺された人が争わずに済みそうですね。大切な人たちへの最後のメッセージと思って、遺言書を書かれてはいかがですか。 ◆遺言書を遺した方が良い人1.法定相続人以外の者に財産を残したい場合2.子供がいない場合 法定相続人は兄弟姉妹・甥姪になる事が多く争いになるケースが多い3.財産の種類・量が多い(不動産が多数、証券、預貯金、ゴルフ会員権など財産が分散している)ケース。4.事業主が特定の人に事業を継承させたい場合 複数の相続人がいる場合、事業は相続人で分割されてしまい、事業を維持、存続することが困難になる。 築いた事業を承継させたいのであれば、遺言書で承継人を指名しておいた方が良い。5.相続人間が不和な場合 遺す側(被相続人)が遺言書で決めておいておく方が無難6.相続すべき親族がいない場合 推定相続人がいない場合は最終的には国庫に帰属してしまいます 生前お世話になった人にあげたい、慈善団体に寄付したいとお考えであれば遺言書を遺しておくことです。7.再婚した夫婦の場合 Ex相続人が義母と先妻の子と2人だと法定相続分は2分の1づつになり、子からすると後からきた義母が配偶者だからといって2分の1もらえることに納得できずもめがちです。それと、義母が亡くなったとき、同じお墓にいれるのかどうかも遺言しておくほうが良い。いわゆる連れ子など、親を異にする子供がいる場合ならなおさらお考えになっておいた方が良いでしょう。8.婚姻届を出していない夫婦の場合 いわゆる‘事実婚’や内縁の場合には法律上相続権はありません。お互いの愛に報いる為には、遺言書で事実上の配偶者である相手に「贈与」しておくべきでしょう。9.特定の子供に介護、援助をうけている場合 老後、世話になっている子供に少しでも多く相続させたいと思うことは自然なことだが、遺言がなければ遺産は子供たちに平等に分割されてしまいます。寄与分が認められるが、実際の介護に費やす時間・費用・労力と比べると十分ではありません。ですから、このような場合は、遺言書によつて実質的な平等をはかるべきではないでしょうか。10 最近多い番外例 ペットと暮らす方の心配の種は、自分が死んだ後の世話を誰がしてくれるのかです。 親族以外の人と話が決まっている場合でも、少し餌代代りを遺したければ書いておいたほうが良い。この他でも、生前共に生活し、老後の面倒も見た世帯(長男など)と、家を出て独立した世帯との争いは絶えません。面倒見た子供にしては、随分犠牲も払いよく面倒を見たと思っていても、老夫婦がたまに家を出た子の家に行って嫁の悪口を言ったりすることで、ずれが益々増幅されます。これ、結構多いですよ。ご注意!母を何年も介護した私の甥が、「嫁はいくら良く毎日尽くしても、たまにくる娘たちにかなわない」と嘆いていたことがあるが、毎日面倒見てくれる人にこそ感謝の気持ちを持つようにすることです。自分のちょっとした不徳のなせる業が、死んだ後の争いの種を蒔いていることを自覚することです。 法定相続分に対して、寄与分の配分もあるので弁護士にでも相談するといいでしょう。この頃では、介護費用を計算して、介護した人が他の兄弟に請求するケースも増えているようです。そうならないためには、遺言を残すことです。自筆証書遺言(所持者が家庭裁判所に検認の申し立てをすることが義務つけられている)よりも、公証人による公正証書遺言のほうが確かだが、前者の申し立て件数が年間1万2千件程度、後者で8万件程度です。年間の死者数(2014年約127万人)から言えば、ごく一部の人しか実行してないことがわかります。生前贈与は、後で介護を放棄されたりして悔やむケースもあるとのことですので、贈与される側に療養介護を尽くす旨の贈与契約書をつくっておく(負担付贈与・条件付贈与)ことです。そうすれば、解約できます。お勧めなのは「お任せ遺言」ともいえる相続分や遺産の分割方法を確かな第三者に委託する方法で、遺言者から委託を受けた第三者が、遺言者の死後、それまでの諸事情を勘案して、遺産の分け方を決めてくれる方法です。ただし、弁護士に依頼した場合は、遺産の2~3%くらいの支出は覚悟しておいてください。
2015.06.08
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災難も安樂も結局は一つの波 苦から逃げようとするから追いかけてくる安樂もしがみつくから苦が生じる直木賞作家山本一力さんは、先生から「辛いことから逃げてはダメ」言われた一言がいまも印象に残っているという。東京に出てきて新聞配達を始めたが、毎朝4時に起き、夜は夕刊を配ってという暮らしはきつく、もう眠くて起きていられない。販売店に住み込みなので仕事は休めず、学校の方は1日休み、2日休みとなった。ある日夕刊を配り終えて帰ってきたら担任の先生が来ていて、「私も朝4時に起きてみて、起きるだけでも大変なのに、あなたは毎日配りにも行っている。大変なことはわかったが、それを理由にして休む癖をつけたら、この先嫌なことがあったときに、何時もそこから逃げるような生き方をするようになる。だから学校を休んではダメよ」と言われて発憤したそうです。安楽なときも、それを失うまいとしてしがみつくと、そこから苦が生まれます。何事にも執着しないことです。
2015.06.08
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勧酒(于武陵) 勧君金屈巵 君に この金色の大きな杯を勧める満酌不須辞 なみなみと注いだこの酒 遠慮はしないでくれ花発多風雨 花が咲くと 雨が降ったり風が吹いたりするものだ人生足別離 人生に 別離はつきものだよ 井伏鱒二の訳 コノサカヅキヲ受ケテクレ ドウゾナミナミツガシテオクレ ハナニアラシノタトヘモアルゾ 「サヨナラ」ダケガ人生ダこの歳になると、親しい友との突然の別れがいつ来てもおかしくない。先日も高校時代の悪ガキ仲間が一人亡くなったが、もうたまに会ってもすぐに心と心が通じあえる友は少ない。友との置酒歓談、和顔愛語は至福のひと時、残り少ない今と言うこの時を大切にして生きていきたいと思う。昨夜も、週始めの小諸の友との献酒歓談を思い浮かべながらこの歌を口ずさんでいた。私が病む友と歓談すると、3,4カ月で亡くなることが多い。送り人が、私の役割か?癌の良いところは、2,3か月前まではかなりの人が普通の生活ができることです。人との別れの時は必ず来る。葬儀には出ないことが多いが(沢山の人の集まりは好きでない)、その前に、会いたき人には、心に浮かんだ時に会いにいき、酒を酌み交わして歓談しておくのが私の信条。男の別れに涙は不要。献酒歓談して、楽しい思い出を幾つ心の中に遺すことができるかだ。「いい思い出だけが残ること。それを成仏と言う」と京都法然院梶田貫主は前貫主から教えられたそうです。逝った人との、生前はどうしても断ち切れなかった様々なこだわりが、時の移ろいとともに少しずつほぐれてくる。直に向き合っていた時には解けなかった確執も少しずつ削ぎ落とされ、その人の良い面の思い出だけが残る。そういうかたちで亡き人のイメージが整ってくると、遺された人の心も安らいでくるという。その昔、「許すとは忘れることです」と教わったことがあるが、人間は良い面も悪い面も合わせ持っています。悪い面が洗い流されて、良い面だけが思い出に残る。わが友たちよ! 私の悪い面も早く忘れて成仏させてください。
2015.06.07
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面白き こともなき世を おもしろく 住みなすものは 心なりけり 高杉晋作日々の生活には、面白くないこと、納得のできないこと、辛いこと、悲しいこと、理不尽なことがたくさんあります。でも、毎日が面白くなければ、人間として生まれてきた甲斐がないと思います。心楽しくないときは、庭の梅が花をつけたら「おお、咲いたな」と喜ぶとか、なんでもないことに心を止めて嬉しがることです。高杉晋作は平素、「おれは父から、男子は決して困ったという言葉を吐くなと教えられた。どんなことでも周到に考え抜いた末に行動し、困らぬようにしておく。それでもなおかつ窮地に落ちた場合でも、“困った”とは言わない。“困った”と言った途端、人間は知恵も分別も出ないようになってしまう。そうなれば窮地が死地になる。活路が見いだせなくなってしまう。人間窮地に陥るのは良い。意外な方向に活路が見出されるからだ。だから俺は“困った”の一言は吐かない」と言っていたそうです。
2015.06.07
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子供たちの5つの願い認められたい 自由になりたい役に立ちたい 愛されたい褒められたい子育てで一番大切なことは、子供の心に自己肯定感を育むことです。「自分は大切な人間だ」「存在価値があり、世の中や他の人にとって必要な人間だ」と思えることです。自己肯定感を持つ子供は、プラス思考で人生に対して意欲的に取り組んでいきます。自己肯定感が持てない子供は、常に自分を卑下しながら不安に囚われ、伸び伸びと生きることが難しく、重大犯罪も犯しがちなようです。高校生に対する調査でも、日本の子供は外国に比べて自己肯定感が極端に低いが、日本人には否定語が多いからだと思います。もっと褒め言葉を掛けたいものです。子供に必要なのは、お金では買えないものです。自分の子に楽をさせるのではなく、「人生は自分で立ち向かうものだ」ということを教えていかなければなりません。子供の悩みに親が答えを示す必要はなく、一緒に時間を使って考えていくことが大切です。
2015.06.06
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知識は文明を支えてきたが智慧は文化を創った知識と知恵がどう違うのかと言えば、知識人と智慧者とを思い浮かべてみてください。知識人というのは、人類が有史以来蓄えてきた過去の情報を沢山知っている人です。知恵者というのは、目の前の個々の事象に対して知識を応用して的確に対応できる人です。そんな生きた知恵は、幾ら知識だけを詰め込んでもダメです。・思考のための素材たる知識を身につけ、・それらから本質をつかみだし、・それを独自の視点で組み合わせて真理を導き出し・TPOに合った最適の特定解を創造し、・実際の場面で実践し検証する知恵は、そうやって実際の生活体験を通して磨かれていきます。生活体験のない単なる知識や、コンピューターなどに組み込まれたソフトでは、現実の新しい局面に応用することは不可能です。
2015.06.05
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魚は上手く泳げることに満足し猿は上手く木に登れることに満足し馬は速く走れることに満足することができれば誰もが楽しく幸せに生きることができる人間というものは、自分に備わったモノよりも他人の持っているモノを羨ましがるものです。自分で出来ることは自分にはとって当たり前だからあまり評価しないが、自分で上手にできないことを他の人が難無くするのを見ると「もう天才だ」と思ってしまいます。丁度、自分は魚なのに上手く木に登ることを望み、猿なのに速く走ることを望み、馬なのに上手に泳ぐことを望むように、他を見て無い物ねだりをしがちです。そこに、ストレスや苦が生まれます。逆に、それぞれが自分の才能を遺憾なく発揮することに満足することができれば、誰もが楽しく幸せに生きることができるはずです。一人ひとり皆違い、それぞれに素晴らしい特徴を持っているからこそ存在価値があります。人と同じになろうと思わず、人と違うことが大切なのです。その違いを磨いて、それぞれが補って楽しく生きていくのが人生です。◆病気見舞いを兼ねて、湘南・鎌倉・小諸・塩尻とまわって帰りました。また、よろしくお願いします。
2015.06.03
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