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『予告ですよ!』やっと仕事がおちついてきたので、ようやくの事ですが、2周年記念の企画を発表いたします。今回はちょいっとコスト(経費)が掛かってしまったので、オークションというスタイルを取りたいと思います。但し、これだけの日にちを掛け、皆様からお金を頂戴するには、そんじょそこいらの商品を持ってくる訳ではなく、「ほっほ~」という言葉や「なるほどね」なんて言葉が聞かれる商品を出品する予定です。(さすがに発売前の商品は各メーカー側から却下されましたが・・・)もちろん1円からスタートするので、末恐ろしい結果になるかもしれませんが、視聴者プレゼント的な意味合いも込めておりますので、乞うご期待くださいませ。詳しくは、次回辺りの日記にて。という事で、本来の日記の方に話を戻しましょう。まずは、情報から。業界筋で話題の「ドルチェ&ガッバーナ」。皆さんの知らないところでは、ライトブルーの争奪戦なんかが繰り広げられている訳なのですが、未だ新定価を知らない方が多いので、こちらをご覧ください。8月1日実施ライトブルー EDT25ml 5,355円ライトブルー EDT50ml 7,770円ライトブルー EDT100ml 9,870円プールオム EDT40ml 5,040円プールオム EDT75ml 6,720円以上上記でお気づきかもしれませんが、他のアイテムは???と思った方。鋭い!全て廃盤予定との事。プールフェム・By・マスキュリン・フェミニン・シシリーをお使いの方は至急買い溜め、もしくは新しい商品に移行する事をお奨めいたします。廃盤といえば・・・売れない商品では無いものの初っ端の華々しい誕生が夢のように思えるこちらの商品。生産終了との事で、だらだらと完売するまで、ネットショップでは売られつづけると思いますが一応記憶にとどめておいてください。完売といえば・・・という事で、既にメーカーでは完売してしまったこちらの商品をご紹介いたしましょう。本日ご紹介するのは、「エラミカオ ユージンゴールド」です。エラミカオ ユージンゴールド EDT50mlトップ:ピンクグレープフルーツ・ライチ・ネクタリンミドル:ホワイトローズ・スイレン・フリージアラスト:パリサンダルウッド・グレーアンバー・ホワイトムスク解説:ユージンメンを出した直後にゴールドが登場し、ちょっとタイミングが早すぎる気がしておりましたが、とある某ネットサイトに「香水の生産量としては極端に少ない世界で2万本、国内で3000本限定のユージン ゴールド」なんて書かれたもので、異様な速さでメーカー完売。ワンショット入荷とは怖いものです。7月の出張の際、香りを既にもらってきていたので、発売直前ですが、商品の説明をいたしますと、今回のゴールドはストーリー仕立て。どこかの文献か、それとも自作なのか分かりませんが、このような内容でした。「昔、ある小さな王国のお姫様が、敵国の王子に恋をしてしまい、2人は、金色に輝く満月の夜にだけ魔法の力をかりて蝶の姿となり会っていました。二人が待ち合わせしていたのが、一輪のホワイトローズ。その伝説からホワイトローズは恋を永遠にしてくれる花といわれています」ホワイトローズと蝶々の融合という意味ではあまりにも良くできた話という事は置いといて、ボトルの印象からすると煌びやかなゴールドの蝶々が上へ上へと舞い上がる姿が掘り込まれており、見た人に優雅さと、ちょびっとワイルドさを髣髴させます。続いて、香りの方はと言うと、トップから、ピンクグレープフルーツのフレッシュ感は抑え目に、ネクタイリン(不二家ネクターのような香り)の印象が強いのかなと言うイメージ。やがて、ホワイトローズのそれと分かる芳しい香りが広がり、木漏れ日のような優しさを残します。ラストはホワイトムスクの石鹸のような香りとトップから続く、瑞々しい甘さに翻弄され、エレガントで清潔感漂うイメージへと変身させてくれるでしょう。個人的には、ホワイトローズと言うよりはネクタリンのイメージが強いかなと言う印象。ただし、甘さが抑え目な方なので、アイラブNYやピーチシャーベットのようにクッキりしておらず、マイルドにまとめられているのは好印象。ラウラあたりと良い勝負はしそうな気がしましたね。たぶんメーカー側では、今ごろ「ストーリー仕立てが良かった」や「香りが良かった」などの反省の弁を述べている頃だと思いますが、単純にこれは先ほど述べた「3000本」と言う希少性がうまく打ち出せたのだと私は見ております。商品の香り付け自体は、当り障りの無い万人受けする方向性ですから、インパクトは薄いはずなのです。このような商品の場合、口コミかなんかで地味に売れていくのが常なのですが、あえて限定と言うことで区切ったのが成功の要因。限定品ですから、余計な販促コストも掛けず済むので、戦略的に良かったのだと思います。とまあ冷めた目線で商品を見てしまいましたが、これから商品を購入しようと考えている方は、価格的に底値(税抜き3,000円まで行くのかどうか・・・)と感じたら即時に決断した方がよいと思われます。安いお店から商品がなくなっていくと言う鉄則をお忘れなく。本日はここまで。
2006.07.26
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やっと通常業務の方の売り出しも終わり、張り詰めていた緊張感が緩和へと向かい、ちょっと遅い五月病にもなりつつある今日この頃、皆さん如何お過ごしでしょうか?商品を勉強する上で、私もたまにはファッション誌なんか目を通しますが、服などの着こなし、色の合わせ方、化粧の仕方(メイクの方ですがね)などの参考にはなると思いますが、私のように商品そのものに着目していると案外使えないモノなのです。それでもいち早く、商品の情報を見つけたかった昔は、愛読しておりましたが、今やインターネットで検索掛けた方が、ダイレクトに探す事ができるので、ここ最近本当に買わなくなってしまいましたね。という事で、雑誌にはまだ掲載されていない商品を含め、7月末から8月までの情報をさらっと書きますので、皆さん覚えておいてください。まず、7月28日発売 ジルカンチェエル ビューティーキス パープル EDP50ml 4,725円トップ:マリーゴールド・ブラックカラントミドル:ジャスミン・プラム・ラズベリー・ペアラスト:ホワイトウッド・シダーウッド・ムスク・バニラ ビューティーキス ローズ EDP50ml 4,725円トップ:マリーゴールド・レモン・グレープフルーツミドル:ジャスミン・ピーチ・ローズラスト:アンバー・シダーウッド・ムスクメモ:ビューティーキスシリーズから2つの新作が登場。ちょっと背伸びをした大人っぽい感じのパープルと、すっきり爽やかなフローラルが心地よいピンク。まずまず買い易い価格設定なので、普段使いに良いかもしれません。次は,7月29日発売 エラミカオユージンゴールド EDP50ml 5,775円トップ:ピンクグレープフルーツ・ライチ・ネクタリンミドル:ホワイトローズ・スイレン・フリージアラスト:パリサンダルウッド・グレーアンバー・ホワイトムスクメモ:「優雅に舞、可憐に踊る」という謳い文句で、んっ!?「蝶のように舞、蜂のように・・・」パクリか・・・。8月に目を移すと 8月1日発売 パリスヒルトンから ジャストミーフォーメン EDT50ml 5,250円メモ:リリース自体届いていないので、深くはコメントできませんが、某社打ち合わせの席では意外に悪くないとの事。簡素なボトルが今一つ好きになれないのは私だけでしょうか?8月9日発売 ナネットレポー シャンハイバタフライ EDP30ml 5,250円 50ml 7,980円トップ:レモン・マンダリン・アップル・スパイシーカーネーションミドル:スズラン・ガーデニア・ジャスミン・ローズラスト:オリエンタルリーブス・グリーンシダー・ムスク・サンダルウッドメモ:「もうだまされないぞ!」という合言葉を基に、取り扱いを見送る業者さんも多いとか。香りは万人受けしそうなのですがね・・・。8月12日発売 パルファムピンクパンサースティールスター EDP50ml 3,675円トップ:ベルガモット・マンダリン・レモン・カシスミドル:ヴァインヤードピーチ・ホワイトローズ・スターベリー・ライチラスト:シダーウッド・ホワイトアンバー・ムスク・サンダルウッドメモ:8月発売商品の中で、最も前評判が高いのはこちら。詳しくは次回あたりの日記にて。8月18日発売 ランコムイプノーズ EDP30ml 6,300円メモ:6月辺りから、バンバン直営で売られ始めており、新鮮味に掛けるこちらの商品。皆さんはもう既に香りを試しましたか?8月23日発売 ショパールインフィニメント EDT30ml 5,775円 50ml 7,770円メモ:画像はミニのモノを使っておりますが、フルボトルサイズは、背伸びしたようなひょろ長さ。正直、期待は・・・。8月26日発売 イヴサンローランヤングセクシーラブリー EDT30ml 5,775円 50ml 8,085円 75ml 9,345円トップ:ナシ・マンダリン・ブラックカラントミドル:チェリーブロッサム・マグノリア・ワインヤードピーチラスト:クリスタリンムスク・アンバー・シダーウッドメモ:8月26日発売は代理店の発売日。9月初旬に全世界発売となる為、ディスカウント流通はその時期か?詳しくは後報をお待ちください。で、今のところ発売日が決まっていない商品はというと・・・8月初旬発売 プラダテンダー EDP30ml 5,775円 50ml 8,925円 80ml 12,915円メモ:プラダ マンの発売が8月と書いたのは誤報でした。本当はこちらのテンダーが発売します。もちろん百貨店のみの流通なのですが「若干こ慣れた香りですが、プラダはプラダ」と某女性が言った言葉が印象的。8月中旬発売 サルヴァトーレ フェラガモインカント エッセンシャル EDT30ml 4,515円 50ml 6,825円メモ:最初に聞いていた話では、秋にF 冬にエッセンシャルとの話でしたが、いきなりの登場で少々ビツクリ。位置付けとしては「インカントチャームのメンズパターン」という事なので、男性陣は要チェックを。8月発売予定 ロベルトカバリサーバンタイン EDT30ml 5,775円 50ml 8,400円メモ:百貨店流通のみっぽいので、あまり触れても仕方がないのですが、お見知り置きを。9月1日発売 ニナリッチニナ EDT30ml 4,725円 50ml 7,245円 80ml 10,290円メモ:先日プレス発表があったので、今ごろ雑誌の方々は記事にしている頃だと思われますが、一足先に公開。今作は昔の「ニナ」のリバイバル版昔の方をご存知の方はマニアックですが、香りもパッケージも全く別物。往年のフローラルとは違い、ちょっと若々しいイメージがするとの事なので、ネームだけで飛びつかないように気をつけて下さい。と言う流れで、9月の秋冬商戦へと突入していく訳ですね。皆さんお分かりいただけましたでしょうか?そんなこんなで、ど~んと9月発売の商品まで飛ばしてご紹介しましょう。本日は3部作の完結編(ロードオブなんちゃらや、バックトゥーザなんちゃらみたいですが・・・)ブルガリ最新作「ローズエッセンシャル」です。 ブルガリ ローズエッセンシャル EDP50ml 10,395円トップ:オスマンローズ・バイオレット・ブラックベリーミドル:サンバックジャスミン・プレリュードローズ、ラスト:パチュリ・ムスク・サンダルウッド解説:ブルガリの新作最終夜にご紹介する商品は、プールファム=ジャスミンティベースと言うよりもローズの香りを前面に押出した今作品。官能・悦び・ミステリアスをコンセプトにラグジュアリー感を纏い、定価自体もパルファムの50mlなので「およよ」と価格が付いております。では、いったいどのような商品なのか、詳しく見ていきましょう。ボトル自体の形状は、プールファムと同様。ローズの花びらのように角度によって、オレンジやピンク、レッドなどに見えるプリズムのような発色が印象的です。続いて、香りはと言うと、トップからバラの芳しい香りが立ち込め、ベースに敷いてあるブラックベリーがほんのり甘く、奥行きを与えております。やがて、プールファムのそれと分かるジャスミンの清々しいツンとした香りに、これまたローズの香りが交じり合い、上品で官能的な大人の女性を演出してくれます。ラストはパチョリの香ばしさやムスクの石鹸っぽさが甘さを感じないローズの香りと共に広がることでしょう。全体的な香りの印象からすると、きびきびっと香りの変化が分かり易い印象を受けました。但し、ちょっとしたベトつき感やラストの篭ったような印象が「これがブルガリ?」って言う気もしましたね。この商品を語る上で、問題はコストパフォーマンス。上記のような定価が付いてしまうと、いくらディスカウントしても・・・と感慨深げになってしまいます。まぁ商品の性質上、贅沢を求める女性の為にみたいな感じなのでしょうが、50mlは大きすぎますよね。ということで、3部作を一気にご紹介いたしました。ブルガリの新作ですからね。老若男女問わず話題になりそうですが、まずは新作だからといって飛びつかないこと。ブランドにだまされず、じっくり香りを試してから、自分に合う・合わないを判断してからでも遅くは無いと思いますよ。「お金は大切に」と言う言葉を残しつつ本日はここまで。
2006.07.22
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先日、サッカーの中田選手が現役引退を決め、あっさりネットで発表。「あの若さで」と惜しむ声が聞かれますが、本人は決意は固そうですね。何処かのブログとは、大違いと言うことで、心が痛くなる想いを残しつつ、お疲れ様ですと一言贈りたいですね。前回の日記は皆さん楽しんでいただけたでしょうか?今週も日記を書く時間がそれ程あるわけではないので、早速、商品をご紹介いたします。本日の香水は「ブルガリ プールオム ソワール」です。 ブルガリ プールオム ソワール EDT 50ml 7,770円 100ml 10,290円トップ:ダージリンティー・ベルガモットミドル:パピルスウッドラスト:アンバー・ムスク解説:こちらも9月6日に代理店発売予定の商品ですが、同時にプールオム・プールオムエクストリームのBOXも上記のように変更します。ソワールの商品としての位置づけとしては、プールオムのリッチ版というイメージとの事。いったいどのようにリッチなのかと書きますと、ボトルに関しては、既存のボトルと一緒。小さな文字でSOIR(仏語:夜会・夜間興行・・・)と入っておりますが、正直、見づらいですね。BOXの方はと言うと、光沢のあるブラックのシルバーの組み合わせ。SOIRと言う言葉に相応しい紳士・貴公子のイメージです。続いて香りの方はと言うと、つけ始めは、苦味の効いたオリジナルのブールオムと分かる乾いた香りが立ち込め、次第に温かみのあるウッドの深みがトップの香りと交じり合い、更に、アンバーの官能的な香りがマスキュリンのそれとわかる深みへと誘ってくれます。つけた時の全体的な感想は、ブルガリブラックのような渋さとアグレッシブルさを感じ、時間が経った時の香りは、ツンとしたオリジナルの香りにムスクのしなやかさを感じました。高級感と言うよりは、男っぽさが目立った印象でしたが、皆さんはどのような感想をお持ちになるのか?書き込みしてくれたら嬉しいですね。正直、2ヶ月後に発売する商品を今ご紹介しても、皆さんの心に響かないような気はするのですが、話題作だけあって、何とかアースさんとかが、海外から持ってきそうですからね。特に男性人の方々。記憶に留めて置いてくださいな。本日はここまで。
2006.07.11
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前回の日記で書いたように、大ネタで勝負です。今回からブルガリ3部作シリーズをご紹介いたします。まず、全体的な流れから申しますと、この9月に「プールファム」ラインと「プールオム」ラインの新作が発売され、同時に、既存商品のパッケージの見直しを図り、大々的なキャンペーンを展開するとの事なのです。雑誌媒体にもたくさん露出しそうなので、ブルガリ熱が更に加速しそうですが、お店側の方々は、価格改定も同時に行なうので、8月~9月の店の在庫状況には気をつけておいた方が良いと思われますよ。ディスカウント率の悪くなる要素としては、単純に市場の供給量が少なくなれば、OFF率が悪くなり、逆に、供給過多であればOFF率が良くなるものであります。通例として、1.パッケージ変更に伴う、旧商品の在庫放出。2.定価変更に伴う、旧在庫の放出。3.需要不足による在庫の放出などがOFF率を下げられ、今現状のブルガリのOFF率は、全てにおいて当て嵌まるのです。従って、旧パッケージの在庫が切れ、新パッケージへの移行する期間と言うのがあるはずなので、お店さんサイドは、市場相場をきちんと把握して置いてください。と言うことで、売り手側の話はこの辺にして、本日の香水をご紹介いたしましょう。既にネットショップでも売られ始めている本日は「ブルガリ ジャスミンヴェール」です。 ブルガリ ジャスミンヴェールEDT50mlトップ:イタリアンベルガモット・グラースミモザ・グリーンサップミドル:サンバックジャスミン・プレリュードローズ・ススランラスト:フローレンスアイリス・ムスク・アンブレット解説:昨年末から海外では売られていた商品でしたが、9月6日より全国一斉発売(EDT50ml ¥7,875)。8月のお盆頃から、伊勢丹新宿や阪急うめだなどで先行発売するようですが、正直な話、6月下旬に出張した時サンプルをもらってきておりました。プールファムのボトルを真っ白にし、洗練というか上品といか清潔感というか、どの言葉がしっくりくるのか分かりませんが、ボックスの方に目を移すと、白とゴールドのコラボレーション。シャネル好きが好みそうな色の取り合わせですね。続いて、香りはと言うと、トップはベルガモットのクリアさとミモザの持つ優しい印象が顔を出し、甘さ控えめに爽やかな立ち上がり。やがて、ジャスミンティーとプレリュードローズの石鹸のような清らかでエレガントな表情を浮かび上がらせると、ラストのムスクまで、漂いつづける事でしょう。ブルガリプールファムEDPと一緒に試すとよく分かりますが、プールファムの方は最初優しく、一気にミドルが広がる印象を覚えますが、今回のジャスミンは香りがナチュラルに連続する感覚。トワレと言う事もあり、物足りなさを感じる人もいるかもしれませんが、ブルガリの原点に戻ったような、まるで日本人の好みに合わせたライトウエイトの芳香となっております。ネットショップが、こぞってこの商品だけを取り扱っている意味がよく分かりますね。とりあえず、50mlだけの発売になるようですが、30mlも早く追加して欲しいところですね。まぁそれでも、今回発売される3タイプの中だったら、一番無難な選択になるのでしょうがね。気になる他の2アイテムは次の機会に。と言う事で本日はここまで。
2006.07.08
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「サマークリアランス」なんて言葉が路面店の軒先に掲げられると、もう夏なんだなぁとしみじみ感じる今日この頃。皆さんいかがお過ごしでしょうか。今年も半年、終わっちゃいましたからね。早いっすわ。てな訳で、本日の日記は大ネタに入る前のつなぎです。こんな事書いたら怒られるかもしれませんが、ご紹介する商品は「ジャンヌアルティス セクシーボーイ ホットゲーム」です。ジャンヌアルテス セクシーボーイ ホットゲーム EDT.SP.100mlトップ:エレミ・レモン・ベルガモット・サイプレスミドル:クラリーセージ・アルテミシア・トンカビーン・フローズンアニス・ナツメグ・クローブラスト:シダーウッド・サンダルウッド・ガイアック・パチョリ・チーク・マテ茶・アンバー・ムスク解説:発売からだいぶ経過しているので、別に今更ご紹介してもと言う声が聞こえてきそうなのですが、しばし、お付き合いください。セクシーシリーズ第6弾は、恋愛をゲームに例え、だからみんな熱くなるみたいなサブフレーズが付きそうですが、ゴージャスでクールだけど中味は情熱的なイメージを押し込めた真っ赤ボトル。続いて、香りの方はと言うと、気の抜けたコーラ?と誰かが言っていましたが、トップからスパイスフルなベースの香りに柑橘系が加わり、香ばしさと酸味が味わえ、やがて、マスキュリンっぽい深みと大らかさを感じ、ナイト(夜・騎士)のイメージを与えてくれるでしょう。ラストは、ウッド調の香りとマテ茶が印象的に残ります。まず、商品を試した時の印象としては、「何故?」って思いましたね。感覚として、前作「クラブエディション」延長線上って思いが立ち込め、クラブエディションってそんなに売れましたっけ?正直、あまり魅力を感じられませんでした。ここ最近のセクシーシリーズは、いたずらに対象年齢を上げているように見えるのは私だけでしょうか。確かに「セクシー」な「ボーイ」には、なるかもしれませんが、初代セクシーボーイって、単純にもっとカジュアル路線だったでしょうに。それが、高校生や中学生に受け入れられて、大ブレイクしたわけで、原点に回帰した方が良いと思われますよ。まぁ、作り手側からすれば、ブレイクした当時(今から5~6年前)の高校生や中学生はもう成人した頃なので、その年齢層に見合った新しいセクシーボーイを提案しようっていう発想は分かりますがね。ただ、その辺の年齢層になると、セクシーボーイシリーズは敬遠されると思った方が正解なのです。対象年齢って言うものはあまり好きではないのですが、お客様の心理って、学生時代に使っていたもの=幼稚っていう図式が働きかけてしまう事が往々としてあるのです。分かり辛いですか?典型的な例を挙げれば、雑誌とかって年齢と共に、見ている雑誌って変わってくるじゃないですか。香水も一緒。ただ香水の場合は、ブランドごと変えてしまうわけなのです。これは気質なので仕方なのですが、コレを打ち破る為には、よっぽど優れた商品でなければ無理なのですね。従って、今後の方向性としては、香水の登竜門的な要素、すなわち、初めて使う香水って言う処にピンポイントで訴えかけていった方が成功すると思います。コアな嗜好を好む商品ではないのですから、より万人ウケする香り作り。ありきたりでも、その方が良いと思いますね。某敏腕営業マンは、単純に真っ赤なボトルがラインに欲しかったと言っておりましが、だったら、レディースの方が良かったような(例えば、セクシーガール2とかね)、そんな気がする商品でした。本日はここまで。
2006.07.02
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本当は発売前に書く予定でしたが、先々週は突然の出張。今週は熱出して、ぶっ倒れておりましてね。人間39℃超えると手足がしびれるって事を始めて知りました。皆さんお身体には気をつけてくださいね。病み上がりの一発目の日記は、前回全く触れなかった出張の話でもしましょうか。今回の出張は正直、今の仕事関係で行ったわけで、「何故うちにも寄ってくれなかったのですか?」とも言われそうなので先に説明すると、「時間が無かったので、情報がありそうなところだけ寄ってきた」と申し上げておきましょう。何せケツかっちんだったので、申し訳ないと思いましたが、また今度をお楽しみにと言うことだけ残しつつ、話を進めていきましょう。今回は3社さん。掻い摘んでその情報をまとめると、こんなところですか。・ 先日ご紹介したこの秋発売のブルガリ3作。もう間もなく日記で次々回あたりの日記でご紹介予定。詳しくはそちらにて。・ ローズブルボンコフレまずまず可愛い。ボディローション。皆さん使い方分かりました?・ ユージンゴールド香りはまずまず。但し、エラミカオ自体がワイルド路線にしたいのか、都会派にしたいのか迷走中なイメージ。蝶々は如何なものか?・ セクシーシリーズやっぱり次回作はレディースみたいですね。ホットゲームはいつか日記で書きましょう。・ モスキーノ フレンズイタリアン・ ミスシックスティ9月一般流通って言われてたんですけどね。先行発売失敗したのかなぁ。・ソロアモーレもはやワカバオリジナルになりそうなソプラーニ。年間で何作出す事やら。・ アランドロン サムライウーマン フルーツフレグランス簡単に説明いたしますと、昨年から発売されたサムライウーマンのボディバターやワックスが今度はフレグランスになって登場。ボトル自体はサムライWピンクベリー30mlなんですけど、香りは、「マンゴー・ピーチ」「ピーチ・ラズベリー」「グレープフルーツ・カシス」「洋ナシ・キウイ」まんまの香りと覚えて置いてください。ちなみに一番人気は今のところ「ピーチ・ラズベリー」との事。なお、ボディローションも登場予定。上記4品と「ココナッツ・ミルク」「ソーダ・レモン」を追加。ボディローション出すのであればフレグランスの意味が・・・。・ ゲスメン 7月予定。発売日決定は今週あたりに決まりそう。・ マンダリナダック メン 7月?8月?忘れました。・ ユーフォリアメンどうやら、国内は10月発売らしい。・ プラダ マンどうやら、8月発売らしい。(百貨店のみ)この他にもドーリーガールオンザビーチがそろそろ入荷してくるとの話でしたが、既にネットショップで出てきているので、皆さんご存知ですよね。と言う具合で、出張時に集めた情報をズラズラっと書きましたが、7月~8月に関しては、話題が集中しそうな商品は乏しいかもしれません。夏場に向けて新しい香りをどうしようかとお悩みの方。こんな商品は如何でしょうか。本日は「ジェパーリー ラブインテンション グリーン」です。ジェパーリー ラブインテンション グリーン EDP SP 60mlトップ:ベルガモット・タンジェリンミドル:クロフサスグリの実・グレープフルーツラスト:イリス・サンダルウッド・ムスク解説:HTMLで表を作ってみましたが変な空間が出来てしまったので、元に戻したのは内輪の話。スウィートラブインテンションから始まったこのシリーズも早くも3作目突入。2作目から「スウィート ラブインテンション」ではなく、「ラブ インテンション」となっていたので気づいていたら、一言教えて下さいよと某担当者に訴えながら商品の説明をしましょう。見た目は前作とまんま一緒。グリーンからイエローへと変わるグラデーションは見る者に涼しさや躍動感と共に癒しすら感じさせます。続いて、香りの方はと言うと、トップは優しげに香り立つオレンジのスウィート感が溢れだし、やがて、カシスの甘酸っぱい香りとグレープフルーツの瑞々しさがブレンドされ、夏場でもベタつかないクリアで清々しい明るさに導かれ、ラストは、サンダルウッドとムスクのベースに隠し味のイリスがほんのり混じりあい、白い日傘が似合う大人の女性にもオススメできる香りとなっております。実を言いますと、ゴールデンウィーク前にはサンプルを貰っていたわけですが、個人的なファーストインプレッションは良いと思ったので、発売直前にご紹介しようと思っておりました。ところが、上記の理由で、遅れてしまい、申しわけねぇのですが、単純だけど、使いやすく、香りに篭りが無いと感じました。CK-ONEサマーにしても、エンヴィミー2にしても、夏場に使った時の連想が今ひとつ思い浮かばなかったもので、この商品は、その点が好きな理由なのです。はい。何とかプライスで前評判と言うか、皆さんの喰いつきが悪かったせいか、投入がだいぶ遅れているみたいですけど、もし店頭にテスターが置いてあったら、ぜひお試しください。たぶん、ターゲットとしてる年齢層よりも少し上の方々に好反応を見せそうな、そんな雰囲気漂う香水でした。本日はここまで。
2006.06.25
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毎週土曜日に更新すると思っていたあなた!ハズレです。フェイントを賭けている訳ではないのですが、余裕が無くて、遅ればせながら、先週分の日記です。ここ最近全く余裕無く働いておりまして、放置しておくと、右(→)のようなコメントが書かれておりまして、正直ビックリしました。この日記によくコメント書いてくださっている「フレグランス☆マン」さんの突然のさよなら表明。コメントの返しを今更しても仕方がないのですが、一応、私なりの言い分も書いてみると、皆さんが「香水を買うまでのプロセス」に対してアドバイスを目的として、今まで書いてきた訳であり、皆さんがその商品を「購入してみたら良かったですよ」という書き込みに対しては、私個人として「よかったですね」って書くだけになってしまうのですね。それだけでは、ちょびっと味気ないのですが、このようにしか書けない管理人としてのルールを自分自身でつくっておりましてね。ハイ。もちろん、書き込みをしていただけるのはありがたいのですが、取り方としては、口コミって言う部類に属しているような気がしたので、公平中立という立場に立っていたいと思っている私自身としては、それらに肩を持つような意見を差し控えたいと思っておりましてね。ブログ自体を立ち上げた頃は、そんなの関係無いと思っていたのですがね。段々回を重ねるうちに、業界内で正体がバレはじめてですね、下手な事を書き辛くなってしまったと言うのが本音のところ。だって、勤め先のメールアドレスに、全く知らない業者から、メールが届くのですよ。(教えても無いのに)プライベート用だったら分かるのですが、人物を特定されない為にかなりオブラートで包んでおいたはずなのですが・・・。監視されているような気もする訳ですが、逆にそれだけ注目が集まっているのだなとも取れるので、より中立に、適度に褒めて、適度にけなす。嗅覚なんて味覚と一緒で、好き嫌いがあるわけですから、それ以上の助長しないと言うのが私の返しのコメントなのですね。決して無視していた訳ではないので、ご理解いただけましたでしょうか。なお、質問の場合であれば、きちんとお答えしますと言う言葉を残しつつ本日の香水をご紹介しましょうか。フレグランス☆マンさんの書き込みにもあった本日は、「キャロライナヘレラ アクア」です。キャロライナヘレラ アクア香調ウォータリーアロマティックフレッシュトップフロスティベルガモット・マンダリン・バンブーリーフ・フィグリーフミドルラベンダー・ネロリ・ホワイトペッパー・ローズマリー・カルダモンラストベチバー・アンバー・スキンムスク・トンカビーン解説:昨年あたりから海外で発売していた商品をこちらの日記でも追いつづけていたのですが、この度ついに国内代理店発売。日記での本編紹介が遅れた事は申し訳ないのですが、新作が多すぎたため順番的に本日ご紹介いたします。シックフォーメン以来のキャロライナのメンズフレグランスですが、(212サマーなどは除く)アクアと言うだけあり、ナチュラル&クリアをコンセプトにボトル自体は何の変哲もない長方形型。キャロライナの金属色グレーとどっかのAQVAを混ぜたような2色のツートンが何となく香りのイメージすら読み取れてしまいます。続いて、香りの方はと言うと、トップは、深みの感じ取れる酸味が弾けるように広がり、やがて、ラベンダーやネロリのシャープでエレガントな側面が見えると、そこからラストのムスクのニュートラル感とトンカビーンのスパイス感が海中を散歩している雰囲気に誘ってくれます。(どこかで聞いたフレーズ・・・)全体的な印象では、212メンで感じられたような/無機質な/機械的な、どの形容詞があてはまるのか分かりませんがほんのり癖のある透明感が、何となくオフィスの冷房の風を髣髴させました。(私だけですね。たぶん。)ポイントとしては、HERRERA AQUAと言うよりは、Eau de HERRERA MENと言うイメージの方が良いと思われます。分かり易く書くと、アクアだと「水」をテーマに作られた感覚。オゥだと「キャロライナの水」の違い。ニュアンスとして分かっていただけますでしょうか?使い方としては、どちらかと言うと、オンタイム方が格好よく決められそうですね。212メンが好きな方は夏場のイメチェンと言う事で、さりげなく香りを変えてみてくださいな。本日はここまで。
2006.06.21
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2周年のお祝いのコメント誠にありがとうございました。今後も皆様の香水ライフに一役担えればと存じておりますので、末永いお付き合いを心よりお願い申し上げます。(記念のイベントは、未だ手付かずの状況ですが、何かかにか考えておりますので、お楽しみに・・・)さて、新しい事を覚えると、人と言うものは試してみたくなるもので、何となくHTMLっていうのが解ってきた今日この頃。巷では、サッカーワールドカップの話で持ちきりで、ホスト国のドイツの試合をBGMに、「ゴール!」と言う歓声を背に受けながら、黙々とデータ作りをしておりました。で、今回作った表はと言うと、代理店の方で定価変更のお知らせがあったもので、こちらのブログでは、いち早く、情報をアップしたいと思います。昨今の原油高の影響で全般的に値上がりするのかなぁと思っていましたが、傾向としては、グッチが値下げで、ブルガリが値上げになっております。「デパートではもう買わないよ」という声も聞こえそうですが、ディスカウント店にとっても、定価の値上げ・値下げの情報って言うのは大切でして、例えば、「グッチの香水全般」ココ最近、妙にディスカント価格が値上がりしていますよね。裏話ですが、只今供給が非常に悪くなっておりまして、価格を昔の水準で出しているお店ですら、辛うじて安いネタを拾って価格を維持していたと言うのが現状なのです。しかし、この価格変更が国内の安定供給をもたらすのでは?と私は個人的に思っておりまして、ディスカウントの水準も昔の通り戻るのではと予想しております。(グッチ ラッシュ2 50ml 2,980円とかね)並行輸入というのは、単純に輸入業者が海外の卸業者から商品を供給してもらっていると言う話は昔この日記で書きましたが、我々よりも海外の卸業者の方が、日本国内の情報は詳しいですから、供給が悪いと仕入れ値は値上がりし、逆に良いと値下がりする傾向にあるので、前者の状況から後者の状況に変わりそうな予想が立つ場合は、「待ち」。逆に9月に値上げが発表されたブルガリは、後者の状況から前者の状況に変わりそうなので「買い」。と言うようにやっておりました。ただし、これにはリスクが伴いまして、価格が変わるタイミングが読み辛いこと。最終的には上記のような形になったとしても、そこまで、到達する時間が1ヶ月なのか1年なのか、今現状流通している在庫によって、タイミングが変わってくるので、「積んだ良いものの、余ってしまった」なんて事が多々あるので身の丈にあった仕入をするようにしてくださいね。さて、コ難しい話はここまでにして、見辛いですが、見てやって下さい。(なぜか空白が出来てしまっている???) ブランド 製品名 画像 サイズ 変更日 旧価格 新価格 差額 BOSS ボス EDT スプレー 30ML 7/1~ \4,200 \4,800 \600 BOSS ボス EDT スプレー ↑ 50ML 7/1~ \6,500 \6,400 \-100 BOSS ボス EDT スプレー ↑ 100ML 7/1~ \9,000 \8,200 \-800 BOSS ボス イン モーション EDT スプレー 40ML 7/1~ \6,500 \6,400 \-100 BOSS ボス エレメンツ アクア EDT スプレー 50ML 7/1~ \6,500 \6,400 \-100 BOSS ボス エレメンツ アクア EDT スプレー ↑ 100ML 7/1~ \9,000 \8,200 \-800 BOSS ボス ソウル EDT スプレー 30ML 7/1~ \4,200 \4,800 \600 BOSS ボス ソウル EDT スプレー ↑ 50ML 7/1~ \6,500 \6,400 \-100 BVLGARI プールファム EDP スプレー 30ML 9/1~ \6,800 \7,000 \200 BVLGARI プールファム EDP スプレー ↑ 50ML 9/1~ \9,400 \9,600 \200 BVLGARI プールオム EDT スプレー 30ML 9/1~ \5,200 \5,300 \100 BVLGARI プールオム EDT スプレー ↑ 50ML 9/1~ \6,700 \6,900 \200 BVLGARI プールオム EDT スプレー ↑ 100ML 9/1~ \9,200 \9,400 \200 BVLGARI プールオム エクストレーム EDT スプレー 30ML 9/1~ \5,600 \5,700 \100 BVLGARI プールオム エクストレーム EDT スプレー ↑ 50ML 9/1~ \7,200 \7,400 \200 BVLGARI プールオム エクストレーム EDT スプレー ↑ 100ML 9/1~ \9,600 \9,800 \200 BVLGARI オムニア クリスタリン EDT スプレー 40ML 9/1~ \7,000 \7,400 \400 BVLGARI オムニア クリスタリン EDT スプレー ↑ 65ML 9/1~ \9,300 \9,600 \300
2006.06.10
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ブランド 製品名 画像 サイズ 変更日 旧価格 新価格 差額 DUNHILL ダンヒル EDT スプレー 50ML 7/1~ \5,500 \5,900 \400 DUNHILL ダンヒル EDT スプレー ↑ 75ML 7/1~ \6,800 \7,900 \1,100 DUNHILL ダンヒル アフターシェーブローション 画像なし 75ML 7/1~ \5,500 \5,900 \400 DUNHILL ダンヒル エキセントリック EDT スプレー 30ML 7/1~ \4,500 \4,100 \-400 DUNHILL ダンヒル エキセントリック EDT スプレー ↑ 50ML 7/1~ \5,500 \5,900 \400 DUNHILL ダンヒル エキセントリック EDT スプレー ↑ 100ML 7/1~ \7,500 \7,900 \400 DUNHILL ダンヒル エキセントリック アフターシェーブ 画像なし 75ML 7/1~ \5,500 \5,900 \400 DUNHILL ダンヒル デザイア EDT スプレー 50ML 7/1~ \5,500 \5,900 \400 DUNHILL ダンヒル デザイア EDT スプレー ↑ 100ML 7/1~ \7,500 \7,900 \400 DUNHILL ダンヒル デザイア アフターシェーブローション 75ML 7/1~ \5,500 \5,900 \400 DUNHILL ダンヒル デザイア ブルー EDT スプレー 50ML 7/1~ \5,500 \5,900 \400 DUNHILL ダンヒル デザイア ブルー EDT スプレー ↑ 100ML 7/1~ \7,500 \7,900 \400 DUNHILL ダンヒル デザイア ブルー アフターシェーブ 画像なし 75ML 7/1~ \5,500 \5,900 \400 DUNHILL ダンヒル フレッシュ EDT スプレー 50ML 7/1~ \5,500 \5,900 \400 DUNHILL ダンヒル フレッシュ EDT スプレー ↑ 100ML 7/1~ \7,500 \7,900 \400 DUNHILL ダンヒル フレッシュ アフターシェーブローション 画像なし 100ML 7/1~ \5,500 \5,900 \400 ESCADA センティメント EDT スプレー 30ML 7/1~ \5,000 \4,900 \-100 ESCADA センティメント プール オム EDT スプレー 50ML 7/1~ \6,000 \6,300 \300 ESCADA センティメント プール オム EDT スプレー ↑ 100ML 7/1~ \8,500 \8,200 \-300 ESCADA マグネティズム フォーメン EDT スプレー 50ML 7/1~ \6,000 \6,300 \300 続く
2006.06.10
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ブランド 製品名 画像 サイズ 変更日 旧価格 新価格 差額 GUCCI エンヴィ EDP スプレー 画像なし 50ML 7/1~ \10,500 \10,000 \-500 GUCCI エンヴィ EDT スプレー 30ML 7/1~ \6,500 \5,800 \-700 GUCCI エンヴィ EDT スプレー ↑ 50ML 7/1~ \9,500 \8,400 \-1,100 GUCCI エンヴィ EDT スプレー ↑ 100ML 7/1~ \13,000 \11,300 \-1,700 GUCCI エンヴィ シャワージェル 200ML 7/1~ \5,500 \4,000 \-1,500 GUCCI エンヴィ フォーメンEDT スプレー 100ML 7/1~ \9,300 \9,000 \-300 GUCCI エンヴィ ボディーローション 画像なし 200ML 7/1~ \7,000 \4,800 \-2,200 GUCCI エンヴィ ミー EDT スプレー 30ML 7/1~ \6,500 \5,800 \-700 GUCCI エンヴィ ミー EDT スプレー ↑ 50ML 7/1~ \9,500 \8,400 \-1,100 GUCCI エンヴィ ミー EDT スプレー ↑ 100ML 7/1~ \13,000 \11,300 \-1,700 GUCCI エンヴィ ミー ボディ ローション 200ML 7/1~ \5,000 \4,800 \-200 GUCCI グッチ EDP II スプレー 30ML 7/1~ \6,500 \6,200 \-300 GUCCI グッチ EDP II スプレー 50ML 7/1~ \9,500 \9,300 \-200 GUCCI グッチ EDP スプレー 30ML 7/1~ \6,500 \6,200 \-300 GUCCI グッチ EDP スプレー 50ML 7/1~ \9,500 \9,300 \-200 GUCCI グッチ EDP スプレー ↑ 75ML 7/1~ \12,500 \12,300 \-200 GUCCI グッチ プール オム EDT スプレー 50ML 7/1~ \6,500 \6,900 \400 GUCCI グッチ プール オム EDT スプレー ↑ 100ML 7/1~ \9,500 \9,400 \-100 GUCCI ラッシュ 2 EDT スプレー 30ML 7/1~ \6,000 \5,300 \-700 GUCCI ラッシュ 2 EDT スプレー ↑ 50ML 7/1~ \8,500 \8,100 \-400 GUCCI ラッシュ 2 シャワー ジェル 画像なし 200ML 7/1~ \5,000 \4,000 \-1,000 GUCCI ラッシュ EDT スプレー 30ML 7/1~ \6,500 \5,300 \-1,200 GUCCI ラッシュ EDT スプレー ↑ 50ML 7/1~ \9,500 \8,100 \-1,400 続く
2006.06.10
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ブランド 製品名 画像 サイズ 変更日 旧価格 新価格 差額 HUGO ヒューゴ EDT スプレー 40ML 7/1~ \4,200 \4,800 \600 HUGO ヒューゴ EDT スプレー ↑ 100ML 7/1~ \7,200 \6,400 \-800 HUGO ヒューゴ ウーマン EDT スプレー 40ML 7/1~ \5,500 \5,300 \-200 HUGO ヒューゴ エナジャイズ EDT スプレー 75ML 7/1~ \7,200 \6,400 \-800 HUGO ヒューゴ ダーク ブルー EDT スプレー 75ML 7/1~ \7,200 \6,400 \-800 HUGO ヒューゴ ディープ レッド EDP スプレー 30ML 7/1~ \4,800 \4,900 \100 LACOSTE ラコステ EDT スプレー 50ML 7/1~ \4,500 \4,800 \300 LACOSTE ラコステ エッセンシャル EDT スプレー 40ML 7/1~ \4,500 \4,800 \300 LACOSTE ラコステ タッチ オブ ピンク EDT スプレー 50ML 7/1~ \7,000 \6,800 \-200 LACOSTE ラコステ プール オム EDT スプレー 30ML 7/1~ \4,500 \4,800 \300 LACOSTE ラコステ プール オム EDT スプレー ↑ 50ML 7/1~ \6,500 \6,400 \-100 LACOSTE ラコステ プール ファム EDP スプレー 50ML 7/1~ \7,000 \6,800 \-200
2006.06.10
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タイトルどおり、本日が2周年記念日なのですが、全く準備ができておらず、とりあえず、お茶濁し程度にいつもの日記をお楽しみください。言うても、商品を探ってきては、勝手に宣伝しているだけですからね。それ程の影響力がある訳でもなく、メーカーさんからの協賛品なんか結局贈られてきませんでした。従って、2周年記念に予定されているイベントとしては・・・・。後日の日記をお待ちくださいね。しかし、これで対メーカーさんとの付き合い方(商品のご紹介の仕方など)を見直さなければならないとも思いつつ、話を進めていきましょうか。さて、そろそろ春夏の新作も発表・発売されているので、私のブログで秋口以降(9月以降)に国内発売しそうな商品をご紹介いたしましょう。まずは、ブルーベル陣営の商品として、話題になりそうなのはBVLGARI ROSE ESSENTIELLE BVLGARI VOILE JASMIN 以前の日記にちょこっと書いておいた上記2品。どうやら代理店発売が決まったみたいですね。この他にも、ブルガリではメンズラインも1品用意している様子。正式名称等分かり次第書きたいと思います。続いてはこちら。CALVIN KLEIN EUPHORIA MANこちらも海外と同時期に発売されそうな気配。元祖ユーフォリアのメンズパターンなので、独特の癖はありそうですが、画像を見る限りだとシャープなイメージを持ちます。ただ、価格的に高そうですけどね。一方、わかば陣営に目を移すと、発売直前まで情報が出てこないので、こちらで独自予想してみましょう。まず、この辺はどうでも良いのかなぁ?MANDARINA DUCK MAN 予想で行けば、7月~9月と思われますが、蓋を空けてみないと何ともいえませんね。続いては、話題作SALVADORE FERAGAMO F どちらかと言えば、プールファムなどのクラシカルラインを髣髴させるデザイン。インカントドリームやチャーム等と一緒の感覚だと、痛い目に合いそうですよ。あと、この商品ですが、Britney Spears In Control Curiousたぶん国内発売すると思われますが、お得意の百貨店流通のみかもしれません。Limited Editionですし、100mlしか、ラインにないようなので・・・。この他にも、ヴィクトリアベッカムの香水など、秋冬に掛けてまだまだ話題作が発売されそうなので、バリ島に行かれるご一行の皆さんは、免税店などで勉強してきましょう。(お気をつけて!)こんなグダグダな感じで始まった3年目の日記。歳を取るにつれて、1年がアっという間に過ぎていく、寂しさを覚えながらも、皆さん、今後ともよろしくお願いしますね。本日はココまで。
2006.06.02
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一口メモ。ボディミルク&ボディジェルフレグランスとお揃いのボディーミルク(ジェル)。香りを楽しみながらお肌も滑らかに整えます。フレグランスより優しい香り立ちなのでフレグランスビギナーにもオススメ。使用方法:適量を清潔なお肌に馴染ませてください。顔を除く全身に使えます。シャワージェル爽やかな泡立ちのシャワージェル(ボディーソープ)です。洗い上がりのお肌からほのかにフレグランスの香りが立ち上ります。バスタイムもグッと楽しくなりそう! 使用方法:適量をタオルやスポンジにとりたっぷりと泡立て、全身をマッサージするようにお使い下さい。店員の話と言うのは、いざとなったら適当に誤魔化すものであり、私自身も数年前まで、上記商品の意味をよく分からずに売っていたこともありました。もちろん、単品として売っていたわけではなく、コフレなどのセットものだったので、あまり、お客様からの突っ込みはなく、それで済んだものでした。しかし、ここ最近の関連商材の激増に対し、知識を少しはつけないと思い勉強したものでした。上記の文面は、その道のスペシャリストみたいな方に模範解答を書いていただきましたが、皆さんご使用方法とかお解りいただけましたでしょうか?せっかく、付録で付いてきたのにご使用になってないあなた!もったいないので使ってみましょう。と言うことで、神隠しに遭ったホットゲームのサンプルは未だ見つかっておりませんので、本日はこちらの商品をご紹介いたしましょう。本日は「サムライ サッカー日本代表チーム エディション」です。サムライ サッカー日本代表チーム エディション香調フレッシュ セミ オリエンタルトップベルガモット・レモン・マンダリン・メロン・オゾンミドルジャスミン・スズラン・樹液・ローズマリーラストサンダルウッド・ベチバー・シダー・ホワイトムスク・アンバー・バニラ解説:連日、スポーツニュースでは日本代表チームの練習風景なんかが放送されており、だんだん盛り上がってきておりますが、フレグランス業界内にもそのムーブメントが押し寄せております。映画なんかのスポンサーにつくメーカーもあれば、スポーツブランドのフレグランスを投入するところもありますが、ブログにて私の個人予測していた商品がついに現実となって登場しました。その名も「サムライ サッカー日本代表チーム エディション(サムライ JNTE)」なんですけどね。通称の「サムライ ブルー」と呼媚態と頃ですが、いろいろあるみたなので、サムライJNTEと書いてまいります。このサムライ JNTE、日本サッカー協会公認フレグランスと言うことで、さすがSPR。よくやった。と褒めたいところですが、その分いろいろな制約があり、その辺の裏話書いてもよいのかなぁと思いつつ、注意を促すと言う点で書いてみますか。1.商品画像と共に、ライセンスマーク(罫線入り)を付けなければならない。(この為、前回載せた画像は削除しました)2.エンブレムのみの単品使用厳禁。3.パンフレットやインターネットの商品紹介の際。応援表記や大会表記などを行なってはならない。4.ブランド名も自主規制してください。これらの注意点を配慮すると上記のような文面しかでき上がらないのであります。(面倒くさいですけどね)では、今回発売のサムライ JNTEどんな商品なのかきちんと見て行きましょう。まず、オリジナルのサムライのボックスよりも明るいトーンのブルーを配色し、フロントには、代表チームのエンブレムを。バックにはサポーターの意味を込めた背番号12を入れ、気分を盛り上げてくれます。細かいところなのですが、下のシルバーの帯も特別仕様となっており、ちょっぴりだけ豪華さを演出。BOXの蓋を開けるとそこからはグラデーションの掛かったおなじみのボトル。画像よりも若干暗い青なので、グラデーション自体はあまりきれいに映えないものの、選手がユニフォームに袖を通したようなイメージを思い浮かべました。続いて、香りの方はと言うと、オリジナルに比較的近い今回の限定品。トップは、マットで深めな立ち上がりに柑橘系の爽やかさがアクセントとなり、ヨーロピアンテイストなスポーツ系のフレグランスを髣髴させ、やがて、重厚で甘さのあるダンディなイメージの樹脂などの香りに満たされ、12番目の戦士の力強さを物語り、ラストはオリジナルと同様のバニラ+ウッディの官能的な香りが勝利の幸福感に似た感覚を覚える事でしょう。全体的なイメージとしては、濃い目のサムライ。サムライゴールドの香りを忘れましたが、持続時間は長そうです。タリウムやブループラネットあたりの香りと言った方が分かり易いかもしれませんね。スポーツバーなんかでみんなこの香りを付けていたら、入りたくもなくなりますが、代表チームを応援している方々。記念品ですからね。ぜひ買っておきましょう。本日はココまで。
2006.05.28
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業務連絡です。世の中行ってみなければ分からないので言ってみます。 2周年記念用に協賛品を贈っていただけるメーカー募集!商品部の皆さんや販売促進課の皆さん。営業担当者では中々埒が明かないと言うか、話が登って行かないので宜しくお願い申し上げます。特にこんな商品やこんなのこんなとか こんなのまでこれなんかもね・・・ わがままばかりで申し訳ありませんが、各メーカーさんご協力お願い申し上げます。と言うことで、皆さん香水はお買いでしょうか?「特にこのブログをみて購入しました」なんてコメントが書かれていたら嬉しいものですので、ぜひぜひ、宜しくお願いしますね。と言うことで、前回の予告とは全く違う商品をご紹介いたしましょう。本日は「ラルフローレン ポロブラック」です。ラルフローレン ポロブラックトップアイスマンゴー・セージミドルシルバーアルモア・ラッシュリキッドアコードラストサンダルウッド・パチョリ・トンカビーン解説:ホットゲームのサンプルを紛失したので、急遽こちらの商品に変更。まぁメンズ特集には変わりないので、こちらの商品でお楽しみください。ラルフローレンのホームページには「パープルレーベル」なんていうメンズの新作らしきものがありますが、本日は、4月に発売なったばかりのポロブラック。ポロ(グリーン)→ポロブルー→ポロブラックの順序は、テストに出るので皆さん暗記しておきましょう。(何の?)今回の商品の第一印象は、格好よいボトルと想像以上にメンズ臭くない点。正直な話、サファリやポロなどの原点回帰に似たクラシカルな香り立ちかなぁと思っておりましたが、香りに関しては後から書くとして、まずは、見た目の説明をいたしましょう。クリケットを行っているおっさん(?)のお馴染みのマークを中央に配置し、シルバーの輝きとブラックの相性は抜群。BOXも同様のデザインなので、「あなたの大切な何かを守るブラックボックス」なんて書きたくなるところですが、小恥ずかしいのでやめるとして、ボトルは直線基調なので都会的なセンスを醸し出し、冷淡さと情熱を兼ね備えるビジネスマンに捧げるかのような格好良さ。但し、125mlだと肉厚すぎて格好悪いかもけれど。続いて、香りの方はと言うと、トップからマスキュリンである存在感を感じさせるセージの魅力に取り込まれ、アイスマンゴーのベースが微かに漂う感覚。やがて、ヨモギの乾いた明るさが繊細でエレガントな印象を与え、ラストはスパイシーでエネルギッシュな男の魅力が存分に噴出してくるでしょう。香りの印象としては、思っていたほど重くなく、スパイシーすぎもせず、悪くないと思いました。このセンシュアル感はジーンズと言うカジュアルな服装ではなく、休日でもジャケットを羽織る感覚。まぁベッカムが売れるくらいですからね。これくらいのマスキュリン臭さであれば問題ないと思われます。但し、あんまりつけ過ぎると周りに不快感を与えてしまうかもしれないので、その点は要注意ですね。ラルフローレンのお店では、75ml 7,350円 125ml 10,500円とのことですが、ネット通販などをご利用の方であれば、この後に出てくる40mlを待つべし。ポロブルーの出始めで、3,980円ぐらいでしたから、その近辺で待ってみてください。メンズのフレグランスはまだまだ続きますが、まずはホットゲームのサンプルを探さなければならないので本日はここまで。
2006.05.26
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気合を入れて日記を更新しているように見えますが、もうすぐ、2周年ですからね。今のうちアクセス数を伸ばしておかないと、企画が盛り上がらずに終わってしまうような気がするので、必死こいて書いております。メンズ特集と銘打ってご紹介してきている訳ですが、たぶん、このブログは女性陣のほうが多いと思われるので、いい加減レディースを紹介しないと客離れしそうなので、本日の香水はユニセックスにスポットをあててみました。正直な話、ユニセックスと言う曖昧な表現自体、私は嫌いなんですけどね。特にネット上で書き出す場合、メンズ・レディースのくくりはハッキリさせた方が伝えやすいと思っているので、時にはメーカー公表を無視して、私自身の主観(直感)によって書き直したりしております。と言うことで、まずはFor Womanのような気がする「マサキマツシマ エムミンティ」からマサキマツシマ エム ミンティ香調アロマティック グリーントップミントティー・グリーンティー・レモンミドルホワイトローズ・リリーオブバレーラストクリスタルムスク・プレシャスウッド解説:「なぁ~つ~もち~いかづ~く旧暦の元旦からかぞえては~ぁちじゅ~うはちや~♪」なんて小難しい歌が聞こえてくる昨今のコンビニ(嘘です)。アイスクリームの入っている冷凍ケースには緑一色と言わんばかりの品揃え。ハー〇ンダッツのモナカ状のタイプから始まり、抹茶アイスだの緑茶入り菓子だの多くなってきましたね。(本当です)それだけ、お茶の風味付けという意味で日本人の嗜好の方向性が上がってきているものと思われます。さて、前置きはこれくらいにして、このエムミンティなのですが、香りは良いとの前評判からサンプルを試すまで、期待感が高かったのです。まぁ個人的にもマサキマツシマのフレグランスは好きな方なので、片寄った書き方にならないのか心配ですが、早速商品を見ていきましょう。本年3月に、マサキマツシマより発売された「M」ライン。異様な速さで2作目の投入ですが、見た目はカタガナの「ト」に見えるボトル。夏らしくミントのようなエメラルドグリーンの出で立ちに清涼感を覚えます。続いて香りはと言うと、トップから、ミントの乾いた明るさと、すっきり香るレモンのベースとが交じり合い爽やかさに香り出します。やがて、緑茶の穏やかな香りにめぐり合うと、次第にローズやスズランの優しいフローラルの香りが目を覚まし、張り詰めていた気持ちを和らげてくれます。ラストはムスクの清潔感が消えかかっている緑茶の香りを引き立たせ、グリーンの草原を思わせるように漂います。何となくですが、このフレグランスにバニラのベースを混ぜても面白そうな気もしますが、夏に向けて、クリア感を持たせる為、ベースに重い香りを持ってこなかったようです。既存の商品だとどうしても、緑茶の持つグリーン+渋み+柔らかさの全部が大合唱しているようなイメージが強かったのですが、この商品の場合、ミントやレモンを混ぜることによって、柔らかさの部分を抑え目にしていると感じました。楽天の検索をしてみたところ、4店舗しか扱っていないようでしたが、随分消極的!と思いました。エム自体がサッパリ売れなかったからだと思われますが、ダビドフのCWGより人気が出るような気がするのは私だけでしょうか。(私だけでしょうね)その根拠としては、発売した時期。今までのマサキマツシマと言えば、06年3月にM(エム)何となく秋の気配を感じる商品。マットオランジェは05年8月。夏終わりなのにねぇ。マットショコラにしても05年2月下旬。バレンタインデーは2月14日ですよ。と何考えているのか訳のわからないスケジュール。しかし今回のは、新緑の香るこの時期に、しかも、新茶の出荷のタイミングがぴったりはまっているのです。これで価格が安ければ申し分ないのですが、予定通り店頭3,980円が平均的でしたね。やっぱり。香りを嗅いで、アーデンのグリーンティやフジヤマグリーンを思い浮かべると某担当者が行っておりましたが、ミントのコールド感・クール感は男性の方にも楽しんでいただけそうな感じがしたので、今回取り上げてみました。マニアックなチョイスかもしれませんが、次の商品をご紹介いたしましょう。続いては、こちらはメンズに近いユニセックス「ルチアーノソプラーニ ソロサマー」ルチアーノ ソプラーニ ソロ サマー香調フローラルトランスペアレントムスクトップオレンジ・ベルガモット・マンダリン・サマーフルーツアコードミドルフリージア・ウォータージャスミン・レモンリーフ・ソーラーノートラストホワイトウッド・ベチバー・オークモス・ムスク解説:ソプラーニには、ルチアーノソプラーニラインとカジュアル路線のソロソプラーニラインがあるわけですが、今回はソロソプラーニの方。カモメのように、自由に大空を舞うがコンセプトに作られた訳で、とするとボトルキャップのチープな黄色はカモメのくちばしの色なのかぁと一人で納得。ボタンを押したくなります。伝統のボトルはそのままに。イエローは太陽のきらめきをブルーは水平線の彼方を表現するグラデーションが施され、香りはと言うと、つけたては、オレンジなどの柑橘系から始まり、ピーチやパインなどのシアーな感覚が顔を見せると、次第にレモンリーフのカラッとした香ばしい酸味にフリージアなどがブレンドされ全体に明るさを与えてくれます。ラストはウッドのパウダリーっぽさとムスクの官能的な香りが、ほんのり甘みを含みながら漂います。全体的な印象としては、僅かですが、ポジティブ感ですとか香ばしさを感じたので、メンズに近いと言う表現にしてみました。夏物らしくカラッとはしておりますが、「うっ薄い」と言うか、デオドラントやコロンに近い付け心地。良い言い方をすれば、TPOを選ばず使え、悪い言い方をすれば、すぐ消える。夏季限定ということで、ちょいと高い価格設定ですが、今の価格帯ではあまりお奨めはいたしませんね。最後は辛口で終わってしまいましたが、両方とも話題にならずに消えていく可能性があるので、気になった方はお早めに店頭でサンプリングしてみてください。次回もメンズ特集を決行。ジャンヌあたりかな?と言う事で本日はここまで。
2006.05.25
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一回で書くつもりだった日記を切り売り状態でご紹介している今週分(先週?)の日記。今回も引き続き書いていく訳ですが、トラックバックや掲示板に自分のホームページの宣伝など皆さん好きなように使ってくださいね。皆さんのブログまで遊びには行けないかもしれませんが、相互リンクなんかもできたら嬉しいのでよろしくお願いします。但し、18歳未満禁止のサイトの宣伝だけはご勘弁。よ~くトラックバックされているみたいですが、消すのが面倒なので、止めて欲しいです。と言うことで本日のメンズフレグランスをご紹介しましょう。本日は「ヴェルサーチ ヴェルサーチ マン オーフレーシュ」です。ヴェルサーチ マン オーフレッシュ香調アロマティック ウッディトップホワイトレモン・ローズウッド・カランボラミドルタラゴン・シダーリーフ・クラリセージラストムスク・アンバー・シカモアウッド解説:ヴェルサーチウーマン以降、ジーンズクチュールシリーズやセカンドラインのヴェルサス、そして、発売した時期すら記憶に無いヴェルサーチ マン。数々作品に某担当者は「あれにはやられましたわ」の一言。決して悪い商品達ではなかったのでしたが般ピー(ユーザー)に何か引っかかる要素が無かったのかもしれません。時は経過し、今回のマンフレが発売したわけですが、発売前から元担当は「よい香りなので、売れると思いますよ」と強気な発言。ではでは、どのような商品なのか。詳しく見ていきますか。まず、見た目の話ですが、BOXを見た瞬間。爬虫類系の鱗模様に包まれ、うろこ・うろこ・うろこ・・・。そうあの名香???パイソンフォーメンを髣髴させるケース。しかしだ。真中の帯テープの窪み。てっきり上下分割する箱かと思ったらダミーでやがる。(副音声:5対4 九回裏、ツーアウト。ランナー二塁。ピッチャー第1球投げました。内角低めのストレート。見逃してストライク。)さて、取りい出だしたるはライトブルーのガラスの淵を粗削りしたような四角いボトル。ボトル自体は肉厚のガラスを使って重いですが、青いフィルム張りという点や、色との相性がどうしてもチープに見えてしまいます。(副音声:外角に流れるスライダー。空振りしてストライク)続いて香りですが、つけ始めはレモンの程よい軽さと酸味が溢れ、ローズウッドの深みも手伝って、心晴れ晴れする気分。やがて、刺激を伴ったグリーンの青々とした爽やかさに包まれ、繊細且つ高揚感に包まれます。ラストは、ウッドの素朴さとムスクの清潔感が気高く漂います、率直の感想を言えば良いと思いましたよ。この香り。立ち上がりのレモンのナチュラル感や残り香のブルガリプールオムっぽさなど、香り自体は良いと思いました。ただちょっと軽すぎるかもしれませんけど。(副音声:追い込まれたバッター。外角に外れるストレートを強引に流し打ち。一・二塁間抜けた~!ライト前ヒット。)(副音声:二塁ランナー。一気にホームまで。ライト。ダイレクトにバックホーム。ランナー。キャッチャーを掻い潜るようにホームに滑り込む。審判判定は・・・・!)私の判定はセーフなんですけどね。売れ行きと言う点ではアウトになってしまうかも知れません。まず、発売した日が悪すぎる点。話題作が先に発売してしまい、後追いだとよっぽどインパクトガ無いと埋もれてしまうのです。さらに付け加えれば、価格の点。適正としては50ml ¥2,980ラインがベスト。前出のトラサルディも50ml ¥3,980ラインで失敗しておりましたしね。人との差別化を図りたい男性諸君。たぶん、大ヒットしないと思いますが、店頭に置いてあるうちに一度お試しあれ。次回もメンズ特集は続きます。
2006.05.22
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あまり皆さんが気にも止めないサイトだとおもわれますが、気付くと意外に面白いので、本日の日記を見た方のみこっそりお教えいたしましょう。(ウサン臭いラジオショッピング風)http://www.ana.co.jp/int/inflight/dutyfree/d-free02.htmlURL先はANAのサイトなので、国際線の機内免税品価格表なのですね。もちろん、飛行機に乗らないと買えないようなのですが、国内の主なディスカウント価格と非常に近似値で推移していると感じた方は鋭い。しかも、取り上げられている商品は話題性のあるものばかりだと思われますので、価格面での買う買わないの判断基準として、この辺も私は参考にしていたのです。はい。月一ぐらいで更新されているので、皆さんもご参考ください。と言うことで、続きでも書きますか。「エルメス テールドゥエルメス」エルメス テールドゥ エルメストップグレープフルーツ・オレンジ・火打石や砥石のミネラル分ミドルペッパー・ローズ・ゼラニウム・パチョリラストシダー・ベチバー・ベンゾイン解説:調香師ジャンクロードエレナが世に放つエルメスの新しいメンズフレグランスは、大地の光と空のエッセンス。そして、そこの立つ男の風景を表現しているとの事。現実と言うよりも絵画というか二次元的な枠組みを切り取ってモチーフにしているようです。(馬具メーカーなのに)続いてボトルの説明をいたしますと、その頭には黒い部分を回すとスプレーが出てくるリップスティックタイプ。その肩には降りそそぐ太陽の光と空を映し出すアンバランスなメタリックの鉄板が組み込まれ、その二本の足元には、エルメスのそれと分かるオレンジ色が着色され大地に立つ人間の体を表現。底辺だけ目を凝らすと「H」の文字が浮かび揚がってくるクオリティに拘るエルメスの遊び心も施されております。(馬具メーカーなのに)肝心の香りの方ですが、全体を通して感じることと言えば、庭シリーズで感じたような大地の香ばしさはそのままに、マスキュリンであることの力強さを感じました。トップから、香ばしい香りと共に、ペースト状のオレンジのような、しっとりとした瑞々しい酸味がしたかと思うと、すぐに、スパイシフルなアクセントとパチョリやゼラニウムが生み出すアダルティさが顔を出し、それらの香りにベースで敷かれているシダーやベチバー・安息香の力強い香りが飲み込んでいき、ウッディ調の生々しくも深い広がりをみせてくれます。正直な話、デパート巡りでこの商品を試した訳ですが、トップバッターとしてこの香りを試したのは失敗。この後にダンヒル ピュアや、ボス セレクションなども試しましたが、30分前に試したこの商品に2品とも負けてましたから。それくらい、作りこみはしっかりしていると思いますが、果たして、それが良い香りなのかどうか。それはご自身で判断していただくとして、ただワンポイントとしては、通勤電車では使わない方が懸命です。こういう書き方をする場合、大概趣味嗜好が合っていないことが多いTOMATOがお送りいたしますた。次回も引き続きメンズフレグランスをご紹介。
2006.05.21
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前日は失礼いたしました。1つの商品を書き上げただけで、満足しちゃいましてね。てへへって感じで早速引き続きからご覧下さい。ではでは。「ジバンシィ ウルトラマリン ビーチボーイ」ジバンシィ ウルトラマリンビーチボーイ香調ウッディマリンソーラートップベルガモット・ウォーターメロン・ミントミドルソーラーアコード・パインツリー・マリンアコードラストアンバー・セダーウッド・バニラ解説:いろいろなサイトを見るとウルトラマリン初のペアフレグランスなんて言葉が踊っており、「ウルトラマリンオリジナルとハーがあるじゃない」と疑問をお持ちの方。オリジナルのウルトラマリンは一応ユニセックス。言ったもん勝ちです。ハイ。ついでに申し上げれば、アンサンセオムはフォーハーの前に廃盤なので・・・まぁどうでも良い話は置いといて、早速商品の説明をしていきましょう。今期の限定モデルは砂浜で遊ぶ少年達をテーマに爽快な夏を表現。オリジナルのボトルに椰子の木を付け足し、さながらハワイと言う気分。ちょっと違いますか・・・。もはや、説明の使用の無いボトルです。続いて香りはと言うと、トップはベルガモットの酸味やミントの爽やかさをスイカの瑞々しさで中和。やがて、オリジナルの香りよりも柔らかく軽いマリンアコードとダイナミックな明るさが際立つソーラーアコードがさながら8月の海辺にいる気分にさせてくれます。ラストは、この手の香りには珍しく、ほんのり軽めなバニラの香りで締めくくられております。たぶん、皆さんが気になるところは、「違いは何なのか」と言う点。個人的な感想としては、「あまり無い」と言っておいた方がよろしいかと思われます。強いてあげれば、同時にオリジナルとスポーツで嗅ぎ比べしたイメージで言えば、オリジナルのディープ感を抑えつつ、スポーツのソリッド感をそぎ落とした中間的な感覚。それと、ラストの甘さぐらいかなと思いますが、確固たる個性を感じるレベルではないので、たまに浮気してみようと思った方には良いかも。それと、気をつけて置いた方が良い点としては、在庫の部分。かなり消極的な生産数との事ですし、再生産するほどの熱気も感じられないことから、今現在の在庫で終わってしまいそうな予感がするわけで、下手すると夏本番前に店頭で売り切れ続出するかもしれません。限定品の割には、ディスカウント価格も悪くない値引率なので、押さえておこうと思った人はお早めに。次はテールドゥエルメスなんですけどね。あと10アイテム。がんばれ自分と鞭を打って、とりあえずここまで。
2006.05.21
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まずは答えの発表からです。何のか?って申しますと、2005年9月6日の日記にて、ランコムのイプノーズの国内代理店価格を予想した事がありました。詳しくはこちらのURLにて(http://plaza.rakuten.co.jp/avano5/diary/200509060000/)その当時の相場も計算し、出した答えがEDP30ml 参考上代5,500円(税抜)。月日は流れ、ようやくこの8月にランコムの代理店から発売されるようです。価格はEDP30ml 6,000円(税抜)との事。惜しかったですなぁ。まぁ10%以内なので多目に見といてください。さて、日記の方も半ば放置している間に次々新作が登場しており、商品のご紹介が追いついていない状態でしてね。メンズの話題作もサッパリ手付かずなので、本日はボリューム満点の特集を組みますので、ボーイズ達はご参考ください。まずは「ニコス スカルプチャーブルーブリーズ」【ニコス】スカルプチャー ブルー・ブリーズ 50ml EDT・SP香調エメラルド フルーティトップアップル・グレープフルーツ・レモン・アプリコットミドルジャスミン・ホワイトティー・フリージアラストマテ茶・ホワイトシダーウッド・クリスタルムスク解説:既に発売から1ヶ月。今更ご紹介しなくてもと思う方も多いかもしれませんが、まあまあつきあってくださいな。前作のニコスフォーメンはメンズを意識しすぎた香り付けといい、ボトルの繊細さとそこに入っている液体のワイルドさが今一つチグハグしており、結果としてあまり芳しくないと言う声が聞かれますが、今回の限定品は、ライトブルーと言うかエメラルドグリーンと言うか、夏を意識した爽やかな色合い。元々オリジナルのボトル自体きれいな形をしており、今回のエメラルドグリーンとのコントラストで一目惚れした方も多いのではと思いますが、私が見た目で一番褒め称えたいところはボトルキャップの部分。何故?って思われるかもしれませんが、このボトルの場合、キャップが台座の変わりをしてくれるので、通常のボトルと違い、常時液体の色とボトルキャップの色が一対で見えるわけです。従って、使っていく間に液減りした無色透明の空間から残っている部分のエメラルドグリーンへと自然に美しいツートーンを浮かび揚がらせるわけです。この精密な色合わせに「巧」を与えたいですね。続いて香りはと言うと、ちょっと作りこみすぎかなぁと言う感じがしました。トップはグレープフルーツの酸味と共に、リンゴのジューシーさが合わさり、ムエットを通して嗅いだ香りはやや酸味の弾ける感覚が強く感じられ、実際に肌につけてみるとアップルやアプリコットの甘酸っぱさが強いイメージとして残りました。やがて、フリージアなどの花々の香りがしてくるとホワイトティのアロマティックなまったり感が現れ、モワっとした湿度の高さを連想させてくれます。ラストはウッディなぬくもりやマテ茶の香ばしさにホワイトティの優しい甘さが絡まりあい優しく包み込まれる感覚に陥るでしょう。たぶん、トップでは風を、ミドルでは降りそそぐ太陽の日差しをと言うイメージでしょうが、だんだんしつこさが現れてくるような香りだったので、個人的な評価は今一つでした。しかし、オリジナルのイメージを残したかったのかなと配慮も見え隠れするので、スカルプチャーオム好きにはお奨め。しかも、このきれいなボトルと言い、女性の方でも十分使えると思うので、お店でぜひ試してみてくださいね。続きは24時間後を予定。 「ウルトラマリン ビーチボーイ」から
2006.05.20
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ルミナス=光だす・光を放つここ最近の香水は特徴づける為に香調自体にもいろいろな言葉を含ませる傾向があります。本日ご紹介するユーフォリアブロッサムですら「香調:フレッシュルミナスフローラル」なんて書かれておりましてね、ルミナス?の意味を調べた結果が上記のような言葉の意味でした。たぶんイメージとしては、「フローラルの香りがオーラのようにきらきらと香りだす」や「フローラルの香りがあなたの秘められた魅力を解き放つでしょう」みたな感じでしょうか。名前負けしなければ良いのですが・・・。この他にも「~~ロマンティックフローラル」や「~~ラブパッション」なんかもあり、香りの調べ(かおりのしらべ)と言うよりはキャッチフレーズになりつつあります。このブログでも香調や香料を書きながら、商品を説明して行っておりますが、この香調や香料って言うのは、主に作った側(メーカー)のリリース(商品案内を人々に見てもらうような紙面・HPなどもこの中に入ります)を元に書いております。本音を書くと主体の香り程度しか私も嗅ぎ分けできませんから、細かい香料なんていうのはリリースに頼っているのです。で、今日取り上げたのは、この商品案内に書かれている香料や香調と言うのが、海外のリリースと国内リリースに違いがあったりするモノなのです。例えば、「ブルガリ ブラック」国内代理店ホームページからすると、ブルーベル ホームページ香調「スパイシーレザー」となっておりますが、インターナショナル版 ブルガリ ブラックの香調は「オリエンタルウッディアンバー」となっているのです。ブルガリホームページ本来であるならば、全世界統一の見解が望ましいわけなのですが、正直、オリエンタルウッディアンバーでは抽象すぎて分かり辛いじゃないですか。そこで、もっと分かり易く皆さんに伝わるように、代理店で書き換えたと思われます。また、香料の方にも目を移すと、だいぶ前にブルガリプールオムとエクストリームの比較2005年1月23日の日記を書いた日記を思い出して欲しいのですが、リリース自体にも付け足したり、差し引いたりする事さえあります。暇な方は私が書いたブルガリプールオムの香料と、本家ブルガリのホームページと比べられると宜しいかと思われますが、皆さんもこの事を十分に理解した上で見ていてください。もともと日本人の気質として、細部にまで拘ると言う性質があるようで、香料の書き方一つにしても、細かく書けば書くほど良いとされる傾向があるみたいですが、どだい鼻で感じるものを目で解らせようとする方が無理な話であり、イマジェネーションを働かせるくらいであれば、素直に香りを試したほうが正確であると言う事も忘れずに、本日の香水をご紹介して行きましょう。本日はカルバンクライン ユーフォリアブロッサムです。カルバンクライン ユーフォリア ブロッサム EDT SP 30mlトップ:ザクロ・グリーンアコード・キンカンミドル:オーキッド・ピンクピオニー・ブロッサムラスト:ブロンドウッド・アンバー・シアームスク解説:すっかり、番手を狂わして、4月初旬の商品を今更書かなくてもと言う声が聞こえてきそうですが、そうおっしゃらずにこの香水を見ていってください。前作ユーフォリアから約半年というスピーディな展開で次の商品が発売されたわけですが、各ホームページにはアジア先行発売と言う文字が躍っていると思います。このアジア先行と言うことは、アジア諸国の国民性に合わせた香り作りがされていると解釈しても過言ではなく、すなわち、開発に代理店を始め、多くの日本人の意見が参考にされていると推測されます。では、どのような商品なのか実際見ていきましょう。ボトル自体は、ユーフォリアと同様の形状をしており、某担当者との話では、「八つ橋」モチーフとか「かしわ餅」モチーフとか「手作り餃子の作りかけ」とか笑い話をしておりましたが、メタルが取れた分、UFOだか何なのかよく分からなくなってしまいました。続いて香りの方はと言うと、トップからフルーティーなザクロとグリーンアコードの青々しい爽やかさが駆け抜けると、ユーフォリアオリジナルの持つ妖艶且つ幻想的なイメージをロータスやホワイトオーキッドの芳しい香りに映し出し、ピンクピオニーの繊細な香りに溶け合いながら清々しくも大胆な気分にさせてくれます。ラストはミドルの香りを引き摺りながらも、ムスクの持つ清潔感漂うイメージへと導くでしょう。比較対照ばかりで申し訳ないのですが、前作ユーフォリアに関して言えば、熟成したワインと言うイメージ。今作のブロッサムは、若々しいワインを浴槽に入れ煮炊きしたイメージを持ちました。正直、香りにナチュラル感が乏しく、個人的にはあまり好きではないのですが、周りの話を聞くと欠品するくらい売れているらしいのです。次回入荷は7月との噂ですが、その頃にこの香りは・・・。今が旬の香りユーフォリアブロッサムでした。本日はココまで。
2006.05.08
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もう間もなくすると、そう!このブログの2周年となる訳で、何かやらなければと言う想いが募る今日この頃です。実際、皆さんが何をすれば喜んでいただけるのか考えてみたところこのような案を思い浮かべました。まず、「店を閉めたときの残材などをプレゼント」非売品などの販促グッズが眠っていたような気がしたので、倉庫を見てみるとありました「Message」と書いてあるTシャツだとか、「ジャンレノ」のポスター、「夏男キャンペーン」と書いてあるアトマイザー懐かしいですね。会社の物なので貰えるかどうかまず聞いてみないとなんとも言えませんが、物量的にはちょっと少ないし、ポスター贈る送料考えるとあまり乗り気になれませんけど、候補として挙げておきましょうか。次に想ったのは「発売前の香水をプレゼントする」これはメーカーさんの協力が必要な訳で、例えば「ハマーH2」であったり「DKNYレッドデリシャス」であったり「スウィートラブインテンショングリーン」であったりだとかをフルボトル1本ずつでよいので送って頂ければとも考えている訳ですが、何せ個人のブログですからね。無理にとは言えないですから・・・。各社の対応を楽しみにしております。最後に思いついたのは、これが一番現実味がありそうな企画「フリマに参加し、1円オークション開催」いろいろな蟠りがありそうなので自主規制しておりましたが、規制を取っ払ってフリマに参加。ただ参加するのも面白くないので、1円オークションでスタートすると言うもの。しかも、こちらで用意したセット(例えば グッチ2+ラッシュ2+エンヴィミー2セット)だとかね。このような具合に皆さんと一緒に盛り上げていきたいので、何か良いアイデアやコメント等ございましたら何なりとお書きください。と言うことで本日の香水をご紹介いたしましょう。本日は「カルバンクライン CK-ONEサマー2006」です。カルバンクライン CK-ONE SUMMER 2006シーケーワンサマー 2006トップ:メロン・タンジェリンリーフ・ファーンミドル:レモン・バーベナ・ブルーフリージア・ルバーブラスト:インセンス・シダーウッド・ムスク・ピーチスキン解説:例年よりも遅いご紹介のこちらのシリーズ。サンプルなどもだいぶ前に届いておりましたが、書くタイミングを逃したと言うか、他にご紹介すべき商品を優先したと言うのが本音。夏物ですから、あまりあまり早くご紹介したところで、昨年ほどの過剰な勢いは感じられないとも思いましたので、各店舗に並ばれるタイミングに合わせました。今期のCK-ONEサマーは、海辺のような砂浜の黄色と水平線の彼方まで広がる海のような色使い。(メーカー公表では真夏の空と輝く太陽との事)夏らしく爽やかな出で立ちは、夏の訪れを予感させてくれます。続いて香りはと言うと、トップはメロンなどの優しくも青々しいフルーツが瑞々しく香り、やがて、レモンのフレッシュな香りにフリージアの優しい甘さが加わり、真夏の休日に海に誘われるような心浮き立つ気分へと感じさせられます。ラストはムスクがパウダリーに広がるようにウッドと絡み合い、夏物らしくさらりとした余韻を残します。感想からすると、3作目ともなると正直、飽き飽きしてきますが、今作は過去の2作よりも個人的には好み。通常はトップから爽やかな香り立ちが始まる訳ですが、だんだんレモンの香りがくるところが面白いと思いました。また、全体的に比較落ち着いたのも好印象。派手派手しさは無いものの、存在感はきちんと残っており、日本のようなジメジメっとした気候には、丁度良いとも感じられましたね。ただし、立ち上がりは好きになれませんでしたが・・・。価格の相場からすると、ココが底値と思われますので、シリーズで買い求めている方はお早めに。今週はココまで。
2006.05.06
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とある元担当者から「画像送ったのに使ってくださいよ」とのメールが届き、仕方が無いので号外分を書きます。6月以降と言っても正直な話し満足の行くレベルで揃っているわけではなく、予備知識として皆さんには見ていただきたいので悪しからず。ではでは、2006年6月発売予定商品(代理店未発表も含む)6月9日YSL ベビードールラッキーコレクション ミニ4Pセット 5,460円※上記のお店さんは即納できるようですね。それは置いといて、相変わらず前評判が高いベビードールのミニ4P。とは言っても、売れるスピードに関しては、たぶん温度差があると思うので、ギフトが弱い店舗はそんなに積まなくても良いと思われます。6月10日マリナドブルボン モンアンジュ EDT 30ml 5,040円トップ:フリージア・白桃・ハニーサックル・イランイラン・レッドベリーミドル:チュベローズ・ジャスミン・ダマスクローズ・スズラン・ミモザラスト:ムスク・ブロンドウッド・サンダルウッド※LYSの売れ行きが好調との話も聞かれる今日この頃。今度はモンアンジュという新作を発表。正直、初代とローズブルボンの中間なイメージなのでどうなのでしょうかね。ハマー H2 EDT 40ml 4,725円 75ml 6,300円 トップ:シナモン・マンダリン・ベルガモットミドル:カルダモン・バーボンペッパー・エレミラスト:インセンス・レッドミルラ※前作ハマーに関してはあまり好印象はなかったのですが、今回のH2には個人的に期待しております。やっぱり黒には黄色よりも赤の方が似合っていると思うので。6月14日(限定)エタニティ フォーメンサマー2006 EDP 100ml 9,975円画像なしトップ:アルデヒド・ベルガモット・タラゴン・オレンジフラワーミドル:ラベンダー・シーグラス・シダーリーフ・ミモザラスト:ドリフトウッド・ホワイトアンバー・パチョリ・ムスク(限定)エタニティ サマー2006 EDP 100ml 9,345円画像なしトップ:ピンクグレープフルーツ・フィグ・バーベナミドル:ハニーサックル・ジャスミン・マグノリアラスト:ムスク・サンダルウッド・セージ※6月に夏物を入れる危険性。去年十分味わったお店さんも多かったのではないでしょうか。6月21日ジェパーリー スウィートラブインテンショングリーン EDP 60ml 円 ※赤→青→緑とまぁ無難な色の選択です。早くも間もなくサンプルが届きそうなので詳しくは後日の日記にて。6月予定(限定)イッセイミヤケ ロードイッセイサマー2006 NA 100ml 6,825円(限定)イッセイミヤケ ロードイッセイプールオムサマー2006 NA 125ml 7,875円(限定)ジャンポールゴルチエ ゴルチエサマー2006 NA 100ml 6,825円 (限定)ジャンポールゴルチエ ルマルサマー2006 NA 125ml 7,825円 ※百貨店向けの絡みもあってやっぱり出てくるようです。今の段階では不明ですが、この後にパコラバンヌとキャロライナも出てくるような予感。これらのシリーズが出始めてくると夏物の仕入を終了しておりました。続いて7月情報7月11日(限定)マークジェイコブス スプラッシュレイン(緑) EDT 300ml 13,965円グラス(青) EDT 300ml 13,965円コットン(赤) EDT 300ml 13,965円 ※まぁ百貨店流通のみなので、正直眼中に無いですね。300mlですか。20mlぐらいで使うの止めちゃいそうですが・・・。7月20日(限定)ヒューゴボス ボスブラックエディション EDT 40ml画像なし※ ヒューゴボスも立て続けにリリース。シルバー→ブルー→グリーン→ブラックの順で覚えておきましょう。7月予定エラミカオ ユージンゴールド EDP 50ml 5,775円画像なし※ 画像をお見せできないのは残念ですが、今回は蝶々をモチーフ。クリスティーンダーヴィンをもっと可憐に豪華にしたような雰囲気と覚えておきましょう。7月予定シンシアローリー シンシアローリーオーデパルファム EDP 30ml 5,775円 50ml 7,825円 100ml 10,500円画像なし※この辺までくるとコメントのしようがないのですが、ファッションをあまり知らない私でも何かで聞いたことのあるNYのブランドのファーストフレグランス。ちなみに発売延期(未定)ショパール インフィニメント EDT 30ml 5,775円 50ml 7,770円画像はミニチュア※発売見送りは無いと思いますが、延期になっちゃいました。更には今後発売されそうな商品情報モスキーノ フレンズ ※国内発売6月とも噂されておりますが、一応一応。スタックスタイル ※つい先日国内ではこのシーリーズの2アイテムが発売されたばかりですが、海外では早くも3アイテム追加。ディメーターじゃないのだから・・・。ジバンシィ ヴェリーイレジスタブルサマー ※ヴェリーイレジスタブルといえばプレミア等が百貨店で発売したばかりですが、海外では夏物もご準備。昨年も7月~8月ぐらいにフォーメンとか出ておりますので、今年も出てきそうですね。ケンゾー ローパケンゾーラブロー ※フラワーバイのサマーリミテッドも海外では出ているようですが、私はこちらの方が日本人に馴染み深いと思い、期待を込めて日記に書きます。とまぁ今のところはこんなものでしょうか。いづれも予定ですので、早まったり、延期されたりしますので悪しからず。最後に追加情報としてはこのようなモノをご用意アランドロン (仮)サムライ リミテッドエディション ※ JFL公認のサムライ。日本代表ユニフォームのような鮮やかなブルーのグラデーションが印象的。限定ボトル?正式名称?発売時期?香りは???全く分かりませんが後報をお楽しみに。号外はここまで。
2006.04.29
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先日、一通のメールが届きまして、そこにはこのような内容が書かれておりました。「また香水カレンダーを作る予定はないのですか?」と。答えから申し上げると、「作りません」です。何故かと申し上げると既に今年あたりからネット上できちんと作っている方がおられたので、今更私が作ってもと思ったからであり、リンクの方を貼っておきますのでそちらをご覧下さい。「香水手帖>香水カタログ」ね。きれいにまとめられているでしょう。正直これを見た瞬間、自分で作ったものが恥ずかしくなってきた次第で、完膚なきまでに白旗です。きちんと更新もされているので興味をもたれた方はご参考してみてくださいね。その代わりと言っては何ですが、本日の日記では5月に発売される商品をご紹介していきます。ゴールデンウィークを前に各社いろいろな新作がたくさん出てきておりますが、年休明けからもまだまだ新作が出てきます。どちらかと言うと、万人向けと言うよりは、個々の趣味嗜好に走っているような印象がありますが、画像の無いものまで一気にご紹介していきますのでお付き合いくださいね。ではでは、2005年5月発売予定商品(代理店未発表も含む)5月10日(限定)カルバンクライン CK-One サマー2006 EDT 100ml 6,825円※ネットプライスと言うサイトをみると以前として高い人気を誇っているようですが、業者の話を聞くと慎重な発注を各小売店さんはしているとの事。もう3作目ですから仕方ないのかもしれませんが、早いところでは、5月3日あたりから店頭に並ぶはずです。5月12日(限定)ルチアーノソプラーニ ソロサマー EDT 50ml 4,725円画像無し※雑誌パルファムに載っておりましたが、未だ画像届かず。ソロの黄色のキャップで薄い水色のボトルと覚えておきましょう。担当の話を聞くとオリジナル ソロよりも夏らしくすっきりした感じとの事。曖昧でよくわかりませんが、普段使いには良さそうです。夏季限定なので、ちょっと高めな値段設定。5月17日マサキマツシマ エム ミンティー EDP 40ml 8,925円※嫌いではないのですよマサキマツシマ。でもね、売れてなんぼですからこの世界。オリジナルのエムすら存在感が薄いですが、たて続けに青いボトルをリリース。香りは良いとの事なのですが、問題は価格。各業者どれくらい仕込んであるか分かりませんが、付き合い程度で良いと思われます。ダンヒル ピュア EDT 50ml 5,775円 75ml 7,140円※フレッシュの後のピュアですか。たいした代わり映えはなさそうですが、このボトルの形状自体は結構好み。ラグジュアリ感と言うか、センスは良いとおもいます。5月19日キャロライナヘレラ アクア EDT 30ml 4,410円 50ml 6,090円 100ml 8,925円 ※212セクシー以来の久々の新作。無機質なイメージを残しながらも、ボトルのイメージと香りの雰囲気が一緒であればヒットしますよこの商品。5月20日ジャンヌアルティス セクシーボーイホットゲーム EDT 100ml 4,095円 ※御馴染みセクシーボーイの新作。今回はクラブエディションからの引き続いた流れを汲んでいるようで、香料だけ見るとトップ:エレミ・レモン・ベルガモット・サイスレス ミドル:クラリセージ・アルテミシア・トンカビーン・フローズンアニス・ナツメグ・クローブ ラスト:シダーウッド・サンダルウッド・ガイアック・パチョリ・チーク・マテ茶・アンバー・ムスクとフレッシュスパイシースウィートとなっているご様子。個人的な感想としては・・・。サンプルが届き次第、日記で書きますのでお楽しみに。パリスヒルトン ジャストミー EDP 50ml 5,775円※ようやく正規の発売日が決定したようで、今年は来日するのかパリスヒルトン?てな訳で、「ネットで売っている」なんて焦って手を出す必要もないですから。きちんと香りを試したから買う習慣を。5月24日クールウォーター ゲームマン EDT 30ml 4,830円 50ml 6,510円画像はミニチュアクールウォーター ゲーム ウーマン EDT 30ml 5,040円 50ml 6,825円画像はミニチュア※「クールウォーターのインパクトに比べたら・・・」と正直な本音。エコー・ノマド・ディープ・シルバーシャドー・・・個人的には応援したくなるブランドなのですがね。画像では綺麗に見えるかもしれませんが、よく言えばカジュアルすぎ。香りの感想ですか?個人的な意見としては、メンズは中の上。レディースは中の下。(私にも嗜好がありますので)ボス セレクション EDT 50ml 7,560円 75ml 9,870円※どのようなボトルなのか今ひとつ分からなかったのですが、パソコンの方は見れるでしょう。外国人の方にはウケそうですよね。シャープで都会的なセンスの良さ。香りは試しておりませんが、トワレの50mlで7500台はちょっと高すぎるかもしれませんね。5月26日(限定)プチサンボン ピーチ シャーベット EDT 50ml 4,725円 ※レモンパイの後はピーチシャーベット。アイデアに煮詰まってる感がございますが、夏場に向けては悪くはなさそうです。しかし、ピーチ=柔らかく瑞々しい甘さ+シャーベットですからパンチの部分でちょっと薄すぎるような気がしますがね。5月27日エリートモデルズ エリートフォーハー EDP 30ml 4,725円 50ml 6,300円 100ml 7,825 エリートモデルズ エリートフォーメン EDP 50ml 100ml 7,350円 ※海外でボトルを見ときに気にはなっていたのですが、早々日本上陸とはちょっと驚き。ポップティーン・モデルズエージェンシー・・・。不安はありますが、期待はしております。エラミカオ ユージンメン EDT 50ml 5,250円 100ml 6,300円※ユージンフェローチェあたりからワイルド路線に変更しつつあるエラミカオから新作のメンズが登場。商品案内から見ると、ボトルのイメージよりも柔らかそうで丸みのあるような香りに仕上がっていそうなので、香りのチェックをしてみたいところです。5月31日ナオミキャンベル キャットデュリュクス EDT 30ml 3,990円 50ml 5,250円※ナオミキャンベルって誰?という若者もいらっしゃるかと思いますが、名の通ったブランドの久しぶりの新作なだけに期待大!(と言うよりも裏話として前作が日本上陸を見送られたようですが・・・)香りも悪くないと思いましたし、価格設定も店頭1,980円前後ぐらいで推移しそうですし、一本抑えておいても良さそうですよ。5月発売予定エリゼ ライオンハートベルズビーチ EDT 50ml 5,040(?)円※再発売なのでコメントは省略です。とまぁ、ここまでが一応情報として入ってきております。本当は6月以降に発売予定の商品も考えておりましたが、何せ4月発売の商品すらきちんとフォローできていない訳で、時間があればきちんと続きを書きますので。今週はここまで。
2006.04.27
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まずは、トップページのリンク集にも収めておりますが、携帯でご覧の方には見えないので、さらっとこちらの商品をお浚い。ライオンハート ベルズビーチ 50ml前回の日記でたまたま限定品について書きましたが、偶然にも限定品の再発売の発表があり、個人的にはちょっと驚き。(業者筋でまだ在庫を抱えている所は早めに開放した方が良いですよ)昨年ほどのたくさんの売上は期待できないものの、香り的にはオーソドックスですから。リピートしたい方は5月下旬まで待っていてくださいね。それと時を同じくして、「ライオンハート バスライン」も発売予定。ここ最近、男性の愛用者が増えているようなので、寝汗を掻いた朝のシャワータイムに活躍してくれること間違い無しです。さて、今回の日記をどのようにするか。アイデアこそ生まれているもののパソコンに打ち込む時間が最近めっきり少なくなりまして、皆さんに御不便をお掛けしておりますが、今回に限り、物凄く個人一人に対して書いてみますのであしからず。香水の業界と言っても、比較的狭い世界でございますが、それでも企業の特色と言うか、フットワークの軽い重いというのがあります。このフットワークと言うのをもっと簡単に言えば、お店側からの逆提案(客注文の対応や新しい商品の展開)に対し、機転が利くほうがお店さんにとっては使い勝手が良いものであります。特に私のような情報を集める事を趣味としていたところであれば、余計にこの逆提案と言うのが多くなり、多数の取引先を困らせていただろうと推測されますが・・・。そんな私の提案に対して、未だに一生懸命応対してくれる某若手営業マンには感謝する次第ですが、情報を流しておいた商品の良し悪しをまだまだ把握できていないようなので、遠まわしに日記を使って説明していきたいと思います。話を振り返ると、今年の2月ぐらいでしたでしょうか。私が海外の情報を検索していると、ちょっと面白そうな商品が出てきたので、その担当者を窓口に調べていただいたのがこちらの商品。「ニナリッチ レールデュタン EDITION COLOMBES COULEVR」 情報1.香りは不明・2006年限定品 詳細はニナリッチHP(英文にて)2.店頭価格 おおよそ30ml 3,000円前後3.国内代理店情報 8月ぐらいまでは、新作の出る気配無しで、続いて先月辺りに調べていただいたのが、こちらの商品「ドルチェ&ガッバーナ ザ・ワン」 情報1.今のところ海外でも発表の段階。正式発売は夏場にかけて2.国内到着は早くても8月3.香りは不明4.国内代理店情報 当分新作の気配無しどちらも、未だに代理店から発売予定は立っておらず、しかも、香りすら分からない状態なので、他の小売店の前評判は悪いようです。皆さんはどちらか欲しいと思いましたか?仮に私がその企業の仕入担当であれば、前者は仕入れをし、後者は、容赦なく見送ったと思います。何故、そのような根拠なのか。まず、他の輸入業者よりも先行で商品を仕入れると言うことは、市場を独占する事ができ、相場を勝手に決められると言う特権があり、利益率を非常に良くすることができます。従って、売れてさえ(これがミソ)くれれば、これ程良いアイテムは無いのです。しかしながら、当たりハズレがあるのも事実。1本や2本の仕入ではないですから、売れ行きが悪ければ、赤字にしてでも処分をかけなければならず、小売店側の反応を見てみたいと思う気持ちは必然的なのです。但し、その間にもタイムラグが生じるわけで、特に上記のような大手ブランドであれば代理店での発売が確実視されるので、仕入れられると言う情報が出たからには、国内の小売店の反応を聞くのではなく、即決で一日でも早く国内市場への投入を考えるべきなのです。で、両者とも大手ブランドな訳ですが、何故片方がGOサインで、片方が見送りなのか。これは単純にアンパイを選んだだけの話で、画像から見受けられるニュアンスとしては、ニナリッチの方はレールデュタンのボトルに赤色のグラデーションが掛かっているので、見た瞬間にレールデュタンの延長線上という安心感があり、手にとらなくても想像しやすいのです。プラス「赤の・・・」=何となくフルーティ?=万人受け?とイメージできるので香りの想像もし易く、価格的にもある程度抑えられているので、申し分ないわけです。気になるポイントとしては、代理店や他の輸入業者の動き。先行入荷というのは単独で仕入れて、はじめてうまみがあるので、一斉に入荷が始まると結局価格のたたき合いなるので、躊躇している間に面白みが薄れてきていると把握しなければならなかったのです。続いては見送った方のザ・ワンなのですが、確かにネームバリューとしてはニナリッチよりもドルガバの方に今現在は指示が行くかもしれません。但し、それは「ブランドの」と言う頭が付き、事香水に関して言えば、日本人の抱いているドルガバのイメージとは距離を感じてしまいます。現にライトブルー何て言う異端児は別として、香水は、カジュアルよりもクラシカル路線が強く残っており、前作シシリーにしても結局国内では成功しておりませんから。そのイメージを引きずっている今回のザ・ワンに関しては、正規代理店が取り扱いを開始してからでも遅くはなく、デパートで香水を買うようなお客様がメイン市場になるのでは?と想像がつきます。このように、商品の良し悪しについて書いてみましたが、理解していただけましたでしょうか。私達はその昔、香りなんて試さずに新作を感性の趣くままに仕入れておりました。その頃は当然のことながら、白黒のFaxしかなく、今思えば、それでよく仕入れたよねって自画自賛しております。但し、その分センスは磨かれたと思っておりますがね。売れる売れない何て言うのは、市場に投下して始めてわかるものですし、ここは勉強代だ!と言う意気込みで、若いうちは失敗を繰り返してみてください。その分どうすれば良いのか?そして、どういう商品が皆さん求めているのか?感覚的に分かってくるはずですので、それだけでもめっけもの。まずは、自分を追い込んでみないと一皮剥けないのですよ。はい。今週はここまで。
2006.04.21
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先週お休みしたので、今週はもう一本書きましょう。ゴールデンウィークを前に、新作香水のアメあられ(古い)。こちらの日記でもだいぶ遅れをとってご紹介しておりますが、新作!新作!といっても、定番と限定に分かれており、本日の日記では最近の限定品についてちょびっと考察してみますので、まずはそちらから話を進めていきますね。限定品と言うのは大概、年度の区切りか、もしくは期間限定で出てくるものであり、その期間に売れるであろう本数を生産します。これらの商品の発売時期と言うのは、ある程度決まっておりまして、プレゼントの需要期であったり、その商品の持つ固有の季節感を打破する意味合いで作られたりする物であり、その年の売れ行きが良ければ、ほとんどの場合、翌年やその翌年まで、名前を変え、香りを微妙に変化させ作られ続けるものであります。この限定品を出す意味合いと言うのは、昔の日記でも書いたように、オリジナルの人気が落ち着いてきた場合のテコ入れであったり、新しいコレクションの一部として登場したりするわけですが、ここ最近のディスカウント市場では、この限定品に注目しているのです。一般的な話として、ファッション(特に衣料品)などはシーズン終わりとなれば、バーゲンをし、在庫処分をしますが、香水の場合はちょっと変わっております。確かに、シーズン終わりで在庫過多の限定品ともなれば、メーカーからのスペシャル特価で一旦流通します。しかし、市場からほとんど無くなった途端に価格が高騰するのです。今現時点で言えば、例えばこんな商品エスカーダ イビザヒッピー 30ml ¥3,293一時期は千五六百円ぐらいまで店頭価格が落ちたにも関わらず、ここまでディスカウント価格を戻している訳で、相場が上昇している事は確かなようです。もちろん定価までは届かないモノの一番の底値で買っておいて、2年ぐらい眠らせておけば、普通預金なんかに比べられないくらいの利幅で戻ってくる訳です。やろうと思えば、先物取引なんか出来うるので、元本保証を謳い文句に出資者を募っても面白そうですが、先物だけに結構リスクが高いので誰も手を出さないのも事実。まず、根本的に密閉低いスプレーボトルを眠らせる危険性。中味のほとんどはアルコールですから、香りに変化がついたり、色が抜けたり、目減りしたりとたくさんのリスクが付き纏います。さらには、再生産される可能性だってあるわけで、今思い浮かべるだけでも、インラブアゲインやマットイエローなんかそうですが、一旦市場から無くなったあとに再生産し、相場が崩れた何て言うこともザラにあります。さらには、他店などでどれくらい残っているかも重要なポイントでして、100%市場を独占できれば好き勝手な値段をつけられる訳ですが、あるところには何時までも残っている訳で、この辺の駆け引きが非常に難しいです。付け加えれば、きちんとリピーターが残っていれば良いのですが、あんまりにも高すぎて、買い手がつかなくなるなんて事もあるのです。以上の事を踏まえると、需要と供給のバランスが相場に反映することがお解りいただけると思います。これらの事を十分意識してネットショップさん達は他店競合の価格を横目に見ながら、プライスをつけておりますが、一歩進んだ解釈して、逆にこれらの商品を目玉品として『安い!』というイメージ戦略を図っているところもあるのです。例えばこんなお店CK ONE SUMMER2005 100ml ¥2,980【キムラヤ】既に卸業者では商品がなくなっており、高くても欲しいと思っている小売店さんも多いかもしれませんが、上記のお店では、その当時の安値のままで売っている訳です。何故このような事をしているのか?これはあくまでも推測なのですが、この商品を一般ユーザーが見た場合の宣伝効果=この店は安い!と言うイメージを与えている訳で、このお店さんが取り扱っている商品全般への安売り感を強調しているのです。また、商売の基本の皆さんが欲しがっているものをより安く提供する事により、はじめて買い物する気になるものであり、ここで一度でも購入していただければ、また買い物をこの店でしてくれる可能性をUPさせる事ができるのです。もちろん、単純に在庫過多で処分しているのかもしれませんが、それでも、上記のような効果が得られるわけで、目先の利益に捕らわれないお店さんの戦略なわけです。では、今からできる今後価値観が上がりそうな限定品とは・・・変なことをやりそうな輩が出てきそうなので書きません。あえて申し上げれば、この日記を書いている時点ですら、皆さん同じ事を考えている事だけは忠告して、本日の香水をご紹介していきましょう。本日は4月21日発売「ラブ&ピース オーデパルファム」です。 トップ:オレンジ・ブラックカラント・マンゴー・アップル・ハニーサックルミドル:ジャスミン・ローズラスト:サンダルウッド・ムスク解説:LOVE&PEACEなんて、まるでジョンレノン辺りが歌っていそうなネームですが、ご存知マジックトゥラブのメーカー名でして、この商品の成功を期にラブ&ピースパルファムと言う一つのブランドを確立しようとしている狙いが見え隠れするこちらの商品。まずは一際目立つマークの意味から。ハートのマークにピースサインのマークを強引に埋め込み、まるで愛に亀裂が入ったかのような意味にも取れてしまうラブ&ピースパルファムの公式デザイン。ハートのラブには、ボトルの中にローズクォーツを入れ、香水をつけるだけで恋の威力が増すのだとか・・・。又、ピースサインの意味としては、収益の一部をNGO団体に寄付する仕組みになっており、買うだけで、世界平和や貧困の救済になるとの事。香水本体以外の部分が妙に強調されているのも前述に書いたような意味合いで見ていけば合致します。では、一体どのような香りなのか、詳しく見ていきますと、付け始めから、明るくライトでジューシーなフルーツの甘い香りがすっきりとした気分にさせてくれます。やがて、ローズの芳しい香りとジャスミンの穏やかさ交じり合い、ほんのりと体を抱かれるイメージへ。ラストはサンダルウッドからムスクへの変化をあまり主張しない漂い方で広がります。個人的な見解からすれば、ボトル自体に愛着感は湧かないものの、香り自体はマジックトゥラブよりも洗練されたイメージ。ちょっと軽すぎるのかなぁとも思いますが、夏場に向けては使い勝手は良さそうです。但し、売れるの?と聞かれれば正直言葉を濁してしまいます。前作は正直テレビ番組で取り上げられた効果が諸にあり、そのお陰で飛躍的に売れたという印象があり、同じブランドだからと言って、今回はボトルも新しく、マジックトゥラブの面影が全く無いのです。そう考えると、商品単体で見なければならず、「愛」だの「恋」だのには、お金をつぎ込む消費者心理はあっても、「世界平和」だの「寄付」だのには、興味を示さない国民性があるような気がしてならないのです。(メーカーの考え方は素晴らしいことなのですけどね)特に、ターゲットが十代ぐらい後半までとなれば、尚更であり、その上の世代とするならばちょっと商品的に辛い気がしてなりません。いづれにせよ、たぶんメーカーさんも、このまんまこの商品が黙っていても売れるとは思ってないでしょうから、何か作戦があるのかもしれません。社会貢献ってマスコミが喰いつきやすいネタですからね。と言うことで、本日2本目の香水をご紹介します。本日2本目は「グッチ エンヴィミー2」です。グッチ エンヴィ ミー 2トップ:オレンジ・バイオレットリーフ・マグノリアリーフミドル:バラ・リビングパープル・ヘリオトロープラスト:パチュリ・バニラ・サンダルウッド解説:前作エンヴィミーの国内発売が2004年秋。その頃は、まじめに丁寧に日記を書いておりましたが、月日が流れると共に、手荒くなってしまったと痛感させられます。そんな反省は良いとして、今回のエンヴィミー2は、前作のイメージによりラグジュアリー感を増した演出を施しております。まず外観からご説明しますと、前作と同様のデザインを基調としておりますが、ピンクGGのそれとは違い、ベースに敷かれているグリーンが映えるようにGGマークはおまけ程度の具合。これらは、最新のグッチシマラインと共通するコンセプトであり、外箱同様に見るものに高級感を与えております。香りの方はと言うと、心地よく爽やかに香るグリーンフローラルの香り。トップはバイオレットリーフやマグノリアリーフなどの香りが草原を通り抜けてきたような風のイメージを髣髴させ、やがて、その風はバラなどが咲き乱れる庭園へと誘われる香りへと変化していきます。ラストは心地よい温かさがあるサンダルウッドやパチュリの香りが以外に粘り強く残りますが、サッパリとしているので、嫌味はなさそうです。オリジナルの香りと比べると明らかに違いを感じますが、全体のイメージを頭に浮かべるとやはり相通じる共通項が見えてきたので不思議な感覚に捕らわれました。これからのシーズンにとても良さそうな香りですが、各業者を通し先週からお店に投入されている反応を聞くと、思ったほどと言う声が聞こえております。しかし、本当の発売日は本日(4月14日)であり、これからが本調子で売れて行くのではないでしょうか。追伸として、意外に男性が購入する比率も高いとの参考意見も付け加えて、今週はここまで。
2006.04.14
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すっかりブログの方を放置しておいたら、いろいろと出てきているようですね。今日はまずこの商品から。カルバンクライン シーケーワンサマー2006。今年も出るわけですが、どうやら並行輸入モノが先行で入ってきているご様子。そんなに慌てなくても、ゴールデンウィーク明けには、2,980円ぐらいの相場で流通するので、皆さん我慢しましょう。香りですか?何となくマッタリしとりますな・・・。さて、新作のレビューを一気にご紹介していきますが、今回は何となく良さそうなんだけど手を出すかどうか迷う3アイテムをご紹介。この日記を見て参考にしていただければと言う想いを込めて話を続けていきましょう。まずは、4月12日発売「エスポア ファンbyエスポア」から。【エスポア】 ファンバイエスポア香料:ラズベリー・ブラックカラント・ピンクフリージア・クィーンズフラワー・フォーシーズンズローズ・ピオニー・ヘリオトーブ・ベチパー・サンダルウッド・ムスク解説:ワールドカップの共同開催や例の四様ブーム以来、すっかり韓流と言う言葉が定着してしまった感がありますが、いよいよ韓国の老舗化粧品会社「アモーレパシフィック」のフレグランス部門「エスポア」が立ち上げた「ファンバイエスポア」がこの4月12日から発売されます。円形の可愛らしいピンクのボトルから発せられる香りは、明るく楽しいフルーティフローラル。付ける人のTPOによって、異なる4つの印象が纏うたびに違ったイメージを抱く事でしょう。明るく楽しい:ラズベリーやブラックカラントのフルーティな甘いカクテル個性的で華やか:ローズを中心とした煌びやか鮮やかな広がり情熱的:ヘリオトローブの一途な香りベース:サンダルウッドとホワイトムスクの官能(一口メモ:一般的には、果実→花や草→木と言う具合に揮発すると言われております)さて、まず抑えておきたいのは、韓国香水と言うイメージについて。韓国焼酎みたいなノリですが、世界的なレベルで見れば、日本・韓国・中国等はアジア圏として位置付けられており、近年香水の趣味趣向は似ていると各香水メーカーは考えているようです。「アジア先行」・「アジア限定」などと書かれている商品などは典型的な例ですが、それだけで国内向けの万人に好まれる香りと解釈しても差し支えないと思われます。で、この商品に目を移すと、パッケージには思いっきりmade in Koreaなんて書かれており、一般ユーザーはちょっと気が引けちゃうかもしれません。国内メーカーの香水は敢えてmade in Franceなんて気を使っているくらいですから、韓国香水や化粧品の素晴らしさを代理店には謳って欲しいところでした。商品自体はきちんとした作り込みはしております。POPなどに使われているCGキャラクターなんかにもお金が掛かっておりますし、調香師もナタリーローソンと有名処を使っております。香りの個人的な印象も悪くは無く、キャラクターに合ったフルーツカクテルのような甘さや明るさが十分感じられますが、香り持ちやパンチと言う意味では、ちょっと希薄かなって言う印象です。もちろん、商品を市場に出してみないと結果はわかりませんが、ネット上でテスターセールなんかでばら撒かれない事を祈りつつ、皆さんの反応を聞きたいところですね。続いてはこちらの商品。アレッサンドロデラクアより「ウーマンインローズ」をご紹介。アレッサンドロデラクア ウーマンインローズトップ:ベルガモット・カイピリーニャアコード・ピンクペッパーミドル:ピタヤ・サンバックジャスミン・フリージア・ミントラスト:シダーウッド・サンダルウッド・ムスク解説:百貨店では、好調なアレッサンドロデラクア。定価販売されている商品の中でもとりわけ廉価版に属するラインですが、その割には香りもしっかりしており、店員さん達にも売りやすいブランドとして認知されているらしいです。シンプルで透明なボトルには、ローズの茶目っ気たっぷりなイラストが施され、エレガントさの中にも愛らしさを表現。香りの方はと言うと、ローズの香料を使わずにバラの持つ繊細さと鋭さをイメージさせます。トップは瑞々しい香気の中からはじけるように飛び出すベルガモットやピンクペッパーの印象が新鮮に生き生きと立ち上がります。やがて、ジャスミンやフリージアの清らかな女性らしい可愛らしさが現れ始めると、何処となく青臭い、鋭い刺を持った茎の部分を髣髴させるイメージへと変化していきます。ラストは、ムスクにウッド調の深みを与え穏やかな気分にさせてくれることでしょう。甘さを抑えてある分大人っぽい印象を持たれる方も多いかも知れませんが、ライト系な香り立ちなのでフレグランス初心者にオススメです。(ちょっとマニアックですが・・・)普段、香水とは縁遠いお母様方に、母の日のプレゼントとしても良い選択だと思いますし、又、ちょっとストレスが貯まって気分を開放させたいと思った時にも使えそうなフレグランスです。あまり置いてあるお店さんは少ないかもしれませんが、まずは店頭にて香りをお試しあれ。さて、本日取りを勤めるのはアクオリナから「チョコラバーズ」です。アクオリナ チョコラバーズトップ:ベルガモット・オレンジ・レモンミドル:リリーオブザバリー・コリアンダー・ヘーゼルナッツ・パチュリ ラスト:バニラ・モルト・ムスク・バニラアブソリュー 解説:一作目の「ピンクシュガー」が世界のみならず、日本でも大ヒットしただけに、セカンドフレグランスのチョコラバーズにも俄然期待が膨れ上がります。果たしてどんな香りが出来上がったのかじっくり見てみましょう。ボトルやパッケージは従来からの継承ですが、ピンクのリボンテープを取り払い、チョコ=ハートと言うイメージまんまの分かり易い装飾。香りの方は、チョコの濃厚な甘さを損なわれないようにしながらも、体に纏うことを計算された香り作りがなされております。ベースに敷いてあるバニラやモルト、ヘーゼルナッツなどで作られたチョコレートの香りが独特の深みと甘さの世界観を演出し、相性の良い柑橘類の酸味やジャスミンなどの可愛らしさ、コリアンダー、パチュリなどのアクセントを絡めながら小悪魔的にキュートでセクシーな印象を与えます。昨年発売された「マットショコラ」と比べると分かりますが、本来のチョコレートの香りと言えば、マットショコラの方に軍配が上がると思います。但し、この香りを香水として使うのであれば・・・と考えると、今回発売されたチョコラバーズの方が使い易そうですね。微妙な差なのですが、マットショコラの場合、なんとなくスモーキーで大らかさがあり、何の為に、誰の為に作られたのかが、今ひとつ不明確なわけでして、その点、このチョコラバーズの場合、ターゲットは若年層であり、香りにも可愛らしさが溢れております。もちろん、これから気温が上がっていく季節や、湿度の高い中で、この香りを使うのはどうかと思いますが、新しい季節の始まりに斬新なイメージチェンジを考えている方にはオススメですね。以上、今回の新作香水はいかがでしたでしょうか。いつもご覧頂いているマニアックな方々にも喜んでいただけそうなチョイスをしてみました。ちょっとお金に余裕があれば、手を出してみたい。けれど、ネットで商品の検索をしてみてもどれも書いていることが一緒。よく分からない。と言う声が聞こえてくる前に載せてみました。グッチやカルバンクラインなどの話題作以外のものもたまには試してみてくださいね。本日はここまで。
2006.04.10
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ここ最近、新作の香水サンプルがい~~や~って言うほど届いており、嬉しい悲鳴をあげております。それにしても、どこぞのサイトを見て頂くと分かりますが、4月は新作の発売が多い事多い事。ネタには困らない分、その調理方法と言うか、面白くそして分かり易く書く事の難しさに悩んでいる今日この頃です。と言う事で、今回の日記では、実験的なことをやってみたいと思います。だいぶ前の日記に私が新製品を取り扱うかどうかの基準みたいなモノを書いた事がありました。(詳しくは2月22日の日記にて)その回では、下記の項目を挙げ、評価が高ければ仕入するみたいな事を書いたわけですが、本日は具体的に紹介する商品を照らし合わせて見ていきたいと思います。項目 (星の数 ★~★★★★★)1.ブランド(生産メーカーのブランド力・キャラクター・知名度など)2.見た目(高級感・格好良さ)3.香り(個性的なのか万人受けなのか)4.価格(設定する際の価格)5.同価格帯の対抗馬(同じ価格帯の売れ筋と対抗できるのかどうか)6.商品の背景(商品に対するイメージ)7.商品のバリュー感(容量と価格のバランス)8.ターゲット年齢(ターゲットとしている年代と価格のバランス)9.商品のプレミア感(少量生産など)10.ブーム(セレブ系→モテ系→おまじない香水などのブームの変化)追加 作者の直感?こだわり?好き嫌い? 売れる売れない個人的な評価:最大50ポイント=トータル100点でオススメ度を見ていってください。と言うことで、本日の香水をご紹介しましょう。本日は「イヴサンローラン ベビードールライト オードトワレ ラッキーゲーム」です。ベビードール ラッキーゲームトップ:グレープフルーツ・ブラックカラント・リュバーブ・四葉のクローバーフラワーミドル:ローズ・スズラン・ザクロ・ホワイトピーチラスト:ホワイトムスク・シダーウッド解説:既にネットショップでは「先行予約受付中!」と言う言葉が踊り、出荷は軒並み4月10日前後との事。とあるサイトでは、700本近くの予約実績を見せつけられると、同じ事をフリマでも個人的にやってみようかなとも思いますが、ルール違反になるので、自主規制。指をくわえながら見ております。今回の限定品の特徴は、恋占いなるゲームがついていること。但し、その意味は、デパートで購入した人しか、説明書がついていない様子なので、これでは蓋を開けてもなんの感動も得らないのです。並行輸入市場では当然と言えば当然の出来事なのです。まず、蓋を開けてピンク色の可愛らしいボトルと共に見えてくるのが・・・・((ごめんなさい メーカー側のクレームにつき、自主規制となりました。TOMATO 1974))続いては香りの方ですが、ベビードールの夏季限定といえば、ライトパターンとなっており、前作「キャンディーピンク」や元祖「ベビードール ライト」と比べるとどうなのかと言われると記憶が定かではありませんが、今作も同じような流れを汲んでおります。トップは、グレープフルーツやブラックカランットの弾けるような甘酸っぱさが立ち込ます。クローバーの繊細な青さが所々顔をみせ、心浮き立つような清々しい気分に。やがて、ローズやザクロ・白桃の柔らかさが、ベビードールのオリジナリティを髣髴させ幸せな充足感を得る事ができるでしょう。ラストは、ホワイトムスクの官能にシダーウッドの抱擁感が優しく抱きしめてくれる感覚になります。ではでは、お待ちかね。点数発表。1.ブランドブランドに関しては言う事無し。老舗イヴサンローランですから。評価:★★★★★2.見た目ご存知ベビードールまんまのボトルですが、恋占い?で遊べるチャームがどうでしょう。評価:★★★★☆3.香り元祖ベビードールのライト版なので、もちろん万人向け。しかもこれからの季節にマッチする。評価:★★★★★4.価格取っ掛かり特価3,480~3,980円前後の価格帯はやや高めな感覚。評価:★★☆☆☆5.同価格帯の対抗馬イメージとして、同価格帯に入ってくるのが、ランコム ミラク・クリニーク ハッピーあたり。それらと比べると、買い得感はあるでしょう。但し、オリジナルのベビードールと比べると100mlが買えてしまう点では割高かな。評価:★★★☆☆6.商品の背景例のミニ4P以来、すこぶる話題性が上がっている。評価:★★★★★7.商品のバリュー感50mlと言うサイズは、若干大きいと感じる方も多いかもしれませんが、限定ですから。ベターだと思われますよ。評価:★★★★☆8.ターゲット年齢メインターゲットとなるのは、二十代前半の女性。まぁコレぐらいだったらという気もしますが、ベストは3,000円以下でしょうね。評価:★★★☆☆9.商品のプレミア感ネットをみると過去の商品にプレミア価格がついているので今回も・・・。但し、流通量は夏を越しても持っていそうな業者がいそうなので。評価:★★★★☆10.ブーム進化したおまじない系香水?ラブだの愛だのもう良いという気がするのですが、この商品に関しては別格なのでしょうね。評価:★★★★★総評:上記点数合計では40点。これに個人的な感情を加えて出てきた答えは・・・・84点。香り自体はオリジナルよりも好きですが、ゲームで釣ろうという心構えが-3ポイント。この後の4Pセットの方に期待-3ポイントでトータル84点な訳です。私の考え方としては、70点以上はもちろん仕入する。80点以上は商品をそれなりに積む。90点以上は予算の許す限り買う。と言うような具合でやっておりました。数字と言うのは、相手に情報を伝える上で、より明確で具体的な手段である訳なのですが、個人的といえども、「評価」を具体的な数字で表す行為はどのようなものなのか?と言う疑問を今回の日記でテストしてみました。前評判が高い商品なので、今回の場合、影響は少ないと思いますが、発売前に評価されるのを毛嫌いメーカーがあることは確かなので、周りの反応をみながら今後の日記に活用できるかどうか検討したいと思います。今週はここまで。
2006.03.30
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正直な話、前日の部分まで仕上げるのに、5時間ぐらい経過しておりまして、日記1回に書ける文字数も考慮して、途中打ち切りました。本日は昨日の続きの商品からご紹介していきましょう。ではでは。アランドロン サムライ デラックスアランドロン サムライ デラックストップ:レモン・アップル・ベルガモット・マンダリンミドル:ジャスミン・ラベンダー・カルバナム・ローズラスト:シダーウッド・サンダルウッド・ベチバー・ムスクアランドロン サムライ ウーマンデラックスアランドロン サムライ ウーマンデラックス オードトワレトップ:グレープフルーツ・シチリアオレンジ・キウイミドル:ラズベリー・ホワイトペッパー・ヒヤシンス・ライチ・ローズ・クチナシラスト:オークモス・アンバー・サンダルウッド・バニラ・ムスク解説:「サムライシリーズの最高峰」や「サムライウーマン発売5周年記念」と言う建前で昨年12月にお目見えしたこれらの商品。クリスマスギフト商戦を睨んで、値崩れしすぎで価値観が薄れているサムライを百貨店流通向けにアレンジし直したと言ったところが本音のところでしょうか。ギフト商戦が終わったこの3月に在庫処分のような感覚でようやくディスカウント流通した訳ですが、今月初旬に発売した「サムライウーマン ラブ」や来月に控えている「サムライ ライトプラス」のお陰で、市場自体は冷ややかな反応との事。では、どのような商品なのか、香りを中心に話を進めていきましょう。まずは、サムライデラックスから。見た目自体はサムライの金型を使いまわし、ブルーのシートを埋め込んだだけのシンプルさ。ボックスにはサテン張りの一見ウイスキーでも入っているような感覚に陥ります。続いて香りはと言うと、サッパリとした柑橘系の爽やかさにウッディな男らしさが滲み出します。つけたたてはレモンやマンダリン・ベルガモットなどの苦味を含んだ柑橘類が一気に飛び出し、やがて、ローズやジャスミンなどの透明感のある花々が広がりスタイリッシュなセンスを演出します。ラストは、ほんのりとした甘味とスパイスがある官能的な香りに包み込まれていく事でしょう。捉え方としては、「サムライ」よりも「サムライ シルバープラス」のデラックス版と言った方が無難なのかもしれません。数量限定であることは間違いでは無いのですが、値段と価値観のバランスと言う意味では、あまり好きにはなれないですね。引き続き、サムライウーマンデラックスを詳しく見ていくと、こちらもサテン張りのボックスに入り、エレガントさを強調するようなレースの模様見たいなデザインが施され、可愛らしさを与えるリボンにインパクトを見出しております。香りの方はカラッとしたフルーティフローラルのイメージ。トップのグレープフルーツなどにキウイの芳醇さが加わり、陽気で爽やかな香りが瞬時に終わりを告げると、ローズを中心とした芳しい花々が咲き乱れ、スウィートな果実の甘味と共に広がります。ラストはムスクの清潔さ。バニラの神秘。アンバーの豊かさが交じり合い、心にゆとりを与えてくれるかのようです。尖がりの無い落ち着きは、正にサムライウーマンの得意とするところで、洗練されたサムライウーマンという意味では共感できます。但し、この香りにはインパクトがそれ程感じられず、無難すぎて埋もれていってしまいそうな気もします。最後に個人的な意見ですが、デラックスと謳っているからにはマキシマムサイズ(サムライ=100ml サムライW=75ml)で作って欲しかったですね。クオリティでオリジナルとの明確な線引きが難しい分、ダイナミックさで存在感を示して欲しかった今日この頃でした。では、ラスト5本目のご紹介。「トミーヒルフィガー トゥルースターゴールド」トミーヒルフィガー トゥルースターゴールド オードトワレトップ:プロバンスメロン・ゴールデンキウイ・シトラス・レッドカラントミドル:パンプキンフラワー・リンデンブロッサム・ゴールデンポリンラスト:ラズベリー・ハニーミルク・シサル・百合・チューリップウッド解説:前作トゥルースターがオーデパルファムだったので、ちょっとした勘違いをしており失礼いたしました。3月3日に発売したばかりのこちらの商品は、ビヨンセの名のもと、スターの放つオーラを香りで表現。ワインレッドのグラデーションは挑発的なソウルを醸しだし、ソリッドゴールドの輝きはまるで王冠のような栄光を物語る。トップはキウイの酸味やシトラスの鮮やかさが弾けるように広がり、やがて、落ち着きのあるかぼちゃや菩提樹の花々に出会い、ラストはラズベリーの香味やハニーミルクのマイルドさが柔らかい印象を与えております。トミーやトミーガールでセンセーショナルなデビューを果たしたトミーですが、アスレティクス以降中々日本ではヒット作が生まれない状態が続いております。トゥルースターも世界的スタービヨンセをキャラクターに据えてヒット祈願した訳ですが、どうも今一つ。メンズに引き続き、ゴールドを出しましたが、根本的に香りが国民性と合わないような気さえしております。今回の商品を抽象的に言うと、フレッシュな香りに情熱という媚薬を加えたようなイメージ。もっと具体性をもたせる・・トミー=やや青臭く、甘さを抑え、カラッとした辛目の香り作りが得意という認識の方には○。赤=フルーティな甘さとイメージしている方には×です。アジア限定バージョンなどにして、もう少し、国民性に媚びた香り作りをして欲しいと言う願いを込めつつ、今週はここまです。
2006.03.25
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春一番が吹き荒れる今日この頃皆様いかがお過ごしでしょうか?かなりご無沙汰な日記と言うことになりますが、この一週間、凄惨な事件や棚ぼた式の野球の活躍。様々な事柄が起きているようですね。俗世間から逸脱している訳ではないのですが、田畑に恵まれた土地におりますと、全くもって平穏な毎日でした。このような土地柄におりますと、情報が断片的に伝わってしまうらしく、個人個人が勝手な思い込みをしてしまう事も多いようです。先日も古くから親しいお客様と話していた時「今後、今までのテレビでは番組が見られなくなると電気屋さんにきいたので、まだ使えるテレビだったけど、思い切ってデジタル対応のテレビを購入した」何て自慢していました。ある意味間違えの情報ではないのですが、何も調べずに答えに一直線に進んでしまうと「専用チューナーを買う」と言う選択肢までたどり着かないわけです。私の場合、興味があることは調べる性格なので、例えばこの地上デジタル放送。アナログ放送がデジタル放送に切り替わるぐらいは皆さん知っているかと思いますが、今回話題となっているのは「ワンセグモバイル」と呼ばれるもの。ワンセグドッド詳しいことはリンク先へ飛んでいただくとして、要は携帯テレビの次世代バージョンとでも言いましょうか、今の携帯テレビではかなり受信の不具合はありましたが、今度のワンセグモバイルでは、高感度で何処でもテレビが見られるようです。お隣の国韓国では、かなり普及しているそうですが、日本では4月1日より一部地域でいよいよサービススタート!との事。通信という技術がものすごい勢いで、進んで行っている様で、先日もこのような記事が出ておりました。ニュース現行の有線の光ファイバーよりも無線の携帯電話の通信速度が速いと言うことで驚きですね。このように、自宅にある大きいテレビすら不用なライフスタイルに変わる可能性もあり、より便利な製品が作られていくはずなので、アナログ放送が終わるぎりぎりまで、現行のテレビを使おうと思いますし、携帯電話も買い換える気になりません。調べると言うことは、より多角的な情報収集をすると、物欲すら薄れてしまうので、難儀なモノですね。と言うことで、本日の香水もたくさんの香水をご紹介いたしましょう。本日は「セレトファーレ オードトワレ「エマニュエルウンガロ アパラシオンオム オードトワレ」「アランドロン サムライデラックス オードトワレ」「アランドロン サムライウーマンデラックス オーデトワレ」「トゥルースターゴールド オーデトワレ」です。(長い)まずは、4月3日発売「セレトファーレ オードトワレ」からトップ:グレープフルーツ・シトラスミドル:カシス・ウォーターフルーツラスト:サンダルウッド・ホワイトムスク解説:女性の誰もがあこがれる幸せな結婚。セレトファーレは花嫁のように可愛らしく、誰からも愛され、そして誰よりも輝くようなハッピーフレグランス。女性の持つ優雅な曲線を現したボトルの腰には、幸せを重ね合わせたハートのリボンを纏い、その胸元を飾るチャームが一際大胆に輝きます。香りの方はと言うと、付け始めから初々しい柑橘系の爽やかな印象がヴァージンロードを歩く花嫁の姿を髣髴させ、やがて、永遠の誓いをかわす瞬間のスウィートで微笑ましい空間へと運ばれます。ラストは、ライスシャワーを浴びる二人への喝采と、幸せに包まれた安堵感に包まれる事でしょう。商品説明書風に書いてみましたが如何でしたでしょうか。商品にはコンセプトとなる題目があり、それを裏づけするストーリーが存在するはずなのです。今回の企画書を見たとき、お題目「ハッピーブライダル」と良い部分に目をつけておりますが、もう少し、具体的に「花嫁」「挙式」「ウエディングブーケ」など主題をきっちりした方が、ストーリー仕立てにし易く、よりクオリティが高くなったかもしれません。(香りのイメージもユリなどに変わってくると思いますが・・・)個人的な香りの評価としては良いです。フルーツの瑞々しい甘さがラストのホワイトムスクまで浸透しており、サンダルウッドの芳ばしさも手伝って、全体が明るいイメージになっております。なお、発売日は4月3日。但し香水物語 さんのみ先行発売しているようですがね。では続いて、「アパラシオン オム」をご紹介しましょう。エマニュエル ウンガロ アパラシオン オム オードトワレトップ:マンダリン・アニス・ルバーブミドル:ブラックペッパー・グリーンティーリーフラスト:リコリスウッド・ベチバールーツ解説:センシュアル=肉感的であるさま。官能的。肉欲的。【辞書より】アパラシオン オムは、完成された肉体美と言う言葉がぴったりはまる。クリスタルガラスのような透明感のあるボトル。スタイルはレディース同様、たくましくも無駄の無い男のボディラインが描かれ、その中心には正方形が無造作に重なりあい、心の二面性をあらわしているようだ。香りは、酸味の強さの中にも「らしさ」を感じる印象的なさわやかさ。付け始めからマンダリンやルバーブのフレッシュで明るい果実が香ると、やがて、スパイシーなアクセントが力強く飛び出し、ベースに布かれているグリーンの清々しさが全体を程よく中和する。ラストはウッド調の香ばしさにアニスの無機質さが交わり個性的な印象に。久しぶりに甘さを感じないメンズフレグランスです。アパラシオンのメンズではなく、アパラシオン オムと言う単体で見ていただきたいものですね。本来百貨店限定で発売する予定だったものが、突然、ディスカウント流通することが決まったそうで、今現在メーカー欠品中との事。業者間の前評判もそこそこ良いですが、前作同様、初回だけ売れて人気が急降下するのか、それともきちんとリピーターが生まれるのか、とっても読み辛い商品です。《続きは約24時間後ぐらいに…》
2006.03.24
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タイトルを見て、始めてご覧になった方も多いと思いますが、このブログは、週一回ぐらいの更新ペースで香水の情報を発信しております。さて、今週の日記では、何処よりも早い2006年度版「YSL べビードール ミニチュア4Pセット」の情報を集めましたので、そちらをご紹介しましょう。たぶん、皆さんご存知かと思いますが、「YSL ベビードール」は、毎年個数限定でミニ4Pセットを発売しております。たまたま昨年の場合、テレビ放映があった為、空前の人気になりましたが、今年は以下のような商品が出るわけです。さて、その前にきちんとご説明いたしますと、このミニ4Pには、日本国内代理店版と海外免税店版が発売するわけで、2005年の場合「代理店版 ベビードール ラブカラーコレクション」と「免税店版 ベビードール ストーリーズ」があるわけです。ここまで、良いですか?で、過去の商品はたぶん他のサイト等でご紹介されるので、そちらを見ていただくとして、今年の場合は、このような商品が発売するわけです。(お待たせしました)2006年版 国内代理店商品イヴサンローラン ベビードール ラッキーゲーム コレクション 正規代理店発売 6月17日予定 定価 5,460円今期2006SS限定「ベビードール ラッキーゲーム」が、ミニチュア4Pとなるとの事。情報筋の話では、5月にネット上に出てくる可能性があるとのことですが、価格は定価もしくは、プレミア相場になりそうな予感がします。(去年の今年だけに…)それと、ほぼ同時期(4月下旬)に海外では、この商品も立ち上がってきそうです。2006年 海外免税店版「イヴサンローラン ベビードール ストーリーズ 2006」 今期の「ストーリーズ2006」は、ベビードールベビードール スパークリングベビードール キャンディピンクベビードール ラッキーゲームとなる模様。こちらも、ネット価格的には5千円以上になるのかなぁと言うレベルでしょうか。対決の意味は分かっていただけたでしょうか。コレクターにとってはどちらも欲しいところですが、皆さん、よ~く価格を見比べて、しかも、一発勝負で買い物をしましょう。(売り切れる可能性があるので…)本日はここまで。
2006.03.14
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タイトルを替えての第一回目の日記となるわけですが、この一週間の間に様々な情報が入ってきております。今回の日記では、前文をお休みし、商品のご紹介を中心にお伝えできればと思います。まずは、3月11日発売 「デサンジュ オーデパルファム」からデサンジュ オーデパルファムトップ:レモンブロッサム・ラズベリー・アプリコット・ネクタリンミドル:メイローズ・シクラメン・エレミー・ベイローズラスト:ホワイトムスク・シダー・サイプレス・サンダルウッド解説:おフランスヘアモード界の重鎮「ジャック デサンジュ」がお贈りするファーストフレグランスがついに日本上陸。ナチュラル&フェミニンをコンセプトに「可愛らしい女性」を演出してくれるその名も「デサンジュ」。雑誌の切り抜きのようなポスターが一際目に映ります。紫色のオーソドックスなBOXからは、これまたヘアミストのようなシンプルなボトルが現れ、コンセプト通りの出で立ち。そこから放たれる香りはサッパリとした心地よい刺激から始まります。トップは、レモンの爽快さが弾け飛び、やがて、スウィーティーなフルーツの甘さが顔を見せたかと思うと、そこから辛口なローズの華やかな香りが一気に噴き出します。ラストはローズとの相性の良いホワイトムスクの煌びやかさが、まるで美容室の後のような満足感に包まれるようでしょう。発売前にネットプライス(http://www.netprice.co.jp/fragrance/index.html)というサイトに出ていたので、気にはなっておりましたが、代理店からのオファーとの時差を感じ少々憤り。(どこよりも早くを目標としているので、次回に期待)そのメーカー担当曰く「日本でもおなじみのモッズヘアやヴィダルなどのパターンと同じようなサロン系。国内でも50箇所近くサロンもあるし、他分野に渡っていろいろとアイテムも揃っているので、知名度はそれなりにあるのでは…」との事でしたが、正直私は知りませんでした。実際、楽天内でもこのデザイナーがプロデュースした化粧品はもちろん、時計やメガネまで、幅広く取り扱われているようです。肝心の香水のデキはというと、百貨店の置いてあっても遜色の無いレベル。あとは宣伝のやり方次第でしょうかね。街頭サンプリングなどよりは、やっぱり美容室の待ち時間に置いてありそうな雑誌への露出が懸命かと思われます。一度サロンに行くと平気で何時間も掛るので、その時の雑誌の読破力(と言うか集中力)に運命を託し、雑誌の一面広告なんてやったら成功しそうな気がします。また、個人経営している美容室にポスターだけでもゲリラ的に送ってみるなども面白い試みかもしれません。商品は置いてなくてもポスターを飾ってくれるお店さんが多そうな気はしますね。と言う事で、次の商品をご紹介しましょう。続いては、「アランドロン サムライウーマン ラブ」です。アランドロン サムライウーマンラブトップ:マンダリン・アップル・ブラックカラント・ダイオウミドル:シクラメン・ピオニー・アップルツリーブロッサムラスト:アプリコット・シダー・ムスク解説:少しずつ小出しにしてきた「サムライウーマン ラブ」の発売が3月10日辺りから開始しました。前作「サムライウーマン ワンラブ」の売れ行きが今一つの人気だったので、今回は思い切ってボトルを変更。「見返り美人」のは何処へ?という疑問はさて置き、さっそく解説していきましょう。今回のデザインは真上から見下ろすと可愛らしいハート型ボトルになっております。(しかも自立します)加えて、ボトルキャップがリボンの形状となっており、ホワイトデーのプレゼントをターゲットに絞り込んだようです。BOXにまでリボンが描かれており、お店さん達は、包装の手間要らずってな感じでしょうか。続いて香りはというと、サムライウーマン ワンラブの香りを継承しつつ、アプリコットをプラス。トップからマンダリンやアップルの瑞々しさとベースに敷いてあるベリー系の甘酸っぱさが広がり、やがてシクラメンやピオニーの鮮やかなフローラルが重なるように漂います。ボトルをエンジェルハートの横に並べるとほぼ大きさは一緒ですが、サムライWラブの方が下にすぼまっている分、容量は少ないです。個人的にはちょっと華奢な気がするので、もう少し容量を増やした方が良かったような気がします。続いて香りですが、あまり評価的には良くないですね。香りが篭っているというか、角が立っている気がして、それ程好きにはなれませんでした。それでも、メーカー発表○万本と言うこともあり、サムライウーマンシリーズとブランド力もあるので、あっさり売切れてしまいそうですが…。値崩れの心配は無いので、ご興味のある方はお早めに。では、本日最後のご紹介。ネット初登場?「アランドロン サムライ ライト プラス」もご紹介しましょう。 トップ:レモン・ライチ・グリーンアップル・メロン・パイナップルミドル:フリージア・ユリラスト:アトラスシダー・ベチパー・アンバー・ムスク解説:昨年の夏同様、今年も出ます「サムライ」のサマーリミテッドエディション。サムライ ライトが欲しいなぁと思っても、もはや入手困難なので、この商品を待たれている方も多いのではないでしょうか。今回も前年同様、香りは届いておりませんので商品案内に基づいてご紹介しましょう。トップノート 爽やかな柑橘系レモン、グリーンアップル、ライチ、メロン、パイナップルの融合。ミドルノート 安らぎを与えるフリージアとユリのコンビネーションラストノート ベチパーやアンバーのラストが全体の香りを優しく包み込んでくれます。ちなみに前年の商品案内と見比べると…サムライ ライト(2005年)トップ:アップル・ウォータフルーツ・ライチ・レモンミドル:ジャスミン・ワイルドカーネーションラスト:アンバー・タヒチベチパー・テキサスシダーウッド・ムスクトップノート レモンやライチをわずかに加えアップルやウォーターフルーツのみずみずしさを強調したアクアティックノートで始まります。ミドルノート ジャスミンやワイルドカーネーションのライトフローラルを表現する事により柔らかさを演出。ラストノート ムスクやアンバーにセンシュアルなウッディを混和し官能さを表現。さすが2年目ともなると、大雑把且つ、それでもなんとなく雰囲気が伝わってきます。簡単に言ってしまえば、前作はウルトラライト(ブルー?)。今作は「プラス」と言うだけあって、少々香りが強めのテーストにしているようですが、立ち上がりとラストを同じような感じにし、前作のイメージを壊さないように仕上げているようです。発売は4月中旬。男性陣の皆さんはもう少しお待ちくださいね。本日はここまで。
2006.03.12
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も~いくつ寝ると♪10万アクセス!コングラですね。応援していただいた皆様。心より御礼申し上げます。本当はこのまま又水面下に潜り込もうとも思いましたが、未だに皆さん尋ねて頂けるようなので、この際タイトルを替え継続することにしました。その名も「週刊!香水報告書」何故週刊かって?正直な話、只今仕事の方がいっぱいいっぱいでして、毎日のように更新できなさそうなので、日記なのに「週刊!」と謳ってしまうことにしました。出来るだけ作成していくつもりですが、「隔週!」や「月刊!」などにならないようがんばっていきます。それにしても、タイトルを考えるのも結構悩みましてね。週刊を謳うことは決めていましたが、中々良い名前が浮かんでこなかったものです。この他の候補としては「週刊!香水日記」「週刊!香水レポート」「週刊!香水情報」などなどありがちなものばかり。思い切って「週刊!香水ジャンプ」なんてのも良いかなと思いましたが、おふざけ過ぎても…。てな感じで上記の名前に落ち着きました。カウンターが10万を超えたあたりに替えますが、大体週一ぐらいのペースで書いていきますので、皆様今後ともお付き合いよろしくお願いします。と言う事で、最新の香水情報が入ってきたので、本日はそちらをご紹介いたします。まずは、プラネットシリーズ第5弾?ミーパ スタープラネットから トップ:グレープフルーツ・アカフサスグリ・ダイオウミドル:ワイルドローズ・フリージア・ジンジャー・カルダモン・シナモンラスト:ザクロシロップ・シダーウッド・ピーチちなみに下記は「ピンクプラネット」トップ:グレープフルーツ・アカフサスグリ・ダイオウミドル:ワイルドローズ・フリージア・ジンジャー・カルダモン・シナモンラスト:ザクロシロップ・シダーウッド・ピーチコメント:ピンプラのお姉さんバージョン。その名も「スタープラネット(スタプラ)」。香料こそ変わっておりませんが、甘さ控えめで、ちょっぴり大人っぽいテーストとの事。シリーズ初のラメ入りらしく、派手に遊びまくっているお姉さんの誕生ってことにしましょうか。発売は4月中旬。EDT50ml 定価¥4,200続いては、1月21日の日記でご紹介した「アナスイ ドーリーガール オンザビーチ」http://plaza.rakuten.co.jp/avano5/diary/200601210000/とうとう正規発売日が決定したようです。4月6日との事で、価格は前作ウーララブ同様30ml ¥4,410 50ml ¥6,510。ディスカウント流通はいつ頃するのかも含め、更に情報を収集しております。4月の情報としてはもう一つ。以前配布した香水カレンダーの中に載せておりましたが、プーマの限定品は4月26日発売。 この辺も香りを試せたら、日記に書きますね。さてさて、続いて5月以降の話もしましょうか。既に各サイトで、もうご存知かと思いますが、CK-ONEサマー2006は5月10日です。只今サンプルを手配中でして、香り到着後ブログにて詳細を書きます。(上記リンク先などは『前予約』なんか受け付けておりますが、発売後でも十分間に合うので、『焦らなくても良い』と思います)また、PCでご覧の方だったらフォトリストの中にダビドフが5月に発売するクールウォーターゲームなども入れてあるのでご覧下さい。では、このブログではもう1歩先を進んで、何処にも載っていない最新の情報だけ書きましょう。まず、未だ画像が届かない「ジャンヌアルティス セクシーボーイ ホットゲーム」早ければ、4月下旬とも言われておりますが、5月にずれ込む公算が強そうです。次はアランドロンから。おなじみサムライシリーズの「サムライ ライト プラス」と言う限定品が登場。こちらも4月中旬発売目標とのことですが、発売近々になってみないと分かりません。更に5月17日には、マサキマツシマ エム ミンティー ※画像はマサキマツシマ エム (こちらのブルー色となるようです)限定 EDP 40ml ¥8,925及び、ダンヒル ピュア※画像はダンヒル(こちらもブルー色となるようです)新作 EDT50ml ¥5,195 75ml ¥8,400さらに5月24日は「ヒューゴボス ボスセレクション」新作 EDT50ml ¥7,245 90ml ¥9,4505月31日には、「ナオミキャンベル キャット デュリュクス」新作 EDT30ml ¥3,990 50ml ¥5,250とまぁこんなところです。おまけとして、6月は6月7日 「マーク ジェイコブス スプラッシュ」レイン(緑)グラス(青)コットン(赤)限定 EDT『300』ml 各¥13,9656月14日には、「カルバンクライン エタニティサマー&フォーメンサマー」※ 画像は2005年バージョン (但し、中身はひょっとしたら同じ可能性があるため、只今確認中)6月21日には、「ショパール インフィニメント」※画像はミニ香水です。(既にネット上では売られております)新作 EDT30ml ¥5,775 50ml ¥7,770とまぁこんな具合で、この辺一回まとめなければ収集がつかんと感じている今日この頃でありました。本日はここまで。
2006.03.08
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「ホワイトデーのお返しに万券○枚飛んだ~!」なんて言う話も聞こえてくる今日この頃皆様いかがお過ごしでしょうか?恐怖の14日まで数えるところあと何日となってきてそろそろ買わなければと思いつつも何を買って良いのかさっぱり分からなく悩んでいる男性陣も多いのではないでしょうか。そこで、ヒントとなるか分かりませんが、思い切って女性誌を買ってみると言うのも手ではないでしょうか?全く同じ物は買えないかもしれませんが、傾向と対策の参考書代わりになると思いますので、買うまでは恥ずかしいかもしれませんが、意外に面白いかもしれませんよ。と言う事で、とある取引先から送られてきた資料を基に雑誌ランキングをずらずらっとご覧ください。(こんな感じで良いのかい?)題して 「香水を使った事がある女性に聞きました。雑誌閲読率ランキング」アンケートに基づく集計結果との事 地区:東京 年齢16~18才第1位 Popteen (月刊・ティーン)同率 第1位 ViVi (月刊・ヤング)【定期購読1年(12冊)】ViVi(ヴィヴィ)第3位 Can Cam (月刊・ヤング)【定期購読1年(12冊)】キャンキャン(CanCam)同率 第3位 non-no (週刊・ヤング)第5位 BLENDA (月刊・ヤング)同率 第5位 JJ (月刊・ヤング)【定期購読1年(12冊)】JJ(ジェイジェイ)同率 第5位 JJ bis (月刊・ティーン)同率 第5位 mina (週刊・ヤング)第9位 PINKY (月刊・ヤング)第9位 Ray (月刊・ヤング)【定期購読1年(12冊)】Ray続いて 年代をちょっと上げて 20~24才までのランキング第1位 Can Cam (月刊・ヤング)【定期購読1年(12冊)】キャンキャン(CanCam)第2位 Hot Pepper (月刊・無料誌)第3位 non-no (週刊・ヤング)第4位 ViVi (月刊・ヤング)【定期購読1年(12冊)】ViVi(ヴィヴィ)第5位 With (月刊・女性誌)【定期購読1年(12冊)】With(ウィズ)第6位 MORE (月刊・女性誌)第7位 JJ (月刊・ヤング)【定期購読1年(12冊)】JJ(ジェイジェイ)第8位 mina (週刊・ヤング)第9位 Ray (月刊・ヤング)【定期購読1年(12冊)】Ray第10位 an・an (週刊・ヤング)【定期購読1年(49冊)】an・an(アンアン)対象人数等は分かりませんし、「香水を使った事のある」人に限定されているので、出荷部数とは食い違う結果が出るかもしれませんが、とりあえず、昔からある「CanCam・non-no・ViVi」辺りを読んでおけばまず流行は抑えられそうです。売れ筋ランキングをみて、お気軽に買うのではなく、ちゃんと側面から勉強をして、費用対効果が一番大きいモノをセンスで選んで下さいね。と言う事で、雑誌つながりと言うわけではありませんが、CanCam専属モデルの押切もえさん(ポスターを見ると目の下のクマが気になりますが…)が宣伝をする「ラブパラダイス ローズローズ」を本日はご紹介いたしましょう。エステルドバルローズ ラブパラダイス ローズローズトップ:スウィートアーモンド・ヒヤシンス・イランイランミドル:オレンジブロッサム・バイオレットラスト:ホワイトムスク・アイリス 解説:シリーズ4作目となるこちらの商品。香水図鑑に載っていたので、記憶に留めておいた方も多いかもしれませんが、私がこの商品の実物を始めて手にしたのは、大阪出張の時でした。元々A○Pの商品は発売日が不明確で、しかも、ここ最近輸入元も同社となっている為、中々出荷日の追求までは及ばなかったのですが、取引先巡りをしていた時たまたま知り、サンプルも置いてあったので、試す事ができたのですが、可もなく不可もなくと言ったところでしょうか。ボトルはいつも通りのヒトデ型で可愛らしさよりも上品さをウリにしようとホワイトベースにローズレッドのペイント。ボトル自体にもう少しシャープさがあればこの商品もいきる気がしますが、大人しいと言うか、薄いと感じてしまいました。香りの方はというと、香りの感覚からするとラストに向けて広がるイメージ。トップはヒヤシンスやアーモンドの優しくもほんのり甘いスウィート感を醸し出し、やがて、おしとやかなフラワーの清涼感が満ちあふれ、ラストの石鹸水のようなホワイトムスクの大合唱へと続くわけです。正直な感想としては、「ライオンハート ベルズベーチ」の流れで作り上げた感覚がし、グロウbyなどと対抗するような気もしないわけではないのですが、それにしては、ちょっとインパクトが足りないのかなぁと思いました。(コンセプトであるセレブリティも薄いしねぇ)初代の時も思いましたが、「ラブ」なのか「パラダイス」のか?この商品も「ローズ」なのか、ローズじゃないのか?中身自体は無難なところに落ち着いている分、しっかりとターゲットを見据えた商品作りをしないと、汚名挽回は難しいかもしれませんね。最後に、もし私がこの商品の開発に携わっていたら。ボトルの形状をそのまま生かし、中央部分にイラストと言うか、淡い水玉や七色のストライプなどペイントを施しますね。通り一遍の色使いの中に商品を目立たせる事を優先に。今後派手な色使いをしたボトルが多くなってくると言う予感がするので、先手必勝で私なら行くと思います。本日はここまで。
2006.03.05
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とある輸入業者から一本の電話があり、「今度発売する香水の定価をどう考えれば良いのか」との相談を受けました。前々から日記で書きたかった部分の話だったので、私見も含め、本日の日記はそこから始めましょうか。(業者向けの長ったらしい話なので、飛ばしても良いでしょう)まず、定価と言う概念。むか~しむかしあるところに三井高利と言う者がおったそうな~。その男は「越後屋」と言う呉服屋を開き、いまでは当たり前になっている正札販売を世界で初めて実現したそうな~~(三越の歴史より)。江戸時代の呉服屋と言えば、お客さんによって言い値で商売していたようですが、この越後屋は商品の基準によって価格が決定する「正札=定まった価格」と言うルールを決め、その歴史が今もなお受け継がれているわけです。現在は主にメーカー小売希望価格を指しますが、香水という輸入品の場合、輸入代理店が設定した価格を「国内定価」として、デパートはこの価格を守っている訳ですね。(ここまでは分かって頂けました?要は、輸入代理店になってしまえば、国内定価もその代理店が設定できる訳です)しかしながら、こと香水市場では今現在その定価と言う概念が崩壊しつつあります。大手ブランド(シャネルやグッチ)などは直営のブティックや百貨店のブースなどできちんと定価販売しておりますが、百貨店にまで並ばない商品、所謂、ディスカウント市場向けに供給されている商品までもが、メーカー小売希望価格を設定しており、定価と言う言葉の重みを薄めてしまっている訳です。現にみなさんも香水を買うとき定価なんか気になさらなくなったのではないでしょうか?では、何故後者のような商品までもが定価を設定しなければならないのでしょうか。私が考えるに、ディスカウント市場は、元々国内定価と海外からの並行輸入時の価格差を謳い文句にここまで市場を拡大してきました。その結果、並行輸入業者がどんどん力をつけてきて、輸入代理店にまでなったと言うのが流れ。しかし、幾ら輸入業者が力をつけてきたとは言え、流通経路(販路)はディスカウント店やドラックストアばかりなので、ディスカウントを謳い文句にしなければならず、メーカー小売希望価格を設定している訳です。そしてもう一つの理由としては、宣伝の為でしょうかね。ここ最近いろいろな雑誌媒体に多くの香水が載っているかと思われます。雑誌を見ただけのエンドユーザーは、どの商品が百貨店に並んでいて、この商品はディスカウント向けだなんて分かりませんので、定価を書くことによって、商品に箔をつけたり、頭に刷り込易いわけです。(オープン価格にするとこの辺のインパクトが弱くなってしまうのですよ)「それでも定価が必要な理由」皆さんついてこれていますか?で、最初の話に戻りますが、ディスカウント向け定価の設定の考えたなのですが、考える要素としてはこんなところでしょうか?・ 商品の趣これは単純に言ってしまえば、高級志向なのか、カジュアル志向なのか。また、EDTとEDPの違いによっても考える対象となってくるでしょう。・ 海外の定価どこかの代理店みたいに、そのブランドが作成しているHPに8ユーロ(単純計算で1ユーロ140円ぐらいですから・・・)と記載されているにも関わらず、3,900円なんて言う為替変動を考慮してもありえない定価をつけてしまうようなおバカな事は止めましょう。基本的には、そのブランドの母国で幾らの定価が付いているのか(資生堂であれば日本定価・シャネルであればフランス定価etc)を調べ世界統一価格がベストと思われます。・ 店頭価格からの計算これはサイズバリエーションに関わる話ですが、ディスカウント価格を設定した時に、1サイズ大きくなる毎に¥1,000UPがベストな形。例えば、(30ml ¥2,000)→(50ml ¥3,000)→(100ml ¥4,000)/(40ml ¥2,500)→(75ml ¥3,500)→(125ml ¥4,500)と言う具合にし、値引率は統一させる事が隠し味です。また、定価を計算する上で、消費税込の場合の見栄えも考慮すべきです。エスカーダのパシフィックパラダイス等は良い例で、普通30ml 5,000円→50ml 7,500円と来たら当然100ml 10,000円としたくなるところですが、そこを敢えて税抜9,400円とし、税込9,870円と言う配慮を加えている訳ですね。こんなところでしょうか。これらは私見と言うより、大手代理店が行なっている事を分析したに過ぎないのですが、いまだに感覚で定価をつけている代理店さんが多いので、今回書き出してみました。で、私が問題視しているのは、国内代理店 直営のサイトが自分のところの商品をディスカント販売していると言う点。具体的な例を挙げるとフレグランスガーデン夢工房 (ルズ)国内参考価格5,400円 価格4,500円 (税込4,725円)フレグランスポイント(フィッツコーポレーション)メーカー希望小売価格5,775円 のところFP価格4,000円 (税込)ホッパードリーム (ホッパードリーム)定価5,000円 のところをHD価格2,780円 (税込2,919円)fragrance-cosme (サンシャインインターナショナル)何でもありの社会情勢かもしれませんが、その分、自社の倫理観が問われる時代に突入しているのにも関わらず、あまりにもお粗末ではありませんか?先行販売などは許されると思いますが、メーカー小売希望価格のメーカーとは何処なのか?一日も早く是正していただきたいものですね。親しき中にも礼儀ありと言うことで、本日の香水をご紹介いたしましょうか?本日は「セリーヌディオン ノーツ」です。セリーヌ ディオン ノーツトップ:ネクタリン・ウォーターリリー・ミモザミドル:アマゾンオーキッド・ヘリオトロープ・キューカンバーフラワーラスト:ホワイトムスク・ベチバー・サンダルウッド・ガイアックウッド解説:「セリーヌデュオン」ではなく「セリーヌディオン」だったのですね。失礼いたしました。セリーヌディオンと聞いて、「タイタニック」を思い浮かべた方は、それだけで歳がばれてしまいます。何せ映画公開が今から8年ぐらい前ですから、当時いくつだったの?って言う話です。それはさて置き、セリーヌの2作目にあたる今作が、初めて国内代理店発売になり、実物を大阪出張時に試したわけですが、未だに判断が分かれております。確かに、国内限定のスリーブは付きますが、般ピーは「ちょっと年喰ったきれいな外人さん」が写っているくらいしか思わないでしょうし、ボトルにしても、普通と言っちゃ~普通ですしね。マイナス要因ばかり見えて仕方ないのですが、香りの方を嗅いだ時にちょっと引っかかったわけです。つけ始まりは、瑞々しくも甘い桃の香りにウォーターリリー等が合わさり抑え目ながらも広がりを見せます。やがてフローラルのスウィートな女性らしい部分と花々が開花する時の躍動感を併せ持ち、ラストのホワイトムスクを中心とした石鹸のような香りへと導かれていきます。香りのポイントとしてラストに重点を置いている為、香り持ちは長く続くと感じる方が多いのではないでしょうか。個人的な見解としては、フェラガモのプールフェムを真っ先に思い浮かべ、香りの印象なども共通する部分があり、価格的にも似たような設定にする事ができうるので、悩みますね。正直。メーカー曰く「宣伝している最中は売れると思う」との事ですし、外国人客が多い店は雰囲気で良いかもしれません。どちらにしても、気になった小売店さんは早めにやるやらないのジャッジをした方が宜しいと思います。本日はここまで。
2006.02.27
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情報は色褪せないうちに流すと大衆からの大きな反響を得られるものですが、逆にタイミングを間違えるととんでもないしっぺ返しを喰らうと言う正に諸刃の刃なのです。今日の日記はそんな具体的な例が、たまたま時事ネタとしてあったので、まずはそこから話を進めましょうか。まずは良い方の例から。トリノ五輪のフィギアスケート女子。日本の荒川選手が見事に金メダルを獲得し、すばらしいの一言に尽きますね。私もテレビで応援しておりました。しかし、着目したのはその部分ではなく、その番組をスポンサーしていたロッテ。荒川選手が金メダルを取ったと分かった後、間髪入れずに一人でロッテのチョコレートのCMに出るのですよ。これほどの宣伝効果は無いでしょうというくらいのタイミングの良さ。もちろん、日本で既に収録されていて、どの選手がメダルを取ることになっても良いように、たぶん3人分のCMは作っていたと思いますが、それにしても見事です。金メダルを取ったと言うビッグウェーブにうまく乗れた、正に宣伝とはかくあるべきと思い知らされた瞬間でした。一方悪い例としては、やはり、民主党の永田議員。情報に翻弄されてしまった感が否めませんが、例の4点セットでせっかく民主党押せ押せムードが、一気に翻された格好になってしまい、党首交代なんていう致命的なダメージにならなければ良いのですが・・・。結果論としては、情報の真偽はもちろんですが、このタイミングであえて危険な橋を渡るような事をすべきではなかったように思います。私もこのようにブログという形で情報を流しておりますが、できるだけ、前者のようになれるようタイミングを測っており、丁度良い潮時になってきたと思われる商品を本日はご紹介いたしましょう。本日は「サルヴァトーレ フェラガモ インカント チャーム」です。サルヴァトーレ フェラガモ インカント チャーム EDT30mlトップ:ハニーサックル・パッションフルーツミドル:ジャスミン・オスマンローズラスト:アミリスウッド・ムスク解説:1月14日の日記で商品の云々に関しては、後日の日記にて。何て書いていたので、待ち焦がれていた方ももういないと思われますが、何故このタイミングなのか。この事については後からするとして(党首討論会より前○代表)、前作ドリームは幻想的な雰囲気の中にも楽しさを表現する商品でしたが、今期のインカントチャームはパッションを前面に出し好奇心旺盛な明るいイメージ。ターコイズブルーの鮮やかなブルーを背に描かれた模様は万華鏡。見ているだけでも楽しく、その世界に吸い込まれていきます。続いて香りの方ですが、付け始めから、程よい甘さに抑えられた軽やかな香りに満たされ、明るい未来への箱舟に乗った気分。やがてその小船は、穏やかなジャスミンの花畑にさしかかり、深い愛情で育まれたローズのアーチを越えると、そこには清潔感漂う生まれ変わった自分が見えてくるでしょう。抽象的に商品案内風に書き上げてみましたが、如何でしょうか?要は昨年のシークレットウイッシュ辺りからお目見えしてきている透明感があり、甘く、瑞々しく、爽やかなフルーティフローラルの集大成と言った感覚を覚えました。(一緒に試したインカントドリームですら、刺々しくに思えたのは、この商品がより万人受けしやすい使い易さからかもしれませんね)では、何故このタイミングでご紹介したのかと申し上げますと、とうとうディスカウント流通の出荷日が決まったとの情報が入った為。その日付は2月28日。早ければ、3月始めにネットショップで見かけられるかもしれません。(ちなみに、当初の予定は3月16日~だったのですが、海外での発売が前倒しになった為、ディスカウント流通も前倒しになったとか・・・)ドリームの後継として、ちょっと劣るかなとも思っておりましTが、百貨店流通だけ見ると、同等のペースとの事。わからない物ですね。補足として、相場としては30ml 2,780円を挟んで、前後300円ぐらいかなと読んでおります。また、ミニサイズの発売は今のところ未定。情報の出元は確かな人物です。皆さんは果たして信じていただけるでしょうか?本日はここまで。
2006.02.24
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10万アクセスと言う一つの区切りが見えてきたので、水面下に潜り込む決心が中々つかない今日この頃皆様いかがお過ごしでしょうか?寒々しかったので、春らしくトップページの趣も変え、よりシュールな内容で書きたいと思います。さて、説明文と言うのが苦手な私にとって、携帯用のサイトを立ち上げようと只今悪戦苦闘している真っ只中です。PC用の時と比べるとかなり歯がゆい想いをしておりますが、何せドが付くくらい素人ですし、頭も固くなってきているので、ショックアブソーバーがきちんと作動してくれないのですね。スポーツなんかも同様ですが、歯車をかみ合わせるまでがたいへんな訳で、一旦かみ合ってしまえば、そこからが「面白さ」が生まれ好奇心・探究心へと発展していく訳です。と言うことで、香水の新作を探すという探究心を元に海外で発売してあるちょっと気になる商品を本日はまず紹介いたしましょう。ヒューゴボス ヒューゴ ピュアピープル コメント:ヒューゴの最新作はピュアピープル。ボトル形状は何処となく、ランコムのイプノーズなどと被っているような気はしますが、果たして日本発売するのかどうか?国内代理店の動向が気にかかります。アレッサンドロ デラクア ウーマン イン ローズ コメント:どうやらこの商品、4月にはお目見えするかもしれません。わかばカウンターの中でも、低価格ゾーンを支える商品になりそうなので、定価販売のお店では売れそうですが・・・。パリスヒルトン ジャストミー パリスヒルトン ジャストミー フォーメン コメント:パリスヒルトンの最新作は、上記2品。国内発売未定ですが、前年の例を考えると、レディースはゴールデンウィーク明けぐらいでしょうか?ポリス B‐COOL コメント:お願いしていたのはこの商品です。何となく格好良いと思いません?イヴサンローラン ベビードール ラッキーゲーム コメント:ようやくおぼろながら商品が見えてきました。ベビードール2006SS限定品その名も「ラッキーゲーム」国内代理店では4月14日発売みたいです。定価等はまだハッキリしませんが、たぶん、6,300・6,500・6,800円のいづれかになると思われます。奥の方に移っているBOXだけ見ると、ベビードールライトに見えるのですが、詳しい続報は、また次の機会に。これらの商品のうち、国内発売が決定しているのは2作品のみ。その他は果たして代理店が発売するのか否か。前倒しで情報だけ抑えておくのも悪くは無いでしょう。と言うことで、本日ご紹介する商品は、昨年7月22日の日記にて海外発売としていた商品が、本年1月6日に国内発売開始になり、意外に早く代理店で扱い始めたと驚いている香水「シャネル アリュール センシュエル」をご紹介いたします。シャネル アリュール センシュエル オードゥ パルファム EDP50mlフレッシュ:シトロンスパイシー:ピンクペッパーフルーティ:マンダリンフェミニン フローラル:ローズ ドゥ メ・ジャスミンウッディ:ベチパーオリエンタル:アンバー・バニラ・パチュリ解説:「ここ最近の女性誌に広告が載ったようで、店からの問い合わせが多い」とどこかの業者で言っておりましたが、シャネルの最新作フレグランスは、ディスカウント市場ではレア物の扱いを受けているようです。昨年7月の日記では、NYシャネルコスメポーチシリーズの一角に、たまたま載っていたのがきっかけで、そこからネットを使って調べたのが始まり。どこかのサイトでは、未だ「日本未発売」や「NYシャネル限定」なんて書かれておりますが、国内の定価は、EDP50ml ¥11,550 100ml ¥16,800なので代えておきましょう。今回のアリュールセンシュエルは、既存のアリュールを更にゴージャスに、そして、魅惑的な香りに仕上げております。アリュール独特のつける人の体温や肌質によって微妙に香り立ちが変化してくると言うコンセプトは一緒で、フレッシュ・フェミニンフローラル・ウッディ・フルーティとオリジナリティーを残しつつ、これらの香りにリッチな甘さ加えるオリエンタルさを強調し、奥深くも暖かさにあふれる香りがします。また、アクセントとしてスパイシーの香りにはピンクペッパーを持ち入り、透明感のある刺激を加え、よりミステリアスな表情を浮かべることでしょう。シャネルコスメブティックの店員曰く「新しいアリュールの解釈」と言っておられましたが、アリュールのお姉さん版?アリュール豪華版?ちょい悪アリュール?丁度良いフレーズが見つからなかったですね。感覚的なことを申し上げますと、オリジナルの方が使い易いというか、着る服を選んでしまうようなアリュールセンシュアル。香りにパンチがあるので、はまればトコトン好きになるかもしれませんが、付けた自分を想像し、一歩引いた目で買うか買わないかの判断をした方が良いかもしれませんよ。早くトワレの発売もしないかなぁとも思いつつ、本日はここまで。
2006.02.22
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まずはお詫びから前回の日記の中で、4月発売予定「カルバンクライン ユーフォリアブロッサム」ですが、限定ではないようです。失礼いたしました。さて「参加するこの事に意義がある」と私も昔、校内マラソン大会などで先生から言われた記憶はありますが、皆さんはオリンピック中継をテレビ観戦してらっしゃるでしょうか?参加する事に~~~と言われても、代表者大会ですから、どうしてもメダルの1個位は取ってきて欲しいものですよね。何々が悪いとか元々の素質が云々とか言う意見もあるかと思いますが、とにかく一言伝えたいのは「ガンベレ 日本選手団」と言う言葉を残しつつ、話を進めていきましょう。それにしても、今回のテレビ中継は、選手よりレポーターのタレントさんに目が行ってしまっているような気がするのは私だけでしょうか?「誰々さんのトリノ観戦記」みたいな企画で、街の光景や市内中心部の人達のインタビュー。「そこには!!」みたいな演出に懲りすぎているのか、見ているこちらが興醒めしてしまいます。そのVTRを見ながらコメントを求められる競技を終えたばかりの選手たち。全くもって変な図式です。上記のようなテレビに限らず最近思うこと言えば、誇張ばかりが目立って仕方ありません。内容が薄いにも関わらず強調するので、どこか無理が見えてしまうのですね。この事は香水の業界にも言えており、よく雑誌で「モテ系香水特集」など組まれていると、違和感を感じてしまいます。元々外出時に香水をつける行為自体が人から好感を得たい→モテたいと香水全般の事を指すべきなのに、どうも言葉だけが一人歩きしているように見えてしまいます。本来のモテ系香水なんてヒトフェロモン入りなど明確な裏付けがあってしかるべきだと思いますが…。ここを訪れている皆さんは、そんな言葉に踊らされず、香りを楽しむと言う観点で、商品を見て頂きたいと思いつつ、上記の流れに沿ったような香水を本日はご紹介いたします。本日は「ジューシィ ジュエル」です。ジューシィジュエル ジューシィジュエル EDT30ml SPトップ:ピーチ・パイナップル・ブラックカラントミドル:ジャスミン・ダマスクローズ・ロータスフラワーラスト:ムスク・アンバー・ヘリオトロープ・アンブレットシード解説:昨年の「ベビードール ラブカラーコレクション」「マジック トゥ ラブ」などの大ヒットにより、皆さん「幸せ」に飢えていると察したメーカーが作った願掛け系香水の最新作は相合傘(愛愛傘?)をコンセプトとし、女ヂカラをUPさせるだとか。最強の攻め香水なんて、ちょっとジャロってますが、詳しい説明をしていきましょう。まずは、見た目から。円形のボトルに黒のキャップ。そして、ボトルには幸運UP?のチャームがつき、ボトル中央部に漆黒の中に浮かび上がるフラワープリントが施されております。世界初24層ダブルフェイスプリントと謳っているだけあって、表面と裏面の柄が違い、発色が奇麗で可愛いらしいとの評判です。続いて、香りの方はと言うと、「エンジェルハート」や「ラブラブドゥトワ」のようなつけ始めにインパクトをもってきているフルーティフローラル(メーカーはミステリアスフルーティと言っておりますね)。トップはピーチとパイナップルの瑞々しくも甘い香りが弾けるように広がります。香りの中にキレを感じるので、甘ったるさは抑えられており、やがて訪れるジャスミンやローズの華やかな香りとごくごく自然な流れで結び付いております。ラストはムスクなどの官能的な感じが心地よくフィットするイメージです。攻めの香水と言いつつも、香りは守りのテースト。一貫性の無いコンセプトと後付のようなイメージ戦略。それでも、小売店側の前評判が良好なのは、フルーティフローラルの絶妙なバランスの良さからなのか?商品そのものにミステリアスさを感じ始めている今日このごろですが、最後に皆さんへ。幸せはお金じゃ買えないですから(byライ○ドア(ゴメンなさい嘘です))補足事項としては、限定○万本との事。但し、評判が良ければ追加するらしいのですが、初回ロットで打ち切る可能性もあるので、興味を持った方はお早目に。本日はここまで。
2006.02.19
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香水カレンダーの配信後も次々新作の名が挙がっており、情報も鮮度が大切なので、お浚いの意味も込め、一気に放出したいと思います。バレンタインデーと言うイベント事が一つ終わり、ちょっとした安堵感が立ち込めておりますが、香水業界はこれからが新作ラッシュ。未確認情報も含めどうぞご覧下さい。2月14日ジューシージュエル 限定ジューシィジュエルEDT30ml ¥4,725コメント:次回の日記にて、詳しく書きますが、前評判は宜しいようです。2月15日エスカーダ限定即納!! エスカーダ パシフィックパラダイス EDT30ml ¥5,250 50ml ¥7,350 100ml ¥9,870コメント:早いところでは、先週末時点で入荷したみたいです。このシリーズも年々飛びつき具合が悪くなっておりますが、今年はどんなものなのでしょうか?(小売店さん教えてくださいね)ちなみに、私だったら、ロッキンリオが欠品しないように注意しますが…。2月17日エスティーローダープレジャーズ エキゾチック EDP30ml ¥6,300 ※リンク先は50mlコメント:一昨年の免税店商品が、この春いよいよ代理店で発売開始。プレジャーズの固定ファンはたくさんおりますが、代理店発売したからと言って、再び仕入し直す業者は少なそうです。2月23日クリニーク 限定ハッピー イン ブルーム 30ml ¥4,725コメント:正直haru-soraさんの日記で知りました。トラックバックさせていただきます。http://plaza.rakuten.co.jp/momo7sumiso/diary/200602100001/(各サイトをよく見てらっしゃいますね。頭が下がります。)さて、クリニーク場合、通常ディスカウント市場に現れるのは2ヵ月後ぐらい。そこまでの話題性が続いているのかと言う点とハート・トゥビーなどの過去の作品を考えると、これまた流通量はすくなさそうです。2月24日セリーヌ デュオン ノーツ EDT30ml ¥4,200 50ml ¥5,250 100ml ¥6,825コメント:この辺の商品もラインに在った方が良いかもしれませんが、今更セリーヌデュオンをと言う意見もあり、周りの反応を見てから仕入するかどうか決めたいところだと思いますが、宣伝を多めにするみたいなので、やる気があるのだったら先手必勝すべきです。2月24日ゲラン 限定ゲラン ラブリーチェリーブロッサム ゴールドスパークル EDT35ml ¥6,090コメント:並行輸入モノが一部入ってきているようですが、所詮はただのラブリーですか。値段が高ければパスしても全く問題無いと思われますけど…。2月25日ルルカスタネット ジュテーム EDT30ml ¥4,725 アンドンプテ EDT30ml ¥4,725コメント:下記のご紹介にて。3月1日ミスシックスティーン ミスシックスティーン EDT30ml ¥4,620 50ml \5,775 75ml \6,825コメント:間違えってならないのは、丸井百貨店独占先行発売。一般流通は9月とも言われておりますが、予定は未定ですから。3月1日 マサキマツシマM(エム)EDP40ml ¥8,925コメント:香りを嗅いだわけではありませんが資料を見た限りだと悪くはなさそう。但し、売れるかと言うと難しそうですね。3月10日イヴサンローラン 限定パリ ローズ ヴェルジェ EDT125ml ¥8,190コメント:情報だけは入りましたが、ディスカウント流通少なさそうです。発売日と同時にネットショップでの扱いは難しいと思われるので、ご興味ある方はYSLカウンターまで。(テスターは既にあるとのこと)3月17日エマニュエルウンガロ アパラシオンオム EDT30ml ¥5,250 50ml ¥6,930 100ml ¥10,080コメント:アパラシオンのメンズが登場。レディースと全く異なったイメージの香りで良いと元担当者は言っておりましたが、話題性としては今ひとつか。3月17日トミーヒルフィガートゥルースターゴールド EDT30ml ¥5,250 50ml ¥7,350コメント:香料だけ見るとマイルドな香りのような気もしますが、果たしてトミーがそのような香りを作ってくるのか?香りを試してみたいところです。3月31日トミーヒルフィガー 限定 トミーサマー2006 EDC100ml ¥5,775トミーガールサマー2006 EDC100ml ¥6,300コメント:なんとなくですが、昨年モノの方が良いような気がします。3月セレントファーレ セレントファーレ EDT50ml ¥5,250コメント:出張時に試作段階を見てきましたがボトルは綺麗でした。香りは…まだ出来上がってなかったみたいです。3月アランドロン 限定サムライウーマン ラブコメント:今回は「ワン」が抜けて「ラブ」だけになりました。メンズのイメージが強いサムライだけに、気合を入れるほどでもないですが、春という雰囲気も手伝い仕入れないわけには行かなさそうです。3月リリープルーンリリースウィート EDP50ml ¥3,150 リリーパステル EDP50ml ¥3,150 ラブバイリリー EDP50ml ¥3,150コメント:パステル色のイメージとして、可愛らしい、柔らかい、優しい、明るい、軽い、薄い等が挙げられます。この意味を捉えて、販促ツールを考えてください。続く
2006.02.16
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4月5日カルバンクライン ユーフォリアブロッサム EDT30ml ¥5,985 50ml¥8,190コメント:個人的にこの春の新作の中で注目作品。アジア限定と言うことは、香りにクセはなさそうですし、ユーフォリアを躊躇した方にオススメ。4月12日グッチ 限定 エンヴィミー2 EDT30ml ¥5,775 50ml ¥8,400 100ml ¥11,235コメント:グッチシマラインをイメージに作られた限定品。限定と言っても最初から飛ばして、在庫を持ちすぎないよう注意しましょう。4月18日バーバリー ロンドン EDT30ml ¥5,880 50ml ¥8,085 100ml ¥11,550コメント:発売時期を間違えているような気がします。それでも、バーバリーなので、品揃えしなければならないかもしれませんが…。4月19日ゴースト 限定ゴーストサマーフラート EDT50ml ¥5,985コメント:パシフィックパラダイス同様の感想。シアーサマーもコケているだけに、どんなものでしょうか。4月21日ジバンシィ 限定 ウルトラマリン ビーチボーイ EDT50ml ¥7,350 ウルトラマリン ビーチガール EDT50ml ¥7,350コメント:メンズに人気が集中しそうですが、きちんとカップリングで品揃えした方が良いでしょう。4月25日ニコス 限定 スカルプチャー ブルーブリーズ EDT50ml ¥5,775コメント:売れそうな匂いはします。後は在庫をどの程度積むべきか。私だったら強気な仕入をしてしまいそうですが。4月ヴェルサーチ ヴェルサーチ マン フレーシュ EDT30ml ¥5,040 50ml ¥7,140 100ml ¥9,450コメント:ヴェルサーチマンのボトルデザインですが、香りの雰囲気は全く違うとの事。商品の意気込みも感じられますし。4月はメンズのガチンコバトル月間なので、この商品にも注目を。4月ジャンヌアルティス ブンブンマンゴー EDT100ml ¥4,095コメント:トロピカルフルーツの中でも今回はマンゴーをチョイスしたようです。後味に残るクセがある果物なので、何処まで丸く治められているか興味ありありです。4月クリスチャンリースラッセン ライジングウェーブサマー EDT50ml ¥5,250 100ml ¥6,300コメント:ライジングウェーブって夏物じゃなかったの?と言うツッコミが入りそうですが、それは置いといて、初代と並べた時の違いがどうなのか?これも香りを試してみないと何とも言えないですね。4月ジャンヌアルティスセクシーボーイ ホットゲーム EDT100ml ¥4,095コメント:今年は何とかゲームと言う名前が流行っているみたいですね。J’アルティス・ダビドフ・YSL…まだまだ先の話ですが、記憶に留めて置いてください。辛口コメントと共に集めた情報は以上です。これらの情報は、業者筋でも知られていない部分もあるので、各小売店さんはきちんと見ておいたほうが良いと思われます。また定価等不明の部分もありますし、何の前触れも無く突然販売決定する商品もあるので、各サイトの情報をきちんと見ておきましょう。と言う事で、上記でも書いたように本日ご紹介する香水は、「ルルカスタネット ジュテーム&アンドンプテ」です。ジュテームトップ:ザクロ・ホワイトピーチ・ライチミドル:ローズ・フリージア・蓮の花・パッションフルーツラスト:ホワイトシダー・ムスク・バニラ・ラズベリー・アンバーアンドンプテトップ:ベルガモット・マンダリン・マンゴー・パイナップル・グアバ・カシス・メロンミドル:マグノリア・ローズ・すずらん・ジャスミン・フリージアラスト:ベチバー・アイリス・パチョリ・オークモス・ラズベリー・ピーチ・アプリコット・アンバー・バニラ・ムスク解説:両方とも香りのサンプルをいただきましたが、印象としては、春物第一弾登場と言う感じでしょうか。ルルカスタネットというあまり知られていないブランドで、ネームバリュー的にはちょっとですね。見た目のボトルも「A&A」を思い浮かべ、目を見張るような新鮮さは感じなかったです。一方香りの方はと言うと、普段使いとして結構いけそうなので、その点がこの商品のセールスポイントのような気がします。まず、ジュテームは、トップから桃の優しい香りが中心となり瑞々しく明るいイメージ。やがて、ローズやフリージアの花々が咲き乱れ、ラストは女の子らしく茶目っ気たっぷりな可愛らしい香りでまとめられております。続いて、アンドンプテは、つけ始めフレッシュフルーツの香りと透明感のある甘い香りの二重奏。複雑でありながら、変なクセも感じらず爽快感を得られます。続いて、繊細で清潔感に満ちた香りがし、ラストはほんのり甘く優しい感じで漂います。両方とも共通しているのが、明るく軽やかなイメージ。新生活を始めるフレッシャーズの皆さんには特にオンタイムの時間でオススメしたいところです。雪解け時の全てに生命の息吹を感じる春だからこそ、新しい香水を求める気持ちが芽生えてくる時期だと思いますが、このような香水は「抑え=普段使い」と言う感覚なので、売価設定が1980円を超えてしまうと初回投入すら見送られてしまいかねないので、メーカーさんには再度検討して欲しいところですね。本日はここまで。
2006.02.16
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新作香水がたくさん登場してきているので、まじめに書けば毎日更新できるはずですが、前回の日記のように、こねくり回すぎて三日間もかかっちまったぜぃみたいな文章を作ると途端にペースダウンしてしまいご迷惑をお掛けしております。自分で言うのもなんですが、時たま支離滅裂な事も書いてあり、その時の背景には、たまたま見た映画や感銘を受けたドラマなんかに感化されている場合が多いのです。前回の日記なんてのは正にその通りで、今回ハマッているものと言えば、十年ぶりぐらいに読書をしており、その影響が諸に出ております。そのタイトルと言うのは三島由紀夫著 青の時代です。とある朝のワイドショーでライブドア事件のホリエモンとその昔に起きた「光クラブ事件」の山崎晃嗣氏が似ていると紹介しており、関連する書籍として、たまたまこの本を知ったのがきっかけです。(これまたミーちゃんハーちゃんです)未だに6章目までしか到達しておりませんが、小難しい言い回しや時代のギャップを差し引いても、流石有名な作家が書いた文章と思いました。あらすじ等については、らいばあさんの日記に頼るとして(まだ半分も読んでいないので・・・)、http://tb.plaza.rakuten.co.jp/mypenlie/diary/200505280000/文章や演説などもそうですが、良いと評判が立つものには、その内容にきちんとユーモアが織り交ぜてあると私は考えております。入学式や卒業式、朝の朝礼でもそうですが、校長先生や社長の話が何を言っていたのか記憶が無いなんて事を思い当たりませんか?それは単純に受けて側の興味をそそっていない発信者側の問題なのです。つまり、まじめに率直に伝えようとしすぎて、全く面白みが無い内容なのですね。これらは、お店作りの上でも同様なのですが、売れ筋しか品揃えしていない店って、最初の2・3回行けば飽きてしまいます。一般的なお店と言うのは、大概この事を熟知しており、きちんと売れ筋を揃えて置いて、その上にユーモアと言う「遊び」(余裕)の部分を設けてあるものなのです。服屋さんなんてのは典型的で、誰も着そうも無い色をした服が店頭にディスプレーされている時なんかあるじゃないですか。これはその服を売ろうとしているのではなく、あくまでも注目を惹きつけるために飾ってあるものなのです。所謂これが遊びの部分なのですね。で、問題なのは、この遊びの部分が面白いかどうかと言うこと。すなわち、ユーモアのセンスが、その店に抱く印象を決めてしまうのです。「センスなんて抽象的な事を言われてもどうすれば良いのか?」とおっしゃる方もいるかと思いますが、これは私にも説明できません。但し、一つだけ言えることは、多角的に見て自分が面白いと思える事は、他人にもきちんと伝わるものだと思っております。面白いと評判の高いものを見る努力は、きっと自分にプラスになって跳ね返ってくるという暗示をかけつつ、本日の香水をご紹介いたしましょう。本日は「ブリトニースピアーズ ファンタジー」です。ブリトニー スピアーズ ファンタジートップ:ライチ・ゴールデンクインズ・キウイフルーツミドル:カップケーキ・ジャスミン・ホワイトチョコレートオーキッドラスト:クリーミームスク・オリス・ウッディーアコード解説:こちらの日記でも再三に渡りご紹介してきた商品がついに日本上陸。今回の主題としては、おとぎの国の世界をイメージしております。まずこの商品を語る上で大切なのは、BOX。エミリオプッチ風の渦巻きに印象的な黄緑のリボンが添えられ、この箱の空き方も実にユニーク。まるでケーキでも入っているような期待感すら覚えてしまいます。ボトルの方は、ショッキングピンクにこれまた黄緑のガラスが埋め込まれ、ネックの部分にはリングのようなゴージャス感があります。続いて、香りの方と言うと、この商品に関しては肌にすり込んだときから、物語が始まります。トップは甘酸っぱくも瑞々しいライチやキウイなどの果実系の香りが漂い、次第にグリーン系の草原のような清々しさが感じられたかと思うと、ここから一気にグルメンタリーなあま~くセクシーな香りへと変貌を遂げます。ラストは甘さを残しながらもムスクやウッドのナチュラルっぽいパウダリーな感覚が終焉の時を知らせるという感じです。ネットで香料のみ先に見ていたときの感覚としては、これもシュガー系の甘さなのかと思っておりましたし、ムエットで試して見たときも「甘い」と言う印象しか残りませんでした。しかし、実際にテスターを肌に吹き付けてみると、意外にアクセントのグリーン系の香りがしっかりとしており、思って以上に甘さ控えめで、抱いていたイメージを覆す結果となりました。但し、香りのゾーンが違う為、前作のキュリアスを良いと判定している方には、あまりおすすめできません。また、商品を見た瞬間こんなイメージを持った方にも難しいかもです。シャリエールコットンキャンディ(100mlは同じぐらいの迫力はあります)本来この手の香りは、冬入り直後発売でないと、シーズン的にむずかしくなってくるはずなのですが、2月発売と言う強気なメーカーです。正直50ml以上の容量は、使い切れずに残してしまう可能性が高いので、皆さんも30mlからコツコツ買い足して行ったほうが宜しいと思われます。本日はここまで。
2006.02.11
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モノの見方には、裏と表・縦と横・斜め45度など焦点のあて方次第によって、様々な側面を見ることができ、加えて、自分で想った見解等も含めたら何通りもの伝わり方をするものであります。具体的に言えば、真っ白な物体が光の当て方次第で、白みがかった黒と言う表現まで変化すると言うことです。と言うことで、本日の前文はちょっとクドイ話をしましょうか。「経験に勝る勉学は無し」とどこかの誰かが言っておりましたが、全くもってその通りと思います。多くの経験を積み重ねる事により、より正確な答えを導き出せたり、失敗から遠ざかる事もできうるのです。しかし、モノを見る上では、この「経験」が「固定概念」となり、多くの邪魔をする事が多々あるものなので気をつけなければなりませぬ。「歳を取るにつれ、頭のスポンジが固くなった」なんて言うのは典型的な症例であり、私も半身侵されているような気もしますが・・・。香水をお求めになるお客様の中で「メンズ」「レディース」や「年配者」「若者向け」・「ブランド名」と言うだけで購入をためらってしまう方がおります。私が思ふに判断基準と言う部分では良いと思いますが、これらは全て視覚から受ける「情報」にしか過ぎないのです。本来「香水」と言うものは、香りがする液体な訳で、これだけでは「商品」として差別化が難しく、いろいろと目で見て分かり易いように具体化していったのが、やがて上記の項目のようになったと思われます。しかし、根幹にあるのは香りを嗅ぐと言う行為であり、この嗅覚で感じた感覚がどう作用するかが香水を楽しむ醍醐味であるはずです。従ってそれらには、我々が勝手に決めたルール(例えばメンズ・レディース)なんてものは存在しないので、何も固執する必要が無い訳です。そんな前置きをしながらも、やっぱり香水選びには躊躇してしまう。特にバレンタインデーとも重なり、男性に対してどんな香水を贈ったら良いか悩んでしまっている乙女達も多い頃ではないでしょうか?と言う事で、本日はメンズと言う概念の最新作2月10日発売「パコラバンヌ ブラックエクセス」をご紹介いたします。パコラバンヌ ブラックエクセストップ:レモン・カラマンジ・タゲット・セージミドル:プラリネ・シナモン・トルーバルサム・ブラックカルダモン ラスト:パリッサンダーウッド・ブラックアンバー・パチョリ・エボニー解説:何の前触れもなく、国内発売を知ったのは先月末の事。丁度大阪に出張した時にこの商品が発売する事を知り、ちょっとだけ喜びました。何せ以前の日記でも書いたように気になっていた商品でありましたから、商品企画書を手に実物テスターで試す事もでき、これだけでも忙しい時間を割いてまで香水業者巡りをした価値はありました。パコラバンヌの今回の新作は、黒を基調とし、白い抜きされたバラの紋章やロゴにインパクトがあります。加えて、ボトルキャプが横向きに半回転し、ライターの先のようにスプレーが現れ、男心をくすぐるような構造。香りの方はと言うと、つけたては瞬間的に香る爽やかさが衝撃のように走り、その奥へ奥へと誘われます。やがて、ほんのり甘めの香りが立ち込め、ボトルから見られる印象を覆すようなおしとやかな感覚と乾ききったクール感で包み込まれます。ラストはほんのりスパイシーでウッディーな大人びた香りとセクシーで魅惑的な香りが波のように押し寄せてくる感覚に陥ります。香りの感覚としては、前作のエクセスはどちらかと言うと都会的。一方こちらはと言うと、クールでありながら、底知れぬ優しさに満ち溢れ、まるでソウルミュージックみたいな感じに思いました。大胆ではないにしても、ありふれた香りでもなく、なんとも表現のしづらい商品で、そういった意味では、新しいスタイルなのかもしれません。しかし、この香水にも今ひとつな部分もありまして、それはボトルキャップの部分。プラスティックのチープさと言うか軽ぽっさが見え、その点はバツです。更に付け加えれば、30mlがラインに無いので、価格自体も高めな印象を受けてしまうかもしれません。良い面といただけない部分両方書き出してみましたが、皆さんどのようにこの商品を捕らえるのでしょうか?特にバレンタインデーに香水を贈ろうと考えている女性陣は、贈ろうとしている異性を格好良く看たてる気持ちで香水選びをしてあげてください。決して結果を先に考えるのではなく、自分のセンスを生かすことが大切です。贈られた方も最初は怪訝そうな顔をしていも、周りの評判がよければ、愛用品なんて簡単に変わりますので。本日はここまで。
2006.02.09
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寒い日が続き、空気が乾燥するとインフルエンザなんてモノが流行っているようですが、皆さんは大丈夫ですか?私の方はというと、数日前、頭がひどく痛み、顔のみが熱く、食べ物を胃が受け入れてくれない状態でしたが、寝たら治りました。どうやら寝不足だったみたいです。規則正しい生活を心がけましょうか。さて、すっかり日記の書くペースが落ちておりますが、出張時の話に戻すと、業者から「この先どうするの?」みたいな事も聞かれましたね。所謂生涯設計というか今後どうするかと言う話です。もちろん、今の会社に留まっているつもりは無いですし、チャンスさえあれば独立なんて視野に入れてはおりますが、なかなかねぇ。プランとノウハウ、それに人脈は作っておいたつもりですが、何せ先立つモノが無いと話にならない訳で、難しい物理的問題があるわけですよ。「一つの成功の影にたくさんの失敗がある」と昔の人はよく言ったものですが、私の周りにも、サラリーマン社会を飛び出し独立して、今のところ成功している人や、夢半ばにして挫折した人もおり、飲みに行った席では様々な経験談を聞かされるものであります。失敗した人の多くは、経験測に基づく需要の見込み違いや本来の仕事よりも資金繰りに難をしたと言っており、結局のところ、将来の展望が見えなくなったために廃業したとの事。その後、培った人脈によって再度サラリーマン社会に戻っているので、会社こそ潰してしまったかもしれませんが「何とかなるんだ」みたいにも思ってしまいます。しかし、裸一貫から始めるにはリスクが大きすぎると判断しておりますし、経営と営業は異質のもので、営業畑のみ歩いてきた私にとっては、経営をするにはまだまだ勉強しなければならない事がたくさんあるとも感じています。「集客できる香水売場」と「勝てる香水ネットショップ」みたいなサービス業をやってみればなんて言われた事があります。財源が無くても自分自身の知識だけでできるので、「新規事業で香水屋さんをOPENさせたいので教えて頂けませんか」等のコンサルタントみたいな仕事が舞い込めば話は別ですが、そんな余計な費用を掛けなくても何とかなってしまう業種だけにこれも無理な話でしょうね。たぶん。ホストに何百万と貢ぐお金があるくらいなら、こちらにも少しで良いから回して欲しいと訴えながら(TVを見ながら・・・)本日の香水をご紹介しましょう。本日は「ジャンヌアルティス ローズボンボン」です。ジャンヌアルテス ローズボンボントップ:ストロベリー・オレンジ・ゼラニウム・ペッパーミドル:ローズ・アイリス・サンダルウッドラスト:ブラックベリー・バニラ・ホワイトムスク解説:ジャンヌアルティスの最新作は、苺キャンディをシンボルに恋が叶うと言うおまじない系香水。ボトル自体もキャンディが入った状態の包み紙をそのままモチーフに全体から春らしいピンクでコーディネイト。ラブリーでキッチュなキャンディーからは、旬のイチゴとローズのあま~くとろけるような香りがします。トップはストロベリーの香りをより強調させようとオレンジなどの酸味を加え新鮮な印象を与え、やがて、ローズの芳香剤のような広がりがベースの甘さと交わり、ソツ無くまとめられていると言う感覚。ラストは落ち着きのあるベリー系の甘さが心地よく漂います。個人的な感想からすると今一つですね。正直。安っぽい見た目もそうですし、容量も中途半端ですし、ありきたりの香りももうお腹一杯って言う感覚ですし、後で取って付けたような宣伝文句も好きにはなれません。香りがどうのこうのでは無く、いろんなモノを浅く広く取りいれた結果みたいな感覚がどうも好きになれない理由(ワケ)です。若年層(特に高校生以下ぐらい)がターゲットと思われますが、新鮮味があるうちは、まだ良いかもしれませんけれども(例えばクラスでまだ誰も知らない状態などの時に…)。香水と言うのはある種の自慢になり得るアイテムの一つな訳です。可愛らしさを優先するあまり、幼さが抜けていない商品に果してあこがれを感じるかどうか。よ~く考えてみましょう。本日はここまで。
2006.02.04
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毎度です。皆さん元気しとりましたか?大阪出張ゆうても、何もありゃしません。案の定会社の連中と全国区の居酒屋で飲んで帰ってきましたわ。ということで、この後の展開が非常に難儀しそうなので、インチキ関西弁を終了し、標準語に戻します。出張と言うのは、行っている最中よりも、その後の処理など余計に仕事が増える訳で、加えて月末の忙しさも重なり日記が遅れてしまったことを心よりお詫び申し上げます。さて、以前の日記でも触れたように、香水の業者巡りを2社だけしてきました。今現在の仕事よりも、この業界にいた期間が長かったものですから、売場サイドの意見として、いろいろ聞かれる事は多かったです。内容としては、止め処も無い話から、最近の市場、新商品のアドバイスまで、多岐に渡って意見交換しました。詳しい中味は、一部の地域を除き、後日ゆっくりと公表するとして、個人的な印象としては、どうも明るさと言うか、皆さん疲れきっている感が否めないです。イコール、アイデアが行き詰まっているように見えていたのは気のせいでしょうか?今日の日記はその辺の話を軸に展開したいと思います。この日記でも度々書きますが、私がバイヤーをしていた頃は、自分個人の好き嫌いだけで仕入しておりました。良いように書けば「ポリシーの仕入」なんて事も言われたことがありますが、要は偏屈なんですね。しかも頑固。何故このようなスタイルを取るのかと言うと売買の基本は自分の気に入って買ったものしか相手におすすめできないと言うのを未だに信じているからであり、顧客ニーズが多種多様している現在でも、この考え方は一貫し変えなかったものです。(頑固でしょう)そんな私によく「今度この商品の代理店になりまして、感想はいかがですか?」みたいな質問をされる時があります。所謂PB(プライベートブランド)と呼ばれる商品ですね。今回の出張の時にも同じような質問をされましたが、どうも開発陣の独りよがりを感じてしまいました。もちろん分かりますよ「一発当てたい」と言う気合と「発売してみないと分からない」みたいなノリは。何がどうでドウなんだという社内的な流れもよく分かります。しかし、ちょっと冷静に考えてみると、買うのはお客様であり、そのお客様は常にいろいろなモノと比較検討する訳で、「この商品でなければならない」と言う大義名分が今一つ見えなかったのですね残念ながら。相手の手前そこまで厳しい意見はしなかったですが、私が商品を仕入れる時のポイントを書き出してみますので、この項目と今度発売する商品とを比べながら見てみると言いたいことが分かってくると思います。・ブランド(生産メーカーのブランド力・キャラクター・知名度など)・見た目(高級感・格好良さ)・香り(個性的なのか万人受けなのか)・価格(設定する際の価格)この辺までは分かると思いますが、この後に・同価格帯の対抗馬(同じ価格帯の売れ筋と対抗できるのかどうか)・商品の背景(商品に対するイメージ)・商品のバリュー感(容量と価格のバランス)・万人受けするセンス(一目惚れできるかどうか)・ターゲット年齢(ターゲットとしている年代と価格のバランス)・商品のプレミア感(少量生産など)・ブーム(セレブ系→モテ系→おまじない香水などのブームの変化)等を考えて仕入する訳です。で、各メーカーさんが商品を開発する上で勘違いしてならないのは、PBで平均点を高く設定すると言うのはどだい無理な話で、どれか3つ4つの項目を特化させて商品を開発すると言うことが大切です。この事が他の商品の差別化を生み、競争力となる訳ですね。但し、この中の「香り」と言う項目でポイントを高くすると言うのは非常に難しく、万人が良いとする香りの方向性はどの時代も常に一極化しているものなので、PBではあえて挑戦すべき課題ではないです。最近の香水屋さんの利益構造としては、NB(ナショナルブランド)を何処にも負けない価格で設定し、利益を削る分、PBを多く品揃えし利益を稼ぐと言うパターン化しており、今後もこれらの商品に対するお店の期待感は益々増えてくるでしょう。しかし、「売れる」と言うことが大前提であり、これだけ商品が次々出てくるのだから、お客様の目は益々シビアになっていくと言うこともお忘れなく。例えば同じ1,980円を払うのだったらエンヴィやライトブルーと比べて買っていただける優位性があるのかどうか。最初に戻りますが「この商品でなければならない」セールスポイントをもう一回考えましょう。と言うことで、本日ご紹介する香水はこの春先(1月~3月)発売する新作の中で一位二位を争うくらい個人的に評価が高い「ポールスミス フローラル」です。【ポール スミス】フローラル 30ml EDP・SPトップ:オレンジ・ピンクグレープフルーツ・フレッシュジンジャーミドル:マグノリア・オーキッド・キンモクセイラスト:アンバー・ムスク・トンカビーン解説:ポールスミスが今期投入してきたの商品は、「生きる喜び」をテーマに、香りをつけた瞬間から心に溜まった不安を取り除くような愉快なフレグランスを表現。シンプルな白をベースにしたボトルデザインは、春の訪れに相応しく、見ているだけでも心躍ります。香りの方はと言うと、つけた瞬間から、優しい花々のブーケの香りがさらっと立ち込めると同時に、トップの瑞々しくも陽気な香りが顔を見せます。やがて、花々の穏やかで、可憐な繊細さにほんのり甘味が加わり、清潔な印象ながらも、とげの無い感覚。ラストも全体のイメージを壊さないよう淡くエレガントに漂います。各業者から小売店へ商品の案内がかかると同時に、その店からの反応みたいなものも聞こえてくるのですが、前評判は非常に悪いようでした。まぁポールスミスはハズレるみたいな風潮が出来上がっていますし、ボトルはロンドンの金型を使い回しておりますし、香りもそれ程…と言う感想が聞こえてきたものです。一方私の見方としては、直感的にアリだと思いました。その理由として、まず2作目と言うこと。一般的にハズレた商品と同じボトルを使って2作目を作る場合、必ずと言って良いほど、万人受けする香りに仕上げてくるハズだと思っておりました。加えて、見た目が白を基調にしていたのも○。個人的に真っ白と真っ黒のボトル色に注目していたので、それだけでプラス評価。また、定価も30ml 4,500円と結構低めの設定。ディスカウント価格に直しても二千円中盤前後とそれ程高くならずに済みそうだったので、条件は揃ったと思いました。実際の香りを試すと予想以上に香りのデキが良かったので、高評価した訳ですが、この感覚をわかり易い表現するとエリザベスアーデンとかが造りそうなクセの無く、すっきりしたフローラルの香りとでも言いますか、今までのポールスミスのフレグランスには無い一面を感じたのです。相対的な売れる・売れないの話をするとインパクトと言う部分でたぶん後者のような気がしますし、ニョッキリ生えたスプレーが押し辛いという点や携帯に不便なんて声もあるかもしれません。それでも、食わず嫌いせずに皆さんには試していただきたい、そんな想いを込めて今回の香水をご紹介いたしました。本日はここまで。
2006.02.02
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掲示板にも書きましたが、香水カレンダーの受付も終了いたしまして、たくさんのご応募誠にありがとうございました。今回日記を復活した目的の一つを成し遂げたので、水面下にまた潜り込もうかと思っておりますが、新しい知識を取得したと言うか、このブログ内で作ってみたい物がありまして、それを終わらせてから「香水販売日記 2005 再会」(一応これが今回のタイトル)を終了したいと思います。さて、急な話ですが、明日から出張が入りまして、生まれて初めて近畿地方上陸する事になりました。金閣寺や清水寺、大阪城にUSJ見るとこ沢山で楽しみ!(何しに行くねん)何~て冗談は置いといて、既にスケジュールは決まっております。予備日なんて設けられてないですから、せいぜい車窓から大阪城眺めて終わりのような気がします。「出張の時の楽しみは食事ぐらい・・・」なんて事を言う人もおりますが、たぶん、同行するうちの会社連中と一杯やってクダ巻いて帰ってくるのが関の山でしょう。それでも、食事の美味しいところやホテルのきれいなところを事前にリサーチしております。(可愛いものでしょ)ちょっと時間が空けば、香水の取引先だったところも寄ってこようとも思っております。電話でしかお話しした事の無い人達ばかりなので、会うのが楽しみですが、電話口で想像している人相と実際に会った時のギャップはかなりあるもので、たぶん驚くと思います。(お互いに・・・)新しい情報など掴めた場合には、このブログにおいおい載せたいと思っておりますので、皆さん乞うご期待くださいませ。と言う事で、早々と本日の香水をご紹介いたしましょう。本日の香水は1月28日発売「マリナドブルボン LYS」です。 トップ :イチヂク・パッションフルーツ・プラム・タジェット・グリーンアップルミドル :ユリ・アイリス・メイローズ・グレースミモザ・ジャスミンラスト :ホワイトムスク・スギ・シダーウッド・ビャクダン解説:マリナドブルボンの最新作は、ユリをベースにオーソドックスなフローラルの香り。王侯貴族の庭先に咲き乱れているユリの花園がイメージとの事で、ボトルデザインはユリの花びらをモチーフにクリスタルガラスとすりガラスのコンビネーション。パープルの液体とゴールドの飾りがより高級感を増しております。香りの方は、つけた瞬間からフローラルの爽やかな風に満たされ、ポップなパッションフルーツや瑞々しいアップル・プラムの仄かな甘さが顔を出します。次第にユリの上品で清楚な香りにローズの甘味とミモザの穏やかさが加わり、さながらミスプリンセスと言う感覚か?ラストにかけては、さりげなくホワイトムスクとウッド調のぬくもりが包み込んでくれます。今回の商品説明を見ていると、どうやらボトルデザインに相当な自信を持っているようで、ボトルデザイナーの名前まで担ぎ出す始末。上記でも書きましたが、色のコントラストも見事にマッチしており、きれいで高級感も兼ね備えていますが、実物見て思った事は、意外にデカイなぁと言う印象でした。(30mlでも・・・)香りに関しても、香り持ちこそ良くないものの、全体の雰囲気を壊さない程度に、しっかりしておりますし、個性的な癖もそれ程感じられないところから、万人受けしそうです。総評としては、爆発的なヒットこそ生まれないかもしれませんが、リピーターが必ず現れ寿命の長い香水とでも言っておきましょう。人に物事を伝えると言うのは、単純にすればするほど伝わりやすいので、今回掲げている「高級感」と言うイメージは、素材を通して皆様に伝えている訳です。幾らデザインを良くしても、材質そのものが持つ重厚感には勝てないものなので、その点この香水は、きちんと細部に渡るまでしっかりした作り込みをしております。とても美しく上品に見えるのはこの為なのですね。(ワンポイントのマークを除いて)続いて香りですが、この手の香水は、結構鼻を突き刺すような刺激的な香りを放つモノが多いのですが、その点、甘味を巧みに加え、マイルドに抑えております。物足りないと言う方もおられるかもしれませんが、ライトウエイトの割にこの香り立ちは今の現代人に合っているのではないでしょうか。ちょっと、「セレブ・セレブ」を意識しすぎている感は否めないですが、皆さんにはもう少しカジュアルに使っていただきたいです。ON・OFFタイム問わずに使えそうですし、奥様方には、授業参観などちょっと見栄を張りたいときにも活躍してくれそうですよ。最後にメーカーに対して。デザインの良いボトルに出会うとどうしても2作目を作りたくなります。しかし、ここは我慢して作らないで欲しいですね。オリジナルの存在価値が崩壊すると言うか、この商品にかける拘りを見せて欲しいです。余談として、BOXに関して。最初に見たとき、こんな商品とイメージがダブりました。 シャネル ジャケットモチーフ チョコバーステッチチェーンショルダー以上。本日はここまで。
2006.01.24
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ここ最近のよく耳にする香水用語として、雑誌などに「グルマン系」や「コンフェクショナリー」など目にした事があると思いますが、単純に言ってしまえば両方とも系統としては同一なので、皆さんは「砂糖菓子みたいな甘さの香り」とでも覚えましょう。(以下、コンフェクショナリーノートと書きます)感覚的には、ベッタリとしたしつこい甘さと言うか、嗅いだ瞬間「甘い」と分かると思いますが、このような香りをメーカー側は「妖艶」や「小悪魔」「キュート」なんて言葉に置き換えて謳い文句にしている訳です。具体的な商品名を挙げるとロリータレンピカピンクシュガーマットショコラなんて言うのが思い浮かびますが、考えただけで、口の中によだれが溢れます。このコンフェクショナリーノートを使い始めた香水が何なのか?までは分かりませんが、これらの香りを香水図鑑は「バニラ、クッキー、チョコレート等のお菓子を想像させる香料をブレンド。甘さはあるが、オリエンタルと違い、キュートな印象を残す。食事のシーンを邪魔しない香りとして最近注目」と説明しております。今年の冬場の傾向として、各メーカーはこのコンフェクショナリーノートに注目したようで、先日百貨店巡りをしてきた時もこの冬のオススメ商品として、店頭を賑わしておりました。例えば、バーバリー ブリットレッドクリスチャンディオール ミスディオールシェリーエリザベスアーデン プロボカティヴ ウーマンなどもその類ですし、また2月に発売するブリトニースピアーズ ファンタジー もコンフェクショナリーノートに位置づけられますので、この香りの傾向は世界的なブームとも言えます。その昔、これらの香りをおすすめしていた時にお客様からは、「香りが可愛すぎて使えない」とか「冬場だけしか使えなさそう」など躊躇なされる方もいらっしゃいましたが、香りだけではなくボトルも可愛いのがこの系統の特徴。流石に夏場には不向きな香りですが、秋口から桜の咲く頃まで十分使えると思います。まだ、この手の香りをお持ちではない方は、こんな商品をお試しに使ってみてはいかがでしょうか。と言う事で、本日はこの流れを引き継いだ「スタックスタイル エンチャントレス」です。スタックスタイル エンチャントレストップ:ライム・オレンジ・ストロベリー・アップル・ピンクペッパーミドル:ジャスミン・バイオレット・オレンジフラワーラスト:サンダルウッド・ホワイトムスク・キャラメルシュガー・バニラ解説:11月下旬頃だったでしょうか。代理店営業担当から「間もなくスタックスタイルの新作が出る」と聞き、私はてっきりこちらの新作 が早くも登場すると思いきや、「エンチャントレス」だったので、がっかりした覚えがあります。(捕捉:実際に海外では、フジフラワーやエンプレスリリーの次に発売された為、企画書にも第3弾と書いてある)では何故12月に発売したのでしょうか。スタックスタイルが日本に上陸したのは昨年の3月の事。発売しようと思えば出来たのだろうと思いますが、コンフェクショナリーノートと言うのは、基本的に鼻にまとわりつく香りなので、気温が高くなっていくこの時期に発売しても売れないと踏んだのでしょう。現に多くのメーカーは、空気が乾燥し始めた頃から店頭に並び、真冬に売るのが一般的。ところが秋口から11月まで、大手代理店各社が数多く新作を登場させる為、雑誌媒体を含め話題性がもっていかれてしまう。そこで12月というタイミングが選ばれたような気がします。12月という時期はギフト商戦に加え、決算を迎えるメーカーが多いので新作が立ち上がりにくく、最新作として店頭を飾る公算が高くなると言うメリットがあります。但し、年末の入荷のピークと重なり国内にいつ頃届くのか読めないと言うデメリットもあり諸刃の剣なのです。(一歩間違えると年明け1月中旬なんて事も・・・)年末最終週の出荷開始と言うのは、たぶん荷物が遅れたからではないでしょうかね。そんな前置きはどうでも良いとして、商品の説明をしましょう。ボトルに関しては見たまんま。図柄のシャドーガールは魔法使いがモチーフとの事です。香りの方はと言うと、フルーティ・フローラル・コンフェクショナリーと言う三段の三角形が香りを嗅ぎながら思い浮かぶような感覚に陥りました。つけたてに感じる柑橘系の香りがしたかと思った瞬間トップからベースに敷かれている砂糖の甘さが奥行きを与え、アップルやストロベリーの瑞々しい甘さがより引き立つように香ります。やがて、フローラルの包み込むような優しい香りが現れベースの甘さをマイルドにし、同時にかすかな酸味が幸せな気分にさせてくれます。ラストはバニラなどの甘さがしなやかに香る印象でしたね。いままでのコンフェクショナリー、特に砂糖をベースに使ったものはグズグズに甘く=お子ちゃまが好きそうな香水と言う固定概念を持つ人が多かったかもしれません。しかし、この商品に関しては、そのイメージを一蹴してくれるような進化を感じました。甘いのに負けないくらいきちんとフローラルの香りがするので、この冬場、いままでの香水ではちょっと物足りない何かを探している方にオススメの商品です。但し、やっぱりスタックスタイルの店頭価格は1,980円のラインだと私は思うのですがね。本日はここまで。
2006.01.22
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用意されていた日記を急遽取りやめ、アナスイの新作の情報が入ってきましたので、本日はそちらをご紹介いたします。アナスイ 2006 限定品 ドーリーガール オンザビーチ トップ:レモン・ベルガモット・マンダリン・カシス・アップル・マリーゴールド・ピーチミドル:ローズ・落ち葉・フリージア・ロータスブロッサムラスト:ブロンドウッド・アンバー・ムスクEDT 30ml 50ml シャワージェル200ml ボディローション200ml解説:昨年の日記にちょろっと書きましたが、今年のアナスイのフレグランスは、ドーリーガールシリーズ3作目となります。ようやく概要が分かってきたので、皆様にいち早くお知らせです。日本代理店発表は、まだまだ先と思われますが、情報筋の話では2006年春(いつのこっちゃ?)との事。もちろん定価等も決まっておりませんが、シリーズモノの場合ココ最近定価が高くなっているので、その辺は気になります。ボトルは今までのこけしのような形で、今回はサングラス付き。ほくろも外され、青みがかった色は、さながらプールの授業の後のようなものか。香りは、香料を見る限りだとフレッシュフルーティフローラルなのですが、この辺は発売後ご自分で試してみてください。資料的にこれ以上の事は書けませんが、春の新作ラッシュの中でも一際目立つ存在ですね。追伸。資料ありがとうございます。面白いネタでした。(この場を借りてお礼)お礼と言っては何ですが、こんなのも話題の一つに。「ブリトニースピアーズ インコントロールキュリアス (限定)」代理店が発売するかどうかは不明。本日はここまで。
2006.01.21
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はじめに断っておきますが、前文が長くなりすぎ、通常書いている香水のご紹介は今回打ち切りましたので、ご了承願います。さて、デパート巡りの話の続きでもしましょうか。初売りも終わり、冬物バーゲン開催中のお店が数多く、それらを横目に見ながらも、今回廻ってきた店の順としては、わかばカウンター→サンローランカウンター→シャネルカウンター→ティファニーブティック→ブルーベルカウンター→アーデンカウンター→ジバンシィカウンター→ディオールカウンター→アラミスカウンター→ラルフブティック→ドラックストア・・・。もちろん買うつもりなど更々なく、情報収集に明け暮れておりました。場違いなオーラを発しているのかどうか分かりませんが、今回は店員につかまる事も無く、短時間で効率良く廻れましたが、香りを試している私の隣で、他のお客さんと店員のやり取りを聞き耳たて聞いていると、人それぞれ接客ってこうも違うものかと感じました。では、どのような接客を行なっていたのか実況解説してみましょう。お客さんがテスターを試していると、某カウンターの店員が近づいていき店:「香水をお探しですか?」と笑顔でご挨拶。サラリーマン風の男性2人組みのうち一人(客A)が「まぁ」と言う言葉を交わし、今まで嗅いでいたテスターを棚に戻す。※1 ここでの「まぁ」や「ええ」と言うお客さんの言葉は、店員の話を聞き入れる準備があると言う意思表示なわけで、店員さんはここで自分のテリトリーに持ってこないと、この後が辛い。店:「こんな商品は如何でしょうか?」とこの店で一番男性に人気のある●●●を試させる。※2 とりあえず、第一段階はクリアなようです。客A:「これさっき試した」と先ほど返事をした客Aが答える。※3 おーっと予期せぬハプニングと思いきや、これは想定の範囲内なのです。ここで、次の手をどう持っていくのか見てみましょう。※4 また、この時注意しなければならないのは、購入するのはこの「客A」かどうか定かではない事も付け加えて。店員とお客さんの話がかみ合う人。すなわち、話の主導権が「客A」にあるだけで、本当は「客B」が買うかもしれないので、その人にも話を振る事も忘れずに。店:「この商品一番うちの店で人気のメンズなのです。いかがでした?」と言った瞬間ムエットに香りを吹き付け、二人に試させる。※5 どうやら、この店員さん。ゴリ押しする気のようです。客A「悪くは無いのだけど、もっと爽やかなのないかなぁ」※6 ここで、ようやく客Aが購入の意志ありと判断がつきます。(すなわち、客Bは付き合っているだけ)もし、客Bが購入の場合、客Aは客Bに話し掛けるものなので。店:「では、このようなモノは如何でしょうか?同じメーカーが出した青空のように爽やかな●●●って言うのですが、こちらも発売以来人気を二分しております」とそちらもムエットに吹き付け香りを試させる。※7 更に同じメーカーの商品をアピールする事によって、ますます興味を引かせる作戦です。客A:「なんかちょっと違うかなぁ」と返事を曇らせるのが日本人の美徳。客B:「でも俺は好きだけどなぁ」と客Bが初めて店員と言葉を交わす。※8 この時感じるのは、ひょっとしたら友釣りがあるかもしれないと言う事。つまり、客Aが購入に踏み切れば、客Bも買ってくれるかもしれないと言う憶測。店:「いままでどんな香水を使っていましたか」と客Aに話し掛ける。客A:「ウルトラマリンとかブルガリブルーとか良く使ってますね」※9 どうやら客Aは、それ程香水にたいして知識はなく、流行りとか売れているモノが「良い香り」と察しがつきます。また、「ブルガリブルー」と言っても「ブルガリ ブループールオム」の可能性が高い事も合わせて考えておきましょう。店:「では、こんな商品はいかがですか?この秋に出たばかりの新作で●●●と言う商品で、物凄く売れていますよ。」※10 商品名を書けば分かるのですが、全く話の展開を無視したバリバリのメンズものを店員さんはチョイス。客A:「ちょっと臭いね」客B:「俺もちょっとね・・・」※11 当然の反応である店:「そろそろ鼻とか大丈夫ですか?」※12 選択肢を絞り込む為の殺し文句。客A:「ちょっと鼻の奥が痛くなってきたかな」と二人の反応は一緒のようだ。※13 このあと数本嗅いでも同じ反応なのだが、店員がこう聞けば、お客さんは大概こう答えものです。要はこれ以上嗅いでも無意味ですよとお客さんに認識させる為のことばであり、店員のさじ加減次第なのです。簡単に言えば、これ以上香りを試しても、更に混乱するだけなので、そろそろ決断しませんが?と言っているようなもの。そして、決断のポイントはココ店:「今まで嗅いだ中でどれが一番良かったですか」※14 クロージングに入りました。客A:「一番最初に嗅いだヤツかなぁ」※15 緊張の一瞬でした。このタイミングで話が続けば、十中八九購入成立。逆に「ちょっと考えてみます」や違う商品に話が変わってしまえばこのお客さんは買わないでしょう。店:「香り立ちもきつくなく、それでいて爽やか」※16 ゴリ押しが始まる。店:「お客様のような方にはぴったりですわ」※17 会って間もない人に何が分かるのか。店:「お試しに小さい方使ってみてはいかがですか?」※18 畳みかけ店:「きっとお客様の周りの反応も違ってくると思いますよ」※19 何も言われなかったら、責任を取ってくるのか。客A:「じゃあ、小さい方買ってみようかなぁ。」※20 いつの時代も女性の押しには、男性は弱いものである。客A:「お前もそれ買えよ」と客Bに促す。※21 連れションか。※22 この場合、勝手に客Aが店員に代わり対応するので、店員は事態の推移だけ見ていれば良い。客B:「じゃあ」※23 友釣り成功。と、二人の男性客はレジへ案内されて行った。客観的に見ると、このように見えてしまうわけですが、要はこの店員さんの場合、一番最初に案内した商品を絶対に買わせるよう導いた訳です。自ら商品を提示し、決め打ちと言うか、その商品に向かって押していく攻めの接客なのですね。もちろん、その分お客様が心理的に逃げていってしまうリスクはありますが、限られたアイテムでの接客方法としてはベストのようです。私の場合は、どちらかと言うと、お客様の要望や今まで使っていた商品を聞き出してからの商品の提示となるので、購入する確率はより高くなっておりますが、その分商品のアイテム数が多くないと満足のいく接客はできませんし、接客に時間がかかります。故にメーカー直販のカウンター等は前者。香水専門店などは後者というように接客の仕方とって言っても過言ではないです。香水を例えに話を繰り広げましたが、小売業全般で使える実戦的な「話術」なので、覚えていた方が良いかもしれませんね。と言う事で、本日はここまで。
2006.01.19
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まずは、この日記をはじめてみる方へ一通り説明しますと、一昨年の6月から書き始め、当時は香水を販売するお店の側の人間として、第三者的に書いていたものでした。しかし、昨年10月会社が事業再生の煽りを喰らい、泣く泣く閉店となったわけで、それを気にブログも終了と相成った訳です。何で書いているのか?って、一つは、ネットを見ても今一つ情報が遅いと言う点が気になったと言うこと。そして、もう一つは「香水カレンダー」の配信。と言う上っ面の建前がありまして、しかしそこには・・・!(まぁまぁまぁ今後の展開をお楽しみに)ちなみに、この日記の内容はと言うと、香水フリーク・マニアな方からするとちょっと物足りないかもしれません。香水を趣味志向と言うよりは、商品としての見方しかしておらず、対業者向けと言うか卸・小売業者に人気を誇っていたのもこの為なのかもしれませんね。とここまでがとりあえずの説明でして、今の仕事が軌道に乗り出して余裕が出てきた何て言う本音も書きつつ、話を進めましょう。突然ですが『業務連絡』某担当者へ香りのサンプルは無いのですか?相場は?土曜の昼間から漫画喫茶に行ってる場合ではないのですよ!メーカーの皆さんや卸業者の特に営業の方々へ。以前と違って、商品案内のみだけでは展示商品切り替えが難しくなっていると言うことをお忘れなく。売上が右肩上がりの時代とは違い、新作であれば売れて行く時代は終わったのです。特に昨今定番アイテムと称される商品数が増えてきておりますし、いつまで経っても居候する商品もあり、それらが店の展示を圧迫していると言うのが現状と思われます。その中で、新しい商品を売り込まなければならないのだから、お店でフェイスを確保する為には、きちんと売り込まないと。特に自社開発商品などは、旧態依然のお手軽営業手法から、香りを送ってフォローの電話しないと、大手ブランド商品にフェイスを取られてしまう事も十分認識して欲しいです。お神酒飲んで寝っころがっている暇があるのなら、香りのサンプルぐらい手配すれと言う話です。(分かりましたか?ア●●●ッ●ャーズ代表)さて、気分も変えまして、本日の香水をご紹介しましょう。本日は「ジェニファーロペス ラブアットファーストグロウ」です。JLO ジェニファー・ロペス ラブアットファースト EDT30mlトップ:ベルガモット・ネロリ・ピーチ ミドル:ピンクジャスミン・ワイルドローズ・オスマンサス・フリージアラスト:ブロンドウッド・シアームスク・バニラ 解説:「ジェニファーロペスのフレグランス新作」との事で、このブログに登場したのが昨年10月の話。ちょうど最終回の頃だったと思われます。その後すぐに代理店の展示会で2006年1月国内発売開始との情報が入り「まぁ順当な線かぁ」と心の中でつぶやきました。今回の作品は初恋の気持ちをジェニファーロペスが表現。ティーンエイジャー向けに優しいピンクに包まれたスウィートフルーティフローラルが、はじめて逢った・はじめて触れたあの時の気持ちを蘇らせてくれるロマンティックな香り・・・。と企画書には書いておりました。私の知っている範疇で書きますと、元々この方のプロデュースする商品て、ハートやらピンクやら白を基調としたデザインが好きなようで、アクセサリーなんか見るとその傾向が顕著に現れております。(※PCの方はリンク先に飛んでみてください)今回のフレグランスに関しても、ハートとピンクを前面に押し出した可愛らしいBOX。加えて、御馴染みグロウシリーズ見慣れているボトル。プラス、フルーティフローラルの香りとくれば、ターゲットを日本の若年層に絞り込んだような商品が登場した訳です。続いて、香りの方をもう少し掘り下げますと、つけた瞬間から、ピーチの瑞々しい甘さとベルガモットの弾けるような爽やかさに満ち溢れ、やがて、ピンクジャスミンの芳しさに、ローズの咲き乱れるような情熱っぽさが合わさり、出会いの瞬間の閃光が走るかのようです。最後はバニラの甘くとろけるようなイメージが残ります。トップページのリンクの欄にも書きましたが、ワイルドローズとフリージアのやや癖を感じますが、某担当者は「別に気になるレベルではなく、良い香り」とも言っていたし、真実は自分の鼻で確かめてみてください。昨日の日記の続きですが、この商品デパートでテスターすら置いていなかったのに、既にドラックストアで発売開始しており、「フライングですね」と思いましたが、山積みのまま売れている気配が無かったのは、ちょっと残念。「ライブ」が発売して間もないだけに、新鮮味がないのかなぁとも感じました。「限定」という言葉にどれだけ皆さん反応するのか今後の興味は湧きますが・・・ちなみに、価格的には 30ml ¥2,980 が底値と思ってください。商品の供給状態が悪く、売り切れ店舗が続出するかもしれませんがクレイジーピンク EP100mlを取り扱っている店舗であれば、比較的長期間扱っていると思われます。本日はここまで。
2006.01.15
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香水カレンダーの第一回目の配信も済み、感想を書き込みやメールで送っていただき誠にありがとうございました。まだまだ募集中ですので、ご興味ある方は掲示板をご覧下さい。さて、久々に百貨店めぐりをし、日記のネタ探しをしてきました。業界から外れると縁遠くなるものですが、新しい発見を数多くする事ができ、たいへん楽しかったです。今回の目的は「ズバリ!インカントチャームの香りを試す」でした。香りの出来栄え等に関しては、後ほどの日記に書くとして、本日は昨年夏に日本再上陸を果たした「エリザベスアーデン」のカウンターがこちらの地方にも進出していたので、そちらの定価を書きますので、各お店さんはご参考下さい。アーデンビューティEDP30ml ¥5,775EDP50ml ¥7,350レッドドアEDP50ml ¥7,350EDT50ml ¥6,300レッドドア リビールドEDP50ml ¥6,300サンフラワーEDT50ml ¥4,500フィスアベニューEDP30ml ¥5,250EDP75ml ¥6,825グリーンティセントスプレー50ml ¥3,990セントスプレー100ml ¥5,775グリーンティ インテンスEDP75ml ¥5,7752005年秋入荷プロボカティブ ウーマンEDP30ml ¥4,725EDP50ml ¥6,3002005年冬入荷フィスアベニュー アフターファイブ EDP30ml ¥5,250EDP75ml ¥8,400トップ:ブラックプラム・ベルガモット・コリアンダー・ハニーサックルミドル:ミュゲ・ジャスミン・サフラン・ロータスラスト:トンカビーン・ムスク・サンダルウッド・白樺未だにブルーベル時代の定価をつけているお店さんが数多く見られますが、きちんとプライスを変えましょう。また、トゥルーラブやスプレンダーなどは、取り扱いがなかったので、今現状の在庫のみで終了のような気がします。と序章編としてはこれぐらいにして、次回以降も香水カウンターめぐりの旅が続きます。本日はここまで。
2006.01.14
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『香水カレンダー2005確定版ご応募受付中!』と本来宣伝下手な私ですが、前回に比べ応募件数が少ないと感じられ、ちびっと宣伝。一旦打ち切ってから、度々復活するこの日記のルーズさにも、皆さん愛想を尽かしているのかもしれませんが、まぁそれはそれとして、見てやってください。特に毎日のように欠かさず見に来ていただいている業者筋と思われる方々。正直な話、この表をネット上にフルオープンさせたいのですが、そのやり方がよく分からず、このような形を取っております。決して作為的ではございませんので、ご応募くださいね。さて、年末年始皆様は買い物をなされましたか?小売業の今現在主流は1月2日~4日頃までが初売り。その後すぐに冬物バーゲンに突入するのが常套手段となっているようで、私もその応援に担ぎ出されておりました。年々小売店舗の福袋の需要自体は落ちているようですが、ふと楽天香水市場を見ると、福袋セールが賑わっているようです。店側の立場から意見を言わせて貰うと、正直この福袋って、在庫整理に使われているケースが多いので皆さんきちんと認識しましょう。もう少し、詳しく書かせていただくと、皆さんは以下の点に注意しながら、福袋選びを見極めましょう。・中味が分からない物は手を出さない方が良いと思われます。・欲しい物と要らない物の区別をしましょう・テスターが一緒に入っている福袋も見られますが、テスターはサービス品であると認識しましょう。・定価○○円分が入って・・・は、実際の売価を調べてみるとたいしたことが無い場合もあります。・ 売れ残った福袋は、その後単品にバラして、セール価格にするような気がします。こんなところでしょうか。要は、フレグランスもファッションの一部と捕らえると、新作がこの後どんどん入ってくるので流行からちょいっと外れたモノを在庫処分するのが大枠の目的。ただ単にバーゲンセールをしても売れ残る物は売れ残るので、福袋に入れてまぎれこませてしまえと言うのが本筋ではないでしょうか。故に福袋が返品できないのはこの為なのですね。具体的に商品を挙げて説明すると、クレームが来そうなので、この辺にして、本日は久々のメンズフレグランスをご紹介。本日は「クリスチャンディオール ディオールオム」です。トップ:セージ・ラベンダー・ベルガモットミドル:アイリス・カカオ・アンバーラスト:ベチパー・パチュリ・レザー解説:先ほどの説明にもありましたが、メーカーが大手であればあるほどフレグランスもそのファッションコンセプトの一部として、商品が開発されているモノであります。今回のフレグランスも「ディオール オム」と言うラインから生まれた物であり、その衣服を身に纏った時にぴったりはまるように計算されております。メンズワードロープの再定義と言うのが、今回のラインの最大目標であり、そこから、シンプル且つ独創的・洗練されたクラシックと言うイメージが複線と伸びている訳です。この事を踏まえて、商品の説明をして行きましょう。無色透明のスクエアなボトルにワンポイントのように埋め込めれたスチールシリンダー。シンプル且つ大胆な構成は重厚感があり、モダンでありながらも時が経っても色褪せることの無いデザインとなっております。香りの方はと言うと、アイリスを中心にした都会的なメンズフレグランスの醍醐味を感じます。つけたての爽やかさが瞬時に、セージやラベンダーのモダンさへ変わると、やがて、アイリスの穏やかさに若干の甘味が加わり、抑え目な香りの割にはしっかりと漂います。ラストはレザーのマスキュリンぽさにウッディの温かさが加わり、包容力を表現しているかのようです。女性陣に単純に嗅がせると「タクシーの後部座席みたいな香り」だのがっかりする意見も飛び出してきそうですが、個人的な見解からすると、ベッカムより作り込みがしっかりしていて、息の長い商品になりそうだと思いました。若年層男性陣にはちょっと難しいかもしれませんが、ネクタイの胸元からこの香りがしたら、ひょっとしたらモテかも・・・。(責任は負いかねます)間もなくバレンタインのシーズンがやってきます。ちょっと贅沢かもしれませんが、プレゼントの一品として、おすすめの一品です。本日はここまで。
2006.01.11
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