2006/03/29
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カテゴリ: ニュース
えーと、物凄く冷たい内容ですので、読まれる方は覚悟して下さい。

時は平成11年。
お祭りで買ってもらった綿あめのわりばしを咥えたまま転倒した4歳の男の子がいた。
喉にわりばしが刺さった男の子は、救急病院に運ばれたが、咽喉科の医師は軟膏を塗ってその日は家に帰した。
翌朝、男の子の容態は急変し、亡くなった。
両親は医師を訴え、その判決が昨日出た。

医師の過失を認めた上で無罪。

両親としては釈然としない。
TVのインタビューにその思いをぶつけていた。
父親は都立高校教諭。
教育現場に身を置く立場の人間である。

この事件、確かに医師に過失はある。
しかし刺さっていたわりばしの長さは7.6cm。
正しい処置をしても助かったかどうかは不明。
脳を損傷している訳だから、多少の延命にはなっただろうが、下手をすれば植物状態とかだったかもしれない。

子どもが怪我をして動転するのは判るが、わりばしの長さが7.6cmも短くなっていたのである。
おかしいとは思わなかったのだろうか。
いやそれ以前に、4歳の子に歩きながらわりばしを持たせていた両親の落ち度は?
TVでは、この7年の間、ずっと自分達を責めていた、と言っていたが、私にはその怒りを医師にぶつけていただけのように思う。
だってただの一度も本人達の口から「何故あの時、わりばしを持たせていたんだろう」の言葉を聞いた覚えがないのだ。
7年前の報道からずっと。
マスコミ側がカットしたことも充分考えられるが、自分達を責める言葉より医師を責める言葉の方が大半を占めていたからではないのだろうか、と邪推してしまう。
だから私は亡くなった男の子には大いに同情するが、この両親には一欠けらの同情心も湧いてこないのだ。

子育てしたこともない人間が何言ってんだというご意見もあろうが、甥っ子連れて何回もお祭り縁日行ったことあるが、ただの一度も歩きながら食べさせたことはない。
どうしてもその場で食べたいと言い出したら、人の流れの邪魔にならない所で、必ず止まって食べさせた。
串ものやわりばしに刺さった物は、串やわりばしを縦に口にしないように常に見ていた。
親ならそれくらいの気配りをして当然なのではないか?

子どもを亡くした親に鞭打っていることは自覚している。
しかしこの事故は、実は防ぐことが出来たのではないか、そう思うのだ。
そう、子どもに歩きながら食べさせてさえいなければ、事後は起きず、医者に掛かることもなかったのだ。

親は小さい子どもの行動には最大限の想像力を働かせるべきであると思う。
そうしていても不慮の事故はなくならないのだから。





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最終更新日  2006/03/29 03:22:16 PM
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