そんな彼の作品のうち、歌い手(=解釈者)としての実力のほどがわかると思うのが、1971年の『電線の鳥(Bird on a Wire)』というアルバムである。さしてヒットはしなかったものの、チャート・アクションをおこしたアルバムとしては、彼の最後の作品になった。デビュー以来のヴァーヴからコロンビアに移籍しての2作目だったが、妻と子供に捨てられ、イギリスへ逃れる直前のタイミングでの作品だった。
1. Bird on the Wire 2. Moonshiner 3. Southern Butterfly 4. A Satisfied Mind 5. Soft Summer Breeze 6. Hoboin‘ 7. Georgia on My Mind 8. Andre Johray 9. If I Knew 10. Love Hymn