フリーページ
しかし、この人は、日本が勝者だったら、相手国にどんなひどい仕打ちに及んだかを想像したことがあるだろうか。東京裁判のように簡単に、多くの指導者を解放することはなかっただろう。 アジアの人々はいまでも強制労働に従事させられ、毎朝、皇居遥拝、君が代斉唱をさせられていただろう。これが当時の支配者の言う「アジアの開放」だったのだろう。
彼女はまた「一つでも多くの遺骨を収集したい」とも言っていたが、兵隊たちを無残な死に追いやった張本人が、ほかならぬ自分の祖父であることに思いを致していたのだろうか。罪滅ぼしという感覚もないようだ。
戦時中に高位にあった人たちの子孫で、戦争責任を感じている人はほとんどいないようだ。この能天気ぶりが不思議でならなかったが、最近その訳が分かった。
結局、取り巻きや親族が本当のことを教えていないのだと思い当たったのだ。この番組でも、彼女に辛らつなことを言う人はいなかった。
小泉純一郎首相や安倍晋三自民党幹事長代理などの世襲政治家が、平然と戦争で日本軍によりひどい目に遭った国を刺激する言葉を吐くのも、そうした環境のせいなのだろう。何も知らないのだ。幼稚なまま年だけ取ってしまっているのだと考えざるを得ない。
ICCの逮捕状(4日の日記) 2024年12月04日
巨額の「裏金」自民廃止論迷走(3日の日… 2024年12月03日
租税教育と財政民主主義(2日の日記) 2024年12月02日
PR
キーワードサーチ
コメント新着