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2005年11月20日
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テーマ: ニュース(100344)
カテゴリ: ニュース
今月初めの朝日新聞に掲載された日中関係に関する投書について、中国人留学生の感想が12日の同紙投書欄「声」に掲載されました;



 ただその中で、高校生の方の「戦争はお互いに悪いものであり、お互いに反省すべきである」との箇所には疑問を持った。
 確かに、戦争は一方だけを責めることはできない。ただ責任には大きいのと小さいのとがある。これは犯罪と同じだと思う。被害者に責任があっても、反省させることは難しいだろう。かつて戦争を起こした日本の指導者の責任は大きい。しかし、それを今の日本人に求めるのはいけない。このことは中国人に分かってもらいたい。
 一方、日本人にも歴史の真実を分かってもらいたい。かつて中国では、普通に暮らしていた人々に、朝起きた途端、殺される運命が待っていた。この歴史の悲しみを分かってもらいたい。原爆で日本も悲惨な被害を受けたが、その責任はアメリカにある。
 過去の事実を明確にし、中国人も日本人も、アジアの未来に向かって仲良くなることが、私の願いである。


2005年11月12日 朝日新聞朝刊 12版 12ページ「声-過去を明確に 友好関係を築く」から引用

けんか両成敗という考え方があって、現代史をほとんど学習することのない日本の高校生は十五年戦争のことを考えるときも、戦争をするからには双方にそれなりの言い分があったのだろうなどと無責任なことを考えるかもしれません。しかし、それは実際にあった史実とは違うわけで、どのような経緯で中国の人々が被害を受けたのか、私たちはよく勉強する必要があると思います。






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最終更新日  2005年11月20日 10時03分41秒


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