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「 1回の政権交代で世の中がよくなるとは限らない。 ダメだったら、また自民党に戻せばいいだけだ。政権交代とはそういうもので、世の中をよくする道具が増えたという点では評価すべきだ。 最初の1年目が混乱するのは当たり前。 山に登って別の山に登ろうと思ったら、いっぺん下りないといけない。今は下りている最中だ」
-何が問題なのか。
「問題があるとすれば、できもしないことを1年目にできると(昨年の衆院選の)マニフェストに書いたことだ。マニフェストは(衆院任期の)4年間の約束であり、1年目は大したことはできないと、もっと慎重にすべきだった」
-衆院選での公約を守れなかったり、変えたりしたことで、マニフェスト自体に疑いの目が向けられている。
「政権交代もマニフェスト政治もまだ試行錯誤の段階。合格点ではないが、これまで20点、30点しか取っていなかった人が40点、50点を取るようになってきたことをどう評価するかだ」
-衆院選で約束した子ども手当の2年目からの満額支給を参院選のマニフェストではやめたが。
「政治もマニフェストも生き物。縛りをかけて機械的に考えるのは政治的にマイナスだ。問題は変え方。金額にこだわるより、確実に目的を実現することだ。ポイントは説明がつくかどうか。どういう政策実現の優先順位をつけ、どういう判断をしたのか、その説明がつけば、一つも変えていけないということはない」
-参院選で問われることは。
「マニフェストの観点で言えば、民主党の政策の修正が理解されるのかどうかだ。もし理解されないなら、どの政党が伸びるかによって、政策の修正の方向が示されることになる。民主党が衆院で多数を占めても、参院で多数を取れなければ妥協が必要になる。どっちの方向に妥協すればいいか、選挙結果が示すことになる」 (参院選取材班)
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