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2016年02月09日
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テーマ: ニュース(100446)
カテゴリ: 社会問題
 川崎市では差別主義の団体がヘイトスピーチのデモを行ったが、市民がカウンターの行動に立ち上がり、デモが在日の人たちの居住区に進むことを阻止したと、1日の東京新聞が報道している;



(横井武昭)

 ヘイトスピーチが市内で行われたのは12回目。今回は、市内外の市民団体で1月中旬に結成した「『ヘイトスピーチを許さない』かわさき市民ネットワーク」が反対運動を呼び掛け、約500人が駆けつけた。

 同区の富士見公園で始まったヘイトスピーチに対し、市民らは公園を囲むように集結。各団体の代表者らが「差別は絶対に許さない。皆さん仲良くしましょう」と抗議の演説をした。

 JR川崎駅付近まで歩いて約一時間半続いたヘイトデモには、沿道からプラカードや横断幕を掲げて「差別はやめろ」「川崎守れ」と声を上げ続けた。在日コリアンが多く住む桜本地域の近くにデモが来ると、路上に座り込むなどして同地域への進行を阻んだ。

 終了後、在日の母親を持つ中学1年の男子生徒(13)は「差別はやめろと言ったのにデモの人には通じず、すごく悲しい」と語った。ネットワークの結成を呼び掛けた社会福祉法人「青丘社」の三浦知人事務局長は 「今日を第一歩に、ヘイトスピーチ根絶への歩みを確かなものにしたい」 と力を込めた。


2016年2月1日 東京新聞朝刊 22ページ「差別から川崎守れ」から引用

 ヘイトスピーチの主張は社会的弱者の人権を侵害する暴力的な言動で、これは明らかに公共の福祉に反する行為ですから、本来はこういう行動を取り締まる法令が必要です。日本では民主主義が始まってまだ70年と歴史が浅いため、これらの法整備が立ち後れているのは残念なことですが、大阪市では既にヘイトスピーチを禁止する条例を制定しました。川崎市も可及的速やかに、必要な法整備をすることが望まれます。伝聞によれば、当地では差別主義団体がヘイトスピーチのデモ計画をウェブに公表したことを受けて、市民団体が「『ヘイトスピーチを許さない』かわさき市民ネットワーク」を立ち上げたときの結成集会には、市内のボランティア団体やその他の市民団体、労働組合等が集まり、社民党、共産党、公明党、その他のグループからも市会議員が出席して挨拶したとのことで、私たちの社会の未来を照らす希望の光だと思います。








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最終更新日  2016年02月09日 18時12分16秒


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