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2016年05月25日
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テーマ: ニュース(100344)
カテゴリ: 社会問題
 家族の食事に政治資金を流用したなどというレベルの低いスキャンダルに明け暮れるマスコミを揶揄するかのような「物語」を、文芸評論家の斎藤美奈子氏が、18日の東京新聞コラムに書いている;




 標的にされたのはI知事だった。Iは東京五輪招致でそれなりの働きをしたが、招致活動が終わればもう用はない。

 2013年11月、国会は特定秘密保護法の審議のヤマ場を迎えていた。Iの一件は 国民の目を国会からそらす のにも役立つだろう。Iは医療法人からの資金提供疑惑で追い込まれ、辞任した。

 次のM知事は、党を割って出た要注意人物だった。が、先々を考えて党はMを支援し、当選させてやったのである。

 ところが、Mも勝手な振る舞いが目立ちはじめた。14年7月、韓国を訪問したMはP大統領と会談し、16年3月、 新宿区の都所有地を韓国大学校増設に充てるといいだした。 黒幕はいった。

「あいつも邪魔だな」

 5月、Mは政治資金の使途が明るみに出て窮地に立たされた。 パナマ文書や五輪招致の裏金問題は二番手、三番手の話題に降格 した。仮にMが辞任し、7月の参院選と知事選が重なれば、知事選候補者を巡る報道一色になって 国政選挙はかすむ だろう。 投票率は落ち、与党が大勝 し、そして次の知事の席には・・・。

 国立競技場、エンブレム、2人の知事、裏金疑惑。ああ、呪われた東京五輪! ちなみに黒幕の正体は誰も知らない。
(この物語はフィクションです)
(文芸評論家)


2016年5月18日 東京新聞朝刊 11版S 25ページ「本音のコラム-呪われた五輪」から引用

 「呪われた五輪」というからには、「黒幕」が世界に向けて言い放った「アンダーコントロール」という「大嘘」も織り交ぜてほしかったと思います。マスコミが都知事の政治資金流用などというせこいスキャンダルで騒いでいる間に、安倍政権は「取り調べの可視化」と称して検察・警察に都合の良い動画だけを法廷に出せるような法律を成立させ、市民に対する盗聴もやりたい放題という具合に改悪してしまいました。このまま安倍政権が継続すれば、私たちの民主主義は風前の灯火です。








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最終更新日  2016年05月25日 19時30分10秒


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