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2016年09月24日
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テーマ: ニュース(100446)
カテゴリ: ニュース
 ホームページには「盛り土をしたので安全です」と堂々とアピールしていたのに、実はその「盛り土」は虚偽だったことが発覚した築地市場移転問題について、メディアはどのように報じたか、元ワイドショー・プロデューサーの仲築間卓蔵氏は、11日の「しんぶん赤旗」コラムに次のように書いています;




 日本共産党都議団が談話を発表したように、これは市場関係者や消費者団体などの都民の世論を受けたものであり、重要です。今後必要なことは、山積する問題の抜本的な検討をおこない、移転中止を含め、最善の解決方法を選ぶことです。テレビはこの問題をどう報じたのか-。

 3日の「ウェークアップ!ぷらす」(日本テレビ系)は、キャスターの辛坊治郎氏が、「(予算が)膨れ上がる向こう側に一部都議の利権があるのではないか、との声もある」と指摘しましたが、それ以上は暗み込まず-。橋本五郎・読売新聞特別編集委員は、「安全性が確保されれば、こういう手順で進みますよと示してくれないと、準備している人たちは困る」と移転賛成派を代弁します。

 築地移転を急ぐ背景に、築地市場の跡地が東京五輪に向けてつくる環状2号線の通り口になる、という問題があります。4日の「サンデーモーニング」(TBS系)では、コメンテーターの安田粟津紀さん(フォトジャーナリスト)が、 「オリンピックへの影響を懸念する声もあるが、オリンピックは短期的なこと。長い視点で見据える局面だ」 と。

 寺島実郎氏(多摩大学学長)のコメントも的を射ていました。「築地移転問題は、不透明感が漂うので今回の延期はおおいに納得いく。ただ 移転延期というと、普通は計画の見直しか中止。 時間を後ろにずらすことだけで終わってしまうのか。 一種の手の込んだ儀式に終わらないように。 われわれがじっと見つめておくべきだろう」

 メディアの役割は、継続した監視。小池知事の動向、メディアの対応ぶりに今後とも注目です。
(なかつくま・たくぞう=元ワイドショー・プロデューサー)


2016年9月11日 「しんぶん赤旗」日曜版 35ページ「メディアをよむ-築地問題の今後に注目」から引用

 聞くところによれば、豊洲の市場予定地は以前は東京ガスの工場があって、石炭を加工して天然ガスを製造する仕事をしていた土地で、ベンゼンやらヒ素やら猛毒が地面にしみ込んでいるので、東京都に売却するに当たって東京ガスは「くれぐれも学校や病院のような、健康に注意が必要な施設には使用しないでほしい」という申し入れを書面で提出していたそうです。にも関わらず、「学校や病院」どころか、もっと厳しい環境基準が要求される食品市場に使うことを決めた東京都議会の責任は重大です。辛坊治郎氏は、一部の都議の利権を指摘していますが、これは単に指摘して終わりにしないで、是非真相を追究するべきです。この事業で多大な利益を得るのは建設会社で、この事業を推進するには与党の賛成が必要で、全与党議員に号令をかけて「豊洲案」に賛成票を投じさせることができる有力議員という条件付けで検索すれば「怪しい議員」はすぐに浮上することでしょう。その議員に、豊洲で稼ぎまくった建設会社から、どの程度の政治献金が流れたか、裏金はどうなのか、洗ってみる価値はあると思います。こうなったからには、オリンピックどころではありません。徹底究明を希望します。








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最終更新日  2016年09月24日 21時34分31秒


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