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2016年10月12日
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テーマ: ニュース(100438)
カテゴリ: ニュース
 民進党の代表選挙の投票が行われる直前に、有力候補だった蓮舫氏は二重国籍だというので、マスコミが騒いだ問題について、法政大学教授の山□二郎氏は9月11日の東京新聞コラムに次のように書いている;


いまこんな差別がぶり返すのは、日本社会の劣化の表れである。

 騒ぎ立てる人たちは、外国にもルーツがあることを問題にしているのか。民族の純血を追求するというのであれば、まさにナチスの発想である。 そもそも純粋な日本人など、どこにいるのか。

 日本列島にアジアの大陸や島々から人が流れてきて、日本人が形成された。加藤周一が『雑種文化』で述べている通り、 日本の文化は、漢字、儒教、仏教、西欧近代文明など、さまざまな起源を持つ文化が混じり合って形成されたのである。 日本の歴史や文化に誇りを持ちたいならば、そのような開放性と多元性こそが大切である。

 加えて、近年は多様な背景を持つ人が日本社会を構成するようになった。つい最近のオリンピックでも、多様な選手が活躍する姿を日本中で喜んでいたではないか。 オリンピックでメダルを取れば仲間だが、政府に対抗する者はいじめの対象だとでもいうのか。

 蓮舫氏自身も民進党も、こんなくだらないいじめは許さないという態度をとってほしい。
(法政大教授)


2016年9月11日 東京新聞朝刊 11版 29ページ「本音のコラム-純粋な日本人」から引用

 民進党は野党第一党だから、その代表ともなると次の総理大臣にもなり得る立場の人物なのであるから、そういう人が二重国籍というのは見逃すことのできない問題であるなどと、普段はリベラルな発言をする人まで、真顔でそんなことを言うのを聞くと、何が不満でそんなことを言うのか、不思議に思ったものでしたが、結局民進党の代表選挙は予定通りに実行されて、予想通りに蓮舫氏は代表に選出され、国会でも堂々と代表質問をしており、何の問題も生じてはおりません。「二重国籍」を問題視した人たちは、恥を知るべきです。








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最終更新日  2016年10月12日 18時37分06秒


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