CAPTAINの航海日記

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2007.05.13
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カテゴリ: 企画モノ
今日、秋田県湯沢市にて大学時代の友人Sの結婚披露宴が行なわれます。開始は午後3時半。しかも200人以上が出席する披露宴とあって、何時までかかるか予想もつきません。仮にあっさり終わったにしても、当日中に帰れる可能性は殆どゼロ。新庄に出て山形新幹線経由で帰るにせよ、大曲に出て秋田新幹線経由で帰るにせよ、湯沢を午後6時台に発車する普通列車に乗れなければ、日帰りは不可能なのです。という訳で、友人の計らいで、披露宴が行なわれるホテルに泊まることになっています。当然、明日の月曜日も仕事を休みます(笑)
披露宴の始まる時間が遅いということは、少なくとも朝はゆっくりできるということ。子供たちが早起きしてゲキレンジャーなぞ観ている間も私はひとりZzz… 眠い目をこすりながら布団から出たのは、8時を少し回った頃でした。
朝食を食べ、礼服に着替え、「いい子にしてるんだよ」と柄にもなく子供に訓示などたれ、9時40分に自宅を出発。私の姿が見えなくなるまで「バイバ~イ!」子供が手を振ってくれていました。
桑折駅の窓口で湯沢までの往復切符を買い、10時00分発の普通列車で福島へと向かいます。10時14分、福島着。次に乗るべき10時53分発の山形新幹線つばさ109号まで間があるので、駅構内のキヨスクで昼食を買い込みます。いや、昼食だけじゃなかった。缶チューハイも買いました。せっかくのハレの日。アルコールを摂取しない訳にはいきません(笑)
しかし、ハレの日とは対照的に、天候の方はいまいちパッとしません。自宅を出た時も曇り空でしたが、板谷峠を越えて山形県に入っても曇天模様。赤湯を過ぎてビニールハウスに覆われた果樹園が占める丘陵を越え山形盆地に入るとようやく晴れ間が覗いてきました。11時54分、山形着。この列車は新庄行なのであっさり山形を出発しますが、実は私にとっては山形以北を山形新幹線の列車に乗って通過するのは初めての体験。車外を見る目にも気合いが入ります。
とは言ったものの、車窓の方は正直言って期待外れ。クルマが行き交う国道13号線や東北中央自動車道ばかりが目に入る至って単調な風景に終始します。また、新幹線の停車駅も天童、さくらんぼ東根、村山と橋上駅舎ばかりが続き、個性的な駅舎が車窓からでも確認できる山形以南と対照的。駅舎もまた車窓の楽しみだと思うのですが、それを確認できないのはつまらないの一言に尽きます。
12時39分、新庄着。ここで12時53分発の秋田行の普通列車に乗り換えます。新庄~秋田間は150.1キロもあるので当然ボックス席の車両かと思いきや、なんと2両編成のロングシートで、しかもワンマン運転。県境を控える新庄~湯沢間の利用客が特に少ないという事情があるにせよ、淋しい編成です。
座席に座り出発を待っていると、見たことのある顔が、私に近づいてきました。一人は、大学時代の友人で高崎から来たJ。もう一人は、Sの大学時代の恩師で 功刀俊洋 先生。Jと会うのは5年半前に行われた彼の結婚式以来、功刀先生と会うのは約10年ぶりですが、風貌は昔とそれほど変わっていません。ワンマン列車の車中は、三人で会話しながらの行程となりました。いや、功刀先生の独演会だったかもしれません。私たちの卒業した福島大学行政社会学部が学内の機構改革で行政政策学類と名称変更したこと(ちなみに功刀先生は今年3月まで学類長)、学生の就職状況は民間に関しては一時の氷河期を脱して今の段階で有名企業への内定者がかなり出ているものの公務員に関しては採用人数が減少傾向にあるので苦戦気味であること、学部(学類)OBで芥川賞作家の中村文則氏を招いて講演会を行ったことなど、母校の現状をいろいろと伺いました。
そんな訳で、1時間ほどの車中があっという間に過ぎていき、13時53分、湯沢に到着。車中ではまったく気がつきませんでしたがいつの間にか天気は小雨になっていました。三人小走りで、駅近くにある披露宴会場のホテルへと向かいます。
ホテルは、駅から徒歩5分ほどのところにありました。まずはフロントに行き、チェックイン。指定された部屋に入って着替えなどが詰め込まれた荷物を置き、退屈凌ぎにテレビなど見ていたら、家族へのお土産を買い忘れていたことに気がつきました。普通列車の車中からホテルまでの間、功刀先生との会話そして小雨に気を取られていて、お土産どころではなかったのです。披露宴開始まではまだ間があるので、お土産を買いに湯沢の街に出ることにします。
確かキヨスクに、お土産が売っていたはずだ… と駅に向かって歩いていると、前方から見慣れた顔が。大学時代の友人で北海道は登別からはるばるやってきたAではないですか! 彼と会うのは、私の結婚式以来ですから6年ぶり。でも、交した挨拶は、
「よぉ!」
と至ってフランクかつ簡便なもの。「久しぶり~」「元気にしてた?」なんてフレーズは一切ないけれど、その方が年月のブランクを感じさせず、逆に嬉しくなります。
お土産を買い込んだら部屋に戻り、まずはAの携帯にTEL。「どこの部屋にいるの?」「今○○○号室だよ。来るか?」「OK!」二つ返事で、Aの部屋へと向かいます。
Aの部屋。「いや~、湯沢は遠いな。俺朝8時に家を出たんだけどな…」Aが口を開きます。行程を聞くと、登別の自宅から勤務先の後輩のクルマで新千歳空港まで送ってもらい、新千歳から秋田空港まで飛行機、秋田空港から奥羽本線の和田駅までタクシーで行き、和田から湯沢までは普通列車というスケジュール。特に秋田空港から先のルートが印象に残ったらしく、空港から和田まで3,000円近くかかってしまったことや和田でも列車が来るまで長時間待った(ただし、この駅には無料でインターネットができるスペースがあったので、待ち時間中はさほど退屈しなかったらしい)ことを、「こんなに遠かったんだぞ!」的な口調で話してくれました。
途中からJも会話に加わったのですが、彼もまた「湯沢に電車で行くには鈍行に長時間揺られなければならない」ことにやや不満気な様子。「湯沢は東北地方の真ん中にあるのに、どうして不便なんだろうね」とこぼしていました。
そんな感じで「湯沢の遠さ」が話題になっているところに、もう一人、招待を受けていた大学時代の同級生で、現在はいわきに住んでいるNが来訪。NとAとは10年以上顔を合わせていなかったので「久しぶり」のフレーズがさすがに口をつきましたが、Nもまた、行程の話では「自宅から高速で来たんだけどさ、5時間かかったよ。錦秋湖のサービスエリアで休んだりしてさ。」と遠さを強調。確かに、いわきから湯沢までオール高速だと磐越自動車道~郡山ジャンクション~東北自動車道~北上ジャンクション~秋田自動車道~横手ジャンクション~湯沢横手道路という経路になるから、羊腸と呼んでいいかもしれません。福島県と秋田県とを結ぶ東北中央自動車道が全通していれば良かったのですが、全通はまだまだ先の話です。
という訳で、まだ披露宴の前だというのに、みんな一仕事終えたような表情を見せているのでした。





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Last updated  2007.05.26 02:51:05
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