CAPTAINの航海日記

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2007.10.12
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テーマ: ☆仙台☆(1701)
カテゴリ: 鉄道忌避伝説
仙台駅には、「東北本線が開通する際、仙台駅は現在の宮城野区榴岡付近に設けられる予定だったが、住民の誘致により、繁華街に近い現在の地に設けられることになった」という鉄道誘致伝説が存在します。
こういう話を耳にするとやれ「宿場が寂れる」だの「農作物が枯れる」だのといった理由で住民が鉄道敷設に反対した鉄道忌避伝説は少なくともその理由においては正しくないなと思うのですが、仙台の鉄道誘致伝説もまた、個人的には疑問を感じているんですよね。
地図で見ると確かに、仙台駅付近の東北本線はまるで仙台駅に立ち寄るためだけのように不自然に西側に偏っているし、また地図上ではわかりにくいですが、標高面でも、東北本線は仙台駅から2キロほど南の三百人町付近では築堤の上を走っているのにそこから1キロほど仙台駅に近い連坊付近では切り通しの下を走っています。つまり、それほどの高低差がある所を無理して通っている訳。仙台の誘致伝説は石澤友隆「流行歌・『ミス・仙台』 ~郷土・仙台の近現代史散歩~」(河北新報社 2005年)に詳しく紹介されており、同書と現地の地形を確認すると伝説が正しいのかな… とついつい思わされてしまうぐらいです。
でも、よく考えてみれば、仙台のように「街に立ち寄るために線路が不自然にカーブしている」ように見える箇所は、全国を探せば結構あるんですよね。大阪駅とか会津若松駅とか。会津若松とか西武池袋線の飯能、富山地方鉄道の上市あたりは、路線自体がスイッチバックしてますしね(笑)
それぞれに歴史的背景があるのでしょうが、仙台の場合は、二つほど理由が考えられます。
まず一つは、駅までの取り付け道路。駅があっても道路がなくては、人間も貨物も運搬に支障を来しますよね。白河以北仙台以南の東北本線で開通と同時にできた駅(白河、矢吹、須賀川、郡山、本宮、二本松、松川、福島、桑折、白石、大河原、岩沼)は、松川を唯一の例外として、すべて古くより通じていた奥州街道の至近に設けられていることを考えると、仙台もまた、道路事情が良くなかった榴岡よりも奥州街道と並んで仙台のメーンストリートだった石巻街道(ちなみに両街道の交点が、仙台城下町の道路原標である芭蕉の辻)に近い現在地に設けたほうがメリットが大きいと考えられたのではないでしょうか。
もう一つは、東北本線が捻じ曲がっているのは、結果論に過ぎないこと。敷設者の日本鉄道が現在の仙台市泉区や富谷町、大和町… と奥州街道沿いを直進する東北本線構想を計画していたとするならば、逆に榴岡に駅を設けようなんて考えにはならなかったと思うんですよね。





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Last updated  2007.10.15 08:53:05
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