CAPTAINの航海日記

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CAPTAIN @ Re[1]:普通科高校㏌1960's(09/18) >たんぽぽさんへ 郡山市の普通科系公立…
たんぽぽ@ Re:普通科高校㏌1960's(09/18) 引き続きすごい調査ですね。 盛岡とかは新…
CAPTAIN @ Re[1]:普通科高校in1975(09/18) >たんぽぽさんへ いや~暇人なもので(…
たんぽぽ@ Re:普通科高校in1975(09/18) CAPTAINさん、毎度のことですがよくお調べ…
CAPTAIN @ Re[1]:福島大学の金谷川移転についてのIF(09/15) >elbe14さんへ いつもありがとうござい…
2022.08.07
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テーマ: 鉄道(22770)
先日の大雨で橋梁が崩壊した磐越西線。やはり、上下分離方式で復旧させるしか手段がなさそうな感じがします。地元的には、只見線を上下分離方式で復旧させたという前例が、重くのしかかります。2021年度の輸送密度を見ると、只見線の復旧区間である会津川口~只見間の​輸送密度はわずか12、磐越西線の被災区間である喜多方~野沢間の輸送密度は402でその33.5倍もありますから、そのまま廃線という形は地元の理解が得られる訳がありません。また、只見線の復旧に対しては磐越西線沿線の喜多方市や西会津町も含めた会津地方の全市町村が費用を負担しているので、磐越西線の復旧に対しても只見線沿線も巻き込んで同様のスキームがとられるべきと考えます。てか、磐越西線を見捨てることは、会津人としては義理人情の側面で許しがたいのではないでしょうか。
なお、JR東日本には復旧費用を全額負担する意向はないと覚悟しておいた方がいいでしょう。だって、磐越西線の被災区間は2020年度の営業係数が2,671。こんな大赤字線に復旧費用を全額注ぎ込んだら他の赤字路線に示しがつかなくなりますし、仮にも上場企業ですから株主の理解も得にくいでしょう。だから、地元がお金を出して存続するしかありません。「磐越西線は東日本大震災の際に石油の貨物輸送で貢献した」「磐越西線はSLばんえつ物語や四季島といった観光列車の運行ルート」という実績を根拠に存続希望を前提とした声をいただくのですが、これらのコメントは「だから福島県や沿線自治体は金を出せ」という半ば脅迫めいた声に聞こえなくもありません(コメント主はそんなこと微塵も考えていなかったとしても)。一福島県民としてはこんな茶番は只見線で沢山で「そんなコメントするんだったら金をくれ!」と往年の安達祐実のようなコメントも発したくなります。只見線をスンナリ廃止していれば、磐越西線の存廃も変な前例に縛られずに済んだと思うんですけどね。同じく今回の豪雨で鉄橋が崩壊したけれどある意味ゼロベースの復旧、存廃議論ができる米坂線沿線が羨ましくも感じます。
また、会津地方のJR線は全線が輸送密度2,000未満ですから、只見線に続いて磐越西線も上下分離方式での復旧が本決まりになったとなれば、下手すると2030年代にはなし崩し的に全線上下分離方式で維持…などというとんでもない未来像も考えられます。ただし、その際は、磐越西線経由自治体として郡山市にも費用負担してもらうことが条件になるでしょうが。仮に会津地方の全JR線で上下分離方式がなされたとしたら、間違いなく路線維持費用のコストカットが実現することになるでしょう。てか、会津地方の自治体どころか県民の税金が鉄道維持に費やされることになるので、むしろ県民感情としてコストカットが厳しく要求される可能性すら考えられます。特にコストカットの対象になるのは、磐越西線の郡山~会津若松間。今年同じ磐越西線の会津若松~喜多方間の非電化化が実施されましたがこの区間もおそらく同様に非電化となるでしょうし、あと、この区間は現在使用されていない列車交換設備が結構多いので※、廃線ならぬ廃ホームが頻発する沿線風景が出現する可能性も一応覚悟しておいた方がよさそうです。

※磐梯熱海、川桁、翁島、東長原の各駅と更科信号場で、交換設備を有しながら現在列車交換が行われていません。


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Last updated  2022.08.07 22:12:13
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