CAPTAINの航海日記

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2024.10.22
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テーマ: 大学入試(210)
カテゴリ: 企画モノ


前のエントリの続きで、1990年~2000年のランキングを紹介したいと思います。

【1990年】
1位 福島女 69人(女子校)
2位 福島  53人(男子校)
3位 安積  35人(男子校)
4位 福島東 33人(男子校)
5位 安積女 31人(女子校)
6位 会津  21人(男子校)
7位 磐城  18人(男子校)
8位 原町  17人(共学校)
9位 会津女 8人(女子校)
10位 郡山  6人(男子校)

ベスト10の顔ぶれは1985年と比べて1校入れ替わっただけですが、実は大半の高校で合格者数が減少しています。つまりその分、この時期の受験生が多く受験戦争もまた苛烈だったと解釈していいでしょう。また、福島大のキャンパスの移転以来周囲に何もなかった金谷川地区においてもこの時期になると大学周囲にもアパートが増え始め他県出身でも安心して受験できる居住環境が整い始めた点も、この傾向に拍車をかけたのかもしれません。
いずれにせよ、1990年の福島大では1988年に行政社会学部(現・行政政策学類)が新設されたため定員は1985年に比べて増えていたはずなので、この時期に地元福島県の高校の合格者数が減少した点は興味深い傾向です。特に女子校での減少幅が顕著で、

福島女 87人 ⇒ 69人
安積女 59人 ⇒ 31人
会津女 23人 ⇒ 8人
磐城女 18人 ⇒ 3人

と、半減する高校が続出していました。

【1995年】
1位 福島女 91人(女子校)
2位 福島東 60人(卒業生は男子のみ(1995年共学化))
3位 安積女 58人(女子校)
4位 福島  56人(男子校)
5位 安積  46人(男子校)
6位 磐城女 24人(女子校)
7位 会津女 21人(女子校)
8位 会津  15人(男子校)
9位 白河女 13人(女子校)
   喜多方   (共学校)
   磐城    (男子校)
   原町    (共学校)

1990年とは一転して女子校が復調。これまで集計した年では最多の5校がベスト10にランクインしましたが、これまで合格者数を牽引してきた男子進学校が合格者数こそ伸ばしたものの順位的にはやや退潮傾向にあります。この背景には1993年に開校したコンピュータの専門大・会津大の存在もあるのでしょうが、実はこの時期から男子校の「福島大離れ」が顕在化しており、この傾向は男子校がすべて共学化した現在でも続いているのが現状です。
その共学化についてですが、1990年代半ばから都市部の二番手校などで段階的に実施されていきます。2000年代に入って、福島大の合格者数にも徐々に影響が及ぶに至ります。

【2000年】
1位 福島女 55人(女子校)
2位 福島東 37人(共学校)
3位 安積女 35人(女子校)
4位 福島  22人(男子校)
   郡山    (卒業生は男子のみ(1998年共学化))
6位 安積  20人(男子校)
   白河    (共学校(1997年より))
8位 会津  16人(男子校)
   会津女   (女子校)
10位 福島南 14人(共学校(1987年開校))

福島県立高校の共学化政策の端境期にあたるこの年は、1995年に引き続き女子校優勢ながらも共学校も少しずつ伸長していっている様子が伺えます。特に注目すべきは白河で、1996年入学生まで白河(男子校)、白河女(女子校)に入学者が分散されていたために合格者数も2校に分散していたのが両校の共学化(白河女は白河旭に改称)で優秀層が白河に集中するようになり、その分合格者数も伸長しています。また、10位に食い込んだ福島南は開校当初から共学という当時の福島県では珍しい高校ですが、1990年代半ば以降徐々に合格者数を伸ばしています。
一方、女子校は各校とも1995年に比べて合格者数を減少させていますが、この背景には、生徒の共学校志向の強さもあったのかもしれませんが、1998年に福島県立医大に看護学部が創設されたことにより、そちらに受験生が流れた可能性も考えられます。


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Last updated  2024.10.22 21:21:09
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