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2017年度の夏休みも後二週間です。 今年の夏は、1学期に 引続く心配事があって、心落ち着きません。 でも、最近特に思うんです。 全てのことに意味があるってこと。 昨日は、教職最後となる「人間ドック」でした。 いつも以上に申し込みが遅れて、予約できたのがなんと、阿知須の病院ʅ(◞‿◟)ʃ 早朝岩国を出て、高速走りました。 でも、今の私にとって、1時間半のドライブは最高でした。 ずっと「セカイノオワリ」の「RAIN」を聴きながら…。 ♫雨が止んだ後には 花が咲いてるんだ もう大丈夫…♫ 帰りはちょっと冒険したら、ナビが連れて行ってくれた道…あれ!ここはどこ? みたことあるな! そう!教師になって四年目に通勤していた道 海辺の小さな学校へ続く道 懐かしい風景にちょっと涙が… ありがとう!ナビ! そうか!そのために、はるばる遠くの病院だったんだと思えた1日でした。
2017.08.18
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7年前、私がこの学校に転勤してくる時、前々校長から「児童支援加配」としてお願いします!と依頼を受けました。教育相談&コーディネーターが専任の学校は市内でも数校だと思います。子どもたちが求めている課題は限りないので、この仕事は私にとってはとてもやりがいのあるものですが、それに加えた「家庭科授業」の仕事は、とても過重負担となっています。 ただ、児童数の減少に伴って、担任外の教員数(専科)がどんどん減らされて、担任の負担も大きくなってきているので、私だけの問題ではないのです。一方、「学力」向上のための加配などはついて、そのための指導案作りや研修で過重労働の時間は増えており、病休や最悪過労死が出ても不思議ではないと、私には思える学校現場なのです。 とはいえ、子どもたちには、楽しくわかる授業をしたい!という教師本来の思いは捨てられず、45分×2時間の授業準備には、力が入ってしまいます。(かといって、素晴らしい授業が出来ているわけではないのですが) 今週は、「五大栄養素」…知人の栄養教諭が教えてくれた「五本指で覚える」授業を今年もやってみました。大きな布の教具は、その知人から借りたものです。転勤先の学校帰りにわざわざ持ってきてくれて感謝感謝。 せっかくなので、1人一授業の公開授業にして、指導案も配っていたのですが、こんな忙しい時に、参観者なんてあるわけありません。 そうそう、おまけにこの日は、教育委員会の訪問で、朝から緊張感漂ってましたし。
2016.09.23
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米ぬかから栄養素(ビタミンB1)を発見した鈴木梅太郎氏を掲載した新聞記事! 今の私が授業をしている家庭科とリンクしてとても興味深かったので、シェアします。 本年度も、5年生3クラスの家庭科の授業を引き受けています。2学期は、先週「五大栄養素」を学習しました。 その前の週に、お米とお味噌の栄養を学習したのですが、教科書では、もみの構造で、外側からもみがら→ぬか層→胚乳(胚芽付き)→胚乳が図示してあり、栄養素については詳しく書いてありません。それで、玄米の栄養について、少し詳しい資料を提示して説明したところです。 子どもたちは、宿題だけでも多忙なので、家庭科から宿題を出すことはしませんが、あえて言えば、「学校で学んだことをお家の人と話すこと」を勧めています。 こんな記事も、親子の会話の中で話題になると、日本の子どもたちも、もっと「活用力」が伸びてくるのではないでしょうか?学力テストのための授業だけで力がつくような単純なものではないと最近つくづく思います。
2016.09.19
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今年も始まります。 「チャイルドライン」受け手・スタッフ養成講座!「チャイルドライン」の素晴らしさは、受け手が、新規の方たちとともに、毎年繰り返して養成講座を再受講していることです。ひたすら子どもの声を聴くことはそんなにたやすいことではないのです。電話の向こうにいる子どもの心を受け止めながら、大人は自分とも向き合うことになる。今年もたくさんの人と受けたいと思います。
2016.09.11
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今日は生研(生活指導研究会)サークルでした。 新採の頃は、このサークルで学び、班作りや班活動・班競争で試行錯誤の学級集団づくりを楽しんでいました。実践レポートを書いたり、夏の全国大会にも参加したり…私の教師生活のスタートはこのサークルでした。 今日は、ずっと生研の実践を積み重ねて、今もサークルを続けている大学時代の先輩が、この岩国に来てくれて、レポートを報告してくれました。 子どもたちが話し合いながら、自分たちで作り上げていく楽しいイベント。時間がないから無理じゃないかな?と先生が言っても、、いや大丈夫!!と、短時間にも劇の練習などする子どもたち。わくわくする活動にエネルギーを注ぐ子どもたち。 大人が決めた「スタンダード」を教え、型にはめていく傾向が強い昨今。「きちんと」してもめ事もない学級が評価されがちだけれど、エネルギー溢れる子どもたちは物足らなさを感じていないだろうか。クラスの様々な活動の中で、人とぶつかり、話し合うことで、自分と他者の違いを認め、人との交わり能力が身についていくのではないだろうか。 見た目の「良い子ども」を大人は期待するけれど、問題行動を起こしてしまう子は「いまの自分を素直にだせている子ども」だとみる。そこから、本当の子どもの気持ちが理解できる。そして、子どもと対話が始まる。 大人の子どもへの見方を変えていくことが、今必要だと思いました。若い先生たちと学べて、今日のサークルはとても充実していました。 実は、大きなサプライズ!7年前校長で退職、昨年まで東北の震災地で教育ボランティアをされていた生研サークルの大先輩が、今日のサークルに参加してくださったのです。その方が研修主任、教務主任の時に同じ学校でした。さらに、その時に隣のクラスにいたお子さんが今日参加した若い先生。 こうやって次の世代とともに学び、バトンタッチしていける幸せを感じた一日でした。
2015.06.14
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土曜日…魅力的な講演会や学習会が目白押しの日でした。ゆっくりしたいけど、どう過ごすかな~と考えて…朝は2度寝(^^;; 昼間から、やっぱり学校(^^;; ようやく金曜日締切の申請書を提出したのですが、次から次へと県や市から提出書類がやってきます!! 支援教員やカウンセラーをつけてもらうための申請書、つけてもらえば計画書、そして当然報告書。例年、年度末から4月までは、書類作成に追われます。 予算をつけてもらうのだから当然といえばそうなのですが… 少人数学級にしたり、子どもたちを精神的に追い込む学力平均点競争を止めたり、貧困格差を無くしたり、親の働く環境を良くしたり…人手が必要になる原因を無くし子どもたちが育つ教育環境を整えれば、事態は激変するのに!と私は思っています。 そこで、昼からは、知人から案内をもらっていた「市政懇話会」に参加。家庭科で、家計の収入と支出を教えましたが、岩国市の予算が、もうすぐ開かれる3月議会で話し合われます。私たちが納める税金がどう使われようとしているか、私はとても関心を持っています。 特に、全体の支出予算とその中の学校関係予算のだいたいを知ることができました。私は、本年度は25人ついたという学級支援員さんの増員の必要性をお話ししました。 うちの学校だけでも、来年度は3~4人来ていただきたいのが本音なのです。市内どの学校もSOSを出している子どもたちが多い、過労とストレスで先生たちがバタバタと病休を取っているのが実情です。「楽をしたいだけだろう」なんて勘違いされている方もおられると思いますが、今の学校は子どもにとっても、職員にとっても、「ブラック」です。 終わってから、もう一つサークルをはしごしました。「岩国作文の会」2月例会の後半に参加しました。本年度で定年退職を迎えられる先生のラストレポートには間に合わなかったので残念でしたが、子どもたちが書いた作文を通して、子どもたちの生活や思いが伝わる良い時間でした。 「作文と教育」の読み合わせの中で、【文集は子どもたちの生み出す文化】という章がありました。 「子どもの表現をていねいに読み、綴じていき、学級や学校の財産として大事にする文化創造の取り組みは、教育の「王道」です。……卒業した後も文集を開き、懐かしく思い出すだけではなく、今を生きる自分が励まされることを感じます。」と。 私たちは、子どもたちの様子や作文・日記を載せた学級通信を学年末には冊子に綴じてきました。私の手元には学級担任をしていた頃の綴りが、今何冊も、残っています。 今、激務をこなしながらも、子どもたちや保護者に寄り添い、頑張れるのは、時折眺める文集…その中で、時間を共に過ごした沢山の子どもたちに、今の私が励まされているからだと、今日は改めて感じました。 夕方、帰宅すると、食卓の上に、二女が作ったクッキーが!!私は幸せです。
2015.02.22
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2014.11.17
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今回の母の見舞いは、トンボ帰り。 病院のフロアコーティング工事とやらで、移っていた部屋も、元に戻り安心した様子。 前に折り紙で折った「朝顔」を見て、「もうそろそろ朝顔じゃないよね!」と母が言うので、急遽「秋桜」を作りました。ちょっと早いけど、「トンボ」も。
2014.08.18
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台風の進路が少し東にそれて、避難することもなく、朝を迎えることが出来ました。 避難指示が出ている川西にいましたが、山崩れは土嚢で止めてあり、我が家までは遠い。さすがにその付近の家は避難されているようでしたが、私たちの近所は、避難するかどうかの判断は難しかったです。結局、避難グッズを準備し、台風情報に耳を傾けながら、家で待機していた私でした。 Facebookでは、沢山の皆さんが被害をくいとめるために努力してくださっている様子がリアルタイムに届いていました。ありがたいことです。 実は、家族は避難しませんでしたが、娘の車だけは、早々に避難場所に避難させておりました。数年前の水害で、裏のビッグモータースさんや丸久の駐車場に避難していた車が、ことごとく水に浸かってしまったのです。最終的に避難する時は一台で良いと言う判断で、娘の車だけ避難させておいたのでした。 眩しい日差しを受けながらも、先ほど、避難所に車を迎えに行きました。すでに、避難所としては閉鎖された岩国高校。娘の車はポツンと。甲子園応援の垂れ幕に見送られて、駐車場を後にしました。 帰り道、小高いところから、川西の街をパチリ。我が家もポツンとそこに見えました。前にそびえる緑の山、幼い頃、長男が土日の度に、サンダルで探検した山です(残念なことに長男が大きくなってからその秘密を聞きました(^^;; )自然との共存は、やはり、私たち人間の生活の基本ですね。
2014.08.15
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卒業していきました、大好きな子どもたちが。 四年前この学校に帰ってきて出会った子どもたち。おそらくいろんな過敏さを持っていて、教室がちょっと辛いから、ほっとルームを利用していた子どもたち。おそらく自分でもわからない、周りの人たちにもわかってもらえない、辛い辛い時間を沢山過ごしてきたんじゃないかと。昨日の放課後、ほっとルームに行ったら、ホワイトボードにメッセージが書いてありました。涙が溢れました。 卒業式当日の今日。私の係は受付。どんどん会場の保護者席は埋まっていくのですが。気になるお母さんの姿がなかなかみえない。携帯から何度も電話。式は始まり、私は一人受付に残りひたすら待つ…待つ…待つ。親だっていろんな訳があるのです。私は表面だけで人を決めつけ評価したくないといつも思います。式も後半に入った頃、姿が見えた。本当に心の底から「おめでとうございます」と伝えました。 卒業式が行われている講堂の前にある「かいどう」の蕾が少し膨らんでいました。もう春はそこまで来ているんですね。
2014.03.20
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土曜日は、日生連山口サークルの例会に参加するために、高速を走って山口へ。 日生連のめざす「生活教育」は、教育を単に知識の教授に限定せず、子どもの生活に根ざし、子どもを主体的な生活者に育てようとする教育で、その思想的源流はルソーに、実践的源流はペスタロッチに求めることができます。「学びの主体は子ども」という視点で実践研究をしています。私は山口大学の研究室OBとしてずっとこの会に関わることが出来て本当に幸せだと思っています。 恩師の外山先生のご好意に甘えて、岩国・下松光メンバーは、又々、手作りの野菜料理をご馳走になりました。昼食を頂きながら、各自の情報交流や金森先生の「いじめをノックアウトスペシャル特別編」を視聴しての感想交流もして、お腹も頭も豊かな時間となりました。 以下、例会内容のメモ。 ………………………… ◯レポート1…秋に市教研でされた道徳の研究授業の考察という形で、Sさんの言葉(表現)にこだわった国語科授業の提案でした。「教科の学習を深めていけば、自ずと道徳教育になる」という立場を明確にした上で、「スイミー」「お手紙」の授業報告。「スーホの白い馬」での子どもたちの読みも含めて、子どもたちが注目する言葉やそれへの気づきを中心に学習を進められていました。Sさんは文芸研での学びを生かしつつ、授業では「子どもたちと作品の宝探しをする」「自分が気づかないことを子どもたちが気づかせてくれる」と。…まさに子ども主体の「子どもの力を借りて学びをつくる」実践でした。 ◯レポート2…先週年休をとって下松のFさんの公開授業(2年)を参観にいきました。その報告と討議。国語「ニャーゴ」の授業は、チャイムのない五時間めの開始は、自主的に二人の女の子が前に出て前時の振り返り感想発表から始まりました。どの教科もそうしているとのこと。Fさんの淡々とした読み聞かせの後も、次々と立ち上がる子どもたちの発言が続き、時々Fさんの小さな声が聞こえました。子どもたちの一人ひとりの発言の長さと共に、更には、それを最後まで聞く子どもたちの姿に、参観した私たちは感動しました。特に、自分の思いを何度も何度も言い換えながら最後まで発言した女の子と、それをずっと聞いて待つ子どもたちの姿は、強く印象に残っています。聞けば、4月当初はロッカーの中に潜る子や授業中に廊下に出てしまう子など大変な状況だったと。Fさんの「待ち」の姿勢が子どもたちの信頼と安心を育てていったのだと思います。参観したSさんは「Fさんの授業ではなく、Fさんの教育を観せてもらった」と。「無意識」に行われているFさんの素晴らしい実践は、更にその魅力の秘密をサークルで明らかにしていきたいと思いました。 ◯レポート3…「生活教育12月号」の「道徳の教科化に抗して」の読み合わせを提案。船越勝先生の論文「『道徳の教科化』というまやかしを斬る」を読んで意見交流を行いました。 論文では、そもそも「道徳の教科化」は教育学的に不可能、教科書を使った道徳の授業は建前にしかならず地域の生活に根ざした多様な教材が重要、国家が「正しい道徳」を上から定め到達目標として明確化にして指導することは子どもや国民の「内心の自由」や精神的自由権を侵害することになる…と。更に、人権・平和・民主主義を子どもたちに育てるために、(1)「本物の学び」を創り出していくこと、(2)自治的諸活動を通してシティズンシップを育てること、(3)以上を通底とするテーマ性を教師が自らのこだわりとのかかわりで設定し貫きながら実践を創造していく~それは、視点としての総合学習ということ。 読み合わせた後、戦後教育の変遷や「心のノート」が出された当時からの変遷など意見を交換し合いました。 ◯レポート4…山陽小野田の3年社会科副読本の編集委員としてまとめられた原稿「農家の仕事」を紹介。夏休みを利用して、地域のふれあい市場や大豆作り農家、寝太郎かぼちゃ作り農家を取材。副読本の一部なので様々な制約はありながらも、副読本をきっかけに地域の調べ学習につながるものをという視点で大変工夫されていました。 ……………………… 生活教育サークルの次回は、5月17日(土)です。会場はいつも山口なのですが、できたら若い先生方もたくさんお誘いしたいと思います。
2014.03.03
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このレジュメは、2001年のものですが、以下後半の「少年期のいじめ問題を深刻化させていく諸要因」の中に、今は「学力テストに高順位を取るための『学力向上』競争」の弊害も加わっているのではないかと、私は思います。 我が市でも、この数年間で「長期欠席」が増加しているし、年々子どもたちの不適応行動が増加、激化している気がします。これは、大人の問題ではないでしょうか。 ………………………… 2. 児童期の「集団的自立」といじめの問題 児童期は仲間集団で徒党を組みながら、仲間集団に依拠しつつ大人からの心理的な距離化を達成していく「集団的自立」の時期である。この時期、仲間集団の中で「ささやかな悪」や「秘密の世界」を共有するが、そこで作られる仲間集団に独自のルールや掟を創造する体験が自治の力を育むと同時に、大人から自立するための重要な拠点となっていく。 また、集団の「ウチ」と「ソト」が明確化されるようになり、集団内部の「我々意識」が強まってくることによって、男女間や他の集団との「対抗意識」が次第に強まってくる。 そして、集団遊びの中でお互いの立場を考慮したルールづくりをしたり、また「秘密の世界」の中だけで通じる「掟」を創造することを通じて集団内部の連帯感を高めていく。 (←「集団遊び」の中での「ルール」と、「秘密の世界」の中での「掟」の2側面) その結果、恣意的なルールを押しつけ、まわりを支配・命令しようとするボス的な子どもに対する反発が強まったり、大人の代弁をして指示・命令するような「真面目な子ども」への批判が激しくなり、追い詰められる子どもも出てくる。 また、集団のウチとソトを明確に区別していくことによって仲間はずしなどの「集団いじめ」が本格的に始まってくるのもこの時期からである。 ex… ★今日の少年期のいじめ問題を深刻化させていく諸要因 (1)児童期の「集団的自立」にとって必要不可欠な「発達の源泉」であり、「ルール」の作り方を学習する最大の機会でもあった遊びの世界、とりわけ「集団遊びの世界」が貧困化したことによって、子どもたちの対人関係スキルの発達が著しく疎外されてきたこと。 また、子どもたちの「集団的自立」のプロセスを保障できる「放課後の世界」が消滅していくことによって、子どもの発達のエネルギーが大人から集団的に自立していく方向ではなく、いじめ遊びのかたちで衝動的に発散されるようになってしまっていること。 ex.誰かを集団でからかったり、いじめたりすることでしか、一緒に遊んだり、集団としてまとまることができない子どもたち (2)学校だけでなく、スポーツ少年団や塾などの放課後の世界を通じて、子どもたちの世界の中に能力主義と競争原理が浸透した結果、弱い立場に置かれている子どもに対する露骨な差別と排斥を生み出す「掟」へと変質してきていること。(← 大人の責任) ex.「勝利至上主義」に子どもを駆り立てていく大人の「強迫性」の問題 家族関係だけでなく、学校や地域社会が絶えざる競争関係の中で子どもを管理していく時、子どもたちは人間関係を上下関係の中で捉えるようになっていくだけでなく、アグレッションの方向は大人には向かわず、弱い子どもの方に向かっていく。 Q.遊びが形式的平等に基づく一つの非日常空間として成立しなくなってしまっている? cf.子どものスポーツ少年団の勝利に一喜一憂する父母 不正をしてでも「勝つ」ことに固執しようとする子どもたちの増加
2014.02.23
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福岡県生研のHPをよく見るのですが、今日は、ほっとルームで関わる個々の子どもたちの「問題」に悪戦苦闘しながらも、発達の視点でまとめられた楠先生(下関市立大学)の講義レジュメを読んで、問題の背景にある共通性に気づきました。自分のために転記しておきます。 ……………………… 〈2001.8.28 生徒指導心理学特論授業用レジュメ 楠 凡之〉 児童期の自我・社会性の発達と『9,10歳の壁』問題 ★はじめに…より一般的な発達上のつまずきの問題へ 「9,10歳の発達の節目」は、学習上のつまずきが生じやすい時期であるというだけでなく、社会性の発達においても極めて重要な意味を持っている時期であり、少年期の発達を考えていく上できわめて重要な意味を持つ時期であると考えられる。 通常の場合、この頃、脳波のアルファー派成分が後頭部、中心頭頂部、前頭部で着実に増加し、脳波が成人型になるとされている。“9,10歳の発達の質的転換期”もこのような中枢神経系の成熟を前提としている。 ☆「9,10歳の発達の節目」の各領域での具体的な特徴 …略… 自己認識 - 「自己客観視」の成立、自己に対する多面的理解 社会性、道徳性 - 自分と相手との立場の相互的な理解、形式的平等の道徳判断 「9,10歳の発達の節目」を乗り越えていく力はそれ以前の子どもたちのトータルな発達的基盤を前提として達成されていくものである。真の意味での学力は「関係理解の構造」の獲得によって築かれていくものであり、知識の量によって決定されるものではない。 ここでは、この「9,10歳の発達の節目」への飛躍的移行に向けて、児童期の自我・社会性の発達過程について検討していきたい。 1 児童期の自我・社会性の発達過程 (1)6歳~8歳頃 お互いの関係を「対」として捉えて相互に自己主張(口ゲンカ)し合うが、関係の理解が一方向的であり、そのような認識的な制約から、うまく問題解決できずにケンカ別れしてしまうことも多い。 cf.低学年期の勧善懲悪主義、思考の自己中心性 しかし、適切な教育的援助があれば、具体的な形であれば、ルールなどを介して、お互いの要求を相互的に調整することはできる。 cf.小学校低学年期 - 関係の一方向的理解によって生じるいじめ ↓ この移行過程の指導の重要性 (トラブルや葛藤を豊かに生きる自由と、それらの葛藤を日記や対話の中で「対象化」していく機会の保障) (2)通常の場合、9,10歳頃 自分の視点と相手の視点とを2方向的、相互的に捉える力が獲得されると同時に、自分の中に他者の視点が取り込まれ、自分自身の行動や態度を客観的に認識することができるようになってくる。(田中 「自己客観視」、自分や相手についての多価的理解) その結果、低学年期のように、行動した結果から考えるのではなく、行動する前に、自分自身の行為や態度が他者にもたらす反応を考慮してから行動できるようになっていく。 (3)自我・社会性の局面における“9,10歳のカベ”問題 仲間集団に積極的に「参加」し、口ゲンカなどもしつつ、仲間集団との対等な関わりを豊かに持つことができなかった子ども達は、他の発達の諸局面では“9,10歳の発達の節目”を越えていく力が誕生してきても、具体的な仲間集団との相互交流の体験が乏しいことも相俟って、自分の視点と相手の視点とを二方向的、相互的に捉えて、適切に問題解決をはかっていくこと(他者との相互関係における相互性操作を行なうこと)が困難である。 それゆえ、様々な場面でぶつかる他者との対立(conflict)を自らの内面に取り入れて内的な葛藤として引き受け、社会性を発達させていくことが困難となっていく。 (ex.「自分としてはそんなつもりはなかったのに、わかってもらえなくて悔しかった。」) そのために、その葛藤を十分に対象化できないままに、暴力、暴言(「ウットー!」、「ムカツク!」、「クラスゾー!」)のかたちで表出するか、逆に様々な身体症状(心身症、アレルギー症状)で訴えるしかない状況に追い込まれていく。 → “9,10歳の発達の節目”を乗り越えていく発達のエネルギーが誕生してきても、他者との相互的な関係を取り結んでいく力として発揮されていかず、社会性の局面においては“たれ流し”の状態になってしまう? ex.「高学年男子の未熟さを伴った荒れ」といじめ・暴力問題 ← (1)の場合と(2)の場合とではやや問題の現われ方が異なってくる。 (1)学力的にはつまずいてはいないが、自我・社会性の局面の発達過程でのつまずきをもっている場合(このような児童の多くは、算数はできても、自分の内面を言語化することは困難な場合が多い。) ← 自分自身の内的葛藤を言語化して表現できるように援助していくこと、他者と交わっていく上での社会的スキルの獲得に向けての援助の重要性 (2)発達の諸局面の全般でつまずいている場合 ← 自我・社会性の局面だけでなく、トータルな生活世界の保障の中で発達的基盤全体を育てていく指導が必要 ……略…… 2へ続く……
2014.02.23
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「岩国作文の会」2月例会に参加しました。やはり、江頭啓之先生のレポートからは、日々苦悩している問題に向き合うためのヒントをたくさんいただきました。 レポート「『受け止め合う関係』と人権~学テも改憲も超えていく作文教育を~」 子どもたちのほとんどが様々な困難を抱えている5・6年の腹式学級。「人権」を中心テーマにして、具体的な取り組みを重ねてきた素晴らしい実践レポートでした。すべてをお伝えすることなど到底できませんが、私の要約で若干報告してみたいと思います。 ……………… 昨今、「コミュニケーション能力」重視で、「伝え合う力」が研究テーマとされることが多いですが、その前提に「受け止め合う」関係が必須。しかも「伝え合い」は、「高め合う」関係へ発展することで、子どもたちは成長する。 江頭先生の実践のスタートは、学級だより「てのひら」No2を使った学級びらきでした。「受け止め合い、伝え合い、高め合うなかまになろう」の合い言葉を具体的にわかりやすく伝えています。その最後には、 ☆「受け止め合う」…相手の気持ちをそっと「てのひら」でつつむしぐさ ☆「伝え合う」…自分の気持ちを「てのひら」にのせて相手にわたすしぐさ ☆「高め合う仲間」…お互いの「てのひら」をつないで空に向かってせのびをしているしぐさ と担任の思いを目に浮かぶイメージで伝えています。 その一番の土台となる「受け止め合う関係」づくりは「積極的な人権保障」であるという発見が、更に彼の実践を確かなものにしていました。 「積極的な人権保障」について…憲法の三原則のうち、「基本的人権の尊重」は自由権や社会権、平等権等に分類されるけれど、それらはただ、憲法に書いてあることをもって「自動的に保障」されるものではないということが12条に示されている。 【この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。…】と。 つまり、「幸せ(積極的な人権保障)を自ら創り出す努力をすること」が保障されていると読める。 この視点で学校生活を見直してみると、子どもたちが、「幸せを自ら創り出す努力」を体験できたか、味わうことができたか…私たち教職員がどれだけそれを意識して教育実践に取り組んでいるか。 「積極的な人権保障」の出発点としての「受け止め合う関係」づくりによって「幸せを自ら創り出す人間」が育つ教室が生まれる。 個々の取り組みについて…道徳「中くらいの3つのまる」や、金森俊朗先生の本からヒントを得た朝と帰りの会での「お知らせ・相談」、参観日での「権利の熱気球」、「戦争と原爆」「宗教とキリスト教の弾圧」「ハンセン病と人権」等々… 彼が語る子どもたちの変化は歴然でした。学年末に向けて、まだ彼の実践は続いています。今日の例会のためにまとめられたレポートで、問題提起の段階だということです。報告を聞いた私たち自身も、彼の実践からもらったヒントを自分の実践に生かしてみたいと思います。そして、再度、彼の最終報告を聞きしたいと思いました。
2014.02.16
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実家の母は、四月から看病介護していた妹が、この九月から姉にバトンタッチ。先週、顔を観にいったので、今週は義母とプチ外出することにしました。 若い頃から畑や田の仕事などしてきた義母は、90をすぎた今も、しっかり食べて元気そうです。ただ、難聴の耳と、歩行器を利用しないと歩けない脚が不自由です。そして二年前ごろから少し認知も弱くなっています。 私たち家族が居ない昼間は、ずっと一人で過ごしています。昼食は、私が朝、朝食と一緒に作って、部屋においておきます。お茶や間食も。 だから、今日は、車に手押し車と義母を乗せて、吉香公園に行きました。秋日和の休日。紅葉が始まりかけた木々を観ながら散歩。義母の押す手押し車のスピードに、気持ちを合わせて歩くと、私も心が落ち着きます。 噴水の池のほとりに腰掛け、近くの茶店で買ってきた「わらび餅」を食べながらおしゃべり。「大きい鯉がいるよ」「昔はそこで鹿を飼ってたよね」「孔雀もいたよ」… 秋祭りや運動会など賑やかな秋を過ごす時は去り、今は、こうやってのんびりと義母と過ごす時間が私には必要なのかと思います。義母に感謝です。
2013.10.13
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ある子は、最近、休み時間ごとに訪ねてきては、一心に折り紙を折っています。のんびり、ゆっくりタイプの子どもたちにとって、今の教室は辛いのかな。 折り紙の本を眺めながら、できあがったのは、小さな小さなネズミでした。
2013.10.05
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久しぶりの楽天ブログです。 15年くらい前から、ひとりで「せせらぎ」という喫茶店にふらりと行っては、ケーキセットを頼むのが楽しみになっています。 「ほっと珈琲タイム」と勝手に命名してます。今は、錦帯橋バームクーヘンセットに凝っています。
2013.09.23
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昨年度から、5年生5クラスの家庭科授業をしていますが…支援の合間をぬっての授業は正直きついです。授業開始が、不登校気味なお子さんのお迎えと、カウンセリングの準備・設定と、三重に重なった日には、もう頭も体もパニック状態。授業準備はままならないし、授業開始は当然遅れるし…。これも、クラス数が1減っただけで、専科教員が減らされた影響なのが悔しいです。 ともあれ…2学期はミシンの学習です。授業そのものは楽しいです。特に今年は、『学びやすさ&教えやすさ』を目標にミシン教室の環境を改善しました。これがなかなか効果的だったので喜んでいます。 ミシンと限りませんが、理解と技能に個人差が大きいと、教師一人では行き届かないのですが。向かい合った4人班に2台のミシンで、机を配置すると、互いに協力して教え合えるので助かります。 黒板の左側には、家庭科授業のルールを4つ… 1:忘れ物はしない(忘れない工夫、続けて忘れない) 2:話は黙って聞く(質問はあとでする) 3:失敗は成功のもと!みんなで教え合う 4:家の仕事を毎日1つはする(学校で学んだことを家でもやってみる) 右側には、『後片付け5つのルール』 1:電源を切り、おさえは下ろす 2:黒いコードはプラグからぬいて短く折ってミシンの横に 3:コントローラーは机の引き出しに 4:椅子は2つ重ねて机の上に 5:糸くずなどはゴミ箱に 初めての授業の時にオリエンテーションでしっかり説明しておくと、本当にスムーズです。叱ることなどほとんどありません。出来てなかったら班で協力してくれるからです。 私の目標は、授業の中での人間関係つくり…ソーシャルスキルトレーニングです。
2012.11.07
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今、真夜中の1時。明朝の朝食…カボチャのシチューが出来上がり(^-^)V 今日は早く終わりました。いつもは2時頃目覚めて、入浴、夕飯の後片付けして朝食作り…3時過ぎてしまいます(^-^; 毎日、帰宅は20時21時…朝食の残りに、何か作ったり買ったりして家族は夕飯をすませています。だから朝食は多めに作るのが私流になっています。 今晩は特に疲れはてて帰宅した途端、ソファに倒れこみ仮眠。3連休明けの学校だからかなり覚悟はして出勤したものの…予想以上に大忙しの1日でした。 午前中は支援支援で休憩は全くないまま、5~6校時の家庭科授業。今は5年生、ナップザックを作り始めています。この春初めて針と糸を使い始めた子どもたちです。キルティングのナップザックの「しるし付け」「織テープを挟んだしつけ」…そして初めてのミシン縫い…無謀だと毎年思います。 6年生が春、製作する「すでにしるしがプリントされたエプロン」の方が初心者向き。それでも、5年生は来春の修学旅行に持っていくために「ナップザック」を製作するのが恒例なのです。 ともあれ、6校時終わってから、ひたすら30人分の点検と修正または代縫。来週にはミシン縫いの学習をしないと2学期終了に間に合わないからです。明日は他のクラス…全部で5クラス150人教えているので、今日はやらないと昨年度のように日曜出勤になってしまうからです(;_;) その後は、個別学習支援をしているお子さんたちの明日の課題作り。1人ひとりに合った学習内容のプリントをコピーし、ファイルに挟んでいきます。今日は20:30には終了。いつもより30分早く退庁できました(^-^)V 私、定年まで健康に働くのは無理かもしれません。過労で何かあった時のために、ここに記しておきます(^-^)
2012.10.10
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連休3日目…街頭署名に参加しました。23年間続けてきたこの署名のおかげで、山口県は小学校と中学校はすべて35人学級が実現しています。国の基準は、漸く小学1年だけが35人学級で、後は40人学級のままです。山口県は件独自に教育予算を組んで、最近当選した山本新知事は、次は30人学級をやりたいと公約に掲げています。これも「豊かな教育」を求めた多くの皆さんの署名の力です。 大きなお店の前で、道行く人たちに「子どもたちのためにご協力お願いします」と声をかけていたら…一人の女性が「せんせい~」と涙を浮かべながら駆け寄って来られました。見覚えのあるお顔でした。10年以上前に担任したK君のお母さんです。思わず私も涙目になっていました。「あれからいろいろあったんです。でも今は東京で就職して…」「お母さん、頑張られましたね。私もお会いできて嬉しいです」と。短い会話でしたが、教え子たちが成長して元気に生きていることが本当に嬉しいと思います。そして教え子のお母さんは、私の友人(仲間)のように感じていますから、幸せそうなお母さんを見るのも嬉しいです。 今年の街頭署名では、前任校の教え子の親子さんにも会いました。私は、子どもたちが「小学校」という時代を少しでも豊かに過ごして、幸せな未来に繋げるために仕事をしているんだと改めて思いました。 また明日から顔晴れそうです。
2012.09.17
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2学期が始まり、中身の濃い2週間が過ぎました。1学期末の3倍位の仕事量の実感。3連休前の金曜日は普通なら達成感を感じて嬉しいはずなんですが…なぜか浮かない気分でした。 周りの人たち…家族さえも…想像できないくらいの仕事量だと思うのです。ジグソーパズルでいうと、みんな私の仕事のピース、しかも表面しか見えてないから、全体がどんなに大きく深いかわからないと思います。 試行錯誤してるからその1つのピースさえもうまくはまらないことも沢山あって…今日は後悔先にたたずの支援もありました。ただそのおかげで、教室に入れず、私のほっとルームに逃げていた子が、来週からは教室へ行くと言ったそうですから…間違った支援ではなかったと言えるのかもしれません。 3連休の初日は実家の防府で、ゆっくり心を休めてきます。
2012.09.16
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長男が横浜に帰る日。早昼を父親と3人で外食。100円寿司です(^-^; もろみ酢や食料を買ってやり、新幹線を見送りました。次は正月かな~と言って行きました。週明けから夏休みラスト週~! ○8/27(月)…朝早くから、我が家のプラスチックゴミ集めに洗濯に朝食つくり。今日は日直~!出勤したら、学校は「資源ゴミ」の日。古紙雑紙を紐でくくり、リアカーで広い運動場を横切り収集場所へ。広い校舎の見廻りに、電話や来客の対応など。勤務時間が過ぎてから、仕事場は事務室から職員室へ移動。そこからパソコン仕事をして帰宅は17:30~(^-^; ○8/28(火)…朝ちょっと二女を岩国駅につれていくつもりで家を発ったのに…何故か道を間違えて迷子になり…いつもの3倍も時間がかかってしまいました(;_;)知らず知らずに疲れがたまってるのかな。 午前中は「幼小連絡懇話会」…市内の幼稚園の先生たちと年に一度の集まりです。1年主任の担任と2人で参加。いろいろな課題が見えました。 夕方リフォーム完成した女性更衣室に、皆でごみを分別しながら埃まみれになって荷物運び…ヤレヤレひとまず終わったと思ったら、来客!あっ!地域コーディネーターの先生に訪問要請していたんでした(^-^;16:00~17:30すぎ。そう言えば~食べかけのアイスは?…アッ!今も冷凍庫だ~(^-^; ○8/29(水)女性更衣室のカーテン縫ったり、2学期の算数と家庭科の授業計画を建てたり、支援員さんに山村留学センターについて報告したり、なかよし学級の指導について話し込んだりしているうちに、療育センターに出張の時間となり大慌てで資料を作成して行きました。その間、昼御飯はすっかり忘れていました(^-^;医師と情報交換すること1時間。終わったのが17:00。その後あるお子さんの転校先に引き継ぎをしに行ってから帰宅。 ○8/30(木)…9:00~職員会。議題は盛り沢山。夕べ書いた「2学期の教育相談」を提案しました。療育センターに持って行く文書を作成してから、外回り。夜は久しぶりに持ち帰りの仕事。県教委から、いじめ早期発見・早期対応の指示があり、「アンケート」案を作成。 ○8/31(金)…夏休みラスト出勤は1日日直でした。今日は職員室などの燃えるゴミを集めて回った後又々リアカーで運びました。事務室で今日はパソコン仕事が出来たけれど、やはり電話や来客対応の合間では仕事はかどらず(^-^;10:00~緊急生活部会。昨晩考案した「アンケート」案の検討をしてもらいました。 まずは、大人も子どもも精神的な「ゆとり」が大事だとつくづく思います。「いじめ」を作っている根本は、国の教育政策なのに、それを棚にあげて、その責任を全て学校に振らないで欲しい。 でも、そんな中でも子どもたちの権利を守るために2学期もできることをしていきます。
2012.09.01
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整体師として横浜で働いている長男の帰省は6日間。なのに盆過ぎから、家族は各々仕事でなかなか揃わない(;_;)でも、それなりに三々五々で長男との時間を楽しみました。 ○8/21(火)~8/23(木)は、『苦手な子どもたちのための算数教室』第二弾~!今回も5年生3人。2年生の『1000までの数』の復習をしました。足し算・引き算ができていても、位取りの数の概念が理解できていないことがわかったからです。タイルと水道方式で作成された問題プリント、遠山啓先生の絵本を使って学習したら、どの子も理解できたようです(^-^)V 算数教室と並行して、スクールカウンセラーの先生にお願いしたカウンセリングや、女性更衣室改修工事のお世話など、あっというまに3日間は過ぎてしまいました。 23日の晩には、長男が整体の施術をしてくれました。長男は滞在中、6月の誕生日に、彼女からプレゼントしてもらったという分厚い医学書を熱心に読んでいました。技術向上を目指しているようです。私はお試しモデルになりました。 ○8/24(木)…ほとんど年休が取れなかったけれど、今日は夏休み最後の年休。長男と防府に帰省。半年ぶりに孫に会えて母は喜んでいました。父のお墓参り、食事の後…長男の希望で、市内にある『周防一ノ宮の玉祖神社』に参拝しました。長男は大学時代探検会で、東北や山陰などの『神社巡り』をしています。『一ノ宮』の意味や神話など本当に詳しくてびっくりするほどです。 『玉祖神社』は、私が中学まで住んでいた家から少し近くて、亡くなった私の祖母が手押し車を押しながら、度々参拝していました。6年生の私と祖母が神社で写した写真は、今も私の机に飾ってあります。長男と母と行くことができて嬉しく思いました。 ○8/25(土)…迷いましたが、昼から高速とばして研修会に参加しました。年に一度、山口県内の仲間たちと会えるチャンスなので。夜はあいお荘で、懇親会。18:50には会場の障子を全開して、今年も綺麗な夕陽を眺めました。
2012.08.31
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○8/17(金)~『教育の集い』にレポーターとして20年ぶりに参加。今年は神戸。前は担任していた6年の学級づくりの実践レポートで『人権教育』分科会でした。今回はコーディネーターの実践として「ほっとルームから支えた和哉君の2年間」を『障害児教育』分科会で報告しました。 第1日目は全体会。16歳のグラビアモデルこころさんが、原発に対する自分の意見を堂々と話す姿に励まされました。記念講演には、NHK朝のテレビ小説『カーネーション』の脚本家渡辺あやさん。2日目の分科会も、全国の皆さんとの夜の懇親会も本当に有意義でした。 ○8/19(日)…特別支援教育士の資格更新研修のため、大阪に移動。天満研修センターは資格を取るために何年もかけて通った場所。資格取っても5年間に15ポイントの研修が必要です。今回は新しい検査WISC4の解説やアメリカの最新LD情報など、興味深い内容でした。 ○8/20(月)…夕べ20:00帰山。入れ替わりに二女が長距離バスで東京に。私は翌日の今日は職員会。1日出勤でした。昼には、長男が横浜から帰省。免許取り立ての長女が新幹線駅まで迎えに行ってくれました。帰宅したら久々に姉弟の賑やかな話し声が聞こえてきて、疲れがいっぺんに吹き飛びました。
2012.08.29
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○8/12(日)には続きがありました。「胃ガンの基礎知識」という内容のセミナーの案内を頂いていたので、DonMinのメンバーと昼から出席しました。講師は岩国医療センター医師会病院のきよたけ医師です。その後…DonMinの役員会。NPO法が改定されたとかで、事務長は大変な思いをして書類を書いてくれています。福祉の法律もころころ変わるから本当に迷惑です。そもそも、もっと国がするべきことがあるでしょうに…と腹立たしく思うことが多いです。 そして…夜は久しぶりに、岩国の居酒屋に行きました。知人が同世代の仲間を誘ってくれたのです。給食技師さんと看護士さん…職種が違う仲間と話すのは楽しいです。 ○8/13(月)今日から4日間厚生休暇~o(^-^)o…ですが、今日は家の大掃除をしました(^-^;。直接清掃工場には燃えるゴミを、リサイクル業者には古雑誌などを運びました。昼からは二女と買い物。サーティワンの雪だるまを食べてGoodでした! そして…夜10時バイトを終えた長女を待ってから、深夜の高速をとばして里帰り(^ー^)/ ○8/14(火)実家は年老いた母が独り暮し。朝はゆっくりと起きて、卵焼きを焼きました。母は味噌汁を作ってくれました。孫たちはお婆ちゃんの味噌汁は大好きなのです。母は13年もマツダ社宅の食堂で働いていたので、私たちは太刀打ちできません。 昼前から防府の町で久しぶりに買い物。娘たちも大喜びでした。 そして…夜はこれも久しぶりの部活同窓会。一品もちよりのカラオケ同窓会でした。来年1/2に4年に1回の学年大同窓会があるので、また私たちで出し物をします。4年前の天地真理『恋する夏の日』が好評?だったので(^-^; 本当に愉快な仲間です。 ○8/16(木)前日防府でゆっくりゆっくり休んで、姉や妹に会ってから夜帰宅。もう1日厚生休暇なんだけど、盆明けで女性更衣室の改修工事を再開すると聞いていたので、ちょっと出勤。大工さんに挨拶してから…そう言えば明日から神戸&大阪行き、帰る翌日は登校日だと気づいたので、昼過ぎまで仕事をしちゃいました。『苦手な子どもたちのための算数教室パート2!』のプリント作りです。題して『ほっと・ラーニング~ほっぷ2~』また楽しみです。
2012.08.20
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書き忘れ… ○8/3(金)親睦旅行の前日、『全劇研』の全国大会がせっかく岩国で開かれたので、午前中だけ参加しました。私が参加したのは「まどみちお」の詩などを読みあうなどのことば遊びワークショップ分科会でした。お馴染みの「ぞうさん」の詩も2人で役割分担して読むとイメージがより豊かに浮かんできました。「きりんさん」はなかなか味わい深い哲学を感じる詩でした。詩のことば遊びや群読は、子どもたちの心を開放させて豊かにすると思いました。 ○8/9(木)午前中はH先生の10年研のお手伝い。校長から『教育相談』の話をしてあげてほしいと依頼があったので、資料を夕べから作成してお話しました。文科省のホームページから、子どもの権利条約や教育相談についての提言などをダウンロードしたものや、1学期にあった岩国市の教育相談連絡会議での資料、うちの学校の全体計画や教育相談計画、私個人のこれまでの実践です。たっぷり3時間(^-^;私は楽しかったです。午後は、小中連携の話し合い。小学校約12人が、中学校に出向きました。有意義でした。 ○8/10(金)女性更衣室の改修工事に来て下さっている大工さんに、時々アイスや飲み物を差し入れしながら、来校した子ども支援課の方に対応したり、2学期の家庭科の計画表を作成したりとまた忙しい1日でした。 ○8/12(日)本当は昨日から広島で開催される『全障研』の全国大会に参加する予定でしたが、ちょっと身体がしんどかったので断念。朝二女をバイトに送っていった帰りに、市民会館で開かれていた『平和のための戦争展』に寄ってみました。8/15の岩国空襲の航空写真が、『私たちの岩国』と言う副読本から無くなってしまったことが残念です。今日新しい事実を知りました。あの太平洋戦争の開戦となった『真珠湾攻撃』を話し合い決定した会議が、なんとこの岩国の料亭で開かれたと。その晩はそこで宴会だったと。さらに、多田という地域に滑走路があり、米軍にバレないように、毎朝新しい草を刈ってはカモフラージュするのに、近くの小中学生がかり出されていたと。岩国出身の人ですらその史実を知らない人がいるのではないかと思います。長崎の被爆体験を聞く機会もありました。島根から赤紙1枚で異動された当時の看護婦さんのお話でした。やっぱり戦争体験の引き継ぎは大切です。
2012.08.19
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日記は毎日つけたいけれど…たまってしまいます。でも、書き記しておきたい事柄はいっぱいです(^-^) ○8/4~8/5(日)…職場の親睦旅行で四国に行きました。昨年度に引き続き、私が企画をしました。今年は希望者は7人(^-^)…皆さんの要望をまとめて、しまなみ海道・今治タオル美術館・桂浜龍馬像・高知日曜市・鳴門海峡・瀬戸大橋のコースでした。宿の城西館では、最上階から高知城をリモコンでライトアップ!運転手のお勧めで鳴門競艇に立ち寄りマークシートの初体験!最後の瀬戸大橋では、見事な虹が、旅の終わりを飾ってくれました。本当に楽しい旅行でした。 ○8/7(火)…朝から、市教研『教育相談部会』の研修で、本郷町山村留学センターへ。先輩を乗せてナビを頼りに出発したものの…なぜか2つも山越えして、ようやく辿り着きました(^-^;市内にありながら、未知だったセンターなので、私が希望した研修です。先だって、臨床心理士の方の研究論文『山村留学センターの社会的価値』を読んでいたのでとても楽しみにしていました。社会性や自尊感情が育つセンターでの生活が分かって大変勉強になりました。山口県内にありながら、県外利用者が多い。もっとその価値を広めたいと思いました。 追伸:午後は1学期の超過勤務の唯一の振替休暇だったのに…学校から電話。月末と言われていた女性更衣室の改修工事を明日から始めると業者さんから連絡があったと。早速すっ飛んでいき、部屋の中にある荷物やなんやかやを、たまたま出勤していた先生たちと運びだしました(^-^; 女性更衣室は以前宿直室だった古い部屋でダニもいそうな暗い畳の部屋だったので…女性先生たちの要望をまとめて改修を校長さんにお願いしたのでした。綺麗なフロアにしてもらえるらしいです。明日から3日間大工さんが入ります。相談しながらやるそうなので、いかなくっちゃ(^-^)
2012.08.18
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夏休みも折り返し地点を過ぎたころに書きためていた日記。今年も多忙だけれど、なかなか充実した日々を過ごせています。 ○7/29(日)朝、家の仕事をさっさとすませて、防府に帰省。まずは中学校時代の恩師のお宅へ。昔話にはなが咲きました!それから妹が出演する「第6回フォークジャンボリーinルルサス」に。 1.私の町の海水浴場 2.母へ 3.愛されること 4.恋愛模様 オリジナル曲を楽しそうに歌い話す妹を観て何だかホッとして帰宅。母と遅いお昼を食べてから一眠り(-.-)zzZ。帰りの高速はパッチリでした。 ○7/30(月)夏休み初めての年休。家族で下関に『高杉晋作』巡り。功山寺では、どしゃ降りの雨やどり。昼は本場の『瓦そば』、午後からは、東行庵。高杉晋作の墓を観ると、『龍馬伝』を思い出します。あの時代…人々は今を憂い、未来に夢を求めて生きていたんでしょう。 ○7/31(火)昨日今日と学校では、市内のコーディネーターの方たちに、希望のあった子どもたちのWISC検査をしてもらいました。クーラーの効く教室が無いため、場所の設定に苦労しましたが、なんとか修了。午後からは、市教研の家庭科部会に参加させてもらいました。2学期は5年生150人に『ナップサック作り』を教えます(^-^;しかも…初めてのミシンです。『蛇の目』の方からミシンの正しい使い方を改めて学びました。餅は餅屋ですね。 ○8/1(水)広島中央特別支援学校のサマースクールに1日研修。私の学校に弱視のお子さんがいます。岩国は山口県の東の端…山口県の視覚障害支援学校は、西の端の下関なので、岩国には、幼児期からは広島に通われる方が多いのです。五感を使う授業展開は、小学校のユニバーサル授業でありたいと思いました。 ○8/2(木)朝から、『いじめ緊急調査』を記入。文科省から降りてきたもの。いじめ問題は、基本的には大人の『人権感覚』が問われていると私は思っています。国への要望欄には… 緊急時にも対応できる教職員の定数増…職員室には誰もいない時間が多いのです。SOS対応は無理です。 スクールカウンセラーの設置増…年6回(しかも半日)では、全く足りません。 過度に競争的な教育環境を改める…これまでも『国連子ども権利委員会』から改善の勧告が何回も下りています。それなのに『全国一斉学力テスト』始まってしまい、順位争いで子どもたちには、過去問を始め、試験対策学習プリントの反復が強いられています。 そして午後3時半からは、岩国市教育委員会との話し合いに参加しました。平田小の換気扇もない家庭科調理室の改修と、通級指導教室の開設をお願いしてきました。安心・安全の教育環境を作るのは大人の責任です。
2012.08.16
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夏休み第1週…土曜日は、学期に1回の『WITHの会』…市内近郊の保健室の先生たちの事例研修会に参加しました。中央児童相談所にも長く関わっていらっしゃる精神科の医師が助言者なので、医学的な視点からのお話が毎回大変勉強になります。 今回は、『虐待と発達障害』『カタプレキシー&ナルコレプシー&場面緘黙』のケースでした。ナルコレプシーは「睡眠障害」の一つですが、カタプレキシーは、病名ではなく、喜怒哀楽・恐れや羞恥といった過度の情動刺激(感情の高ぶり)により発生する発作症状だそうです。ナルコレプシーの患者さんが副症状としてカタプレキシーを併発するケースが多いようです。 いずれのケースも、医療や福祉機関との連携を図りつつ、先生たちが、保護者の気持ちを肯定的に理解し支えようとされていました。学校と子どもと家庭の三者関係が、それぞれ支配/非支配にならないことが大切だと言われていました。 私の周りにも、様々な事例がありますが、大変参考になりました。
2012.08.02
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終業式から1週間たちました。今週月曜:職員会、火曜:特別支援教育校内研修と続き、水曜~金曜の3日間は、ほっとルームで『苦手な子のための算数教室』を行いました。 1学期5年生の算数での個別支援やTT支援が多かったのですが、子どもたちにとってなんと難しいことか…指導要領の内容も去ることながら、この地区で採用されている教科書に疑問を感じます。この教科書は見ただけで気分が悪くなるほど分かりにくいと私は思います。 5年部(5クラス)は、算数の苦手な子どもたちのために、学年で『補習』を実施しました。3年~の総復習です。各学年の内容をA4で40枚位にプリントして3つの教室の後ろ(ロッカー)に並べ、子どもたちは「3-1」のプリントからどんどん解答していきます。1枚やるごとに廊下の先生に丸つけをしてもらい、合格したら次に進む…というシステムです。 私は3年の問題もちょっとハードルが高い子どもたち数人を対象としました。数の概念から学び直しのプリントを用意しました。『数教協』の先生が執筆されたファックス問題集1年生を約40枚…4枚1セットで綴じました。10級~1級と称して、4枚ごとに丸つけして、合格したら次に進むようにしました。『数教協』の『水道方式』という考え方で作成された問題は、やはり分かりやすいと思います。 プリント学習を始める前に、皆で『0~10の数トランプ』や『ニコニコ・ドキドキわり算ゲーム』での遊びもしました。数や計算の概念を楽しみながら理解する学習です。日頃算数が嫌いな子どもたちですが凄く楽しかったようです。『ニコニコ・ドキドキわり算ゲーム』には、今子どもたちで流行っている○ピン(牛乳ビンのふた)を使いました。1学期なかなか教室に行けなかった男の子が、○ピン収集マニアなので、家から持ってきてもらいました。なんと1000個以上を大事そうに抱えて持ってきてくれました。 3日間を終えて、最後に3日間やった大量の100点プリントと『合格賞』を1人ひとりに渡してあげると、本当に嬉しそうでした。家に帰って家族に見せ、お婆ちゃんの仏壇に供えた子もいたようです。因みに…私の採点は1000点、10000点検、100000点もあります。1回やり直しをする度に0が増えるのです。「あっそうか~とやり直しをするとどんどん賢くなるんよ。だから間違ってもいいんよ」が学級担任をしていた頃から私の口癖なのです。 次は、「2-10級」~「2-1級」のプリントを作成中です。8月下旬にまた『算数教室』を開く予定です。本当に楽しいです。
2012.07.27
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昨日ようやく最後のクラスが1学期の家庭科調理実習を終えました。家庭科専科ではないのに…様々な支援の合間…5年生5クラス×3週間の授業は本当にきつかったです。 でも、家庭科は「生活」に直接関わる学習なので、学ぶ目的が明確だし、物作り(調理や裁縫)は楽しいので子どもたちのほとんどは意欲的です。「教育相談」の私 が担当するのも意味があると感じています。 授業つくりも、特別支援教育の観点を取り入れ工夫・配慮をしています。4月に「授業のルール」を確認して毎回黒板の隅に掲示したり、授業のパターン(準備物、終わりの時間、学習スケジュールの確認…)を決めて進めたり、教科書を見ながら書き込めるプリントを作成したりしています。 調理実習も板書や道具・材料には、配慮工夫をふんだんにしました。それもあって毎日学校を出るのが21時、それからスーパーに必要な物の買い出し…でした。 正直大変でしたが、回を重ねる度に手際が良くなり、共同作業が上手くなっていく子どもたちを観て、子どもって凄い!と思えて幸せでした。
2012.07.14
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久しぶりの日記です。今年度は昨年度の3~4倍の仕事量をこなしている感じがしています。職員室を出るのも連日21:00です。 ただ昨晩は、始めての小中懇親会に出席するために、18:15に職員室を飛び出しました(^-^; うちの校区は1小学校1中学年校です。でも、職員の交流はほとんどないのです。『小中連携』というけれど、連携とは書類の引き渡しではなく、顔が見える信頼の繋がりが大切だとずっと思ってきました。教育相談の係からの提案を小中教頭が実現してくれて第1回目開催となったわけです。 ただ、終わってみて、小学校と中学校の教育観・指導観の違いを感じて、今なにかもやもやした感じです。それは何なんだろうと…。 それで、再度私の教員生活のバイブル『教師への伝言』(三上満著)を読み返し始めました。『金八先生』の初代モデルとなった三上満先生が活躍されていたあの時代…私は大学生でしたが…荒れた生徒と向き合う姿勢は、時代が変わっても変わらないと私は思うのです。 今、沢山のお子さんを支援しています。一人ひとりに重くのしかかっている家庭の問題に、胸が痛むことも多いです。あの子たちに人間への信頼と自分への自信を育てて、中学校へ送りたい。今、教育相談&特別支援教育コーディネーターの私にできることは、まず子どもたちに人間として丁寧に向き合うことだと思っています。
2012.06.30
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今回は、幼稚園と元支援学校高等部の先生をお迎えしました。提供してくださった「小学1年の算数と道徳の授業参観DVD」を視聴しながら懇談しました。 一斉の中に個別を配慮された授業の流し方や、視覚的な意味理解の指導など…小学1年の授業ではありましたが、どの学年でも…さらには中学や高校でも、授業を考える際に参考になる視点が沢山あるように思いました。 加えて話題になったのが、先生の指示される「ことば」でした…「競争じゃないよ」「まちがってもいいよ」「一生懸命やるのが大事」…そのお陰で、どの子も安心して取り組めていました。 速さを競わせることで、計算は速くはなるけれど、それで身につく「速いことが良いこと」という『価値観』は、丁寧さやじっくり考える力、更には、ゆっくり頑張っている友達を認める優しさを子どもたちから奪ってしまっている現実もあるのではないかと。 その後の懇談の中でも、子どもたちが見せる「困った行動」には必ずそうさせている理由がある…そこを大人が理解した上で焦らない冷静な指導が大切だと…改めて思えた例会でした。次回6月例会は「新どんまいハウス」で行います。
2012.05.13
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今話題の「大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)」が、保護者に家庭教育の学習機会を提供する「家庭教育支援条例案」を、15日開会の5月定例議会に提案するという話を、大阪で発達障がいのある子どもたちを支援されている方のブログで知りました。急いでYahoo!で調べてみて驚きました。 『保護者向大阪市 家庭教育支援条例(案)…全条文(前文 1~23条… 第4章(発達障害 虐待等の予防・防止) (発達障害、虐待等の予防・防止の基本) 第15条 乳幼児期の愛着形成の不足が軽度発達障害またはそれに似た症状を誘発する大きな要因であると指摘され、また、それが虐待・非行・不登校・引きこもり等に深く関与していることに鑑み、その予防・防止をはかる…』 「乳幼児期の愛着形成の不足が軽度発達障害またはそれに似た症状を誘発する大きな要因である」というのは、過去親を苦しめた誤った理解です。…1940年代にベッテルハイムが提唱した「自閉的な行動は母の冷淡な態度による」という「冷蔵庫マザー」説が広まり、自閉症の子をもつ多くの母親は傷つき、自責の念、罪悪感にかられていたのです。この歴史を今、繰り返そうとしているなんて許せないと思います。 大阪の異常さを『他山の石』だと思っていたら大変なことになります。
2012.05.05
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5月1日(火)はメーデーでした。夕方18:00~市民館前の広場で集いがありました。テーマは『笑顔のためにつながろう』(^-^) 本年度は、東北震災被害地への募金活動として、会場で17:30~『フリーマーケット』をされると聞いたので遊休品を持って早めに参加しました。 長机を並べて準備していたら、農民連の方たちが、両手一杯に野菜などを抱えて来られました。朝5時にぜんまいやふきやたけのこを取りにいったと。ゆでた野菜と、つきたての餅を並べておられた男性の手元の名札を見て「あらっ!」と思い「もしかして、娘さんいらっしゃいませんか?」と尋ねてみました。やっぱり20年前の教え子のお父さんでした。 メーデーは「国際的な労働者の祭り」ですが、こうやって働く者として、親と連帯できることを私は嬉しく思うのです。昔から子どもたちの親御さんは私の意識の中では、「仲間」なんです。 頼まれていた友人が体調不良で、急遽回ってきたパレードのアナウンス。先導車内で原稿とマイクを持ちました。「人間らしく働きたい、人間らしく生活したいと始まったメーデー…」と原稿を読むと今の世の中の様々なことが頭に浮かび、涙がでそうになりました。パレードの後、なかなかアナウンスが良かったと声をかけてもらいましたが、きっと私の思いがこもっていたんだと思います。 「仕事のための8時間、休息のための8時間、そして残りの8時間は、好きなことのために」は…メーデーの原点です。
2012.05.02
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土曜日の今日、DonMinね日中一時支援事業の中で、初めての『運動セラピー』をしました。「発達障がい」と言われているお子さんには、「運動が苦手」でドッチボールや短なわ・長なわ跳び・かけっこなどを嫌がるタイプと、「運動」は好きなんだけど「ルールを守る」「人に合わせる」のが苦手で自分のペースで身体を動かしてしまうタイプがあります。 『運動セラピー』では、お子さんのタイプに合わせて、メニューや指導の工夫をします。後者のお子さんには、動きたい要求を叶えながらも「自己コントロールする力」をつけていくことを目あてにしたメニューを用意して、指導を工夫します。 メニューは、ラザートレーニング、バランスボール、トランポリン、フラフープなど主に「道具を使ったコーディネーショントレーニング」です。 そして大切なのは、本人が「楽しい!」と思えることです。学校の勉強も同様ですが、苦手なことはやらされると苦痛です、逃げたくなります。その子にあったメニューをスモールステップでこなしながら、1つ1つ達成した喜びを積み上げていくこと。そしてもう1つ大切なのは「遊び心」です。 今回はバランスボールを好き勝手についていた子が、相手に合わせ、手拍子に合わせてつけるようになった時、思わず「やったね!」の拍手を送りました。
2012.04.28
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学校は4月に入った途端、新年度猛烈なスタートダッシュ。帰りが19:00 20:00…2週間信じられない日々を過ごしました(^-^; 私は今年度も生徒指導加配『教育相談&特別支援教育コーディネーター』です。年度末に寝る間も惜しんで、申請書を書いたら、本年度は4人のサポーターが配置されました。みんな勤務日や時間が異なるので、把握・調整がすごく大変ですが、なかなか個性満開のスタッフで、最強のサポートチームになりそうです。 実は、ほぼ学級数は変わらないのに、児童数が減ったので、専科が1人減りました。その影響で、校内人事は大混乱。さらに、パワーアップ研修とか、提案型少人数とか、勝手に負担が押し付けられ、子どもたちに向けたい心のゆとりが奪われそうです。 私はと言えば、昨年度辞退した5年生の家庭科を5クラス再度授業します。支援で休み時間は全く使えないので、授業内だけの勝負…やるしかありません。だから、帰りが20:00(;_;)しかも残業手当などはありません。 そんな中での救いは、毎日放課後の職員室に笑い声が絶えない職場、上との板挟みに悩みながらも職員のメンタルケアを優先しようとしている校長。なんとか顔晴らなくては。
2012.04.14
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久々の日記です。一昨年度も3月は思いがけない「こどもたちの問題」が起こって、担任の先生と一緒に保護者の職場を訪ねたり、カウンセラーに急遽お願いしたり…とありましたが、昨年度末もそれ以上の心配事が起こって、毎日放課後はつぶれるし、年度末の報告書の山は片付かないしで、修了式を経て、3/30正午の〆切書類を提出した日は、くたくたの送別会でした。 その上、翌日3/31甥の結婚式の案内があり、甥のためと言うより、妹のために、送別会が終わった後、高速とばして帰省しました。着いたのが真夜中の1時(^-^;…ただ、そのおかげで、明け方まで姉と何年かぶりにゆっくりと話ができたのは嬉しい晩でした。 結婚式は…昔から金の草鞋を…と言われていましたが、今は流行りの年上婚。それも、なかなか良いなあ~と感じました。甥がミッキーになって登場したのには少々驚きましたが、花嫁さんの夢を叶えて仲むつまじい『ミッキーとミニイ』の姿は本当に幸せそうでした。 帰りに姪が、向島小学校の『逢来桜』を観に連れていってくれました。大きな大きな満開の桜の木に思わずうっとり。「あ~世間には春が来てたんだ~」と、ようやく春を実感しました(笑) 甥のおかげで、束の間の春の休暇を取れて良かったです。夕方から翌日まで眠り続け、年度末の疲れも少しは取れた気分で、防府を後にしました(^-^)
2012.04.07
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身体の節々が痛いなあ~と思ってたら、湿疹が左肩に…アレッ! アレレ~!どんどん広がっていき、ピリピリと痛くて痛くて眠れない(;_;) 休日診療へ行きました。 女医さん曰く「『帯状疱疹』です。過労やストレス…何か心当たりはありますか?」…ありすぎるくらいあります。学校でも家でも働きずめで心も身体も休める時なんてありませんから(;_;) 1週間分約24000円(原価)もする薬を飲むと痛みもすぐに和らぎ、徐々に湿疹はかさぶたになっています。思いがけない出費に財布が痛いです。 …………………… 2009年9/26の日記【学校と『救命病棟24時』!?】 かなり疲れ気味だと感じています。家でも職場でも働きずめです。近年、テレビドラマを続けてみることが少ないのですが、5連休中にふと、以前から気になっていた『救命病棟24時』の最終回だけ観ました。 ドラマにハマりやすい私は、救急で運び込まれた患者の容態を即座に判断し、必要な治療措置を的確に実施する…進藤(江口洋介)や小島(松嶋菜々子)などの、プロとしての高度な技能と仕事ぶりに見とれてしまいました(^-^; 教育の世界だって同じことが要求されていると思うのです。私も、お子さんの特性を即座に判断し、必要な支援を的確に実施できるような先生になりたいなあ~と思います(^-^) 医師不足の現実の中で、今回のドラマのキャッチコピーは「医療を救命せよ」だったとか…救命病棟のスタッフが、家族との時間や自分の健康な生活を犠牲にして仕事をこなしていること…「小島や俺が倒れる前に日本の救命医療を何とかしてくれ」という進藤の最後の台詞が胸に響きました。 連休あけ、クーラーもない暑い暑い学校で、中休みに応援団の指導をこなし、3校時の授業に向かう時、運動場を見て…ふと「学校も救命してほしい」と切に思ったんです。今誰が倒れても不思議ではないくらいの状況ですから。 1人でも倒れたら替わりの先生もいない。感染する病気以外は38度の熱があっても出勤したこともあります。専門的な力をつけたくても、研修時間も費用もありません。だから、休日返上で家族と家計を犠牲にして自己研修をするしかなかないのです。でも、そんなこと誰もができるはずはありません。 疲れが溜まると愚痴っぽくなりますね。でも、新政権になった今だからこそ、人間を大事にする教育政策に期待したいと思っています。 …………………… 何も変わってはいません。子どもたちが育つ環境はさらに悪くなっています。学校の悲鳴が世間には聞こえないのが悲しいです。
2012.03.10
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2月のDonMinちあふるは『発達支援研修会』との合同研修会で、私がレポート報告をしました。 小学校の教育相談&特別支援コーディネーター“お助けマン”として、教育相談室“ほっとルーム”を拠点に子どもたち、先生たち、保護者の支援をしてきた、この2年間の実践報告でした。 “ほっとルーム”は『元気がでない人・いらいらしてしまう人』が“こころをほっとさせる”ための部屋です。ソファ・ホワイトボード・バランスボール・トランポリン、図書や感覚統合グッズ、SSTゲームなどを揃えています。 休み時間や給食の待ち時間や昼休みなどに様々なニーズのお子さんに対応していますが、レポートは授業中で不適応をおこしてしまう和哉君(1年・仮名)の成長を主にまとめました。 自分に要求されていることが分かっていても、それが出来ない。本人も無意識のまま、なぜかもやもや、イライラして「問題行動」を起こしてしまう和哉君。 担任の先生は自己決定を促す言葉かけなど工夫され、私は“ほっとルーム”で聴いたり察したりした本人の思いや状況を言葉にして、本人に返し担任の先生に伝える。さらに和哉君自身がほっとルームで他の子どもとの関わる。そんな中で、和哉君は変容していきました。 私の実践は、ちあふる等の研修やDonMinのお母さんや子どもたちから学んだことが数多くその背景にあります。DonMinに感謝しながらこれからも顔晴ります。
2012.03.04
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久しぶりに夕方のテレビ『バンキシャ』を観ていたら『被災地に灯りを~屋台村への挑戦』を放映していました。被災地の皆さんの話を見聞きすると、未だに涙が溢れてくる私です。 2/10(土)DONCOTの後、定例のDonMin役員会を終えて、久しぶりに防府へ走りました。中学校同窓会(新年会)でした。幼なじみのみんなとの会話は本当に楽しいです。でも、昨年秋に亡くなった同級生のことが、やっぱり思い出されて辛くもあります。それを吹っ切るように、友人のお店で、みんなと歌ってきました(^-^)V ♪歩いていこう 歩いていこう 僕は「今」を生きていくよ 君がくれた言葉はここにあるよ そうだよ 歩いていこう ♪歩道橋の向こうに 冬の都会(まち)が見えたよ ひとかけらの孤独を手に 僕は明日をつないでいる ♪こころで笑えるかな いつかの声が聴こえた 白い息が空に消える 寂しくはない 駅へ急ぐよ ♪帰らないと決めたんだ はじまりを 告げるように 雪が降り始めた ♪歩いていこう 歩いていこう 僕は「今」を生きていくよ 傷ついても 何度も 信じたいよ この手を この日々を ♪君と泣いて 君と笑って 僕は強くなれたんだろう 君がくれた言葉はここにあるよ そうだよ 歩いていこう ♪たぐり寄せた希望が 温もりを抱いている 愛を許せる強さは 君が僕に伝えたこと ♪会えなくてもわかってるよ 今の僕は あの日の君に 胸を張れるのかな ♪うれしいこと 悲しいこと そのすべてを 忘れないよ ひとつ ひとつ 心を照らしている そうだよ “ひとり”じゃない ♪さよならさえ ありがとうさえ もう君には 言えないけど “季節”はいま たしかに変わっていく そうだよ はじめるよ ♪歩いていく 歩いていく 僕の「今」を生きていこう 君がくれた言葉はここにあるよ そうだよ 歩いていこう (いきものがかり)
2012.02.19
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2/10(土)第27回DONCOTクラブが終了。バランスボール、ソフトバレーボール、マットを使って楽しみました。馬になったお母さんの背中にしがみついたお子さんの笑顔は輝いていました。次回は3/17(土)です。 帰り際に「進級するにあたって親が気を付けることありますか?」とご質問を頂きました。 進級の節目は大きな環境の変化なので、その前後には不安が大きいお子さんも多いかと思います。だからこそ、お母さんは変わらないでいてください。お子さんの側では、日だまりのような暖かい笑顔でいてあげてください。 お母さんの不安は、お子さんには分からないところで解消しましょう。どんまいもお役にたちたいと思っていますのでご相談くださいね。 またまたチットチャットのもりしー(森嶋さん)のブログ『声のかけどころ』を拝見して共感しました。※以下簡略紹介 《スポーツ塾で見守り頂いている保護者…ついつい怒ってしまう、指示を外からだしすぎてしまう、過剰にほめすぎてしまうなど…そういう声かけの子どもらは…「やらされている感」がただよってくる。もりしーは自主性、主体性を引き出そうとしているつもりでも、保護者の方の過大な愛情がそれを阻害する因子になるときがある…その声かけはほとんどの場合が無意識…もりしーは必ず終了後お願いしている…「心配やもどかしさは理解できますが、この部屋では黙って静かにお子さんを見守ってあげてください。ただただ見守ってあげてください」と。 ( http://m.ameba.jp/m/blogTop.do?unm=citchat&guid=ON )
2012.02.18
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先月教育サークル『岩国作文の会』に参加したんですが、近頃あらためて「ことば」の大切さを実感しています。 戦前から続く「生活綴方教育」…作文の会はその伝統を引き継いだ実践研究サークル。先生方が毎月持ち寄った学級通信集『はすだ』は今回で287号。生活の事実や思いを書き、読み合うことを地道に積み重ねていく中で心繋がりながら確実に成長していく子どもたちの姿を見ることができます。 ◆文献研修〈滋賀 早川先生〉 …喜怒哀楽の表情を出さないおとなしい子、明るいけれど少しも落ち着かない子、言葉が出ずつい暴力になってしまう子…その「感情」を「ことば」で表現することは、自分の「感情」に気づくことに繋がり、それは人と繋がり自分を変えていく力となっていく… そのためには、…教室を安心できる場所にしていくこと…自分の「感情」を出しにくい子どもたちにはできるだけ「書く」ことの抵抗をなくしていく…最近は「短く書く」「詩を書く」に焦点をあてて取り組まれた実践。 ◆実践報告〈美祢 江頭先生〉 …彼はこの3年間支援学級担任。2年間は交流学級の朝学1回を日記にしてもらい給食を食べながら読み合うことを続けられました。 今年度は交流学級(6年)理科の授業を担当。授業も生活の一部ととらえて、書きたくなる授業を仕組みながら「書いて読み合う」生活綴方の目線で学習指導をされた報告でした。 効率よく点数を上げるために、「正解」ばかりを伝えたり、求めたりしがちな「服従型の学び」から「表現型の学び」に慣れていった子どもたちが「自分らしくわかる」ことを経て、学ぶ楽しさと「正解」する力をも着けていく素晴らしい実践でした。
2012.02.06
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久々の更新です。昨年は仕事や市民活動は自分なりに充実感はあったものの、3月の震災、同級生の訃報、実姉の手術の知らせなどを受けて、何か心が「水の中で浮かびもせず、沈みもしない寒天」のような気分で、年末から1ヶ月過ごしていました。 まるで、その不安を取り除き自分の心にパワーを得るために、仕事や市民活動など頑張ってきたように思います。 ただ学校では、教育相談&支援コーディネーターとして2年目…1~6年850名を対象として、悪戦苦闘、試行錯誤の毎日。日々の記録をしかけても、追い付かないので、時々何をやってるのか『頭の整理整頓』ができない状態になります(^-^; そんな中で、今週末に山口市で開催される『西ブロック障害児学校&学級研究交流集会』のレポートも書きました。引き受けたことを少し後悔しながら…。しかし、これまでの支援実践を振り返って書いたレポート…それが立ち止まって自分を整理する良いチャンスとなりました。 題して『ほっとルームから支えた和哉君の2年間』…もちろん仮名です。教育相談室“ほっとルーム”は、子どもたち一人ひとりを理解し支援しながらも、そこに来室する子ども同士の関わりが又、お互いの成長を促していると思います。 レポーターはドキドキしますが、助言者が「全生研福岡」の楠先生なので、たくさん学べると期待して参加してきます。
2012.02.01
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冬休みの二日間…年休を取り『中国地区数教協 冬の研究集会in岩国』に参加しました。 26日(月)の数楽教室『公開授業』には沢山の子どもたちが参加。『分数』の授業では、2分棒、4分棒…を使って分数を作ったり、先生が語る「物語」の世界に導かれて、「ブンスカ星人」の光線で倍分、「カスンブ星人」の光線で約分をして遊んだり・・。どの授業も工夫されたアイデア教具で体験しながら考える…楽しく分かる算数の勉強をしました。 数学《おもちゃ箱》 ・教具展《お役立ち教具実習コーナー》 で子どもたちが遊んでいる時間と並行して、東京から参加された森先生を囲んで、支援学級での算数指導についての相談会も開かれました。全体会では、野村和之先生(小倉南特別支援学校)が、具体的な算数ゲームや算数教具を紹介しながら、すべての子どもたちに算数・数学のおもしろさを伝えるために大切なことを語って下さいました。 27日(火)の分科会(小)では、佐賀の吉田修先生から、5年の「多角形の面積」の実践報告を聞きました。計算方法を教えて訓練して覚え込ませる授業ではなく、計算方法をみんなで考えながら作り出すことで、子どもたちは考える力を付け、友だちの良い考えに感心し、学び合う授業。3社の教科書を比べると、指導順序が複雑なものとすっきりしているものがありました。先生の地域では前者の教科書を使っているため、この単元は順序を入れかえて手作りプリントで授業をし、最終的に『面積の国の大冒険』という自分だけの絵本ができあがっていました。 数教協の授業は、学習の入り口で、子ども自身が考える必然性・価値を感じるかどうかを大切にしています。60年の理論研究に基づいて、抽象的な概念を子どもたちに具体的なイメージとして定着させるアイデア教具など工夫を凝らした授業・・・まさに「子どもたちの瞳が輝くとき、真の学力が育つ」と感じた研修会でした。 ただ、こんな素敵な研究会がこんなに身近にあるのに、参加者が少ないのは残念でした。先に行われた九州の民教研は、大盛況だったとか。時期的な問題だけではないようです。
2011.12.29
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DonMinの『クリスマス会』が終了しました。 第1部の『運動を楽しもう』では、三木先生が、いつものコーデネーショントレーニングに加え、11月のスポーツワークショップで森嶋さんから教えて頂いた、フラフープやバランスボールの運動も取り入れて指導して下さいました。親子ペア、友だちペア、中高生と小学生ペアで楽しみました。 お昼に、お弁当とエンジェルさんの美味しいケーキを頂いた後、午後から第2部の『音楽で遊ぼう』…中村先生が用意して下さったプログラムで楽しみました。 クリスマスや今年の話題の曲(マルマルモリモリやAKB~)…中村先生の素敵な演奏の後、奨君&大ちゃんユニット「FLAP-奨大」のピアノデュオ『蕾』。さらに「どんまい音楽隊」の歌『手紙』『君をのせて』…「りらはぁと」での練習の成果を披露~♪音楽クイズもしっかり楽しんで、あっと言う間に終わりの時間となりました。 スケジュール表等…各々苦手さを持つ子どもたちを配慮した準備もしましたが、何よりも皆さんのご理解ご協力があったからこそ、どんまいらしい『クリスマス会』になったと思います。感謝の気持ちで一杯です。 運動の時小学生を上手にリードしたり、かっこ良く、又、楽そうに音楽を発表してくれた中高生の成長した頼もしい姿に、これからも頑張ろう!と励まされたスタッフです。
2011.12.12
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もう1週間たってしまいました(^-^;が、先週末~土にかけては、「小中高の連携」を考える良い時間を過ごしました。 11/25(金)晩…『カウンセラー研修会』に参加。岩国市内の学校に来て下さるカウンセラーの先生たちは月に1回研修会を開いていらっしゃるそうです。うちの学校に来て下さるH先生がお世話役です。 4つのグループに分かれて、小中高校の引き継ぎの課題や工夫について、話し合いをしました。引き継ぎをする立場からは、子どもたちが進学した時に、その子を理解して適切な支援配慮がしてもらえることを願って、必要な情報は引き継ぎたいと思います。しかし、そのことが返ってその子の不利益につながらないように…という気持ちもあります。 そのためには、機械的な文書の授受ではなくて、人と人の信頼関係を土台にした引き継ぎが大切だと思いました。また、子どもたちが次に生きる場で、安心して過ごし成長できるために、「事実」「事柄」だけを伝えるのではなくて、その事実や事柄にはどんな背景や要因があったのか・どのような支援や配慮をしてきたか…を伝えたいと思いました。 翌11/26(土)は、山口市で行われた『女性教職員の集い』に参加しました。県教組と高教組の仲間が集い、午前中は高教組顧問弁護士の内山さんの講演『“教育”と“教師”を語る~父親として弁護士として学校を見た時~』、午後は『小中高のグループ交流』をしました。 内山弁護士の講演はまた記したいと思いますが、グループ交流では、主に家庭の経済格差を背景にした貧困・生活苦や発達障害の問題など話し合いました。そんな中、カウンセラーやスクールソーシャルワーカーの数が絶対的に足らないから増やして欲しいこと、子どもたちに丁寧に寄り添い、向き合うために勤務条件を整えて多忙化を解消して欲しいことなど話が出ました。 前日に続いて、中高の先生たちと交流出来て本当に良い時間でした。こうやって顔と顔を合わせて話すことで信頼が生まれていくと思うのです。ちなみにお隣の席が同じ市内の高校の先生でした。しかも、長男の高校1年時の担任の先生。私の人生、良き出会いをしているな~と改めて幸せを感じました(^-^) 会場を後にして走る道の街路樹は、冬の始めのたたずまいでした。
2011.12.02
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岩国市から助成金を頂いて、『発達障がい児のためのスポーツワークショップ』を開催しました。 講師は大阪NPOチットチャット代表 森嶋勉先生( http://www.npo-chitchat.com/index.html )です。 実技指導では、もりしー(森嶋さん)のご指導の元、モデル親子さんたちが1時間たっぷり運動を楽しみました。 親子ペアで交替しながら、仰向けに寝た足を引っ張ったり、手押し車で足を持ち上げたり。犬や金魚?などの動物になって歩いたり。60cmフラフープは投げたり跳んだり…。円陣を組んだ中でバランスボールを蹴りあったり、そのまま蹴りなが皆で移動したり。 日頃は体を使った運動を苦手とする子どもたちも、まるでもりしーの魔法にかかったように夢中になって運動していました。 その後の講義では… ○孫亀(認知)小亀(知覚)の土台になるのが親亀(感覚)である ○からだのコントロール力が感情のコントロール力を生み出す ○遊び(運動)は自分・道具・環境・人・グループとの会話でありコミュニケーション力やソーシャルスキルが育つ ○良き指導者は共感的理解者であり・一にもニにも子どもと「関係性」を作りあげることを最優先する ○無理させない、そして頑張らせることが大切…等々 もりしーの指導の意味を熱く伝えて頂きました。 早速、ブログ http://ameblo.jp/citchat/ に岩国でのワークショップについて書いて下さっています。もりしー~本当にありがとうございました。
2011.11.23
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雨降りの週休日…一途に頑張りすぎてプツンと糸が切れた感じで過ごしました。この半年…無我夢中に思い出作りをしすぎて、何を見ても今は亡くなった同級生を思い出します。 小学校からの同級生として、中高時代の彼の辛さや家族思いの純粋な生き方を知るにつけ、何とか生きて欲しいと願ってました。最近知ったのですが、小学6年の頃、娘ばかりの親である私の父の話し相手にもなってくれてたようです。 いつの間にか毎朝毎晩、岩国の地から一生懸命『幸願剤』メールをうってました。 最後に本人から受け取ったのは亡くなった日の朝2時でした。よほど辛かったのでしょう。その夕方には黙って旅立っていきました。それを知らずにそれから夜に心配メールを送ったし…。最後は翌朝訃報を伝えた奥さんからのメールでした。 気分が沈むので、同級生たちと来週企画されてれる全体同窓会に行って楽しい時間を過ごすことにしました(^-^) 毎朝毎晩恒例になってた『幸願剤』メールが無くなった生活はきっと…時間が慣れさせてくれるでしょう。
2011.11.05
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小学校からの同級生が亡くなりました。いつものように『おはようメール』を送ったら、ご家族から訃報のお返事が…。春の佐波川の写真を添付した写メールを本人に観てもらえなかった。通夜には参列できなかったけど、葬儀には思い切って年休をもらって行きました。会う度に凄く痛そうで辛そうな顔だったけど、今日はすやすや眠って良い夢をみているようなお顔をしてました。長男さんが挨拶で「同級生の皆さんには釣りやカラオケに連れていっていただき、父は喜んでいました。ありがとうございました」と言って下さいました。本当に、この半年沢山沢山楽しい思い出を作り尽くしたから、その思い出ぜ~んぶ抱えて逝ったんだなあ~と思います。彼は最期まで楽しく生きよう生きようとしていました。私たちと最後にカラオケに行ったあの日も前日島根に夜釣りに行ってたんです。真夜中に「クーラー一杯になった~」なんて自慢げなメールが入り、私はビックリしたんです。身体が痛くても辛くても時間があれば、仕事や遊び(釣り)をしてちっともじっとしてなかった。彼の人生はちょっと短かったけど、思えば凄く中身が濃かったのかもしれません。今は痛みからすっかり解放されて大空を駆け回り、返っていろんな所に行ってるかもしれません。なんかそうやって考えてたら、「辛くても楽しく生きろよ」って励ましてくれる気がします。私は彼に同級生として会えて本当に良かったと思います。まだまだ彼の所へは直ぐには行かないけど、それまで彼は私たちを見守ってくれてる気がします。「明日」からまた、楽しい思い出作りをしながら生きたいと思います。今年1月の日記・・・『幸願剤』になりたい
2011.11.02
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