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2019年03月25日

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映画自主上映の会「鳥取コミュニティシネマ」のメンバーに舞い戻って、なんとかかんとか時間やりくって上映会に行った。場所は鳥取県立図博物館講堂、友の会会員としても、やっぱ、気に入っている場所なんで有効活用して欲しかったりする。妙に肩入れするのも仕方ないでしょ？

できれば予備知識なしで観たかった。だけど、そうもいかない。昨年３月に映画館で封切された１本、いろいろな方から「いい映画だから、見てほしい」と言われてたのよ。
ごめん、前置きが長いわね。。これも悪癖（汗）

『わたしはダニエル・ブレイク』たったひとりの存在を認めてほしいその願いを込めたタイトルからして、直球だ。
病気して、それまでの仕事にドクターストップかかって、だけど、公的福祉サービスを受けるのに様々なステップを繰り返し、先延ばしされ続けて、結局は貧困から抜け出すきっかけも無くし、寿命を縮めていく主人公。弱者を救うはずのシステムに逆に追い込まれていく社会の矛盾を浮き彫りにした映画だった。
だけど、私は意外にも魂が解放されていく気がしたんだ。実直でただ正直だっただけのひとりの死、見送る人たちがいる、彼はひとりじゃない。ひとりだけどひとりじゃない。。

観てよかったと思う。