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正直ブルーベリーには多くを望んでいません。
どちらかと言うと自分の中で ブルーベリーは中途半端な果実 というイメージがあります。
何と言っても生食で食べにくいです。粒が小さすぎます。
ブルーベリーで一番粒が大きな品種は【チャンドラー】でしょうか。よく500円玉くらいの大
きさと言われますが、これくらいの粒にするには十分摘果する必要があります。
ブルーベリーの中では大粒ですが、他の果実に比べれば全然です。
糖度的にも甘い品種でせいぜい糖度18くらいでしょうか。
(糖度は品種によって7~18くらいまでと幅があります)
過去にブルーベリーは6品種作ったことがあります。
しかし、ある夏に6品種全て枯らしてしまいました。それ以来置き去りにしてきました。
今回ブルーベリーをもう一度植えようと思い立ったのはある目的ができたからです。
それはずばり 【ブルーベリージャム】 です。
生食では期待していませんがジャムは正直かなり期待しています。
ジャム作り。これいいなあ~って思うようになってきました。
ブルーベリーはツツジ科のハーブです。
ブルーベリーで注意しないと行けないのが 【水】と【土】 です。
この 2大要素 を考慮しないと絶対まともなものができません。
ブルーベリーは 【水で育てろ】 と言われます。
ツツジ科の植物は根が浅い為、水枯れを起こし易い為です。
特にノーザンハイブッシュ系は水を多く必要とします。
土は酸性土壌を好みます。
土の酸性度はノーザンハイブッシュでPH4.3~4.8。ラビットアイでPH4.3~5.3。
一般的に酸性土壌にする為にピートモスを使いますが、ピートモス自体はPH3~4くらい
です。土にピートモスをすき込むようにすれば、適度な酸性土壌になってきます。
他に注意したいのが窒素肥料の硫安を与え過ぎると一発で枯れます。
ブルーベリーは1951年に米マサチューセッツから北海道農業試験場にハイブッシュが伝
わり、1962年に米ジョージア州からラビットアイが日本に入りました。
その後ハイブッシュは1971年くらいから長野県で栽培され始め、ラビットアイは東京都小
平市で1968年くらいから栽培が広がって行きました。
現在はそれらが選抜され改良されてきているものです。
どちらかと言うとハイブッシュ(系)は寒さに強く、ラビットアイ(系)は暑さに強いと言った所
です。
ハイブッシュはノーザン(北方)ハイブッシュを指しますが、1948年米フロリダ大学で暖地
で栽培可能なハイブッシュブルーベリーの開発が始まり、それらはサザン(南方)ハイブッ
ッシュとして近年日本でも多く栽培されています。
自分のイメージはノーザンハイブッシュ系は大粒、ラビットアイ系は甘く豊産。サザンハイ
ブッシュ系はその中間と言った所です。
ラビットアイ系は他家受粉なので異品種の混植が必要で、ノーザン・サザンハイブッシュ
は1本でも成りますが、同系の異品種を混色した方が間違いなく収量は増えると思います
。
前置きが長くなりましたが、ブルーベリーの植え付けに行きます。
今回植えつけるのは4本です。
選択した品種は
サザンブッシュ系の 【ミスティ】 と 【シャープブルー】
ラビットアイ系の 【ホームベル】 と 【フクベリー】
以上の4品種です。
今回ブルーベリーを植える目的がジャム作りなので 【時期をずらしながら多く収穫する】
これを可能にする為に品種を選定しました。
将来的な目標としては収量が1本当たり年間で5kg (4本で20kg)くらいです。
収穫時期としては6月中~10月中の5ケ月間順番に収穫して行こうと思います。
ここ暖地で良くやるのがラビットアイ系の台木にノーザンブッシュ系を接木する方法です。
これによりラビットアイ系の暑さに強いと言う特徴を生かしつつノーザンブッシュ系である
寒冷地向けの品種が栽培可能になります。
ただ今回は収量重視なので止めました。
【ミスティ】 はサザンブッシュ系の中で一番収量が多い品種と言われています。ただ栽培
も難しいと言われています。(これは挑戦です)
【シャープブルー】 は栽培容易でサザンブッシュ系の中では優等生です。多収で安定感
があります。
【ホームベル】 は小粒ですが、甘さ的にはブルーベリーの中でトップクラスの糖度18くら
いになります。これもラビットアイ系の中では多収です。近くのホームセンターで見かける
と思います。
さて 【フクベリー】 ですが、これは昨年品種登録されたものです。
自分はこのフクベリーに一番期待しています。
日本ブルーベリー協会の福田 俊さんが12年前に自宅の庭で自然交配により偶然でき
たというものです。
福田さんの庭にはこの原木がまだあります。
これは極晩生です。8月中~10月中まで長く収穫できます。(ピークは9月初)
福田さんのHPを見ると原木1本で年間6~7kg収穫されています。
(参考に福田さんのHPは 福田 俊 T&F から入って下さい)
ハイブッシュ系は背丈が1.5くらいで、ラビットアイ系は最大3mくらいになるので剪定は欠
かせません。
ざっと植える前に並べてみました。
左から【ホームベル・フクベリー・ミスティ・シャープブルー】
ミスティ、シャープブルーは接いでありました。

園芸店に確認しましたが、やはり台木はラビットアイ系ということでした。
ホームベル、フクベリーは挿し木ですね。(こんな小さな入れ物で挿されたんですね。
このポットではこれが限界でしょう。)
さて植え付けて行きます。
今年の盆休みに植える場所を確保し、土を掘り起こし、元肥をしっかりしておきました。
植える時、ヤシの実チップとピートモスを再度植える場所にすき込みます。

大き目のチップを土に混ぜると根張りが良くなります。チップとチップの間に根を伸ばして
行きます。
細かいおがくずみたいなのは良くありません。
最終こんな感じになりました。

剪定はまた別途行います。
参考にブルーベリーに付いていたタグです。



ブルーベリーはアントシアニンが豊富と言われていますが、これより3~4倍多い果樹はた
くさんあります。
例えばこのようなものです。
これはカシスです。生食だと酸味が相当です。
生食だとおいしくありません。ただちょっと見直そうかと思っています。
逆に酸味がきついとジャムには絶好かもしれません。それにケーキなんかに良く使われて
います。(甘いものにはこの酸味が良く合いそうです)
この実の色見て下さい。紺色と言うより黒色です。それだけアントシアニンが多いと言うこ
とです。
(2009/6/9撮影)

これはボイセンベリーです。
欧米では一家に1本ボイセンベリです。欧米の食卓で良く上がる果樹です。
これも完熟で真っ黒になります。
(2009/6/9撮影)

これはビルベリーです。
以前ブログでも紹介しました。
(2009/7/16撮影)

これはハスカップです。
以前は2品種混植してあって実を付けていましたが、途中1本枯れてしまい今は実を付け
ない状態です。(なんとか再生させないといけません)

以上これらが、ブルーベリーに比べればかなりの健康フルーツになります。
ブルーベリーも実が成るようになれば、また何かの発見があるかもしれません。
今回植え付けたホームベルも小さいながら紅葉が始まっています。
ラビットアイ系は紅葉もそこそこきれいだし、さきほどのビルベリーもそうですが、熟す前
のうさぎの目を連想させる実もかわいいものです。
小さなホームベルが何年で一人前になるか楽しみです。
早く成長してくれよ。期待してるんで。
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