風―両極の挟間―

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風 光羽 @ えぇ、どこまでもドアでした♪ >cogitoさん >無理していませんか? …
cogito@ どこ(ま)でもドア ですね。 無理していませんか? すきな飲み物を…
風 光羽 @ わわわー >ポンヌさん ポンヌお姉さま!!!!…
ポンヌ@ Re:なのか目 本当におわっちゃったのですね。。。 今…
2009.06.17
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カテゴリ: 乙女の秘密日記☆



失礼。

しば漬けのような髪色をした50代くらいの女性が、
彼女と同年代の、銀色の髪色をした男性と、
仲睦まじく左の方からやって来て、私の前を歩いて行きました。

とにかく衝撃的な色なので、彼女はあまりにも目立っていました。

私は後ろに居たので、彼女を見た人々の反応が面白い程鮮明に見えました。

笑う人。
二度見る人。
「うわー…すごい色…」と言いながら隣の人と顔を見合わせる人。

人間の表情って、面白い。

だけど、何故だか分からないけれど、
しば漬けさんの表情は見たくありませんでした。

私は、しば漬けさんの後ろ姿を気に入ったのだと思います。

どうやら行く方向が同じようで、私は、
彼らと彼らに触れた人達の観察をし、
「しば漬けさんを前から見ていない自分」を快く感じていました。

信号機で止まるしば漬けさん。と、銀色。

平穏な銀と紫の世界で、私は目を疑いました。
何故なら銀色さんが、しば漬けさんの髪の毛をむしり取ったからです。

しば漬けさんも、自分の髪の毛を掴み、思いっきり引き抜きました。

「そうだよね。」

頷くしば漬けさん。

「分かっていた。」

首を上げる銀色さん。

二人は、むしり取った髪の毛を空に投げると、黄色い傘をさしました。

その瞬間何かの糸が切れた私は悲しくなり、
彼らに背を向けて、反対方向へ歩き出しました。

「もう二度と会いたくない。」

家についた私は、あまりの悲しみに、しばらく涙を流しました。

今日はそんな一日でした。          おしまい






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Last updated  2009.06.17 22:07:02
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