さらさらの部屋~避難所

さらさらの部屋~避難所

2023年12月05日
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カテゴリ: アジア情勢
と言うわけで。
前回は影響力が低下するアメリカと、逆に影響力が拡大するロシアと。
そのような話で御座いましたね。


うん。まあ、やっぱりさ^^;
ちゃんと真面目に安全保障をやっている国家と、そうじゃない国家の差。
その違いと言うのが、これほど明確になったと言いましょうか。
勝ちに不思議な勝ちあり。負けに不思議な負けなし。・・・みたいな感じでしょうかね^^;

現在のロシアの強さと言うのは国家として基本的な事。
また政治において基本的な事をキッリチキッカリやる。・・・と^^;
そのように表現する事が出来るかもしれません。

・・・裏を返せば。
そう指摘する以外には無いほどに、今のアメリカは何も出来ていない。
国家として。政治の基本的な事が何も出来ていない。と言う欠点があまりにも大き過ぎる。
ただ軍事力だけ。ただ経済力だけが大きければ良いだろう。と、
そんな甘っちょろいと言うか。大雑把過ぎるド素人も同然の思考が蔓延しておりますし。
その中でも一番顕著なのが・・・特にディープステイトでしょうねぇ^^;


こう言ってはアレですけれど。
かつてのベトナム戦争でなぜアメリカは負けたのか。
また、かつてのイラク戦争において、なぜあれだけ疲弊する事になったのか。
その辺りの事についてアメリカ人の方々は今一度。改めて勉強し直した方が良いでしょう。

政治家として。権力者として。あるいは上級国民としてね。
あまりにもレベルが低過ぎます。
・・・いやまあ、もちろん私達日本も似たような状態ではあるんですけれど^^;
それでもアメリカ合衆国が一番酷い。と私は考えております。




さて。それでは本日の話題で御座います^^
本日の話題は前回の続き。
ん-。まあ、そうですねぇ。前回は地獄の1丁目の話でしたのでね^^;
なので、本日は地獄の2丁目くらいの話をしたいと思います。
それでは参りましょう^^



まず最初に確認です。
現在の世界情勢において、アメリカとロシアを比較した場合。
ロシアがアメリカを上回る形で優勢であり、今後これは明確になっていく事でしょう。
うん。もう誰の目にも明らかな形で明確になっていくと思いますね。

それで前回にも書きましたようにね^^;
その契機となるのは北朝鮮なのであり、そのミサイル発射である事は間違いないのですが。
当然の疑問としてね。
それでは、どこに北朝鮮はミサイルを発射するのか?・・・です^^;

それでまあ、この疑問を考えるためには1つ重要な前提条件としてね。
今現在の北朝鮮がどうなっているのか。その正しい認識が必要になります。
・・・これをやらないと絶対に正解に辿り着かないと思いますね^^;




改めて申し上げますが、現在の北朝鮮とロシアは関係を強化しています。
これは極めて重要な大事件です。

・・・まっ。そりゃあさ^^;
世間一般の評価では、弱い者同士の傷の舐め合いだろ。・・・みたいな。
そのような意見も聞こえてくるんですが、それは実は大きな間違いなんです。

その意見だと、あまりにも北朝鮮を過小評価しておりますし。
それ以上にロシアと言う国家を過小評価しています。
到底。そのような意見は現実を直視した意見だ。とは言い難いものです。

北朝鮮の問題と言うのは世界中が注視するべき大問題であり。
ロシアは世界有数の大国であり、強国なんです。・・・日本と同じくらいにね。



でね。

そんな2つの国家が手を組んだ。となると、これは色々な前提条件が変わります。

まずロシアについて、ですけれどね。
ロシアと言うのは伝統的にヨーロッパ方面を主軸にしており。
アジア極東方面は後回しにする。と言う傾向が従来のロシアでは強かったんです。

・・・まっ。そりゃあ圧倒的な日米同盟がありましたからね^^;
もう何をやってもアジア情勢を動かす事は出来ないだろう。と
そのように考えていれば後回しにする。と言う判断も無理からぬ事でしょう。


しかしながら。

そんな盤石で不動だったはずの日米同盟が、あろう事かアメリカによって否定された。
何をどうやったところでね。どうにもならなかったはずのアジア情勢がさ。
アメリカ合衆国の大自爆によって流動的になった、わけですね^^;

そんな流動的になったアジア情勢に対しまして。
それでも、まだ迅速に。適切にアメリカが対応していれば話は違ったのですが。
実際には、それすら無かったでしょう?^^;

まさか。まさかでアメリカは放置する。と言う信じられない選択をしてしまった。
日米同盟を否定しながらも、それに代わる新しい安全保障体制ん構築を放棄した。
アジア秩序。アジアシステムをブッ壊したまんまにしてしまったんですっ!
もうね。
世界中の誰もが驚愕するような大自爆。大失敗をしてしまったのです。

・・・うん。そうですね。ロシアも驚愕していた事でしょうよ。きっとね^^;



ですが、どれだけ驚愕しようともさ。
その驚愕それこそが現実なわけで御座います。
事実は小説よりも奇なり。
世界の超大国である以前に国家として。政治家として。いかに信じられない事だとしてもね。
それこそが現実である以上は受け止める以外には無い。

そして、その現実をどれだけ迅速に。誠実に受け止める事が出来るか否か。
それこそが、ある意味で国家として。政治家として最も実力が証明される行為であり。
この最も大きな証明をロシアはやってみせたんです。誰よりもね。

・・・ハッキリ言いましょう。
ロシアは、この信じられないようなアジア情勢の隙を見逃さなかったんです。



うん。そうだと思いますねぇ。
この隙を見逃さずに決断と行動を迷わず実行したロシアは、さすがです^^
今ならばアジアを崩せる。と判断したロシアの実力は見事と言う以外にはありません。

そのために北朝鮮との関係を強化し、さらにはミサイル技術の支援を決断した事。
これもまたロシアの恐るべき先見性。物凄い妙手だ。と言う以外にはありません。
この時点で完全に日本はもちろん。アメリカすらも超えています。
断言しますが、誰一人としてロシアの決断と行動に対応出来ておりません。



・・・って言うかさ^^;
日本もアメリカも。どっちも共に油断し過ぎでだったんですっ!
それも致命的な油断。死に直結するほどの油断でした。

どうせ何も出来ないだろう。どうせ何も変わらないだろう。
ロシアなんて大した事は出来ないだろう。


そのような極めて愚かな思い込み。ロシアに対する過小評価。
とっくの昔に消滅したパクス・アメリカーナへの幻想。
同じく消滅した中核としての日米同盟に対する願望。
実に愚かなまでに現実を無視して、都合の良い妄想が日米両国を支配していた。

たぶん今この瞬間も支配している事でしょうね。
日本もアメリカも、どちらの政府中枢も事の重大性をまるで理解していない。
ロシアのアジア戦略の転換。従来の方針を転換した事の脅威性を正しく理解していない。
何もせず無条件なままにね。今日と同じ日が明日も必ずやってくる。と、
そんな愚かな妄想の果てに恐ろしく危機的な。致命的な事態を招いたのです。

本当に・・・日本とアメリカと言うのは、あまりにも油断し過ぎていたんです。



毎度おなじみの確認です。

政治における国家戦略の最上位に位置するべきは、常に安全保障戦略です。
そのため全ての国家戦略は安全保障戦略に対して隷属する関係性にあるのであって。
仮にそれがどれほど高度な経済戦略。あるいは軍事戦略であろうと例外ではありません。
もしも安全保障を無視して国家戦略を組み立てた場合。
それは必ずや成功しません。実行する前から失敗が確定している自爆行為となります。
これは政治。特に国政における第一の基本的な大原則です。

この大原則を日米両政府は真面目に考えるべきです。
あまりにも安全保障に対する認識が無さ過ぎるし。
自分達が背負っている責任の大きさに無自覚に過ぎます。これは大変罪深い事です。
だから、今のロシアに日米両国が勝利する事はもちろん。押し返す事も出来ないでしょう。


・・・うん。見抜かれていますよねぇ。きっと^^;

このような日本とアメリカの無様な醜態を、ロシアは完璧に見抜いているでしょう。
見抜いていればこそ、絶対に勝てるとの確信をもってアジア戦略を転換したんだ。
そして、事実。ロシアの読み通り日本もアメリカも何一つ対応出来ていない。
だからさぁ。・・・やっぱりねぇ。どうにもならないでしょうねぇ。うん。




とまあ、このようにね^^;
日本に隙がある。アメリカに隙がある。アジアに隙がある。と確信した上で。
コイツらは完全に油断している。と見抜いた上でね。
その上で現在のロシアと言うのは、新たなアジア戦略を展開し。
それによって新たなアジア秩序。アジアシステムの構築を目指して動いている、わけです。

皆々様。わかりますでしょうか?
コレってヘタをしたらさ。
ロシアがアジアの中核になる。と言う可能性すらある。って事ですからね?^^;
うん。これは全然まったく冗談なんかじゃ無いんです。
今となってはさ。
これも十分にあり得る1つの明確な可能性であり、1つの明確な未来になっているんです。


・・・まっ。日米両政府の誰もが、まったく理解していないでしょうけどね^^;



それで次に北朝鮮です。

このようにロシアが従来のアジア戦略を転換させた事でね。
つまりは油断する日米両国。日米同盟の隙を狙って一気に踏み込んできた事によってね。
北朝鮮もまた状況が大きく変わったんです。

よろしいでしょうか?皆々様。
現在の北朝鮮と言うのは、もはやギリギリの国家じゃ無いんです。
ギリギリの崖っぷちの、瀬戸際外交をするような国家じゃなくなったんです。
なぜならば。
今の北朝鮮の背後にロシアがいるから、です。

北朝鮮をロシアが支援して、これを擁護し続ける限り。
もはや北朝鮮はギリギリの国家ではありません。
むしろロシアと言う庇護者を手に入れた分だけ、余裕のある国家へと変わったんです。

・・・うん。この点をねぇ。ちょっと日本政府。自民党は見ていませんでしたよねぇ。
日米両政府はロシアと同様に、北朝鮮に対しても正しい分析が出来ておりません。
非常に残念な状況で御座います。



まっ。ともかくさ。
既に北朝鮮は従来のようなギリギリの瀬戸際外交をするような国家では無い。と、
そのように考えるのが正しいと私は確信しております。
すなわちロシアの安全保障戦略。世界戦略を前提とする非常に高い戦略性を持った上で。
北朝鮮のミサイル発射が実行されている。と考えるのが極めて妥当です。

と言うわけで^^;
現在の北朝鮮と言うのは、むやみやたらとミサイルを発射するのではなくて。
ちゃんと考えた上でのミサイル発射を行っている。と言う事です。

つまり、北朝鮮は今までのように日米両国を相手にミサイルを発射するのではなくて。
アジア諸国全体。さらには国際社会全体を見渡した上でミサイルを発射する、わけです。
なぜならば。
もはやアジア地域の中核は日米同盟では無く、パクス・アメリカーナも存在しないから。
必ずしも日本やアメリカと交渉をしなければならない。との従来の前提条件が無いからであり。
それと同時にね。
ロシアの安全保障戦略。世界戦略に応じた恐るべき戦略的な行為となっているからです。

だから、北朝鮮のミサイル発射はアジア全体に。ひいては世界全体に問う行為なんです。
果たして。
現在のアジアの秩序とは。世界の秩序とは、いかなるものであるのか?・・・です。



まっ。一言で言えばさ^^;
古い時代が終わった。すなわちアメリカの時代が終わった。と言う事を証明するためのね。
そのための北朝鮮のミサイル発射になるだろうなぁ。と言うわけでねす。うん^^;

・・・なんとまあ、我ながら随分と壮大な話をしておりますねぇ。
でも、御容赦下さいませ。
安全保障とは元来より壮大なものなので御座います。ナハハハ^^;




さて。それで、です。

色々と無駄に長く話をしてきたわけですが、いよいよ肝心の話題。
それじゃあ北朝鮮は一体どこにミサイルを撃つのよ?・・・です^^;


まっ。そりゃあね^^;
実際に北朝鮮がどこに撃つのか?・・・そんなの北朝鮮にしかわかりませんからねぇ。
ただまあ、それだと話が終わっちゃうので^^;
あくまでも私の個人的な意見。1つの予想の話を言わせて頂くのであればね。
来年以降に北朝鮮がミサイルを発射するとすれば、おそらくは南です

「台湾か?」

いえ、もうちょっと先です^^;
台湾を通り過ぎて、東シナ海を飛び越えて・・・私は南シナ海だと見ています。



南シナ海は、皆々様も御存知のように極めて重要なシーレーンです。
まさに世界経済を左右するほどの重要な海上運送の要所となっております。

・・・ほら。アレです^^;
かつて中国が人工島を作った。なんて事がありましたでしょう?
それほどまでに重要な海域となるわけなんですが・・・。
であればこそ、この場所を私だったら確実に狙います。


まっ。もちろんね^^;
そう簡単にできる事では無いんですが・・・これね。
ちょっと面倒なんですが、1つ1つ手順を積み重ねていけばさ。出来ると思うんですよねぇ。
うん。不可能じゃないと思います。
来年の世界情勢を想定しつつ、仮にロシアが私と同じ事を考えて行動しているとしたら・・・。
あるいは来年に入って早々に南シナ海に北朝鮮のミサイルが本当に直撃するかもしれない。

今一度。改めて申し上げます。
北朝鮮は既にギリギリの瀬戸際外交をしておりません。
ロシアの安全保障戦略。世界戦略を前提に行動しております。
その点を考えるのならば、南シナ海にミサイルが飛んでいく。またはそれ以上の事が起こる。
そんな可能性が十分過ぎるほどにあると私は見ております。




でまあ、実際にね^^;
南シナ海に北朝鮮のミサイルが発射された場合には、アジア経済は無論の事。
世界経済全体に激震が走る事になります。
・・・ん-。まあ、そうですねぇ。
具体的に言えば、日本の株価がズドドドーンっ!と暴落するでしょうねぇ^^;

それくらいの影響を世界全体に与える衝撃的な大事件。
まさに歴史に残る大事件となるでしょう。
そして、それは同時にね。
現体制に対する強烈なアンチテーゼとして凄まじいプロパガンダを発揮します。


先にも述べたように現在のアジア秩序は。世界秩序はどうなっている?と、
それを世界に問いかける一撃になります。
そして、この一撃に対してアメリカは応じる事が出来ません。
・・・アメリカ大統領選があるからです。うん^^;



おそらくと言うか。十中八九。
日本政府は当然として、アメリカ政府も軽く扱おうとするはずです。
大した事は無い。と、所詮は北朝鮮のポンコツミサイルだ。と言い張ろうとします。
・・・うん。そうするでしょうね。
なぜなら、日本もアメリカも対応出来ないからです。

これも以前に書いた事があるんですが。
今の日米両国が出来るアジア戦略と言うのは、対中国を想定した台湾防衛まで。
そこまでが現状で対応出来る限界点です。
なぜかと言うと、そこまでなら軍事戦略だけでも何とか対応出来るからです^^;

でも、それ以上となれば確実に安全保障戦略が必要になります。
もし万が一にも安全保障を無視して、台湾防衛以上の事をやろうとすれば。
その時には世界最強のアメリカ軍が負ける可能性が出てきますし。
もし今の状況で、そんな事になろうものなら・・・アメリカの権威は地の底まで失墜します。



・・・あの、ですねぇ。

世界最強のアメリカ軍。世界最大の軍事力。
それが自爆に自爆を重ねた今のアメリカに残された最後のセールスポイントです。
万が一にもね。
これすら無くなってしまったとなれば、もう誰もアメリカの話なんて聞きませんもん^^;
もう部外者は黙っていろ。と平然と世界各国はアメリカを無視して動くでしょう。

・・・そうなる事が容易に予想出来るからこそね。
今のアメリカは安易に動く事が出来ないんです。もう負ける事が許されないから。
だからこそ、安全保障戦略を無視した軍事戦略などリスクが高過ぎる。
何よりもアメリカ大統領選の片手間で行動する。と言う事そのものが無茶な話です。

ええ。そうですとも。
今の今まで自爆に自爆を重ねて。失敗に失敗を重ねて。
好き勝手な事ばかりやり続けて、やるべき事を何一つやってこなかったがゆえの今です。
この状況は全てアメリカ合衆国の自業自得に他なりません。
もっと適切に。ちゃんと安全保障戦略を構築していれば、こんな酷い状況にはならなかった。

でも、それも全ては後の祭りです。
どれだけ後悔したところで過ぎ去ってしまった時間は取り戻せません。
だから、今のアメリカは今の状況で最善の選択を選ぶ以外には無いんです。
つまるところ。
対中国を想定した台湾防衛が限界だ。それ以上の事は出来ない。と、
そのように必要最小限の動きだけで乗り切ろうとする、わけで御座いますね。


結果として、来年以降のアメリカは想定外の動きに何一つ対応出来ないし。
何も言わず何もしない。と言う選択で被害を最小限に抑える以外には無いんです。
それ以上の最善となる選択肢が、今のアメリカには存在しないからです。




・・・はぁ~。酷いですね。
改めて文字にしてしまうと、余計に酷さが実感出来ますね^^;

いやいや、よくぞアメリカもさ。
こんなポンコツ大統領。ポンコツ閣僚どもに実権を渡したものです。
もう本当に。
アメリカ国民と言うのは、アメリカ合衆国を滅ぼすつもりなのか?・・・と、
そのように極めて素朴な疑問が浮かんできますからねぇ。うん^^;




さて。話を戻しまして、このように安全保障が存在しない事によってね。
それによって物凄い問題。物凄いリスクが発生するのであれば。

「それじゃあ安全保障戦略を使えば良いじゃないか」

・・・と言う話になるのですが、これがまた上手くはいかないのです^^;
このブログでも何度も指摘してきたようにね。
現在のアジア地域には2つの異なる有力な安全保障体制があります。
言わずもがな。日米同盟とオーカスです。

この2つは、どちら共にアメリカを中心に構築されてきたものではありますが。
残念ながら同一のものではありません。明確に競合する状態にあります。
そのような状態となるように、アメリカが意図的に作ってしまったのです。




・・・うーん。そうだなぁ。

このままガンガン話を先に進めようかとも思ったのですが。
やっぱり基本的な話を続けていくのが妥当だし無難ですよねぇ^^;
と言うわけで。
改めて安全保障について。日米同盟とオーカスの話をしますと、ですねぇ。


従来のアジア秩序たる日米同盟につきましてはね。
これについては、もう皆々様も十分に御理解なされているかと思います^^;

日本を含めた全てのアジア諸国。それこそ中国ですら含めた上でね。
そんな全てのアジア諸国が大前提として構築していたものが日米同盟であり。
事実上。世界ナンバー1とナンバー2の国家による同盟関係です。
そりゃあさ。一番強力な安全保障体制に決まっております^^;
であればこそね。
アメリカ合衆国はアジア地域において絶大な影響力を誇っていたんです。


アジア地域の中核としての日米同盟により、アジアの平和をアメリカが守っている。と、
その事実があればこそアジア諸国の誰もがアメリカの権威。威光を認めて従っていた。
もっと言えば。
日米同盟は日本がアメリカに対して軍事的に依存する形でしたからね^^;
だから、日本もまた誰よりもアメリカに対して忠実に従っていた。
よって。
従来のアジア地域と言うのは、アメリカ合衆国の独壇場だった。
これ以上ないほどに理想的な状況をアメリカは確立させていた。わけですね^^;



ただ、この状況にも終わりが来ました。
2013年にアメリカが世界の警察と言う地位を放棄し、パクス・アメリカーナが消滅した。
この影響がアジア地域にも。日米同盟にも発生してしまったんです。

うん。これも改めて確認しましょう。
この段階でアメリカは新たな世界戦略。世界秩序の方針を提示したんです。
それこそが、アメリカと同盟国の協力体制によって世界の平和を守る。・・・です。

そして、その方針に従って日米同盟にも変化。変革が求められる事になりました。
アメリカは同盟国である日本に対して軍事的な負担を求めた。
従来のような一方的かつ無条件な形で軍事的に依存をする状態からの脱却を目指したのです。


・・・とまあ、そこまでは良かったんですけれどねぇ^^;

アメリカと言うのは、この変化による結果を正確に予想出来ていませんでした。
いやいや、簡単な話なんです^^;
日本に軍事的な負担をさせる事によって、それによって日本の影響力が拡大する事。
影響力が拡大した日本に、今までのように命令出来なくなる事を理解していなかったんです。

あの、従来のアジア秩序。アジアシステムにおきましてはね。
一方的かつ無条件にアメリカが日本を守っていればこそ。
それゆえに一方的かつ無条件にアメリカが日本に命令出来ていたのであって。
この大前提が崩れてしまえばさ。
もう今までのように日本がアメリカの命令に従う必要なんて無いわけなんです。


まっ。もちろん同盟国なわけですからねぇ^^;
正式にアメリカから要請されれば、それに日本が応じる事は十分にあるでしょうけど。
それでも従来のようなアメリカの身勝手な命令。
ムチャクチャな無理難題を日本が我慢して受け入れる。・・と^^;
そのような極めて不健全な状況については完全に是正。修正される事でしょう。


・・・コレです^^;

この点をアメリカ合衆国。特にディープステイトが気に入らなかったんです。
なんで我々の言う事を聞かないんだ。日本如きが。
お前達は黙って奴隷のように従っていれば良いんだ。・・・と、
そのようにアメリカ合衆国。ディープステイトは本気で考えていたようですね^^;

だから、アメリカは。ディープステイトは日米同盟の破壊を画策した。
日本に命令出来なくなるのならば日米同盟など不要だ。・・・として、です。



そうやって成立したのが、あのオーカスで御座います^^;
米英豪三か国の協力体制による新しい安全保障体制の突如としての出現。
そこに日本を除外する。と言う露骨なまでの裏切りを示して。
世界中に見せつけるように、命令に従わない日本に罰を与えた・・・のかな?^^;

まあ、少なくとも当時のアメリカ。ディープステイトはそう考えていたんでしょうね。
日米同盟を否定して破壊すれば日本は物凄く困るはずだ。
これで日本も大人しくなるだろう。ざまあみろ。我々に逆らうからだ。と、
そんなような事を考えてオーカスは構築されたのだろうと思われます。

そして、そんなんだから・・・とんでもない大自爆。大失敗をする事になったんです^^;


大事な事なので改めて申し上げます。
アメリカが新たに構築したオーカスには、日本が含まれておりません。
それで言うまでもありませんが、日本はアジア最大の親米国家になります^^;
ですので、その日本を考慮しないアジア戦略などアメリカには存在しないはずでした。

そんな従来のアジア戦略の方針が変わったんです。
従来のように命令に従おうとしない日本に対して制裁を加える。として、
日米同盟を否定する形での新たなアジア戦略。新たな安全保障戦略が画策されました。
その結果として生み出されたのがオーカスです。

うん。このような背景があった事は間違いないでしょう。




それでアメリカの思惑通り。ディープステイトの思惑通りにね^^;
オーカスを作った事で。そこから日本を除外した事で。
それによって日米同盟は否定された。日本はアジアの中核から外れた。と、
うん。そこまでは本当に思惑通りだったのだろうと思います^^;

ただ・・・そこからが問題だった。

日米同盟を否定した事で。日本をアジアの中核から外してしまった事で。
その結果として今まで中核国として日本が背負ってきた負担の全て。
責任の全てをアメリカが背負う事になったんです。



まっ。当然と言えば当然なんですけどね^^;
だって、もう日本はアメリカによって中核では無い。と否定されたんだから。
中核国としての地位と権利をはく奪されたんだったら、それじゃあ義務も責任も無い。
権利と義務は表裏一体。
当然の話ですね。日本に権利が無いとなれば、そんな日本には責任など無いはずです。
逆にアメリカ。オーカスはアジアの中核となったんだから責任を背負うのが当然です。

そして、ここでアメリカの計画の杜撰さが表に出ました^^;
純粋にアジアの平和のため。世界の平和のため、ではなくて。
ただ日本を陥れるため。と言う極めて不純な目的で構築されたオーカスの歪みが出ます。

日本の責任。日米同盟の責任をオーカスで背負う。
つまり、米英豪3か国が共同で背負う。と言う事について事前合意をしていなかった。
日本の負担を。責任を背負ってくれ。とアメリカが言っても他の2国。
イギリスとオーストラリアが首を縦に振らなかったんです^^;


「アジアの中核としての義務も責任も背負う。それは当然だ。
だが、日本の負担まで背負うなどと言う話は聞いていない。そんなものは拒否する」

これはイギリスとオーストラリアにとっては当然の主張です^^
だって、イギリスもオーストラリアもさ。
日本を陥れるためだけにオーカスを作った。なんて話は聞いていなかったからです^^;

おそらく。
あくまでも新しい安全保障体制。新しいアジア秩序のために協力してくれ。と、
そんな物凄い綺麗な言葉。物凄い理想論によってアメリカが説得したもんだからさ。
いざ問題が起こった時に何一つ協力してくれなくなっちゃった。・・・わけです。うん^^;



さあ。困った。困った。
このままでは日本の負担をアメリカだけが背負う事になる。
しかし、イギリスもオーストラリアも協力しようとしない。
もしもアメリカが強引にでも協力させようとした場合。
日本の負担を背負わせようとした場合。
まず間違いなくイギリスもオーストラリアも、同じ事を提案してくるはずです。
言わずもがな。

「それじゃあ日本にもオーカスに参加してもらえば良いじゃないか」

うん。ド正論です^^;
どこの誰であろうと一切反論の出来ないド正論で御座います^^;
日本こそがアジア最大の親米国家である事は世界の常識ですからね。
そんな日本をアジアの安全保障体制に加える事に何の問題があると言うのでしょうか?

・・・うん。今のアメリカには。ディープステイトにはあるんです^^;

「それだと何のためにオーカスを作ったのかわからないだろっ!
日本を陥れるために。日本を都合良く利用するためにオーカスを作ったんだっ!
だから、日本が中核などと認めない。日本は黙って奴隷のように従っていれば良いんだっ!」

とまあ、そんな感じでさ。
そんなアメリカの。ディープステイトの声なき悲鳴があった事でしょうねぇ^^;
無論。こんなバカ丸出しの言葉に誰も賛同などしないので、絶対に表に出てきませんが。
それでも今のアメリカ。ディープステイトの本音はコレでしょう^^;


「じゃあいっそアメリカが全てを背負うのか?そうすれば全て解決するのか?」

いや、それも出来ないんです。
だって、それが出来るんだったらパクス・アメリカーナは消滅していないでしょ?^^;
そもそもの話として負担に耐え切れなくなったから。
だから、アメリカは世界の警察と言う地位を放棄してね。
従来の世界秩序だったパクス・アメリカーナは消滅したと言うのに・・・。
ここで日本の負担をアメリカが背負う。となったら本末転倒も良いところです^^;

「そんな事が出来るんだったら、パクス・アメリカーナは維持出来ただろうがっ!」

と、そんな至極真っ当なツッコミがアメリカ中から。もう世界中からで出てきます^^;
うん。そうですね。
だから、もうダメダメです。もう本当にどーしようもないわけです。
事ここに及んでアメリカはアジア戦略において進退窮まったわけで御座います^^;



でまあ、そんな進退窮まったアメリカは何をやったのか?

まっ。物凄く簡単に言えばさ。
東京都知事の小池百合子さんと同じ事を言い出したんです^^;
ほら。築地も豊洲も両方残す。とか物凄いテキトーな事を言い出したでしょう?
アレと同じようにアメリカもテキトーな事を言い出したんです。

「日米同盟も重要だ」

・・・と、あれだけ全否定したはずの日米同盟を維持する方針に切り替えたんです。
いや、もうメチャクチャだっ!・・・です^^;



まあ、もう一声指摘するとすれば。
どうして日本がオーカスに入れないのか。わかりますでしょう?^^;
日本がオーカスに入ったら、日本を正式にアジアの中核として認める事になるからです。

現在のアメリカ。少なくともディープステイトは日本を都合良く扱うためにね。
何が何でも日本の地位と権利を認めないつもりなんです。
ですので、今の日本はアメリカによって中核から外された状態なんです。


「いや、それじゃあ今の日本はどんな状態なんだよ?」

今の日本は・・・何でもありません。何だかよくわからない状態です^^;
何だかよくわからない状態で、ただ都合良くアメリカが日本を利用している。と、
それだけの状態に私達日本は追いやられている、わけで御座います^^;

うん。仕方ありませんよねx。
だって、アジアの中核は日米同盟でもオーカスでも無いんですから。
どっちも重要だ。と言いつつも、どっちも選ばない。
そんな恐ろしく無責任な事をアメリカ。バイデン大統領はずーっと続けているんです^^;

そのために日本もアメリカも。何ならアジア諸国全体の国家戦略。安全保障戦略がね。
どーしようもないくらいガタガタのボロボロになっているんです。


こんな状況でさ^^;
北朝鮮のミサイルが変なところに飛んで行ったら、一発でアジア地域は崩壊します。
うん。崩壊しないわけが無いんです。日本もアメリカも何もやらなかったからです。

アジア地域全体が不安定化して、あっちゃこっちゃで戦争が起こるでしょうね。
そして、それら全ての戦争をアメリカは見て見ぬフリをします。

・・・ん-。まっ。一応は形式的に。口だけは動かすかな?^^;
戦争はダメだ。平和が一番だ。みたいな何の意味も価値も無い言葉を垂れ流すだけ。
それ以上の事はアメリカはやらないだろうし、そもそも出来ないでしょうねぇ。きっと。





うん。皆々様。どうか目を背けずに御覧下さいませ。
これこそが現実。現在のアジア情勢の真実なので御座います。

事実は小説よりも奇なり。

世界中が驚愕し、ロシアですらも驚愕しただろう大事件。
アメリカ合衆国による身勝手極まる権力の乱用と暴走の果てに。
アジア地域の全てが破壊される。と信じられない大事件が起こってしまった、わけです。


これだけメチャクチャな事をしてしまったがためにね。
アメリカは動けなくなってしまったんです。
ヘタに動けば、日米同盟を選んだのか?オーカスを選んだのか?
日本を裏切ったのか?それともイギリスとオーストラリアを裏切ったのか?
そんな物凄い政治的な大問題が起こる状態を自ら引き起こしてしまったんです。

これは安全保障も国益も、その全てを無視して国家権力を乱用した事が全ての原因。
一から十まで全部が全部。アメリカ合衆国の自業自得です。
もう一切において情状酌量の余地がありません。ただただ酷いの一言で御座います。


・・・私が親米派から転向するには十分過ぎる理由で御座いました。




だから、安全保障戦略を司る者として断言します。
何があろうとも日本もアメリカも対応出来ません。
安全保障戦略が無い以上は、その下位となる軍事戦略で行動する事になりますが。
その場合には基本的な防衛が関の山。自国防衛が関の山。
それでも頑張ってギリギリで台湾防衛をするのが限界なのであり。
これ以上の事をしようとすれば、ほぼ確実に失敗します。
最悪の場合。
世界最強のアメリカ軍が敗北する事も覚悟する必要があるでしょう。

なので、このような物凄いリスクがある以上アメリカは動きません。
アメリカ本国にまで影響が及ばない限り知らぬ存ぜぬを通そうとする事でしょうし。
そして、それは同時にね。
ロシア側にとってはミラクルビッグチャンスとなる、わけですね^^;


最後に改めて申し上げますが、日本もアメリカも油断し過ぎです。
ロシアなんて大した事が無い。どうせ何も出来ないだろう。
どうせ何もせずとも何も起こらないだろう。今日と同じ日が明日も明後日も続くだろう。
そんな致命的なまでの油断が、恐ろしく危機的な今の状況を作ったんです。
日米両政府の怠惰で無責任な姿勢が、全ての元凶となってしまったので御座います。

・・・日本もアメリカもマトモな安全保障1つ構築せず、丸裸の状態なんですからね。
どうぞアジアの全てを。何なら世界の全てを好きにして下さい。と、
そう言わんばかりの態度にロシアからは見えているでしょうねぇ。ホントにさ^^;



とまあ、今回はここまでにしておきましょうか。いやはや^^;

それでは本日もまた失礼致しました。皆々様。おやすみなさいませ^^














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最終更新日  2023年12月06日 07時54分35秒
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