サツマイモといえば鹿児島県
その鹿児島県でさつまいもの苗をなんと45種類も販売(販売できなかったものを加えると49種)している会社をみつけました。
紫が目にいいとか、効用とは関係なく、色が違う野菜というものには、必要以上に反応する私紫芋など加工用で美味しくないと聞いていても、取り寄せて育てていたのですが。
加工する以前に出来ない(笑)このあたりはサツマイモに合わないとか??
それが去年、さつまいもにいいといわれる肥料を隣の県でみつけて、使ってみたらちゃんと収穫できたので、今年はもっといろいろな種類を作ってみたいと思っていたところ、グットタイミングの出逢いでした。
鹿児島では100年以上まえから、この紫いもが畑の隅っこで作られていて、おばあちゃん達があんこにして綺麗な色を生かし貧しい食卓を飾っていたとか。
絶えることなくそれを引き継いできたのは、そんなおばあちゃん達の力だそうです。
そのお陰で、いまでは流行になってきていますが、またそれも去るでしょう。
ツルを採って続けていくということの大切さをムラサキ芋は語っているのかもしれません。
イギリスで確か赤い花の咲くソラマメを探して保存するチームがあると、だいぶ前に何かで読みました。
今のソラマメのほうが収穫も多く知らないあだにみかけなくなった赤い花のソラマメ。
今の優秀なソラマメがこの先どんな新しい病気で駄目になるか解らないので、赤い花のソラマメの種を保存しておく必要があるとか。
それが原種なのかどうかわかりませんが、自然にあった原種はやはり神様が人間に与えてくれたものなのでしょう。
それを人は自分達の利益のために改良しバイオの力で様々な変異を人間に都合よく出している。
日本ではじゃがいもは白か黄色と決まっていた10年ほど前にも、アメリカのカタログには様々な色のじゃがいもが並んでいて、ずっとそれらのじゃがいもを食べてみたい、作ってみたいと思っていました。
色変わりにも原種という言葉にも敏感な私を満足させてくれる会社が少しずつ増えているようです。
この会社の会長さんのお言葉の最後には『自然食品色素の根幹の一つとして...歴代のおばあちゃん達に深く頭を下げます。』とありました。
いいですねえ・・・こういう会社。
緑のナス、インドのものですが、毎年作っていますが、そんなナスはナスじゃあない!地元のおじいちゃんおばあちゃんは皆そう言い放ちます。
常識的な色以外は認めないその体質は、野菜に限らず人生のすべてに当てはまることなのだろうと思ってみています。
小学校で色変わりのものを畑で3年栽培し、子供達に見せてきましたが、それをよしと思って引き接いでいる教員は皆無食育などという言葉がこれだけあちこちで言われている世の中で、教員が食育は愚か、食に鈍感なのもまた、農業地域であるこの地の実態なのでしょう。
ナスはナスか、長ナスかベイナストマトは大玉か、ミニかフルーツトマトかモモ太朗?ジャガイモは男爵(煮込み料理などしないのでメークインは人気なし)サツマイモは紅東か金時他を知ろうとしない人たちが農業に従事者の多くを占めているのは悲しいことです。
情報操作という言葉がありますが、まさに生産も操作され消費者の人たちは自分達の食を選ぶすべを知ろうとしない・・・作り手だけではなく、買って食べる側にももちろん問題があるのですが。
売れる売れない、ここに合う合わない、美味しい美味しくない?そんなことは二の次として、育てたことのないものを育ててみたいし食べてみたいし何にあうか料理の工夫もしていみたい私です。
さつまいもの苗10種類選びました今日鹿児島から届きます。
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