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今月の「偉大なるOrldes」訪問記です。。。今回も「A氏」と二人旅。あまり時間がないので近場の探索と決め込み「桑名市」へと向かいます。あぁ、昼食はいつも通り…名阪国道大内IC、名阪上野ドライブインの「おすみ」にてホルモン焼飯です。。。(笑)今回の目的は【六華苑】です。別名を「諸戸家住宅」といい、三重県でも数少ない国指定重要文化財で、桑名の豪商諸戸家の本家に当たる家だそうです。重厚な日本建築の建物に連続して建てられた洋館は「近代建築の父」と名高い「ジョサイア・コンドル」氏の設計によるもので、当時の「洋風豪邸」の代表とも言える建物。その庭園も素晴らしく…以下【Wikipedia】をご覧下さい…(こればかり…汗)残年ながら、隣接する「諸戸氏庭園-西諸戸邸」は公開時期ではなかったので見ることが出来なかったのですがまたの機会の楽しみに。。。洋館部の外観。明治~大正の洋館の見本みたいなディテールですね。この角度から見上げる塔部は圧巻…3階建ての計画だったが海を見るため伸ばしたとか。まずは「本館」を見学。中庭と呼ぶにはあまりにデカイ…ココでも発見!壁から持ち出しの違い棚。見事な造作です。。。「西諸戸邸」との界壁の土塀。規則的なディテールがイイ感じ。この欄間、横スライドの「曇りガラス」が入ってます。自然空調の基本だね。見事な庭園の奥には…滝まである!なんともスケールが違うなぁ…照明器具も趣があります。これは吊り束に取付けられたもの。見事な金細工は長押の「釘隠」です!菊に桐か…由緒を感じますね。客間の床の間…二人は寝ることが出来ますが…(汗笑)「通し矢」でも出来そうな廊下ですねぇ…平行して畳敷きの「前の間」が並んでいます。屋敷奥の「一番蔵」の戸。見事な黒漆喰の逸品!写真では解りにくいが、顔が映るほどの見事な磨き込みでした。。。この可愛いの…照明のスイッチです!なんとも優雅だね。。。洋館入り口横のトイレに太陽光を導くトップライト。フムフム…(謎笑)立派な待合室。来客が頻繁だったのでしょうね。暖炉の上の鏡の位置が高いのは、輸入品をそのまま使ったからなんだとか。家具類は輸入物ばかりでした。ほとんどは英国製だったなぁ… 洋館の方の写真が少ないのですが、撮り忘れたわけではなく…見慣れた感じ?だったのです。10年ほど前は「洋風建築」を嫌と言うほど見てきたので…「北野の異人館」と大きく変わりはない、かな?面白かったのは…部屋ごとに配色を変えてあるので、ドアの表と裏の色が違う、とか…トイレのタイルが意匠を凝らした物だ、とか…どの部屋にも暖炉がある、とか…いや、ホントにスバラシイ物ではあるのです。ただ…あまり興味がわかなかったかな…(汗)さぁ、次は何処へ行こうか?たぶん9月かな…滋賀か兵庫かねぇ。。。
2008.07.30
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引き続き「屋根」のお話です。今回は「洋瓦」について。一般に「洋瓦」と言えば、セメント系の薄い物を指します。今回お話するのは、「土」から焼成された「本物の瓦」です。「瓦」と言えば「日本瓦」をイメージしますが、海外での歴史のほうがずっと古いのです。【S瓦】・・・一般に「スパニッシュ」とも呼ばれます。西洋建築とともに移入されたデザイン。地中海沿岸の建築をイメージさせるような洋風感覚あふれる屋根に葺きあがります。実は「バレル型」という、日本の本葺き瓦のように、山と谷が別々の瓦で構成された瓦の模造品。高価で手間のかかる「バレル」を、山と谷が一体となった一枚の瓦で形成したものが「S瓦」です。その結果、施工性・コストパフォーマンスなどが著しく向上しました。最近では、軒先部だけをバレル状にしたタイプも出回ってきました。【F瓦】・・・「フラット瓦」と呼ばれます。平板状のシンプルなデザインが特色です。また、その表面にデザインを施した物も多く多数製品化されています。屋根の外観は、西洋建築の伝統であるスレ―ト系屋根材のフラットデザインを周到します。そこに「陶器瓦」ならではの美しい色彩と優れた耐久性を兼ね備えた素材です。相対的に見ればトータルバランスに優れた屋根材と言えるでしょう。 【ビーバーシェイク】・・・ドイツなどに見られる、下部が丸い形状をした平板瓦です。その形状が「ビーバーの尻尾」に似ているために、この名前がついています。「釉薬」を掛けずに焼成する「素焼き」なので、寒冷地には不向きです。【スクエアータイル】・・・床に貼る「テラコッタ」を屋根に使ったと考えて下さい。これもやはり「素焼き」ですので「吸湿性」が高い。日本で使うには覚悟?が必用です。【ローマンタイル】・・・ヨーロッパ各地に見られる、シンプルな筒状が連続した瓦です。一般的には「ダブルローマン」と呼ばれる「小波」が多いですね。山幅は150mmぐらい。施釉された物も有りますが、元来は「素焼き」の物でした。「スパニッシュ系」よりは自己主張が少ないデザインで使いやすいが…どっちつかず?のデザイン。これを模倣した「セメント系ローマン瓦」は30年程前に一精を風靡しました。。。次回は「セメント系屋根材」についてのお話をしましょう。
2008.07.25
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どうやら梅雨が明けたようですね…いや、テレビからの情報ではなく「ミンミンゼミ」君がそう言ってます…(汗笑)すでに真夏?日中の気温は36度…体温と同じですからねぇ…そりゃぁ暑い…思わず水に飛び込みたくなるのは私だけでは無いと思います。山間の清流ならばなおさらに気持ちがいいだろうなぁ。。。木陰に吹き抜ける風は最高!海は…ベタベタするからパス…(笑)夏の暑さに対処する方法には幾つか有りますよね。「打ち水」などは見た目にも涼しくて気持ち良さそうですが…現実には「湿度」がかなり上がりますので、「むあぁっ」とした風が。井戸水や雨水の貯め置きなどが有れば良いのですが、水道の水ならばコストもかかります。やはり効率的なのは「陽射しをさえぎる」という方法。南側に大きな落葉樹が有れば最高ですが、広い庭が条件となります。軒の出幅が1000mmほどあれば真夏の陽射しを遮ってくれますが、これも工事が必用。さぁて、安価な方法は…日本古来の「すだれ」「よしず」などは非常に効果が上がります。家の中は当然に暗くなりますが、「簾」の隙間から入る光は風情があるもの。。。エアコンを使う場合でも、直射光が入らなければコストを押さえることが出来ます「シャッターを半分下ろす」とすれば風が入りにくくなります。遮光カーテンの場合は太陽光が室内に入るので輻射熱が。洋風の家には似合いにくいですが…まずは「快適」に。それが一番大切ですから。。。
2008.07.19
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少し時間をかけて創り上げてきた【高畑の町家】の主要工事が完成!正確には「特定非営利活動法人 地域密着型相談センター とまり木 」という…長い名称なのです…(汗笑) 長い間、地域での活動をされてきたのですが、先月に法人格を取得。今後の活動の更なる拠点として事務局近くの古民家を手に入れたのです。で、その改修工事を「CRAFT」が主となって着々と進めて参りました。HPはこちらをご参照ください。あぁ、まだ新しい拠点のことは載っていませんが…(汗)奈良町にほど近い「高畑」の旧市街。乗用車1台がギリギリ入る細い道の奥にその家は佇んでいます。4連棟の長屋は…おそらく築後80年ぐらいかな?以前の改修時の痕跡を辿ってみると…目張りした新聞の日付は昭和37年。何度も手を加えられてきたのでしょうね。。。今回は…構造体以外の全面改修!工事の様子は下記をご参照下さいませ。。。【高畑の町家】-解体工事 【高畑の町家】-施工写真昔ながらの町家。さすがにかなりくたびれていました…「賃貸用」としての建築物であるが故に、そんなに高級な材料も使ってはいない。構造材も太くはなく、借り手もメンテナンスに手をかけることは少なかったのでしょう。根本的な工事が出来ればよいのですが、長屋であるという条件では難しい部分もあります。なにせ、壁は隣の家と共用なんですから… さらに、コストも出来るだけ抑えなければならない…(悩)痛んでいる場所をチェックし、まずは必用最低限をクリアしてゆきます。その上で気になる部分を補強し、一番大切な「人の命を守る」ということを満たしていくのです。耐震の考え方は様々ですが、「万が一こうなっても、この部分で持ちこたえる」という…絶妙な?バランスを考えながら補強を重ねます。さぁ、ただ頑丈であればいいのか?当然「NO」です。古民家の良さを残しながら、現代生活に見合った性能を満たさなくてはなりません。また、質実剛健だけではなく意匠にもこだわりたい。「古き良きもの」と「現代センス」の融合…これもまたバランスが大切!奇をてらっただけのデザインは「著名建築家センセー方」にお任せしましょう。。。(笑)施工前の平面図です。昔ながらの町家、だね。。。計画図。とりあえず、お風呂は年末の二期工事に延期します。現代の生活に於いて、決して使いやすいとは言えない間取り。さぁて…門屋のアルミ建具は取り払いました。地域の人が気軽に入ってくれるようにね。6畳ほどの前庭は小粒の砕石を敷き込み、真っ白な壁とのコントラストを表現。あぁ、壁は既存漆喰がしっかりしていたのでペンキ塗りで仕上げました。コスト削減…(努力)土間からの「玄関の間」を、今風?の玄関に。靴脱ぎは段差を付けて框に腰をかけれるように設定しました。低かった天井を200mm高くし、その隙間は付け梁で造作します。隠れていた丸太も半分顔を出してくれました。。。小さなLDKは「憩いの間」です。近いうちに広めのダイニングテーブルが納められます。料理やお茶を楽しみながら、徒然な話しをされることでしょうね。。。玄関とリビングは腰壁と磨き丸太で「ゆるく」仕切ります。連続空間でありながら、気持的に仕切るという…この辺りはボクの得意技?ですね~(笑)和室とリビングは「引き分け戸」で仕切ります。通常は開け放し、お泊まりの方がいれば占めることが出来る、といった考えです。元は「4枚引違い戸」だったのですが、この真上に梁があり、その過重分散とX方向の補強をしたかったのです。これでクラッシュアウトだけは避けることが出来ます。和室の壁はオーソドックスに聚楽塗り。で…床の間は「黒漆喰」の磨き仕上げ!下の方には「左官屋マコちゃん」の業で紫陽花の葉が刷り込まれています。そう、ちょうど紫陽花が涼やかに咲いていたのです。ロマンチック~♪ …え?似合わない?…(汗笑)中庭の造作は今回は見送り。秋に予定している浴室の工事に合わせて「何か」を企んでいます。。。一番奥の離れ座敷。壁は「漆喰の中塗り」状態で仕上げとしました。薄い桃色で、ボワ~ッとした雰囲気。。。茶室の風情を表現したかったのです。吊り押し入れの下部の空間は外部からの坪庭とし、新たにFIXを取付けました。この部分はまだ未完成なので後日に。。。門屋をくぐれば砕石の庭。水を打てば真っ黒になってイイ感じ。。。玄関の靴脱ぎは幾何学線で構成。モルタルにステインで仕上げています。この角度が一番お気に入り!中の和室からリビングを通して見た玄関。。。黒漆喰の床の間はアンティーク調?古民家の風情を強調しているよね~。月内には坪庭の装飾を終わらせて最終引き渡しとなります。過剰な装飾の無い、自然素材に包まれた風の通る心地の良い空間。いずれ、たくさんの人がこの家を訪れるのでしょう。その方々が「なんとなく気持ちいい」ということを感じてもらえればいいなぁ、と思っています。。。●設計・施工…「理想建築工舎CRAFT」◆基本構造…木造瓦葺き平屋建◆工事概略…耐震補強工事・造作工事◆床 面 積…52.87平米
2008.07.15
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関西はまだ梅雨なのか… 今日は朝から現場の作業。「坪庭作り」で汗だく…(泣)暑い日が続いていますが、どうやら各地で「山沿いではにわか雨」だとか。天気予報の的中率が高くなったことは有り難いのですが…洗濯物はどうしようか…突然の雨に濡らしてしまってはどうにもならないですからねぇ。最近では「物干場」という言葉はあまり聞かれなくなりました。テレビで見る「サザエさん」は庭先に物干し台を置いて干してます。しかし、最近の住宅事情では「庭」が思うように取れない…30坪の敷地ならば、ガレージを取ると「庭」はほとんどなくなりますから…(汗)結果として「ベランダ」に干す必要性が出てきます。こんな場合、まず考えなくてはならないのはベランダの「奥行き」です。有効な奥行きが80cm程度のベランダでは、物干し竿を2本かけるのにも苦労します。できれば内法で120cmは確保したいですね。これなら5人家族ぐらいまでOK。奥行きを取るのが難しい場合は、とにかく幅の広いベランダにします。さらに「屋上」をバルコニーにする方法も有ります。ただし、「洗濯物」を持って上がるのが大変にはなりますが…(汗笑)洗濯物を干すためのベランダ。絶対に南側である必用はないんです。もちろん、まったく陽の当たらない場所ってのも気分的には良くないですが…基本的に「乾かす」という目的であれば、日照よりも風通しが重要になります。風がよく通り、太陽が1時間ほどでも当たるのなら充分だと思います。
2008.07.12
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今回からは「屋根材」についてのお話です。屋根の材料と言えば「瓦」だ!と言うのは一昔前の話ですよね。現在では非常に多くの屋根材が使われています。「純和風」の家ならば素材は限定されますが、現代は住宅のデザインも様々…イメージに合わせて多種多様の屋根材を使い分ける必要があります。それでは、一般的に「瓦」と呼ばれる物からお話を進めます。まずは「和形」と呼ばれる物。よく見受けられる「日本瓦」などの総称です。断面は緩いS字形。一般的には「釉薬瓦」と「いぶし瓦」が良く使われています。【釉薬瓦】…通常は赤土を原料とした粘土で成型されます。主に「引掛桟瓦葺き」で施工されます。表面に釉薬をかけて焼成するので多彩な色柄を表現できます。和形瓦の中では安価な部類です。表面はガラス質となり吸水しませんので、凍害のおそれのある寒冷地ではほとんどこのタイプです。【いぶし瓦】・・・黒土の粘土を原料とします。古来よりの「土葺き」も未だ多く見受けられます。釉薬を使わず、焼成したあとに空気を完全に遮断、「むし焼き」にする燻化工程が特徴です。この時に「LPG」などで素地表面に銀色の炭素膜を形成させます。このような工程を経て「いぶし銀」と呼ばれる色を作り出しています。【無釉瓦】・・・釉薬を用いずに「素焼き」にし、酸化、還元などの技術を使って窯変色を出します。また「金属酸化物」を原料に練り込む方法も。予測不能な色合いは炎の芸術とも言えます。一般的には「赤土」を使います。「備前焼」を思わせる、趣のある瓦です。次回は「洋瓦」についてのお話をしましょう。
2008.07.09
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東生駒の「よくばりな台所-翔屋」さん。オープン直後から大賑わいだそうです!自分が手がけたお店が繁盛しているって嬉しいものですね。。。詳細は後日にアップします。まだHPは出来ていないのでこちらをご参照ください。さて、またまた店舗設計の御依頼です!今年は「一般住宅」はほとんどやってない…何とも複雑な気持ですが…(汗笑) いやいや、店舗は制約も多いし工期も短い。予算も相応に制限されるのですが、そこがまた楽しいのです!アイデアでどうにか納めるのが腕の見せ所。。。お店は近鉄八木駅の近く。10坪ほどのこぢんまりした空間です。で…ネパール料理?う~ん… 調べてみたら、やはりインド料理に近いようです。高地だからか、唐辛子を使った辛めの味付けかな?たぶん…(汗)さぁて、座席は20席は欲しいし、タンドリーの窯を置くスペースも必用。室内のイメージは、やはり白壁にチークの古材かな…あまり装飾を加えず、ネパール伝統の織物や民芸品を飾りたいなぁ…と言うわけで、一昨日に初顔合わせして「第一案」を提出。コンセプトやテーマを露わにしてゆきます。料理の内容までもお聞きしなきゃね。片言の日本語と、片言の英語が入り交じる不思議な打ち合せ風景。。。(笑)早速、今日と明日で「第二案」を完成させちゃいます!10日には現在のお店を拝見しに大阪へ。まぁ…仕事よりも飲んで食べて、となりそうですが。。。(大汗)厨房上空?からの斜め鳥観図です。エントランスの横にはカップル席が。。。(愛)エントランスから厨房を臨みます。この席数ならばユトリは有るね。。。
2008.07.07
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