こんにちは~

そう、監督さんは作家なんですよね。 このミシェルのモデルでもあり。
さすがに構成がきちんとしていましたよね。
いい映画でした。
(2009.12.31 17:31:30)

Nice One!!

Nice One!!

PR

×

Calendar

Archives

2026.05
2026.04
2026.03

Comments

びー。 @ Re:久しぶりぃ〜(09/01) おかえりなさいませ? なんか違うな。別荘…
みえこ55 @ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) お久しぶりです〜^o^ ブログにコメントを…
rose_chocolat @ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) kaoritalyさん コメントありがとうござい…
kaoritaly @ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) ご無沙汰してます。 ベスト10の映画、…
rose_chocolat @ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
2009.12.30
XML
カテゴリ: 洋画(さ行)

原題: IL Y A LONGTEMPS QUE JE T'AIME/I'VE LOVED YOU SO LONG

監督 : フィリップ・クローデル

出演 : クリスティン・スコット・トーマス 、 エルザ・ジルベルスタイン 、 セルジュ・アザナヴィシウス 、 ロラン・グレヴィル 、 フレデリック・ピエロ


観賞劇場 : 銀座テアトルシネマ

公式サイトはこちら。


<Story>


15年の刑期を終えたジュリエット(クリスティン・スコット・トーマス)は妹レア(エルザ・ジルベルスタイン)の家庭に身を寄せる。
義姉への不信感を抱くレアの夫リュック(セルジュ・アザナヴィシウス
)はぎこちないが、彼の老父や2人の養女は屈託なくジュリエットを迎え入れるのだった。
2週間に1度警察に出頭しながら就職先を探すジュリエットの心は深く閉ざされたままだ。
愛する息子を自ら手に掛けた理由を裁判でも決して語ることはなかった姉。
その心に近づきたい一心でレアは誠心誠意向き合おうとする。

ずっとあなたを愛してる - goo 映画
ずっとあなたを愛してる - goo 映画




<感想>

この日2本目。
正直本作、あまり過度な期待はしておりませんでした。 
予告でこんな感じだと、すごく期待してしまうと、実際はそうでもなくてがっかりしたパターンのフランス映画もあったりするので(苦笑)、それだとつまんないなあと思ったので、軽く入っていけばいいやと思いながら観賞しました。


ですがこれが、初めは重苦しい感じ。 
15年の刑期をするということは、それなりの罪です。
平静を装っているジュリエット、ですが彼女は十分すぎるほど傷ついていて、そして妹のところに行っていいのかさえも本当に揺れている。
そして姉を迎える妹だって揺れている。
本当に姉を受け止めることができるのか。 家族は平穏に暮らせるのか。 あとからあとから考えるときりがない心配がレアを襲う。




ずっとあなたを愛してる
(C)2008UGCYM-UGCIMAGES-FRANCE3CINEMA-INTEGRALFILM





レアにとって、自分の姉はかけがえのない存在だけど、自分の家族もかけがえない。 家族を守れるのかという不安がそのまま姉への不信感となっていく。 トラウマから脱却するのは難しいが、何があっても向かい合う姿勢が、ジュリエットへの信頼を取り戻すことにもなったのだろう。


刑期を終えた犯罪者の社会復帰は容易ではなく、情報として得ていても、個人のフィルターの前に無残に選別されてしまっている。 
この立場の人たちを身近で理解した人間でないと、他人事になってしまう。
その意味で、ミシェルの存在は重要となってくる。 誰も自分を必要としていないと思っている人を支えたいと思う気持ち。 もちろん単に義務的な気持ちだけではできるものではなく、彼女と自分が抱えている孤独や問題が一致していると感じられないとできないことではあるのだけど。
罪は罪、それを償っていたとしても、そのことに対しての意見は様々だし、それで済む問題ではないということもあるだろう。 しかしながら、社会へ戻りたいとする希望に、誰かが手を差し伸べてあげる必要はある。 手を伸ばしてくれる人がいるということは幸運なことだし、理解者がいるというだけでも人間は救われるものがあるのだから。
社会復帰希望の犯罪者ということでなくたって、自分を支えてくれる人の存在はただただありがたいし、それだけでもう自分は人間として許されたようにも思える。


そして誰にも語られなかったジュリエットの罪の詳細。
彼女なりに懸命に考えた結果、最善の策。。。 だったかもしれない。 けれどレアの言うように、相談できる人はいなかったのかとも思ってしまうのだけど。。。
それを誰にも一言も言わずに、全て自分でかぶることが、せめてもの罪滅ぼし。 しかしながらそれによって彼女は傷つき過ぎるほど傷ついてしまった。
そこに不躾に介入してくる存在に対して、彼女が牙を剥くのもわかるんですよね。 「あなたに何がわかるの」と。
それでもなお、ずっとあなたを愛しているから。。。 そう言ってくれる人がいる、その幸せを素直にかみしめていく。 そうやって私たちは生きていくことができるのだと思う。
ジュリエットの一途な想いも胸を打つし、ミシェルの言葉の一つ一つもとても包み込むように優しくて。 レア一家の見守る姿勢も、きっとジュリエットにとっては、心の傷を回復するのに大きく貢献したに違いない。


クリスティン・スコット・トーマスの作品は結構観ているようで、 『ブーリン家の姉妹』 にも出ていたようですが、クローズアップされないとちょっとわからなかったかも。
エルザ・ジルベルスタインは『モディリアーニ』で観賞済みなんですが、あの時とはまた大きく違う役。 薄幸の美しさが際立った 『モディリアーニ ~真実の愛~』 とはまた違って、生活感があってしっかりとした女性を演じていました。
そして、作者&監督のフィリップ・クローデルが自身を投影したミシェル役のロラン・グレヴィルがよかったなあ。 プロダクション・ノートには「いかにも女性にモテそうにないルックスの俳優を選んだ」とありましたが、絶対にそんなことないと思うんだけど(笑) こういう大人の魅力あふれる男性はちょっとツボでした^^ やっぱり男は包容力。 上の写真見てたってすごく素敵じゃないですか。。。




***********************************




今日の評価 : ★★★★
















お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.12.31 08:53:45
コメント(14) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


年も押し迫って  
KLY さん
最後の最後にまた素敵な作品を観ることが出来ました。しかし映画初監督とはいえ、小説家だあとやはり脚本や人物描写が上手いんでしょうか、ジュリエットの心が開いていく様子が本当に丁寧に描かれてました。周りとの距離感や、心のそこに秘めた重苦しい想いなんかもよく伝わってくるんで、自然と引き込まれちゃいました。 (2009.12.31 11:34:41)

KLYさん   
rose_chocolat  さん

クリスティン・スコット・トーマス。  
BC。 さん
rose_chocolatさん、こんばんは。

この作品、私の地方では1月下旬から公開です。
内容的に重そうだけど、気になっている作品です。
クリスティン・スコット・トーマスは地味だけど良い女優さんですよね。 (2010.01.06 21:31:05)

BC。さん  
rose_chocolat  さん
こんばんは~
いっぱいコメントありがとうございました^^

>この作品、私の地方では1月下旬から公開です。
>内容的に重そうだけど、気になっている作品です。
>クリスティン・スコット・トーマスは地味だけど良い女優さんですよね。
-----
監督のフィリップ・クローデル=作者なので、とても綿密に構成がされています。 映画でもわかりやすいように組み立ててあり、この作品に対しての彼の想いも十分伝わってきました。

確かに重たいし地味なんですけど、こういう作品を観賞すると、映画っていいなと改めて思います。
(2010.01.07 01:56:36)

最後に希望が・・  
Cartouche さん
こんばんは。
私もあの事件の真相よりもどうして彼女の味方をしてくれる人がいなかったのか?その孤独に悲しさを感じてしまいました。
重いけれど、ラストは希望があって良かったです。
TBさせてくださいね。 (2010.01.08 18:18:48)

Cartoucheさん  
rose_chocolat  さん
こんばんは~

>私もあの事件の真相よりもどうして彼女の味方をしてくれる人がいなかったのか?その孤独に悲しさを感じてしまいました。

確かに。 ただ、実際に自分の周囲にこういうことがあったとしたらと考えると、所詮そんなものなのかもしれません。
第三者的視点からは共感できても、リアルとなると話は別ですよね。
そしてその人の人柄にもよりますし。。。
本気で応援してあげたいと思っても、世間的がそうはさせない場合もあるし。
難しいですね。

>重いけれど、ラストは希望があって良かったです。
-----
少しでも希望があってほしいと思ってしまいますね。
(2010.01.10 19:53:53)

1本目  
かえる さん
rose_chocolatさん、こんばんはー。
コメントをありがとうございました。
自分のTLだけ読んでいればいいつぶやっきーのスタイルに慣れちゃって、ブログ訪問を怠っている近頃の私・・・。
TBだけですませてしまったところを、すみません。

私はこれが今年の劇場鑑賞の1本目だったんですが、期待通りのとてもいい映画でした。
rose_chocolatさんの心にもヒットしたようで嬉しいです。
ミシェルの存在が本当によかったですよねー。
こういう良質の映画を求めて、今年も映画生活を歩んでいきましょうー。 (2010.01.14 23:21:33)

フランス映画って  
margot2005 さん
好きですね。静かに展開されるドラマはとても見応えがありました。
姉妹の愛情に心打たれました。
レアの義父とジュリエット、話さない(話せない)ながらも理解しあっているような雰囲気の二人のシーンがとても素敵に見えました。 (2010.01.15 00:37:56)

かえるさん  
rose_chocolat  さん
本年もどうぞよろしくお願いします。
私も、コメお返事&TBお返しは貯まりに貯まっていて、それに自分の記事書きもあり、何となくだらだらとしてしまってまして。 どうぞお気になさらずに!

>ミシェルの存在が本当によかったですよねー。

そうなんですー。 彼がいてくれてジュリエットもよかったし、観客もわかりやすかったですね。
ジュリエットと幸せになってほしいなあ。。。 と、ついつい思っちゃいます^^
(2010.01.17 10:25:54)

margot2005さん  
rose_chocolat  さん
こんにちは~

>静かに展開されるドラマはとても見応えがありました。

私もフランス映画は好きなんですが、余計なものがあまりないところがいいんです。 これもシンプルに展開していきましたね。

>姉妹の愛情に心打たれました。
>レアの義父とジュリエット、話さない(話せない)ながらも理解しあっているような雰囲気の二人
-----
そう、あのお2人もよかったです。 会話がないのに、なぜかそこに無言の了解とか、許容がありました。 素敵な関係でしたね。
(2010.01.17 13:10:27)

はじめまして  
鉄平ちゃん さん
見たかった映画ですが、ようやく見に行くことができました。
たしかに途中から展開が読めてしまうのですが、
期待以上に素晴らしかったと思います。
少しずつジュリエットの過去が明らかになっていき、
それと同時に彼女の傷が少しずつ癒えていく様を
じっくり味わうことができてよかったと思います。 (2010.01.17 15:28:02)

鉄平ちゃんさん  
rose_chocolat  さん
はじめまして こんばんは。 
コメントありがとうございます。

>たしかに途中から展開が読めてしまうのですが、
>期待以上に素晴らしかったと思います。
>少しずつジュリエットの過去が明らかになっていき、
>それと同時に彼女の傷が少しずつ癒えていく様を
>じっくり味わうことができてよかったと思います。
-----
そうですね。 周囲に理解者がいてくれるかどうかで、全く犯罪者のその後は異なってくるようにも思います。
その点、ジュリエットは人に恵まれていましたね。
(2010.01.17 21:40:17)

TBありがとうございました。  
小米花 さん
本当にいい映画でした。

『モディリアーニ ~真実の愛~』は以前見たことがあるのですが、その時の女優だとは知りませんでした。

rose_chocolatさんの記事のTB欄から辿って、TBを少し送ってみま~す! (2011.01.15 23:39:02)

小米花さん  
rose_chocolat  さん
こんばんは~

そうなんです。エルザさんはあの女優さんなんですよ。
派手さはないけど、心に迫る作品でしたね。
(2011.01.16 04:49:56)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: