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びー。 @ Re:久しぶりぃ〜(09/01) おかえりなさいませ? なんか違うな。別荘…
みえこ55 @ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) お久しぶりです〜^o^ ブログにコメントを…
rose_chocolat @ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) kaoritalyさん コメントありがとうござい…
kaoritaly @ Re:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) ご無沙汰してます。 ベスト10の映画、…
rose_chocolat @ Re[1]:2015年my映画ランキング:元気にしています(01/02) みえこ55さん こちらこそレス遅くなりす…
2010.01.02
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カテゴリ: 韓国映画

原題:Sunny

監督:イ・ジュニク

出演:スエ、チョン・ジニョン、オム・テウン、チョン・ギョンホ



鑑賞劇場:シネマート六本木

韓流シネマフェスティバル2009公式サイトはこちら。



<Story>


時折近所のおばさんたちの前で歌を歌うのが唯一の楽しみのスニ(スエ)は、一人息子サンギル(オム・テウン)だけが生きがいの姑ソンファには勝てずに、毎月軍隊にいる夫の面会に行く。
しかし、いつも優しい言葉もかけてくれない夫サンギル。
ある日、彼女に酔ったサンギルが尋ねる。
「お前は俺を愛してるのか?」

サンギルの問いに何も言えずに帰ってきたスニは、翌月もいつものように面会に行くが、サンギルがベトナム戦争に志願して行ったという知らせを受ける。
行方さえ知る術のない夫を探して、ベトナムに発つことを決心したスニ。
ベトナムに行くことができるという言葉に、後先も考えずにジョンマン(チョン・ジニョン)を追って慰問公演団のボーカルとして、「サニー」という新しい名前を得た彼女は、炎と銃声のベトナム戦争の真っ只中に飛び込むが…

(Innolife.netより)



<感想>

この日最後の作品。
スチール写真からのイメージが、何となくコメディに思えてしまっていて、ちゃらちゃらしてるだけだったらしょうがないか、と腹をくくっての観賞。
ところがこれが結構自分的にはツボに来ました。 想定外。これだから韓国映画は面白いんだよね。 観ないとわかんないから。
大鐘賞主演女優賞、釜日映画賞主演女優賞等々、各賞にも輝いている作品。




この映画の唯一のマイナスポイントとして、スニが夫を追いかけるほどの理由が強く感じられなかったということがある。
姑に対してメンツを保つだけではないし、かと言ってサンギルとの対面シーンでも言葉に詰まっているので、理由としては少し弱い。
それでもなお、彼女が慰問公演団に入ってまでも戦火のベトナムに行ったというのは、言葉にこそしなかったけど夫のことが好きだったからだろうし、また半分は行き場のないことで意地になっていたんだとも思う。
自分が夫にはるばる会いに行って、彼の本心を確かめたかったのかもしれない。
初めはどうにかなるとたかをくくっていたと思うけど、そのうち、これは普通の旅ではなく戦時下であること、頼りになるのは自分の芸だけということがわかってきたようで、それに伴って彼女の歌やステージパフォーマンスもグレードを上げていった。
なかなか夫の赴任地に行けないもどかしさと、目の前で突然始まる、敵味方の区別がない戦いの現実。 戦争の恐怖と自分の希望とのあまりの落差にも関わらず、スニの決心は鈍ることはなかった。


お前は俺を愛してるのか? というサンギルの問いかけに、
「愛していると言えばよかった」という歌を返歌にするスニ。

愛していると言えばよかった。
あなたは遠くに行ってしまうのね。。。

たいていの場合は、いなくなってから気がつくものかもしれない。
自分の選択はこれでいいのかと自問自答しても、結局のところ彼女を動かしているのは、夫への愛と、それとは裏返しの憎しみなのかもしれない。
それまでのためらいをかなぐり捨てて、全てを賭けて彼女が歌う、"Susie Q"。
初めて人前で歌った時のあの羞恥心はもうそこにはない。
あるのはただ、自分の決心へ向かってひた走る、己の心だけ。


とにかくスエがいい。
表情を押し殺して生きてきたような彼女のどこに、そんな勇気があったのかと思うくらいの変身ぶりを見せてくれる。
足の震えまでもわかるような初舞台、
韓国軍の慰問で見せる、思いもよらない楽しみを見つけた時の弾むような気持ち、
そしてありったけの自分を表現したパフォーマンスの凄み。
彼女の声が好きです。 ちょっとハスキーな感じで。 いろんな場面でいろんな歌い方をしていて、器用に使い分けていました。
彼女の作品は初観賞ですが、今後もフォローしていきたい女優さんになった。


サンギル役のオム・テウンというよりは、チョンマン役のチョン・ジニョンの、調子のいい男の方がなぜか印象に残っている。
とにかく人を乗せるのがうまい。
そのくらいしたたかじゃないとあの状況じゃ生きられなかっただろうし、打算で生きてきた男ということはわかる。
だがそのチョンマンでさえも、スニの信念にほだされてしまうところも、何となく人情味を感じてしまう。
あとは韓国軍、米軍、ベトコンそれぞれの特色もよくわかる。 実際に戦っている立場からの本音もうっすらと垣間見えるのではないだろうか。


この映画では、ベトナム戦争への韓国軍派兵という、日本ではまず詳しく教わる機会がないことを改めて観ることができる。
日常にある戦争、味方なのか敵なのかわからない、農村での戦いの緊迫感は、完璧とは行かないが、再現シーンは工夫されていると感じる。
70年代のヒット曲、そして当時の世相もよくわかる。
先にも述べたように、理由づけが弱いことや、設定に少し甘い部分はあるものの、全体としてはかなり見応えのある作品だった。







終映後、スタッフさんとのジャンケン大会で勝った人1名に、『あなたは遠いところに』 の海外版ポスターをプレゼントしますというのがまたまたあり、前の 『ロマンチック・アイランド』 で見事に負けてしまったので(30人くらいいたからね)、当然リベンジです^^
今回は7~8人くらいでした。



よーし、じゃんけん。。。。






。。。。。






ぽいっ!





。。。。。











勝ちましたぁ!!! ウィンク




見事にゲットさせていただきました。
いやあ、ものすごい嬉しかったです。
これは額に入れて飾りたい。
デザインも私好みです。




DSCI0592
DSCI0592 posted by (C)rose_chocolat





いただくときにスタッフさんに、「この映画ものすごくよかったです!」
と感想を思わず言っちゃいました。
シネマートさん、本当にありがとうございました。





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今日の評価 : ★★★★☆
















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Last updated  2010.01.06 13:59:16
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